冒険者ギルドの日常

冒険者ギルドの日常

トピ主  2024-07-26 06:44:45 
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舞台となるのは交易都市デュランダル。様々な国の行商人が行き交い活気溢れる街です。この街に置かれたギルドに集う冒険者を中心に物語が展開されます。
世界観としてはよくある異世界ものと同じく中世ヨーロッパ風な街並みで、人間のほかにエルフや獣人など様々な種族が共存しています。
冒険者の等級はSを頂点に上からA~Eの等級があります。
募集人数に上限はありませんので興味のある方はご参加ください!
ロルは中ロル程度が好ましいです。冒険者の等級に関しましてもSランク冒険者が大量発生するとバランスが崩れてしまう恐れがあるので出来ればAランク以下の冒険者としてご参加していただきたく思います!


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  • No.110 by ローレン/アルーフ  2024-08-02 19:06:09 

>100

分かった、約束は守るぜ。俺が爺さんとトランクケースを無事に村まで届けてやるよ

(念を押されれば押されるほどローレンは中身が気になってしまうが、そこは傭兵として仕事のプライドがあるので中身を見ずに送り届けることを彼に口頭で約束すれば)

おっと、すっかり忘れてたぜ。俺はローレン、Aランクのしがない傭兵さ。傭兵名はアルーフっていうんだけど呼びやすいほうで構わないぜ?

  • No.111 by ヘル  2024-08-02 20:36:01 


>109

存外話の分かる奴だな。お前の街なのだろう、そもそも俺に粗相を働かせないよう雑魚共に睨みを効かせておけ。

(バカ、という可愛らしい誹りには目くじらを立てる事なく聞き流し、少なからず己の信条と通ずる価値観が相手にもあると分かれば纏う雰囲気は少し穏やかなものになって。当然凶々しい出で立ちはそのままなのだが姿を隠すローブを被るレイラとは違い自分は目立つことを忌避する様子はない。そもそもレイラは故郷たるデュランダルの英雄なのだからこの街の人間には顔が利く筈だと推測しながら、本来の代金の数倍を店主の前に惜しげ無く置いて店を出て。相手の注意勧告に約束できるとは返さず、案内を任せるように視線を向けて)

  • No.112 by アイボリー  2024-08-02 23:46:34 

>110

どちらもいい名前をしとるの…傭兵じゃったら荷物のこともわしのことも心配ないわい。さて、そろそろ出発するかの…まずはあそこの森を真っすぐ行ってからその奥の洞窟を抜ければわしの住んでる村じゃな。

(そう優しく微笑んでいるがアイボリーが指さした森と洞窟はどちらもAランク級の危険度で到底こんな老いぼれ一人では来れないような道のりであったし、本当に村があるかも怪しかった。)

  • No.113 by ミミ  2024-08-03 16:20:45 

>107

多分そうかも、冒険者は基本的に持ってないだろうし…持ってるとしたら、宝石コレクターみたいな人かも?

(ルーシエルの言うように使用する場面が限られているため、冒険者は基本的に持っていないという予想を軽く腕組しながら話して。持ってるとすれば、珍しい上に見た目が綺麗なため宝石コレクターが持っているかもしれないと腕組みをやめて人差し指を立てて話して。その宝石コレクターはきっと、その石の使い方は知らないのだろう。)

ごくありふれた旅の記憶でも、ルーシエルにとっては大切な記憶でしょ?その男の人がどんな人か私にはわからないけど、ルーシエルと一緒に旅をしてくれる人だたからきっと優しい人なんじゃないかな?きっと許してくれるよ

(基本一人で活動することが多いミミだが、ルーシエルと同じく長寿の種族であるため気持ちはわかるようで。おじいちゃんという発言から旅の仲間は男性、ルーシエルの性格から面倒見のよく優しい人物ではないだろうかと予想して優しく微笑みながらきっとその人は怒らず許してくれると告げて。すると、何やら慌てた様子のルーシエルに少し目を丸くして見ており)

あちゃ~、忘れちゃってたかぁ…周りに気をつけてね、またね~!

(約束を忘れていたルーシエルに苦笑いを向けて、走ると転んだり何かにぶつかったりするという意味を込めて周りに気を付けてと告げて、笑みを浮かべて見送り)

(/返信遅れてすみません、こちらこそありがとうございました!)

  • No.114 by シエン  2024-08-03 16:29:15 

>107

気を付けるんじゃぞ、また転んで怪我などせぬようになー。

(紫焔はルーシエルが約束を忘れていて宿の方へ向かうと聞いては一番最初ルーシエルを見た時を思い出して手を振りながらにそのように言ってルーシエルを見送って。せっかく回復魔術で治したのにまた怪我されたら世話ないのである。)

  • No.115 by レイラ・ハート  2024-08-03 19:02:56 

>111

ハァ…分かった、善処する。

(ヘルに忠告を聞かせるなど無理であると悟ると、ジト目はそのままに呆れたような溜息を吐いた。その態度とは裏腹に、勇者となって名声を得て以降は対面する人間の殆どが自身を畏れ敬うことに慣れきっていたレイラにとって、自身を対等と言うよりはぞんざいに扱うヘルとのやり取りはそれなりに心地が良いものであった。そして、店を出る際にレイラは破損させたテーブル分も合わせて支払いを済ませたが、ヘルの方へ目を向けると必要分の数倍は払っている様子だ。国際指名手配犯というのは存外羽振りが良いのかと関心した。)

さて、中心街まで着いたが…どうだ?良い街だろう。

(店を出てしばらく歩くとデュランダルの中心街に辿り着いた。その頃には既に身分を隠す必要はなくなり用済みとなったローブを脱いでおり、姿が顕になった聖剣はその黄金の装飾を惜しみなく輝かせていた。やはり交易都市と言われるだけあって様々な露店が軒を連ね、祭りのように多くの人で賑わう光景が広がっている。一方で、どの都市にも見られる現象であるが、やはり人の集まる中心街の道端では幾人かの貧困層が目の前に小皿を置いて乞食をしていた。ただ一つ明確な違いがあるとすれば、他の都市よりも明らかに乞食に恵まれた貨幣が少ないことであろう。そんな貧困層達など見えていないかのようにレイラは「良い街だろう」と、好きな物を自慢する子供のように曇りのない笑顔でヘルに尋ねる。当然ながら悪意など微塵もなく、貧困層に目もくれない他のデュランダルの住民の様子を見るからに、レイラ個人の感性ではなく、これがこの街で培われる常識なのだろう。)

  • No.116 by シャウラ  2024-08-03 22:19:42 ID:f74f8f00c

>ALL

(その日、交易都市デュランダルのギルドに、ひとりの吟遊詩人が訪れていた。その名はシャウラ。彼女は行商人や冒険者から話を聞き、それを歌にして披露していた。)

~♪ ~♪♪

(濃紫のフード付きマントを身に纏い、手には金の装飾が施されたリュートを携えて軽やかにステップを踏みながら歌うその姿は道化師のよう。しかしそんな奇妙な出立ちに反して歌声は美しく、普段は小競り合いしがちな血の気の多い冒険者も、大人しく彼女の歌声に耳を傾けていた。)

  • No.117 by ルーシエル  2024-08-03 23:53:16 

♪ゆきのように、まっしろな、きれいな、あ、な、た~♪
(エルフ族に伝わる古い詩を口ずさみながらギルドを再訪して。壊れかけた時計の秒針みたいな不安定なリズム、それを上書きするような残念な音程、セイレーンや人魚を気取る当人の思いとは裏腹に、その様子は細かいことを気にせず歌って歩くホビットのよう)

わぁ、綺麗な歌声…。
(建物の中の先日とは異なる様子に驚きながらも、綺麗な歌声に耳を傾け、ちょこんと椅子に腰掛けてゆったりと身体を揺らしながら聴き入って)

  • No.118 by シャウラ  2024-08-04 04:42:01 ID:f74f8f00c

>117
(ルーシエルが椅子に座ってからしばらくすると歌が終わった。何枚かの銅貨が彼女の傍に置いてあった小さな箱に向かって投げられる。シャウラは恭しく礼をすると銅貨を集めて箱を閉め、靴を鳴らしながらルーシエルの近くの席に座る…。)

こんばんは エルフのお姉さん。
アタシの歌を気に入ってくれて嬉しいよ。

…だけど、さっき変わった歌を口ずさんでいたよね?もしかしてエルフ族に伝わっているもの?

(どうやらルーシエルが口ずさんでいた歌のようなものが耳に届いていたようだ。シャウラはフードの下から興味津々な眼差しでルーシエルを見つめて言った。)

今の歌をもう一度聴かせて。

  • No.119 by ノーチェ・ヴェスペリオ  2024-08-04 07:57:58 

>all

(依頼を達成して報告をした帰りに何か食べていこうかと思いギルド内の食堂によっては適当な席に座りメニューを見てサクッと注文をしては依頼の達成報酬(お金)を一度確認して)

これは、もう少し依頼を受けるべきかねえ……

("これはすこし少ないか?"と思い頬杖をついてはそう言って)


(/皆様、よろしくお願いします!もし分かりにくかったらすいません!)

  • No.120 by クレア・ライデン  2024-08-04 08:47:05 

>119

うんうん…受けるべきれすねぇ…

(まだ日も沈まない内からビールの入ったジョッキを片手にノーチェの背後からヒョイっと顔を出す。酩酊状態の彼女にノーチェが何を憂いているかは知る由もないが、いつものダル絡みの一環で回らない滑舌でノーチェの言葉に同意して見せた。)

  • No.121 by エレオノール  2024-08-04 11:02:01 

>ALL

(交易都市デュランダルにあるギルドに、異質な雰囲気を漂わせる一人の少女が入る。周りの視線に目もくれず真っ直ぐこのギルドの受付に進み…既に達成した依頼書を机上に置き、次の依頼を受けようと依頼書が貼られている掲示板に向かおうとする…が、受付の人に止められる。その依頼書をよく見ると、推奨人数が2~4人の依頼…それを半ば強引に一人で行ってきたことに対して注意を受けている。)

…一人で解決できたのだから、問題ないでしょう?

(軽く睨みながら静かにそう告げると、受付の人もエレオノールの威圧で黙ってしまい)

  • No.122 by ローレン/アルーフ  2024-08-04 18:20:02 

>112

爺さん、随分と物騒なところに住んでるんだな…でも依頼は依頼…ちゃんと送り届けるのが俺の役目だ

(彼が指差した方を見ながら森や洞窟という言葉と、そんなに物騒で危険な場所にある村に住んでいる彼を疑問に思いつつも、依頼の約束をしたローレンは踵を返さずに覚悟を決め)

  • No.123 by ルーシエル  2024-08-04 18:57:21 

>>118
え、お姉さん!?
ふふ、そうだよ、さっきのは古いエルフが歌っていた詩なんだって。あ、私ルーシエル、よろしくね!

えっと、続きはこうかな。♪~

(お姉さん、なんて素晴らしい響き。大抵は見た目で子供扱いされ、さらには実年齢でロリバb(怒りの省略)…とかなんとか失礼極まりないことを言われることが多いのに、正当な(?)言い方で呼んでくれる人の貴重さ。やっぱりうっとりするような素敵な歌を歌う吟遊詩人さんは、そのあたりもしっかりしてるんだ!と懐いて)

歌って難しいよね。
音程と、拍と、強弱とかあるでしょ?私はそういうのが全部ごっちゃになっちゃうんだ…
あと、その楽器もかわいいし、綺麗な音で惚れ惚れしちゃうよ。
(彼女の叙情的な歌を引き立てる、角のとれた優しい弦の音を響かせるリュート。自分自身は歌心はないけれも、歌や音楽が大好きな性分を隠さず話して)

  • No.124 by シャウラ  2024-08-04 19:39:18 ID:f74f8f00c

>123
ルーシエルさん…ね。私はシャウラ。よろしく。
(素敵な響きの名前と付け加えると、シャウラはルーシエルから歌の続きに合わせてリュートを爪弾いた。調子はずれで奇妙な旋律をシャウラは繰り返した。)

人は生まれてから死ぬまでリズムを刻んで生きている。私はそのリズムに合わせて歌っているだけで…特別なことはしていないんだ。

(シャウラの指先が旋律を繰り返すと、不思議とルーシエルの耳に馴染んでいく。その旋律に従って歌い出せば、先ほどよりも上手に歌えるかもしれない…。)

  • No.125 by シエン  2024-08-04 22:11:20 

>121

良い、やらせておけ。そやつは滅多な事では死なぬ。

(ギルドの奥から話を聞いていたシエンが受付の人に向けてそのように言った。長らくギルドにいる彼はエレオノールについても当然知っており……というかなんなら有名人だからシエンじゃなくても知っている人は多い。それ故にエレオノールの強さを知っているシエンはそのように言ったのだ。)

  • No.126 by ルーシエル  2024-08-04 22:21:47 

>>124
(シャウラの指先が器用に弦を弾き、奏でられる旋律が空気を震わせ辺りに響いて。一流の奏者が技量の乏しい相手をフォローする連弾の伴奏みたいに、気付けば自然と馴染みのメロディを口ずさんで)

♪にしのうみにかがやく、あなたのほしの、ひ、か、り~♪

あぁっ、さっきより上手に歌えた気がするよ!
へへへ、得しちゃった。シャウラ、ありがとっ
(それでもやっぱり、うっとりするような歌には程遠いのだけど、興奮気味にその変化に喜んで。なんだかとっても良い気分、またお酒(次は甘いやつ)でも飲んじゃおうかな、くふふ…とにやけ顔でギルド内を見渡して、飲み物のメニューを眺めて)

  • No.127 by エレオノール  2024-08-04 23:21:28 

>125

…あなたは確か…このギルドの医者…でしたか。意外ですね、このギルドに話がわかる方が居たとは…。

(声がした方をゆっくりと向き、そこには和服を着た見覚えのある獣人が。誰だったかと少し記憶を辿り、彼がこのギルドの診療所で医者をしている獣人だということを思い出して。このギルドに長くいるシエンをあまり覚えていないのは、力にしか興味がないか、それとも他人にあまり興味を持っていないか…いずれかだろう。それよりも、大体の人が関わりたくないためこういう事が起きても何も言わないのだが、彼は違い…それに加えて自分勝手な行動ばかりするエレオノールに何も言わず、こちらの肩を持つことに対して意外だと告げて)

  • No.128 by シエン  2024-08-04 23:35:09 

>127

……もっとも、ギルドとしての意見は危険だから止めよう、そう思ったのじゃろう。じゃがお主のその呪いで不老不死、ならば危険を排除してもらった方が此方としても嬉しいからの。状態異常などにかかったら儂の所へ来い。治してやるわ。

(シエンはギルド側の言いたいことをしっかり鑑みた上で発言していたようで、しかし貴方の状況もしっかり理解しており止めずにグリーンライト(青信号)を出した理由を話して、且つ協力はすると宣言して。)

  • No.129 by エレオノール  2024-08-05 01:54:37 

>128

…よく知っていますね、私にかけられた呪いのことを…。あなたの言う通り、私は不老不死…どんな攻撃を受けても死ぬことはなく、傷を癒すのも時間はかかりません。かといって、わざわざ攻撃を受けるなんて真似はしませんが…。

(左手の甲に刻まれた「不死鳥の呪い」の刻印をアームカバーで隠しているため知らない者がほとんどのはず…刻印を見られたか、それとも別の何かで気づかれたか…どちらかはわからないが、エレオノールはあまり気にしていない様子。シエンの合理的な考えを聞き、こちらとしてもその方が自由に動けるためありがたいと内心思っており、状態異常になった時は治すという話を聞けばそのような状況になることはほとんどないが仮にそうなった場合、他の代償に影響が出ると考え軽く目を伏せながら口を開き)

…まぁ、そうなった時はそうします。

  • No.130 by シエン  2024-08-05 02:15:59 

>129

上の連中がお主の呪いについて報告してくれたからの。仮にも医者、一応医師長をしておるからの。それぐらいの報告は飛んでくる。

(シエンは小声でエレオノールに知った理由を伝える。シエン自身が見たわけではないが、ギルドマスター及びシエンより上の誰かが目撃していたのだろう……)

  • No.131 by エレオノール  2024-08-05 07:55:19 

>130

…見られてましたか……。私の呪いに気づいていながら野放しにするとは…一体何を考えているのでしょうか…或いは、何も考えていないか…。

(ギルドマスターか誰かに刻印を目撃されてしまったことに軽く舌打ちし、過去に禁忌を犯していて不死鳥の呪いにもかかっていることから今も何かしらの禁忌に手を出していることは容易に想像できるはず。それなのに何の動きもないとは、何を考えているのかと軽く顎に手を当てて考えて)

  • No.132 by シエン  2024-08-05 09:13:27 

予防策を講じず事が起きてから対処をしようとしておるのじゃろう、

(シエンもエレオノール良いぶんはごもっともだとした苦笑いしながらそのように言葉を付け足して。予防をせず病気になってから病院へ行く、みたいな事に事実なってしまっているという事に苦笑いせずにはいられなかったのだろう。)

  • No.133 by ノーチェ・ヴェスペリオ  2024-08-05 11:49:04 


>120 クレア・ライデン

っ……!クレア…

(背後からジョッキ片手に顔を出しては自分の大きな呟きに上手く回らないらしい呂律で同調してきたクレアにびっくりして少し大袈裟に肩を跳ねさせてはクレアの状態がいつもの状態だと気づき)

また、そんなに飲んで……体こわすよ?まだ飲むの?

(いつも大量のお酒を体に注ぎ込むクレアの体を心配しつつ片手のジョッキにビールがまだ入ってるらしいのを見ては少し困ったような表情でまだ飲むのかクレアに聞いて)

  • No.134 by エレオノール  2024-08-05 13:53:17 

>132

…病気じゃないんですから、事が起きてから動いても手遅れになる場合があるでしょう…。まぁいいです、私としてもそっちの方が自由に動けますからね。

(事が起きてからの対処を聞いては呆れたようにため息を吐き、病気のように起きてからの動いても手遅れ、若しくは意味がない状況になるだろうと告げて…こういったこと程予防が必要だと言うのに。だがエレオノールとしても、ギルドマスターや上の人間達がかなり緩い策を講じているおかげで、邪剣や覇剣、新たな力を探しやすいと告げて)

  • No.135 by シエン  2024-08-05 16:05:02 

>134

仕方あるまい、こればっかりは儂が決めれるようなことでも無いのじゃから。ギルドの決定には従わんといかんのじゃよ。

(苦笑いは継続したままでエレオノールにそのように告げて。まぁだからこそ色々な依頼が舞い込んでくるというものだし、色々な種族達がワイワイ出来るというものだ。(無法地帯になりやすいという諸刃の剣なような気がしないでもないが))

  • No.136 by エレオノール  2024-08-05 17:26:07 

>135

無理に従う必要はないのでは…?破っている者や陰で好き勝手にやっている者も居ますよ…でも、ギルド側からは何も言われませんが…。

(裏で好き勝手にやっている冒険者が居るように、あまりそういった決まり事にそこまで従わなくてもいいのではと問いかけて。まぁ、エレオノールも裏で好き勝手やってる冒険者に含まれているのだが…決まり事を破っているからこそこういった発言をするのかもしれない。こういうところは既に無法地帯だろう…)

  • No.137 by シエン  2024-08-05 17:43:28 

ギルドに関しては冒険者よりもな、職員の方がルールは厳しいのじゃよ。……もっとも、どこにでもある組合内のルールと一緒と言えばその限りじゃがの。

(参加者よりも運営の方がルールが厳しい、特に運営方法に関する場所に関しては尚更であるとシエンは説明してくれて。……まぁ一緒にするのはお門違いなような気がするが。)

  • No.138 by クレア・ライデン  2024-08-05 17:51:56 

>133

えへへ…大丈夫れすよー。今日は朝まで呑むつもりれす。

(大袈裟に肩を跳ねさせるノーチェの反応を見てはドッキリ成功と言わんばかりに満足そうに微笑んだ。そして、ノーチェの隣席に腰掛けると、朝まで呑むと意気込んだ。いくら冒険者の身体が丈夫とはいえ不摂生極まりない生活である為、放っておけばそのうち取り返しのつかない事態になることであろう。)

  • No.139 by シャウラ  2024-08-05 18:36:05 ID:f74f8f00c

>126

お姉さんは"ノリが良い人"なんだね。そういう人、アタシは大好きだよ。

(シャウラはルーシエルを見つめ、嬉しそうに微笑む。)

お姉さん、提案があるんだけど。アタシと組んで…『おうおう、そこにいるのはペテン詩人のシャウラじゃねえか!今度はそこの長耳女(エルフ)を騙そうとしてんのか?』

(シャウラが何かを提案しようとした時、鎧を纏った戦士らしき男が底意地の悪そうな笑みを浮かべて絡んできた。シャウラは笑顔のまま男に見向きもせずにそれに答える。その場の空気がピリピリし始める…)

ペテン詩人とは心外だね。アタシの歌の有り難み、あなたはよーく知ってるはずだと思うけど?

  • No.140 by エレオノール  2024-08-05 19:49:34 

>137

それは大変ですね…まぁ、運営側がルールを守っていないとギルドが成り立ちませんか…。

(依頼も普通にこなしているが情報が集めを目的としているエレオノールからして、ギルドが成り立たなければ少し困るようでギルドのマークが刻まれた旗の方を向いてそう告げて…だが、他人事のように話して)

  • No.141 by シエン  2024-08-05 20:41:22 

>140

まぁ、そういうことじゃ。こんなことを言う必要は無いじゃろうが、気張りな。

(シエンは苦笑いをするともはや必要の無い言葉だとはシエン自身理解していたのだが通例として依頼に向かう冒険者であるエレオノールに言葉を投げかけて。)

  • No.142 by ルーシエル  2024-08-05 20:58:22 

>>139
アタシと…組む!?
(その"提案"を耳にし炸裂する妄想。やっぱりエルフといえば楽器はハープがいいかしら?でもちょっぴり大きし重そうだし…同じ理由でバグパイプもダメかな。ハーディガーディなんかをカッコよく弾いちゃうのもいいかも!あの取っ手みたいのをクルクル回すだけなら明日にだってできそうだし。あぁ、でも派手な色っぽい衣装も誂えなきゃだし、当分は歌一本に集中かな……シャウラとの競演を終え拍手喝采を浴び、終わらない長い長い歓声…長い長い…耳…長耳女…へっ?)

