狼柳クリーンセンター（〆）

いやぁ～、ごめんごめん。いつも舐めてる飴切らしちゃってさ、ちょっと買い出し行ってたら遅れちゃったわ……

というか、何も考えずにここまで来ちゃったんだけど……待ち合わせ場所ってここであってる？

……あ、美宙だァ～……合ってるよォ。

そう？ならよかったわ、せっかく来たのにまた移動だなんて面倒くさいもの。

え～～っと……そんで、まずは何したらいい感じ？もっかい自己紹介でもしようか？ま、あたしとアンタの仲だし、今更って感じもするけどね。

……自己紹介～…？……うん、いいよォ。
……この紙見せろって言われたから、見せるねェ～。

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真昼（マヒル）　18歳/175cm
通称「猟犬」

所々にグレーのインナーカラーが入った黒髪のマッシュウルフと、どこか焦点が合っていないように見える、ぎょろりとした金色の瞳。目が大きく他のパーツが小さめなので美人寄りの顔ではあるが、不気味な雰囲気を漂わせている。肌は不健康に青白く、それに加えてひどい猫背なので背が小さく見える。普段の服装は袖口にフリルが付いた黒いタートルネックに青のダメージジーンズ、ヒール付きのサンダル。手足の爪はどちらも長いが、噛み癖があるので手の爪はボロボロ。体格はかなりほっそりとしていて、若干肋骨やら背骨やらが浮き出ている。肌には大小様々な昔の傷跡が残っているため、痛々しい印象を与えがち。

語尾が間延びしたような喋り方をする。人や物の好き嫌いがはっきり別れていて、基本的に本能のまま生きているという感じ。常にへらへらと不気味な笑みを浮かべている。

何よりも食べることが好き。少しばかり常軌を逸した食欲のせいか常に空腹を訴え、空腹の苛立ちのままに獲物を狩る。食べてもそれ以上のカロリーを狩りで消費するため、太らない。検査しても特に身体的不調は無いものの、咳き込むことが多い。相棒のことは好き。
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……こんな感じィ～……？

ん、サンキュー。あたしも自己紹介しないとね……あ～、普段だったら名刺で済ませるんだけど……ま、せっかくだし。割としっかり書かれてるやつがあったから見せとくわ。

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美宙（ミソラ）　29歳/172cm(ヒール込み)
通称「百面相」

よく手入れされていると一目見てわかるほどに艶があり、さらさらとしたセミロングの茶髪に、二重でありながらわざと見開いてはいない黒の瞳。普段からケアを怠っていないためか肌には透明感があり、その気になれば美人であることは間違い無いのだが、滅多なことがない限りは相棒以外の人間に素顔を見せることはない。私生活でもこれといった装飾もない黒地のビジネススーツと7cmヒールのパンプスを常に着用しており、私服といったものの想像がつかない。体もいたって健康体で、特に身だしなみには気をつけているのだが、他人には変装した姿しか見せないので殆ど自己満足である。

面倒くさいことを嫌い、快適に過ごすためには嘘も平気で吐く。詐欺師という職業故か、誰の印象にも残らない立ち振る舞いを極めている。忘れた頃に姿を変えてまたやってくるためか、いつのまにか「百面相」などと呼ばれるように。腕っぷしは全くといっていいくらいに自信がない。

美容と健康にはかなり気を使っている。そのくせ煙草は早死にするためだけに吸っていて、趣味や好きなものといったことが一つもない。どことなく空っぽな人間に見えるが、唯一相棒のことは特別に思っている。
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あたしのはこんな感じかな。他にも聞きたいこととかあったら遠慮なく聞いて。

……ごめんねェ、寝てたァ～………

聞きたいこと……は、特に無い……かなァ～…。

別にいいわよ、好きな時に好きなことやりゃいいわ。

そう。じゃあ、これから何をすればいいのか教えてくれない？あんたが狩りをするってんならあたしはそれを手伝うし、あたしにはあたしで仕事があるしね。

…ね、美宙ァ～……お仕事だってェ～……真昼、お腹空いてるのにィ……

早く獲物狩って、ご飯食べたいィ………