花の香りは良薬なり(〆)

(/ありがとうございます！お待ちしておりました)



…うぅ…っケホケホぉえ…っ…う゛…
(変わらず言葉での返事は出来ないが、相手の言葉は先程よりも届く様にはなったので、伝えられた指示に沿ってなんとか身体を動かして回復体位をとり。顎下に回した方の腕でタオルを抱えて口元に当てれば、垂れてくる唾液と溢れてくる胃液を受け止めていて。『あと１０分』と彼は言ったが、果たしてそれまで自分の意識が保つだろうか。病院に着いて、入院だとか言われたら、また他の社員に迷惑をかけて仕舞うだろう。回復してまた出勤出来る様になったら、どんな視線、言葉を向けられる事になるのだろうか。そんな事を考えていると怖くなり、情け無い自分に目からは涙が溢れ)

…こわい…っ…

(先程まで聞き取れない様な声を発していたのに急に「怖い」と目に涙を溜めて一言呟いた彼の存在に気が付き、ベッドに腰を掛けて『俺はここに居ますよ』と声を掛けながら何度も背中を摩っており。上記の行動を繰り返している後に救急車のサイレンが近付いてくるのを感じ、立ち上がって部屋に付いている窓へ顔を出して)

もう家の前まで着いたみたいですね、救急隊員の皆さんが入って来れる様に家の鍵開けて来るんでもう少しだけ頑張って下さい。

(アパートの駐車場付近に停められた一台の救急車が目に入り。『もう大丈夫ですからね』と彼の頭を少し撫でてから部屋を飛び出して。玄関の扉からガチャっと開く音が聞こえれば複数人の救急隊員が彼が横になっている部屋へと雪崩込んで行って。自分も部屋の中へ入って彼の無事を祈りたいが、職務の邪魔をする訳には行かず、廊下にただ立ち止まって彼が部屋から出てくるのを待っており)

(/背後です。以下続きの返信ですが、この後の展開として暫く入院する事になり、病院での看病シーンが続く方が良いですか？それとも割とすぐ回復して、２日後位には出勤出来て蓮見くんの就活へ向かうか…どちらもおいしさはあるかと思いますが、一応の方向性としてここで決めておいた方が良いかなと思い書かせて頂きました。こちらとしては今から先を妄想し早く会社で一緒に仕事したいなぁと、仕事先で心配されるのも良いなぁと早くもニヤニヤしておりますが…そこまでのスパンとして、お相手様の希望をお聞かせ下さいませ！)



…うぅ…つら…しんど…っ…
(自分でもどうして、こんなに弱音を吐けるのかは解らなかった。彼に優しく言葉をかけられて、背中を摩られて。『もう大丈夫』のひと言に完全に意識を手放しそうになり、慌てて引き戻す。彼がドアを開けて入って来た救急隊員に身体をゆっくりと支えられて担架に乗せられる。複数の手が触れる中で知っている感触がいくつかあったが、もうそんな事はどうでも良い位気分が悪い。熱も正確に計っていないから解らないが、きっと朝より上がっている。幼少期からこんな風でよく後遺症など残らなかったよな、と他人事の様に考えていれば救急車へ運ぶ準備は整った様子で隊員たちの掛け声が耳に届き、『もう大丈夫なんだ』と確信し。部屋から運ばれて心配そうにしている彼の姿を見た後、す、っと目を閉じて)

(/最近中々素早くお返事が出来なくて申し訳ないです。年末年始に掛けてこんな形で半日以上間を空けてしまう事が多々ございます、恐らく数日も経てば落ち着いてくるとは思うのですが…。

展開相談に関して一通り目を通させて頂きました！私としては後者の方を希望したい所存であります…。長期入院という訳ではなく、体調が完全復帰するまでの短期入院的な形が理想ですね。背後様のお考えと私の希望を照らし合わせてお好みな方を選んで頂ければな…と考えていますので結論が出次第、報告して頂ければ幸いです。)



