トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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(薄暗い路地裏、そこでは2人の男が悶絶しながらうずくまっており。そしてその側では、2メートル近い大男が顔を青くしながら呻き声を上げており……レドが片手一本で、大男の首を絞めながら宙吊りにしているせいだ)
フン、こんな腕で「首狩り」に勝つ気でいたとは、おめでたいヤツらめ。お前らが束になったところで「首狩り」、いやうちの姐(あね)さん一人に、勝てるか!勝てるか!勝てるかッッッ!!
(そして大男をポイと放り捨てるとおもむろに大刀を抜き、足元に転がっていた連中の武器や防具めがけて思い切り叩きつければ、どれもこれもバラバラに砕け散ってしまい。あまりのことに恐れをなして、男たちは腰を抜かして逃げていき)
ったくバカどもが……あっ、ルーさん!?遅くなってすみません!いやぁ、あいつらが「首狩り」と勝負させろだなんてギルド(ここ)で騒ぐもんだからつい……
(おぞましい殺気、鬼のような顔を晒しながら表通りへ戻ろうとすると、ルーシエルの姿を認め、慌てて刀を納めながら彼女に駆け寄り。片膝ついて自身の遅刻を謝る姿はさっきまでの荒れ狂った様とはまるで別人、いたって真面目な青年のそれになっており。それだけ荒んだ男がルーシエルに懐いたという事なのだろうが、それにしても大分二面性のある人物であることが伺える)
それにしてもいつからここに?いや、俺は朝からここにいたんですが、中々ルーさんを見つけられなくて……
(どうやらレドは結構前からギルドに居たようだ。すっかり殺気の抜け落ちた顔で、小首を傾げながらルーシエルに訪ねて)
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