ビギナーさん 2024-09-30 08:31:37 |
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……??
私、1番後ろ席ってなったことないんだよね。だからすっごく嬉しくて。ここなら居眠りしても、ばれないかな!!
( 相手の言葉にはぽかんとした表情をするも、結局意味はよくわからないのか、1番後ろの席について嬉しそうにまた話し始め。その理由を述べていくごとに、授業中居眠りをしてしまうことを自分でバラしてしまって。それに気付かず、「新川くん私より大きいから壁になってくれるし!」と脳天気に笑って話して)
お、おう、そうか…ていうか、俺が言う事じゃないけど授業はちゃんと受けとけよ
(見事なまでにこちらの思惑から外れた能天気な答えに、恥ずかしさとかよりもまず一番に脱力感が先にやってきて、自身も別に熱心に勉学に向き合っている訳ではなく、なんなら上の空で授業を聞いていることもなくはないが堂々と居眠り宣言をする彼女にペースを乱され思わずそうツッコミをいれてしまって)
はーい。あ、先生きた!
( 相手の言葉に返事をするもおそらく直すつもりは無いような感じで笑って。ふと視界に次の授業の先生の姿が見えると、はっと気付いて相手にそう伝えて。鞄から教科書やノートを取り出せばそそくさと準備を始めて)
(授業が始まって半分程時間が過ぎて、最初はそれなりに真剣に聞いていたが次第に面倒になってきて、ノートをとっていた手をふと止めると窓の外の景色に何気なく目をやるとグラウンドで体育の授業を受けているどこかのクラスの生徒たちが見えて、少しの間その様子を見ていたがそれもすぐに飽きてしまい。そういえば、とすぐ後ろの彼女のことが気になり流石に一限目から居眠りをしているなんてことはないと思うが…と振り返ってみて)
( 授業中、はじめはノートをとっていたが次第に睡魔がおとずれ。寝ちゃいけないと、思いながらペンを動かしているうちにそれも止まり、うとうとと首を上下に揺らし。窓の外からさす心地よい日差しがあいまって、気がつけば眠りに誘われてしまい、頬杖をついたまま目を閉じていて)
器用な奴…
(最初頬杖をついて窓の外でも見ているのかとも思ったが、すぐに目を閉じてこっくりこっくり船を漕いでいるのがわかり、ある意味一枚の絵のようにも見える構図でしっかり熟睡しているのを見れば思わずそんな感想が口を突いて出て苦笑浮かべつつ、視線前に戻して)
…ん、…
( しばらくしてチャイムが鳴った音に反応すれば薄ら目を開けて。ぼーっとしていたが、ノートを途中までしか書いていないことに気が付き、はっとすれば急いで書き始めて。しかし日直が黒板を消し始めたのには、「あー…!」っと少しばかりこえをあげ、最後の方はノートをとることができず)
今度はどうした?…ああ、なるほど…ドンマイ
(背後から漏れ出るため息とも悲嘆ともつかぬ声に思わず反応し、怪訝そうな表情で振り返ってその手元と彼女の目線の先を見て。今まさに板書の文字が消されていく状況に、大方の事情を察すると他人事のように笑いながら、軽い口調でそうフォローして)
うう…、後で誰かにノート見せてもらお。
( 相手の言葉には更に落ち込んだ様子を見せるも、諦めて後で誰かに頼んでノートを見せてもらえばいいかと開き直って。しかしながら仲のいい友だちとはクラスが離れてしまい、このクラスには友だちと呼べる子がおらず、どうしたものかと悩ましげな顔をして)
デカい独り言だな。…見るか?
(わざわざこちらにも聞こえるような声で独り言のようにそう口にした彼女に、内心で思うだけでなく口に出すあたり本当はかなり困った状態なのではないかと推測すれば、やれやれと小さくため息ついて肩すくめるとノートを目の前にやって)
いいの?
ありがとう!!
( 不安げな顔から一転、相手の言葉にぱぁっと分かりやすく笑顔になると嬉しそうにそのノートを受け取り。礼をいえばすぐ自分のノートに書き写して、最後まで書き終えると満足気に相手のそのノートを返し、それと思い出したかのように鞄から苺味の飴を手渡して。)
これ、お礼!ほんと助かった!
甘いもん、あんま好きじゃねーんだけど…まあいいわ。サンキューな
(お礼にと差し出された飴と彼女の顔を一度交互に見ては甘い物は好きではないと正直に言って苦笑いを浮かべるが、彼女の嬉しそうな笑顔を見ていればそんなこともなんだかどうでも良くなり、気まぐれで飴を口に含めば小声で「やっぱ甘ぇな…」と溢しつつお礼を述べて)
甘い物はストレス解消にもなるんだから。
( 好きじゃないと言いつつそれを口に入れた相手に、思わず小さく笑いながらそんなことを言って。ノートや教科書を片付ければ、次は体育の授業だなぁと少し面倒くさそうにしては、更衣室へ移動するために立ち上がって。「次体育だから、じゃあね」と挨拶をすませて。)
…相変わらず騒がしいな
(体育の授業の内容はバスケで、男子と女子で体育館を二つに分けてプレイしており。コートの外で見学している女子たちから黄色い歓声が上がると、いつものことながらやかましいなと呆れたように小さくため息こぼし、やれやれと肩を竦めつつシュートを決めて)
…?…いたっ!!
( 男子の観戦者が多く試合が成り立たないため、適当にバスケのシュート練習をしていたところ、男子側のコートから飛んできたボールが運悪く頭を直撃してその場にうずくまり。涙目になりながらも他の子に心配をかけまいと「大丈夫大丈夫」と言い、自分で保健室へ行こうと先生に伝えてから保健室へ向かおうとして)
…あー、悪い選手交代。ちょいトイレ行ってくるわ
(殆どの他の女子は彼女にボールが当たってフラフラ体育館から出ていく様子は視界にすら入っていないらしく、心配する一部の生徒にも断りを入れながら体育館を出て行こうとする背中見送るとコート端の近くにいた男子に選手交代を願い出れば体育館を早足で出ていきすぐ彼女に追いつき「おい結城、一人で大丈夫か?」真横に並ぶと横目でみながら声をかけて)
あ、新川くん…大丈夫!
あたったときは痛かったけど今はもう痛み引いてるから。
( フラフラと歩いていれば、不意にかけられた声と横に現れた彼の姿に目を丸くして。本当はまだジンジンと痛むが心配をかけまいと、にこにこと笑って見せて。「心配してくれてありがとう!」と伝えては。)
本当か?ちょっと見せてみろ…コブになってるじゃねえか
(声をかけた途端にふらふらの足取りから一転、なんともないとアピールをしてくる彼女に訝しげな目を向けると、無遠慮に頭に触れると髪を軽くかき分け、確かこの辺りを抑えてたなと思い確認すれば案の定その部分がコブになっているのがわかり、これでよく大丈夫なんて言えたもんだと呆れ顔で)
え?…あー…、それはぁ…
…はい、痛いです。
( 髪に急に触れられるとびっくりして、しかしながら先ほどぶつけた場所がどうやらコブになっていることを理解すれば、言い訳などできず。素直に頷き痛みを認めて。不思議なものでそういうと痛みがより強くなったような感じがして)
ったく…どうしてそうやってすぐバレる嘘をつくかね…ほら、付き添ってやるから早く行こうぜ
(ようやく素直に白状した彼女に、やれやれと肩を竦めて。ここまで来たら乗り掛かった船、みたところそこまで重症というほどでもなさそうだが、とりあえず保健室までは付き合ってやることにして)
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