野良犬達の冬(SF/ディストピア/シリアス/若干ファンタジー要素あり)

野良犬達の冬(SF/ディストピア/シリアス/若干ファンタジー要素あり)

スチールドッグ  2024-11-08 03:21:31 
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地球から12光年離れたティーガーデン星Bには豊かな自然に囲まれた場所の中世ファンタジー風を思わせる建物に心優しい人々が暮らし、愛と平和を謳歌していたのは過去の話。地球人という名のイナゴ達が来襲してからは人々の未来と希望を全て食いつくした。

欲に支配された企業群とPMCによる戦争、破壊、飢餓、死。屍と絶望で満たされた世界であなたは伝説の戦士ではなく、救世主でもない。ただの野良犬だ。

大規模な戦闘による熾烈な戦場で己の知恵と経験、武器を駆使して遺品や廃品を回収して生き残る者達がいる。人々は彼らを″スカベンジャー″と呼ぶ。

[規約]

・セイチャットのルールを厳守してください。

・キャラクターは一人までしてください。複数のキャラ運用は基本的に認めておりません。

・ロルはセリフを抜きにして最低でも20文字以上でお願いいたします。

・ドッペルは有りです。

・小説ロルは可能ですが、確定ロルは禁止しております。

・3Lは可能。ただし、18禁行為は厳禁なのでご注意ください。

・荒らし、なりすまし、中の人同士の喧嘩はご遠慮ください。

・キャラ同士の対決による勝敗は中の人同士による話し合いで決めてください。攻撃を全て避ける連続回避や命中率100%の確定攻撃、キャラロストは喧嘩の元なので固く禁止されております。

(/レス禁止です。しばらくお待ちください。)

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  • No.21 by スチールドッグ  2024-11-13 19:17:58 

>20 エフィミア様

(/素敵なPFありがとうございます!土魔法と少女の過去を絡めた設定は非常に上手く、心優しい少女の葛藤と絶望はこの星の悲しみを倍増させますね。回復魔法使いは騎士団にとって戦局をも左右しかねない重要な存在へとなるでしょう!騎士団として参加希望していただき誠にありがとうございます!)


(/ようこそ、地獄へ!参加許可致します!一応、絡み文を投下いたしましたが、無理して絡まなくてもOKです!その時は絡み文を投稿してくれると助かります。)

  • No.22 by 泥猫のジズ  2024-11-14 02:37:11 

>19
(/プロフ許可ありがとうございます。
これから参加させていただきますので、よろしくお願いします。)


>16
>つぎハギ

(教室の息絶えた兵士やつぎハギがいる場所から遠い方の壊れかけのドア、スライド式のそれのうち辛うじて枠に嵌っている方をわざとらしくノックし、隠れていないこと、存在をアピールし。
廃墟に合わせてボロボロのカーテンと見間違いそうな恰好をしたジズが、廊下から差し込む陽を背に教室に片足を踏み入れ。)

その兵士、わたし達も見てもいい? 横取りするつもりはないけど、調べさせてほしい。

(ジズの背後を伺えば彼女の小隊の仲間と思しき騎士団の兵が周囲を警戒しつつ待機しているのが見え。負傷したアルゴル兵が廃墟に入っていくのに目を付け、追手や救援に警戒しながら追跡してきたことを推察させ。)

  • No.23 by つぎハギ  2024-11-14 04:32:46 

>ジズ様

【旧魔法都市跡】

ん!?……ビックリした……騎士団か(音がした瞬間に緊張が走ったが、よく聞いたら向こうがコチラに対して敵意がないことを示すノック音だと気づいた。音がした方に視線を向けると複数の騎士団員に見た目こそは避難民にしか見えないが、この少女こそ噂に聞くジズという子だろう。野良犬の巣にいるスカベンジャー達がよく話題に出していたので知っていたのだ。最初、敵だと感じたのはただの杞憂だったのでつぎハギも安堵の声を漏らす)

ああ、別に構わないよ(ジズ達が横たわっている傭兵の遺体を調査したいと申し出たので彼は快く承諾する。余計なお世話かもしれないが、つ伏せになっていた遺体を仰向けにする、少女はバッグパックを漁りに来たのではないだろうとつぎハギは考えて、遺体の状態が分かりやすい向きに変えてみたようだ。遺体を改めてみると本当に痛々しい。ゴロヴァ・デモナの連中はロクでもないということは理解しているものの少し哀れに感じる。対サイボーグ武器として有名なS&W M500リボルバーがお守りとして機能したおかげで寿命は伸びたが、生きて帰るだけの悪運は持ち合わせていなかったようだ)お守りで頑張ってたみたいだけど、結局は駄目だったようだな……

