__忘八 2025-02-23 23:46:00 |
![]() |
通報 |
◆ 分岐について
【 禿 / かむろ 】
6~12歳の間に攫われ、花魁教育を受けるルートです。年齢をこの間に設定した時点で此方のルートになります。指名の妖たちは世話係として傍に控えます。
恋愛要素は16歳から解禁され、20になると《 幽 》に捧げられます。歳を重ねるタイミングは要相談。
物語にじっくり腰を据えたい場合、またより関係性を濃密にしたい場合にオススメです。
【 見習い / みならい 】
年齢は13歳以上。攫われた直後から花魁教育を受けます。指名の妖たちは世話係兼護衛として傍に控えます。
花魁教育を詰め込むだけ詰め込まれ、合格と判断されれば《 幽 》( ※後述 )に捧げられます。恋愛要素は16歳より存在しますが、12歳に近い年齢ですと少々禿ルートに寄ったストーリーになります。
スリルと緊張感を手軽に摂取したい場合にオススメです。
◆ あなたがやるべきこと
《 幽 》にふさわしいりっぱな花魁になるか、《 幽 》の秘密を暴き現世へ帰還するか。道は二つに一つです。前者はノーマルエンド、後者はトゥルーエンド。後者に進む場合は禿として攫われたほうが有利です。
物語終了後は同じキャラクターでもう一度参加していただいても、別のキャラクターで参加していただいても構いません。
◆ 今後出てくる用語について
【 忘八 / ボウハチ 】
ただの案内役。遊郭を隅から隅まで知っている。
【 幽 / ユウ 】
あなたの未来の旦那さま。便宜上幽と呼ばれている。莫大な大金を出してあなたを買った。
……ことになっている。顔は知らない、誰かも知らない、ただこの人のためにあなたは《 花魁になる 》。
【 花魁 / おいらん 】
あなたのこと。あなたは基本的に花魁として呼ばれ、本名を呼ばれることはない。花魁としての名は、自分で名付けるか、またそれができない場合はとある者から提案される。
……誰であれ、本名は明かさない方が良い。
【 客 】
あなたは、客に身体も声も許すべきではない。あなたにとって客とは敵だ。花魁候補たるもの、下賤の民と声を交わしてはならないのだ。客は、《 すべて足のない黒い靄のように見え、あなたの身体に触れようとする 》。
多くの客はあなたに危害を加えようとするだろう。……本当にそうなのかって?それを知るべきなのは今じゃない。
◆ あなたの行動範囲について
【 遊郭の外観 】
全貌の見えない御屋敷。入り口は石畳の階段を十三登った所。巨大な門の中央にこれもまたスズがぶら下がっており、来客があるたびかすかに揺れる。
御屋敷自体は横に広く、縦は三階建て程。赤く塗られた格子で全面が覆われており、西側に《 遊女たちを展示する場がある 》。
歩いて移動するのはかなり苦労するため、遠い場所に移動する際は式神に頼んで牛車か籠で移動してもらう必要あり。
【 遊郭 】
自室:約十二畳ほど。式神および巻物と筆が貸与されており、必要なものを巻物に書き付けることで《 式神がそれを構築する 》。初期は畳とふすま以外に何もなく、ただ広い。遊郭の二階の角部屋に存在する。
大部屋:遊女たちが客を待つ大部屋。常に姦しい。一階の大通りに位置しており、客からも丸見えである。
客室:グレードによって部屋の豪華さが違う。宴会のための部屋も用意されており、壇の上で舞を披露することもある。
厨:食事を用意する場所。大所帯の食事情を支えているためにたいていの設備がそろっている。昨今はあやかしたち近代化に適応しているため、冷蔵庫や電子レンジなど妙に近代化した機器も。
…気配はあるのだが、人が見ると誰もいないように見える。
蔵:ごちゃごちゃと物がおかれている蔵。遊郭から見て東側に位置しており、かんぬきが掛かっているが力を籠めればすぐに開く。
地下牢:行ってはいけない。
行燈部屋:行ってはいけない。
書斎:行ってはいけない。
【 大通り 】
甘味処:きつねが営む甘味処。メニューは日替わり。外観は赤白煉瓦の喫茶店といったところ。昔は瓦屋根の団子屋だったため、内観にそのころの名残がある。
