トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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…!ありがとうございます。…では行きましょうか…
(剣を受け取ると、その握り心地が愛用していた剣にかなり近い事に驚き、にこやかな笑みを浮かべて礼を言った。そして、教会の扉の真正面に歩みを進めると一呼吸置いて気持ちを落ち着かせて、慎重に扉を開いた。)
(ギイッと音を立てて開かれた扉の先には鉛のような血の匂いが充満しており、床や壁が鮮血で染められ、無数のエルフや司祭達が力尽き倒れている地獄絵図が広がっていた。教会の最奥に目を向けると、巨大な十字架の真ん前でダンテが息も絶えだえに、生き残った僅かなエルフやシスターを守るように背後に匿いつつ、明らかに只者ではない何者かと交戦していた。扉が開かれたことに気が付いたダンテはこちらに視線を向けると声高らかに叫ぶ。)
クレアッ…!それと嬢ちゃん…!手ェ貸せ!今は争ってる場合じゃねぇ…!
(ダンテの訴えに、明らかな異常事態であることを察したクレアは神妙な面持ちでミミへ目を向け、共闘するか否か視線で問いかける。あくまで自分達の任務はティアの護衛である為、シスターや刺客であるエルフを見捨てる事が賢明な判断だが、それでもクレアは目の前の命を見捨てたくない。しかし自らの勝手な判断でミミを危険に晒すことは出来ず、こうしてミミの意志を確認しているのだろう。)
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