え、ちょ、ちょっと、なにさっ、急に!
(妄想の世界から急遽現実に引き戻されると、なにやらコワモテな戦士が意地悪そうにシャウラに食って掛かって。やめて、私のために争わないでっ、…ん?そういう雰囲気でもなさそうで、尖った耳を心細そうに少し下げて。シエン先生、ケンカ、ケンカです!と叫ぼうとするも、シャウラの様子に得た違和感。こなれている。剰え、この状況を楽しんでいるかのようで、不安げにシャウラの表情を読み取ろうとその顔を覗き)

  • No.143 by エレオノール  2024-08-05 21:09:27 

>141

依頼をこなすことは至極簡単ですが…まぁ、それでも気を抜くことはしません。その言葉は素直に受け取っておきます…

(依頼よりも新たな禁忌を探し、怪しまれないようにそれを手に入れるために依頼をこなしている…禁忌に手を染めてはいるがエレオノールは元Sクラス冒険者、依頼をこなすだけなら簡単なことだ。だが、どれだけ簡単な依頼でも気を抜くことはしないと告げ、シエンに投げかけてもらった言葉も素直に受け取るとシエンの方を向きながら伝えて)

  • No.144 by シエン  2024-08-05 21:55:28 

……うむ、その意気じゃ。

(シエンは笑ってそのように言った。医者という立場上としてもギルドの職員としても、禁忌を犯す事はともかくギルドのために働くのは悪いことでは無いために割と嫌悪感なく送り出そうとして)

  • No.145 by エレオノール  2024-08-05 22:09:52 

>144

…では、行ってきます。

(集めた情報から、目的地に近い場所の依頼書を持って依頼を受託し、先程まで話していたシエンに、そう告げてギルドの出口へ向けて歩きだして。当然、推奨人数が複数人の依頼を引き受けており)

  • No.146 by シャウラ  2024-08-05 22:47:59 ID:f74f8f00c

>142
『歌の有り難みだぁ?お前は俺たちの後ろで好き勝手に歌ってただけじゃねぇか!』

(男はドン!とテーブルに拳を叩きつけた。それでもシャウラは涼しい顔をしてリュートを弾いている。男の動作を真似てリュートを強く叩けば、それもシャウラの奏でるメロディに組み込まれてしまう。
シャウラの指先がまたリュートの弦を爪弾き旋律を奏でる。同じ音であるはずなのに、聴いても心地よくない。それどころか僅かな不快感を伴ってルーシエルの耳にこびりつくようだ。)

『…魔法の歌だの始原の鼓動だのワケの分からねぇこと抜かしてリーダーから金を巻き上げやがって!』

(ところが男の方は何故だか小さく小気味よくステップを踏んで、怒鳴りながらも目の前で踊り子のように身をくねらせながら鎧を脱ぎ出したではないか!)

『俺はお前から金を取り戻しに来たんだ!さっさと金を俺に返しな!!』

(いきなり奇行に走り出した男に周囲の冒険者たちがざわつき始める…シャウラの口元は微笑んでいたが、男を見るその目は恐ろしいほど冷たかった。)

  • No.147 by アイボリー  2024-08-05 23:23:37 

>122

(森に入って少しすると口を開いた)
あぁ...ローレンさんや、そこにでけぇ樹があるじゃろ?この樹のデカい穴に近道のために作ったトンネルがあるんじゃが、最近盗賊が占拠しやがってのそいつらをちと懲らしめてはくれんかね?あそこが使えないとわしの武器を使うことになってしまうからの。もし討伐してくれたなら報酬は2倍にするとしよう。どうじゃ?

(彼は樹に指を差しながらどうしても自分の武器を使いたくないと少し怒りに満ちた声色で言った)

  • No.148 by ルーシエル  2024-08-06 00:29:50 

>>146
(悪意を持って発せられた物音が、打楽器のようなパーカッシブなリズムとして再現され演奏に飲み込まれていく。同じメロディでも重なるコード(和音)によって陽気にも悲しくも聞こえる現象に似て…いや、既にその効力は神経に作用する精神魔法に類するものであると気付いて)

…呑気にユニット名考えてる場合じゃなさそうだね。
(ハーフアップにした髪から覗く尖った耳を僅かに動かすと、自身の精神耐性を高めるべく魔力の流れをコントロールしながら、眼前の戦士とシャウラのやりとりを注意深く観察して)

  • No.149 by へル  2024-08-06 07:58:05 


>115 レイラ

――有り触れた街だ。良い意味でも悪い意味でもな

(親子だろうか、両親に挟まれるようにして両手を繋いでもらいながら楽しそうな満面の笑みではしゃぐ子どもとそれを慈しむような目で見守る男女、いずれも洗濯された小綺麗な衣服に身を包み髪や肌の手入れも行き届いていると見える。しかしすぐ横の路端へ目を向ければ、同じ親子らしきグループでも服は襤褸切れ、肌や髪はガサガサのボサボサ、この世に楽しいことなど一つもないと言いたげな生気のない目をして座り込み空っぽの皿を虚ろに眺めている。それを疑問にも思わず無垢な笑顔を浮かべる勇者に対しては、怒りや嫌悪ではなくむしろ哀れだと感じて彼女から目を逸らすように町並みを見つめ続け)

学校や寺子屋の類はどこだ。授業の様子が見たい

(貧富の差が明らかに分かれる状況は往々にして持たざる者ではなく持ちすぎた者によって築かれる事をヘルはよく知っていた。従って問題があるのは民草でも勿論レイラでもなく、教育とその方針を決める上層機関なのだと。相変わらず言葉足らずにも目的や背景の説明はせずリクエストのみを端的に伝えて)

  • No.150 by シャウラ  2024-08-06 11:36:11 ID:f74f8f00c

>148
金を返せ?これは正当な報酬だよ。仮に返すとしてもあなたには渡さない。酒を飲むためのお金が欲しいなら、自分で何とかしたら?

『ふざけたことを言って……っ?!』

(男はそこで自分の身に起きている異常性に気づいた。酒に酔った時よりも真っ赤になって慌てて床に落ちている鎧を拾おうするが、シャウラのリュートから発せられる旋律に身体が勝手に合わせて動いてしまう。抵抗しようとする姿は糸がもつれた操り人形のように滑稽で、足は少しずつ食堂の中心へ向かおうとする。)

ここで再会したのも何かの縁だし、踊り子デビューの手伝いをしてあげようか?ちょうどギャラリーもいっぱいいるし、とある界隈じゃ男の踊り子って需要があるらしいからねぇ。
…それでは皆様、逞しい戦士の肉体美と共にお愉しみください「♪ありのままの私を見て」…。

『ヒィ!わかった…わかったからソレを弾くのをやめてくれ…!!』

(鎧が手から滑り落ち、ガシャン!!と大きな音を立てると同時にシャウラはリュートを弾く手を止めた。男は尻餅をついて立ち上がるが、自分に注がれる好奇の視線に気づくと酔っ払いよりも真っ赤な顔をしてその場から逃げ去っていった…。)

あらら、せっかく素質があったのに残念。
(周囲の異様な騒めきが、いつもの喧騒へと戻っていく。シャウラは何事もなかったかのようにルーシエルに向き直った。彼女が警戒しているのを察知してか、リュートから手を離している。)

それじゃあ話の続きをしよう。
アタシとパーティーを組まない?お姉さんみたいにノリが良い人なら、きっとアタシの歌は大きな助けになると思うんだ…。

  • No.151 by ルーシエル  2024-08-06 20:08:52 

>>150
(パーティー…あ、歌のコンビじゃないのか、なるほどね…と状況がわかってきて、華々しい妄想に後ろ髪を引かれつつ改めてシャウラを見て。宿屋のおじさんに懐具合を訝しまれている今日この頃、ここらで依頼の一つや二つこなして路銀を稼ぎたいところで)

うん、悪くない話だね。
でも、私の位はBランク、妥当な評価だと思っているよ。
だから、戦闘を伴う依頼…大体はそうだと思うけど。それであれば瞬発力のある前衛を入れた方が安全かもって思うよ。

まぁ、そうすると取り分も3分割になっちゃうけどね…どうかな?あなたの意見を聞きたいな。
(等級相応の能力、こと魔法の速射性に難があり戦闘の状況によって生じる懸念を、示唆し、シャウラの意見を求めて。それでも、未知なる冒険への好奇心に灰色の瞳を輝かせる)

  • No.152 by シャウラ  2024-08-06 21:14:31 ID:f74f8f00c

>151
見た感じ、お姉さんは魔法使いだよね?確かに2人だけじゃ心許ないからもう1人必要だ。お姉さんともう1人…戦士がいればちょうど良い。アタシの見立てだと…防御が得意な壁役がいれば、お姉さんは今の倍の実力が発揮できるはず。

お姉さんも感じたでしょ?アタシの歌には聴いた人の中にある潜在能力を引き出す力がある。約束する、損はさせないよ。

(ルーシエルが話に乗ってくれたことが嬉しかったのかシャウラは身振り手振りを交えて語りだした。心身の制約を解除して潜在能力を引き出す歌…そんな夢のようなものが実在するのだろうか?)

  • No.153 by レイラ  2024-08-06 22:29:31 

>149

パッとしない感想だな…私の故郷なのだから、そこはお世辞でも褒めたらどうだ。…学校?勿論あるがどうやって入るつもりだ…勇者の肩書きはそこまで万能じゃないぞ。

(見つめる街並みを遮るようにヘルの正面に陣取ると、ジト目の上目遣いで彼の顔を見つめた。ヘルがお世辞を言う性格ではないことはこれまでのやり取りで分かりきっているが、それでもレイラが小言をいるのは単に構って欲しいのだろう。そして、何の脈絡もなくシンプルに要件だけ伝えられては、授業を見て何がしたいのかと小首を傾げる。そもそも学校関係者でもない二人が勇者とその連れというだけで見学を出来る保証はなく、断られるだろうと踏んだレイラは露骨に嫌そうに目を細めた。)

  • No.154 by レイラ  2024-08-06 22:31:28 

訂正します
小言をいるのは→小言を言うのは

  • No.155 by ルーシエル  2024-08-06 23:40:19 

>>152
へへ、ご名答っ。
一般的な攻撃、防御魔法、それに毛が生えたようなものは問題ないよ。よろしくねっ、シャウラ。

うん、そういう前衛職が居れば心強いなって。
でも、最悪二人でもこなせる依頼はあると思うし、両方の線で考えてみるのが良いかな?
(自身の背丈ほどある杖を魔力で具現化すると、それを構えて得意げな表情を見せて。それでも、狭い空間での戦闘や奇襲、敏捷性に優れた相手との対峙を鑑みた際の対策は、やはりしっかりとしておきたいところ。壁際に張り出されたいくつかの依頼を、背伸びしながら眺め、物色して)

  • No.156 by 聖教国司祭  2024-08-07 07:51:54 

>ALL

穢らわしい獣人風情が!!!勇者を呼べと言っておるのだ!人語も理解出来ぬか!?

(いつもと変わらない平穏なギルドの雰囲気が一人の男性の罵声で一変した。多種族共生を掲げるこの国では最も言ってはならない類いの罵りであろう。見ると、ギルドの受付にて司祭風の数人の男と犬耳を生やした獣人の女性職員が揉めているようだ。騒ぎに駆け付けたギルド幹部が間に割って入るも、平謝りするばかりで司祭達の罵声は収まる様子を見せない。司祭達の服装は皆一様に黒の祭服に黄金のロザリオで統一されており聖教国の人間であることは明らかであった。聖教国と言えばS級冒険者であるレイラ・ハートに勇者の称号を与えたことで知られており、詰まるところ彼女の最大の支援団体である。そして、聖教国内の遺跡探索や強大な魔物の討伐など数々の高額報酬依頼をギルドに提供しており、ギルド運営に大きく貢献している一面を持つ。これらのしがらみによりギルド幹部は頭を下げる他に選択肢がないのであった。)

  • No.157 by ローレン/アルーフ  2024-08-07 14:33:19 

>147

良いぜ。どんな理由で占拠したのかは知らないが、俺は金の羽振りが良いほうの味方だからな。

(ローレンは彼の依頼を承諾すると、背中に背負っている剣を鞘から引き抜けばそのまま樹がある方向へと歩き出すものの、ローレンは金で雇われる傭兵。そのため、善悪に関係なく金の多いほうの味方につくので危うさも持ち合わせ)

  • No.158 by シャウラ  2024-08-07 18:55:06 ID:f74f8f00c

>155
ふむ…
(ある目的のためにシャウラは多くの冒険者…特に、歌の力を信じてくれる"ノリの良い人"と繋がる必要があった。ルーシエルに自分の価値をアピールするため、デモンストレーションになるような依頼は無いものか?シャウラはつま先立ちをして依頼書を眺めた。)

まぁ、すぐに3人集まるとも限らないし、2人でやるならこれなんてどう?面倒だけど報酬はそこそこあるみたいだよ。
(シャウラが指差したのは"水路にできたスライムの巣の駆除"だった。スライムは動きが遅くて弱い初心者でも楽に倒せるモンスターの代名詞とも言える存在。しかし、巣の駆除となると話は別である。上級者には物足りなく感じ、初心者には少し荷が重い…そんな中くらいの難易度だ。)

  • No.159 by ルーシエル  2024-08-07 20:37:48 

>>158
はぁ、こんな美女二人組をほったらかしにするなんて、ここの冒険者達はみんな草食系で困っちゃうねっ

スライムの巣?
うん、確かにそれなら前衛なしでもなんとかなりそう!
(わざとらしく肩をすくめる仕草をしてから、シャウラの提案に興味を示し同意して。なんだか可愛いイメージのあるスライムを巣ごとやっつけるのは少し可哀想な気もするけど、ギルドの依頼にされるぐらい悪さをしてるんだから仕方ない。フライング気味にナムナム…と心の中で手を合わせて)

出発は明日…だよね。
その、私早起きってのが苦手だから、ゆっくり出発だと助かるかな。へへへ…

  • No.160 by シエン  2024-08-07 20:50:10 

>156

人語は理解しておるわ。した上で不可能であると言うておるのが分からぬのか?完全なる緊急事態を除いて冒険者を呼び寄せるのはギルドの規則で禁止されておる。何故ならばここは依頼の仲介所、強制労働所ではないからじゃ。じゃから不可能であると言うておるのじゃ。じゃからこのギルドに詰め寄られても何も出来ぬ、とこやつらは言うておるのじゃ。下手に罵声を浴びせるよりもそこらで待っていた方がエネルギー効率は良いぞ?聖教国の人間がこんなところで騒ぎ立てていたら周りの冒険者達の心証を悪くするだけであると賢いお主達ならばわかると思っていたのじゃが……のぉ?

(白衣を着たシエンがギルドの奥……医師長室からうんざりした顔で登場し、軽く受付のテーブルを台パンしつつ、威圧感のある低い声で、何故か笑顔でシエンは規則を混じえて説明を始めて。……ちなみに長くギルドにいる人ならば分かるかもしれないが、この時のシエン、ガチでブチギレている時である。それ故か、後半にかなりの皮肉を混ぜていて。)

  • No.161 by シャウラ  2024-08-07 22:58:16 ID:f74f8f00c

>159
ははは、"両手に花"なシチュエーションにつられるような奴が出てくるよりは、草食系のほうがマシだね。

お姉さんは唯一のダメージソースだから、最高のコンディションで戦えるように尽力するよ。

(シャウラは手を伸ばして依頼書を取るとルーシエルに向かってニヤリと微笑んだ。チラリと雑音がした方>156を横目に見て、ルーシエルの見えないところで異国の言葉で密かに毒づく)

[神様に仕える人間の言葉遣いじゃないね。朝のお勤めに"聖水で口を100回濯ぐ"を追加したらいいのに!]

…それじゃあ、さっさと依頼を受けちゃおう。明日の正午前に出発ということで。今日の宿代はアタシが出すよ。それくらいの蓄えは持っているんだ。
(何か厄介事の気配を感じてシャウラは早々に依頼を受けてこの場から退こうと考えた。)

  • No.162 by ルーシエル  2024-08-08 00:23:50 

>>161
わかった!お昼の鐘が鳴る少し前に、このギルドの外で待ってるね。
へへへ、それじゃ、宿代はありがたく貰っておくよ。それで、報酬は半分こねっ
(ギルドの受付にて件の依頼を受ける手続きを二人して進めながら、明日の段取りをシャウラに伝えて。この街で始めてのクエスト、しかも素敵な吟遊詩人のお姉さんとのパーティなんて、くふふ…っとにやけて。手続きを済ませると、何やら重々しい雰囲気を感じ、あまり目立たないようシャウラにだけ小さく挨拶しギルドを後にして)



(翌日のお昼前、ギルドの入り口付近でシャウラとの合流に備えて。14時間寝て睡眠はばっちり!斜め掛けのコットンバッグには、花をあしらったかわいい装飾が施された筒状の容器に入れた飲み水、僅かばかりの回復薬と解毒薬。討伐対象を鑑みて、その準備は簡潔で)

  • No.163 by 聖教国司祭/クレア・ライデン  2024-08-08 09:15:04 

>160

下等な魔物の分散で我等に高説を垂れるなッ!此処が我らが祖国なら貴様の首は……ウグッ…!

(シエンと付き合いの長いギルド職員達は彼の異変を察するとそそくさとその場を後にした。しかし、司祭達にはシエンが皮肉交じりに嘲笑しているように写ったようで怒りに顔を赤く染めて耳を塞ぎたくなるような罵声を続けた。聖教国の教義では獣人は知性を持たない魔物と同等の存在である。その為、獣人であるシエンが尤もらしい正論を並べたことが余程癪に触ったのだろう。更なる罵声の言葉を紡ごうとした刹那、司祭は頭から酒を被り言葉を失う。)

えへへ…手が滑ってしまいました。

(教義に則っているとは言え獣人を貶す数々の罵声が聞くに絶えなかったクレアは偶然を装って司祭の頭に酒をぶち撒けた。空となったジョッキを受付のカウンターに置くと、わざとらしく困ったように眉尻を下げ薄ら笑いを浮かべる。)

貴様ッ…!おや?よく見れば噂に名高い「首狩り」ではないか。フッ、よかろう。貴様が我らの依頼を受けると言うなら、貴様とそこの獣人の無礼は見逃してやってもよい。勿論報酬は弾もうではないか。

(少しの間を開けて思考が整理されると、司祭はギロッと鋭い視線をクレアに向けた。しかし、その容姿を見てすぐに視線は柔らかいものとなる。S級冒険者であり尚且つ勇者と同じチームに属するクレアは聖教国でもそれなりに有名なようだ。まるで自分達は寛大だと言わんばかりの大きい態度で、まだ内容も話していないその依頼を受けるならクレアとシエンの無礼を許すと宣言した。傍から見て無礼者なのは明らかに司祭であるが、当人達はそのような事は微塵も思ってはいないのだろう。話を持ちかけられたクレアは助言を求めるべく困り顔でシエンに目を向ける。クレアとしては穏便に事が済むのなら依頼を受けることは一向に構わないが、それはシエンが無礼を働いたと認めることと同義である。シエンの意向を聞かずして判断は出来ないとの考えであろう。)

  • No.164 by シエン  2024-08-08 11:04:50 

>164

まぁどちらでも構わぬぞ、儂としては。クレアが行くなら行くで、行かないならば行かないで。どうせ他の者に渡るだけじゃからの。

(とシエンは彼の魔術で紫色の火を生み出すと持っていた煙管に火をつけ、ぷかぷかと煙を浮かべてそのように言って。ちなみにこの煙管はシエンで言うところの精神安定剤のようなもので怒りを強制的に抑えようとシエンがする時に主に使うものである。……普通はこんな姿は誰にも見せることは無いのだが、聖教国の人間がクレアの方を向いているためにやっているのだろう。……ただ、キセルに火を付けた後にも何故か紫色の火は消さず手でふわふわと浮かべているのだが。)

  • No.165 by クレア・ライデン  2024-08-08 17:20:29 

>164

分かりました…その依頼賜ります。……要人警護ですか。

(シエンの返答を聞いて依頼を受けることに決める。そして、概要の書かれた依頼書を司祭から受け取るとクレアは若干顔を顰めた。その内容は要人警護であり、攻撃的な前衛であるクレアには不向きである為だ。しかし、受けてしまったものは遂行せざる得ないのが冒険者である。幸いソロ限定のクエストではない為、タイミングよく暇を持て余している腕の立つ冒険者はいないかと周囲を見渡した。)

  • No.166 by シエン  2024-08-08 17:30:38 

>165

はぁ……

(クレアが受けるのを決めたところで依頼仲介の資料のみまとめてバトンタッチ。クソでかいため息と、手に浮かんでいる紫の炎でゴミとなっていた依頼書を勢いよく燃やしつつ医師長室へと帰っていった。……完全に怒っていたようで、クレアが受けなければ司祭に対して攻撃を加えていた可能性がある……)

  • No.167 by ミミ  2024-08-08 18:52:09 

>165

ん~全部売れた~!私の見立て通り、あの村でも売れたね~!まぁ、素材とか欲しそうだったし当然かな。

(軽く背伸びしながらもう目と鼻の先にあるギルドへ向けて歩く機嫌良さそうなミミ。今日は集めた素材その他諸々をデュランダルではなく、依頼主がいる小さな村で販売した結果完売したようだ。戦闘ができそうにない住民ばかりだったため、素材や資材が集めづらいのだろう。今度からあの村でも販売しようと決めて)

ただいま~…??

