海星を臨んで  /  〆 

  海星を臨んで  /  〆 

 154    2024-10-21 23:20:12 
通報






春宵一刻巡りて、その身華に彩るは花霞の雪片───




 唯一の追懐を、指先添え天に聞ゆる   




 __






──────────〆



コメントを投稿する

  • No.81 by 山姥切長義  2025-01-15 23:24:03 




…───中吉。まあ、こんなところかな。願事は人の助けで叶う。…っふふ、転居の項目に良い早くせよと書いてある。お告げが出た事だし本格的に準備を進めてみるのも良いかもしれない。君の結果は?( 手に取りやすいよう然り気無く此方に御籤箱を置く彼の心配りに胸が高鳴るものの涼やかな笑みで隠し、からからと軽快な音を立てて振り出てきた一つのおみくじを手に取ると開き。綴られた内容をかいつまんで伝え、それよりもと彼が引いた内容を一緒に見ようと肩同士が触れ合うくらいに距離を縮めて。 )



  • No.82 by 南泉一文字  2025-01-17 23:29:58 





───中吉。まぁ、ぼちぼち…ッて、あっは、結果同じかよ…!どんだけ笑いりゃあ気が済むんだにゃ。…?や、でも。内容が違えな、どれどれ。家移り旅立ち良し、吉事は良い方に行く、…然し人に疑い掛けるべからず。──…まあ、なんだ。同室の場合。何方の部屋か、主に新しい部屋を所望するか決めねえと、にゃ。其処はお前が選んで良いからさ。( 一斉に同時見開いた二つの御神籤を交互見やり、最上の大吉よりも彼と同じ結果である中吉の二文字に瞳輝かせ驚喜と。先方の内容掻い摘みながら伝え読んでくれた事柄を視線寄せ共に見聞きし、彼が見やすいよう手許其方へ傾け持ち後方続きお告げ内容を口交えつつも朗読の語勢を低め、後半至るは自刃が故の問題であり自戒の念を心刻みて。ふと気付けば肩触れ合う近距離にて布地越し感じる体温に思わず一度双眸を宙逸らし眉尻下げ面映い表情浮かべて、 )




  • No.83 by 山姥切長義  2025-01-19 22:03:58 




では、主には日当たりが良い少し広めの和室を希望と伝えておこう。同室になる事で共に居る時間が増えるのは俺にとって喜ばしいと感じてるけれど、───…何か懸念している事があるんだろう?話してくれないか。( 麗らかな春の日差し包まれながら微睡む彼の姿を想像してはじんわりと胸が温かくなり幸せな気持ちで満ちていくのを感じつつ、おみくじを丁寧に折り畳むと大切にしまい。耳に届く声音は相も変わらず心地好いが何処か拭いきれない違和感をそのままにはしておけず、そっと彼の頬に手を添えて此方を向かせると吐露するまで離さないとばかりに至近距離で瞳を合わせ。 )



  • No.84 by 南泉一文字  2025-01-20 21:59:19 






日当たりが良い場所か、うッし。わーかったにゃ。そうと決まりゃ主には直接オレから伝え、───…!…ばか、そんなツラするなっての。情けねえ話、顕現してから今まで長く過ごした事も無かった。だから、こそ。こんな感情、初めてなんだよ。…にゃ。時折胸奥が閊えて、唯一お前を見る度に端から余裕すら無くなっちまう。けど絶対に。山姥切が厭う事だけはしない、刀に誓って約束する。何時でも還って来て欲しい、にゃ。( 其方本丸に戦力為る新刃たち増員との経緯で開拓増築済みと認識以降は、日向ぼっこ征く散歩中に見付けた風通しの良い木札無き部屋から見える四季折々の開花見頃な景色は一層想い駆り立つ月日を振り返って。その最中、ふと頬伝う心温い感触に眼見開き合わさる純真煌めく碧瑠璃へ嘘偽り吐ける筈も無く。添えられた手甲ごと掌内覆い片頬擦り寄せると心憂い胸懐を打ち明け、最近仄聞した朗報に彼の更なる飛躍を願い祝言贈り。 )───極実装、おめでとにゃん。




