警察官と犯罪者　BL

そうかよ(椅子に座ると偉そうに足を組み)
そんで、何話せばいいの？

足組むな、

まぁ、、お前が盗みする理由、何？
(何回もやってるっぽいけど、と真面目に言う)

ん？家に食べ物がないから(当然のように即答し)
バイトするより、盗んだ方が早いじゃん！

はーん、成る程？
まぁ、確かにそうだね。
もしかして親に放置されてるとか、もしくは虐待かなんかか？
(先程のお茶らけた姿とは真逆で真剣な顔で推理？をする)

虐待になるんじゃないの？どっちも。母親は無視だし、父親には暴力うけてるし、俺も強くならなきゃダメだろって思った。弱い奴は、生きていけないんだ。(とか言いながら父親には恐怖心があるらしく、握った手が自然と震え)

…あっそ、
親から離れたい？
(優しい声で相手の横に行き背中をさする)
お前は俺のこと嫌いかもだけど、俺そんなお前のこと嫌いじゃないから、
助かりたいならお父さんから離してもいいけど。

はぁ？きもっ！なんなの、あんた。そっち系？マジで近付かないでほしいんだけど、、(親父の友達にも居た事があるので嫌悪感があり、背中を触られれば体が強張り)
ダチがいるから平気だって

ちゃうわい！
ガキに興味ねぇわ＊＊！！
(心配してあげとんのに腹立つなこのガキ、、と小声で言う)
人なんて信用ならんよ。
(昔そっち系の男に襲われたことあるし、逃げたけど、いじめだってあってるし、と重い事を言いながら笑顔で)

あっそ。なら良かったわ。つーか、おにぎり、まだ？(安心したら、更にお腹が空いてきて)

嗚呼、忘れてたー、
(おにぎりを渡して)
沢山つくったから、飽きるかもと思って具のバリエーション豊富にしちった。
(隣の家の婆さんレベルだな、と小声で笑う)

腹減ったとき用に残しとけばー？
てか言われれば作るから、
(会うことないかもだけど、と微笑)

おっ、サンキュー！いただきます。(作ってもらったおにぎりを食べ)
なぁ？お茶とかないの？喉も乾いてるんだけど？

あるよ、麦茶でいい？
(一応あるからやるよ、とペットボトルを渡す)

ん、ありがとう。(ペットボトルを受け取ると素直に礼を言い、キャップを空けて飲み)
生き返るー！めっちゃ喉乾いてたんだよな(そう言いながら２つ目の、おにぎりを食べ)

やけに、、素直になったな、、
(ちょっと困惑しながら)

さすがに、食わせてもらってるからな。じゃなきゃ社会的にやってらんねーだろ？
ま、俺みたいな奴は社会のルールからは外れてるんだろうけどな、、(お腹がいっぱいになったので、お茶を飲み干して伸びをして)
そんで、次の質問は？

はは、笑えないな、
(本当の話だしなぁ、と苦笑い)
親とはもう会いたくないくらい嫌いなの？

別に、いつ居るか分かんないし、たまには家に帰るよ。着替えとか取りに行く程度だけどね。(つまらない質問だなぁと思いつつ天井を眺め)

…へぇ、
じゃあ早く帰りたげだったし、最後の質問。
人のこと信じるー？
(にこっと笑い、)

他人は信じてない。身内はもっと信じてない。俺は、俺が1番好きだから
(真顔で、そう答えると立ち上がり)
聞きたい事終わり？なら、帰っていい？

ふーん、成る程ね、
うん、帰っていいよ。
俺は多分もう会わんと思うし！
(ごめんねー、こんなおっさんと喋らしてー、と少し嫌味っぽく)