よろず屋:たぬきの営むよろず屋。雑貨屋といったほうが近い。品ぞろえはその時々によって変わるが、酒屋のコーナーだけはつねに豊富。外観は昔ながらの長屋の一角。
呉服店:呉服店。着物から洋服までなんでもござれ。顔のない女将さんは愛想がよく、囲炉裏の傍に座らせてオーダーを聞いてくれる。外観はお屋敷の一室。
薬屋:屋台にばらりと薬を置いて商いをしている。その場で調合してくれることもあるが、用があればふらりと席を外してしまうため早めに行く方がよい。顔を見せない黒子が商っている。
櫓:中心部にある櫓。誰かが舞を披露している。誰が披露しているのかはわからない。
大門:大きな、本当に大きな門。巨大なかぎが掛かっている。どこにあるのか、だれにもわからない。
流浪の画家:捕まると絵を描かれる。希望する場合は川の近くの柳の木の下で待つこと。
>>1 / ようこそ
_____
>>2 / 指名と姿絵
_____
>>3 / ルールと身分証明
_____
>>4 / 分岐について
_____
>>5 / 用語と場所について
_____
( / 募集を開始致します。長引いてしまいましたが素敵な花魁様と出会えることを願っております…!それでは質問ご相談などなど受け付けておりますので、ご興味がありましたらお立ち寄りください。また、上記の案内は度々変更する可能性がありますので、ご承知おきいただけますと幸いです! )
( / 華やかで妖しい作り込まれた世界観に魅入られて、禿での参加を考えているのですが、プロフィールに関してはその時点のもののみでよいのでしょうか?成長後の容姿なども書くべきか、それは歳を重ねるタイミングで改めて提出するべきか、お手数ですがご回答いただけますと幸いです…!よろしくお願いいたします。 )
( / お声掛けに加え、世界へ惹かれてくださりありがとうございます。是非遊郭に足をお運びください。お目見えするのを楽しみにしております!
さて質問についてですが、成長後の容姿等は、仰っていただいた通り節目節目で仰っていただければ幸いです。その際は特にプロフィールに追記していただく必要はなく、ロルの中に組み込んでいただければそのまま物語を続けられます。もちろん新たなプロフィールをご提出いただいても構いません。その場合は新旧のプロフィールを双方保管致します。
もし上記がご負担あるいは不安であれば、「歳を重ねれば、~という風に成長を遂げるであろう」と言ったように最初の文言に盛り込んでいただくことも可能です。
こちらで回答になっておりますでしょうか?またご不明点があれば遠慮なく仰ってください…! )
まだ募集しておりますか?
大変魅力的な世界観とキャラに惹かれてお声がけ失礼します
人数の限りで無いのでしたら、是非物語を紡ぎたく存じます
>>10様
_____
( / お声掛け、お褒めの言葉ありがとうございます!まだ募集はしておりますので、もし宜しければキャラクターのプロフィール( ※身分証明 )と共にお越し頂ければ幸いです。その他ご質問ご相談などあれば遠慮なく仰ってください! )
参加許可ありがとうございます!
pfが完成しましたので、お載せしますね
指名 / 攫
名前 / 本名 東雲 綾
源氏名 藤花
年齢 / 8歳
性別 / 女性
容姿 /サラサラと指通りの良い黒髪を肩まで伸ばしており、前髪は眉毛辺りでぱっつんと一直線に切られている。
目は大きくぱっちりとした紫色。目を縁取るまつ毛は長く陰を作るほどで、唇は薄く、鼻筋も通った子供ながらに将来有望さが垣間見える容姿を持っている。
右目の目尻に一つだけ泣きぼくろがあり、それがどこか色気を感じられる
身長は並の小学生の平均くらい
性格 / 大抵のことには動じない冷静さと品性、知性を感じられるような懐の深さを併せ持ち、小学生らしくない一面が目立つ。
だが、年齢が幼いのもあって悪戯も好きでたまに皆を驚かせようと思ってもなかった行動に出ることがある
備考 /現代生まれのごくごく一般的な家庭に生まれた。
父と母を求めて帰る方法を探している
開始 /ここは、どこ?
