お姉さん 2024-08-24 20:10:32 |
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ありがとう、亮くんは優しいね~。
ふう…それにしても暑いね、駄菓子屋さんに行って帰るだけで汗かいちゃった。
まだ日差しが強いしこっちの裏手で涼もっか。
(不器用な表現から、優しさを汲み上げ受け止めると嬉しそうに声を弾ませ。神社へと繋がる長い石段を登り切ると、一つ息を吐いて額の汗を拭うと社の裏側の縁側へ向けて歩き出して)
……、あー、うん…。
(真正面に優しいと感謝されては何とも反応し難く、思わず目線を逸らして口篭ってしまいながらも、続く言葉には短く相槌を打って歩を進め。日陰になっている社の裏手に辿り着くと縁側に腰下ろし)
ふぅ~…ちょうどいい風…
(日差しから逃れ裏手の縁側に腰を下ろすと、そのタイミングを見計らったかのようにそよぐ風、熱った体が冷めていくような感覚を感じながら、寂れて普段は誰もいないはずの神社のどこからか聞こえる風鈴のチリンチリンという心地よい音色に耳を傾ける)
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