編集長 2024-08-23 18:37:33 |
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>東編集長
そんなつもりで褒めてへんのにぃ…。お、あんがとさん~。新連載どないしよか、まだ悩んどるんよね。今考えとるんは、トップモデルを目指す少女のサクセスストーリーやろ、あとー、ごりっごりファンタジー系も手出してみたいんよね。…まぁ知り合いから、恋愛モノは描かへんのかーってよう言われるから、いい加減ここらでひとつ描いたほうがええ気もしとるけど。
( すぐ離れて行った相手には照れ屋さんやな~と小声でうわごとを言いつつ、置かれた資料を手に取り目を通す。今後描こうとしている漫画の構想をざっくり挙げていき指折り数えていたが、唐突になにか不都合な苦い記憶が思い浮かんだのか目を伏せて、恋愛モノへの挑戦を匂わせ。不慣れな恋愛ストーリーには苦手意識があるのか、気乗りはしないが少女漫画家としての使命感に駆られて挑戦しようとしているようで )
>末谷くん
あらら、可愛らしいアパート。え、あそこなん?ほんまに激近物件やんなぁ、羨ましいわ。俺は電車使わなあかんし乗り換えもあるからまぁまぁ遠いんよなあ。この辺りに引っ越したら遅刻もせんようになるんかな?…いやー、引っ越しとかめんどいわ、やっぱなーし。いっそのこと編集長みたく泊まり込みしたってええんやけどねえ。
( 相手に視線を誘導されるがまま窓の外を見ると、赤い塗装が可愛らしい建物が目に入り思わず声に出して。そこが自宅だと聞けば驚いて、これだけ近ければ皆勤賞も納得だと頷き。相手の質問には通勤手段への不満を垂れて、引っ越しを検討しかけるも途端に面倒くさくなり首を横に振り。話しながら社内の奥へと進み、適当なデスクに荷物を置いては椅子を引いて腰をかけて )
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