俺と先輩の秘め事〆

春という季節も物語のプロローグにピッタリですし、宜しいかと！
お任せしてしまうようで恐縮ですが、初回の絡み文よろしくお願いいたします。

(学校の敷地の片隅にある道場。普段は剣道部の練習場として使われているこの場所だが、時は夕刻、既に本日の練習は全て終わり、残っているのは自身とこの剣道部の主将である『水無月紗良』その人のみで。陽は傾き西日が窓から差し込むこの場所でたった二人、部での練習が終わった後の最終のバスがやってくるまでのほんのひと時を更なる研鑽のため費やすのが日課であり、今日もその例に漏れず、竹刀を手に彼女と対峙すれば厳かに礼をして)
…それでは水無月先輩、今日もよろしくお願いします

(/お待たせしました。とりあえず初回書きました。敬語にするか少し悩みましたがとりあえず敬語にしておきました。もし、敬語じゃない方が好みでしたら次以降から修正していきます)

こちらこそよろしく、それじゃあ…始めよっか？

(玄関先で部員たちが下校したのを見届けたにも関わらず、道場に戻ったのはある後輩との日課とも言える約束を果たすため。稽古後の疲れを感じさせない、涼やかな立ち姿にいち武人として闘争心がくすぐられるのを感じつつ彼の前に立つと自分も愛刀を静かに構えて。にこやかな開戦合図から一転、スッ…と表情が鋭いものへと変化すると一歩前へ。ただいきなり踏み込むことはせず、フェイントをかけるように、あるいは煽るように、竹刀の先を軽く揺らしながら相手の出方を伺い)


(/絡み文ありがとうございます。敬語に関しては、後輩くんの生真面目さより伝わってきますし
大歓迎です！
再三となりますがこちら剣道に関してはど素人のためこのように続けさせて頂きましたが、もし返事し辛いなどありましたら気兼ねなく教えてください。)

イヤーッ！
(ここでの立ち合いは真剣勝負ではなくあくまでも鍛錬の類、しかしながら稽古後の疲労すら見えない彼女の構えには一切の無駄も隙もなく、間合いに踏み込み、打ち込むことを躊躇わせる。とはいえここで気持ちで負けていては彼女の域に辿り着くなど夢のまた夢、やがて、意を決して掛け声と共に気勢をあげて大きく踏み込み真っ直ぐ縦に打ち込むと竹刀同士がぶつかり合って音を立てて)

(/こちらも完全に雰囲気でやってるのでそこはご安心ください（笑）ここでの決着ですが鍛錬としての立ち合いをやっている中で弘臣が一瞬、水無月先輩を本気にさせようと明確に一本を取ろうという意思を持って振るった一撃を完璧にいなすというのはどうでしょう？)

…ッ！
(重い一撃をなんとか受け止めたものの同性の時と違い、筋力差から思うように押し返すことが出来ず。しかし鍔迫り合いの末、渾身の力を使って彼を後退させることに成功すると、すかさず生じた隙を突こうと「小手…！」と宣言したところめがけて竹刀を振るい。もしこのまま攻撃することが出来たならまずは一点取ることが出来るし回避、もしくは受け止められたのなら打たれぬように、相手から距離をとるつもりで)

(/ちょうど勝敗をご相談させていただこうと思っていたため、決めて下さりとても助かりました。今回はその方向性でお願いします！
そして稽古の切りあげタイミングですが、こちらも本体様にお任せしてしまっても宜しいでしょうか…？)

……！
(軸足の使い方や受け方が上手いのだろう、単純な力比べで負けたという感じではないが、見た目からではわかりにくいものの彼女も同世代の女子に比べれば身体を鍛えている方とはいえ、本来なら生物学的に筋力のある男性の自分が圧倒的有利なはずの鍔迫り合いで押し返され驚嘆して。当然ながらそうして生じた動揺と隙は抜け目なくしっかり咎めてくる、小手を瞬時に打ち込んでくるのをなんとか竹刀で弾いてそらしたが、やはり指導という名目であるからかどこか型にはまったような、正にお手本の中のお手本といった技で、敢えて一本を取り切らずこちらに選択の余地を与えたと見えて。こちらは既にそれなりにいっぱいいっぱいだというのに、まだそんな余裕を残している…その時ふと沸いた邪念、ここでいきなり指導の枠を外れ本気の攻めに転じたなら彼女を慌てさせ一瞬でもその本当の実力の片鱗を見ることが出来るだろうか、そんな考えが身体を動かし「突きィッー！」竹刀を水平に構え指導の場においては完全に意識の外であろう技を素早く打ち込もうとして)