(ギルドに入ると、何やら聖教国の司祭達と冒険者達がその司祭の近くにいるのが見えて…何故か酒の匂いがする濡れた司祭がクレアに何かを話しており。冒険者達の表情を見ると、先程まで何か揉めていたということがわかる。ちなみにミミは現在、暗青色のローブを被っており…フード越しでも耳の形がわかるくらいだが、フードにボタン2つとギザギザの歯をイメージするように縫われて顔のようになっているため、耳込みでこういうデザインですと言われても違和感ないくらいである。)

  • No.168 by シャウラ  2024-08-08 21:32:34 ID:f74f8f00c

>162
やぁ、おまたせ!今回の依頼について、詳しい話を聞いてきたよ。
(ルーシエルがギルドの入り口付近について少しした後、シャウラがやってきた。腰に携えたリュート以外何も持っていないように見えるが…おもむろにマントに手を突っ込むと、そこからズルリと丸めた地図を取り出す。どうやら街の外にある水路の地図のようだ。)

なんでも…街に生活用水を供給している水路の1つにスライムが巣を作ったせいで一部の世帯に水が行き渡っていないんだってさ。街を出て少し歩いた先にスライムの巣がある。そこまで歩いていこう。
(準備が整えば、スライムの巣を駆除するために目的地である水路へ向かって歩き出す。)

  • No.169 by ルーシエル  2024-08-08 22:53:31 

>>168
へへ、それじゃ、しゅっぱーつ!

ふむふむ、生活用水を…。それじゃ成敗されても仕方がないねぇ。
(依頼の詳細を聞いてアンニュイな表情を浮かべると、目的の水路を目指してトコトコ歩き始めて。女子二人でお喋りしながら歩いていると、なんだかギルドの討伐依頼だなんてことを忘れてしまいそう)

シャウラってさ、やっぱり長いこと旅をしてるの?
(早くも水筒の水を半分ほど飲んでしまいながら、なんとなく思ったことを口にして。昨日の戦士との応対、場数を踏んでいそうだなと改めて思い出して)

  • No.170 by シャウラ  2024-08-09 02:14:19 ID:f74f8f00c

>169
…まぁね。
(シャウラは自身の身の上を簡単に語った。元々は大陸の北に位置する小さな雪国で生まれたこと、旅芸人の一団に買われて音楽を学んだこと、故郷を出て7年の間は大陸を縦断する形で各地を旅したこと、『勇者に直接会って、勇者のためだけの歌を作りたい』という団長たっての願いでデュランダルに来たこと…。)

ここに留まって3年は経つかな。ここは過ごしやすくていいね、風は気持ちいいし料理は美味しいし日銭は稼ぎやすいし。
(そう楽しげに語るシャウラの瞳はどこか遠くを見ているようだった。街から出て街道に出ると微かな水音が聞こえてきた。件の水路があるのだが、確かに流れている水の量がかなり少なくなっていた。この先にあるというスライムの巣のせいだろうが…これほどまでに水かさが減っているということはその分巣の規模も大きくなっていることが予想される。)

  • No.171 by クレア・ライデン  2024-08-09 08:24:16 

>167

あっ…!司祭さん、やっぱりこの子と一緒に依頼を受けます!み、見ての通り人間ですよ!

(ミミが商売を終えて帰ってきたことを確認すると、これ以上の適任はいないと判断し思わず声を上げる。そして、直後にミミを指差して強引に依頼に巻き込んだ。半獣人という聖教国と相性最悪な唯一の問題を除けば、等級はA級と申し分なく、ショットガンを用いてクレアが不得意な後衛も担うことができる。要人警護に於いて死角が減るのは相当なメリットであった。酒に濡れた司祭の一人はフード越しにも分かる獣人特有の耳の形を訝しんでいたが、クレアの強引な説得を聞いては渋々ミミが人間なのだと納得した。普段酒など飲まない聖職者故に、酒の匂いにより判断力が著しく低下しているようだ。)

ふむ…A級冒険者か。悪くない。

(別の司祭はクレアが酒に濡れた司祭の説得中に人間種のギルド職員を捕まえミミの等級を尋ねたようだ。ミミがA級冒険者であることを知ると実力に不足はないと判断し警護依頼に加わることを了承した。ミミの意志を確認することもなく勝手に話が進められている何とも可笑しな状況である。)

  • No.172 by ミミ  2024-08-09 14:16:37 

>171

…え?え?何事??

(頭の上に「?」という文字が浮かび上がるくらいのキョトンとした表情で状況を飲み込めていない様子。そして何らかの依頼にクレアと共に参加することになり、何の依頼か…いや、この状況に小首を傾げて。少し冷静になって考える…聖教国は獣人の扱いがかなり悪いという噂を自分の常連客から聞いたことを思い出し、クレアがミミのことを「人間」と言ったことにも納得し、このフードは取らないほうがいいと判断して。司祭の一人が何故か酒臭いのは、獣人関係で揉め事を起こしクレアが事故に見せかけジョッキいっぱいに注がれた酒をかけたのだろうと、約2秒で推測し聖教国の司祭達にお得意の営業スマイルを向けて)

ねぇ、クレア…何の依頼を受けるの?

(クレアに近づいて、少し小声で何の依頼を受けようとしているのか尋ねて。聖教国の司祭自ら来る辺り、恐らく重要な依頼だということは容易に想像できる。ただS級冒険者達だけで固めず、司祭の発言からA級冒険者でも問題ない難易度だということを予想して)

  • No.173 by ルーシエル  2024-08-09 16:41:17 

>>170
そっかぁ、なるほどねぇ
(綺麗な銀色の髪と憂いを帯びた瞳、そしてあの繊細な歌声は、南国よりも雪国が似合いそうだと納得して。いつかアンサンブルの演奏や歌も聴いてみたいなぁと妄想していると、水嵩がだいぶ減った水路が見えてきて)

あ、これが例の水路ってやつ?随分水が少ないね~。
ってことは、そろそろスライムの巣が近づいて来たってことか…。
シャウラ、地図って読める?私、自分がどっち向いてるのかわかんなくなっちゃうから、地図って苦手でさ、へへへ…
(目的の水路と思しき水の流れを見つけると、その水量の少なさを指摘しながら、出がけにシャウラが眺めていた地図の存在を思い出して)

  • No.174 by クレア・ライデン  2024-08-09 18:05:50 

>172

要人警護です。聖教国の聖女様を護衛するそうなのですが、私が苦手とする分野なのでミミさんを巻き込ませていただきました…

(ミミに依頼内容を尋ねられると、司祭に聞かれぬようミミに耳打ちする形でクレアも小声で返答した。距離を縮めた為、クレアの呼気はほのかに酒の匂いがしており、頬の赤みも相まり若干の色気を感じさせるものであった。「首狩り」という異名から分かるようにクレアが得意とするのは主に人間相手の討伐クエストであることで知られており、攻撃的な戦闘スタイルのクレアにとって護衛という受け身な仕事は相性が悪い。その為、自身の死角を補う為にミミを巻き込んだのであった。クレアは、勝手に巻き込んだことを申し訳なさそうに苦笑いする。)

  • No.175 by シャウラ  2024-08-09 18:45:17 ID:f74f8f00c

>173
(シャウラは地図を広げ、周囲の景色と見比べた。地図に書かれた水路は水源から街までほぼ一直線に引かれている。地図上ではちょうど水源と街の中間あたりに赤い印が付けられており、そこにスライムの巣があるようだった。)

大丈夫。ここの水路で間違いないし、これを辿っていけばすぐに巣は見つかるはず…。

『ピキーーー!』

(シャウラが言い終わらないうちに、水路から小さな影が飛び出した。ペチャっと粘性を帯びた水音を立てて着地したそれはまさしくスライムだ。)

「1匹…見張り役かな。他の仲間を呼ばれる前に倒しちゃおう。アタシが囮になるから、お姉さんはその隙に魔法で倒して!」

(シャウラは近くにあった小石を拾い上げてスライムに投げつけた。小石はスライム内部の核まで届かずダメージを与えることはできなかったが、これによってスライムはシャウラを敵と認識したようだ。)

  • No.176 by ミミ  2024-08-09 19:39:19 

>174

え…めっちゃ重要な依頼じゃん!さっきそこの…お酒臭い司祭サマがクレアのこと「首狩り」って呼んでたけど…詳細はわからないけどさ、要は死角が補える援護ポジが欲しかったってことでしょ?

(小声ながらもかなり重要な依頼であることに驚き、いつものクセで耳を立てそうになる…が、なんとか抑えて。酒をかけられた司祭がクレアのことを「首狩り」と呼んでいたことをギルドの入口で聞いていたミミは、物騒な呼び名だと思いつつも通り名通りクレアは近接タイプだということがわかり、護衛対象の近くに陣取りつつクレアの援護ができる冒険者を探してて…ショットガンを持つ自分が選ばれたということをすぐに理解して。)

依頼を受けることに関しては大丈夫だよ、大丈夫だけど…なんか、クレアも少しお酒臭くない?大丈夫そう…?

(改めて護衛の依頼を受けることは問題ないと笑みを浮かべながら答えるミミ…ただ、クレアからも仄かにお酒の匂いが漂っており、おまけに頬も少し赤い…先程までお酒を飲んでいたことがわかる。それに加えて、長い間依頼を受けていなかったこともあり色んな意味で大丈夫かと尋ねて)

  • No.177 by ルーシエル  2024-08-09 20:11:23 

>>175
(シャウラに小石をぶつけられたスライムがブルブルと震えて彼女を標的と認識したみたいで。自分の弾力を利用して不規則に飛び跳ね、体当たりや噛みつきでシャウラに攻撃しようとしているのがわかる。意外と素早い、気をつけて!と言いかけた矢先、シャウラの身のこなしにその言葉を引っ込めて)

へへ、任せてっ …えい!
(ウォルナットから削り出したような渋い木製の杖を具現化し、それを水平に構えて戦闘準備オッケー!その先端を標的に重ねるように照準を合わせると、スライムの動きを予測しがら弾丸のように小さく圧縮した攻撃魔法を放って。正確にコアを撃ち抜かれたスライムがその動きを止めると、どうだっ!と得意げな顔でシャウラを眺めて)

よ~し、このまま巣ごとやっつけちゃうよ!

  • No.178 by シャウラ  2024-08-09 20:33:33 ID:f74f8f00c

>177
お見事!圧縮することで威力を上げた魔法の弾丸…ってところかな?

(魔法の威力だけでなく、正確にコアを撃ち抜く精密さ。シャウラは思わず舌を巻いた。スライムの残骸である小さな水たまりの中心に転がる核には、綺麗に丸い穴が空いていた。)

見張りが出てきたってことは巣はもうすぐそばにあるってことだね。慎重に行こう。

*2人は水路を辿ってスライムの巣を探す。地面に走るスライムの粘液の跡が目立ち始めた頃、ついにそれを見つけることができた。水路を塞ぐようにしてへばりつく、巨大な粘液の塊が遠くに見える…。*

  • No.179 by ルーシエル  2024-08-09 22:04:36 

>>178
(見つかったら襲い掛かってくるに違いないスライム達に気付かれないように、静かにそっと爪先立ちで歩いて。…なんだかスパイみたいだねっ、と小声で楽しそうに呟きながら進んでいくと、シャウラに促された先にその塊を見つけて)

ヒェ…思ったより大きい…ね。あれが巣、なのかな?…巨大スライム(強いヤツ)とかじゃないよね?

どうする?フイウチであのでっかいのに攻撃魔法喰らわせてみよっか?
(規格外の大きさにへっぴり腰で木の陰に隠れながらその塊を眺めるも、覚悟を決めて戦術を確認して)

  • No.180 by シャウラ  2024-08-09 22:43:24 ID:f74f8f00c

>179
んー…、大きな核は無いから、巣で間違いないよ。あのまま放置してたら水は来ないし、巨大スライムが生まれてしまうかもしれない。
(巣の中にはスライムの核と同じ物体がいくつもあり、粘液の中を蠢いていた。時折そこからスライムが飛び出て、水を飲んだり飛んできた羽虫を捕まえたりしている。シャウラは腰に携えたリュートを構えた。)

それじゃあ、アタシの歌とお姉さんの秘められた力、試してみよう。お姉さんはあの巣を壊すことだけ考えれば良いよ…。
(シャウラの細い指先が、リュートの弦を繊細に弾いた。その音色は静かに、柔和に、柔らかくルーシエルを包んでいく。それには余分な雑音・雑念を感じにくくさせる効果があった。)

  • No.181 by ルーシエル  2024-08-10 00:02:00 

>>179
(巨大スライム…想像で言ったけど、ほんとに居るのかも…。シャウラが奏でるリュートの音色が意識に浸透し始め、次第に得意の妄想が消えていく)

…オッケー。それじゃ、援護は任せたよ。
(魔力の流れをイメージし、構えた杖の先端にその力を集中させる。自分の目が照準器になったみたいに、あの柔らかそうな塊だけを見据えて、一縷の迷いもなくそれを打ち抜いて)

…!
(7割の力で撃ち放った攻撃魔法が自身の限界を楽に超えるような強烈な波動となり対象に風穴を開けると、柔らかそうな粘液がワンテンポ遅れて滴り落ちる。が、その塊を壊滅させるには少しばかり足りず、衝撃でこちらを認知した数多のスライムが、怒り狂ったように飛び跳ね押し寄せて。その大群を足止めすべく防御魔法を唱えれば、幾何学模様を纏った半透明のカーテンのような防御壁が二人の前に浮かび上がり、スライムの進行を食い止めて)

…ちょっと加減ミスっちゃったかな。
シャウラ、このまま続けて!…へへ、とっておきをお見舞いしちゃうよっ!

  • No.182 by ルーシエル  2024-08-10 00:03:24 

(/ レスアンカー間違えちゃった!181は>>180宛てね!)

  • No.183 by シャウラ  2024-08-10 06:16:33 ID:f74f8f00c

>181
…仰せのままに。

(リュートから紡がれる音色がルーシエルが魔法を唱えるテンポに合わさり一つの歌のようになる。)

『ピギュイ! ピギィィーーッ!!』

それは水の流れる音やスライムたちが怒り障壁に押し寄せる音すらも歌を彩るハーモニーへと変えてしまう。ルーシエルが集中すればするほど歌の効果は高まって、意識をどこまでも鮮明にしていくだろう。)

  • No.184 by ルーシエル  2024-08-10 07:51:33 

>>183
(壁を壊そうと暴れるスライム達の怒気を含んだ鳴声、それらは耳に入らず意識に流れるのはシャウラの奏でる旋律と自身の魔力の流れる音のみ。輻輳して溢れる魔力を目一杯その小さな身体に纏うと、長い髪とワンピースの裾がゆらゆらと唄うように揺れて。そのまま杖を流れるように払えば、魔力で描き出された灰色の竜が二人の眼前で実体化していく)

…描けた。やっちゃえっ!
(慈悲なんて微塵も持たない獰猛な眼が対象を捉えると、大地を揺るがすような咆哮と共に薙ぎ払われる右腕。鋭い鉤爪が防御壁諸共スライムの群れを引き裂くと、飛散した柔らかい身体が四方八方に飛び散る。その直後、吐き出された灼熱の火炎がスライムの巣を焼き尽くし、瞬間的に沸騰したそれが悍しい音を立てて気化して。まだ破壊衝動を満たせていない竜が再び咆哮しようとするも、完全に魔力のキャパシティオーバー。ゆっくりとその姿が消えると、そこに残されたのは焼き尽くされた残骸と僅かに残されたスライムが逃げ惑う光景)

へへ…ちょっとやり過ぎちゃった。
シャウラ、こんなの初めて。すんごい魔法使いになった気分だよ、ありがとっ
(水路の設備を破壊していないことに安堵しながら、ふにゃっと笑みを浮かべてシャウラに声をかけて)

  • No.185 by クレア・ライデン  2024-08-10 08:28:21 

>176

えへへ…その呼び名はあまり好きではないのですが、要するにそういうことです。…ま、まあ腐ってもS級なので大丈夫ですよー。たぶん……

(「首狩り」という読んで字の如く物騒な呼び名はあまり好かないようで困ったように眉尻を下げて苦笑いを浮かべつつ、大方の事情を推察したミミの確認の言葉を頷いて肯定した。そして、アル中であることや長期間依頼を受けていない為ブランクがある事を心配されては、強がりを述べるが徐々に声は小さくなり最後には「たぶん」と保険をかけた。クレア自身が今の自分の実力に不安を持っていることは隠しようがなく、本来ならS級冒険者の実力を鑑みれば後衛の担当を選り好みする必要などないのだが、S級を除けば最高位にあたるA級冒険者のミミを指名したのも無意識な不安の表れなのだろう。)

勇者の代理も決まったことだ。我々は一度退散するとしよう。明日の早朝にここに迎えの馬車を手配する。それまでに準備を済ませておくように。

(本来であれば聖教国がその称号を授けた勇者レイラを護衛に付ける算段であったが、少なくとも三年前時点の情報ではその勇者よりも剣術に秀でているとされるクレアを代理とすることに成功し、それに加えて並の冒険者の最高等級であるA級冒険者のミミまで護衛に加わった。遥々デュランダルまで赴いた司祭達からすれば十分過ぎる収穫であり、これ以上長居する必要はないと判断したようだ。明日の集合場所と時間を淡々と説明すると、足早にギルドを後にした。)

  • No.186 by ミミ  2024-08-10 10:19:18 

>185

まぁ、物騒だし基本喜ぶ人いないよね…。…その感じだと、ちょっと自信なさそうだね?大丈夫だよ、私も居るんだしさ!こう見えて、ダンジョンとかソロでよく行くんだよ?

(「首狩り」という呼び名に関して、基本喜ぶ人はいないだろうと苦笑いしながら告げて。もう少し「勇者」的な響きのいい呼び名をつけてくれたらいいのにと思いつつ、自分の推察が大体当たっていたようで肯定してくれると「なるほどねぇ…」と呟き。思った通りアル中や長期ブランクのこともあって自信がなさそうなクレアに対して、身体能力や射撃に自信もあり具体的な自分の功績を挙げて自分がついてるから大丈夫だと笑みを浮かべながら励まして。当然クレア程の実力はないが、心強い味方がいることで自信を取り戻せば少しでも以前のように戦えるだろうという考えだ。)

あ、はーい!よろしくお願いします、また明日~……もう取っても大丈夫かな?というか、何で勇者サマが受けないんたろ?

(司祭の説明を聞いて、足早に去っていく司祭達を営業スマイルで見送り。司祭達が居なくなったらため、明日もお世話になるであろうローブを脱いで丁寧に折りたたみ…畳んでる最中、司祭が言っていた「勇者の代理」という言葉が気になったのか、何故称号を与えた聖教国の依頼に勇者が受けないのか問いかけて)

  • No.187 by シャウラ  2024-08-10 11:28:53 ID:f74f8f00c

>184
こんなにすごい魔法…見たことないよ。お姉さん、本当にBランク?
(予想以上の力を発揮したルーシエルの魔法にシャウラはハシバミ色の瞳を興奮で輝かせた。)

まさかここまで引き出せるとは思わなかった…魔力の余波がこっちまできたよ。
おかげで新曲ができそうだ。感謝するよ、お姉さん!
(スライムの巣が綺麗に焼き払われたことで水路には大量の水が流れ込んだ。少しすれば街まで届き、依頼主は依頼が達成されたことを知ることになるだろう。)

  • No.188 by 匿名さん  2024-08-10 12:32:25 

>157
おう、準備は出来たようじゃの。あとローレンさんや一応ほれ、わしが酒場で作ってた道具じゃの、ちと使いにくいかもしれんがな

(と言って彼に3回だけ10m距離を取れる飛行機具と煙幕を渡した)

もし使わんくても返さんでよい、わしゃ老い先短いし便利屋で生きてきたからの

  • No.189 by ルーシエル  2024-08-10 14:04:40 

>>187
びっくりしたよ、いつもネコとかしか出せないんだけど…ん、雨?
(頬に触れる水滴、軋む木の枝の音。頭上を見上げると飛散したスライムが融合し肥大した大きな塊が木にへばりつき、二人に向かってその自重を利用して自由落下を開始したところで。咄嗟に僅かな魔力を込めて防御魔法を繰り出すが、微量な魔力で精製されたそれはガラス細工の様に繊細で脆くーーー突き抜ける!その大きさから気管に入り込み呼吸を止められるとマズい。…こうなったらやるしかないっ)

シャウラ、伏せて!
…ッコンニャロォォォォ!!!!
(両足を開いてやや腰を落とし、右後方に構えた杖を全力でフルスイング!硬質な衝撃をコアに叩き込まれたスライムが短く呻き声のような鳴声を上げ、なす術もなく飛び散り動きを停止するのを見届けると、スイングに引っ張られてすっ転び尻餅をついて。一瞬の間の後、自分の滑稽さにケタケタと笑い声を上げ)

…これで任務完、報酬貰いにいかなくちゃねっ!

