明谷 弘也 2025-01-11 01:01:58 |
![]() |
通報 |
ん、っく…る、い…?
(絶望の中聞こえたのは、紛れもなく相手の声で。薄らと目を開けると心配している相手の顔。今見ていた光景は夢だったのかと安堵すると同時に、みっともない姿を相手に見られてしまったという羞恥が自分を襲い。じわ、と滲んでいた涙を服の袖で拭うとゆっくりと起き上がった。自分は相手の為に、せめて相手の前でだけは、『出来る人』でいなくては。その一心で顔を上げ、目線を合わせて頭を撫でようとし)
もう、大丈夫。ごめんな、心配かけて
|
トピック検索 | |||