真夜中のピエロさん 2025-03-01 07:02:18 |
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いや、明日と明後日は休みだよ。だから夜更かししても良いんだけど…。さすがに眠い。そのセットの中に歯ブラシとかもあるから、適当に使ってな。
(死神はやっぱり夜型なんだろうか。吸血鬼や夢魔…空想のそれらは夜の世界を生きるイメージだ。そもそも睡眠すら不要なのかもしれない。そんなことを考えながらゴロリとベッドに横たわると、1週間の疲れもあり次第にうとうと微睡んで)
そっか…おやすみ、しぃくん(眠いなら仕方ないと思い、おやすみと言い、歯磨きをしてから布団に入り眠ることにして。しかし、どれだけ寝ようとしても眠れず、布団から出れば、相手の元に行き、相手が眠ってるのをいい事に、勝手に隣に寝転んで、相手にくっついていれば、眠気が襲い始め、眠り始めて)
ー 意識が夢とうつつの間を行ったり来たり。幻みたいな、ふわふわした白い夢。
(季節外れの寒波の襲来、雪が降るかもなんて散々脅かされたわりには思ったより暖かい。少しずつ意識が覚醒し出すと、寝返りを打とうとして…何かにぶつかり。普段は存在しない暖かい何かに気づき、ゆっくり目を開けると…)
?…な、ななな、なんでこっちに居るんだ!?
(頬にアビリスの綺麗な白い髪が触れ、同時に彼女の小さな身体の体温を感じれば、驚きのあまり声を上げてベッドから跳ね起きて)
んん…しぃくん、元気だね(相手の声に驚いて目が覚め、眠そうに目を擦りつつ起き上がって、「おはよぉ、しぃくん」とふにゃりと笑いながら挨拶をして)
おはよ。…なんだか猫みたいなヤツだなぁ。
(そういえば小さい頃に母方の実家の田舎に行ったとき、やたら人懐っこい白い猫とよく遊んだっけ。いつの間にか姿が見えなくなってたけど、元気にしてるかなぁ、と。立ち上がってパシャパシャと冷水で顔を洗いながら、そんな昔話を寝ぼけ眼なアビリスに話して)
朝飯、パンで良い?腹減ったし適当に作るよ。
ご飯…あ、私作る!(欠伸をしたりしつつ、なんとか目を覚ましては、自分が作りたいと言い、お礼も兼ねて、家事をしたいと思っていたため、そう伝えて、「一応、家事は出来るから、任せて!」と自信満々に言い)
(なんとなく自分がやる!と言う気がしていて、想像通りの申し出に笑い。それじゃ頼むとアビリスをキッチンに連れていき、冷蔵庫を開いて)
食材はなんでも使って良いから。何かわからないことあれば聞いて。
(その他、トースターやら調理器具やらの配置を軽く説明し終えると、リビングに戻ってウェットティッシュでテーブルを拭きつつ…なんとなく気になってキッチンをチラリと見遣り、聞き耳を立てて)
…よし、頑張るぞ!(うんうんと説明を聞いては、手を洗っては、張り切るように呟いては、材料を取りだして、早速取り掛かり。それから数分が経ち、完成しては、それをテーブルに運んで、「お待たせ、出来たよ!」と言い、とても綺麗に焼かれたフレンチトースト、ウインナー、ハムの乗った皿と、スープの入ったお椀やフルーツの皿を相手の前に並べ)
(なん…だと…。てっきり色んなものをひっくり返し、指でも切って阿鼻叫喚の地獄絵図と化すことを想像していたのに…。出来上がったのはまるでホテルの朝食のような見事なもので)
凄い…凄いじゃんアビリス…!ごめんな、俺、お前のことポンコツなんじゃないかって思ってたけど、それは死神の仕事だけだったんだなっ!めっちゃ美味しそう
(二人分の飲み物を準備して、テーブル挟んで向かい合っていただきますをして。興奮のあまり褒めてるんだから貶してるんだかわからない熱い想いをナチュラルに伝えつつ、フレンチトーストにかぶりついて)
ぽ、ぽんこつじゃないもん!ちょっと失敗しただけだもん!(相手に褒められ、えへへと嬉しそうにしていたが、ポンコツだと思っていたと言われ、すぐにむすっとして、ポンコツじゃないと必死に伝えていて、自分もフレンチトーストを食べたが、塩辛くなっていて、いつもはしないのにと思い、「お砂糖とお塩、間違えちゃった…しぃくん、ごめんね…?」としょんぼりしてしまい)
はむっ……ッ!?