  • No.190 by シャウラ  2024-08-10 17:09:45 ID:f74f8f00c

>189
!! 運良く生き残っていた奴か…っ
(とろみを帯びた水滴に気付き見上げると今まさにスライムが2人の真上から落ちようとしていた。しかしルーシエルが機転をきかせて杖による殴打を繰り出せば、それは見事に核に命中しスライムはその動きを止めた。)

やれやれ…本当にこれで最後だね。スライムといえど油断禁物ということか…
(身を屈めていたシャウラは立ち上がるとルーシエルに歩み寄り、助け起こそうと手を差し伸べた。)

あぁ、帰って祝杯をあげたい気分だ。
(シャウラは顔いっぱいに喜びの感情を広げて笑った。)

  • No.191 by クレア・ライデン  2024-08-10 18:09:48 

>186

それはとても頼もしいです…!初めての共同作業、お互い頑張りましょうね。

(ミミの励ましの言葉に、キラキラと瞳を輝かせて興奮気味な笑みを見せた。チームの活動停止以降、誰かと依頼を受けることなどなかったクレアにとってその感動は計り知れないもののようだ。ミミの右手を両手で包み込むように握ると「頑張りましょうね」と意気込みを見せる。)

ああ…あの子はストイックなので鍛錬の一環でひっきりなしに討伐依頼を受けているんですよ。だから事前に連絡が付かなかったんだと思います…

(活動停止中だけありその関係性は複雑なのだろう。握っていた手を離すと、ご尤もなミミの疑問に再び困り顔を浮かべながらも返答した。勇者レイラは堕落したクレアとは違いチームの活動停止後も鍛錬として積極的にクエストを受けており忙しく全国各地を回っている。そのため、聖教国は勇者とコンタクトを取る事が出来ず、アポなし訪問をせざるを得なかった為に今日のようなトラブルに発展したのだろう。)

  • No.192 by ルーシエル  2024-08-10 21:14:09 

>>190
(差し出された手を握り、よいしょっと立ち上がると、役目を終えた杖を引っ込めて)

へへ、ありがとっ!そうだね、私はカジツシュってやつを飲んでみるつもり。甘いやつもあるんだって。
(来た時と同じように、二人でお喋りしながらギルドを目指して。シャウラはお酒好きな方?とか、新曲っていつできる?とか、すっかり懐いて色々なことを質問して)

(/一旦スライムの巣討伐はひと段落でしょうか。お相手ありがとうございますっ、とっても楽しかったです!また依頼とかイベントあったらやりましょうっ)

  • No.193 by ミミ  2024-08-10 21:39:27 

>191

もちろん!この依頼、絶対達成しようね!

(瞳を輝かせこちらに興奮気味な笑みを向けるクレアに優しい笑みを向けて。長らく依頼を受けてないため、誰かと共に依頼を受けるなんてことはなかったことをすぐに察したミミは、クレアの意気込みに「絶対に依頼を達成しよう!」と答えて。あわよくば、これをキッカケにお酒から少しずつ離れて以前のように戻れたらいいと密かに思うミミ。ミミもクレアの体調を気にしている人達の内の一人なのだから)

なるほどね、だから此処に来たってわけかぁ…にしても、頼み事するなら普通揉め事起こさないでしょ~…。

(勇者がこの依頼を受けられない理由に納得し、クレアの表情から勇者との関係があまり良くないことが読み取れてこれ以上勇者の話はせず。受付の方へと視線を向けると、複数の冒険者が獣人のギルド職員を慰めているのが見えて…自分達冒険者からすれば聖教国の司祭達には頭が上がらないが、それでも普通の揉め事は起こさないとやれやれと言うように告げて)

  • No.194 by シャウラ  2024-08-10 22:47:14 ID:f74f8f00c

>192
(何を飲むか、新曲のテーマは何にするか…。依頼達成の余韻に浸りながら2人は帰路につく。春の日差しのようなエルフの魔法使い・ルーシエルとの出会いは、ほんの少しだけシャウラの内面に影響を与えた。)

(ある目的のためにシャウラは多くの冒険者…特に、歌の力を信じてくれる"ノリの良い人"、その力を頼ってシャウラを伴い積極的に討伐依頼を受ける"ノリの良い人"と繋がる必要があった。しかし…)

[願わくば、彼女が"奴"に出会わないように…]

(シャウラの祈りはルーシエルの耳に届く前に水路を駆け巡る激しい水音に掻き消えていった。)

(/こちらこそ、遅レスながらお付き合いいただきありがとうございました!機会があればまたやりましょう!)

  • No.195 by クレア・ライデン  2024-08-11 10:18:48 

>193

あの人達は根本的に考え方が違うのかも知れませんね…頼み事と言うよりはきっと命令に近い感覚なんでしょう…

(クレアもミミと同様に、相当心に傷を負ったであろう獣人の職員に視線を向けると、その職員に同情し胸が苦しくなる。無意識に右手を自身の心臓の辺りに添えて目尻に涙を浮かべた。そして、司祭の横暴に呆れた様子のミミに同調すると、クレアの思う持論を語った。「称号を与えたのだから勇者は我々の言うことを聞いて当然」「穢らわしい獣人は人間に従うべき」そういった考えが司祭達の思考の根底に存在しているのだろう。)

  • No.196 by ミミ  2024-08-11 13:43:11 

>195

命令かぁ…多分、自分のことを役職以上に偉い人だと思ってるタイプだね。何で獣人を目の敵にするかなぁ…

(クレアの持論を聞き、先程の司祭達の態度から役職よりも偉いと思い込んでいるという推測を話して。S級冒険者…というより、勇者と同じチームに所属していたクレアに対しても上から目線な態度であった。元からそういった性格だったかもしれないが、何故獣人をそこまで目の敵にするのだろう…獣人も人間と同じように生きているのに…と、獣人の職員に心配そうな視線を向けながらそう思っており。)

…まぁ、此処で色々話してもしょうがないかぁ…確か、明日の早朝に集合だね。お酒とか、飲んで来たらダメだよ?

(此処で司祭達のことを話しても何も変わらないと告げて、司祭達が言っていた集合時間や場所を確認し、冗談で集合場所に来る前にお酒を飲んだらだめだとニッと笑いながら伝えて)

  • No.197 by クレア・ライデン  2024-08-11 17:26:37 

>196

そ、そうですね……うぅ…我慢します…

(ミミの言う通り司祭達についてここで考察しても何も変わらない。気を取り直し、同情の涙を袖で涙を拭うが、また別の意味で涙を流すことになった。冗談っぽく言われたミミによる酒禁止令は酒に依存しきっているクレアにとって死刑宣告も同然であり、今にも泣きそうなほど瞳を潤ませると「我慢します」と絞り出すような小声で同意した。)

  • No.198 by ミミ  2024-08-11 18:07:35 

>197

あ……えと、終わったら!終わったら好きなだけ飲んでいいから!ほら、一仕事終えた後のお酒は美味しいよ~?何なら奢ってあげるよ~?

(先程まで同情の涙を浮かべていたが、今度は別の理由で本格的に泣き出しそうになるクレアに「え、そんなに悲しそうな顔する…!?」と内心思っており。依頼中はダメだが、依頼を無事に達成したら好きなだけ飲んでいいと、何なら奢ると告げて…ミミは商人もしているため、結構お金を持っている。端から見れば今のミミは、泣き出しそうな子供をなんとか泣き止ませようとする保護者に見えるだろう。)

  • No.199 by クレア・ライデン  2024-08-12 08:05:24 

>198

分かりました…約束ですよ…!

(ミミの提案を聞いて覚悟を決めたクレアは大粒の涙を流しながらも語気を強めて同意した。実年齢を考えれば親と子の比ではないくらいに歳が離れているが、その様はまさに子供をあやす母親と自制を覚えたばかりの年頃の娘である。そして、そうこうしている内に夕暮れを知らせる鐘が街中に響き渡る。クレアが窓に視線を向けると既に日は沈みかけていた。明日の早朝に集合であるならばそろそろ解散時だろう。)

  • No.200 by シエン  2024-08-12 08:12:06 

>199

……はぁぁ……

(シエンは医務室長から白衣を脱いで出てくると大きな溜息をつきながらギルドの建物から出ていこうとして。今日はこれで彼の仕事は終わり、退勤時間であるようだ。ただあの司祭達と会ってしまったが故に純粋に気分が下がってしまっているのである。)

  • No.201 by ミミ  2024-08-12 13:45:26 

>199

もちろん!私は約束と秘密は必ず守るからね、依頼が終わるまでにどこのお店に行きたいか決めておいてね!

(自分の提案に乗り、覚悟を決めたクレアの涙をハンカチで拭って優しく見える明るい笑みを向けて必ず約束を守ること、どこのお店で酒を飲みたいかを決めておいてねと告げて。これはお酒離れさせるのは、ちょっと骨が折れそうだなぁと考えていると…夕暮れを告げる鐘の音が聞こえてきて、クレアに続いて窓の外へと視線を向けて…夕焼けの陽が窓から差し込み、街を茜色に染めていく。)

もう夕暮れかぁ…明日の準備もあるし、そろそろお開きかな。

  • No.202 by ルーシエル  2024-08-12 15:43:56 

(チェリーみたいな鮮やかな赤色の甘い液体と、グラスの片隅にちょこんと腰掛けたみたいなレモン、かわいいお酒の存在を知り、そのカクテルを飲みながらギルドの様子を眺めて。シャウラとの依頼の成功に気分は上々。名も知らぬ冒険者たちが投げかける与太話もついつい聞いちゃう)

えぇっ!?お魚くわえたドラ猫を、は、裸足でっ!?アハハハハッ
(アルコールって怖い。完全に笑いの閾値がおかしくなって、箸が転んでもおかしいを地で行って。あれれ、なにやらクレアとミミは何かの依頼を受けたのかな。そして、シエン先生はなんだかご機嫌ナナメ?見知った顔の様子を眺めながらも、お魚と猫とそれを追う者の映像がグルグル頭の中を回り、笑いを抑えられずに)

  • No.203 by クレア・ライデン  2024-08-12 16:57:52 

>201

はい…!楽しみにしていますね。ではまた明日会いましょう。

(満足いくまで涙を流したクレアは普段の調子を取り戻した。ハンカチで涙を拭ってもらったことが少し恥ずかしかったのか頬を赤く染めながら「楽しみにしていますね」と柔らかい笑みを浮かべる。そして、明日の準備に取り掛かる為ギルドの出入口の前まで歩みを進めると、振り返り一礼してから外へ出た。自分を励ましてくれたミミや気苦労の絶えないシエンに向けてのものだろう。酒が向けた直後から禁断症状が出るまでに限っては相変わらずマトモな本性が現れるようだ。)

(翌日の早朝、まだ日も上がり切らない時間にも関わらず幾人かの一般人や冒険者がギルドの前で見物していた。それもその筈で、聖教国の馬車をデュランダルで目にする機会はそうそうない為である。純白の馬車とそれに繋がれた白馬、そして黒地の旗に天使の羽を生やした黄金の十字架が描かれた聖教国の国旗が馬車の屋根に立てられていた。まだ主役であるミミとクレアは到着しておらず、先日ギルドに訪れた司祭達が馬車の横で簡易的な礼拝を執り行っている。「主よ、我らは汝が代行者として地上に楽園を築かん。悪しき獣を祓う力を我らに与え給え。」繰り返し詠唱されたこの言葉は教典の一節であり「神に代わって魔物や獣人を一掃し人間の楽園を築く」と謳っており聖教国の差別的な一面をよく表していた。)

  • No.204 by シャウラ  2024-08-12 17:23:04 ID:f74f8f00c

♪~♪♪ ♪ ♪ ♪…
♪♪ ♪~ ♪~♪~…

(今日もギルドは冒険者たちで賑わっていた。多くの人が行き交う中でシャウラは片隅で座り込み、楽譜と睨めっこしていた。
周囲の喧騒からリズムを見出し、記憶から音の粒を拾い上げてはリュートで短く爪弾いて、楽譜に一つずつ置くという途方もない作業を繰り返し。どれだけの時間が経ったのか…。)

ふむ…
♪~♪♪ ♪ ♪ ♪…
♪♪ ♪~ …の後…んん…

  • No.205 by ミミ  2024-08-12 19:12:20 

>203

うん!それじゃあまた明日、頑張ろね~!

(普段の調子を取り戻し、依頼達成後に飲みに行くことに対して笑みを浮かべて。返事をして。ギルドの出入口でこちらに一礼するクレアに、ニッと笑って明日の依頼頑張ろうと告げて。自分もギルドでやることを早く終えて、ギルドから出て明日の準備をするために我が家へと歩を進めて)

うわぁ…ここまで聞こえるよ、趣味の悪い祈り…。

(翌朝の早朝、集合場所であるギルドに向かうと複数の冒険者や一般人が集まっており、恐らく聖教国の馬車が来ているのだろう…少し離れた場所にいても司祭達の差別的な祈りが聞こえてきており、少々嫌そうな表情を浮かべながら人集りに歩いていき。現在昨日着用していたローブを被って半獣人とバレないようにしており、クレアが来てないかキョロキョロと周りを見回して)

  • No.206 by ローレン/アルーフ  2024-08-12 19:35:45 

>188

ありがとな爺さん、遠慮なく使わせてもらうぜ

(盗賊団を追い払う前に彼が用意してくれた道具を笑顔で受け取れば、彼がせっかく用意してくれた物なので最低でも一回は使うことを考えていたローレンは感謝の気持ちを伝えながらも必ず返すと約束をして)

いや、これは爺さんの大事な商売道具だ…爺さんの気持ちは嬉しいけど、使ったら爺さんに返すよ

  • No.207 by シエン背後、黒の巣  2024-08-13 14:33:01 

(上げます)

  • No.208 by レイラ・ハート  2024-08-13 16:05:51 

>204

よく飽きないな…その忍耐力は大したものだ。

(依頼達成の報告をすべく久方ぶりにギルドを訪れたレイラ。諸々の手続きを終えて帰路に付こうと踵を返すが、自分がギルドに着いた時には既に終わりのない作業に着手していたシャウラの存在が気になり声を掛けた。最寄りの椅子を引いてシャウラの正面に腰掛けると、腕と脚を組み仏頂面でシャウラの忍耐力を評価した。相変わらず大きい態度であり、皮肉にも聞こえるが音楽について何も分からない彼女なりの賞賛の言葉である。その態度や腰に掛けた煌びやかな聖剣の威圧感からか近くの冒険者達からはシャウラへの恫喝を疑われ、レイラとシャウラに対して固唾を飲んだ冒険者達の視線を集めるという何とも重たい空間が出来上がった。)

  • No.209 by クレア・ライデン  2024-08-13 16:16:43 

>205

お、おはよう…ございます…朝から…気分が悪い…ですね…

(人集りの中から一際目立つローブを纏ったミミを見つけたクレアは歩み寄りつつ声をかけたが、その瞳に生気はなく、言葉も途切れ途切れに紡いでいた。アルコールを我慢した事で禁断症状により一睡も出来なかったのだろう。挨拶するだけでも手一杯のコンディションなのだが心配掛けさせまいと、世間話代わりに「気分が悪い」と司祭達の悪趣味な祈りについて触れたようだ。クレアに関しては気分が悪いのは明らかに司祭のせいではないのだが。)

  • No.210 by シャウラ  2024-08-13 18:43:32 ID:f74f8f00c

>208
…これはこれは勇者様!お目にかかれて光栄です。
(強者のみが持ち得る気迫と堂々たる立ち振る舞い。そして腰に携えた"勇者の証たる聖なる剣"…。シャウラは立ち上がると恭しく挨拶した。一方の膝を曲げ、もう片方の脚は後ろに引いて、スカートの裾の代わりにマントの端を持ち上げる。)

記憶が色褪せぬうちにこうして譜面に残さないと…心を震わす歌にならない。私は吟遊詩人…歌を生業とする身。生きる術であるのに"飽きる"など有り得ません。
(そう笑顔で答えるシャウラのその仕草はどこか芝居掛かっていた。)

  • No.211 by ミミ  2024-08-13 19:14:36 

>209

あ、おはようクレア。あんな悪趣味な祈りを朝から聞かされたら、誰だって気分が悪……く?

(こちらに歩み寄る足音を聞けばフードで隠れた耳が微かにピクッと動き、その次に聞き慣れた声が聞こえてきて。声の主であるクレアに挨拶を返し、朝から司祭達の祈りを聞かされれば気分が悪くなると言いかけた時…違和感に気づき。クレアの声がやけに途切れ途切れであまり元気がなさそうなことに気づき、クレアの顔を見る…瞳に生気が宿っておらず、あきらかに異常だ…クレアの言う「気分が悪い」は司祭の祈りではなく、体調の方ではないかと察して)

く…クレア?大丈夫?なんか、体調悪そうだけど……

  • No.212 by シャウラ  2024-08-14 20:47:14 ID:f74f8f00c

(/上げます)

  • No.213 by トピ主  2024-08-14 23:13:00 

大変申し訳ありません!本日リアルが忙しく返信が出来ませんm(__)m
明日必ず返信致します!

  • No.214 by ミミ  2024-08-14 23:44:35 

>213

(/了解です)

  • No.215 by レイラ・ハート  2024-08-15 12:57:45 

>210

大層な挨拶だな。それなりに敬意を払われることには慣れているが、この街でここまでするのはおそらくお前くらいのものだろう。聖教国の人間かと疑ったぞ。

(芝居掛かったシャウラの挨拶に若干引き気味で苦笑いを浮かべた。勇者の称号故にあらゆる場所で特別待遇を受けることは珍しくないが、本来、勇者の称号は聖教国により与えられる宗教的な概念であり、デュランダルに於いては好奇の目を向けられることはあっても崇拝の念を向けられることは滅多にない。その為、シャウラを聖教国の人間ではないかと疑ったようだ。吟遊詩人であると聞けば、聖教国にそのような職業はないためすぐに疑いは晴れ、その物珍しい職業に興味津々と言った様子の輝く眼差しをシャウラに向けた。)

  • No.216 by クレア・ライデン  2024-08-15 13:28:07 

>211

だ、大丈夫です…ちょっと寝不足なだけで……そんな事よりも、早く行きましょう…何としても依頼を達成するんです…

(ミミに掛けられた心配の言葉に、引き攣った笑顔を浮かべて明らかな強がりを見せる。そして、ミミの手を握り、急かすように馬車へと歩みを進めるも、足取りは重くその手は小刻みに震えていた。明らかな禁断症状の数々から急な断酒の反動は相当のもののようだ。ミミとクレアの姿を確認するなり、礼拝を終えた司祭がドアを開け二人へ馬車への乗車を促す。中にはまるでソファのように座り心地が良さそうな椅子が向かい合う形で二つ置かれていた。馬車を前に立ち止まったクレアは唐突にピクンと身体が震えたと思えばミミに向き直ると司祭に聞かれないよう小声で「先に乗って手を引いてください…足が攣ってしまって…」と申し訳なさそうに頼む。クレアが本調子を取り戻すまで依頼遂行中のミミの負担は相当なものとなることだろう。)

  • No.217 by シャウラ  2024-08-15 14:27:47 ID:f74f8f00c

>215
礼儀というのは何処の国でも大事ですからね。仮に私が馴れ馴れしく話しかけたとして…たとえ貴方様が問題無いと思っても、貴方を崇拝する方々はお許しにならないでしょう。
…実際そんなつまらないことで命を落とした人間を私は何度か見たことがあります。

(シャウラは三日月のように弧を描いた瞼の間から、ハシバミ色の瞳でレイラの反応を見つめていた。彼女の苦笑を捉えるとほんの少し力を抜いた。レイラはあの"心底不愉快な連中"に染まってはいないようだと判断したのだ。)

貴方様が許すのなら、どのような話し方でも。

  • No.218 by ミミ  2024-08-15 16:25:00 

>216

寝不足って……ひょっとして、禁酒の影響だったりする……?

(引き攣った笑みで強がるクレアを心配そうな表情で見ており、そこまで体調を崩している理由で真っ先に思いつくのが…禁酒。いつも浴びるように飲酒していたのにいきなりそれを止めると、その反動も大きいだろう…足取りとミミの手を握る手が震えていたことからどんどん確信に変わっていき…。そしてそのまま馬車の前まで移動し、司祭が馬車の扉を開けていつでも乗れる状態…なのだが、クレアが馬車の前で立ち止まりピクンと体を震わせていることに疑問に思い、馬車から振り返ったクレアに視線を向けて)

…い、いいけど…本当に大丈夫…?

(クレアにお頼まれた通りに先に馬車に乗り、クレアの手を引いて馬車に乗せて。その際に本当に大丈夫かと体調を心配して…これなら、昨日の夜まで飲酒を許すべきだったかと思いつつ依頼中クレアの体調が回復すること、しなかった場合どうするかを考えており)

  • No.219 by レイラ・ハート  2024-08-15 18:46:13 

>217

価値観は人それぞれだからな。時に些細な事が大事に繋がることもある。だが、お前がそのリスクを負っても良いと言うなら、私はお前にもっと砕けた対応を求めたい。普段友人と接する時のような…

(腕組みをしながら澄ました顔で頷き、シャウラの考えに同意した。レイラも全国を忙しく旅をする為そういったトラブルの経験も多いのだろう。その上で、周囲に勇者としてのレイラを崇拝する者がいるリスクを負った上で、友人のように接してほしいと提案する。同じ称号を持つ者も居なければ同格の冒険者も滅多にいない。その為、案外勇者と言うのは孤独な存在なのだろう。)

  • No.220 by クレア・ライデン  2024-08-15 19:01:46 

>218

お恥ずかしながら…そうみたいです。どうしても…嫌な記憶が頭から離れなくて…

(ミミに手を引かれて馬車に乗り込むと、攣った脚を庇うようにしてソファに腰掛けた。馬車の扉が閉められミミと二人きりになるとようやく口を開く。禁酒が原因かと尋ねられると、申し訳なさそうにミミから視線を逸らし、その質問を肯定した。嫌な記憶と言うのは、クレアがこうなった原因であり未だかつて達成者の存在しない超難度クエスト「神竜討伐」のことであろう。人智を超えた存在、神の領域に踏み込んだ竜の一撃で仲間が跡形もなくなった光景が何度もクレアの頭の中で繰り返されており、酒によって誤魔化さなければ眠ることも出来ない状態であった。)

  • No.221 by シャウラ  2024-08-15 20:18:30 ID:f74f8f00c

>219
(シャウラはリュートの弦に指を這わせながらレイラの言葉を聞いていたが暫しの沈黙の後、指を離す。)

…あぁ良かった!形式張った息苦しい話し方をそれほど深く学んでいないから助かったよ。私はシャウラ、以後お見知り置きを。
(大きく息を吐くと先ほどのわざとらしいほど恭しい振る舞いをやめて、水を得た魚のように生き生きとしたトーンでレイラに返答した。)

ここに来て3年、噂でしか知らなかったけどようやく会えた。

  • No.222 by ミミ  2024-08-15 20:59:03 

>220

…嫌な記憶…か…。人から聞いたんだけどさ、それって…クレアが今みたいになった原因…だよね?

