大相撲：琴光喜、名古屋場所の出場辞退　野球賭博関与

相撲協会って、ほんともう駄目だな……。

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日本相撲協会は１５日、東京・両国国技館で緊急理事会を開いた。野球賭博に関与していたことを認めた大相撲の大関・琴光喜関（３４）＝本名・田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋＝について、師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）から謹慎と名古屋場所（７月１１日初日・愛知県体育館）の出場辞退の申し出があり、琴光喜関は名古屋場所を休場することになった。警視庁は１４日、琴光喜関から再聴取しており、野球賭博について関与を認めたという。警視庁は暴力団関係者から賭博の口止め料として現金を脅し取られたとされる疑惑についても捜査する方針。

　理事会では、協会の調査に対し過去５年以内に賭博行為をしていたと認めた６５人について、当面は厳重注意とした。今後、警察の捜査結果次第で、正式な処分を検討する。

　琴光喜関の処分については「警視庁の捜査結果を待って判断したい」と先送りした。

　理事会後に会見した武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）は「度重なる不祥事を起こし、多くの相撲ファンにご心配をおかけしたことをおわびします」と謝罪。「今後こういうことがあったら厳しく処分する」と語った。

　理事会に先立ち、協会の八角広報部副部長（元横綱・北勝海）らが協会を所管する文部科学省を訪れ、賭博行為に関する協会の調査結果などを報告した。

　一方、琴光喜関は野球賭博に絡む恐喝疑惑についてもこれまで否定してきた。しかし１３日夜、武蔵川部屋を訪れ、関与を認めたという。武蔵川理事長は「暴力団かどうかは分からないが、野球賭博に絡んで恐喝され、家族も含めて危険という判断もあって、なかなか認めることができなかったという。本人も反省し、後悔している」と話している。

　捜査関係者などによると、琴光喜関は賭博で勝った金の支払いを相撲部屋関係者に求めたところ、別の相撲部屋の関係者の兄で暴力団関係者とされる男から賭博の口止め料として数百万円を脅し取られ、さらに約１億円を要求されたという。

　警視庁は夏場所中の５月２２日に事情聴取したが、琴光喜関は賭博を否定する趣旨の供述をしていた。

http://mainichi.jp/enta/sports/general/sumo/news/20100616k0000m050078000c.html

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