長きに渡る人と魔族の争いが終わり、人と魔族の友好関係が結ばれた世界。
戦後処理の雑務に追われていた面倒くさがり屋の魔王はある日、職務を完全に放棄して魔王城を抜け出し世界の端に位置する孤島へとやってきた。
孤島に暮らす人々は外界との関わりが殆どなく、陸では畑を耕し、海では魚を獲り、時々現れては田畑を荒らす魔物を狩ったりして自給自足の暮らしをしており、誰も魔王の事など知らないようであった。
ここを暫しの安息の地とすることに決めた魔王は島民に住処の提供を願い出るが、その引き換えに提示された条件は島民たちと共に働くことであった…
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