(クレアがソファに腰掛けたのを確認してから、自分も向かいのソファに腰掛ける。二人きりになってから話してくれた「嫌な記憶」について…真っ先に思いついたのがギルドの冒険者が話していた話。神竜討伐クエストに失敗して以降、クレアが今のように酒に溺れるようになってしまったという話だ…恐らくは仲間を失ったと推測して恐る恐るクレアに嫌な記憶について詳細までは聞かず、あくまで今みたいになった原因かと遠回しに確認して。もし自分がクレアと同じ立場だったら、目の前で、仲間を失うことは一生のトラウマになるだろう…)

  • No.223 by レイラ・ハート  2024-08-16 09:27:18 

>221

フッ、その方が様になっているぞ。それで「ようやく会えた」という事は私に何か用でもあったのか?

(シャウラがリスクを承知で砕けた喋り方になると、組んでいた腕を解いて片手で頬杖を付き、満足そうに微笑んで見せた。かつての仲間達を除いてレイラが同業者と対等に会話をするのはいつぶりであろうか。そして「ようやく会えた」というシャウラの言葉に引っ掛かり、小首を傾げては要件を尋ねる。)

  • No.224 by クレア・ライデン  2024-08-16 09:59:39 

>222

……神竜…あれは私達の手に負える存在ではありませんでした…三年経った今でも思い出します…私の仲間であり…最愛の人が閃光に飲み込まれる瞬間を……「愛してる」…あの人に最後に掛けられたその言葉が何回も何回も…頭の中を巡って離れないんです……

(ミミの問い掛けにしばらくの沈黙の後、コクリと小さく頷いた。自分を傷付けないよう遠回しに問い掛けたミミの配慮に、この人になら全てを打ち明けられると判断したクレアは余すことなく当時の情景とそれに起因した現在の症状を語る。神竜討伐クエストで行方不明になったとされる「不死鳥の翼」リーダーのカルロス。当時の状況から既に亡くなったことは明らかであるが、遺体が欠片も残らなかったが故に行方不明扱いなのである。ここまではよく知られた話ではあるが、クレアの使った「最愛の人」という表現から二人が恋仲であったこと、その愛が呪縛となり、当時から三年の時を経た今でも彼女を苦しめている事が新たに明らかとなる。常人であれば自ら命を絶っても可笑しくない状況であるが、彼女の精神力が強いが故に酒に逃げる程度に留まっていたのだろう。ギュッと拳を握り途切れ途切れに言葉を紡ぐクレアは大粒の涙を流しながら俯いた。)

  • No.225 by シャウラ  2024-08-16 11:11:33 ID:f74f8f00c

>223
私…というよりも、団長が。あの人はずっと勇者に…レイラ・ハートに会いたがっていたんだ。
もしも団長があなたを目にしたのなら、私よりも仰々しく頭を垂れてその場で歌を捧げようとしただろうね。

(レイラの様子を見てシャウラはクスクスと笑った。どうやら彼女は1人でデュランダルに来たわけでは無いようだった。しかし周囲を見回しても、仲間らしき人間は見当たらない。)

…でも私は今、勇者としてのあなたではなく1人の冒険者として聞きたいことがある。単刀直入に聞くよ。依頼を受けた先でこの人たちを見たことは無い?
(そう言うとマントから4枚の人相書を取り出してレイラに見せた。いずれもシャウラのように道化師のような衣服を纏い、楽器を持っている。)

  • No.226 by ミミ  2024-08-16 17:17:04 

>224

(クレアが自分に打ち明けてくれた当時の話、彼女の口から語られた過去は、壮絶であまりにも残酷すぎる辛い過去だった…。S級の中でも精鋭の冒険者が集められた「不死鳥の翼」でも敵わなかった神竜…そのクエストでリーダーである冒険者が行方不明となり、残された不死鳥の翼は各々で活動、或いは休止していたという話はミミも聞いたことがある…。だが…クレアにとって失った冒険者は「仲間」や「リーダー」ではなく、「恋人」だったことを知ると言葉を失う……そんなの、耐えられるわけがない。その冒険者が生きている可能性を考えたが…遺体すら残らない攻撃を受けて消し飛んだとしか思えない……こんな状況、普通なら後追いするだろう。クレアの瞳から大粒の涙が溢れ、零れ落ちるのが見えたミミは…自然と体が動き、クレアの元まで歩み寄り、そっと抱き締めて)

……今まで、ずっと……辛い思いをしてたんだね……本当に辛かったね…ごめん、気づいてあげられなくて…。

(静かに抱きしめながら、後悔ともとれる言葉をかけて。ずっとクレアの体調ばかりを気にしていたが…多くの人と関わってきた自分なら、クレアの内面も見ればもっと早くに気づいていたはず。酒を飲んでる間だけは忘れることができる辛い記憶、酔いも覚めて再びその記憶が見えてしまっているクレアに「本当にごめん…」と、抱きしめている腕に少し力を込めながら謝罪の言葉を口にして)

  • No.227 by アイボリー  2024-08-17 12:18:09 

>206

そうか…では盗賊共の退治は任せたぞ。
わしゃ痕跡消しの為の爆弾をこの大樹の下で作っとるから終わったらここに来てくれぃ。

(道具を最後まで渡しきれず、少し哀しそうな声で大樹の下に座った。)

さてさて…少しシチューでも作るかの…

  • No.228 by クレア・ライデン  2024-08-17 14:14:03 

>226

……ありがとうございます。私なんかの為にこんなにまで寄り添って頂いて…

(自分の過去、そして思いの丈を全て吐き出したクレアはしばらく子供のようにミミの腕の中で涙を流し続けた。どれだけの時間が経ったであろう。馬車も動き出し、それなりの距離を移動したであろう頃にようやく顔を上げると、まだ目元は赤いが幾分か落ち着いた様子でミミの瞳をまっすぐに見つめた。人の為にここまで本気になれるミミの人柄に感動を覚えたクレアは、力強くギュッと抱き返すと優しい声色で「ありがとうございます」と心の底からの感謝の言葉を伝えた。感情を爆発させた為か、一時的ではあるが憑き物が取れたようにスッキリとした顔のクレアは、頬を赤くして小恥ずかしそうに「私のなんかの為に…」と照れ隠しでミミから視線を逸らす。)

  • No.229 by ミミ  2024-08-17 20:08:52 

>228

クレアは私達の仲間なんだからさ、心配したり寄り添うのは当たり前でしょ?だから、辛いことは一人で背負わないで…私にいつでも相談してよ。

(馬車が動き出してそれなりの時間が経ち、漸く落ち着いたクレアに微笑みかけて。クレアがずっと抱えていた物を吐き出せたことで、何処かスッキリした様子になったのを安心したような目で見ており。照れ隠しで視線を逸らすクレアの頭を撫でながらクレアと自分…ギルドの冒険者達は仲間だから心配するのは当然だと告げて。これから先、クレアの頭から離れることのない辛い記憶に呑まれるかもしれない…その時は、いつでも自分を頼ってほしいと、いつでも相談してほしいと優しい海を向けてそう告げて。見た目はクレアより幼いミミだが、やはりこういうところはちゃんと年上だということがわかる。)

  • No.230 by レイラ・ハート  2024-08-18 17:28:59 

>225

すまないが見覚えはないな…その者達はシャウラの仲間か?

(人相書を見せられると、しばらく凝視して記憶を辿るがレイラには思い当たる節はなかったようだ。眉尻を下げた困り顔で「すまない」と一言謝った。「団長」という言葉からシャウラが何かしらの一団に所属しており、人相書は仲間の写真なのだろうと推測すると、それを確認するために質問をする。)

  • No.231 by クレア・ライデン  2024-08-18 17:58:39 

>229

は、はい…いっぱい頼らせていただきます…

(微笑みかけられ、さらに頭を撫でられては恥ずかしさに顔を赤く染め、抱き締める力が一層強くなる。やはりミミの顔を直視出来ず視線を逸らしたままだが、そっぽを向いたまま、嬉しさから少し上擦った声で「はい…」とミミの言葉を肯定した。)

えと…既に聖教国に入ったようですね。依頼、頑張りましょうね…

(気恥ずかしさから話題を変えようと馬車の窓に目を向けるクレアであったが、窓から見える光景は数時間前とは様変わりしていた。一際目立つ黄金の大聖堂を中心に据え、それ以外は白一色に統一された教会などの宗教施設に覆い尽くされた街並み、商業施設の類いは一切なく自由に出歩く市民もいない。その様は宗教国家特有の異質さを感じさせるものであった。なんとも不気味な光景を前に引き攣った笑みを見せながらもクレアは「頑張りましょう」と前向きな気持ちを語った。)

  • No.232 by ミミ  2024-08-18 19:27:49 

>231

へへ…え?…あ、ホントだ。ここが聖教国かぁ…

(変わらず照れ隠しで視線を逸らしているが、嬉しかったからか少し声が上擦っていたことに気づいており、少し強く抱きしめられながらもクレアが後ろではなく前を向いていることに嬉しく思い笑っており。クレアの発言で気づいたようで、馬車の窓から聖教国の景色を見ており)

…なんだか、住む人を選ぶような国だね…商売でも此処には来たくないかも…。まぁでも、こう言っても仕方ないし頑張ろっかぁ。

(聖教国から放たれる異質さと不気味さに同じく顔を引きつらせており、出歩く者がいないことや建物から、この国が住民を選んでいるようだ…商業施設はない上ミミは半獣人で入れることはないが、仮に商売でも此処には来たくないと静かに呟き。だがこんなこと言っても仕方ないと割り切り、クレアの発言に答えるように頑張ろうかと告げて)

  • No.233 by クレア・ライデン  2024-08-19 13:03:01 

>232

珍しい街並みですし観光には良いかもしれませんね……

(商売でも来たくはないというミミの言葉に苦笑いを浮かべるクレアであったが内心では自分をミミと同じ立場に置き換えて考え、その意見に同意した。しかし、クレアはあくまで模範的な冒険者として依頼先を悪く言うことはせず、抱き締めていた腕を解き片手を自身の頬に添えて考える素振りを見せると、異質な街並みをかなり前向きに捉え観光に適しているのではないかと苦し紛れの褒め言葉を絞り出した。)

…見てください!大きいレイラちゃんです!

(会話を進めているうちにあっという間に目的地である黄金の大聖堂に到着し馬車は停止した。聖女の到着まで暫く外で待てという司祭の指示に従いクレアはミミの手を引いて馬車を降りる。搭乗前に攣っていたクレアの脚は既に治っているようで一安心だが、気掛かりなのは客人を外で待たせる司祭達の対応である。相変わらず自分達が上だと言わんばかりの横柄な態度であり、不気味な街並みも相まり今のところ聖教国に良い要素は一つも見当たらない。そんな中でクレアが初めて好反応を示したのは大聖堂前に置かれた勇者レイラ・ハートの石像であった。凛々しく地面に聖剣を突き立てた姿のその石像は、真っ白に磨かれ汚れの一つもない程手入れが行き届いており、服の刺繍まで精巧に作り込まれていた。出発前日に勇者が話題に挙がった際は気まずい雰囲気を出していたものの、石像を指差しピョンピョン跳ねるクレアの姿から、作り物とは言え久方ぶりに同じチームの仲間の姿を捉えたことで込み上げてくる感情があったのだろう。)

  • No.234 by ミミ  2024-08-19 16:37:08 

>233

観光ねぇ……まぁ、滅多に見ない街だし、捉え方によっては向いてるのかなぁ……?

(クレアが言った褒め言葉は、恐らく本心で言ったのではないということはなんとなく察しており、向かいの椅子に座って変わらず窓から聖教国の景色を見ており。確かに聖教国のような街は滅多に見ない街だ…捉え方次第ではクレアの言うように観光に向いているのかもしれない。…まぁ、本当に観光しようとしたら門前払いされそうな雰囲気だが…。)

へぇ…大きな勇者サマの石像だね。やっぱり、久しぶりに仲間の姿を見るのは嬉しいよね~?

(クレアに手を引かれながら馬車から降りて、相からわず自分達が上という司祭達の横暴な態度にやれやれといった様子だが、クレアの足が治っていることに一安心しており。寧ろレイラの像を見てピョンピョン跳ねられるくらい元気になっており、自分も勇者…レイラの像を見上げて、本人ではないが仲間の姿が久しぶりに見れて嬉しいかと笑みを浮かべながら問いかけて)

  • No.235 by シャウラ  2024-08-19 18:30:27 ID:f74f8f00c

>230
そうだね…私の仲間、大事な家族だ。「踊り子」に「猛獣使い」に「道化師」に「団長」。
あなたが見ていないと言うことは魔物がいるようなところにはいないということか、もしくは…。

…ううん、こんなに目立つ連中なんだ。そのうち見つかるさ。
教えてくれてありがとうレイラ。もしこの先似たような格好をした人を見かけたら教えて欲しい。

(シャウラは後に続く言葉を口にする前に人相書をマントの中に仕舞った。出かかった言葉を飲み込んで、小さく微笑む。)

そうそう…そういえば先刻、聖教国の司祭様があなたを探しにここに来ていたよ。何か頼み事があったらしいね。何だったか…

  • No.236 by クレア・ライデン  2024-08-19 21:37:02 

>234

勿論です…!いつかまた一緒に冒険に出たいです…

(ミミの問いかけに、嬉しさのあまり握っているミミの手を自分の胸元に手繰り寄せて「勿論です」と目を輝かせて食い気味に返答した。その後再び石像に視線を移すと少し切ない表情を浮かべていずれまたレイラと冒険に出たいと語る。一度壊れてしまった関係を修復することは容易ではないが、先程のミミの励ましもありクレアは前を向くことに決めたようだ。)

…遥々デュランダルから御足労頂きありがとうござます。私の名はティア。楽園創造の為、主より遣わされた聖女です。

(暫くして大聖堂の中から瞳に光の宿っていない一人の女性と煌びやかな装飾を身に纏った高位の神官二名がゆったりとした足取りで姿を現した。女性は質素な作りながらも品のある純白のドレスを纏っており、ミミとクレアの正面でその足を止めた。直後ハッとしたような表情でミミに視線を向けるが、すぐに何もなかったように取り繕うと、聴く者に癒しを与えるような落ち着いた声色で自らを名乗る。ティアは固有魔法によりミミに獣人の血が流れていることを察したようだが、それでも事を大きくしない辺り、自己紹介の「楽園創造(獣人排斥)」は建前であり、彼女自身は聖教国の人間では珍しく獣人に対する偏見を持っていないのであろう。状況を察したクレアはティアの自己紹介に合わせてペコリと頭を下げた。)

  • No.237 by ローレン/アルーフ  2024-08-19 21:37:55 

>227

分かった…終わるのを楽しみに待ってろよ

(樹の中に入れば彼の言う通りトンネルがあったのでその中へと進むと盗賊団が今もいることを確認し、彼との約束のために意気込めば両手に二丁拳銃を所持しつつ様子を見て)

さて、爺さんのためにも一肌脱ぐとするかな

  • No.238 by レイラ・ハート  2024-08-19 21:59:04 

>235

大切な仲間なのだな…見つかるといいな。

(これだけ個性豊かな面々にも関わらず自らが旅をしてきた数多の地域でその噂すら聞くことはなかったことに違和感を感じたレイラは最悪の可能性を考えた。シャウラがその言葉を飲み込んだのを見て、彼女も可能性としては排除していないのだろうと考えると、シャウラの心情を察したレイラは掛ける言葉に思い悩み少し天井を見上げて思考するも「見つかるといいな」と当たり障りのない言葉を掛けた。)

機を逃したか…聖教国は金払いが良いから受けてやっても良かったのだがな。

(聖教国が自分を探していたと聞いては、タイミングを逃したことを悔しそうに唇を噛み締めた。聖教国の依頼はどれも高額報酬であり、勇者であればそれに加えて最高級のもてなしを用意される。あらゆる思想や信仰など無縁な彼女にとって聖教国は金払いの良い顧客でしかなく、行かない理由はないようだ。)

  • No.239 by シャウラ  2024-08-19 22:19:57 ID:f74f8f00c

>238
まぁ、金払いは良いだろうね。
どこぞの無垢な信者に有難い教えを説いてたんまりと巻き上げているのだから。
(レイラが悔しそうにしているのを見ていたシャウラの笑みは、若干の仄暗さを纏い始める。)

小耳に挟んだのだけれど、どうも要人警護の仕事だったそうだよ。それを「首狩り」が請けたとか…。
(ハシバミ色の瞳がレイラを見つめる。そして雪のように冷たく、氷のように鋭く…一つの問いを投げかけた。)

レイラ、あなたの剣は何のためにある?
誰かを守るためか、己が力を示すためか、それとも…富と栄誉のため?

  • No.240 by レイラ・ハート  2024-08-19 22:42:59 

>239

そうか……愚問だな。強いて言うなら「誰かを守るため」以外の全てだな。

(本来自分に宛てられるはずだった仕事をクレアが代わりに受けたと聞いては「そうか」と小さく呟いた。表情には出さないもののレイラが強く握った拳のきしむ音から腸は煮えたぎっているようだ。そして、シャウラの鋭い質問に考える素振りを見せることもなく「愚問だな」と鼻で笑うと、誰かを守ること以外の全てだと即答した。特別に愛着を持った守るべき存在もなく、力・富・栄誉こそがレイラの原動力であり、一周まわって嘘偽りのない健全で飾り気のない返答とも取れる。)

  • No.241 by ミミ  2024-08-19 22:46:15 

>236

おっと……今日みたいに前を向いてればさ、いつかきっと…一緒に冒険に出られるよ。

(自分の手がクレアの胸元に手繰り寄せられたことで、軽く引っ張られる感覚で近づき。軽く苦笑いを浮かべたが、それほど嬉しいのだろうと察して。今度は切なそうな表情でレイラの像を見上げており…先程の話でレイラと何かあり仲違いしてしまったことはわかり、レイラの人物像が不明なためどんな状態かはわからない…が、今日みたいに前を向いていれば、いつか仲直りしてまた冒険に出られると優しい笑みを浮かべてそう告げて。)

…お目にかかれて光栄です、聖女様。聖女様の身の安全は、我々の命に変えても守り抜いてみせます。

(クレアと同じくティアの自己紹介に合わせて頭を下げて、ティアの命は必ず守ると告げる…だが、この時ミミはあることと違和感に気づいた。一つは、ティアがハッとした表情でミミを見たこと。見ただけか、それとも何らかの方法でミミが半獣人であることに気づいたこと。気づいているにも関わらず何も言わないということは、聖教国の人間や司祭達とは違うのだろう…。違和感は、ティアの瞳に光が宿っていないこと…元からこうだと言われてしまえばそれまでだが、聖教国のことを考えれば何かあったのではと考えており。それに加えて、聖女と神官の服装の差が気になる…気のせいかもしれないが…。)

  • No.242 by シャウラ  2024-08-19 22:59:36 ID:f74f8f00c

>240
清々しいほどに真っ直ぐだね。まさに振り抜いた剣の太刀筋…燃えながら常闇を裂く流星の如く。
あぁ、まさしくあなたは人間の勇者、なんだろうね…。
(何の躊躇も無く答えたのを見てレイラは大きく目を見開いた。)

…「首狩り」とは顔馴染みみたいだね。どういう関わりがあるのか知りたいけど…その様子から察するに、聞かない方が良いのかな?

  • No.243 by クレア/ティア  2024-08-20 16:08:13 

>241

それはとても頼もしいですね。期待させて頂くとしましょう。さて、長旅でお疲れでしょうし一先ず中で詳細の説明を兼ねた休憩といきましょうか。

(ミミとクレアの二人が頭を下げるのに合わせ律儀に自らも一礼をして返し、その後の命に変えても守るというミミの覚悟を聞いて、ティアは柔らかな笑みを浮かべて信頼している旨を伝える。瞳に光がないためその真意は傍から見れば分からないが、休憩を提案するなど、行動の一つ一つは冒険者であるミミやクレアと同じ目線に立ったものであり、正しく聖女に相応しい振る舞いであった。そして、依頼説明の為に聖堂へ入ることを促すと、身を翻し聖堂内部へと歩みを進めた。両脇に佇む神官達は着いてくる訳でも無くその場で聖女に頭を垂れて佇むのみであり、その上下関係は明らかであった。しかし、気掛かりなのはやはり聖女と神官の服装の違いであろう。神官達は金を加工した煌びやかな装飾に身を包む一方で、聖女が身に纏うもので唯一高価なのは国宝の類であろう頭に被ったティアラのみであり、ドレスに派手な刺繍などはなく一国の上層部に属する人間が着用するにはとても質素であった。これだけで神官達とは違い聖女は私欲に塗れていないことが窺える。)

あっ…すみません!では行きましょうか…

(ティアの誘導に従いその後を追おうとするが、クレアは自身がまだミミの手を手繰り寄せていた事に気が付いた。慌てた様子ですぐに手を離して謝罪の言葉を述べると、頬を赤くしながらも誤魔化すように聖女の後を追った。)

  • No.244 by レイラ・ハート  2024-08-20 16:16:16 

>242

まあ、金さえ貰えるのなら人間に限らず獣人であろうと助けるがな。…奴とは一応同じチームに属している仲だ。それ以上でもそれ以下でもない。

(物語の勇者とは明らかにかけ離れた発言であるが、これが彼女の全てであった。自己中で高慢で裏なんてものはない。顔色一つ変えずに、ある意味では善人よりも信頼出来るほど純粋で貪欲な返答をする。そして「首狩り」ことクレアのことを尋ねられてはムスッとした表情を浮かべるとただのチームメイトだと語る。嘘はついていないが、その反応から深くは突っ込まれたくないのだろう。)

  • No.245 by ミミ  2024-08-20 22:57:26 

>243

ありがとうございます、聖女様。それでは、お言葉に甘えて…

(説明を兼ねて中で休憩しようと提案してくれたティアにお礼を言い、お言葉に甘えてそうすることを伝えて。ティアの表情や言動、先程ミミに獣人の血が流れていても何も言わなかったこと…その他聖女に相応しい振る舞いに感激している…だが、やはり先程気づいたこと違和感が気になる。現段階ではこの件に深く突っ込むべきではないが、聖女の発言や仕草から読み取ろうと思い)

え?あぁいいよ、気にしてないよ~…そうしよっか?

