なりきり見守りさん 2024-08-06 12:46:52 |
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あ、あぁ、学校…そうですね。本格的に魔法を使う為の前段階みたいなもので、簡単な座学と実践を2年ほど…
(相手の質問にそこまで返すと、急に静かになり口をつぐんでしまい。そこでの日々は余り良いものではなかったという事を雰囲気から滲ませて)
なるほど、今はそのような形で魔法を基礎から学べる場があるんですね。かつては親などの身近な魔法使いを師として基礎を身につけるまで手厳しく指導を受けたものでしたが…と、すみませんつい懐かしくなって余分なことまで
(学校での学習内容を聞けば、これまでは内々で閉鎖的な環境で学ぶしかなかった基礎の部分を教えてくれる場所があるんだと、自分が俗世を離れてから色々変わったんだなと懐かしむが、見るからに口数が減った様子から、ジェネレーションギャップ的な内容に置いてけぼりを食らっているのかもしれないと勘違いをしたまま苦笑浮かべ謝罪し)
っあぁ、そうですね…学び方は、楽になったと聞きました…
(変わらず声を落とし、もやもやとした気持ちをかき消す様に首を横に振り。やはり自分と相手にはとてつもない歳の差があるらしいと考えると行き違いを起こしているらしい事に苦笑し、相手の話に同意すると「…もうこの話、止めません?」と次の場所に行く事を提案し)
はい、そうしましょう
(屋敷はそれなりに広いため、同じ場所に留まり続けていては案内を終える前に日が暮れてしまうと考えて頷くと会話を切り上げて再び歩き出して。それから屋敷の中の食堂や衣装部屋などを一つ一つ説明交えつつ屋敷内を一回りして、最後に中庭に出て庭園へとやってきて)
最後にここが庭園です。とっても綺麗でしょう?ここも私のお気に入りの場所なんです
(色とりどりの草花が植えられた花壇が並ぶ風景を瞳を細めて見やり、相手に感想を求めるように語りかけ)
…はい、行きましょうか
(相手が話を切り上げてくれた事にほっとし、屋敷内をついて周り。本当に色々なものがあり過ぎて正直頭がついて行かないが話だけはちゃんと聞こうと説明に程よく相槌を打っていき)
ここ、が…京華さまのお気に入りの場所…
(最後に庭園へと通されると感嘆と共に言葉をもらし。くるくると周りを見回すとにこ、と笑って)
どれもとても綺麗ですね…きちんと手入れされていて、お花達も嬉しそうです
そうですよね。ふふ、気に入っていただけて嬉しいです
(自身にとってのお気に入りの場所を褒められて、心の底から自分のことのように喜び、胸元で手を合わせて微笑み。ここでしばらく生活を共にする彼女にとっても癒しの場になるといいなと、そんな風に考えていて)
…さて、少し駆け足での案内になってしまいましたし、少し疲れたのではありませんか?のんびりティータイムなんていかがでしょう?
(案内がひと段落したところで、あまり息つく暇もなく情報量も多かったため疲れたのではないかと気遣い、そう提案を口にして)
(嬉しそうに笑う相手を見ていて、自分もこんな風に歳を重ねていけたらどんなに幸せだろうと少し考えて。かつて自分の両親が言っていた「人ならば愛される人になれ」という言葉の意味が相手に当てはまる様で、自身の好きな事を大切にしているこの人なら、自分の事もちゃんと理解して大切に関わってくれるのだろうなと口にはしないが確信して。ティータイムに誘われれば丁度休憩したいと思っていた所だったので同意し)
…はい、ご一緒させて頂きます
それでは用意をしてきますから、少々お待ちくださいね
(幾分か緊張もほぐれてきたようで、最初の頃のような極端な遠慮もなくなってきたのを感じ、この調子でもっと仲良くなれたらとそんな願望を胸の内に抱きながら、庭園の中央にあるパーゴラへと案内し、そこに設置されたテーブルに備え付けられた椅子を勧め着席を促し)
…はい、ありがとうございます
(案内され、相手が紅茶を淹れに行くためひとりになると溜息を吐いて。今日一日ここまで色々な出来事があり過ぎたせいでそれらが自分のキャパシティを超えつつあり、今日はもう休みたいなと考えていて。ふー、ともう一度息を吐くと相手が戻って来るのを静かに待ち)
お待たせいたしました、どうぞ。これはこの庭園で採れたシルバームーンというハーブを使ったハーブティーです。清涼感のある爽やかな香りが特徴でリラックス効果と集中力を高める効果があるんですよ
(ティーポットと二人分のマグカップ、そして何やら小さな箱をトレイに載せて戻ってきて、ティーポットの中身をカップに注ぎながら淹れてきたお茶について効能や特徴を説明をしながら、ちょうど相手の座っている位置から見える薄水色の花弁の花が咲いた植物を指差し)
あれがシルバームーンです、昼間は薄水色の花ですが夜になり月光を浴びると銀色に輝いてとても綺麗なんです
あ、ありがとうございます…はぁ…この庭園で採れたものなんですね…
(ティーカップを受け取ると説明を聞き、庭園を見回すと関心を示して。今まで花の世話など母親の手伝いしかした事が無かった為、詳しく名前を知らないものの方が多く、そういう植物もあるのか、と素直に感動し。ゆっくりと口を付け一口飲むと説明の通り爽やかでとても美味しく、口元も緩み)
美味しい…
この庭園には魔法効果や薬効のある植物も沢山ありますから、ゆくゆくはメムさんも学んでみてもいいかもしれませんね
(この庭園に存在する植物はただ見た目が綺麗なばかりではなく、中には魔法使いの助けになるようなものもあるため魔法の勉強の一環として学んでみるのもいいのではと提案しつつ、トレイに載せてきた小箱を手元に引き寄せて)
…さて、お勉強の話しは一旦これぐらいにして…ティータイムには甘い物がつきものです、メムさんは甘いものはお好きですか?
