通りすがりさん 2024-10-05 09:00:23 |
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今の俺なら何とか出来るが、当時は慌てるだけだったな
(あっという間にキッシュを食べ終えた相手を横目に、当時のことを思い出して少し苦笑しながらワインを飲み干して。相手の言葉に同意するように軽く頷きながら、例外もいるためそれもあるだろうかと呟いて)
今年の一年は、1人と1匹でカウントしなくては行けないオンボロ寮のやつもいるからな…特に1匹の方が何かということを聞かない
それ、すっごい分かる~。
(友人の言葉に肩を落としたまま深々と頷き、グラスに残ったジンジャーエールを一気に飲み干す。テーブルに空のグラスを置いた後、「あの魔獣くん、俺の説明聞いてくれないんだよねェ。危険な毒草扱ってる訳だし、話聞かないで他の子に迷惑掛けられちゃ困るんだけどさァ…」とぶつくさ文句を垂れて)
横の子犬は魔法も使えないから余計に怪我しないようこちらが見なければいけないし…はぁ
(空いたグラスに気付きもう一度注文しながら、もう1人の監督生の方について話して。監督生自体は問題は起こさないものの、その周囲が問題児過ぎてフォローが大変だとぼやいて。自分の授業もなかなかリスクが高い授業だが相手の授業はさらにリスクがあるため大変だな…と思って)
そうなんだよねェ…飼い主くんはすっごく良い子なんだけど、周りがさァ…
(あれこれ文句を垂れたが監督生自体には悪い印象は持っていないらしく、少し表情を緩めながら口を開く。空いた皿を下げる店員にジンジャーエールのおかわりを注文し、テーブルに頬杖をついて)
躾はきちんとしてもらわないといけないがな
(はぁ、とため息を吐いて。頑張ろうとしている姿は評価するが手綱を握ってもらいたいと思って。今日も釜の中に入れる物をふざけて放り投げたせいで火傷、最悪薬を被りかけたことを呆れて呟いて)
基礎的な物を投げないすらも守れないあの駄犬が…
あははッ、荒れてるねェ。もう一杯飲む?
(口を開けば文句しか飛び出さない友人を見つめて軽快に笑い、メニューを片手に首を傾げる。ついでにメニュー表に目を通してみるが、友人の好物は見当たらなかったらしく)
飲む…にして他の子犬もだ…
(食い気味に飲むと言って笑った相手とは違い、ため息をずっと吐いてしまって。淡々と愚痴をこぼしながら、他の一年生たちの愚痴まで始まって)
…うんうん、大変だねェ。
(次々に注文されるワインが5杯目を超えた辺りから、少しばかり呂律が怪しくなってきた友人を見守り─両手でテーブルに頬杖をつきながら、生徒たちに関する愚痴への相槌を打って)
それに!学園長も学園長だ…授業中に入ってきて…
(店のグラスだと言う事を考える理性はまだかろうじて残っており、グラスを机に叩いておくなどのはしたない行為はしないが、段々と学園長も口にまで発展し授業中に突然くるせいで生徒たちの集中も逆に途切れることに苛立ちを覚えていることをぼやいて)
なにが、お邪魔しますよだ…入ってくるな、そうだよなぁ?
あはは、俺はあの人結構好きだけどねェ…まあでも、確かに授業中はちょーっと迷惑かも。
(友人から飛び出す学園長への愚痴には苦笑いと肯定の意を示しつつ、近くを通りがかった店員に水を注文する。その後も時折相槌を打ちながら友人の話を聞いて)
そうだろう…全く
(相手が賛同し、頷いてくれると落ち着いたのか店員が運んできた水を飲み、頭を冷やして。相手との付き合いが長いからか、ついこうして話してしまうなと思いながら相手には愚痴はないのか聞いて)
俺ばかり話したが、お前は何か無いのか?
俺ェ?ん~…俺はあんまり無いかなァ。学園長も、一年生くんたちのことも大好きだしね~。…あ、もちろん…デイヴィスとかサムとかのことも、だよォ?
(落ち着いた友人から急に話を振られて驚いたのか、目を丸くしながら首を捻る。その後はすぐに普段通りの緩い笑みを浮かべ、両手を広げながら笑い声を上げては─楽しげに目を細めながら人差し指でぴっ、と友人を指して)
誰にでも尻尾を振りすぎないことだな
(相手の言葉に分かってはいたため、やれやれと言いたげに首をすくめて。別に学園長も生徒も嫌いでは無いが相手にようには思えないなと思いながら、水を飲み干して)
うん?尻尾なんて振ってないよォ。
(友人の言葉の意図が理解できないのか、不思議そうな表情で首を傾げる。デザートのラムレーズンアイスを掬いつつ、ふと何かを思い出したように手を叩いて笑い─可愛らしいデザインの紙袋をテーブルに置いて)
ア、そうだ!この前ねェ、俺の家の前にスイーツショップが出来てさァ。デイヴィスの好きなレーズンバターサンド売ってたから、買っといたんだよねェ。はい、これ。
どうだかな
(不思議そうな顔をしているのを少し鼻で笑ってから目の前に置かれた紙袋に目を少し開き、買っておいたと言われると早速中を見てみて。美味しそうな好物であるレーズンバターサンドで。嬉しそうに笑みを浮かべて思わず身を乗り出して相手を撫でて)
good boy、いいセンスだ。最近中々食べてなかったからちょうど食べたかったんだ
あははッ、喜んでくれたなら良かったァ。
(友人の笑顔につられたらしい─大人しく頭を撫でられながら楽しそうに笑い、アイスをまた一口食べる。アイスの皿が空になったところで、テーブルの下で足を組みながら首を傾げて)
…ん~…そろそろ出るゥ?
そうだな、もう出るか
(このレーズンバターサンドはいつ食べようかなどと考えていると、相手から帰る提案をされて時間を見てから頷いて。明日も仕事でバタバタししうだち思いながら悪くない食事だったと言って)
すっきりしたし、飲みも悪くないな
あはッ、了解。
(友人の言葉を聞いて立ち上がり、さっさと会計を済ませた後─店外に出て、凝り固まった腰を伸ばすように大きく伸びをする。悪くない、と言われれば楽しげに目を細めて)
嫌じゃないなら良かったよォ。…じゃ、また明日ネ~。
あぁ、また明日
(会計をしてくれた相手に軽く感謝を伝えてから、店を出ると少しだけ小さくあくびをして。相手が楽しげにすると自身も少し笑ってからまた明日と言ってから背を向け、そのまま家に帰って)
ただいまァ~。
(友人と別れて自宅へ戻り、まずは管理している毒草の手入れをする。その後は風呂に入って眠り、また翌日学園へと出勤すして)
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