《 眠りに就いて夢を見た、その夢の中で遊郭の入り口まで歩いてきたのは確かだ。遊郭という場所は知っているが、具体的に何屋さんなのかは分からない。
よく時代劇を見る父と母がテレビで見ていたあの光景にそっくりだ。
ここはどこなのか、どうやって連れてこられたのか、どうやったら帰れるのかてんでわからない。
父と母が心配している。家に帰るために出口を探そうと十二畳程の和室から出るため固定もされてなかった手足を使って立ち上がり、出口であろう障子に手をかけて》
>>10様
_____
( / プロフィールのご提出ありがとうございます。しかし此方の書き方が少々不親切だったのですが、参加許可についてはプロフィールご提出後より判断をさせていただいております…!また綾様も子供ながらに妖艶な魅力を持つ大変素敵なお子様だとは思うのですが、今回はロル相性等の観点より参加を見送らせていただきます。お手間を取らせてしまい大変申し訳ございません。
ご提出いただいたお子様は別所でお使いいただいても構いませんので、上記宜しくお願い致します。この度は当トピックに興味を持っていただきありがとうございました、また別の機会があればお会い致しましょう。 )
指名 / 天八
名前 / 菊池 雪乃( きくち ゆきの )
( 仮名はまだつけられてない )
年齢 / 7歳
性別 / 女の子
容姿 / 少し空気を含み、ふんわりと膨らむ髪は優しいココア色。細くてさらりとしてるよ。触ればわかる。背中の真ん中辺りまで伸びたそれは下ろしたまま。横毛は鎖骨辺りまでの長さで、前髪の軽め。毛先は眉が隠れる位置で切り揃えられてる。優しそうにややタレた目、若草色の瞳はきらきら。若干きゅっと結ばれた唇は少し薄く、楽しそうに口角があがってる。透明感ある肌にほんのり淡い桜色の頬。よく笑うしよく口を尖らせるしよく涙目、と感情は顔に全面的に押し出す。嘘とかつくのは全然向いてない。
身長は平均身長には少し届かないくらい、非常に小柄。正確な数値は絶対に教えてくれないらしい。もうちょっと背が伸びないものなのかな!
性格 / 太陽のように明るくておてんば。いつも元気で天真爛漫。おてんばでドジっ子だからお皿落としちゃったり花瓶倒しちゃったりするけど、悪いことしちゃった時はバレるまでしらんぷり。バレて怒られると反省はする。お喋りするのがすきなので、いっぱいお話できると嬉しいな。気になることはすぐ聞いちゃうなんでなんで星人でもあるので、両親をよく困らせてたよ。精神年齢が年相応に幼いのでちょっと嫌なことがあったらすぐに不貞腐れるけど、甘いものを食べればすぐにきらきらのおひさまみたいな笑顔になる。しあわせなくらいに単純な子だね。
これでも一応お姉さん。弟がいるからか面倒見が良い。”お姉ちゃんは泣かない ”なんて約束を弟としたことがあるよ。だから強がりさんだし中々挫けない強い子。まぁ普通によく泣くけど雪乃が「泣いてない」って言ったらカウントされないからね。ノーカンノーカン。
備考 / 一人称「 ゆき 」( 年齢が上がるにつれ 私 になります )二人称「 ( 名前 )+ お兄さん、お姉さん 」( 相手の許可が降りたり親しくなったりすると 呼び捨て になります )
生まれは現代。優しい父と母、3つ歳の離れた弟の4人家族。此方に来てから暫くはずっと夢だと思ってた。何せ現実味がないんだもの。でも何ヶ月か経った頃にいよいよ「 あ、これ夢じゃないんだ 」って気付くタイプ。
開始 /
( 気付けば、どこまでも続く静まり返った闇の中を、ただ恐怖を抱きながら歩く歩く。上も下も、右も左も分からない。夢か現か、そんな難しいことはもっと。だからこそ不安でいっぱいで、むゆんと眉は下がり瞳は潤みだす。どうしよう、ゆき寂しいよぉ。口が泣き出しそうに歪み頬が紅潮する__と、そこで、淡雪のようなひとつの光を見つけて。何もかも分からないこの暗闇では、それは宙を舞う蝶のようにも、はたまた野を走るうさぎのようにも思える。)
ッあ 、ゆきを置いてかないで … 、ぁうッ !