(/という訳でこちらからの最後の一手です。身勝手な動機での普通に危険行為ですし、ここは確定ロルでも全然構わないのでしっかりお灸を据えてやってください（笑）その後は軽ーくお説教コースですかね←)

な……ッ！？
(たたらを踏みながらもこちらの切っ先の軌道を、きっちり逸らしてくる技量に無意識のうちに、僅かながら眉間を寄せ。そこでふと、自分がこの稽古を1つの試合として楽しんでいて、相手が思っているよりもずっと本気になっていることを自覚する。しかしそれは今日に始まった話ではなく、ここ最近の彼との打ち稽古はずっとそう。もう自分の手解きなんて要らないんじゃないか、と思うほど日々、実力をつけていく彼。甘く見ていたら負けるのはこちらだと分かっているからこそ目先の表情と手元にのみ意識を集中して─いたにも関わらず、喉付近まで迫ったそれに目を見開き。咄嗟に鎬を使ってすり上げ、竹刀の方向がそれたことで体勢を崩した彼の眼前にピシッ、と握っていた物を突きつけると静かな口調で)
…そこまで。弘臣君、私まえに言ったよね。面をしてない時は危ないから突き技は禁止だって。今日は胴をしてたからまだ良かったけど、これは一から鍛錬しなおす必要がありそうだね。

(/本体様に作ってもらった見せ場ですから偉そうに説教できる身ではないのですが…正座させられる後輩くんは、見てみたいのでありがたく利用させていただきます(笑)
その他話し合い等なければ背後は一度下がらせていただきますが、よろしいでしょうか？)

っ……！すみませんでした。弁解の言葉もありません
(さすがというべきかこちらの一瞬の攻め手の変化に反応をしたのを見て、ここから本気の彼女が見れると喜びかけたのも束の間、そこから更なる打ち合いに発展する余地もなく、たったの一手でいなされてしまい、意表を突かれたことで体勢を崩してヨロヨロと床へと尻もちをつくと眼前に突きつけられた剣先にハッと息を飲み、冷や汗がたらりと頬を伝い。すぐさまその場で居住まいを正せば、以前にも同様の注意を受けていながらヒートアップして衝動のまま禁じ手を放った己の心の未熟さを恥じ、一切の申し開きをせずに真顔で謝罪の弁を述べ頭を下げて)

(/了解しました。また何か相談などあればお気軽にお呼び出しください/蹴り可)

熱くなっちゃう気持ちはわかるよ。でも防具をつけてない人や初心者の子に対しては、危ないから禁止ね。
(深々と下げられた頭上から竹刀を退け。彼のことだから悪気は無く、熱が入りすぎただけと分かってる。それからスポーツと怪我が切っては切れないことも。ただ対策出来るものは対策してみんなには鍛錬に励んでほしい、と思っているため口うるさいかもしれないが、最後にもう一度だけ釘を刺してこの話は終わりに。顔を伏せている彼と、目線をあわせるべくしゃがむと「さてと！これから1週間、朝練前に私といっしょに走るか隣街まで新歓の買い出しにいくか…どっちがやだ？」稽古時と打って変わり、どことなく悪戯っぽい雰囲気を纏いながら唐突に質問を投げて)

…なんですか、その選択肢は。どちらも別に嫌ではないですよ、走るのは心身を鍛えるのに悪いことではないし、新歓の買い物の手伝いが必要なら喜んで協力します
(ぐうの音も出ない程の正論でのお叱り、しかし決して煩わしさなどはなくむしろ己の心の未熟さを痛感する次第で。褒めるべき時は褒める、悪い事は悪いとどんな相手にも物怖じせず言える、そんな彼女の振る舞いは同じ部の先輩としてだけでなく、一人の人間として尊敬できる部分であると感じているのだが、途端に纏う雰囲気が180度近く変わり、ユルい感じでこちらへとそんな選択肢を提示してくる彼女にこちらも一気に脱力してしまい。足を崩して座り直せば先程までの殊勝な態度から一転してどことなくおざなりな態度で、片や鍛錬の一環と考えれば延いては自分の為になる、もう一方は人手が必要ということであればこちらとしても協力するのは吝かではなく、どちらが嫌か尋ねる質問の意図からは外れるが、どちらの択をとろうと概ね問題ないと答え、罰として自分は何をすればいいかの最終判断は彼女に委ねて)

