トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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へぇ、魔法が使えて当たり前…何だか楽に生活できそうなところだねぇ。火を熾すのも、水を汲むのも魔法でパパッとできちゃいそう。魔法のことは全くわからないけれど、魔力ってやつも才能の内だと思うけどなぁ…魔法も詳しくて武術にも長けているってことは、おねーさんとっても強い人なんだ。いいなぁ…俺は魔法も剣も苦手だし、おねーさんみたいに何でもできるのって憧れる。魔法薬以外で…例えばどんなの?
(尋常一様に魔法を扱って生活するとなれば、己のような魔法を使えない者は大変に苦労するだろうと思う一方で、寝物語で聞いたような心踊る暮らしを送っていたのだろうかと好奇心が刺激される。日常に魔法が組み込まれているとなれば、火を熾すための薪を割ることも、水を汲むために川や泉へ行くこともなく、魔法のみで全てが完結するのだろうかと想像して。手ずからそれらを行うことに嫌気がさしている訳ではないが、魔法で補えたとすれば…と夢想すること自体にトキメキを感じるわけで。魔法の何たるかを知らない己にとっては、魔法に造詣深く現在に至るまで研鑽を怠らない彼女に才がないとは思えず小首を傾げ。些細な疑問も、数多のナイフが仕込まれたマントを見ればあっという間に吹き飛び、つい少年のように目を輝かせて食いついてしまう。魔術も武術も扱えるのであれば、よもや誰にも負けることはないだろうと彼女の強さに感心して。そんな彼女から特殊な身体について試しようがあると持ち掛けられれば、食い付かないわけもなく、少し身体を乗り出して問うて)
ははぁ…おねーさん強いし、話し合う方が大変っぽさそうだけど……何て言うか、珍しい…?よね
(先程までの話を統括するに、己よりも数段格上の相手であることは確かな筈なのだが、拳で話をつけることが苦手だとするあたり、血の気の多い冒険者が集うこの街では稀有な存在で。こうして突然話しかけた己にも微笑みながら応対してくれるところを見るに、お人好しという言葉がしっくりきて。微笑む彼女につられるように、へらりと笑い)
…魔族って本当にいるんだぁ…角もかっこいいし、おねーさん美人さんだし、魔族って綺麗なんだねぇ。折角なら、俺もこの腕じゃなくて角の方がよかったなぁ。うーん…おねーさん強いし綺麗だから、別に隠さなくてもいいと思うよ?
(馴染みのない単語に魔族とは何ぞやと反応が遅れるも、チラリとフードから特殊な角が覗く様を見て、嗚呼"魔族"なのだと理解が追いつく。これまた寝物語でしか聞いたことのない種族に興味が湧かない訳もなく、稍あって既に隠れてしまった角をじっと見つめ。艶やかな2本の角を思い返しては、己の特殊な腕と比較し、角の方が格好良くて憧れると小さく唸り。魔族に対する悪感情を抱くどころか、どのような存在なのかすらも知らない己には、受け入れてもらう云々のためにフードで隠すことが結びつかず。端麗で魔法にも武術にも精通している彼女であれば、顔を隠さずとも引く手数多だろうにと疑問符を浮かべ)
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