天邪鬼な漫画家 ジョジョ也

居ッかなァ、露伴センセ。

もう年明けちまッたッスよ～～、！

年が明けたってのに、君は相変わらずの馬鹿面だなァ？仗助。

え、あ?”?ッ！？！来てたンなら言えよなァ～～！センセ、明けましておめでとうございまァ～す?(お年玉を強請る様に相手の目の前で両手を広げた。)

なンかバグってら…。

…何だ、その手は？まさか、この岸辺露伴に金をせびろうってんじゃあないよな？（相手の広げた手を一瞥し、馬鹿にするように鼻で笑ってみせる）

其のまさか、ッスよ。アンタ金には困ッてねェ～ンだろ？大人は子供にくれてやるモンでしょーが。(相手の小馬鹿にする態度に、思わず頬を引き攣らせるモノの、冗談ッスよと少々残念そうに肩を竦めた。)

…ふん。康一くんならまだしも、君にやるお年玉なんてないね。（相手の言葉を聞けば高慢に鼻を鳴らした後、腕を組みながら首を反らしては見下すように目を細める）

ケチだなァ～～…、もうお年玉は諦めるンで、食べ盛りの男子高校生にちこーッと良い飯屋でも奢ッてくださいよ。(それでも何かは集ろうとする魂胆。この通り！と相手の目の前で勢い良く両手を合わせれば懇願する姿勢を見せた。)

……ったく、しょうがないなァ～……感謝しろよ？…トラサルディー、連れてってやろうじゃあないか。（少しの沈黙を挟んだ後、表情はあからさまに嫌悪を隠すつもりもなく歪められたものの、口を開いて恩着せがましく告げる）

マジっスか！、トニオさん所のパスタ絶品だよなァ～～！折角だしデザートも付けッかなァ～…。(明らかに妥協した様子だ。仕方ないと聞こえてくれば下ろして居た顔を嬉々とした表情で相手を見上げる。相手を見詰める顔はまるで我儘を聞いて貰えた幼い子供の様に頬を緩めた。)