……(つぎハギが視線をジズ達に戻して考えていたのは自分と同じく瀕死の兵士を追ったいたのにドアをノックされるまでは存在を感知できなかった程の隠密に長けていた事に驚いていた。もし、騎士団ではない別の組織の人間だったら自分の命運が尽きていたのは間違いない。一流の狙撃手として彼女はつぎハギよりも隠密に優れているから仕方なかったとしても野良犬として生きる者としては慢心や油断から警戒を怠ってスキだらけになったという醜態を晒してしまったと自分を猛省する。これを機に警戒を怠らないするためにもっと気持ちを引き締めようと決意した後、再び視線を傭兵の遺体に向けて様子を伺うことにし)

(/こちらこそ、よろしくお願いします!もし、質問等がございましたらいつでもご相談ください。)

  • No.24 by 金猪  2024-11-15 06:23:03 ID:896f7f474

【開始が遅れて申し訳ないです、改めて参加許可感謝致します、宜しくお願いします。】≫スレ主様

>つぎハギ様

>ジズ様


(破壊された家屋、商業施設に諸々の建築物――所々に遺棄された死体やその名残が転がり、度重なる戦闘で撃破された兵器類の残骸も放置されたままになっている。かつては何処かメディーバルで趣のあったこの星の文明社会の骸はそのまま新たな他所からの闖入者の殺し合いで生まれる灰と硝煙とスクラップ、そして出来立ての死体の山に取って代わられようとしている様にすら思える。そんな有様の市街の――砲撃と車載機関砲の類で蜂の巣になり半壊になっているレンガ造りの建物の残骸の――屋上、給水管の影に蹲り、軍用単眼鏡で周囲を偵察する人影)

――今の処、大きな動きは無さそうアルね。

(単眼鏡から離した双眸はガスマスクに覆われているが――その人物のいでたちからしてみれば、“スカベンジャー”だの“屑屋”或いは“ストーカー”なんて呼ぶ人間もいるだろう。詰まる所彼はこのどうしようないほど悪化した辺境の紛争地の廃品回収業者だった。)

??而成(つぎハギの事)の旦那は(回収中)だけど、この分ならまだ余裕が…!!――(そうは問屋が卸さない)アルか。

(胡散臭い自称華僑のスカベンジャーの視線の先に特徴的なターボファン音と共にこの街区に飛来する複数の空飛ぶドラム缶の様な形状のM&A社の軍用ドローン※MQV-4A“展開前”の下調べと露払いを目的として頻繁に投入されている代物――が目視距離で確認出来る。遅かれ早かれM&Aの地上部隊も規模は不明ながらここいらに現れ始めるだろう。)

??而成(つぎハギの事)の旦那にも伝えるアルね、

(カチカチカチッと定時連絡の無線のクリック音で“脅威接近の予兆あり”を同業者(つぎハギ)に伝える中華なスカベンジャー、頃合を見て離れるにせよ、もう少し粘るにせよ、リアルタイムの“外”の情報は必要不可欠、故に屋外の監視役をスカベンジャー“金猪”を買って出ていたのだ。)

  • No.25 by エフィミア  2024-11-16 02:12:12 

>主様

(/参加許可に加えてお褒めの言葉まで頂き、こちらこそ誠にありがとうございます!
絡み文を出させていただきますね。よろしくお願いいたします!)



>all


【旧魔法都市跡】

(かつて魔法の研究が盛んに行われていたその都市は、今や残骸の折り重なる廃墟と化した。しかし全てが失われた訳ではなく、よく探せば研究の成果である遺物や書物が見つかる事があり、それらは価値ある物として多くの者に積極的に回収されている。エフィミアも書物を回収しようとしている者達の一人だった)

意外と見つかるね…

(都市が健在だった頃は、研究者の住居として活用されていたと思われる廃墟の1階、その隅の小部屋にエフィミアはいた。室内は焼け焦げた棚や燃え残ったページの切れ端、細かな灰があちこちに散らばっており、かつては書斎だった事が読み取れた。部屋の中を探ると、残骸の下や灰の中からまだ読めそうな状態の本が3冊見つかった。この部屋の惨状なら1冊見つかれば十分と考えていただけに、その予想を上回る収穫があった事に驚きと嬉しさが混ざった呟きを漏らして。3冊の本を大事に左手で抱えて部屋を後にし)

うん、結構良いかも

(同じ廃墟内の間取りが広い部屋、おそらく居間だったと思われる場所に戻り、ちょうど良い高さの瓦礫に腰掛けて膝の上に本と杖を置く。一番上の本のページを軽くパラパラと捲り、それが魔力制御に関する内容だった事を確認すれば、少し明るい声を出して)

  • No.26 by つぎハギ  2024-11-18 06:04:55 

>24 金猪様

【旧魔法都市跡】

……?通知が来ている?ああ、なるはど(ふとスマホを見ると仲間からの通知が入っていた。どうやらM&A社部隊が接近しているらしい、おそらくリボルバー片手に死んだ奴を追ってきた掃討部隊なのだろう。つぎハギはスマホで″了解。先程、絶命したアルゴル兵を発見したが、おそらく奴を追ってきた掃討部隊の可能性がある。引き続き監視を頼む。俺の推測が間違ってなければ、奴らは派手な色をしているだろうから発見しやすいはず。″とメッセージを送信する。M&A社はこの星で最も最強の組織、元軍人どころか、闇バイト感覚で応募してしまった一般人の疑惑がある末端の兵士はM&A社の威を借る狐の如く白や黒、はたまたもっと派手な色を使って自分達は強いと誇示しながら自己顕示と威圧を行い、己の弱さと不安を隠そうする光景をつぎハギはよく見てきた。M&A社のテリトリーで敵の残党を狩るだけの掃討部隊、しかも死にかけ哀れ男を殺すだけのリスクの低い仕事は末端の兵士に押し付けるだろうと彼は推測しているが、この推測は必ず当てはまるとは限らない)

……(一回メッセージを送信した後もつぎハギは続けて″だが、身の危険を感じたらすぐにその場を離れてほしい。あくまで自分の命が一番と考え、無茶しないでほしい″と送信する。掃討部隊は末端の奴らしかいないと結論付けたが慢心は決して出来ない。M&A社の装備は末端の兵士でも充実しているし、思わぬ乱入者によって状況が悪化するかもしれないと全ての可能性を考慮しなければならない。金猪の実力が高い事はつぎハギも知っているものの、くれぐれも無理をしないように伝え)

(/こちらこそ、よろしくお願いします!もし、質問等がございましたらいつでもご相談ください。)

(/質問ですが、金猪様の絡み文は金猪様、ジズ様、つぎハギの三人がいる状況なのでしょうか?)


>25 エフィミア様

【旧魔法都市跡】

!?……マジかよ!?(人生に一度は間が悪いと感じる時があるかもしれない。野良犬の如く、都市を徘徊して広場にやってきた時に着陸しようとする2機のティルトロータと1機の大型輸送機タイプの垂直離着陸機と鉢合わせしてしまったつぎハギも同じように感じただろう。彼は慌てて逃げた先に偶然、騎士団が物資補給用に掘った穴へとつながるハッチがあったので駆け込むように入りこんだ。ハッチの隙間から様子を伺うと任務を終えてきたのだろうか?M&A社の重装備兵が完全な統制のもとで俊足に動き、多数の人型機動兵器とクモによく似た多脚戦車が整然と並ぶ光景は無駄な動きが一切なく、この部隊がかなりの手練れの連中ということだけは理解できる。重装備兵達の装備も最新のもので軍服の色も瓦礫まみれの市街地に擬態できるようにモノトーン色の都市迷彩を施されており、派手な色を好む末端の兵士とは見た目からして明らかに違う。この部隊の異質さにつぎハギも驚きを隠せず)……あいつら何だ?相当な手練れだが……

特殊部隊員「隊長、こちらブラボー1。最優先目標のHVI(敵司令官)を無傷で確保。5名のHVI(敵将校)も無傷で拘束。回収目標のパッケージ(コンテナ)とインテル(書物)も無傷で確保しました。全てのターゲット(作戦区域内にいる全てのアルゴル兵)を排除。全隊員無事、損害ゼロ。次の指示をお願いします。」(着陸した輸送機の周辺に集まる兵士達の中でモノトーン色の都市迷彩が施された巨大な兵器がゆっくりと姿を現す。全身を覆う装甲は光を吸い込むように鈍く輝き、各関節には白と黒のラインが走っている。操縦者の動きを忠実に再現し、まるで自分の体の一部であるかのようにしなやかに動作するその姿は、見る者に圧倒的な存在感を与える。この兵器はスカベンジャー達から″アームスーツ″と呼ばれ、持っている巨大な銃器は生身の人間が弾け飛ぶ程の高い火力を持つ恐ろしい武器だ。しかも熟練の軍隊に支給されるような最新のモデルなのでRPGに平気で耐えられる頑丈な装甲を持っている。周囲の状況を冷静に見渡し、アームスーツの目の前に駆け寄った兵士が敬礼して報告するのを短く頷いて聞いている様子から隊長格であるのは間違いないだろう。兵士の報告は状況を簡潔かつ分かりやすく伝えていて、喋り方からも上下関係が明確で規律正しく、高度に組織化された集団を思わせる。そして、何よりも報告で独特な専門用語と略語を多用している所からこの部隊は元アメリカ軍特殊部隊で間違いないだろう。彼らの正体を知ったつぎハギは恐怖で身震いしてしまい、見つからないように思わず祈ってしまい)嘘だろ……元アメリカ軍特殊部隊の連中かよ……どうか、見つかりませんように。

特殊部隊長「よし!全隊、撤収作業にかかれ!慢心するな、生きて全員帰ることを最優先だ!」(報告を聞いた隊長は輸送機の後部ハッチが開いていることを確認すると自分のアームスーツに備わってる通信機を通じて全隊員に撤収を命じる。命令を受けた隊員達は即座に動き出し、昆虫でいう腹部にあたる部分の格納ポッドに拘束した人間を詰め込んだ多脚戦車6機、書物の入ったダッフルバッグを背負う隊員、周囲を警戒していた他の隊員の順で輸送機に乗り込む。上空から複数のティルトロータが飛んでいたが、あの中のどれかにコンテナが積んであるのだろう。撤収作業は3分もかからない短い時間だったが、ハッチに隠れるつぎハギにとっては途方もない時間に感じた。最後に残った隊長は全ての撤収作業が終わったのを確認すると通信機を通じて上層部に任務を終えたので帰還すると報告し、輸送機に乗り込む。隊長が乗った後、輸送機は後部ハッチを閉じて飛び去っていき)


くそ……芝刈機感覚で命を刈ってやがるな……(輸送機が飛び立って消えていくのを確認した後、ハッチから飛び出して広場を脱出し、特殊部隊が活動していたであろうエリアに言ってみるとおぞましい光景が広がっていた。街の通路を埋め尽くすゴロヴァ・デモナの傭兵の遺体、建物内も同じ亡骸がたくさん転がっており、戦闘車両と兵器も無残に破壊されていた。まるで雑草を刈る芝刈感覚で殺しているような感じがして、殺されているのが敵ながらも少し気分が悪くなる。犯人は先程見掛けた特殊部隊の連中だとすぐ分かり、上空を見上げると皆殺しにした犯人達が乗っているティルトロータ数機が飛び去っていくのを目撃した。スカベンジャーとしてはこの上ない絶好の機会だが、広場で肝を冷したのと皆殺しにされた悲惨な現場を見たつぎハギは少し漁って早めに脱出しようと決めて)他の奴にとってはチャンスかもしれないが、俺はこんな場所に長居したくない、さっさと脱出しよう。


……誰もいない(地獄のようなエリアを脱出し、しばらく探索しながら進んでいたが、スカベンジャーや騎士団どころか敵兵が一人もおらず、唯一見掛けた動く物は雲ひとつない青空と朝日を楽しむかのように徘徊しながら浮遊している呑気なM&A社の偵察ドローン一機だけだった。敵兵がいないのはさっき見掛けた特殊部隊によるものか、このエリアで兵士を派遣するほどの価値がなくなった理由からと考えてみたが、答えが出なかったので気にしない事にした。野良犬である自分が真実を確かめる方法なんてないのだ。自分に出来ることは朝日が当たり、ノスタルジーを感じさせるこの廃墟の街を進んで生きることだと言い聞かせて探索に戻る)

……ちょっと、疲れた(青空の下で瓦礫と兵器の残骸を掻き分けて魔法都市の探索を続けるが、収穫はあまりない。ここは魔術の研究をしている者達が住むエリアのはずだが、侵略戦争の影響と保存状態の悪さによって売り物にならない魔術本が多く、見つけたのは侵略前の魔法学校で新入生向けに配布された魔術の教科書は二束三文にしかならず、期待していた程の成果が挙げれなかった。誰もいない廃墟では風の音しか鳴っておらず、つぎハギは自分が一人だけの世界で遭難して放浪しているのではと錯覚する程の孤独な空間は特殊部隊がいたエリアで疲弊していたつぎハギの体力を奪っていく。疲れが溜まっていると感じた彼は予定より早く休憩をとる事にした。休憩できそうな場所はどこか見渡してみると住居らしき建物を発見し、疲れていたからか重い足取りで歩く。廃墟の入り口についた彼は念のためにリボルバーを取り出し、周囲を警戒しながら建物内に足を踏み入れよとしているが、疲労感のせいなのかつぎハギはエフィミアの存在に全く気付いていないようで)……この建物なら、丁度いいな。

(/こちらこそ、よろしくお願いします!もし、質問等がございましたらいつでもご相談ください。)

(/導入が長くなりすぎて長文になってしまいました。すみません)

  • No.27 by スチールドッグ  2024-11-20 19:29:29 

【緊急速報】

[M&A社の見えないヒエラルキー及びその他報告について]

スカベンジャー各位

日々の業務お疲れ様です。最近、M&A社によるスカベンジャーの被害が増えています。 多くは他勢力との戦闘に巻き込まれたものですが、貴重な物品を狙って挑んで返り討ちに遭うケースも少なくありません。 そこで、皆さんの業務に役立つように、M&A社の傭兵についてまとめましたので参考にしてください。

M&A社は社員を平等に扱っているとしていますが、実際には

[特殊部隊] ≧ [主力] > [一般] > [水夫]

というランクがあり、格差があるようです。

[水夫(すいふ)]
奴隷貿易時代、奴隷船で働く水夫(船乗り)達は奴隷よりも悲惨な扱いでした。商品である奴隷の代わりに暴力を振るわれ、経費削減のために食事を減らされ、病弱になれば海に放り出されるか、アメリカ大陸に放置されました。
経営陣から″水夫″と呼ばれ、死ぬ前提で雇用された傭兵達です。貧困、借金返済、出稼ぎ、嘘の募集に騙された、闇バイト感覚等様々な理由で応募した人々で従軍経験のない一般人が非常に多いです。
必要最小限の訓練で投入される水夫達は大抵は捨て駒として見捨てられる、運が良くて子供の使い程度の仕事しか任されません。脱走しても過酷なこの星での生存は殆ど不可能で理不尽な命令に従うしかありません。
武器はそれなりに提供して貰えるのだが、支給される軍服は黄色などの派手な色しか用意されていない。理由は一目で消耗品兼囮だと判断でき、巻き添えになっても死んでも問題ないことから上のランクの兵士が任務を遂行しやすいようにするためだそうです。M&A社の社内ルールだと巻き添えで水夫を殺すことは経費削減の観点で非常に推奨される行為とされています。

[一般兵]
元軍人や元警察等の戦闘経験や訓練を積んでいた者達が多く、戦力として採用されています。水夫だった者が、多くの成果を上げて特別に昇格した場合もあります。
一般兵以上のランクは識別コードが埋め込まれたチップが体内に埋め込まれており、AIが常に監視しています。このシステムにより、この兵達はM&A社から味方と判別されます。一般兵以上を誤射した場合、責任者には厳重な処分が下されるため、比較的安全に任務を遂行することができます。
一般兵には2000年代の欧米諸国の軍服や装備、旧式ドローンが支給されますが、最新のM&A社の装備と比べると心許ないです。陣地構築、雑用、汚物処理、死体回収とその処理など面倒で嫌な仕事をよく押し付けられます。そのためかストレス発散目的で水夫達に暴力を奮う光景が多く見られます。
このランクまでがスカベンジャーが勝てる相手としての限界ラインです。それ以上のランクに挑むのは非常に危険です。
M&A社の活動範囲ならばどこにでも目撃することが出来ます。

[主力兵]
M&A社において花形とも言えるポジションです。一般兵から昇格することがありますが、殆どはスカウトで現役の職業軍人や他の民間軍事会社から引き抜いた人材も多く在籍しています。
主力兵クラスになると経営陣から可愛がられる存在となり、待遇が一気によくなります。高度な訓練ができる訓練所、最新医療設備、リラクゼーション施設等アメリカ軍と同等またはそれ以上の豪華で充実した設備や高い給与、手厚い福利厚生などが存在します。
主な任務である侵略活動が達成できるためにM&A社を代表するような近未来的で強力な武装と装備が支給されます。中には頑丈なパワーアーマーに身を包んだ者や戦闘用パーツで全身を義体化したサイボーグ兵も所属しているので全般的に戦闘力が高いです。
近未来の機動兵器やステルス爆撃機などの強力な兵器も運用しているので主力兵を相手にするのは非常にリスクが高く、推奨できません。スカベンジャーが返り討ちにされる事案は大抵、主力兵士との戦闘によるものとされています。
嘆きの古城、紅炎平原、巨大都市遺跡で目撃例があり、激戦地ならば遭遇する可能性が高くなります。

[特殊部隊員]
このランクになると企業機密により秘匿されています。スチールドッグや騎士団の情報力では完全に把握できておりません。
以下の情報は噂や予測の域を出ないものなので間違っている可能性があります。
このクラスでは予算が予算が湯水のように使え、待遇も主力兵よりも良いとされています。
アメリカ軍に所属する現役の特殊部隊を丸ごとスカウトした言う噂は有名で欧米諸国の特殊部隊に対しても同様のスカウトをしていると言われています。
市街戦を専門とする部隊や山岳での戦闘が得意な部隊などそれぞれに特化した部隊が多数所属しており、任務に応じて適切な部隊が担当し、高い任務達成率を誇っているとの噂です。
目撃例がそれなりにあるだけで装備と保有兵器の情報がありませんが、非常時以外の戦闘は避けて、すぐに退避してください。

[M&A社の兵器に関して注意喚起]
傭兵との戦闘以外でも、M&Aの兵器によるスカベンジャーの被害が増えています。代表的な兵器を挙げて注意喚起したいと思います。 業務に支障が出ないように、他のスカベンジャーにもこの情報を共有してください。

[エコロジスト]
惑星の侵略を早期に終わらせてきた実績から戦争の泥沼化による資源の無駄遣いを阻止し、環境(地球)保護に貢献しているというジョークからエコロジストと名付けられ、全高60mを超える無人の人型機動兵器です。
左腕には40mm機関砲2門、右腕は120mm口径のキャノン砲、そして右肩は対艦ミサイル又はナパーム弾(焼夷弾)が内蔵されています。メインの武装は左肩から展開される高威力のプラズマ砲で頭部の視覚センサーとレーザー照射の二重捕捉式で高精度の射撃が可能で航空機を破壊した実績を持ちます。高度なAIの性能で偏差打ちや攻撃支援も可能とも言われています。
光学兵器によるミサイル・ドローン迎撃システム、高度な電子戦装備等の防衛装置を持ち、王国で高名な大魔導師の自己犠牲による大爆発を受けても足を損傷しただけで耐えてしまう頑丈な体を持っています。
脅威度の高い敵を優先的に抹殺するプログラムを打ち込まれているため、避難民や脅威とされていないスカベンジャーは基本的に無視しています。
ただし、自分と随伴する部隊が攻撃を受けると脅威とみなして排除しようとし、全力疾走やジャンプが出来る程の高い機動力を持つため逃げ切るのは至難の業です。
対処方法は絶対に刺激したりせずに静かに退避してください。
旧魔法都市跡や紅炎平原、嘆きの古城で目撃情報があり、劣勢になったM&A社の傭兵を支援するため戦線に投入される場合があります。

[エコロジストの屈辱]
王国の半年間に渡る激しい抵抗だけではなく、大魔導師の自爆によってエコロジストが損傷したことで屈辱を味わわされたM&A社の経営陣は激怒し、王国に対して報復攻撃を行いました。
女王のいる城と王都で量産されたエコロジスト3機とM&A社の最高勢力が投入され、破壊と殺戮が行われました。女王を殺したのもエコロジストの焼夷弾によるものとされています。

[自爆型ドローン群(スウォーム)]
30cmの大きさ自爆型ドローンが上空で羽虫のように群がっているのが特徴です。M&A社以外の存在を発見すると一斉に突撃して自爆し、一撃の威力は低いものの物量の力で相手を無力化させます。
マイクロドローンに襲われた時のために遮蔽物か対ドローン装備の使用を強く推奨します。
殆どの戦場で目撃され、スカベンジャー達の身近な脅威となっています。

[アームスーツ]
操縦者の動きを忠実に再現し、まるで自分の体の一部であるかのようにしなやかに動作ができる人型機動兵器です。装甲はメーカーによって様々ですが、米軍の最新式アームスーツはRPGに耐えるものがあります。武装も自由にカスタマイズできるのが魅力でM&A社の主力兵達が好んで使用する兵器です。
旧式のアームスーツならば、仕掛け爆弾や奇襲で破壊したスカベンジャーがいますが、リスクが高く推奨できません。旧式と最新式のアームスーツを完全に区別をするには専門知識が必要となり、慎重な行動が伴われます。
嘆きの古城、紅炎平原、巨大都市遺跡で目撃され、主力兵と同じく激戦地でよく出現します。場合によっては旧魔法都市跡で活動する事が稀にあります。

[ガンシップ]
3つの独立した大きな推進ノズルを持つエンジンと高度な飛行制御システムによって複雑で柔軟な機動力を手に入れて、ローターを持たない戦闘ヘリとして活躍しています。
20mm機関砲2門と地対空ミサイル、ロケット砲が備えられており、地上で活動するスカベンジャーの脅威となっています。対空装備をもたないスカベンジャーは発見されないよう慎重な行動が求められます。発見されたら煙幕を炊くなどを行って時間を稼いで退避してください。
旧魔法都市跡、巨大都市遺跡で目撃され、主に市街地で活動しています。

[多脚戦車]
平地では最強を誇るM&A社の戦車ですが、市街地や山岳地帯では本来の力を発揮できません。そこで戦車の代行として6本足とクモのような形が特徴の多脚戦車が実戦投入されました。
輸送任務に適した輸送型と火力特化の戦車型の2種類が存在します。
輸送型は昆虫でいう腹部にあたる部分が格納ポッドになっており、物品回収、要人捕獲などの幅広い任務に対応できる設計になっており、装甲も戦車型より頑丈になっている。その分、機動力が戦車型よりも劣ってしまい、武装も7.62mmチェーンガン、グレネードランチャーと対人に特化した装備となっています。
戦車型は誘導ミサイルを妨害するジャンミング装置、フレア弾の防衛装置や12.7mmガトリングガン、120mm戦車砲の武装で輸送型よりも火力に特化していますが、M&A社の戦車と比べる火力や防御面で大幅に劣っています。ですが、市街地や山岳地帯において高い機動力は戦車型の最大の武器でしょう。
格納ポッドの物質を狙って輸送型を襲撃するスカベンジャーが多くいますが、強力な護衛の存在を忘れないでください。大抵返り討ちにされる可能性があります。戦車型は強力な存在ですが、装甲がM&A社の戦車ほどではないので対戦車ミサイルや部位によっては対戦車ライフルも効果的です。
戦車型は嘆きの古城、旧魔法都市跡、巨大都市遺跡で目撃され、主に市街地や山岳地帯で活動しています。輸送型は目撃例が少なく、珍しい存在とされています。

[クリケット]
英語でコオロギという名前で見た目が二本足で立たせたコオロギのような姿から。
自律型AIで制御されていますが、兵士によるリモート操作も可能です。索敵と機動力に優れていますが、電子戦は得意で単純な機械ならば遠隔で自由に操作できる一方、防衛はエネルギーシールド(バッテリーの問題で長くは攻撃を防げない)に頼っているためか装甲は装甲車程度しかありません。戦闘不能になった場合は鹵獲防止のために自爆措置をとるためパーツの回収は困難です。
アークガンや12.7mm重機関銃、小型誘導ミサイルポッド、内蔵された自爆型マイクロドローンの強力な武装を備え、ゴロヴァ・デモナの対処で手一杯の主力兵に代わり報復活動を行います。女王の死後、潜伏していた王国親衛隊とM&A社専門に狩っていたスカベンジャーが犠牲となっています。
3機体制で行動し、M&A社が作成した抹殺リストに従って標的を追跡し、抹殺を行います。標的の仲間だと認識されない限りは無関係な人間に対して受動的ですが、巻き添えによる危険があります。
ターゲットにされた方はクリケット撃退も可能ですが、大抵の場合は抹殺されるので無関係な人間を巻き込まずに一人で行動してください。
自分の友人が標的にされても助けないで自分の命を優先してください。


皆さんの安全を守るために、これらの情報をしっかりと把握し、業務中に注意を払ってください。また、他のスカベンジャーにもこの情報を共有し、協力して安全を確保しましょう。

スチールドッグより

  • No.28 by スチールドッグ  2024-11-20 19:44:37 

>24 >26 金猪様

【旧魔法都市跡】

……?通知が来ている?ああ、なるはど(ふとスマホを見ると仲間からの通知が入っていた。どうやらM&A社部隊が接近しているらしい、おそらくリボルバー片手に死んだ奴を追ってきた掃討部隊なのだろう。つぎハギはスマホで″了解。先程、絶命したアルゴル兵を発見したが、おそらく奴を追ってきた掃討部隊の可能性がある。引き続き監視を頼む。俺の推測が間違ってなければ、奴らは派手な色をしているだろうから発見しやすいはず。″とメッセージを送信する。M&A社には水夫と呼ばれる人々がいる。彼らは様々な理由でこの星に連れてこられ、昔の時代にあった奴隷船の水夫(船乗り)たちのように奴隷以下の扱いを受けている。水夫達の服の色は赤などの派手な色が多いが、これは奴隷以下である水夫の証。派手な色は囮として敵兵達の射撃の的になってもらうためと誤射や巻き添えにしても問題ない兵士と一目で区別するための2つの理由がある。M&A社のテリトリーで敵の残党を狩るだけの掃討部隊、しかも死にかけ哀れ男を殺すだけのリスクの低い仕事は水夫達に押し付けるだろうと彼は推測しているが、この推測は必ず当てはまるとは限らない)

……(一回メッセージを送信した後もつぎハギは続けて″だが、身の危険を感じたらすぐにその場を離れてほしい。あくまで自分の命が一番と考え、無茶しないでほしい″と送信する。掃討部隊は水夫達しかいないと結論付けたが慢心は決して出来ない。M&A社の武装は水夫でもそれなりに充実しているし、思わぬ乱入者によって状況が悪化するかもしれないと全ての可能性を考慮しなければならない。金猪の実力が高い事はつぎハギも知っているものの、くれぐれも無理をしないように伝え)


(/つぎハギのロルにM&A社の水夫(末端兵士)が派手な色の軍服を来ている理由に整合性がとれない描写がありましたので修正いたしました。これも自分の設定が曖昧だったせいです。お詫び申し上げます。)

  • No.29 by スチールドッグ  2024-11-22 20:03:06 

(/募集上げです。質問や感想だけでも全然いいのでお気軽にお声掛けください。)

  • No.30 by つぎハギ  2024-11-23 04:24:26 

>all

【嘆きの古城】

思った通り、ここはとんでもない場所だな。仕事を断るべきだったか(かつて繁栄を極めた王国の城は侵略者によって廃墟同然まで破壊され、ゴロヴァ・デモナの要塞にされた嘆きの古城。ここではM&A社とゴロヴァ・デモナによる激しい銃撃戦が繰り広げられていた。戦場となった古城内でつぎハギは2つの陣営が争っている隙に騎士団から回収するように頼まれた依頼である古の魔導書を盗み出そうとしていた。危険すぎるから最初は断ろうとしたが、あの書物が奴らに渡ったらこの星だけではなく、もっと多くの星が侵略達に貪られてしまうと熱心に説得されて折れてしまったのだ)