薬寺さん…、
(掛かり付け医からの指示を待つ為、彼が運ばれて言った部屋の前にあるソファに腰を掛けており。看護師から案内され彼の眠る部屋へと通されると、複数の管が繋がれた状態で目を閉じている彼の姿が目に入り。小走り気味に彼の元へと駆け寄って)

(/大丈夫です！お忙しい所こうして１日に１度でも返信をして頂けるだけでもう、十分ですので！無理せず続けていただければと。

展開希望了解致しました。ではこの後は少しだけ時間をかけ、１日ほど挟んで出勤出来るまで回復、その後会社での蓮見くんの就活シーンへと進めていければと思います。

恐らくこれが年内最後のお返事となるかと思いますので、挨拶も兼ねさせて頂きます。良いお年を！来年もよろしくお願い致します！)



ん…
(どの位経ったのだろうか、何処からか呼びかけられた声で目を覚まして。少し顔を動かすと、管が引っ掛かる感覚がして顔をしかめ。そのまましっかりと目を開けると、目の前にあったのはいつもの天井。そして、心配そうな顔をしている彼の姿。そうか、先ほどの呼びかけは彼の声だったんだなと気がつくと安心させなければと口を開き)

…はすみ、くん…？そんな顔、するな…

(/かなり遅れてしまいましたが…新年、明けましておめでとうございます！こちらこそ2025年も楽しく也ちゃをする事が出来たら幸いです。

展開相談につきましても把握致しました！薬寺さんの体調が復帰したらお次は就活シーンですね、どんな展開になるのか今からとても楽しみです…！)



良かった……。体調はどうですか？薬寺さんが眠っている間、掛かり付け医の方から『体調が完璧に戻り次第、退院しても良い』と診断されてて。
(目を覚まし、意識がしっかりとある状態でこちらに話し掛けてくる彼の姿を見て一先ずは安堵した様な表情を見せて。院内に設備されていた丸椅子に腰を掛けると医者から告げられた伝言をつらつらと述べて)

(/あけましておめでとう御座います！2025年始まりましたね。

展開円滑に進めていける様尽力致しますので、今後ともよろしくお願い致します！以下、返信です。蹴り可)



そう、か…じゃあ沢山睡眠とって、明日以降に備えるか…
(彼の話を聞いて、一先ずは良かったと思った。比較的迅速な処置のお陰で体調は回復しつつあるし、長年の経験から言えば恐らくこれぐらいなら１日療養すればまた仕事が出来る位には動ける様になる筈だ。そうすれば、彼に好きなだけ恩返しをする事も出来る。“寝れば治る”を体現して来た自分にとって睡眠を取る事は得意中の得意。まだ少し吐き気の残る胃を摩りながら、『少し寝るよ』と伝えれば目を閉じて寝息を立て始め)

了解です、お休みなさい。
(『睡眠を摂る』と一言添えて寝息を立て始めた彼に向けて小さく呟き。面会終了時間も近付いてきており、丸椅子から立ち上がって個室部屋から廊下へ出て。外へ出る事の出来る扉を潜り抜ければ、自身の持つ携帯から何度も聞いた事のある着信音が鳴り響き。携帯を取り出して一応内容を確認してみるとバイト先から直接彼に向けた電話だったようで、通話を承諾してみるや否や『今日、来れるよな？』と何やら急用でシフトを投げられたみたいで。生憎今日は友人達と遊ぶ予定も無かった為、そのままバイト先へと駆け足で向かって)

(暫く眠っていると声を掛けられ食事は取れるかと聞かれるが一旦断り、代わりに点滴をして貰うと再び眠り。朝方には体調は大分回復しており、診察後朝食には流動食だが口にする事が出来た。時間をかけて着替え、午後から出社する旨を会社に伝えると会計を済ませて病院から出る。顔馴染みの医師が見送ってくれ、『もう来るんじゃ無いですよ』と手を振られると苦笑いを返し。タクシーで最寄りの交差点まで送って貰うと、一先ずは何処かで休憩してから会社へ向かおうと目線を彷徨わせながら街中を歩き。その中で、ここまで早く回復出来たのは彼のお陰だな、と考えていて)

