莢 2025-03-26 22:08:20 |
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ただいま。…こりゃ随分やられてんなあ、眠っちまったか?( 帰宅早々寝室へ向かい / ベッド脇に屈み込み / 彼の乱れた髪を整えるように梳き撫で / 声量抑えめ )何が好きか分からねえもんで、林檎にマスカット…それとゼリー飲料とスポーツドリンクは買って来た。反応が遅れても構わねえさ。俺が何より優先してえのは円だ。( 買い物袋の中を漁り一通り説明添え / 紛れもない本心告げ )…にてしも、お前さん。近頃頑張り過ぎやしねえか?
………。( 険しい寝顔からゆっくりと目を開けて )おかえり、辰見さん。すぐ来てくれたんやな、好いちょるちゃ。( 嬉しそうに双眸を緩めて )リンゴ、凄う好きじゃ。切ってくれるけ?( のそのそと体を起こして )頑張りすぎちょる訳じゃないんやけど、情け無かぁ。季節の変わり目に弱いんじゃ
っはは、俺も好いてるよ。んな相手が体調壊したなんて聞いちゃ、すぐ駆け付けるのが俺なんだよ。惚れ直したかい。( 冗句交え / 普段より熱く感じる頬を撫で )勿論だ。ちと待ってろよ…──こら、病人は無理すんなって。起き上がって辛くはねえかい。( 如何にも辛そうな姿を懸念 / 心配気に眉尻下げ / キッチンに赴く為腰浮かし )お前さん、さては意外と繊細か。…まあ、冬と春を行ったり来たりする天候じゃ無理もねえな。
元々惚れちょるのに更に惚れた。( 素直に頷いてニィっと笑い / 手の冷たさに気持ちよさそうに目を瞑り )……ん、ありがとう。薄う切ってくれたら嬉しか。でもそれよりすぐ戻ってきてくれちゃ。( 頼み事を重ねながらも離れるのを惜しむように付け加えて )熱のせいか頭がガンガンすんだ、見てわかる繊細やろーが。( 米神の辺りを指で揉みながら不服そうにじとと見つめ )
そりゃ光栄。…体温高えなあ…。( 恭しく目礼 / 熱いまでの体温に眉尻下げ )薄くな、任せとけ。っはは、可愛い我儘だ。出来るだけ早く持って来るから良い子にして待っててくれ。( 喉奥鳴らせば乱雑に彼の頭撫でた後にキッチンへ / 熟れた様子でリンゴ切り皿とフォーク準備したなら寝室へ足向けて )まあお前さん細いしなあ…、もっと食え。ちゃんと寝ろ。( 視線遮るように戯れに掌翳し / 短的に説教垂れて )
『 少しばかり時間は経ったが体調はどうだ?変に無理して悪化させる…みてえな事は、お前さんに限ってないと思うが心配でな。元気になったら、また顔を見せてくれ 』( 渋い表情で言葉選び / 液晶の上親指が彷徨い / 漸く完成した短的なメッセージを送信 )
『 辰見さん、全然顔出せんで本当に申し訳ない。情けないんやけど体調崩したまま仕事しちょるもんだけか、体調戻すんに時間が掛かっちょるみたいじゃ。今日の23時過ぎくらいに少しの間顔を出するっち思うんやけんど、辰見さんにも予定あるっち思うし無理はせんでええけな。心配も不安も掛けちまって本当に申し訳ない。 』( 受信したメッセージを見れば眉を垂らして口を結び、仕事の合間を見てこっそりとメッセージを )
『 お前さんも事情があるんだろうが顔を見れねえのはちと寂しいから、全快したら顔写真でも撮らせてくれや。正直安静にしていて欲しいもんだが…、立場上やむを得ない時もあるよなあ。どう格好付けて返信するべきか考えた。けど円不足なのは本当だから今夜はのんびり待ってみるさ。心配も不安も恋人の特権だ、謝る必要はねえよ。それじゃあまた今夜 』( 風呂上がり、遅れてメッセージの受信に気づき / 水気の残る髪をタオルにて片手で拭きながら返信を / 眉尻垂れ小さく微笑み )
辰見さん、言いよった時間より遅うなっちまって本当にすまん…!まだ起きちょるか?( 合鍵を使って部屋に入れば慌てた様子で声を上げて )
『 昨晩は寝落ちてたみてえだ、駆けつけてくれたのにすまない事をしたね。23時半までの記憶はあるんだが…。俺のタイミングが悪かったな。円が手隙の時にまた会えねえかい。正直俺が円を迎えに行きてえくらいなんだがね。お前さんが恋しい 』( 液晶タップしながら最後の一言送信すべきか悩んだ挙げ句、短的でも気持ち伝えようと決心し / メッセージが彼とのトークルームに表示されると自身の遣る瀬無さに溜め息吐き )
『 辰見さん、遅い時間じゃけど今日はこれから少しの間やけ時間が取れるんだが、俺は今ここの居酒屋におるけさ。……我儘言わせて、反応は遅うなっちまうけ寂しい思いをさせちまうっちわかってるんやけんど、俺も会いとうて仕方ないんじゃ。──辰見さん、手ぇ空いとったら迎えに来てくれちゃ。 』
( 身勝手な我儘を自覚して少し渋い表情を、それでも彼に会いたい気持ちを隠せずに自らがいる店の住所を添えて )
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