( 一人は怖い。咄嗟に上記叫んで光を追ったところで勢い良く転んでしまって。うつ伏せ状態で ぱち。目を開ければ、そこには馴染みのある石畳。ちょいと視線を先に伸ばすと石段も見えて。途端、加速するように視界は一気に色付く。鈍色の鈴をもつ門と、その奥には何処までも続いているかのような大きな御屋敷の姿。動揺していて気づけなかったけれど、何やら賑やかそうな音も聞こえる。美味しそうな匂いだって、ほら。屋敷から溢れるあたたかな光、その全貌は見えずともわかる華やかさ。暗闇から一転、煌びやかな雰囲気に呑まれ、若草色の瞳は爛々と輝く。むゆん、と下がっていた眉だってぽんと上がり、その表情には ぽわぽわ、花が咲いて。)
__ わぁっ 、きれい !
( 歓喜の滲む声を合図に、自然と足は前へ。先程までの怯えようは何処へやら。だって、あんなにも楽しそうなんだもの! 好奇心が抑えられないのは仕方のないこと。13段目の石段を踏めば、まさに入口をくぐろうとして。 )
( / 夜分遅くに失礼いたします…!素敵な世界観に惹かれて、参加希望させていただきたく馳せ参じました…!あまりにも素敵なので妄想が膨らみすぎてしまい…。ぎゅぎゅっと詰め込みすぎてしまったのですが、ご確認の程、何卒宜しくお願いいたします…! )
>14 / キクチ ユキノ
( 暮れ六つの鐘が鳴る──とは言えこの異常な場所では、時を刻む程度の意匠など意味が合って無いようなもの。とりとめもない事を考えながらふらふらと彷徨っていた足先が向いたのは門の中央、もっと言うならスズの上に渡された冠木の上である。身体に飼う蛇たちが何時になく喧しく騒ぐ為、気は進まないが見張りの役を買って出ることにしたのが確か数刻前。雲に近い其処で時を刻む程度の、と堂々巡りの思考がまた頭を掠めた瞬間、足元から聞き慣れない幼子の声が聞こえた。どう、と風が強く吹いて、時を告げるものとは明らかに音色が違う、力強い黄金の音をスズが穿つ。遥か遠くの足元からひらりと舞い上がった光が門にぶら下がるスズを包み、そして七つの音が響き渡った。「 騒がしい、騒がしいと思っていたら──久々に見込みのある子が来たんじゃないか? 」独り言は誰に聞かせるわけでもなく、眇めた瞳が獲物を見定めるように下へ降りて。一足早く彼女を見つけた視線の先を辿るように、一瞬の躊躇もなく門上から飛び下りる。トッ、と足を着いた地点はちょうど彼女の真後ろ。伸ばした手は首根っこを掴むようにして相手の背へ、制止が間に合うならまるで猫の子を運ぶように隣から小さな背丈を見下ろして。ニッコリとした笑顔を形作ると、あくまで柔和な調子で話し掛け )
待った、小さなお客さん。此処を通りたいのかな?なら、通行証を見せてもらおうか。
_____
( / プロフィールのご提出ありがとうございます。幼さゆえの天真爛漫さが魅力的な雪乃様も大変魅力的ですが、そんな雪乃様がいずれお姉さんへと成長していく過程も楽しみでなりません…! 特に不備は見当たりませんので、此方そのまま受理致します。これより先は《 禿 》ルートでのご登録となります、危険も誘惑もそれなりに存在するこの世界をお楽しみいただければ幸いです。
上記天八が絡みに向かいましたが、ロルの書き方等相性で不安な点があればお伝え下さい。同様に此方も何かあればお伝え致しますので、ご了承頂けますと幸いです…!それでは、宜しくお願い致します。)
>>15 / 綺麗なお兄さん ( 天八さん 、)
