スローライフ好き 2024-08-12 00:34:04 |
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…っ!なっ……お主、ずっとそこにおったのか!?
(まさかベッド端でずっと自分を見守っていたとは思いもせず、声をかけられてそこで漸く存在に気づくと、眠りながらだらしなく口から垂らしていた涎を慌てて手で拭うと、寝顔をずっと見られていた恥ずかしさから後ろに軽く飛び退いて)
な、何を言う…!そのようなことある訳がないではないかっ……まあ、身体は休まった…寝心地は悪くなかったぞ
(恥ずかしがっていたと認めることが照れ臭さく、思わずムキになってそう反論してしまって、それから気を取り直し小さく咳払いすればベッドでの寝心地はよく、おかげでしっかり休まったと素直に答えて)
んなっ…か、可愛い…!?な、なにをたわけたことを…!
(魔王というかつては恐怖の象徴として人魔問わず畏怖されたそんな存在である自身をつかまえて、それを可愛いなどとまるで一人の少女のような扱いをしてくる相手に激しく動揺し、近づいてくる相手の顔に思わず後ろに後ずさって)
嫌…というか、今更こんな事を言うのもなんじゃが、我のこの姿を見てお主はなんとも思わぬのか?
(本来なら家に住まわせてくれると言ってくれた時点で気にするべきことだが、自らの頭の山羊のような巻角は明らかに人間のそれではなく、それを見ても怯えや畏れはないのかと問いかけて)
はい、なんとも。
人間じゃないことくらい、僕でもわかりますよ。でも、それがなんだっていうんです?
(ふざけているわけではないようで)
、、、それに、角ってかっこいいですし。
う、うむ、そうであろうとも!この角を見れば我の威厳がしっかりと伝わるであろう?
(人と魔族の和平が結ばれてまだ日が浅く、魔王と呼ばれる存在の真の姿を知るものは少ないが、身体つきはどう見ても人間の幼い少女そのもので、初見時は見た目で侮られることも少なくないことから相手の反応を嬉しく思い、得意げに無い胸を張って)
威厳があるかどうかは知らないですけど、よくにあってるとおもいますよ。
(其方が魔王だとは知らないので、威厳という言葉に少し違和感を持つが、似合っているしかっこいいというのは本心なので、思ったままをいい)
そうか、ふふ、お主なかなか話がわかるではないか
(人間と魔族という立場の差があり価値観が違うはずの相手に容姿の特徴を褒められて悪い気はせず、むしろ見るからに満足しているとわかる笑みを浮かべ上機嫌にそう声を弾ませて「ときに、我はお腹が空いた。何か食い物を所望するぞ」お腹が小さくキュウ…と鳴り、お願いをする立場だというのに尊大な立場で食物を要求し)
それは良かったです、でも、頼み事をするときはそういう態度じゃいけませんよ、、?
(口では注意しつつも、なにがあったかなと台所で食べ物を探して)
むう…お主まで、そっき……ゴホンゴホン!堅いことを言うでない
(こちらの態度を注意する様が自身の側で仕える口煩い側近の姿が思い起こされ、思わず側近のようなことを言うなと文句を言いかけて、今の自分はあくまでお忍びで来ている立場だったと思い出して咳払いで誤魔化して)
おお、美味そうじゃ。我は魚は好きだぞ、焼いても煮ても、そのまま食べても美味い!して、どう調理して食べるのだ!?
(海がすぐそばだからか見るからに新鮮で美味しそうな魚に目を輝かせ、どんな調理法でも構わないから早く食わせろと言わんばかりに身を乗り出して、わくわくしながら尋ねて)
それならば生が良い!見たところ獲れたて新鮮な魚であろう?新鮮な海産物は刺身にして食べるべしと相場が決まっておる
(判断を委ねられると、魚の色艶からしてまだ獲れたて新鮮、それならば生で食べる一択と力強く即答しては、勿論魚は捌けるのだろうなと期待に満ちた眼差し送り)
ほう…ほうほう、見事なものじゃな。まるで熟練の手捌きじゃ…お主、相当手慣れておるな
(肩越しに顔を出して手元覗き込み、その手際の良さに感心して瞳を輝かせながら褒め称えれば、刺身の出来上がりを楽しみにまっていて)
そんなことも無いですけどね。ええと、盛り付けて、、、はい、出来ました。
(皿に綺麗に盛り付けられており、それを貴方の前に置いて)
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