五条悟 2024-11-08 18:21:13 ID:eb7c82d3c |
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やぁ、傑!待ってたよ、返事遅れてごめんね?
あは、いいよ?可哀想な僕を拾って、傑。
どんな感じ始めるかは傑に任せるよ
────ふぅ、…
( ひと仕事終えて、今さっきまで喧嘩してた血が付着した頬を袖で拭き取り他人の血が付いたのが不快だったのか髪を軽く掻き溜息をひとつ。帰ったら風呂に入らないとなと考えながら共に来ていた舎弟に帰るよ、とひと言告げてはその場を後にした。暫く歩いた先の路地裏にふと気配を感じたのか、薄暗くてハッキリとは見えないがそこに誰か居るのは分かる。普段なら特に気にしないがその時は何故か気になったのか、路地裏に足を踏み入れてその人影に歩みを寄せるとそこには白髪の男がおり日本人か?と疑問を抱きつつ〝 君…こんなとこで何してるんだ? 〟僅かに首を傾げながら彼へと声を掛けて。)
.........家出、みたいなもんだよ.....それより、あんた誰?(借金取りから逃げ続ける生活に嫌気が差し逃げてる最中に今までの疲れが出て目眩がし路地裏の壁に体を預けボーッとしていると、コツ、と言う靴の音と共に頭上から聞こえてきた声にゆっくり顔をあげる。目の前の男はちょうど自分と同い年くらいかスーツを着ているのが見え投げやりにそう答えて。)
私は夏油傑。君…綺麗な瞳してるね、興味深いな。行くところがないなら私の元へ来ないか?君の事が気に入ったんだ。
( やはり彼は日本人で間違いない。然し日本人離れした白髪に澄んだ蒼い瞳、それに加えその辺の女性より綺麗な顔立ちをした彼に興味が出てきたのか口元が自然と綻んでしまう。面食いという訳じゃない、きっと彼だからここまで興味を引かれるのだ。家出をしてきたという事は帰る場所もないのだろう、だったら己が預り面倒を見ようかなと考えては愛想笑いを浮かべながら彼に掌を差し伸べて。)
........夏油.....傑.....(自分の事を気に入ったとふわりと笑う目の前男...夏油傑を見て自分では考えられないくらい心が満たされる感覚がした。何故そんなに自分に興味があるのかこの一瞬でどこを気に入ったのなんか分からないが、スっ、と差し出された彼の手を戸惑いながらも取って)
傑って呼び捨てで構わないよ。さあ…行こうか。
( 手を優しく握って立たせるともう片掌を彼の腰に添え、そっと撫でては細いなと思いつつ間近で見ると改めて綺麗に整った顔だなと思わず頬を指背でスリ…と軽く愛撫。彼の手を引き路地裏から出ると舎弟数人には、彼の事を大事に扱うようにと家に帰るという事を伝え、舎弟とは解散して彼を連れて自宅へ。〝 そういえば君の名前を聞いてなかったね、何て言うんだい? 〟自宅に向かう中ふと思い出したように彼の方に振り向くと小さく首を傾げながら名前を尋ねて。)
......僕は五条悟だよ。傑、僕なんかを拾って平気?僕を追いかけてくる連中はきっと傑にも色々してくるよ?(優しく手を取って立たせてくれた彼は自分よりも少し背が低いが路地裏から出て月明かりに照らされ見えなかった彼の顔が見えた。切れ長の目に塩顔が似合いそうな自分と同じイケメンの分類に入り思わず見蕩れてしまう。するりと頬を撫でるのが分かりはっ、と我に返り彼の問いかけに答えて)
追いかけられてるのか…成程、家出するぐらいだから訳ありみたいだね。心配しなくても大丈夫だよ、私は強いんだ。悟の事は私が守るから安心して。
( 明るい場所で見ると彼の澄んだ蒼い瞳も輝いて見え、こんな綺麗な容姿をした人間は何処探しても居ないだろうと確信。追いかけられてるから家出したんだろうかと考え、心配するかのような言葉にクスリと笑えば頭をわしゃりとひと撫で。己が居るからには大丈夫だと彼を安心させるように伝え、自宅に着くと鍵で扉を開けて〝 今日から此処が悟の家だ、好きに寛ぎな 〟室内に歩みを進めて、リビングまで行けば彼をソファに座らせ。)
ちょっとね...って、広っ!僕の家とは大違い.....(頭を撫でられ今までそんな事をされた事がなかった為少しむず痒くなりふいっと顔を背ける。そうしていると彼の家に着いたのか室内に入るとそのままソファに座らされた。物が少なくかなり広くて綺麗な部屋で思わず辺りを見渡し、今日からここが自分の家になると思うと何となくソワソワし“僕も一応護身用は習ってるけど...傑には勝てないかも...“と守るから安心してとの言葉にヘラッと笑って。)
悟がどれ程の腕か分からないけど、相手がヤクザとかなら少し危険かもね。下っ端とかなら勝てるかもしれないけど。
( 彼がどんな家に住んでたのか分からないが、一人暮らしで退屈してた為今日から帰ってきたら彼が居るんだなと思うと悪くない気分だ。まだ懐く前の猫みたいだなと考えつつ懐に手を忍ばせると拳銃を取り出し、彼の手に持たせて〝 護身用として一応持ってな。私の家はセキュリティ万全だから誰も侵入出来ないと思うけど一応ね 〟?取り敢えず、飲み物でも用意しようとスーツを脱ぎシャツの釦を全部外してから台所まで移動するとマグカップを手に取り〝 悟ー、ココアでいいかい? 〟とソファに居る彼に尋ねて。)
やっぱりそういうのってやばいんだ......っ!(自分の住む世界とは違うマフィアやヤクザの世界はかなりの危険があると昔に聞いた事がある。そんなの映画の中しかないと思っていたのに今自分がそういう奴らに追われて居るというのが現実でぽけーっと聞いていると持っておきな、と手に重い銃器を持たされ息が詰まる。これで簡単に人の命が奪えると考えると心臓がバクバクと跳ね“あ、うん...僕甘いの好きだから“と言いながらゆっくり机に銃を置いて。)
一般人からすれば、そういう連中はヤバいと思うよ。護身用を習ってたとしても気を付けてね。
( 彼が甘党なのは意外だなと思いつつココアの準備を進めていく。彼の反応を見る限り、そういうのとは無縁の世界で住んでたんだろうか。然し、追われてるというのが気になるのかその相手がヤクザとかなら油断は禁物、目を離さないで傍に置いておこうと考えつつ熱々で湯気が立つココアを注いだマグカップの取っ手を持つと彼の元に戻り、ソファ前の机上に置いて〝 悟、追われてるなら1人で行動するのは控えた方がいい 〟彼の隣に腰掛けては、足を組んで肩に腕を回せば耳打ちして。)
そっか...僕ってそんなやばい連中に追われてるんだ...何でこんな事になったんだろう...(くしゃり、と髪の毛を掴み自暴自棄になりそうになる。自分は前世に何かやらかしたのかと思うくらい人生が上手くいかない。はぁ、とため息を付くとマグカップを持って戻ってきた彼が隣に座る気配がしてそちらに顔を向けて肩を組まれるとふわりと彼の匂いがしてまた視線を下げて“大丈夫だよ。ここから逃げ出そうなんて思ってないし“と言って。)
何があったんだ?話聞くよ。何とか出来るかもしれないからね。
( 追われる身で家出までしてきたのだ、その相手がヤクザなら尚更余程の原因がある筈だと考えた模様。己のお気に入りでもある彼の為なら何でもしてあげようと双眸を細め、口角を小さく吊り上げては寄り添うように肩を抱き締めつつあやす様な手つきで背中を上から下に優しく撫でて〝 後、家に閉じ込めるって訳じゃないんだ。ずっと居るのは退屈だろうし、私と一緒に出掛けたりしよう 〟?元々家に閉じ込める気はないが、あくまで1人で行動はさせられないという意味。ココアを手に取りふーふー、と息をかけてある程度冷ませばはい、と彼に差し出して。)
ありがとう、傑。.....僕の家は普通で両親も優しい人達だったんだけどある時に父さんがリストラされちゃって、そこから一気に家計が火の車になって...それで父さんが闇金に手を出してどんどん借金が膨れ上がって言ったんだけど...ある時僕が目を覚ましたら家はもぬけの殻で、しばらくしたら僕が借金の連帯保証人になって両親に捨てられたと分かってそこから逃亡生活...って訳(熱くないように冷ましてくれた彼に子供じゃないんだけどな、と思いつつこれまでの経緯を話した。彼はとても不思議な人でいつの間にか自分の心も彼に許してしまっていてポスっと彼の肩に頭を置き“傑とお出かけ...あは、いいね。凄く楽しそう...“と笑って。)
成程…災難続きだな。借金か…だとしたらヤクザが絡んできても不思議じゃない。その借金は私が返すよ、そしたら悟も気が楽にになるだろ。
( 経緯を聞けば、顎に指を宛て考える仕草を見せつつ闇金に手を出して借金をしてるならヤクザに追われるのも無理はない。家族も居なくなった上に借金まで背負われてしまった彼の気を少しでも楽にさせたいという親切心で、その借金は己が返済すると口にすれば、前髪越しに彼の額へ口付けを。〝 悟を見つけられて良かったよ。私が居るからにはもう大丈夫だ 〟何時から逃亡生活をしてるんだろうと気になりつつあまり問い質すのも可哀想だと考え、頭を優しく撫でてあげた。)
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