(質問を投げかけつつもったいつけるように小箱を開けると、内よりひんやりした冷気が吐き出され、中には二つのデザートカップの中に入った真っ白な塊があって)
そうですね…順を追って、しっかり学んでいきたいと思います…
(相手からの学びの提案について、一旦は自分が魔法を使える様になる為の勉強に専念しようと考え、道のりは長そうだと少し語尾すぼみで答えて)
甘いもの…好きですがチョコや飴しか…そ、それは…なんですか?
(相手の質問に考えながら答えていると、今まで見たことのない見た目のものが箱から見え、戸惑いながら問い)
これは凍らせたフルーツをすりおろし固めたシャーベットです。昔、王都で食べたあの味が忘れられず、今でも試作を繰り返しているんです。よろしければどうぞ
(冷気を放つ小箱から出したデザートカップの中のシャーベットという王都の方で食べられているデザートの説明を交えながら彼女の方に銀色のスプーンを添えて差し出して)
一人こんな場所に暮らしているとやる事もそんなにないものですから、ついついこういった事に凝ってしまって…。この箱もシャーベットを年中楽しむために氷結魔法を閉じ込め、作ったものなんです
(中身を取り出してなお変わらず冷たい冷気を放ち続ける箱を指差し、開発の動機はどうあれ所謂魔道具の一つであると説明を重ねて)
そうなんですね…シャーベット…はい、いただきます
(ひや、と冷たい空気を感じればそれが魔法のせいなのだという事が解り、相手からスプーンと器を受け取りもう一度そのスイーツを見つめてみる。彩りは淡白だが、香りは濃厚でより高級さを引き立てていて感嘆が漏れ。ひと口運び続けて箱の説明を受けていると開発に至った経緯が「シャーベットを年中楽しむ為」だった事に思わず笑いそうになってしまうが、理由はどうであれ自分ではし得ない魔道具を開発している相手に尊敬の目を向けて)
良いですね…私も出来る、かな…
はい、研鑽を積めばきっと….魔法に大事なのは好奇心と探究心ですから、メムさんのようにまずやってみたい、という気持ちは魔法研究においてきっとプラスになりますよ
(口溶けの良いシャーベットのひんやりした中にあるフルーツそのものを凝縮したような濃厚な甘味を味わう至福の時間に表情綻ばせて、夢中で食べ進めあっという間に完食してしまうとスプーンをコトリと置いて一つ吐息零し。シャーベットを冷やす為の魔道具への関心を示した彼女に向けて柔和な笑みを浮かべ首肯すれば消極的な風に見えてその実、存外に積極的な好奇心を持っていると彼女を評すると、実現の可否はともかく意欲がまずは大事と魔法使いとしての心構えを語り)
そう、ですね…自分もそう思います。…ごちそうさまでした
(シャーベットを食べ終えると相手の話に同意して。確かに何を始めるのにもまず動機が重要で、それによって錯誤する部分や用途も変わってくるなと考えていて。自分が今何に興味があるのかとふと考え直してみて、思いついたのは浮遊魔法についてだった。物を浮かせたり飛ばしたり、そういった事に子どもっぽさを感じながらも憧れを抱いていた事を思い出して)
…あの、私、浮遊魔法について特に興味があって…
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