主 2024-07-30 12:56:26 |
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ああ…すまない、こちらももっと早く気づくべきだったな
(言われてハッとして、肩に添えたままになっていた手に気づいて慌てて引っ込め、申し訳なさそうに謝罪すると少し気まずそうに頬を掻いて)
いえ、大丈夫です。ただ…先輩は、その、モテますから…ね。
(首を横に振りながら否定して、相手が他の生徒からも人気である事を話して、誤解されても相手が困るだろうと思いながら苦笑いを浮かべて、家へと曲がる道を指差して)
あ、その道曲がったすぐです。
……ああ、わかった
(一瞬本気で何故この流れで自分がモテるからという言葉が彼女の口から出たのかがわからず、真剣に言葉の意図について考えようとしたところ、そんな思考を遮るように目的地がすぐであることが伝えられると言われた通りに角を曲がって)
俺は外で待っていよう、慌てずに支度をしてくるといい
送ってくれてありがとうございます。
…この雨ですし、先に向かってて下さい。支度できたらバイト、行きます。
(曲がり角を曲がり家の前まで来ると、相手の方を見てお礼を言いながら頭を下げて、この雨の中相手を待たせるのも悪いと思い首を振り先に行くよう伝えて家の玄関先まで走り出し)
わかった、道中気をつけて来い
(ついつい過保護気味になってしまうが、彼女も子供ではないのだからと自らの中で折り合いをつけ、身を案ずる言葉のみ投げかけて自身はひと足先に自宅兼職場へと向かい)
…ああ、それなら後はいつも通り店の方は俺と紺野でなんとかする。問題はないだろう
(帰宅するや否や、外出の準備をしているこの喫茶店のマスターであり自身の父でもある人物に後は任せたとそれだけ短く伝えられるといつものことであるため、それだけ短く伝えて送り出して)
はい、なんか…お父さんみたいですよ。
(父親みたいな言い方にクスッと笑みを浮かべ、相手を見送ってから家に入り支度を終えて、バイト先である相手の自宅へと傘をさして向かい)
…お疲れ様です。
(バイト先に着いて、マスターを探して辺りを見渡すが先輩しか見当たらず首を傾げて)
お疲れ様です、先輩。あの、マスターは?
例の如く、だ。今日は釣りへ行くと言っていたな
(自分と彼女が店に揃う日はマスターは店を任せて大体どこかへ出掛けてしまうのが通例で、今日もその例に漏れずと彼女へと説明し、一応仕事は一通りこなせるとはいえバイトとして雇っている彼女を完全に独立した戦力として数えるのはいかがなものかと思うが、言って素直に聞くような人物でもないため仕方がなく)
今日も少し忙しいかもしれないが、接客の方は頼んだ
つ、釣り!?
(マスターが自分達だけに店を任せ釣りに出かけてしまったと知り驚いた顔をし、いつもより大きめな声を上げる。気まぐれにどこかへ行ってしまう事はわかっていたものの、小さく「あー…」と呟くと苦笑いを浮かべながらも納得して頷き)
…はい、わかりました。
(店の方へと迎えば早速1組のお客が現れ笑顔を向けて)
いらっしゃいませ、何名様ですか?