(頬を赤くして謝罪するクレアに、気付いた違和感のことばかり考えていたため謝罪を受けて思い出した様子。特に気にしてないと笑みを向けて、クレアの後に続いて聖堂へと向かい。ふとクレアはこのことに気づいているのだろうかと思い、気づいてなかった場合話すべきだろうかと考えており)

  • No.246 by クレア/ティア  2024-08-21 01:37:15 

>245

(暫く不気味なまでの静寂に包まれた廊下を進むと、既に人数分の紅茶が置かれた客間へと一行は案内された。ティアに着席を促され、仕立ての良いソファに腰掛けたクレアは早々に質問を投げかけた。)

単刀直入に聞きます。聖女様は…

(ミミと対面した際のティアの反応を見逃さなかったクレアは、三人のみとなったこの好機に真相をはっきりさせようと考えたようだ。しかし、その質問の言葉は「…シー」と口元で人差し指を立てたティアのジェスチャーによって制止された。当然ながらクレアは訳が分からずキョトンとした様子で首を傾げた。)

ふふっ…私の好物ですか?う~ん…難しい質問ですねぇ。特に好き嫌いはありませんが、強いて言うなら塩で茹でた野菜のスープでしょうか。

(ティアは上品に口元を手で隠して笑みを浮かべると、クレアの言葉の先を勝手な解釈で補完して好物を答えて見せた。一見すると気が触れたとしか思えない言動であるが、強引に話題を変えたことから察するにこの部屋が盗聴されていることは明らかであった。笑う際にティアが口元を隠したのも発言には気を付けなさいと暗に警告しているのであろう。聖女でさえ一切の自由のない正に監獄のような国である。あえて好物に塩で茹でた野菜のスープという質素な食べ物を挙げたのもこの国を監獄と揶揄した巧妙な皮肉であった。状況を察したクレアはミミに向き直ると、恐ろしい国に来てしまいましたねと言わんばかりの苦笑いを見せた。)

  • No.247 by ミミ  2024-08-21 02:17:13 

>246

あ~、塩茹で野菜スープですかぁ。美味しいですよね、優しい味で…私もたまに食べるんですよ。

(客間に到着し、クレアに続いてソファに腰掛けて。クレアがティアに投げかけようとしていた質問は、恐らくティアはミミが人間ではなく半獣人だということに気づいていること。クレアも気づいていたかと思っていたところ、ティアが制止する…ティアのジェスチャーを見た瞬間、盗聴や監視をされてることを察して視線だけ動かして周りを見る。ティアの瞳に光がない理由がよくわかった、聖女であるティアにも自由がないからだ…。こちらに苦笑いを向けるクレアに同じように苦笑いで返し、ここで会話を切っては不自然だと思い自分も塩茹で野菜スープが好きだと笑みを浮かべながら告げて。本当は好きでも嫌いでもないが…ティアもあくまで此処が監獄だと揶揄するために言ったのだろうと察しており。)

  • No.248 by クレア/ティア  2024-08-21 08:48:03 

>247

共感して頂けて幸いです。外から来た方は皆、味の濃い料理がお好きなようなので…どのようなものか皆目見当も付きませんが「ステーキ」なるものが人気のようですね。私は国の行事で立ち会うことは叶わなかったのですが、半年前に勇者様が聖堂を訪れた際にも振る舞われたそうです。

(話を合わせる為とはいえ、様々な料理がある交易都市から来たミミが質素なスープに共感を示したことは意外であったのだろう。ティアは一瞬目を丸くするも、すぐに笑みを浮かべると共感してくれたことに礼を述べた。立場上国外の人間と接する機会の多いティアは、その経験から外国の食事事情に少しばかりの知識がある。野菜と塩中心の質素な聖教国の料理とは違い、外国の料理は様々な味付けをされていることを察しており、味の濃い料理の例として名前しか知らないステーキを挙げた。以前勇者が聖教国を訪れた際に振る舞われたようだが、不自然にも聖女であるティアは別の行事が被ったことで居合わせることが叶わなかったようだ。ティアは名前でしかステーキを知らないことから当然他の肉料理に関しても得られる知識を制限されていると考えられ、食事を含めたあらゆる娯楽が制限されているであろうことは察しがつく。)

ステーキ…濃い味…お酒………

(最後に酒を飲んでから随分時間が経過したクレアは、ステーキや濃い味といったワードからそのお供として酒を連想したようだ。酒の禁断症状を目前にして、心を落ち着かせようと紅茶を一口飲むが、ティーカップを持った手は小刻みに震えており、中の紅茶は激しく波打っていた。アル中とは無縁なティアはその症状を見て、病気ではないかと心配そうな表情を浮かべた。)

  • No.249 by ミミ  2024-08-21 14:38:27 

>248

あぁ、ステーキですかぁ…確かに人気ですが、値段もそこそこしますよ。ちなみにステーキは、塩コショウで下味をつけた牛肉を熱した鉄板で焼いた料理ですよ。出来上がったステーキにソースをつけて食べたりもします。
それは…残念でしたね……。どうしても外せない、大切な行事だっのでしょう…?

(ティアの反応から、塩茹で野菜スープのような質素な食事に共感を示してくれる人が居なかったのだろうと察して、笑みを浮かべながらステーキについて簡単に説明し、ステーキは焼き加減にも名称があることもつけ加えて。もちろんこういった味の濃い料理を食べたことがなさそうなティアに、この国についてある程度推察ができてるミミは一度食べさせてあげたいと思っており…食事がここまで制限されているのだから、それ以外も制限されている可能性は十分ある…どうにか連れ出してあげたいと、表情を変えずに考えているミミ。ティアのその後の発言にまた違和感を覚え、遠回しに行事について触れて。勇者が聖教国に訪れたにも関わらず、聖女であるティアが居合わせなれなかったのはおかしい。それ以上に重要な行事があるのか、若しくは…元からそんな行事はなく、遠ざける必要があったからか…。)

あ……あ、すみません!ちょっと緊張しちゃって腐みたいで!

(今の違和感に気づいてるか確認するために隣に座るクレアに視線を向けると、明らかに禁断症状が再発しているのが見て取れて。恐らくステーキの話から、肉料理に合うワイン、要は酒を連想してしまったのだろう。ティアが心配そうな表情をクレアに向けてることに気づき、かなり重要な依頼に緊張していると偽って。言えない、貴女を護衛する者はアル中ですなんて言えるわけがない…!)

  • No.250 by ミミ  2024-08-21 14:39:27 

訂正
緊張しちゃって腐→緊張しちゃってる

  • No.251 by クレア/ティア  2024-08-22 13:05:48 

>249

塩コショウで味付けをした上にさらにソースまで…なんと背徳的な組み合わせなのでしょうか…いつか食べてみたいものです。……ええ、勿論大切な行事ですよ。「浄化祭」と呼ばれる楽園創造を祈念して年に一度開かれる祭り事の観覧を行っていました。森に放った知能の高い二足歩行の家畜を矢で射るという我が国特有の祭りなのですが……ほ、本当に大丈夫ですか…?

(ステーキの詳細を聞いてティアは頬に手を当ててうっとりとした表情を見せた。味付けした物にさらに味を重ねるという背徳的な行為はそれ程までにティアにとっては魅力的なのだろう。その日が訪れることはないかもしれない為か、哀愁を漂わせ「いつか食べてみたい」とポツリと呟いた。そして、行事に対して深堀りされては少し困惑した表情を浮かべミミから視線を逸らした。ティア自身は生まれ育った環境故に耐性が出来ているが、外から来た、それも半獣人であるミミにこの内容を話していいものかと思い悩む。少しの沈黙の後、詳細を語らなければ盗聴をしている者に怪しまれると考え、ミミに向き直ると何事もないかのような声色を取り繕って祭りの詳細を語る。語られた内容の「知能の高い二足歩行の家畜」とは明らかに獣人のことを指しており、森に放った獣人を相手に狩りをするという悪趣味な催しであった。しかし、祭りの内容からして必ずしも聖女が観覧をする必要はない為、勇者をもてなす晩餐会に居合わせられなかったのは聖女に外への憧れや娯楽を与えない為の作為的なものであろう。祭りの内容があまりに非人道的なものであった為か、説明の途中で飲んでいた紅茶を盛大に吹き出し咳込むクレアを見てティアは本当に病気ではないのだろうかと心配そうな顔で覗き込む。)

うっ…ケホッ…ケホッ……大丈夫です…その…この国はデュランダルとは随分と常識が違うようで、少し驚いてしまっただけです…

(空になったティーカップを机に置くと、ティアの問いかけに途切れ途切れに言葉を紡ぎながらも無事を告げる。少しばかり血の気の引いて青白くなった表情からデュランダルとあまりにかけ離れた常識に精神的に参ったようだ。不幸中の幸いと言うべきか、悪趣味な祭りの衝撃で酒への欲求は一時的に収まりを見いる。)

  • No.252 by ミミ  2024-08-22 19:30:15 

>251

…きっと、いつか食べれますよ。いつになるかは、わかりませんけど…きっと…。
…へぇ、変わったお祭りですね?それに、この国には珍しい家畜がいるんですね?二足歩行する家畜なんて、聞いたことも見たこともありませんよ~。

(ステーキの話を聞いてのティアのリアクション、うっとりとした表情を見れば…聖女らしい振る舞いや性格で隠れていたがティアも普通の女の子なんだと安心した表情になり、哀愁を漂わせて呟いた言葉を聞き逃さず、心の中で必ずステーキを食べさせてあげようと決断して。本当に行事があった場合、あまりよくない行事と予想していたが…その予想を上回る内容だったことに…表情を隠すために少し俯き。行事について聞き終えると顔を上げ、いつもの笑みを浮かべた表情で珍しい行事だと話して。その笑みは、ティアに対して「気にしてないよ」と伝えるためでもあった…その祭りの内容から聖女が立ち会う必要がないと思い、やはり娯楽の類から遠ざけるためでもあったと察して)

確かに、デュランダルとは違う珍しいことばかりだよね?いやぁ、世界は広いな~って実感しますよ~。

(隣に座るクレアが紅茶を吹き出したことに驚きながらも、すぐにクレアの背中を擦って。話の内容はあまりよくなかったが、そのおかげで禁断症状が収まったことに内心安心しつつ、自分達が住むデュランダルとは悪い意味で違うことを良い意味で捉えられるような言い方を苦笑いを浮かべながらで話して)

  • No.253 by クレア/ティア  2024-08-23 17:27:06 

>252

…その日を心待ちにしております。
動物の定義は国によって変わる事がありますからね…それはさておき、時間も差し迫っていますのでそろそろ依頼の概要を説明致しますね。お二人には主に……

(自分の気持ちを汲んでくれたミミの言葉に期待を寄せ笑みを浮かべる。ほんの僅かな希望にでも縋りたい程ティアの外への憧れは強いものであった。そして、家畜の話題において、少し俯いた後に気遣いで笑顔を見せるミミの様子を見て罪悪感に胸を痛めたティアはいたたまれず、本来の目的である依頼の概要説明に早々に話題を変えることにした。概要を纏めると、国の安寧を願う祈祷を行う為に正教国とは敵対関係にあるルード公国(エルフの国)との国境沿いにある教会へ赴く必要があり、襲撃が予想されることから移動時と滞在時の護衛をミミとクレアに任せるという内容であった。クレアはと言うと禁断症状やあまりに悪趣味な催しの話など立て続けにショックを受けた為か、背中を擦られた心地良さも相まって心ここに在らずといった様子でミミに身体を預けてボッーとしていた。その様子にティアは苦笑いを浮かべながらも注意する素振りは見せない。他でもないティア自身が自分の価値を軽視している為であろう。)

  • No.254 by シャウラ  2024-08-23 19:58:31 ID:f74f8f00c

>244
気分を害してしまったのなら謝るよ。ただ、ちょっと気になっただけ…余計な詮索はしないよ。

(好奇心が時として厄介ごとを呼び込むのは世の常である。"首狩り"についてこれ以上は聞くまいとレイラの振る舞いを見たシャウラは決めて、目を閉じた。)

そもそも何故選ばれて何を果たせば良いのか…本当のことなんて分からないんだ。なりたくてなったわけでもないし、変な使命感を持つよりはそれくらいのスタンスがちょうど良い…と、私はそう思うね。

  • No.255 by ミミ  2024-08-23 22:31:07 

>253

なるほど…確かに攻撃される可能性が高いですね…わかりました、私達が命に変えても守り抜くので安心してくださ…ちょっとクレア!大事な話をしてるんだからしっかりして!

(自分の言葉に期待を寄せた笑みを見て、どうやって食べさせてあげようかと考え始めるミミ。いや、それ以前にこの国にいるべきではないのではと考える…本人の意志次第だが、話を聞いた限りでは留まりたくはなさそうに見える。ティアを安心させようとしたのだが、ちょっと失敗したと思いつつも仕事内容を聞いて。敵国との国境沿いを目指すと聞き、襲撃される可能性が非常に高いと口元に手を当てながら難しい表情を浮かべて考えており。だが、自分達のやるべきことは変わらない…必ずティアを守ると再度言いかけたところ、いろんなことが立て続けに起きてボーっとしているクレアに注意して「すみません…!」と、ティアに対して謝罪して)

  • No.256 by トピ主  2024-08-24 17:58:58 

大変申し訳ありません!返信明日になります!

  • No.257 by ミミ  2024-08-24 20:14:47 

>256

(/了解です)

  • No.258 by クレア/ティア  2024-08-25 09:09:23 

>255

はひ…頑張ります…

(ミミに注意され、クレアは呂律も回らない様子でかろうじて返事をするも次第にウトウトし始める。酒を絶った事により眠りにつけなかった反動が今になって表れているのだろう。ミミに身体を預けたまま眠い目を擦っていた。)

あはは…きっと長旅や慣れない環境にお疲れなのでしょう。お二人とも高位の冒険者であると聞き及んでおります。私如きの身を守るには十分な力を備えていますので、移動時に交代で休憩を取ってはいかがでしょうか。

(ミミの謝罪に対して、ティアは気にしていないと首を横に振る。聖女という立場から目の前で居眠りなどされた事のないティアは困惑気味な苦笑いを浮かべつつも、事情を汲んでクレアにフォローを入れつつ移動時の休憩を提案した。本来は勇者一人に依頼する予定だったことから高位の冒険者であるミミとクレアが交代で護衛に当たっても十分だと考えての判断である。)

  • No.259 by レイラ・ハート  2024-08-25 09:26:22 

>254

べつに謝る必要などない。それだけ私に関心があると言うことだろう?それはそれで悪い気はしないからな。皆、私に勇者らしい振る舞いとやらを求めるが、どうやらお前は違うようだ。

(この話題が地雷であることなどさっき会ったばかりのシャウラが知る由もない。それを理解しているレイラは首を横に振ると謝罪の必要はないと告げる。寧ろ裏を返せば自身への関心が高いということであり、自己肯定感の高いレイラとしては悪い気はしないようだ。一般的な勇者象とはかけ離れた自分の言動を見ても尚関心を持てるシャウラにそれなりにレイラは好感を抱き、頬杖を突きながらシャウラに笑みを向けた。)

  • No.260 by ミミ  2024-08-25 15:32:41 

>258

ちょっとクレア、聖女様の前だよ…?
いいんですか?ありがとうございます、ではお言葉に甘えて……それと、聖女様。お言葉ですが、あまり自分のことを軽視してはいけませんよ?聖女様は立派な方なんですから。

(聖女であるティアの前でこちらに体を預けて、眠そうにしているクレアに軽く注意して…眠れなかった理由は知っているため、あまり強くは言わず。困惑気味だが事情を汲んで提案してくれたティアにお礼を言って、ティアが出してくれた提案に乗って。正直Sランク級の襲撃者がミミが起きている間に来たらとも考えたが、今のままでさクレアもまともに戦えないだろう。仮にクレアが起きてる間に来ても、恐らく魔法を得意とするエルフ。エルフにとってクレアの能力は相性が悪いだろう…。ティアが自分の価値を軽視していそうな発言を聞けば、自分のことを軽視してはいけないことと立派だということを告げて。この立派というのは、聖女としての務めもあるが、この国でずっと耐えてて頑張ってるという意味も含まれており)

  • No.261 by シャウラ  2024-08-25 17:18:57 ID:f74f8f00c

そう言ってくれると有り難いよ。

(謝る必要はないと言われてシャウラは小さく笑った。デュランダルに向かう道中、勇者に対する強い憧れを団長が語っていた時に「そんな人間は紙の上にしか存在しない」と言って団長に苦笑いされたことを思い出した。)

…そうだ、あなたの携える聖剣…もっと間近で見てみても?せっかくの機会だから一目見てみたいんだ。良いかな?

  • No.262 by クレア/ティア  2024-08-26 18:45:20 

>260

いえいえ…こちらこそありがとうございます。その言葉、大変励みになりました。…それではそろそろ参りましょうか。

(休憩の提案に礼を言われると首を横に振って謙遜する。そして、その後に付け加えられた自分を激励する言葉を聞くと、思いがけず目尻に涙を溜めた。すぐにハンカチで涙を拭い、笑みを浮かべると感謝の言葉で返す。自分を利用するばかりで親身になってくれる人間がいない中で、ミミのこの言葉でティアの心は相当救われたようだ。部屋に置かれた時計に目を向けると、針は正午を指していた。出発まで後十分程であり調度良い頃合であると判断したティアは立ち上がり、再び聖堂の外へと歩みを進める。)

ミミちゃんも聖女様も優しいのでつい甘えてしまいました…私はダメ人間です…

(ミミに優しく注意されると眠気で重い身体をなんとか起き上がらせる。しょんぼりした様子で自分をダメ人間だと卑下するも、アル中である以上それは紛れもない事実であった。聖堂への外へ向かうティアの後を追おうとするが、寝起きでこれ以上は動けないのであろう。ソファに両手をついてなんとか姿勢を維持しているが、脚は産まれたての小鹿のようにプルプルしており、潤んだ瞳でミミに助けてと言わんばかりの視線を送った。)

  • No.263 by レイラ・ハート  2024-08-26 18:54:10 

>261

見る分には構わないが触れるなよ。資格のない者が触れると痺れるような痛みを感じるらしいからな。

(シャウラの要望に応え、腰にかけた聖剣を取り外すと、見えやすいように自分の膝の上に置いた。普段であればこのような要求など聞き入れないが、それなりにシャウラに気を許している証拠であろう。黄金の装飾が眩いばかりの光を放ち、重厚感のある聖剣はレイラの太ももに若干沈んでいた。)

  • No.264 by ミミ  2024-08-26 22:38:52 

>262

そうですね、そろそろ…
クレアはダメ人間じゃないよ、あんな事があっても前を向こうとしてるでしょ?立派だよ…私には甘えていいからさ、護衛の時にクレアから先に寝ていいよ。

(自分の言葉で目尻に涙を溜めているのが見えると、今までミミのように親身に寄り添ってくれる人が居なかったのだろうと察して。この人だけは、命に変えても守り抜こうと改めて心の中で強く思い、ティアに続いて部屋にある時計を見て。自分も立ち上がりクレアの方を見て、アル中ではあるが再び前を向こうとしているクレアはダメ人間ではない、寧ろ立派だと告げて。寝起きで立ち上がれないようで、こちらに助けを求めるクレアに笑みを浮かべて立ち上がらせて…護衛対象のティアに甘えるのはあまり良くないかもしれないが、自分にならいいと言い寝不足であるクレアを気遣って、先に寝ていいと告げて。「それじゃあ、行こっか」と、微笑みを向けて支えながら歩き出して)

  • No.265 by シャウラ  2024-08-27 13:21:16 ID:f74f8f00c

>263

(腰をかがめ、ゆっくりと聖剣全体に視線を巡らせていく。光を浴びて煌めく刀身の美しさに思わず呟いた。)

…綺麗。

(神が鋳造せし聖なる剣。それは重量感があり、刃は凜を通り越して冷たい印象さえ与える。シャウラは手足に触れることなく、ただただ聖剣の姿を目に刻んだ。)

…実に素晴らしい剣だね。一目では理解出来ないくらいに精緻に作られている。

  • No.266 by クレア/ティア  2024-08-27 21:22:29 

>264

何から何までありがとうございます。それではお言葉に甘えて、十分に休息を取れたら精一杯頑張ります…!

(自分を気遣い、そして励ますミミの言葉にクレアはパアッと明るい笑みを見せて礼を言う。その無垢な笑顔から察するに出発時から今に至るまで心身共にサポートしてくれたミミへの信頼は厚いものであった。ミミに支えられるまま歩きながら、休息後は気を取り直して頑張りを見せることを誓った。)

聖堂から離れるのは久しぶりなので緊張してしまいます…何事もなければ良いですね。

(聖堂の外で待機していた馬車に乗り込むと、ティアは少しだけ強ばった表情を浮かべていた。聖女という立場から常に拉致や暗殺の危険に晒されており、普段は厳重な警備の元で聖堂で飼い殺しにされているティアからすれば、国内とは言え長時間の外出は精神的負担が大きいのだろう。何事もなければ良いと希望を語り、ぎこちない笑みを見せた。)

……びーる…わいん…ういすきー…

(ティアと対面するソファに腰掛けているクレアはミミの肩を枕に早速眠りについていた。その寝言から、聖女の不安などお構い無しに一人夢の中に旅立っているようだ。様々な酒の名前を口に出すクレアの表情は幸せそうに緩んでいた。)

  • No.267 by レイラ・ハート  2024-08-27 21:37:50 

>265

まあ、私の剣なのだから当然だな。大抵の獲物は一撃で仕留められる代物だ。邪竜には少し手間取ったが…

(「綺麗」というシャウラの呟きを聞いて、嬉しさから思わず頬が緩んだ。レイラの剣だから凄いのではなく凄い剣がレイラを選んだのであり、因果関係を捻じ曲げるほどレイラの態度は相変わらず傲慢だが、嬉々として剣の性能を語るその姿はまるで無邪気な子供のようである。大抵の獲物は一撃で仕留められる性能を誇るが、超難度クエストの一角であった「邪竜」には手を焼いたようで、思い出すなり不機嫌な表情へと変わった。)

  • No.268 by ミミ  2024-08-28 00:32:54 

>266

はは、それじゃあその時は私がクレアに頼っちゃおうかな~?

