ビギナーさん 2024-09-30 08:31:37 |
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どういう意味よー!
こう見えても料理は小さい頃からしてるから得意なの!
( 突然隣に腰を下ろされ弁当や自分を見られると、ドキドキしてしまって、困ったように眉を八の字に下げるが、見かけによらない、という言葉にはまた頬を膨らませて。料理経験ならかなり自信があると自慢をすると、「なんでもつくれるんだから!」と断言し)
へえ、じゃあ煮物なんかも作れんの?筑前煮とかさ
(料理は得意だと自信満々に息巻く彼女の発言に関心を示せば、その発言が過言かどうか確かめるように、和食としてはポピュラーだが、その一方で調味料の配分や均一に味を染み渡らせるのが難しそうな煮物を一例として挙げて本当に作れるのかと挑発的に口にして)
作れるよ!そんなに疑うなら今度作ってきてあげる。
( 相手の挑発的な言葉には、自信満々に胸を叩いて。しかしながら言葉ではどうとでも言えるので、もし本当に疑われているのであれば作ってこようなんて言ってしまい。しかし筑前煮の名前があがるということは、筑前煮が好きなのかなとふと思い尋ねてみて)
筑前煮好きなの?
ん?まあ、な。じゃあ今度本当に作ってきてくれよ
(どうやらかなり自信があるらしい、キチンとそれが口からの出まかせでない事を証明するべく、こちらから何か言う前に自ら筑前煮を作ってくると申し出た彼女。意外にも煮物、特に筑前煮が好きであることを隠さず素直に頷けば、それなりに期待している事を示すようにこちらからも重ねてお願いして)
わかった。楽しみにしてて!
( 頼まれると任せて欲しいと笑って。しかしながらそう言ったあとで相手のために筑前煮を作ってきたとして、周囲の女子にそれがバレたらすごいことになりそうだと想像しただけでも身震いし。「じゃあ明日のお昼もってくるから、中庭にまた来てくれる?」と伝えて。)
明日って…すげー行動力、まあそこまで言うんなら楽しみにしとくわ。そんじゃ俺は教室戻るな
(まさか今日言い出して、明日に即行動とは思ってもみず、思い立ったが吉日と言わんばかりのその思い切りの良さに思わず苦笑い浮かべるが、なんだかんだ自分の好物を作ってきてくれるという彼女への期待感はそれなりに大きく素直に楽しみだと相槌打てば、そのまま別れを告げて教室へ戻り。そうして時間は流れ昼休みは過ぎていき)
( 何だか嬉しいような恥ずかしいような、2人だけが知る特別な約束に心は自然と高鳴ってしまい。その日の午後は珍しく授業をきちんと受けて。放課後になると、部活には所属していないので帰りに筑前煮の材料でも買って帰ろうかな、と鞄を持ち帰ろうとするも、ふと目の前の彼を見ては。「新川くん、また明日ね」と一応挨拶をして、教室を後にしようとして)
ん?ああ、なんだお前もちょうど帰るとこなのか
(たまたま今日は家で予定があり、女子たちからの誘いを断って帰宅準備を済ませたところにちょうど声をかけられ、そちらを見れば同じく帰り支度を済ませて教室を出ようとしている彼女の姿があり、たまたま同じタイミングで帰宅時間が重なれば敢えてズラすというのもなんだかおかしな話、そもそも一緒でも何か不都合があるわけでもないためそのまま一緒に教室を出ては微妙な距離感のまま下駄箱まで一緒に歩き出して)
あれ?新川くんも帰るの?何か用事?