__ ッ ! …… ぁ 、つう 、こうしょう、?
( 門に近づけば、頭上から力強い鈴の音が響く。足を止めひらりと舞い上がる光に心躍らせていたが、背後からの微かな着地音にその小さな体は怯える様に揺れて。突如背を掴まれると声にならない悲鳴を上げる。お化けかもしれない、と完全に畏怖を宿した瞳に映ったのは鮮やかな赤と緑。次いで敵意のない笑顔と此方の警戒を解くような穏やかそうな声。そう、 優しそうなお兄さん の登場に忽ちふわへな、と完全に安心しきった笑顔を見せて。緑髪赤眼、類まれなる妖艶な風貌に、綺麗な人だなぁと暫し魅入られたのか反応が遅れてしまうが、小さく声を漏らせば齢7にして聞き慣れない言葉に対し首を傾げて。つうこうしょう、何だっけ、聞いたことはある気がする。此処を通るために、お兄さんに見せなければいけないもの。そこまで考えたところで、以前家族と行った映画館での記憶が蘇り。受付の人に、買った紙を見せなければ入れなかった!つうこうしょうってもしかして。んむむと首を傾げたり目を細めたりと考えていることを表情に前面に出しながら答えに辿り着くと漸く質問に答えて。どうしても入ってみたいと素直に懇願仕掛けたところで、走り続けたせいかお腹がきゅるる、と鳴り。恥ずかしそうに口を噤み、捨てられた子犬のような眼差しで再度懇願し。)
持ってない 、… けど 、ゆき通りたいですっ !お願いしま … 、ぅう 、お願いします
__________
( / プロフィールのご確認ありがとうございます!
お褒めいただき光栄です~…!成長に伴い容姿や性格が変われば適宜プロフィールを更新していこうかと思っております!素直さはそのまま、素敵なお姉さんにきっと育ってくれるはずです~!
蠱惑的な世界に参加させていただけて本当に嬉しいです、素敵なご縁に感謝…!
絡みもありがとうございます。言葉選びがとても素敵で … 秒針のように知らない言葉が出てくるのでとても勉強になります!楽しい…!
こんな感じで大丈夫だろうかと終始びくびくしておりますが、何卒、宜しく御願いいたします~! )
>16 / キクチ ユキノ
……ん~。お客さんとしてじゃなかったら、入れるかもね。
( 大方予想の範囲から外れない返事である。この位の年頃の子は特段見慣れない訳でもなく、その足が入り口に向くのならば引き込む事など造作も無い。お願い、と共に鳴り響いた空腹の音も都合が良く、元々笑顔を形作っていた表情は更に綻ぶ事となり。「 ひとまずゆき、と呼ぼうかな。ゆき、此処を通りたいのなら俺と幾つか約束出来る? 」背を掴んでいた手をゆっくりと離す。彼女の背に合わせて屈み視線を合わせた先、何も無かった筈の自身の左手にしゅるりと白い蛇が伝った。赤い目を光らせたそれが咥えているのは銀を混ぜ込んだ小さな和紙。その紙面を相手に見せつけるように白蛇は頭を擡げて、同時に墨が滲んでいく。描かれていくのは畳の部屋と絢爛な着物、祝い事を行うかのような紙吹雪、ついでとばかりに添えられた馳走の数々。これで終わりかと思いきや、墨の動きは止まらない。形のない靄と巨大な門、そうやって左に添えられた事物にだけ、大きな赤いバツが付けられた。それがようやく終わりの合図で。役目を終えた正方形の小さな和紙は蛇の口からひらりと舞い、相手の小さな手に降りることだろう。屈んだままその手を取る。そして、描かれた絵を一つ一つ指し示して )
ひとつ、ゆきはこの部屋で暮らすことになること。ひとつ、この門とこの靄には近付かないこと。──ひとつ、此処に、指で名前を書くこと。
_____
( / こちらこそご参加いただきありがとうございます…!ロルについてもお褒めの言葉ありがとうございます、私の方こそ雪乃様の描写から色々と学ばせて頂いております、双方楽しんでやり取り出来たら幸いです。
また何かあればお呼び出しくださいませ。適宜対応させていただきます。 / 蹴り可 )