…そう言えば、自分の事ばっかりで…蓮見くんの連絡先、聞きそびれたな…

(/季節がいつ頃が分からなかったので、取り敢えず現実の今の季節である冬にさせて貰いました…！別の季節を思い浮かべていたのなら教えて頂きたいです。

↓以下続きの返信でございます。)



……流石に真面目に仕事探さなきゃ駄目か、
(自宅の郵便ポストに投函されていた水道代諸々を含めた家賃代をまじまじと見ていると徐々に顔色が悪くなり。幾らバイトのシフトを増やしたり、掛け持ちをしてても最終的に手元に残る金額は少なくいつも財布の中身は寂しくて。仕方ないと言う事で街中に掲載されている求人募集を行っている会社でも見つけて片っ端から応募するべく、外出する用意を済ませて)

さっむ、出る時間間違えたかも…

(/そう言えば決めていなかったですね…冬…背後は大丈夫ですがプロフィール見て貰った通り、薬寺の不調が今後増えると予想されますが…それでもよろしければこのまま続けさせて頂きます！異論有りましたら改めてお伝え下さい。以下、>70へ向けた返信です)



…そろそろ…行くか…
(寒空の下、喫茶店内でいかにも午後出のサラリーマンという事をアピールしつつ居座る事数十分。既に冷風に晒され腹痛が起きかけていた腹を摩り、気力で誤魔化すと席を立ち会計を済ませる。横断歩道で歩行者用信号が青に変わるのを待っていると、向こう側に見知った背格好の男が通り過ぎていくのが見えた気がして目を凝らし。信号が青になり再び歩き出した時にはもう見失っていて残念に思いつつ、自身の職場があるビルを目指して歩き出し)

無事に、仕事をこなせるといいが…

(/私の想像力が足りず、二人がここから合流するまでの展開が思い付かなかったので背後のみでお返事書かせて頂きます…。

薬寺さんの背後様としてはどのようなルートの展開を考えていたとかございますか？例えばなんですが、蓮見がたまたま見つけた面接会社へ向かうとそこには薬寺さんが面接官で~だとか、面接シーンに行く手前で何らかの合流を図る方だったりだとか…考えれば考えるだけ自分の考えだけで決めて良い物なのかと思いまして……。

>71 私は体調不良描写が増える分には全然問題ありませんよ！ただ、看病シーンで上手く私がお返し出来るかは自信がありませんが…。)

(/すみませんこちらの言葉不足で上手く繋げられなかった様で…今の>71だと、お相手様の挙げられたどちらにも繋げられますね…これからの流れをなめらかに繋げられる方は前者…偶々受けた会社が薬寺の勤める会社で、面接官と就活生として再会する…かな、と！如何でしょう？

>72 そうですか！ありがとうございます。では季節はこのまま冬でいきましょうか。不束ですが今後とも薬寺を背後共々よろしくお願い致します！)

(/なるほど…把握致しました！その様な形で送らせて頂きますね。となると駆け込みで履歴書提出→後日直ぐに面接の方が二人の合流するまでの時間も短くなりますでしょうし…

↓以下、>71のお返事でございます。)



(徒歩で向かっている際にどこか見覚えある男性を見た様な気がするが、まさか昨日倒れてしまい入院していた薬寺さんではないだろうと思いその場を離れて。中途入社が可能な会社を幾つか取り見繕ってチラシを握り締めて自宅へ戻り。持って帰って来た紙を机の上に大きく広げ、自分にとって好条件な会社を探して。チラシと凝視し合って数十分が経ち、第一希望・第二希望…と徐々に自分が就きたいと思う会社がちらほら見つかり。棚の中に締まっておいた履歴書に手を伸ばして自身の情報を描き揃え、面倒だがもう一度外へ外出をしてそのまま郵便ポストに投函して)

駆け込みだから希望薄いかな、他の会社宛の履歴書も書いておこ……。

(/ありがとうございます～数日時間を飛ばして翌日面接…というシーンまで行ってみました！よろしくお願いします　蹴り可)


(かの出来事から数日。出社するや否や社長に呼び出され、何かやらかしてしまったかと内心ドキドキで社長室に行くと、今度面接をするという就活生の履歴書を見せられ、その中に“蓮見　怜也”という名前を見つけて。まさか。そんな偶然ある訳がない。急に無言になった自分を訝しんだ社長に顔を覗かれ心配されると、笑って誤魔化し。明日面接をするからマニュアルをまとめておいてくれと言われると頷き、面接官の他２人の名前を控えると『頼んだぞ』と言われ立ち去る社長を見送り。キリキリと痛み始めた胃を摩りながら自分もデスクに戻り当てられた仕事を終えるとその日の終業時間まではマニュアルの見直しの時間に充てて)

…これは…明日が楽しみだな

ちょっと…奮発しすぎちゃったかな。
(『書類による第一審査が通った』と登録していたメールから届き、昔に着用していたスーツが入ってあるクローゼットを開けてみるや否やとてもじゃないが着れそうには無く、止むを得ず新品のスーツを購入する事に。ただでさえ家賃を支払うのに手一杯なのに、ここでも新たな出費が増える事に悲しみを抑えきれずも第一印象を落とす訳には行かないと中々に奮発した上等な品物が入った紙袋を手に抱えつつ帰路に着いて)

っ、はぁ…
(翌日、出社しても胃痛は治らず。『具合が悪いのなら無理しなくても良い』と言われたが、ここは彼にもう一度会えるチャンスと捉えているので断りはせず。この日面接する予定の就活生は全部で５人。３対１の個人面接の為、自分は指示のみで極力発言せず相手の身なり等を見ながらメモを取る事に徹底していて。ぎゅーっ、と締め付けられる胃を押さえながら、あと１人、あと１人…カウントダウンをし、知っている顔がないかも注意深く見ていき。面接官の中では自分が１番年長だったので、順番に次の就活生を呼び)

…次の人～どうぞ～

(広い社内に少々道を迷いながらも何とか面接会場に漕ぎ着け。面接官からの入室の合図が耳に入ると、『失礼致します』と一言添えてから軽く扉を三回叩いて開き、ドアの方を向いて開けた扉を閉めて。面接官に向かってお辞儀をする為にそちらに身体を向かせると、ついこの前出逢った彼が面接官として座っている事に気が付き。平静を装いつつ軽めにお辞儀を行い、椅子の近くに立って彼らからの指示を待っており)

(自分の合図で部屋に入って来た男を見て、やはり彼だと確信して。他の就活生と同じくこちらからの指示を待つその立ち姿は、服装のせいか初対面よりも何倍も格好良く見え。咳払いをして気持ちを切り替えると、『名前と年齢を』と手短に伝え。胃痛が酷いのでその後の仕切りは他の面接官に任せて、自分はメモへとペンを走らせている風を装いつつ相手の様子をじっと見ていて、思わず本音が漏れ)

…スーツ、似合ってるな…

(椅子に浅く腰掛けて面接官側から出された質問にすらすらと答えて。質問に応答している際にも彼の事が気になるのか、何度か視線を彼に向け。質疑応答ももう直ぐ終了の頃合いで彼が口を開いたのを確認し、何を問われるのだろうかと身構えるかの如くに少し背を伸ばして待っていて)

えっ…僕が、ですか？

(彼からの予想外の言葉に少しどぎまぎしつつも何か返さなければと頭をフル回転して出した答え。少し微笑みながらも隠し切れず段々と早くなる鼓動を感じながら『似合っている』と言う言葉に『奮発して高価な物を買って良かった』と嬉しく思い)