オムライス二つ出来上がりだ、運んでくれ
(店は小さく目立たない場所にあるが、常連を筆頭にそれなりに来客はあってピーク時は中々忙しい。厨房での調理を進めながら、忙しく動き回る彼女気にかけつつもそう指示を飛ばして)
2名様、こちらの席へどうぞ。
…これ、いつもの常連さんに、ですね!了解しました。
(お客を案内してから、「はい」と返事を返せば相手が出したオムライスを両手に取り、注文メモに目をやり何番テーブルかを確認してから、相手に笑顔を向けて答えるとお客へとオムライスを運び)
お待たせしました、オムライスです。
2名様、こちらの席へどうぞ。
…これ、いつもの常連さんに、ですね!了解しました。
(お客を案内してから、「はい」と返事を返せば相手が出したオムライスを両手に取り、注文メモに目をやり何番テーブルかを確認してから、相手に笑顔を向けて答えるとお客へとオムライスを運び)
お待たせしました、オムライスです。
紺野、すまない。あちらの食事が済んだ二人のテーブルへこれを運んでくれ
(学校で見るより、心なしか生き生き働く彼女を眩しそうに見つめていたが、料理を運び終えた彼女がこちらへ戻ってくるのを見ればすぐに気を取り直し、小さなケーキを二つカウンターへと置き、窓際の席の二人の男女を指差し)
あの二人は今日が結婚記念日だったはずだ
(言葉少なながら、これは店側からの厚意であり、サービスの品であることを伝えて)
はい、わかりました。
(料理を運び終えカウンターへ戻って来ると、笑顔で頷き相手が指差す窓際の席を確認し、小さなケーキを2つ両手に持つと相手の方を見て、「先輩、常連のお客様の結婚記念日覚えてるなんて、すごいですね。」と答えるとケーキを運び)
お客様、今日は結婚記念日との事でこちら、ケーキのサービスです。おめでとうございます。
(ケーキをテーブルに置き、笑顔で軽く頭を下げるとカウンターへと戻り)
ありがとう紺野、やはりこういう役目は紺野に任せるのが正解だな
(サービスのケーキに加えて、彼女の素直に祝福したいという気持ちが伝わる笑顔での接客に常連の夫妻は大層喜んでいる様子で。それを見て任せて良かったと、戻ってきた彼女へと僅かに表情を緩め礼を言って)
…そろそろ店仕舞いだな、今いる客が帰ったら片付けを始めよう
あ、いえ。
でも、とても喜んでもらえたみたいで良かったです。
(相手に褒められ少し照れてしまったようで、顔を赤らめ視線を下に向けと小さく首を振り、窓際の席のお客を見れば喜んでいる様子で安心して、店仕舞いと聞いて時計を見て)
そうですね、はい、わかりました。
片付けが終わったら今日も何か一品用意しよう
(彼女のバイト終わりに夕飯がわりの賄いを用意して二人で食べるのが日課となっているため、彼女がテーブルより下げてきてくれた食器を洗いながらそう声をかけて)
何にする?特に要望が無ければ今日は新メニューの試作品の感想を聞きたいんだが
ありがとうございます。
(相手にお礼を言いながら厨房に入り、皿拭きタオルを用意すれば相手の隣に行き、「洗い終えた皿、吹きます」と声をかけて片手差し出して、尋ねられた事に暫く考えており)
……そうですね、新メニューの試作品があるのなら、それお願いできますか?
いつもすまないな、助かる
(本来の彼女の業務の範囲ではないが彼女自身の仕事が終わった後にこうして食器の片付けを手伝ってくれるのは毎度の事で、そんな風に気が回って心優しいところにもまた心惹かれていて、普段よりほんの少し柔らかな笑みを浮かべて労いの言葉をかけ)
新メニューはチキンカレーなんだが、少し辛めになっている。紺野は辛いのは平気だったか?
