トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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べ、べつに何を呑もうと私の勝手だろう!まあいい…頼まれてはいないが面倒事を回避してやったんだ、少し付き合え。
(自分の酒をガキが好みそうと揶揄されると、プライドの高いレイラは反射的にムキになって反発する。しかし、一呼吸置いて落ち着きを取り戻すと、カクテルの入ったグラスを片手にヘルの隣に腰掛けた。頬は少しだけ赤みを帯びており、可愛らしい酒しか呑んでいないにも関わらず既に出来上がっているようだ。ヘルに正体が勘付かれたことで距離を置く必要がなくなった上に、酒が回り機嫌が良いから面倒事を解決した礼として呑みに付き合えということだろう。世界規模の凶悪犯相手にここまで高慢な態度を貫けるのは流石勇者であるが、自分自身の実力への絶対的な自信の他に単純に敵対行動さえ取らなければヘルが理由もなく襲ってくることはないであろうと、自分に向けられた穏やかな目線から直感的にそう感じていた。)
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