トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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(不死鳥を知らないものはモグリ。この言葉の真偽は定かではないが、自らが属するパーティーを客観視したことなどないレイラは、そういうものなのだろうかと内心で納得した。しかし、その後に続けられた自分に対するお世辞には気を悪くしたようで、可愛げのあるジト目から一転しその表情は怒りで険しいものとなる。自分の実力には一切触れず、教皇による権威のみを称えたことをレイラは侮辱として捉えたようだ。)
…剣を抜け、この場で斬り伏せてやる。
(レイラがゆっくりと席を立ち、その後にポツリと呟いたこの死刑宣告を聞き逃さなかった周囲の冒険者達は大挙してギルドから走り去る。続けてレイラが聖剣の柄に手をかけて鞘から抜くべく動作を始めると、黄金に輝くその刀身が数cm顔を覗かせた段階で、剣に秘められた膨大な魔力により辺り一帯の机や椅子が壁に叩きつけられる。)
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