いえ、店の方はもう終えたので。
それに…いつも夕食がわりを用意してもらってるので、このくらいは。
(笑みを浮かべる相手を見れば少し照れたのか下向きになり、お皿拭きに集中し始め、店が終わっても日課のように夕食がわりに何か作ってくれるのでこのくらい手伝いはしないとと改めて思い、拭いた皿を重ねれば棚へ片付けに持って行き)
チキンカレー美味しそうですね。少し辛いくらいなら、大丈夫です。
そうか、それは良かった
(多少の辛味は問題ないと答えた彼女にそう相槌を打ち、お皿の片付けをしてくれている様子を横目に、時間をかけて煮込みほろほろになった鶏肉の入ったチキンカレーをソースポットへと注ぎ、ライスとナンを少量ずつ用意して)
一応ライスとナン両方用意してみた、食べ比べてどちらが良かったか感想を聞かせてくれると助かる
わぁ、美味しそうな香りがしますね。
(皿を片付けチキンカレーをソースポットに注ぐ相手にちかづけば、チキンカレーの美味しそうな香りに笑みを浮かべて、少しづつ用意されたライスとナン両方を見て、ライスの方を手に取り「わかりました、ライスからいただきます。」と一口食べて)
うん、ライスはやっぱり美味しいです。チキンもほろほろしていて食べやすいですし。
辛さも問題ないか?水はここに置いておくから良かったら飲んでくれ
(一口食べての感想がポジティブなものであったことに、まず安堵して美味しそうに食べ進める彼女を微笑ましげに見守り、キンキンに冷えた水をコップに注いで前に置いてやれば、自身もチキンカレーに手をつけて)
問題ないです。
(辛さを聞かれれば頷いて答え、用意された水を見ては「ありがとうございます。」とお礼を言い、次いでナンを手に取れば、ナンをチキンカレーに付けて食べてみて)
ナンも美味しいです。ただ、やっぱりチキンカレーはライスの方が…私は好きですね。チキンが柔らかいから、スプーンの方が食べやすいかと。
そうか、やはりそう思うか。的確な意見を言ってもらえて助かる
(ただ賄いを賄いとして食事を楽しむだけでなく、こちらがどういった意見を欲しているかをしっかり考えながら細かくフィードバックを返してくれる彼女の生真面目さに好感を覚えながら感謝の言葉述べ)
今度メニューの開発に、一から関わって貰ってもいいかもしれないな。…無論、紺野の気が乗ればの話だが
はい。あ、でもどちらも美味しかったです。
(頷いて返事をしたものの、個人的な意見を言って申し訳なさから慌てて両方美味しいと伝えて、次の開発に関わってほしいと言われて驚き)
…えっ、わ、私もですか?いえ、あの私はまだまだ、バイトですから。
ああ、だがそれを任せてもいいぐらいには信用し、頼りにしている…ということだ
(個人的な好意という私情を抜きにしても、今ではこの店は彼女の存在無しでは考えられなくなっていて、単なるバイトではなく重要な仕事を任せられる仲間として見ていると真っ直ぐ目を見て伝え)
…特にデザートはメインのターゲット層はどちらかといえば女性だからな、現役女子高生の紺野の方がいいアイデア出せるんじゃないかと思ってな
信用…。
(相手の真っ直ぐな目を見て、一瞬緊張してしまうと胸のこと辺りに片手置いて落ち着かせてから相手から言われた言葉を呟き、軽く頷いて)
わ、わかりました。マスターもそれでいいなら。
そうですね、デザートだったらできるかも。
ああ、前向きに考えてくれ。父も反対はしないはずだ
(初めは困惑している様子の彼女だったが、こちらの説得で前向きに受け入れようとしてくれるのを見て、こちらも大きく頷き。ここのマスターである父はむしろ彼女が来るなら安心だと、これ幸いとばかりに店を留守にするような人物であるため問題無いはずと太鼓判押して)
はい。
あのっ、先輩…今日はチキンカレー美味しかったです。ありがとうございました。
(前向きに考えてみようと頷いて返事をし、頭を下げてチキンカレーのお礼を言えば、時計を見るなり慌てて)
あ!すみません、今日はもう帰ります!お疲れ様でした。
つい話し込んでしまったな、遅くなったが気をつけて帰ってくれ
(バイト終わりの二人での会話が楽しくてつい時間を忘れてしまい、時計を確認するのを忘れて話し込んでしまっていて。そのことを申し訳なく思いながら店の外まで彼女を見送り)
──数日後
(今日は学年問わず希望する生徒達だけが集まって学外でゴミ拾いのボランティアすることになっており、特別ボランティアに熱心というわけではないが商店街の一角に店を構えている以上参加しないわけにもいかず、集合場所である商店街の入り口に朝から集まっていて)