(クレアが元気を取り戻したことに安心しつつ、休息が取れた後は交代で自分が休息するか、そのまま起きて敵が現れた場合は戦闘となるだろう。どちらの意味も込めて、休息が取れたクレアに頼ろうかとニッと笑いながら話して。自分に厚い信頼を寄せてくれていることは内心嬉しく思っており、何よりこれからのクレアは以前のように酒は飲んでも溺れることはなく、前を向いてくれるだろうと信じており。)

大丈夫ですよ、何が起きてもいいように我々がいるんですから。何も心配はないですよ、安心してください。

(クレアと同じくティアの向かい側のソファに座り、クレアの寝言と表情から夢の中でお酒を飲んでいるのがわかり苦笑いを浮かべており。聖女という肩書き持っている以上命を狙われる可能性が高い上、ずっと監禁されているような生活を送って…不安に思うこともたくさんあるだろう。何も起こらないという保証はできないが、何か起きても必ず自分達が解決すると柔らかい笑みを向けて話して)

  • No.269 by クレア/ティア  2024-08-28 01:20:23 

>268

…そうですね。お二人がいるのであれば私が心配する事など何もありません。…無事に帰った暁には一緒にステーキを食べましょう。きっと一晩くらい抜け出したところで少し叱られる程度でしょうし…

(ミミの笑みにつられてティアの笑みも柔らかいものとなった。ミミやクレアの実力は等級によって裏付けされており、ミミの言葉にはティアの不安を取り除ける程の説得力があった。そして、自身の顎に手を添えて考えるような素振りを見せた後に、帰ったら一緒にステーキを食べようと提案する。この依頼が終わればミミと再び会える保証はない。ミミとステーキを食べる機会が永久的に失われる可能性を考え、ティアは聖堂を抜け出そうと考える程に焦っているようだ。馬車という盗聴の可能性のない密室とは言え、一国の聖女らしからぬ爆弾発言であった。そんな中、相も変わらずクレアは緊張感のない幸せそうな面持ちで眠りについていた。寝言が収まったことから夢を見るような浅いものではなく、深い眠りに落ちたのだろう。)

  • No.270 by ミミ  2024-08-28 15:09:50 

>269

…!それもそうですが、終わったら必ず行きましょう!私、いい店知ってるんですよ!
…聖女サマは、正直…どう思ってるの?あの国のやり方や行事…抜け出したいって思ったことは…?

(一国の聖女としてあり得ない発言をしているのかもしれないが、そう言いたくもなるひどい国だということはよく知っている。依頼が終わったらうまく抜け出して、ステーキのお店に必ず連れて行くと笑顔で約束して。…聖女の発言から盗聴のされてないことがわかり、いつもの口調に戻るミミ。ティアの話や仕草、表情から読み取れる情報でとっくに答えはわかっているが…本人の口から聞きたいのか、聖女をやめて聖教国から抜け出したいと思ったことはないかと真剣な表情で問いかけて)

  • No.271 by ミミ  2024-08-28 17:15:17 

訂正
それもそうですが→それもそうですね

  • No.272 by クレア/ティア  2024-08-29 07:46:50 

>270

ふふ、少々気が早いですが今から帰りがとても楽しみです。
…ない……と言えば嘘になります。昔から自由への憧れがありました。聖女になったのも少しでも自由に近付けると考えたからです……

(いい店があると聞いては期待に胸を膨らませ、光の宿った瞳で笑みを見せた。そして、その後に続けられた質問には神妙な面持ちで俯きながら答える。思想や戒律によって束縛される聖教国で生まれ育ったティアは幼少期から自由への強い憧れを抱いており、少しでも行動の幅を広げるために聖女となったことを打ち明けた。)

…ふぁ……お取り込み中すみません…何か来ます。頭を下げてください聖女様。

(危険の想定された国境沿いとは程遠く、まだ聖堂の置かれた首都を出て間もないタイミングでその時は訪れた。数々の死線を掻い潜ってきたS級冒険者の勘と言うべきか、本能的に危険を感じ取ったクレアはあくびをしながら目を覚ますと、失礼を承知でティアの頭を抑え付けて下げさせる。直後に魔力を纏った矢が馬車の上半分を吹き飛ばし、ティアの頭スレスレを通過して彼方後方への飛び去っていった。その衝撃で馬やそれを操っていた従者は既に亡き者となっており、周囲を見渡せば、武装したエルフの集団が馬車を囲っていた。初めての襲撃にティアは怯えて蹲りハァハァと過呼吸気味の深い呼吸をしていた。)

  • No.273 by ミミ  2024-08-29 13:25:06 

>272

楽しみにしててよ、期待を軽々越えるくらい美味しいからさ!
…やっぱり、そうだっかぁ…聖女になったけど、得られた自由はほんの少しみたいだね…。それなら、いっそ……

(初対面から今までずっと瞳に光がなかったが、漸く光が宿った目が見れて嬉しく思いティアの期待を超えるくらいだから楽しみにして手と笑顔で告げて。やはり抜け出したいと思ったことはある…なんだったら、今でもその考えは捨ててないのだろう。聖女になって得られた自由はどれくらいかはわからない…けど、現状を見るとほんの少ししかないだろう…こちらも少し俯き何かを考えている表情を浮かべており、考えが纏まったのか顔を上げて、何かを伝えようとした時…一瞬だが妙な音が聞こえてきたことにより、途中で話すのをやめて)

…ナイス、クレア。敵襲だね…聖女サマ、落ち着いて。そのまま伏せてれば安全だから…。

(自身も伏せて攻撃の回避に成功しており、先に気づいて行動に移したクレアに称賛の言葉をかけて。ティアの状態から、恐らく今まで襲撃を受けたことがなかったのだろうと予測し…近づいて背中に優しく手を当てて、伏せてたら安全だと言うことを伝えて。静かにチェーンブレードとショットガンを手にして、クレアに準備はいいかと問いかけるように視線を向けて)

  • No.274 by クレア/ティア  2024-08-29 18:17:18 

>273

は、はい…ご武運を祈ります…

(ミミに触れられるとティアは正気を取り戻し、言われた通り伏せたまま、目に涙を浮かべながらも震える声で祈りを捧げた。高位の冒険者に護衛されているとは言え初めての襲撃、やはり怖いものは怖いのだろう。)

ごほっ…ごほっ…だ、大丈夫です…ちょっと肺の調子が優れませんが…

(馬車が破壊された際に出た粉塵を盛大に吸ってしまったクレアは目尻に涙を浮かべて咳き込みながらも、大丈夫だとミミの視線に答えた。その無防備な姿に釣られて三人の武装したエルフが手に持った剣でクレアに斬りかかるが、その剣先がクレアに触れる直前で、エルフ達は糸の切れた操り人形のように唐突に気を失い倒れ込んだ。クレアはマイペースに目尻に溜めた涙を袖で拭っており、反撃どころかまだ剣の柄にも手を掛けていないように見えるが、瞬く間に剣を抜きその柄でエルフ達の急所を突いた上で再び剣を鞘に収めるという達人の領域たる離れ業を披露したクレアの動きを目で追えた者は、この場ではおそらくミミくらいのものであろう。仲間達が唐突に倒れたのを見て状況を理解出来ず狼狽える何人かのエルフはクレアを避けて、今度はミミへ剣を振りかざす。)

  • No.275 by ミミ  2024-08-29 19:15:28 

>274

…待ってて、速攻で終わらせるからね…!

(正気を取り戻したとはいえ、今現在命を狙われている…平常でいられるわけがない。ティアのためにも早く終わらせなければならない…ティアのことを狙ってくる者が居ないか周囲を見つつ、武器を構えながら警戒して。)

…流石S級冒険者、万全じゃないのにそんな達人業ができるなんてね…!…と、今度は私か!

(エルフ達は何が起きたかわかっていないようだが、ミミはクレアの業を見逃していなかった様子。万全な状態ではないにも関わらず、一瞬で武装した複数のエルフを倒したことに再び称賛の言葉をかけて、クレアを警戒して今度はミミに攻撃を仕掛けようとするするエルフ達の数を確認し、右足で地面を「トンッ」と軽く踏むと、地面から鋼で出来た複数の拳が飛び出しミミに攻撃を仕掛けようとしているエルフ達の顎を正確にとらえており。ミミの能力である「錬金術」だろう…)

  • No.276 by クレア/ティア/ダンテ  2024-08-30 14:54:04 

>275

えへへ…ミミちゃんも流石ですね!

(ミミに業を褒められると自身の頬に手を添えて照れた様子を見せる。そして、錬金術によって複数のエフル達が顎を強打され宙に舞う光景を見て、パチパチと拍手をしてミミを称えた。固有魔法により強制的に力比べに持ち込むクレアにとって、魔法の類いを駆使した戦闘スタイルはそれだけ興味を引くものであった。)

おいおい、派手にやってるじゃねぇか!てめぇが居るなんざ聞いてねえぞクレア。それになんで獣人が聖教国の聖女様を守ってるんだ?イレギュラーばかりで嫌になるぜ、もっと楽な仕事だと思ってたのによォ。

(十人はいたであろうエルフの集団は既に半分が戦闘不能に陥り、完全な撃退は時間の問題であった。戦闘の一部始終を見ていたティアも後方で安心した様子を見せていたが、一人の男の登場で形勢の優位は振り出しに戻る。男の名はダンテ、クレアと同じチームに属するS級冒険者だ。ギルドで呑んだくれている筈のクレアがこの場にいることや、半獣人であるミミが聖教国に肩入れしているイレギュラーな状況に文句を言いつつも、それとは裏腹にダンテは二タッと余裕のある笑みを浮かべていた。口ぶりからダンテはエルフ側の依頼を受けてこの場にいるのだろう。予期せぬチームメイトとの対峙に、クレアの振る舞いから先程までの緩さは完全に取り払われる。鋭い眼差しをダンテに向けると、いつでも抜刀出来るよう剣の柄に手を添えて警戒した。「少しでも足を踏み出せば斬る。」言葉にしないまでもクレアの放つ殺気は暗にそう告げていた。)

  • No.277 by ミミ  2024-08-30 23:29:57 

>276

へへ、それほどでも~…あるかな~!

(自分の錬金術が決まったのを見れば小さくガッツポーズし、クレアから称えられるとチェーンブレードを持つ右手を後頭部に持っていき、軽く照れ笑いしながら謙虚に…と見せかけて謙虚さ0な返しをして。このまま勢いに乗って錬金術や自身の武器を駆使して、クレアと共に戦いエルフの数を減らしていき)

…知り合いみたいだね…しかも、あまりよくない方の。

(突如大柄な男が現れたことにより、先程までの勢いが消えて空気が変わる…その男の発言からクレアと知り合いであること、クレアの目つきや殺気からクレアと同等の実力、若しくはそれ以上だということがわかる。おまけに獣人の要素を隠しているミミを半獣人だと見抜く観察眼の持ち主…このことから、ただ力押しな戦い方をしないということがわかる。ティアの近くまで移動し、守るようにティアの前に立って武器を構えて)

  • No.278 by クレア/ティア/ダンテ  2024-08-31 22:40:38 

>277

そう警戒するなよ、仲間だろォ?悪いことは言わねぇ。そこの聖女様を大人しく渡してくれりゃお互いに血流さずに済むんだ。べつに殺しはしねぇから安心しな。

(自身に向けて殺気を放つクレアを宥めようと、ダンテは自らの鎧に施された不死鳥の紋様部分をコツンと叩き、努めて穏やかな口調と陽気な笑顔で説得を試みた。その紋様はクレアの旅装束に刺繍されたデザインと同一のものであり、同じ冒険者チームに属していることが窺える。ミミの背後に隠れるティアに視線を向けながら、大人しく彼女を渡せば戦いは避けられると力説するが、寄り添おうと一歩踏み出したその瞬間、クレアの剣は容赦なくダンテの首を目掛けて振り抜かれた。ダンテの提案は一考に値しない。クレアは言葉ではなく行動で拒絶を示した。)

この人は…知り合いでもなんでもありません…今はただの敵です。そんな事よりも…聖女様を連れて…この場を離れてください!幸い首都は目前です…!

(振り抜かれた剣はダンテの大剣によって防がれ刃と刃が擦れ合い火花が散る。鋭い一撃を受けて尚ダンテが涼しい顔を浮かべる一方で、純粋な腕力で劣る上にブランクや寝不足などコンディションにおいて数々のハンデを抱えるクレアは激しい打ち合いにより手の皮が擦り剥け剣の柄から血が滴り落ちていた。余裕がなく、途切れ途切れに言葉を紡ぐクレアはかつての仲間を今は敵だと言い放つと、自分が長くは持たないことを察してミミにティアを連れて首都に逃げるように訴えた。クレアが倒れた後にミミが単独でティアを守りながらダンテを退けることは困難であることや、幸い首都を出てすぐに襲撃を受けた為に帰還が容易であること、目的が聖女である以上はクレアが単身で時間稼ぎをしたとしても致命傷を負わせるほど執着されないであろうことなど、単なる捨て身ではなく総合的に考えての判断であった。戦いにおいて素人であるティアも状況が良くないことを察しているのであろう。不安から、自身を庇うように目の前に立つミミの服の袖をギュッと掴んだ。)

  • No.279 by ミミ  2024-09-01 01:17:59 

>278

……っ……わかった……その代わり、必ず追いついてきてよ…!
走るよ、聖女サマ!

(よく見るとクレアの旅装束に描かれた紋様と同じ文様が、目の前の男の鎧に描かれている…このことから、目の前の男がクレアと以前パーティーを組んでいたメンバーの内の一人だと言うことが分かる。だが、クレアの言うように今は敵だ…向こうも退くつもりはないことは発言からわかることだ…。クレアが拒否する意味を込めて攻撃を繰り出し激しい攻防を繰り広げている最中、ミミも左手に持つショットガンを構えて援護しようとするが…クレアの発言で引き金にかけた指が止まる。打ち合いからわかるが、クレアのコンディションが最悪な状態…基礎戦闘能力は向こうの方が上かもしれない。普段であればミミも加勢して撤退の手伝いをするのだが…今は自分の背後に護衛対象がいる……。仲間を置いていくという後ろめたさがあるが、クレアの出した案がこの状況の最善策だろう……俯きながら銃を下ろし、チェーンブレードをしまってティアの手を繋ぎクレアに必ず追いついてと告げて…ティアと共に首都目指して走り始めて)

  • No.280 by クレア/ティア/ダンテ  2024-09-01 07:14:22 

>279

はい…必ず…!
さて…命に代えても…あの子たちの後は追わせません…!私を討つつもりなら、五体満足では済みませんよ…ダンテ!

(激しい打ち合いの最中、ミミの言葉に笑みを作って答えると、ティアと共に離脱するミミの後ろ姿を見送った。その姿が見えなくなる頃には、既に何本かの攻撃を受け満身創痍なクレアであったが、口の端から血を流しつつも威勢よく声を張り上げる。後にダンテと剣を交える事になるであろうミミの為に、刺し違えることは無理だが四肢の一本でも道連れにしようと、覚悟を決めたようだ。)

おもしれぇ。やれるもんならやってみろッ!クレアッ!

(かつての仲間の覚悟に敬意を払い、残ったエルフ達にミミを追わせることはせず拠点へと引かせた。互いに置かれた立場は違えど、ダンテも剣士としての誇りや自分なりの美学を捨てていないようだ。クレアに対抗して声を張り上げると、これまでより激しい打ち合いが繰り出され、その音は周囲にこだました。)

…ハァ…ハァ…ミミさん…息が…続きません…

(ミミに手を引かれるまましばらく走ると、既にクレアの姿は欠片も見えず、その闘いの音すらも聞こえなくなった。代わりに見慣れた首都の街並みが道の先に僅かに姿を覗かせていた。あと数十分も走れば首都に帰還出来ることであろう。聖堂で軟禁生活を送っていたティアには今まで全力で走った経験はなく、首都まであと少しのところでその場に立ち竦むと、苦しそうに胸の当たりを抑えて深呼吸をした。)

  • No.281 by ミミ  2024-09-01 09:25:10 

>280

…っ…ごめん、聖女サマ!

(激しい打ち合いを繰り出されているであろう轟音が鳴り響く中、走り続ける…首都の街並みが微かに見え始めてきた辺りでティアが立ち竦み。冷静さが欠けていたため、ティアが軟禁とも言える生活を送っていたから走る体力がないことに気づいていなかった…漸く気づいてティアの背中を擦って謝罪して。)

…首都まであともう少し……ごめんよ聖女サマ!

(首都まであともう少し、歩いていってもいいのだが…追手が来る可能性もないこともない。少し考えたミミは、ショットガンをしまって再び謝罪してティアをお姫様抱っこし…そのまま首都の近く、歩いても問題ないところまで走って。流石は半獣人というべきか、ティアをお姫様抱っこしてる状態でも走る速度が落ちていない…寧ろ先程より速い。)

  • No.282 by ティア  2024-09-01 10:24:58 

>281

こちらこそすみません…私の体力がないばかりに…

(深呼吸によって呼吸を整えた矢先、謝られたと思えばその直後にお姫様抱っこをされて目を丸くする。走る速さが上がっていることから、先程までは自分に気を使ってペースを落としてくれていたことを察すると、申し訳なさそうに眉尻を下げて謝罪した。振り落とされないようにギュッとミミにしがみついていると、瞬く間に首都の街並みが鮮明なものとなる。)

そちらの建物に入ってください。この周辺では一番安全だと思われます。

(首都に入ってしばらくすると、塀に囲まれた教会のような建物が目に入った。その存在に気付いたティアは建物に向けて人差し指をさすと、神妙な面持ちでそこに入るように促した。門に備え付けられた表札には「異端審問省」の文字が刻まれており、物騒な名前の通りこの周辺では最も警備が厳重であると考えられる。)

  • No.283 by ミミ  2024-09-01 16:11:29 

>282

大丈夫だよ、聖女サマの体力がないのは仕方がないことなんだから。気にすることはないよ!

(走ってる最中、申し訳無さそうに謝罪するティアに対して気にしていないと告げて。ある程度の場所まで移動した後ティアを下ろして、振り返り追手が来ていないことを確認し…自分たちの為に残ったクレアのことを思ったのか、浮かない表情で正面を向き少し乱れたフードを再び深く被って目的地へ向けて歩き始めて)

…異端審問省、か……物騒だなぁ……

(ティアが指定した建物に進み、表札に異端審問省と書かれているのを見逃さず静かに物騒だと呟きティアと共に中へ入り。この建物はどう見ても教会だ、自分が半獣人であることは絶対バレてはならないだろう…)

  • No.284 by ティア/ユリウス  2024-09-02 13:46:22 

>283

…きっとクレアさんは大丈夫ですよ。かの神竜と対峙して生きて帰った方です。人間を相手に引けを取る訳がありません。

(乱れたフードを直す直前にミミが浮かない表情を浮かべたことをティアは見逃さなかった。自分が励まされたように、真剣な眼差しでミミを見据えると「きっと大丈夫です」と語気を強め、神竜を相手に生き延びたことを引き合いに出して勇気付ける。)

あれぇ?こんなとこで会うとは珍しいですねー。聖女さまぁ。お連れの冒険者まで率いてどうしたんですかー。

(建物に入って程なくして、中心部へと向かう廊下を歩いている最中に一行は高貴な白い軍服に身を包んだ女性と対面した。人当たりの良い、にこやかな笑顔が特徴のその女性は二人を見るなり、まるで鉢合わせた友達に接するようにヒラヒラと手を振って歩み寄りフランクに状況を尋ねる。面識のあるティアは特に警戒することなく「ユリウス、お久しぶりですね。」と挨拶をした後に現状の説明と援助の要請を行っていたが、勘の良い人間であれば、整った容姿とは裏腹にユリウスが放つ猟奇的な血臭を察することであろう。勿論、物理的な血の臭いではなく、監獄に囚われた殺人犯と相対した時のような直感的はものである。)

  • No.285 by トピ主  2024-09-02 14:04:59 

直感的は→直感的な

  • No.286 by ミミ  2024-09-02 17:36:40 

>284

…そう、だよね。クレアなら、上手くやってくれるよね…。

(今度はこちらを勇気づけてくれたティアに、静かに笑みを浮かべてクレアはきっと上手くやり過ごしてくれると信じて。ティアの言うように神竜討伐、で生き残ったが、その相手も神竜討伐の生き残り。力では負けていたが、鎧で覆われている分スピードはクレアの方が上。上手く首都まで退いてくれていればいいのだが…)

…どうやら、知り合いみたいですね。よかった…

(こちらに声をかけ、歩み寄ってきた人物とティアが知り合い、それに仲が悪いわけではなさそうな様子を見て援助はすぐに通るだろうと安心して。…だが、このユリウスという人物の異質さに気づいていたミミは、フランクに接しているがその本質は猟奇的だとということを察しており、表情は変えずに「…なるほど、こういう人がたくさんいる場所かぁ…とんでもない場所に来ちゃったなぁ……。」と、内心そう思っており。)

  • No.287 by ティア/ユリウス  2024-09-03 15:56:08 

>286

彼女の名はユリウス、我が国が誇る一級異端審問官で、過去に何度か私の護衛を務めていただいたことがありまして、今回の護衛も彼女に任せるという話もあったのですが、魔女狩りの日程と被ってしまって立ち消えてしまった経緯がありまして…