も～反応が事務的すぎてつまんない！もうちょっと悩んでよぉ
(他の部員たちにペナルティを突きつけると、大抵みんな嫌そうな顔をするのがセオリーなのに対して、彼は至って冷静で。そっけない後輩らしい反応と言えばそうなのだが、そう淡々と選択権を預けられてしまうと少しだけ面白みに欠けてしまう。ム、と頬に空気をためて。どちらを選んだとしても自分にとっては良いことしか無い為、利益は二の次で彼の選択自体に興味があり。「どっちでも良いからさ、君が選んでよ。」と笑顔を浮かべなおしては、もう一度だけ選択を迫り)

それなら…どちらかといえば買い物の方が手間といえば手間ですかね
(改めてどちらか一方を選択をすることを強いられれば顎先に手を当てて再考。ただ目的のものを買って帰るというだけの買い物であるなら勿論何も問題はないのだが、必然的に学外での彼女に付き合うことになる、という点を考慮に入れると普段の部活において公正公平かつ厳格に振る舞う姿はあまり期待出来そうになく、むしろ部長命令と称して様々な要求もといお願いを通すため職権濫用してくるであろうことはこれまでの付き合いから容易に想像でき、新歓の買い物という目的を達するだけでは終わらない可能性が高いということまで踏まえて考えた結果、どちらかといえばと前置きした上で馬鹿正直に答えて)

(/数日ぶりに失礼します。ただいまリアルの都合でバタついておりまして、お返事ですがもう少々お待ち頂けると幸いです！この度はご連絡が遅くなってしまい申し訳ございませんでした)

(/ご連絡ありがとうございます。承知いたしました！お返事楽しみにお待ちしております)

まあまあそんな顔しないで。おっきい荷物は私が持つし新歓でだすお菓子、好きなの選んでいいからさ。
(参加者全員からの要望ともなれば買い出しの量はけして少なくないが万が一、助っ人がだれも捕まらなければ一人で行こうと、持ち前の性格から考えていた。そのためペナルティーで乗り気ではないとしても手伝ってくれることに対しては、素直にありがたく思い。色々と思考をめぐらせている後輩の心情なんて知るよしもない、屈託のない笑みを浮かべては彼のやる気が少しでも出るようにとホワホワした声で上記を。それは小学生の兄弟が買い出しでごねた際、ときどき使う戦法とまったく同じ手段で)

(/大変お待たせしました。9月いっぱいまでレスペースが不安定となり恐縮ですが、気長にお付き合い頂けますと幸いです！)

それだと絵面が良くないでしょう、先輩がいくら鍛えていて平気とはいえ、知らない人が見れば女子に重たい荷物持たせて楽してるロクデナシにしか見えないですよ
(交換条件とばかりに提示された内容を聞き、俺は子供か…という感想をまず第一に抱き。自分との身長差もそれなりにあり見た目には華奢な女性、そんな彼女に優先的に重い荷物を運ばせている姿を思い浮かべると、あまりにも外聞が悪すぎる状況が出来上がって。元々なんの条件も無しに声が掛かれば二つ返事で引き受けていた案件、そこにペナルティという建前まで付与されれば、どうせならむしろ存分に役立ててくれた方がいいと、ひとまずそれは却下して「それで、いつ行きます？俺は大体暇してるんで、先輩の都合がいい時に合わせますよ」自分の予定といえば学校や部活を除けば友人からの誘いがあればそれに付き合うとかその程度、他に優先するべきこともないためいつ決行するかの判断は彼女に委ねることにして)

(/承知いたしました！もちろんご自分の都合最優先で大丈夫なので、今後とも末永くよろしくお願いします)

