トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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…何か、魔法薬って一般的な薬とあんまり変わらないんだねぇ。もうちょっとファンタジーってやつ?だと思ってた。意外と現実的なんだぁ。
(過去に飲んだ薬と変わらず、用法も用量も定められていることに加え、大して飲みやすい味がないとなれば、いよいよ一般的な薬と殆どの違いがない。特殊な片腕と両眼を得た影響で少しの魔法が使用できるようになった自分には、魔法とはまさに夢物語の世界の力で。勿論、魔法薬なんて存在も強大な力を得られる浪漫溢れる一品だとばかり思っていたのだが…。どうやら身体に関するものが魔法に置き換わっただけで、現実とは物語より奇ならないらしい。此方の反応を見てか苦笑を浮かべる彼女に、分かりやすく更にがっかりしてみせ。)
実験~?明日、命を落とすかもしれない貧困街で…って、そっか……どうせ、直ぐ消える命なら失敗しても…ははぁ、捨てた奴とは気ぃ合いそぉ
(劣悪な環境から日々、何人もの住民…特に幼い子どもたちが命を落としている貧困街で、わざわざ実験と称して決して安くはない魔法薬を置いておくのだろうか。否、亡くなると分かっている命だからこそ、気軽に実験対象として選べるのでは…成功すれば連れ帰り、失敗すれば捨て置ける。誰かにとってコストもかからず、失敗した後の処理もいらない最高の実験動物があの貧困街の住民たちであったら。己の性質が性質だけに、どうにも犯罪思考に引っ張られてしまい。流石に虫唾が走る思いだが、折角の酒の場であることを思い出し、努めて明るく冗談を交えてみせ。)
そーそー、ハッピーなことを望めば幸せな夢を見られるよぉ。いやいやぁ、おねーさんは強いよ?だって、さっきから俺の眼見てるけど、何ともないでしょ?
(優しく微笑む彼女につられるように微笑んでみせ、望めば幸せな夢を見られると告げ。魔眼を強調した時も、話しながらアイコンタクトをした時も、彼女が術にかかっている様子はなかった。彼女は心が強くないと打ち明けるが、これこそが強さの証明になり得ており、再度強いことを念押しする。それはそうと、追加で注文していたことを気にかけてくれたのか、彼女の皿を勧めてくれるので、ナッツを1つ口に放り込み「ありがとう」と感謝を一つ。細やかな優しさに胸の辺りが暖かいような気がするが、酒の影響か、彼女の優しさにあてられたのか。こういうのも悪くはないと、へへとだらしのない顔で微笑み。)
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