( 同じタイミングで教室を出ると相手の横にいつつも、少し距離を取り歩いて玄関へ。なんとなくだが彼はいつも友だちや女の子たちに囲まれて楽しく過ごしているイメージがあり、こんな風に1人で帰るなんて珍しいと思っており。自分はといえば、友達はいるが部活に所属している子が多く一緒に帰れないことが多い。そのため大体は一人で歩いて帰るのだ。玄関を出ても暫くは同じ方向なようで)
まあな、親が今日は帰りが遅くなるからって買い出しを頼まれてるんだ
(帰りが遅くなる親のため代わりに買い物に出かけるという特段重要な用件というほどのことでは無いのだが、何も用がなかったとしても、ただ友人に付き合って寄り道して遊びに出かけるばかりであるため、たまには家族の為にサービスしてみるのもいいだろうとそんな風に考えて気まぐれに頼み事を請け負ったことなんかを話して聞かせて)
そうなんだ。私も実は買い物して帰るところなんだよね。
( 親の手伝いをするそんなイメージはなくて、優しいんだな、なんて勝手に見直せば、自分と目的が同じことを知るとそういえば彼の家はどの辺なのかなと気になり。学校を出てから何となく同じ方向を向いて歩いてはいるが、もしかして近くの街にすんでいたりするのだろうか。「新川くんどこにおうちあるの?私○○町なんだけど。」と尋ねてみて)
あー、同じだわ。家も案外近所かもな
(どうやら家は同じ町内にあるらしく、お互いにこれまでばったり出くわしたりした事が無かっただけで案外家は近くにあるかもしれないなと成り行き任せに同じ方向へ向けて歩きながら口にして、買い物のため家から最寄りのスーパーへと向かう途中も道が分たれる様子なく並んで歩く彼女を横目に家がもしも近所なら行きつけの店なんかも同じなのでは無いかと思い「結城が買い物するのもこの先のスーパーなのか?」このまま歩いていけばこの町内で一番大きなスーパーがあり、買い物へ行くと話していた彼女へ目的地について尋ねて)
へー!すごい偶然。
( 同じ町内とはいえそれなりに広い町なので出会わないのも納得なのだが、それにしてもびっくりして。そして買い出しと言えば町内の大きなスーパー。それは目的地も一緒になるよな、と苦笑しては、「そうだよー、家から近いし、結構安売りしてるときもあるし」と答えて。スーパーの入口につくと籠を手にとり、ふと相手の方を見ては小首を傾げて)
新川くんは、何買うの??
へー、結構詳しいのな、よく買い物に来るのか?
(自身はあくまで気まぐれの家族の手伝い程度、大抵買い物はこのスーパーだがそんなに頻繁に訪れるという程ではなく、なんなら安売りなんかの情報は気にかけた事もなく、そういったことに精通している辺り彼女はよく買い物に出かけるのだろうかと思い問いかけて。彼女からの問いかけに改めて渡されたメモを確認、そこに書かれていたのは卵に牛乳、トイレットペーパーというラインナップで。そしてメモの隅の方には好きなお菓子買っていいよと書いてあり苦笑「俺はこんな感じ、好きなお菓子買っていいよって……ガキかって話しだよな」そう話しながら彼女にもメモを見せつつ肩を竦めて)
うん!ご飯は私が基本的に作ってるから。2日か、3日に1回は絶対くるの。
( 相手のメモを見てクスッとわらってしまうが、それでもお手伝いをきちんとしている相手になんだかほっこりとして。自分は忙しい両親のために炊事はほとんどこなしていると伝えると、さっそく入ってすぐそばにある野菜コーナーを通り、籠にいくつか野菜を入れて。 )
なんていうか、偉いなお前……
(常日頃料理をしているのならあの弁当の出来栄えにも納得で、本人は特に苦でも無さそうにしているが、家族のために献身的に頑張っているらしい彼女に素直に感心すればポツリと褒め言葉をこぼして。一緒に行動する理由もないのだが、野菜の品定めをする彼女の手元を見ながら一緒について歩いて)
そ、そうかな?
自分も好きでしてることだから、続けてるだけ!
( 「偉い」と言われると、思わず恥ずかしさか、嬉しさからか頬を赤らめて。こんな風に誰かに認めてもらうことがひどく久しぶりのようで、困惑してしまう。いつものようにまた笑うとそう言い野菜コーナーから、相手が目的としている卵や牛乳が売られているところまで一緒に歩き。ときおり、横に並ぶ相手のことをちらっと見て。)
ふーん……てか、お前が今買ってる材料ってもしかしてアレか?明日の筑前煮の材料?
(満面の笑顔で好きだから頑張れるとアピールしてくる彼女のその真っ直ぐさに軽く気圧され、思わず目を逸らして素っ気なく返事をしながら、自分の目的の品を買い物かごへと入れていき。横目で彼女が購入している材料から何を作る予定なのか、今日の昼休みの会話を思い返して推察して尋ね)
そうだよ!よくわかったね!
( 材料だけでよくわかったなと感心すれば、大体材料を用意できたのかレジの方へと次は歩みを進め。その途中でお菓子コーナーを見つけては、そういえば彼は甘いものが好きではないと言っていたなと思い出して。疑問に思ったことを口に出して聞いてみることにしては)
甘いもの苦手って言ってたから、お菓子は塩系が好きなの?
まあ、どっちかっていうとな。そもそもそんなに菓子自体食わねえけど
(甘いものを好まないというのもそうだが、そもそも菓子類も進んで食べないなと菓子コーナーをあまり興味なさげにぼんやり眺めつつ「結城、なんか食うか?こういうの、分けてもらって食うぐらいでちょうどいいんだよな」一応好きな物を買ってもいいと言われている手前、もし相手が食べたいものがあれば分けて食べることを提案して)
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