  • No.85 by 山姥切長義  2025-01-21 21:58:33 




全く、そんな心配は杞憂だ。服の中に虫を入れるといった稚拙な悪戯をしない限りは厭わないから安心してほしい。───……君の極実装から三年と少しか。先に修行へ旅立ったもの達とようやく肩を並べて戦える強さを得られて嬉しく思うよ。( 掌に伝う感触と仕草にゆるりと双眸細め、もう片方の手も添えて心が和らぐようにとほんの少しの冗談も交えてやわやわと。待ち望んだ文字の羅列を一つずつ確かめながら決して短くはない月日と積み上がった思いの数々が溶けて新たな景色へと進む為の糧となるような、一言では表せない気持ちを抱きながら瞳を伏せると握った手を胸に当て。 )



  • No.86 by 南泉一文字  2025-01-23 23:33:25 


 

おーい…ッ、誰が稚拙な悪戯すんだにゃ…って、……虫?───ふ、ははっ!何だろうなァ、ほんと。やっぱ凄えわ、全部吹っ飛んでく。修行発つに早いも遅いもないと思うぜ、初めからお前は此処の本丸に属する無二の刀だ。これからもずっと、にゃ。( 泰然と諧謔心滲ませつつ言い退ける心地好い声色の言葉に、温もり増す掌越しを見据えて。ふつりふつりと胸奥の蟠りが解けるかのように相好を崩れ微笑み綻びみせ、先程挙げられた児戯の一つにもしや虫類が苦手なのかも知れないと追及自体は避けるものの、一端見受けて彼の可愛らしい側面を想像し口許ゆる。微かに刻む心音に触れ、与えられた使命により顕現せし者達が集う場所でその時が訪れる際は審神者と皆々共に彼を出迎える日を心待ちに語り明かそうと密かに。 )




  • No.87 by 山姥切長義  2025-01-25 23:17:36 




っふふ、随分と嬉しい事を言ってくれるじゃないか。君に借りた手巾だけど洗ってから返すよ。何も手元に無いのも不便だろうから、代わりに俺の手巾を使用してくれ。───さて、そろそろ万屋街に向かおうか。長船派の方から紹介された喫茶店があるんだが其処に行かないか?( 無二の刀、と復唱するように心の中で呟くと瞳に映る恋刀の微笑に釣られて此方も相好崩し。忘れない内にと懐にしまい込んだ青魚の刺繍が施された手巾の事を伝え、袖口から銀の糸が織り込まれた灰青の綿の手巾を取り出し彼の掌に乗せて受け取らせると縁のある刀から万屋街に行くなら是非此処にと勧められた場所を提案してみて。 )



  • No.88 by 南泉一文字  2025-01-27 23:23:20 





…な、ッ…嗚呼、もう。茶化すんじゃねえ、にゃ。んあ、別に気にしな…───さんきゅ。おう、そうだな。散々付き合わせちまったし、ご相伴にあずからせてもらうにゃあ。( 胸奥抑え込もうにも恋慕溢れて留まらない所為で、早や降参と片手で片眼抑え。律儀に手渡してくれた換えのを拝借し、ふわりと彼の身衣と同じ香り立つ手触り好い銀糸織り込む灰青の綿地手巾を呆け見眺めて。優しい心遣いを押し返す真似はせず、動揺ゆえに若干折り目付く手許の御神籤と重ね懐入れ。元々本来の目的を思い出し提案誘いに乗り此処から万屋街と近道なる裏道往こうと無意識、繋ぎ触れたい気持ちを前面表し少々照れくさそうに再度其方へ片掌を伸ばして。 )



  • No.89 by 山姥切長義  2025-01-29 22:13:04 




……困った事に君に抱く想いが膨らむ一方だ。───…大好きだよ、南泉。それじゃあ往こうか。( 手に触れる温もりと恋慕滲ませた横顔に胸がきゅうと締め付けられ、彼の前では余裕を持つ事も溢れ出てくる感情を抑える事も出来ないのだとつくづく思い。此方へ向ける言葉や行動一つで一喜一憂してしまう程に心を奪われているのだと改めて自覚して、自身の変化に少しの戸惑いを感じるものの彼が与えてくれたものだと考えればそれすらも愛おしく感じ。耳元にそっと唇を寄せると吐息混じりに溢れる想いを囁き、指を絡めるように繋ぎ直すと裏道を歩き出して。 )



