トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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いえいえ…こちらこそありがとうございます。その言葉、大変励みになりました。…それではそろそろ参りましょうか。
(休憩の提案に礼を言われると首を横に振って謙遜する。そして、その後に付け加えられた自分を激励する言葉を聞くと、思いがけず目尻に涙を溜めた。すぐにハンカチで涙を拭い、笑みを浮かべると感謝の言葉で返す。自分を利用するばかりで親身になってくれる人間がいない中で、ミミのこの言葉でティアの心は相当救われたようだ。部屋に置かれた時計に目を向けると、針は正午を指していた。出発まで後十分程であり調度良い頃合であると判断したティアは立ち上がり、再び聖堂の外へと歩みを進める。)
ミミちゃんも聖女様も優しいのでつい甘えてしまいました…私はダメ人間です…
(ミミに優しく注意されると眠気で重い身体をなんとか起き上がらせる。しょんぼりした様子で自分をダメ人間だと卑下するも、アル中である以上それは紛れもない事実であった。聖堂への外へ向かうティアの後を追おうとするが、寝起きでこれ以上は動けないのであろう。ソファに両手をついてなんとか姿勢を維持しているが、脚は産まれたての小鹿のようにプルプルしており、潤んだ瞳でミミに助けてと言わんばかりの視線を送った。)
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