特殊部隊員「こちら、ブラボー1。HVT(古の魔導書)を視認。追跡を開始する」
……!?ヤバい!(銃弾が飛び交い混沌を極める戦場で敵兵らの目を掻い潜り、ゴロヴァ・デモナの司令室から魔導書を回収して逃げることに成功したものの帰り際でアルゴル兵と銃撃戦を繰り広げていたM&A社傭兵に発見されてしまう、しかも最新の武装と傭兵達の喋り方からM&A社の特殊部隊であることが判明した。つぎハギは恐怖で固まりそうになる自分を抑え、そのまま廊下に向かって走り去ったが、都市迷彩を施されたアームスーツに身を包んだ特殊部隊の一人がつぎハギの後を追いかける。機動力の高いアームスーツに捕まることを覚悟していたつぎハギだが、後ろを見てみると追いかけてくる様子はない。城の大広間についた後に周囲を見渡したが、追いかけてくる存在はおらず、彼は逃げ切ったとホッとひと安心をする。それもつかの間、グレネードの弾が飛んで着て爆発し、つぎハギは爆風で転倒してしまう。高台から降りてきたのは彼を追跡していた特殊部隊員の一人、先回りして待ち伏せていたのだ。起き上がろうとするつぎハギを特殊部隊員は思いっきり蹴り上げる。人間の力を大幅に向上させるアームスーツの蹴りはつぎハギをサッカーボールのように跳ね上げて壁に激突させる。壁が崩れて大きなくぼみが出来ている様子から凄まじいパワーであることは間違いなく、義体化した体の彼でも重傷を負い、激痛で動けなくなっていた。自分の悪運が尽きたことを自覚し、己の死を悟る)俺も……こ……ここまでか


特殊部隊員「やっと、大人しくなったか」
特殊部隊員「HVTを発見。ん?このドッグタグは?……なるほど、元海兵隊員か」(逃げたつぎハギが虫の息になったのを確認すると、特殊部隊員は彼が手に持っていた魔導師を見つけるため周辺を捜索する。無事に目的の本を見つけ出したので連絡を入れようとしたが、気になる物を見つけた。よく見ると米軍のドッグタグが落ちており、海兵隊所属であることがある。特殊部隊員はこの持ち主がつぎハギで海兵隊に従事していたが、スカベンジャーとかいうゴミ拾いをする浮浪者になったと想像するのは容易かった)


特殊部隊員「フッ……随分と落ちぶれたもんだな。だが安心しな、すぐ地獄に送ってやるよ」(重いケガで弱ったつぎハギは汚い野良犬を見るように見下ろすアームスーツを見ていることしか出来ない。特殊部隊員は人生に失敗した間抜けな海兵隊と鼻で笑いながら巨大な銃器をつぎハギに向けて、引き金に指をかける。アームスーツが装備している銃火器は自動車をスクラップにする程の火力を持ち、銃撃をうければ体の原型はとどめないだろう)

  • No.31 by エフィミア  2024-11-23 19:08:53 

>主様
(/返信が遅れて申し訳ありません!リアルで思うように時間が取れず…。今は少し時間が出来たので、これからはもう少し早く返信できると思います。ごめんなさい)


>26 つぎハギ様

【旧魔法都市跡】

続きは帰ってから読もうかな…

(続けて他の2冊の本を走り読みし、それらも有益な内容だった事を確認すれば、満足げに呟いて。
エフィミアは売る為ではなく、学ぶ為に魔術の本を探している。それはより強い魔法を扱えるようにする為であり、仲間を守る為である。しかし魔術の本は数が少なく、見つかったとしてもページが欠落して読めなかったり、初歩的な内容が記された初心者向けの物であったりと、当たりと呼べる物が見つかる確率は低い。スカベンジャーが販売している事もあるが、彼らもその価値をよく分かっているようで上級の内容になる程値段が高い。エフィミアの所持金はそれ程多い訳ではないので、高い魔術書を何冊も買うことは出来ない。よってリスクを負ってでもこの旧魔法都市跡に訪れ、書物の回収を行っていたのだった)

…っ!?

(しばらく本の表紙を撫でていたが、微かではあるが足音のようなものが聞こえ、思わず体をびくりと震わせて。しかしすぐに気持ちを切り替えると、本を全てローブのフードに仕舞い、立ち上がって杖を構える。偶然誰かが入ってきたのか、または誰かに尾行されていたのか。どっちにせよ、油断し過ぎていた。本が3冊も手に入ったので、気が緩んで周囲の警戒を怠っていた。しかし今は自省する時ではなく、目の前の脅威に対象するべきだ。音のした方向に杖の先端を向ける。何かあれば、即座に攻撃魔法を放てるように準備して)

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