  • No.90 by 南泉一文字  2025-02-01 23:58:00 





…───!…ッ、オレだって、何時も…!って、おい!人の話聞けよッ、に"ゃーっ!( 不意に耳元で吐息混じえた想いの囁き乗せられた名を鼓膜聴き届くや否や瞳孔丸々と、強く鼓動が高鳴り覚え胸奥きゅん。良く人の子が喩える心臓が幾つあっても保たないとは正にこの現状かと、慌てて片手を耳抑えるも全身駆け巡る熱は収まる無く。心中留まる言葉を繰り返しまるで顔面が紅き林檎のように真っ赤と早口騒ぎ立てながら、五指絡める掌は一層握り添えて。境内の鳥居を御辞儀がてら潜り抜け裏道通り歩き、賑わい栄える万屋街へ到着すると目指す喫茶店らしきレトロ外観の場所を指差して問い掛け。 )おー、こりゃ結構賑わってんな。長船の連中が言ってた場所は此処か、にゃ?





  • No.91 by 山姥切長義  2025-02-04 20:13:43 




正解。───…話によると、季節の果物が使われたタルトとバスクチーズケーキ。そして珈琲と紅茶のどちらもお勧めらしい。俺は勧められたものにするけれど、君は?( からん、と真鍮で造られた鈴の軽やかな音色を奏でながら扉を開くとレトロモダンで落ち着きのある雰囲気に包まれた空間が広がっていて。結霜硝子から柔らかく光が差し込む席に向かい合うようにして座り手書きのメニュー表を其方に向けて広げ、口にした名を人差し指で示しつつ秘かに彼の好みを調査しようと敢えて暈した言い方をすれば選ぶようにやんわりと促し。 )



  • No.92 by 南泉一文字  2025-02-07 23:38:12 





へえ、流石どれも美味しそうだにゃ。お勧め選ぶなら両方頼んでみようぜ、山姥切は果物のタルトと紅茶な。──…オレはこの、バスクチーズケーキと珈琲にする。嗚呼、すみません注文を。季節の果物タルトに紅茶、バスクチーズケーキと珈琲をお願いしま…ッす、…に"…ゃ。( 流石は刀派ご用達の御店とあり大勢の客層で繁盛賑いお洒落な内外装雰囲気も彼と良く似て馴染み落ち着く空間を視野に、対面なる形で腰掛け此方に聴き分かりやすいよう差し向けられた手製メニュー表見ながら逡巡せず問い掛け。旬の果物豊富ならば疲労回復などに繋がるのではと艶輝く果実を潤沢に乗せられた愛宕梨タルト、夜な夜な完徹組の必須お供であろう珈琲は遠ざけるように紅茶を勧めて。続き自刃は色合い好むバスクチーズケーキに彩られた河内晩柑を見るなり、一度視線ちらりと目前の恋刀に薄ら口許緩んでしまい。仮に万が一組み合わせに不服そうであれば己の分と交換すれば良いと楽観的に手空き通り掛かった店員に片掌上げて注文告げるものの猫の呪い故にやはり語尾締まらず、何とか苦顔堪えながらオーダー済ませて。 )




  • No.93 by 山姥切長義  2025-02-10 21:36:19 




んっ、ふふ。折角堪えられていたのに可愛い語尾が出てしまったね。……───南泉にならどちらの呼称でも構わないが、山姥切と真っ直ぐな思いを乗せて呼ぶ声が好きかな。君の山姥切は俺だ、…なんて。( 呪いに堪えきれずじわじわ出てしまう語尾に彼らしいと可笑しそうに笑み溢し、久方ぶりに聞く呼称に胸の内で感じている思いに少しの独占欲を滲ませふわりと微笑を。やがてオーダーされた品がそれぞれ置かれ、健康的な効果のある梨にカフェインの少ない紅茶と此方の身体を気遣う心配りに嬉しさを感じて。いただきますと呟きタルトの端を小さく切り分けてから口に運び果肉に歯を入れると瑞々しく豊かな甘味がじゅわっと広がり、卵黄の風味が強く感じられるカスタードとざくざくと食感の良いタルトが合わさる事で生み出される味に納得すると再度フォークで差して彼の口元に。 )成程、お勧めされた理由が分かるよ。───はい、一口どうぞ。



