吟遊詩人 2024-11-24 08:29:34 |
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◆ 【 あらすじ 】 ◆
魔法使いの罪は重い。彼らの罪を雪ぐため、そして王国の思惑のため、つい一月ほど前だったか――神秘なる森の中に、白い塔が現れた。罪人を閉じ込めるための檻である。
哀れ白い箱の中、魔法使いに下された贖罪は「悪しき竜を討伐すること」。
魔法使いの心臓には毒の鉱物が埋め込まれた。いざとなればその鼓動が、竜を仕留めてくれるだろう。
【 場所:森 】
気が遠くなるほど広大で薄暗く、鬱蒼とした北国の森。最奥には悪竜が潜むと言われている。他国との防波堤の役割を果たす傍ら、その不気味さと底知れなさによって人々から恐れられる場所。
そして万物の命を育む木々の中、不釣り合いな白い塔は魔法によって創り上げられている簡素な建物。
【 場所:塔 】
罪人である魔法使いの生活空間。一月ほど前、魔法によって森の中央に転送された三階建ての白い塔。それぞれの階は中央の吹き抜け螺旋階段により繋がれる。一階、二階、三階と階数ごとにそれぞれの魔法使いたちへ充てられている。内部は魔法により改築可能なため、居住空間は好きなように整えられている筈。
魔法使い三人に加えて家具までもを閉じ込めたまま転送したため、相当に揺れたとか揺れていないとか。
【 心臓に埋め込まれた毒の鉱物 】
健康上に影響はない。竜にのみ毒性を発揮するよう調整された錬金術師達の技術の結晶。肉の檻を解いた瞬間、竜の身体を蝕む。
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