taika kirja 2025-01-05 16:28:15 |
通報 |
( 棒立ちで人差し指を一振り、真夜中の月光を固めて飴にする。眩しい夜空に流れる雲の下、出来上がった白色の丸は大怪我を晒す熊達に渡す為の薬。数秒の間を置いて、子を負う母熊へ投げ寄越したそれを彼らは器用に爪先で弾き、大口に覗く牙で噛み砕いた。道筋に垂れていた獣達の血痕は数秒の内に収まり、猛獣たちは地に転がった飴の破片を舐め取り始めて。その様子を横目で眺めながら自身はログハウスのすぐ隣、ぽつんと置かれた丸い木椅子に座る。寒空に吐くため息の白さが視界に一つ。親子の獣畜が立ち去るまではその場に留まるつもりで、口ばかりの悪態をついて )……ハ、礼の一つも言えん獣はつまらんな。
( / また上記はリッカルドとしての開始ロルです。一例までにご覧ください。ロルについてはイベントをお使いいただいても構いませんし、まったく別のシーンから始まっても構いません。他の方の迷惑・世界観の逸脱にならなければ基本的に自由です。ご不明点等あればお気軽にお尋ねください! )
トピック検索 |