  • No.94 by 南泉一文字  2025-02-13 23:54:00 






……、ぐ…っ、何言っても締まらねぇ、にゃ。んーあ、急にどうし───…。こちとら伊達に腐れ縁なんざやってねえんだよにゃあ、離れたら少しだけ待っててやる。後はその代わりに絶対追い付いてみせっからさ、今後とも付き合ってもらうぜ?…なあ、山姥切長義。( 相変わらず珍妙な語尾にも一つ笑い種なればこの上無いと、無邪気に微笑み溢れる彼を目前に毎度の些細な口反発すら言い敵わず内心白旗投じ横髪ぐしゃりと掻き上げて。再度紡ぎ掛ける言葉に鼓膜響く声調を捉え、互い伯仲の出来である二振りでは顕現時当初から古株鎮座と前者を山姥切と呼称認識している刀が大半ではあったが、其々個性や存在価値を認めている経過対し昔過去含め今現在も密か目追い見てしまう刀刃は高慢であり風光明媚とも比類なき我が誇り抱く銀青一振りを冒頭に。テーブルに届けられた瞬間広がる香ばしい洋菓子と温かい飲物を視野に、食欲唆りつつ手合わせ挨拶述べた際フォークを持ち手止める先へ、ちらりと視線見遣りて美味しそうに食べる彼の様子を見つめ微笑む口角浮かぶものの束の間。やや双眸降ろせばフォークに一口差し乗せ向けられた果実梨タルトが口元に、動揺と混乱じわじわと湧き上がる羞恥に戸惑う中で折角の厚意背く訳にもいかず薄ら目閉じ腹括り上半身前のめり体勢で開く口唇かぷり。 )────、…へ?…、なにやって。……、マジかよ。いただき、ます。




  • No.95 by 山姥切長義  2025-02-14 21:42:35 




( 落ち着きがありながらも対象を仕留めるような刀の鋭さを感じられる声音で銘を呼ばれた瞬間にどっと強く鼓動が鳴り、思考で解析出来ない身体の反応を決して表に出さず悟られないように隠し。凍てつく冬の寒さの中でぽかぽかと優しい熱で温めてくれる日溜まりのような姿はほんの一部なのだと知ると同時に、まだ知らない彼の姿を余す所なく見せてくれる日がいつか訪れるのだろうかと淡い期待を抱き。礼儀正しく感謝を表す言葉を添えつつ律儀に差し出した一口サイズのタルトを咀嚼する様子に満悦して双眸細め、一つ一つの言葉や示してくれる反応どれもが愛しく大切に胸にしまうと紅茶に口を付けて。芳醇な味わいに心和ませつつ、ふと渡す機会を伺っていた紙袋に視線を落とし。再び視線を彼に戻すと光沢のある革紐に金の菱形の飾りが付いたチョーカーと甘さ控えめなチョコレートを使用したカップケーキの入った紙袋をそっと差し出し。 )以前、俺に贈り物をしてくれただろう?そのお礼と……───もう一つの方は察してほしい、かな。



  • No.96 by 南泉一文字  2025-02-15 00:41:24 





( ────察した、ッつうか…本当に、嗚呼もう。今でも散々堪えてきたけどよ、確信刀も良いとこじゃねえか。今直ぐに返事を書き散らしてえ、が。如何せん一旦諸々落ち着かせてから筆取らねえと確実に、…なんて、醜態晒し本音吐いちまう手前に。礼だけ先に言いたくてさ。まあ、なんだ。その、ありがとな。まさか直接逢って手渡されるとは思ってなくて。凄え吃驚して嬉しかった、にゃ。毎時忙しいだろうに、大切な時間掛けてくれて何時も感謝してる。此方も其々しかと、彼方でも。贈物は大事に食べて、オレの宝物にするにゃあ。 / 此方蹴り推奨! )




  • No.97 by 山姥切長義  2025-02-15 18:51:32 




( さて、何の事かな。俺としては衝動のままに綴られた言葉を一度読んでみたいと思っているが、これまで堪えてきた努力を水の泡にする訳にもいかない。どうしたものか───……一先ず言えるとすれば。どんな君も愛おしく感じる。もっと色んな姿を見せてほしい。…そう願ってしまう程に強く想っているよ。気持ちが溢れて思わず反応してしまったけれど、此方への返信は不要だ。いつも俺に優しい日々と愛を与えてくれてありがとう。結ばれた縁が少しでも長く続くよう、この心を以て尽くすと誓おう。 )