楽しんでるって…ふふ。まあ私のそばでニヤニヤしてたならそう思われるかもだけど、誰もそんなふうに思わないよ。
(あまり体裁を気にしないタチであることに加えて、彼の人となりを把握している立場からすると『絵面が悪い』と言われてもいまいちピンとこない。それよりも感情の読み取りづらい表情で、つらつらと辛口な言葉を並び立てる様がどうにも可笑しくて、弛む口角を手で隠しながら考えすぎじゃない？と、そちらからしたら恐らく楽観的に思える言葉をかけ。笑いの波が引かない中、買い出しの日程を問われれば、自分のなかであらかじめ候補日を絞っていたため「歓迎会が来週だからできれば今週中に行きたいかな。土日どっちか空いてる…？」と速やかに提案したところでふと盲点に気づき、少し慌てた様子で)
というか新歓、弘臣くんも参加するよね？！

(/温かいお言葉をありがとうございます。こちらの方こそよろしくお願いいたします！/蹴り推奨)

大丈夫ですよ、そのどちらかなら土曜日の方が比較的人が少なくて良さそうですかね
(新歓のための買い物程度であれば本来は学校終わりの時間でも十分な訳だが、必要な物を買い揃えるには必然的に街へ出なければいけないわけで、そうなると平日に片手間でというのは中々に厳しいのが自分たちの住んでる地域の立地の問題点であって。土日のどちらかを使って、移動時間まで考慮に入れて十分な時間を確保する事が望ましいという共通認識はあるはずという考えから両日とも当然都合をつけるつもりでいて。その二択からなら、家族連れの数がピークとなる日曜日は避けた方が、比較的円滑に物事が進むだろうと冷静に判断した上でこちらから考えを述べ。新人の歓迎会という賑やかな集まりに自分が参加しても性格上必要に応じて手伝いをしつつ、それ以外の場面では置き物になるのは目に見えているが、かといってそれを理由に不参加を表明すれば目の前の彼女が不機嫌になるのも目に見えているため「まあ、特に予定も無いですし、先輩の手伝いとして参加しますよ」名目上は部長である彼女の補助および手伝いとして、当日も参加するつもりでいると答えて)

もう…パーティの何たるかをわかってないね！親睦を深めるのが目的なのに、1人だけ裏方に回ってどうすんの。これは部活でもなければ、仕事でもないんだよ？
(当日の待ち合わせ場所などの詳細は後ほど相談するとして、買い出しの予定は今週の土曜日に決まった。自分の参加しないイベントの買い出しに、付き合わせるのは多少なり心が痛むので返答を聞き、ホッとしたのも本当に一瞬で。賑やかな場があまり得意ではなさそうな彼から参加する旨を伝えられた時は意外に思うと同時に嬉しく思ったものだが、まさか労働目当てとは…とことん遊び心がない後輩だと、少しだけ呆れてしまう。竹刀の代わりに、今回は言葉を以てしてズバッと切り込んでいき、最後に軽くため息を落として。「買い出しは免除させてあげられないけど、当日は別に無理しなくても…え、っと、来るなってことじゃなくてね！むしろ参加してくれるなら嬉しい…ちょ、ちょっとだけ！」彼からしたら己は強引らしいが、地位を笠に着るのは好きではないし、ましてや相手の気持ちを無視して自分の意見を押し付けられるほど我も強くない。それゆえ彼の本心を察するとあまり負担にならないよう言葉を選び、気を回しすぎた結果、伝え方に困り目をぐるぐるとさせ)

(/本当に申し訳ありません。お相手していただいてる立場でこんなことを言うのはとても心苦しいのですが、二人の時はもっと要求をストレートにぶつけてきたり甘えたりしてくるような感じをイメージしておりましたが、どうにもこちらの望む先輩像に合致しない面が見えてしまって…なので、もし可能でしたらその点を踏まえてお返事内容変えていただくことは出来るでしょうか…？図々しいことを言っているのはわかっていますので、そこまで言われてやり取り続けたくないということであれば関係の解消もやむなしとは思っております。
こういった指摘によって不愉快な気持ちにさせてしまうであろうことは重々承知ですが、なにが不満であったか何も言わずに失踪する方が不義理かと思ったので今回このようにお伝えさせていただきました)