(/勝手に学校行事入れてしまいましたが問題あるようでしたら返事書き直します)
……えっ。
(学外ゴミ拾いのボランティアをしようと親友と2人集合場所に集まり、辺りを見渡せば先輩を姿を見つけ小さく声をあげて、親友に「どうしたの?」と尋ねられて首を振り)
あ、ううん、なんでもないよ。
(/遅くなりすみません。学校行事、大丈夫ですよ。)
…紺野、こんな場所で奇遇だな。お前も志願していたのか
(こちらも見知った後輩の顔を見つけ、側まで歩み寄ると彼女と一緒にいる友人らしき少女を一瞥し、見たところ同学年らしき二人、年上の自分があまり干渉しすぎれば気を遣わせすぎてしまうと思い、挨拶程度に済ませておこうと手短にそう語りかけ)
…あ、はい。えっと……
(声をかけられ頷いて返事をしたが、隣に親友がいる為かなかなか言葉が出ずにオロオロとしてしまい何かに気付いた親友が知人を見つけたようで「ごめん、ちょっと行ってくるね。」と言いその場を離れて驚き)
えっ!ちょ、ちょっと待っ…行っちゃった。
間が悪かったか…すまない
(自分が挨拶をした途端にその場から離れてしまった彼女の友人らしき少女。この状況だけ見れば上級生の、しかも面識のない自分が話しかけたことによって萎縮して逃げ出してしまったようにもとれて、表情には出さないが申し訳なく思い、少し落ち込みながら謝罪を口にして)
いや、あの、違うんです…多分。
(謝る相手に慌てて両手をブンブン振り否定して、チラリと向こうへ行ってしまった親友を見てみれば笑みを浮かべて何度か頷いていて、自分の気持ちが親友にはバレていると気付いて途端に顔が赤くなり恥ずかしそうに下を向いて)
あ、あの、先輩、私といたらペアになってしまうと思うんですが…。
そうだな、俺としては紺野さえいいならそれでも構わないが…他にペアを組むアテはあるのか?
(誰と組もうがやることは変わらないというスタンスだが、彼女と組めるなら嬉しいというのが本音で、彼女の選択肢を潰さないため積極的に組みたいとは言わないまでも、他にアテがないなら一緒にどうかと誘い)
…私でいいなら。友達は、向こう行っちゃいましたし、アテはないので。
(幸いにもボランティアに参加した生徒は少なく、それほど周りが気にならない為か自分でいいならと頷いて、親友の方を見れば他の生徒と話しているようで苦笑して)
空き缶拾いから始めますか?
ああ、そうしよう。店での仕事よりは多少は気楽にやろう、勿論助け合いながらな
(奇妙な縁ではあるが、彼女と共に行動出来ることになりその嬉しさを若干言葉尻に滲ませ普段より少し饒舌にそう答えては、落ちている空き缶をトングで拾いゴミ袋へと入れていき)
…そうですね、学校のボランティア活動ですから。
(気楽にやろうと聞いて緊張が解れたのが笑顔で言うと、ゴミ袋とトングを持ち空き缶を拾い始めてるとチラッと一瞬親友を見てみれば未だに知人と話してる様子に溜め息をつき)
はぁ…何しに一緒に来たんだか、わからないじゃない。
あまりそう言ってやるな、元はと言えば俺が話しかけたのが発端だからな
(こういった行事に集まるのは単純にボランティアをしたい生徒よりはどちらかというと、それを口実に友人と集まりたいだけの生徒が多いのは理解しており、彼女の友人もどちらかといえばそういうタイプのようで、それに対し呆れた様子を見せる彼女に普段は礼儀正しく真面目な姿ばかりを見ているためか新鮮に感じながら、今回は自分にも非があるとフォロー入れて)
こういう行事には作業を通して生徒間の親睦を深めるという目的もある…相手が俺では紺野も気を使うかもしれないがな
あ、違います。ボランティア活動したいって言ってたけど、まだ始めてないなぁって思って。
(自分に非があるように言う相手に慌てて首と振り否定して、言ってた事とやってる事が違うような?と親友に呆れてるようで苦笑いを浮かべて空き缶を袋に集め続けて)
えっと……まあ、確かに、先輩って点では。でもまあ、気にしないで下さい。
その点、紺野は偉いな。初志貫徹、やる事をしっかりやっている
(日頃の働きぶりを見れば彼女がしっかり者なのは疑いようのない事実で、こうして話しをしながらでも本筋を見失わず手を止めないのは流石だと改めて感心していて)
ふっ、なるほど…正直だな。こういう時忌憚なく素直にそう言ってもらえた方がかえって気を遣わずに済む
そ、そ、そんな、褒めなくていいですっ!
