銃の種類を少し紹介!!
ハンドガン(拳銃)
コンパクトであるため主に近距離や狭い場所(室内など)で使用される。主に自動式(オートマチック) と回転式(リボルバー)とに分類され、作動方式や構造上の違いがある。(例外を除きこの両方に弾の互換性はない。)
対人用として殺傷できる一般的な有効射程距離は50m以内。実際に多く使用される距離は20m以内であり、FBIが調査したハンドガンが使用される平均距離は約7mと言われている。装弾数は5~17発 の銃が多く、引き金(トリガー)を引く度に1発発射される。セミオート(単発)射撃が可能なモデルが多いが、中にはフルオート(連発)射撃が可能なハンドガンも存在する。
オートマチック・ライフル
トリガーを引けば自動的に発射、排莢、装填を繰り返す事ができるライフル。セミオート(単発)射撃、または、フルオート(連発)射撃が可能なモデルが多く、一般歩兵が装備する軽量でセミ/フルオートが可能なオートマチックライフルは、「アサルトライフル」のカテゴリーに入る。
使用する弾はハイパワーなため、最大有効射程距離は200m以上と拳銃弾とは比べものにならない。軽く小さな弾頭を、拳銃弾よりも多い火薬量の組み合わせで使用される。有効射程距離は、アサルトライフルでは約200m、狙撃用セミオートライフルでは、1500m有効なものまで様々。重量は、一般歩兵にも負担の少ない3~4kgが多い。
アサルトライフル(突撃銃)
アサルトライフルは各歩兵が装備する主要武器で、装弾数30発程度の着脱が容易な箱型マガジンを使用するオートマチック・ライフル。マシンガンと同様にフルオート射撃が可能だが、マシンガンとは呼ばれない。通常、これらアサルトライフルはマシンガンではなく、オートマチック・ライフルのジャンルに分類される。重量が3~5kg程度と軽量で、使用者が身軽に行動でき、移動しながらの射撃も容易となっている。
有名なものに、米国のM16、ロシアのAK47など。
ボルトアクション・ライフル(狙撃銃など)
オートマチックライフル同様にライフル弾を使用し、手動で弾を装填するシステムが備わっている。よって、装填と排莢は手動で行う。 命中精度はオートマチックライフルより高いものが多い。
サブマシンガン(SMG:短機関銃)
拳銃弾を使用し外見はコンパクト。早い連射速度で弾を撃ち出すことが可能。近距離での攻撃に有効なカテゴリーであり、 1900年代初頭に登場。大きさは大型ハンドガンサイズからあり、隠匿しやすく火力が強いため民間では規制されることが多く、警察特殊部隊や対テロ組織に好まれる。
サブマシンガンで使用する弾は拳銃と同じで、多くのSMGで互換性がある。よって、パワーや射程距離は拳銃と殆ど同じだが、回転(連射速度)の早さから、拳銃より破壊力、ストッピングパワーに優れる。また、反動が小さいためコントロールしやすく、拳銃に比べ正確な射撃が可能。
ライトマシンガン(LMG:軽機関銃)
マシンガンには、人が1人で装備できるものから、数人で分担して扱うものまで様々だが、ライトマシンガンは1人で携帯し運用可能。ライフル弾が使用される。
ライトマシンガンの多くは分隊支援火器として使用され、歩兵で構成される分隊につき1~2丁のマシンガンで、歩兵の支援射撃を行う。基本的な給弾機構は、それぞれの弾がベルト状に繋げられており、ベルト・フィードと呼ばれる方法で給弾される。(中にはアサルトライフル同様にマガジンを使用するライト・マシンガンも存在する。)
ベルトフィードは、ベルトが繋がっている限り装弾数の制限が無く、無限に撃ち続ける事ができるが、実際には射撃によりバレルが加熱される為、200~300発の射撃でバレル交換或いは冷却時間が必要。
ライト・マシンガンで有名なものに、米国のブローニングBARや、M60、ベルギーのFN MINIMI、ドイツのHK23など。
ヘヴィーマシンガン(HMG:重機関銃)
ライトマシンガンより口径が大きく、より強力なライフル弾を使用するマシンガン。1800年代後半に登場し、後に小型化されたライトマシンガンが登場した。給弾方法はベルトフィードで、ライトマシンガンに比べ構造や機構に違いは少ない。
へヴィー・マシンガンは、2脚または3脚を使用し、陣地に設置したり、車両や航空機などに搭載して大口径の弾を連続して撃ち出せる。これは、重量が重く、その殆どは1人では持ち運べない為、支援火器として使用する場合は、1丁のへヴィー・マシガンにつき1組2~3人の歩兵が射撃と移動を担当。
有名なものに、ドイツのマキシムシリーズやMG34、米国のブローニングM2など。
ショットガン(散弾銃)
近距離で使用され、自衛用、攻撃用、狩猟用として威力を発揮。他の種類の銃と異なり、ライフリングを備えておらず、スムースボア(滑空銃身)のバレルが用いられる。拳銃やライフルは一度に1発の弾を発射するが、ショットガンは一度に複数の弾を発射できる散弾を使用することが可能。
戦闘用(対人用)として使用される弾の多くは、1つの弾に約8発の鉛球が内包されている。これは、近距離では8丁のハンドガンを同時に射撃したのと同様の威力で、飛翔する弾も広範囲に広がる為、初心者でも命中させやすく、近距離で有利な扱いやすい銃と言える。手動、或いは自動で装填と排莢が行われ、中には手動と自動の両方を兼ね備えたモデルも存在する。
全長は30~120cmと幅があり、重量は2~5kgが多い。装弾数は、中折れ式は2発が主流であり、それ以外は4~12発程度と様々。射程は短く、対人用としては20m以内で使用するのが有効。
グレネード・ランチャー(GL:榴弾発射機)
これは名前の通り、手榴弾を撃ち出す銃。打ち上げ花火を横に向けて撃つようなもので、撃ち出された弾の中に火薬が入っており、落下地点(着弾地点)で落下衝撃により炸裂し、半径3~6mの範囲の敵を殺傷する事ができる。特にベトナム戦争以降大きな発展を遂げ、中でも有名な、M79は、1961~1971年の10年間に、35万丁ものランチャーが製造され、これを装備する兵士は1人あたり20発の弾を携行した。
グレネードランチャーの大きさは様々で、個人装備用の重量1.5kg程度のものもあれば、3脚を使用して陣地に設置する重量20~30kgの大型サイズ(AGL:オートマチック・グレネード・ランチャー)も存在。最新の大型グレネードランチャーには、コンピューターが搭載されており、距離を計測しながら1,000~2,200mの射程で射撃する事も可能となっている。 また、FN社のアサルトライフルF2000用として開発されたアドオンタイプのランチャーにも、コンピュータ内蔵のシステムが備わっている。AGLは、1966年以降にベトナム戦争を経て発展し、これまでに各国で多くのAGLが開発された。口径は、30×28mmや、40×46mm、40×53mmといった弾薬が一般的に使用される。
使用される弾によっては、5m以内では安全装置が働いて不発になるものもあれば、15~20秒後には必ず爆発する弾も存在。また、この弾は大きいので、ライフル弾や拳銃弾の様に、大量に持ち歩く事はできない。また、弾薬の種類も多様で、対人用榴弾の他、対装甲用も存在する。戦場でのグレネードランチャーは非常に有用で、装甲車に対しての攻撃、戦車のキャタピラやセンサーを破壊、壁に穴を開けるなど、多目的使用が可能。
グレネードランチャーは単体で使用するものもあるが、ライフルに装着して使用できるアドオンタイプのランチャーも軍では好まれる。 40mm口径が一般的で、最大1,500mの射程を持つランチャーまで存在。
さあ、戦いの始まりだー!!!!!!!!!!!!!