儚い物語を二人だけのこの世界で。

……！？…、あ、えっと、この家？部屋？に気づいたら居た者です。
（返答が聞こえると、まさか自分の隣の部屋に人がいただなんて思ってもいなかったことだった為、驚いて一瞬時が止まったように動きを止めてしまい。少し怖いなと思いつつもどりながらもやっとのことで上記を言い、相手の反応を待ってみる。それにしても、どういうこと？先ほど自分が起きて、いろいろ部屋を見て回っている間何も物音がしなかったはずなのに…、。相手は目が覚めたばかりなのかしら？後、もともと此処に住んでいたのかしら？そうだとしたら申し訳ないなぁ。勝手に家にズカズカ入ってきた不法侵入者になってしまう、と慌てた。相変わらず真っ白な壁、扉、そして奥の方にチラッと見えた階段。此処はどういう世界なのか。夢か、現実か。相手も突然の状況に戸惑っているのかも。もしかしたら。という希望も込め、中には誰かがいる筈のドアに向かって「あの～あなたも気づいたら此処にいた方ですか…？」と尋ねてみて）