ﾌﾞﾙﾛ也

…ん、兄貴こそ、人の心配しといて体調崩すなよ。

(内心はとても嬉しく、にこ、と今までしたことのない笑顔を作ろうとするが笑顔を作らない日常が殆どだったののか、表情筋が鍛えられていなく笑顔を作るのが難しく、指で口角を上げては人工的な笑顔を作り貴方を見詰め感謝を伝えようと)

……何してんだ？ホラーかよ。（ 気遣いの言葉にこくり、と頷き。指で口角を上げ、無理矢理笑顔を作ろうとする姿に思わず吹き出しそうになるのを堪えながら手を掴み辞めさせて。）

っせ…、

(どうやら少し恥ずかしくなったのか、頬を膨らませ、ふい、と顔を逸らして)

ブルーロックで笑ったりしなかったのか？（ 相手の口角を人差し指で上げながら緩く首を傾け。）

っあ…??
兄貴を越す為にブルーロックに来たのに、
笑うなんてぬりぃ事する訳ねぇ。

(口角を上げられ、少し笑顔…にはなりつつも実際はむす、とした顔で貴方を見詰め)

俺は越せねぇよ。（ 手を離すとこればかりは弟であっても無理だとはっきり告げて。）

その言葉今に見てろ。
兄貴岳は必ず越す。

(周りになんと言われようとビクともしない勇気で、真面目そうに)

…楽しみにしてる。（ 真面目に返す姿に少し瞳を揺るがせ、ふ、と柔らかい表情を見せて。）

…、ンな楽しみになんざしなくても儁越す、
見てろよ、兄貴。

(貴方の柔らかい表情を見て、目を少し丸くさせれば、くす、なんて笑い、上記を述べ微笑み)

ちゃんと笑えてる。（ 無意識に笑っている所為か、先程とは違い、自然に笑っている姿にぽつり、と一言。）

っ…は、、?

(貴方の言葉を聞き、目を丸くすれば先程の無意識な微笑みを思い出し、無言と共に少し照れくさそうにしては)

可愛いな。（ 普段と変わらない表情でさらり、と流れるように言って。）

ば、ｯ…うっせぇばか兄貴…、!!

(貴方に可愛い、と言われ慣れていなかったのか、赤面で見向きも出来ない状態になり)

相変わらず俺のこと大好きだよな、お前は。（ 肩を掴み此方を向かせると真っ赤な顔を見詰め、にやりと。）

ｯンな訳…、!!

(そんな訳ない、なんて口に出せず途中で事切れ、赤面の儘ふい、と顔を逸らして)

んじゃ嫌い？（ 耳まで赤くなっているのでその耳をふに、と摘んでみて。）

っぁ゛?!

ぅ…ずりぃ……、!!


(耳を触られ体をびく、と一瞬浮かせれば むす、と拗ねたような表情をして貴方に対し嫌い、なんて言える訳もなく真っ赤な儘顔を隠しては)

…変な声出すな。兄ちゃんのこと、好きだろ？（ 体をびく、とさせる姿に少し目を見開き、耳から手を離しながら問い。）

ん…、でも急に触んのは聞いてねぇし……、!
それに…、俺は兄貴の事嫌…、い、とは言わねぇけど好き、とも言ってねぇからな。

(やはりふい、と背向けては赤面は治りつつも少し拗ねている様子で)

んだそれ、ツンデレか？（ 再び素直じゃない弟を少し虐めてやろうと、また何も言わずに耳に触れてみて。）