>>17 / 綺麗なお兄さん ( 天八さん 、)
( お客さんとしてでなければ。その答えに眉間に皺を寄せて。お兄さんにお客さんって呼び止められたってことはゆきはお客さんで、でも通るにはお客さんをやめなきゃいけなくて。ゆきは何になればいいんだろう。ずももと目は細められ、そのぷっくりとした頬にはきっと 分からない なんて文字が浮かび上がってきそう。刹那、背を掴まれる感触が消えて、代わりに優しげなお兄さんとしっかり視線が合う。驚いたようにぱちぱち、瞳を瞬かせると次に紡がれたその言葉に、早く進みたい気持ちが勝って内容を聞かないまま頷き掛けた。が、それは彼の左手を這う白蛇により中断されて。最初こそ驚いて「わっ」と小さく声を上げたが、その大人しく柔らかい白に、先程まで追っていた淡雪のような光にも似ていて可愛いなと表情は和らぎ。擡げられた美しい和紙には、その紙面を踊るように墨が滲んでいく。魔法のようだと、大きく見開かれた若草色の瞳は辺りの光をいっぱいに取り込み幻想的な輝きを発して。はらり、手元に降りたそれを受け止めると、お兄さんの指先と言葉を追うように目線を動かしていく。未だ夢のようなふわふわとした感覚は抜けない。遠くに響く賑やかな音、紙面に描かれた絢爛豪華な品の数々、思考のままならない幼子はその約束事の重みを分かってはいないはず。兎に角、その約束を守ればこの先に行ける。好奇心そのままに、今度こそ元気よく頷くとにししと笑って。)
__ うんっ !ゆきね 、お姉ちゃんだからお約束ちゃんと守れます 。えっと 、き 、くち … ゆ 、きぃ 、のっ !
( 此処に、と示された箇所に復唱しながら小さな手で自らの名を記す。迷いのない、大きくて堂々とした書き方。手元の紙から顔を上げると、えへへと陽だまりのような人懐っこい笑みを、優しいそうな蛇のお兄さんへと向けた。それから先程説明を受けた紙をずい、とお兄さんに突き出すようにすると、巨大な門と靄を指差す。ダメと言われれば気になってしまうもの。こてんと首を傾げては、不思議そうに問い掛けて。)
でもどうして 、この門ともやもやには近づいちゃダメなの ?
大変申し訳ございません、諸事情により一度稼働停止します。
こちらの事情で大変恐縮ですがお返事遅くなります、重ねてになりますが大変申し訳ございません…!
ご連絡いただきありがとうございます。
畏まりました。あまりご無理はなさらず、お身体にはお気をつけくださいませ … !
此方また物語が紡げる時までゆっくりと待っておりますので … !
下げることを失念しておりましたこと 、大変申し訳ございません 。
とても素敵な世界観で 、参加させていただけましたこと本当に感謝しております 。非常に申し訳ないのですが 、返信し辛いロルや展開をしてしまったかもしれませんね 。
本日までありがとうございました 。今後このトピには私 、浮上しませんのでご安心ください 。
>>22 菊池雪乃さんの背後様へ
部外者が失礼致します。>>21のレスですが、こちらなりすましだと思われますので気にされる必要はないと思いますよ。
明らかにレスの打ち方が違いますので。部外者が失礼致しました。
>>23 心優しい方へ
お声掛けありがとうございます 。
以前別所にて似たようなことがあり 、結局ご本人様だったことがありましたので今回ももしかしたらと不安になっておりました … 。
お優しく言葉をかけて下さり本当にありがとうございます 。少し心がぽかぽかしました 。
なりすましであることを祈って 、そっと待機させていただくことにします 。
>>トピ主さま
非常に恥ずかしい姿をお見せしてしまいましたこと 、無駄にスペースを使ってしまいましたこと誠に申し訳ございません 。此方の世界観やキャラクターが大好きだということは変わりませんので … 。
ご縁が切れていないことを祈ってそっと待機させていただきます 。
|
トピック検索 | |||