  • No.98 by 南泉一文字  2025-02-18 02:30:37 





……ッ、うっま!凄く美味しいにゃ、連中が勧める理由が分かるっつうか。……え?別にあれはオレが勝手に押し付けちまったモンで礼なんて、察し───…?……っ"、!やることが何時も不意打ち過ぎんだよ、あ"ー…、もう。ほんと。…嬉しい、ありがとう。本丸に戻るまで楽しみにしておくにゃあ。( 口中で広がる梨の果肉甘さ加えて、さくさくとパイ生地合わせ咀嚼しては舌鼓みを打つ傍らで後々ふと思考過りこれは所謂間接何とやらに、当て嵌まるのではないかと仄か熱帯びる両頬ごと口許へ片掌抑え込み。煩悩振り払うように珈琲を飲むべく陶器製クリーマーを手に真下注ぎ入れるとスプーンで軽く混ぜ、口付けるも自刃が猫舌だという事を失念しており僅かに声噎せ直後咳払いでその場を誤魔化し。身内仲間が勧めているように焙煎深い風味が濃厚さを増し飲み応えある温かい珈琲を梨タルトと続き称賛と、途中何故か視線離す様子に疑問符を頭上浮かべて微か首傾げ、目前差し出し手置かれた紙袋に双眸ぱちりと瞬き面食らいを。脳内処理が鈍く素顔のまま漸く理解追い付けば愕然ぶわり頬紅させ、お礼感謝を告げながら贈り物を有り難く拝受して。片方の紙袋からはチョコの甘い香りが漂い寄せ、更にもう片方の中身は把握出来ず気になるものの未だ手付かずのフォークを淡黄果実が合わさるクリームチーズにアーモンド風味引き立つバスクチーズケーキ一口サイズ差し乗せて。先程の優しい所作には及ばないが、美味しいものを沢山共有したい気持ちと個刃的に食する姿をもっと見たいと言わんばかりに。すい、と手許フォークを彼の口許へ向け。 )────…ん。




  • No.99 by 山姥切長義  2025-02-20 23:16:04 




心ばかりの品だが、気に入ってもらえると嬉しいよ。っ、え。…では、遠慮なくいただこうかな。───うん、それも美味しいね。( 形良い唇から発せられる温かな言葉と何よりも喜んでくれた事が嬉しく熱が込み上げ、紙袋持つ彼の小指をするりと指先で滑らせるように触れると柔らかい笑みを。先程珈琲を飲んだ際に見せた一瞬の綻びに熱い物があまり得意ではないのかと検討を付けると可愛らしい一面を知れた事に嬉しく感じながらこくりと紅茶で喉を潤して。最初の一口を此方がいただいて良いのかと寄せられたケーキと彼の顔を交互に双眸向けるが、やがて厚意に甘える事に決めれば頬にかかる髪を耳に掛け直しつつフォークに乗せられたケーキを口に。コクのあるまろやかな酸味のクリームチーズに香ばしいアーモンドの風味、まったりと溶けていく中にさっぱりと甘い果実のぷちぷち弾ける食感の好さに自然と頬が緩み。再びタルトを口に運び、そういえば菓子を用いた勝負事の勢いや就寝前の際にしたようなものではなくきちんとした口付けをしていない事にふと気付くと無意識に視線の先を彼の唇に向け。 )



  • No.100 by 南泉一文字  2025-02-25 23:58:29 





ごちそうさまでした、───…ふっ、見過ぎ。( 出過ぎた真似でも素直に応じてくれる反応に双眸緩め、触れ合う手先の感触合わさり尚も一つ一つ見惚れてしまう仕草にぎゅっと心射抜かれながら相も小振りな可愛い口内へフォークを軽く掬い引き上げれば満面笑み弾けて。他の刀や刀派の兄達の場合障りない事でも、いざ彼の事になると意図せず傾く意識を動揺悟られないように一口大ずつバスクチーズケーキをフォーク寄せ頬張り。咥内残る先程の甘味と入り混じる酸味が丁度心地良く和らぎの充実感満たされる中ちらりと目留め気持ち表れ成す紙袋を見るなり嬉々芽生える喜び大半、本丸内でも優良博し持て囃されている優しい彼が自刃以外にも手贈物したのだろうかと脳内で重々理解していても唯恋刀対しこのような見苦しい感情を抱いてしまうのは自刃が思考さえ未熟である事を脳裏過ぎり口許堅く一文字結び。程良く落ち着いた温度の珈琲を再度飲む最中、目前の視線向ける行先に気付き最後の一口を平らげ完食飲済ませ。ぺろりと、悪戯気に紅い舌出し。 )



[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック