きみのいる場所(〆)

面白かったぞそれ。前読んだけれども
(本の内容は分かっているようで)

そうなんスねぇ…やっぱ図書館の館長なだけありますね
(感心しているのが伝わるが、ありきたりな事を述べながらページを進め。読み進めていくと確かに面白く、物語が進むにつれてのめり込んでいく感覚があり)

これは中々…良いですね

だろ？面白いだろ？
(自分が教えた本を面白く思って貰えたことで、嬉しそうで)

っは、本当に本が好きなんですね、本宮さん。…名前に本て入ってるだけの事はあるな…ってそれは違うか！
(嬉しそうにしている相手を見て、何故か自分も嬉しくなって。冗談ぽく笑うとセルフツッコミをかまして)

よく言われるんだよねー、それ。もしかしたら本当に本のために生まれてるかもね？（此方もと少し冗談をいってみせ）

っはは、その話で言ったら俺、父さんが新撰組好きで…息子が生まれたら絶対誠って名前にするって母さんにだだこねたらしくて…笑っちゃいますよね。…まぁ、俺は結構気に入ってますけど。名前らしく生きたいなって思いますよ
(冗談めかして返された事にまた笑ってしまい、乗じて自分の事も少し話して。最後は照れた様に笑い)

あー、だからか。、、、いい名前だと思うぞ。僕の名前とか、芥川さんから撮ったんだと思うけど意味ゴミだぞ。、、、ま、芥川さんの小説好きだしいいんだけど、、、
(いい名前だな、と同調しつつ自分の由来も話。)

良いじゃないスか。俺、「かい」って響き結構好きっスよ？…そろそろ帰らないとなーぁ…あ、テストは明後日なんで、また明日来ますねー
(相手の話にはにこ、と笑って言って。さり気なく明日も来る事を伝えると、荷物をまとめて)

へぇ、そうか。嬉しいな。（微笑み）

ん、分かった。また明日。
（さり気なくまた明日と言って）

じゃ、また明日ー！
(荷物をまとめ終えると、元気よく手を振り図書館を出て)

気をつけて帰れよー。
（手を振り返し）

明日テストかー…嫌だな…え、自信？無いって言ったら嘘になるけど…っは、うるせぇよ
(調子良く言い合いながら友達と帰り道を歩いていて)

じゃあ俺、寄るとこあるから。…ん、頑張ろうな
(友達と別れ、図書館へと向かって歩き出し)

さて、、、今日も来るのかな。
(机を拭いて待っており)

きょーも来ました！こんにちは！
(ニコニコ顔でドアを開けると、挨拶し。最早常連の様な態度で空いている椅子に座り)

いよいよ明日…気合い入れていきますよ！

おー、元気だな。頑張れよ～。
(近くの椅子に座ると)

っへへ、元気が取り柄なんで。…じゃ、失礼します
(自分も椅子に座ると、道具を準備し始めて)

…そう言えばここって、本宮さんひとりで運営してるんですか？

ん、1人でやってる。人件費かかるからさ、、、
(やけに生々しい話をし)

…そうなんスねぇ…
(ノートにペンを走らせながら、相手に返事をして。解答を書き終えると相手の顔を見て)

…俺、テスト終わったらヒマなんスけど…人手欲しくないスか？…あぁ勿論、バイト代とか要らないんで、放課後いる場所が欲しいっていうか…

人手？欲しいけど、、、いいのか？
(驚いたような顔で)

あぁ、はい…なんて言うか、落ち着く場所が欲しくて…
(表情はいつもの笑顔だが、少し疲れた様子を見せ)

…友達付き合いも案外疲れるんだな、ってね…あ、ほんとバイト代は良いんで。放課後隔日でも大丈夫なんで…どうですかね？