あ、あっちにも空き缶があるので、私、行ってきますね。
(褒められれば恥ずかしくなり顔を赤くして、急ぐように空き缶をどんどん拾い、少し離れた位置にも空き缶が落ちているのに気付けば、少し相手と離れて心を落ち着かせようと思い相手に声をかければそちらへ向かい)
ああ、わかった…手分けして作業を進めた方が効率もいいからな
(何か不味いことを言っただろうか、慌てて自分から離れて作業を始める彼女。しかし真剣に働いているのは事実であり、止めるわけにもいかず悶々とした気持ち抱えながらこちらはこちらで作業進めつつも、ついつい視線が彼女の方へ行ってしまい)
……。
先輩、空き缶だいぶ集まりましたね、次は草取りがあるみたいですが、やって行きますか?
(黙々と空き缶を集めて、ようやく気持ちが落ち着いたのか相手の方へと歩いて行き額の汗を拭って、残りの作業を口にしたがバイトの時間も気になるようで相手に尋ね)
そうだな…紺野次第だが、俺は十分に義理も果たせたとは思う。ここで終わらせてもいいとは思うが、どうする?
(なんだかんだでこちらも袋いっぱいになるぐらいの量のゴミを拾うことが出来ていて、参加の経緯も単純なボランティア精神よりは立場上体裁を保つ為という部分の方が大きいというドライな部分見せながらも、彼女が続けるなら一緒に続けるつもりもあり、最終的な判断を委ねて)
結構たくさん集まりましたしね。私もいいかな?と思います。
それに、マスターは先輩を待ってるかもしれないですし。
(空き缶の入った袋はもういっぱいのようで、そろそろいいかと思い、相手が学校のボランティアに参加してる事を父親であるマスターは知ってるのか気になり心配してるかもと思い尋ねて)
草取りは今他の生徒もやってるようですしね。
店の方は問題ない、念の為夕方までは一人で回すといっていたからな。…早めに帰ってこれるならそれに越したことはないと言っていたが…多少は問題ないだろう
(予定よりは相当早く終わってしまったが、ボランティアに参加する旨は伝えてあるため急ぐ必要はなく、早めに戻ってきてもらっても構わないが、少なくとも夕方までは父が一人で店を回す算段であることを説明し)
紺野さえ良ければだが…どこかで食事でもしてから仕事へ向かわないか?少しは休憩も必要だろう…当然無理にとは言わないが…
えっ、マスターが夕方まで?あっ、すみません…。
め、珍しくないですか、マスター。いいのかな?
(いつもふらっとどこかへ行ってしまうマスターが、珍しく夕方まで1人で回すと聞いて驚いてしまったが相手の父親である為頭を軽く下げ謝ると、食事に誘われて首を傾げて)
いいんですかね?食事してから行っても。
気にすることはない、元々は父が一人でやってた店だ。それを俺たちという労働力を手に入れて…有り体に言うなら怠けているだけなんだからな
(彼女のあまりに素直な反応に僅かに表情綻ばせ、所詮は学生バイトに過ぎない立場の自分達に仕事を任せっきりの父にも問題があると珍しく毒づきつつ、たまにはちゃんと働かせた方がいいと考えを述べて)
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