トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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…決まりですね。
(ミミの返答を聞いて覚悟を決めたクレアは剣を構え新たな刺客との距離を徐々に詰める。刺客とあと数メートルの位置まで縮まった途端クレアの動きはピタリと止まった。言い知れない恐怖心がクレアを侵食しており、呼吸が乱れ手の震えや嫌な汗が止まらない。相手は見るからに普通の人間の筈であるが、放たれるプレッシャーはかつて対峙した神竜を連想させた。)
あらまぁ…冒険者様方ではありませんか。随分とお早い到着ですこと。貴方々と鉢合わせる予定ではなかったのですが、私の姿を見られた以上は仕方ありませんわね。その命、頂戴致しますわ。
(本来ティア率いる一行が来るまでにエルフ共を片付けて早々に撤退するはずであったカグラだが、S級冒険者ダンテとの予期せぬ対峙もあり思いのほか時間を取られていたらしい。外部の人間には教皇の付き人としての自分の存在が秘匿されていることもあり、姿を見られた以上は斬り伏せる他にない。困り顔で天を仰ぐが起きてしまったものは仕方がない。目の前のダンテを轟音を立てた斬撃で壁際まで薙ぎ払うと、固まったクレアの横を素通りして、自身に銃口を向けるミミの元へ瞬く間に距離を詰めると、喉元目掛けてその白く鋭い刃を振るった。)
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