(なん…だと…(二回目)。 むっとするアビリスを宥めつつ、一口食べたフレンチトーストに舌がヒリつき、本日二度目の衝撃…あぁ、脳が震える…。それでも、そういう方向性の味だと思えこれはこれでイケる。ごくっと麦茶を半分ほど飲み干して)
へへ、ちょっとビビったが、これはこれで全然美味いよ、ありがとな。今度は間違えないように、調味料に目立つシールでも張っとくか。しお、とか書いてさ
(二人で言葉を交わしながら食べるのが楽しくて、饒舌になっている自分に気付かずにいて)
!…えへへ、よかった(自分の失敗に落ち込んでいたが、相手にこれはこれでありだと言って喜んでもらえ、本来の目的は果たせたため嬉しそうにしつつ食べ進めて、「朝のしぃくん、お喋りさんだね?夜の時より楽しそう!」と言い)
んーそうかな。ま、在宅勤務多くて打ち合わせでしか話さない日も多いからなぁ。その反動ってやつ?
(上機嫌であっという間に食べ終えると、フルーツをいただきご馳走様出したと手を合わせて。作ってもらったので洗い物は任せろ!とシンクに食器を運びつつ、電子ケトルでお湯を沸かして)
あったかい飲み物なんか飲むか?俺は珈琲にするけど。他は紅茶と緑茶くらいかな、あるのは。
在宅勤務…?在宅はお家で、勤務はお仕事だから…お家でお仕事?(なるほどと思ったが、在宅勤務がわからず首を傾げ、少しずつ理解すれば、確認するように見つめて。飲み物を聞かれては、「じゃあ、私もコーヒー!あ、ミルクとお砂糖いっぱい入れてね!」と伝えて)
そうそう、家でも仕事できるんだよ。お、アビリス、珈琲いける口か。それじゃ、ちゃんと淹れるかな。
(てっきり苦いから嫌いかと思った…なんていうと子供扱いするなと怒りそうなので言わずに…小ぢんまりとしたコーヒーミルを出してきて焙煎された豆をセットすると、ハンドルを回してゴリゴリと挽いて。それだけでふんわり珈琲の良い香りが室内に広がり、挽いた粉をドリッパーにセットして)
週末用に豆買っといてよかったよ。
(少しだけお湯を注ぐと、珈琲の粉がモクモクと膨らみ。しばらく蒸らした後、ゆっくり丁寧にお湯を注げば焦茶色の液体がサーバーに満ちていき。ちょっぴりドヤ顔でその様子を見せて)
…!わぁ、すごい、コーヒーだぁ!(じゃあ仕事をしている様子が見れることを楽しみにしていて。相手が豆を挽いたりとしているのを、何をしているのかと、傍でじーっと見ていたが、お湯を注げば、たちまちコーヒーの香りがして、パァっと顔を明るくさせて、「しぃくんかっこいい!」と無邪気に言い)
はは、大袈裟だなぁ…。今度やりかた教えてやるよ。
(二人のカップに珈琲を注ぎ…アビリスの分は少なめにして、そこに砂糖とミルクを多めに入れて。昨夜と同じように、テーブルを挟んでのんびりそれを飲み。ふと立ち上がってカーテンを引くと、外は生憎の曇り空)
天気予報通りって感じだなぁ…。ま、天気はどうにもならないから仕方ない。今日は家で過ごそう…そうだ。
(ノートPCを持ってきてテーブルに置き、電源を入れてOSが立ち上がるのをしばし待って)
?何するの?(相手に淹れてもらった甘いコーヒーを飲んでいれば、相手が持ってきたノートパソコンを起動させれば、不思議そうにしつつ隣に座り、画面を眺めていて)
(ブラウザを立ち上げ、カタカタとアドレスバーに文字列を打ち込み…動画サイトにアクセスして)
色んな音楽とか探せるから、好きな歌でも探してみたら?あと、知らないこととか調べ物するのも便利だよ
(カラオケに行きたいんだろ?と声を掛けながら、PCの使い方をレクチャーして。一通りネットの仕方を伝えると、自分はパジャマから部屋着に着替えて。今更ながら、ずっとパジャマでアビリスと接していた事に少し気恥ずかしさを覚えて)
わかった!んと…どれがいいのかなぁ(相手から教えてもらい、興味から目を輝かせ、どんな歌があるのかなとワクワクしながら見ていれば、ホラーテイストなサムネの歌の動画があり、興味を惹かれ、それを見ては楽しそうにしていて)
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