(知り合いみたいですねと反応するミミに、ティアは簡単にユリウスの紹介を行った。過去に自身の護衛を務めたことや、今回の護衛も任せる案が浮上していた事からユリウスは聖教国内では相当な実力者であることが窺い知れる。魔女狩りと日程が被る為に護衛の話が立ち消えたと言うが、よくよく考えれば今こうしてユリウスが本部に居ることに疑問を抱き、ティアは不思議そうに首を傾げた。)

アハハ、それが、告発のあった村でちょーっと事情聴取したら村人全員が「私は魔女です。」って自白したんですよー。だから村ごと燃やして解決しちゃいましたぁ。
ご紹介に預かったユリウスですー。気軽にユリちゃんって呼んでねぇ。

(ティアの疑問にユリウスは思い出し笑いをする程に心底上機嫌に答えた。「魔女」とは聖教国において異教徒や背信者の総称であり、話を要約すると異端の告発のあった小さい村に赴き、拷問により村人全員に自白を強要して村ごと焼き払ったのだろう。その為、ユリウスは予定されていたよりも遥かに早く首都に帰還したようだ。その話を聞いたティアは血の気の引いた表情でドン引きしつつも「御苦労様でした。我らが主も貴方の働きをお認めになることでしょう。」と建前上の労いの言葉をかけており、まともな感性を持っている分ティアのストレスは相当なものである。ティアから労いを受けたあと、ユリウスはミミに向き直ると愛嬌のある笑みを浮かべて手を差し出した。ミミが半獣人であると気付いている様子はなく、単純に国外から来た人間ということに興味を示しているのだろう。)

  • No.288 by ミミ  2024-09-03 22:20:00 

>287

なるほど…勇者不在と魔女狩りが偶然重なって、それでうちのギルドに…単独で護衛を任せられるということは、A級冒険者以上の実力がありそうですね。

(ユリウスについての情報を聞き、聖教国の司祭の話も織り交ぜると勇者が不在だったこととユリウスの魔女狩りが重なりミミ達がいるギルドに依頼が来たのかと納得して。今回クレアとミミでティアの護衛を受けたが、単独で護衛をこなせる辺り実力はA級…S級と同等かもしれない。だが、魔女狩りに行ったはずなのにこんなに早く戻ってきているのに対してティアと同じく不思議そうに首を傾げて)

あ……あ~…なるほど、そういうことでしたかぁ…。えーっと、よろしくお願いします…。

(上機嫌に村を燃やしたと言うユリウスに、ティアと同じくドン引きしているが、あまり表情には出さず苦笑い程度で留めており。その村の人達が自白したというが、恐らく自白させたのだろう…村を焼き払うくらいだ、まともな方法で自白させたのではないことは容易に分かる。愛嬌のある笑みでこちらに手を差し出すが、本性を知ったミミは愛嬌があるように見えず苦笑いしながらも握手してよろしくと告げて)

  • No.289 by ティア/ユリウス  2024-09-04 00:31:55 

>288

ええ、実力は申し分ありません…実力は…
で、では私は奥で必要な調整をしてきますね…

(ティアは、ユリウスの実力を推測するミミの言葉に頷いて肯定した。「実力は」と意味深に強調しており、ユリウスの発言からも実力以外は難があることは明らかであった。そして、援助に関してユリウスとの口約束を取り付けたティアであったが、実際に力を借りるには異端審問省の責任者の許可を得る必要があり、その他にも書類の記載など必要な事項が多い。少しばかり疲れたような表情を浮かべつつも休むことなく、ペコリと頭を下げて単身で施設の深部へと歩みを進めた。)

よろしくねぇ。さぁて、暫く動けそうにないし君には私とのデートに付き合ってもらおうかなー。あ、そう言えば君の名前を聞いていなかったねぇ。

(その場を離れるティアにウィンクをして送り出すと、再びミミに視線を戻しデートの提案をした。国の機関だけあり、その許可は二つ返事で降りるものではなく相当の時間を要するのだろう。ユリウスはミミの手を握ったままフードに隠れた顔を覗き込み、可愛らしく小首を傾げて名前を尋ねた。自然な仕草や表情から、今の段階ではこれらのスキンシップに隠された意図や企みはないようだ。)

  • No.290 by ミミ  2024-09-04 01:26:12 

>289

なるほど、じゃあ援助に関して戦力としては問題なさそうですね…あ、はい。いってらっしゃい…

(ユリウスが実力以外に問題があることは既に把握しており、そこさえ目を瞑れば戦力として問題ないと告げて。奥で必要な調整をすると聞き、援助弐関してのことだろうと容易に想像できる。やはり口約束だけでは動いてくれないかと思いながらも疲れた表情を浮かべるティアにだけ聞こえるように「頑張って」と応援して見送り、心の中では「クレア、もうちょっとだけ待っててね…!」と強く思い。…冷静になって、あることに気づくミミ。)

え、で、デート?…残念ながら私は、同性愛者ってわけじゃあ…あ、えっと…ミミです…。

(そう、ユリウスと二人きりになってしまったことだ。「無理無理無理無理!炎上自白審問官と一緒にいるなんて無理!一緒にいるということは、私が半獣人ってバレる可能性が高くなるじゃん…!」と心の中で思いながら苦笑いで同性愛者ではないと答えて。そういう意味のデートではないが…顔を覗き込まれると、猫耳が生えていることがバレないか心配になりながらも表情には出さず、簡単な自己紹介をして)

  • No.291 by ユリウス  2024-09-04 02:41:58 

>290

あはは、外の世界にはそういう価値観もあるんだったねぇ。この国では戒律に背く重罪だから、その心配はしなくていいよぉ。ハッ…それとも単純に私のこと嫌い…?それならそれで別行動でもいいけどぉ…フードを被ってるあたり素性を知られたら不味いんじゃないのかなぁ。身元を保証できる人間が傍に居た方が良いと思わない?

(同性愛者と疑われては一瞬目を丸くして驚くと、すぐにその驚愕は笑いに変わった。戒律の厳しい聖教国において同性愛はご法度である為、ユリウス自身そう誤解される可能性を微塵も考えていなかったようだ。その後、シンプルに自分が好かれていないのではと思い至ると、ミミの手を離して涙目を浮かべる。ドSは打たれ弱いと聞くが正にその通りなのだろう。しかし、ユリウスはここで引き下がるほど出来上がった性格の人間ではない。フードを被っていることに何らかの後ろめたい理由があると推察すると、ミミの置かれた立場の弱みを指摘し、それとなく脅しを交えつつ自分と行動を共にすることの有用性を語った。)

  • No.292 by ミミ  2024-09-04 07:40:10 

>291

え…あ、なんだ。そういう意味じゃなかったんですね、よかった~。
いやいや、不味いことは特にないんですよ?依頼をこなしてる時、これを被るのが私の美学なもので……それに、やっぱり仲間のことが心配でね…。

(当然そういう意味で言ったのではないことは気づいていたが、本当に勘違いしていたような反応で返して。だが、ミミがそう言った本当の理由を言った時内心「ギクッ」と思ったが、変な美学を持っていたり仲間のことが心配だとクレアがいる方角を向いてどこか心配そうな表情で答えて。だが、ユリウスの言うようにずっとフードを被っていると怪しまれるとも思い)

まぁ…普通は怪しまれますよね…。

  • No.293 by ユリウス  2024-09-04 15:04:55 

>292

ふ~ん…美学ねぇ…それが本当かどうか私にはどうでもいいけど、他の審問官は見逃してくれるかなぁ?大切な仲間が心配なんでしょ。聖女様が用事を済ませて戻ってきた時、ミミちゃんが取調べ中で出発出来ないなんて最悪の事態、仲間の為にも避けたいよねー。一人で行動すれば怪しまれるけど、私と一緒なら詮索しないし、させない。悪くない話だと思うけどなぁ。

(フードを被るのは美学だというミミの言い分を聞いて、ユリウスはジト目であからさまに怪しむ。しかし、すぐにフードへの関心をなくすと真相はどうでもいいと切り捨てた。当然ながら他の審問官までもミミのフードに疑念を抱かない保証はなく、ミミを一人で行動させた場合取調べを強要される可能性は高い。ティアが用事を済ませ次第すぐにでも出発する為にそういったリスクは取り除くべきであろう。自分と一緒なら詮索することはなく他の審問官にもさせないと、ユリウスは胸を叩いて得意気に語った。)

  • No.294 by ミミ  2024-09-04 16:13:57 

>293

はぁ…わかりましたよ、デートなり何なり付き合いますよ…。

(諦めるどころか相変わらず脅迫にも聞こえる提案に軽くため息を吐き、諦め様子はないと思ったのかユリウスの提案に乗り。フードを被って理由は当然半獣人とバレてはいけないためだが、これ以外でも普通に着用することもありフードをいじりながら「そんなに変かなぁ…結構気に入ってるのに…」と呟き。先程言っていたデートとは何なのか、何に付き合えばいいのかわからないためそのことについて尋ねて)

  • No.295 by ユリウス  2024-09-05 07:42:32 

>294

やったぁ!デートの定番と言えば教会巡りに決まってるでしょー。折角だから聖歌隊の所属してる教会にでも行こうかなぁ。

(ミミの了承を得るとユリウスはパアッと無邪気に微笑んで喜んだ。そして、デートについて尋ねられると、キョトンとした表情で教会巡りと答える。やはり宗教国家だけあり外国との常識の差は大きく、デートの定番は独特なものであった。着いてきてと言わんばかりにウィンクをすると、手を後ろに組み鼻歌を歌いながら上機嫌な様子で外へ出た。)

  • No.296 by ミミ  2024-09-05 14:13:20 

>295

きょ…教会巡り??…変わってるなぁ……聖教国の人って、全ての基準が教会なのかなぁ…。

(デートの定番で、まさかの教会巡りと答えたことに目を丸くして聞き返して。聖教国の風景を思い返して、そういえば教会とか聖堂が目立ってたなぁと思いながら、聖教国の人達はそれがきじなのだろうかと呟き。上機嫌で外へ出るユリウスについていきながら「聖女様が帰ってくるまでですよ」と告げて。今から教会を周ることに嫌な予感がして…)

  • No.297 by ユリウス  2024-09-05 18:52:05 

>296

分かってるよー
あっ、そうそうミミちゃんってデュランダルから来たんだよねぇ?交易都市って言うからには美味しいものが沢山あるの?

(聖女様が帰ってくるまでと忠告されると、当然だと言わんばかりに振り返ることもなく分かってると返答した。その態度が尚のこと不安を掻き立てる。暫く歩き中心街を出ると、周囲を囲む建物の質感は著しく低下する。デュランダル同様に聖教国にも格差があるのだろう。相変わらず人通りは少ないが、薄汚れた衣服を身に纏う一人の少女を見つけると、ユリウスは気さくな笑みを浮かべて手招きすると、寄ってきた少女にポケットに入っていた飴を渡した。美味しそうに飴を頬張る少女の頭を撫でつつ、ユリウスはミミにデュランダルの食べ物について尋ねる。なにも縁のない少女に食べ物を分け与えるあたり、村を燃やす外道とはいえユリウスにも人の心はあるようだ。そして、立場は違えどティア同様にユリウスも外国への関心が高いのだろう。)

  • No.298 by ミミ  2024-09-05 21:29:48 

>297

大丈夫かなぁ…
そうですよ、そこに私達のギルドがあるわけですし。それはもう、たくさんありますよ?有名な物から珍しい物までね…

(ユリウスの態度から本当にティアが帰ってくるまでに戻ってくれるのだろうかと思い、フード越しに軽く頭を掻いて静かにそう呟いて。ユリウスについていきながら周りの風景を見ており、やはり首都なだけあって立派な建物がある…そう思っていたが、進むにつれて建物の質感が低下していく。やはり聖教国でもデュランダル同様に格差があるのかと軽く口元に手を当てて考えており。そうしていると視界に一人の少女が映り込み、ユリウスの意外な行動に目を丸くして驚いており。ユリウスがこちらにデュランダルの食べ物について尋ねたことについて、そういう物に興味があるのだろうかと思いつつ有名な料理や珍しい料理まで揃ってると簡単に答えて)

  • No.299 by ユリウス  2024-09-06 07:34:31 

>298

へぇ…いいなぁデュランダル…いつか行けるかなぁ…
って、その顔はなに…?べつに私が施しをしたっていいでしょー。確かに人の笑顔よりは泣き喚く様を見る方が好きだけどさぁ…まあ何と言うか、自己満足ってやつかなー。昔の自分がして欲しかったことを似たような境遇の子にしてあげることで自分が救われた気になりたい。ただそれだけだよぉ。

(デュランダルには様々な料理があると聞くと、それだけでユリウスは感動し、しみじみとした様子で「いつか行けるかなぁ」と呟いた。聖教国に於いてそれなりの地位にあるユリウスでも自由に出国出来ないあたり、この国の規則は相当厳格なのものなのだろう。そして、飴を堪能した少女に手を振って別れを告げると、目を丸くして驚いた表情のミミが目に入る。その様子にユリウスはジト目で抗議した。さらっと人の笑顔よりも苦痛の表情の方が好きだと本音を零すが、今回の施しは少女の姿を過去の自分に重ねて助けただけであり、単なる自己満足だと弁明する。)

  • No.300 by ミミ  2024-09-06 16:28:16 

>299

…ユリウスさんの立場でも、外へは自由に行けないんですね?
いや、ちょっと意外だと思って……ということは、ユリウスさんもあまり裕福ではなかったんですね?

(外の情報を聞いた反応から、異端審問官であるユリウスでも聖女であるティアと同じく自由に外へ出ることが出来ないのかと問いかけて。聖教国の人間はどれだけ良いがあっても同じような生活を送っているのだろうか…それにしては、司祭達からはあまりそのような感じはしなかったが…。ジと目を向けられると苦笑いしながら意外だったからと告げて。ユリウスが正しく笑った顔よりも苦痛の表情が好きということもあって、余計にそう思ってしまう。ユリウスも先程の少女と同じく、あまり裕福な生活を送れなかったのかと問いかけ…同時に、今の子供が獣人だったら対応が変わったんだろうなと思い)

  • No.301 by ユリウス  2024-09-07 07:59:29 

>300

まあねぇ…この国では聖職者様以外の人間なんてその辺の草みたいなもんだよー。自由に国を出れるならこんな国に残る人なんていないんじゃないかなぁ。見ての通り、この国には商業施設がないでしょう?世界中の信者の寄付によって国が運営されてるから商売っていう概念がないんだぁ。その莫大な寄付の殆どは聖職者様に持っていかれて末端信徒は食うにも困る惨状ってわけ…私が特別貧乏だった訳ではないよぉ。

(ミミの問いかけにユリウスは眉尻を下げた苦笑いで返答した。聖教国では聖職者を頂点とした階級ピラミッドが構成されており、富や権利を聖職者が享受する一方で、一般信徒は異端審問官であっても大した権利を与えられず、それ以下の信徒であれば最早食うにも困る惨状だと言う。異端審問官となる前の幼少期のユリウスが満足に食事にありつけなかったことはこの国では当たり前のことであり、ユリウスはその現状を皮肉り聖職者以外はその辺の草と同じだと例えた。)

  • No.302 by ミミ  2024-09-07 16:38:23 

>301

やっぱり…聖女様と司祭サマの服装の差が気になってましたけど、そういうことでしたか…。この調子だと、毎日ステーキみたいな物ばかり食べてますよ。確かに…監視の目というか、そういうのも厳しそうですしコッソリ抜け出すとかは無理そうですね…。聖女様がいた街でも、商業施設はありませんでしたね…ある程度地位がある人には質素なご飯が支給されて、さっきみたいな子には何も与えられない…と。

(この国での人の扱いや、寄付金をほとんど独占していることを知ると真剣な表情で、聖女と司祭の服装の差を思い返して。これなら辻褄が合う、恐らく聖職者達は何不自由ない裕福な生活をしていることだろう。自由に国から出ることを許されていないのは戒律のこともあるだろうが、恐らく監視の目も厳しいと考えられる…抜け出すところを見られたら、何をされるかわかったものではない。ティアやユリウスみたいに質素な食事しか与えられない者にとっては、正しくこの国は監獄。だが、それよりも下の立場の人間にとってこの国は監獄ではなく、地獄だろう…)

  • No.303 by ユリウス  2024-09-07 21:53:36 

>302

この国の暗部に目を向けたらキリがないけど、考え方によってはこの国も悪いことばかりではないよぉ。上の利益さえ損ねなければ大抵の事は許されるからねー。それこそ村なんて燃やしたら外国では大罪だしょう?美味しいものがなかったり、自由が限られたり、多少の不安はあるけどさぁ…私としては現状にそれなりに満足してるんだぁ。

(ミミの推察にユリウスは納得した表情でうんうんと頷くも、続けられたユリウスの言葉は意外なものであった。燃え盛る村の光景を頭の中に思い浮かべ、恍惚とした表情で自身の頬に手を添えると、上層部が腐敗しているからこそ人道に反する行いをしてもお咎めがないことを嬉々として語る。ユリウスにとっては自由などより人を虐げられる現状の方がよほど心地良いのだろう。)

  • No.304 by ミミ  2024-09-08 00:03:55 

>303

んー…それはちょっと共感できませんねぇ……普通に犯罪ですし、犯罪を起こそうとも思いませんし…。

(悪いことばかりではないと聞き、今のところ悪いところしかないため一体何があるのだろうとユリウスの言葉を続けて聞く……が、その内容は”ユリウスにとって”悪くないことであった。普通の思考を持ち、犯罪を起こそうと思うことはないミミにとっては共感できない内容で、軽く引きつった笑みを浮かべてそう告げて)

  • No.305 by ユリウス  2024-09-08 00:45:51 

>304

ミミちゃんはお堅いなぁ…誰かに苦痛を与えるとね、自分は安全圏にいるんだと実感出来て心が満たされるんだよぉ。まあその様子だと言っても分からないかぁ…

(共感できないと言った様子のミミの対応に、ユリウスはシュントした表情で俯いた。誰かに苦痛を与えることで自分の安全を実感するというユリウスの行動原理は、碌に食事を摂ることもできない過酷な幼少期を過ごした反動であり、ある意味ではユリウスもこの狂った国の被害者であった。共感させることは無理だと悟ったユリウスは残念そうに苦笑いを浮かべ、手を後ろに組んで再び目的地へと歩みを進めた。少女へ食べ物を恵んだり、ミミに自分の考えを無理強いせずすぐに諦めたこと等から、本来ユリウスという人間の根幹は優しく柔軟性に富んでいるのだろう。この国にさえ生まれなければ魔力だけでなく人格も優れた魔道士になれたことであろうことが悔やまれる。)

  • No.306 by トピ主  2024-09-08 00:47:49 

文章を一部訂正します!

なれたことであろうことが→なれたであろうことが

  • No.307 by ミミ  2024-09-08 01:24:14 

>305

…多分、私は既に安全圏に長くいるから…そういった発想に辿り着かないんだと思います。同じ立場だったらきっと、ユリウスさんみたいになってたかもしれませんし…盗みとかも平気でやってたかもしれませんね…。

(ミミは冒険者という危険と隣り合わせな職業だが、好きな物は食べられるし、聖教国に比べて遥かに自由な暮らしをしている…そういう意味で既に安全圏にいると告げて。長くいると言ったことから、恐らく前までは安全とは程遠い生活をしていたことがわかる。きっとその生活が続いていたら、今のユリウスのように他者を傷つけて安全圏にいると思っていたかもしれない…)

  • No.308 by ユリウス  2024-09-08 01:46:13 

>307

へぇ、じゃあミミちゃんにも悪い子の素質あるじゃんねー。短い人生なんだから好き勝手に生きてもいいんじゃない?あっ、もしかしてミミちゃんって人間じゃなかったりぃ?

(「安全圏に長くいる」この言葉の意図を読み取ったユリウスはミミも過酷な環境に置かれていたであろうことを察し、歩みを進めながらも振り返った。共感出来る過去があったことがよほど嬉しいのだろう。悲惨な過去を「悪い子の素質」なんて言い換え無邪気に微笑んで見せた。短い人生を好き勝手に生きようとミミを悪い道に引き込むような冗談を言いつつも、当然ミミの正体に気付いている訳ではないが、その冗談の中で「人間じゃなかったり?」と思いがけず核心を付いた質問をした。)

  • No.309 by ミミ  2024-09-08 02:14:48 

>308

素質があるかどうかはわからないけど…まぁ、悪いことはしてましたね…。盗みとか…私は今正しく、何かに縛られることなく自由に生きてますよ?何を言ってるんですか、人間ですよ。少なからず、他の冒険者に比べたらかなり平凡な…。

(自身と共感できる過去がミミにもあったことが嬉しいのだろう、無邪気な微笑みを浮かべるユリウスに軽く苦笑いしながら過去に自分がやったことを明かして。その内容から、ユリウスや先程の子供のように食うのに困っていたことがわかる…ちなみに、その盗みの経験を活かして今のようにダンジョンから珍しい物を見つけては持ち帰って売っている。悪い道に引き込む意味での発言だったかもしれないが、ミミは今好き勝手に生きていると告げて。核心をついた質問にキョトンとした表情を浮かべた後、少し笑いながら自分は平凡な人間だと告げて……自分が半獣人だとバレないように、自然に振る舞い)

  • No.310 by ユリウス  2024-09-08 09:31:04 

>309

外の世界も大変だねぇ。何処だろうと恵まれない人間って一定数いるもんなんだなぁって実感させられるよぉ…そこから良くもまぁ立て直せたねー。冒険者って野蛮なイメージしかなかったからミミちゃんを見た時は拍子抜けしたよぉ。と言っても私が見たことがある冒険者なんて勇者様くらいなんだけどねー。些細なことで癇癪を起こして神官様を殴ったり、聖女様に土下座させたりもうやりたい放題だよぉ…

(盗みを働かなければ生きられないほど過酷な環境に身を起きながら、今はこうして真っ当な手段で食いつないでいるミミに感心し賞賛の言葉を掛けた。そして、他の冒険者に比べれば平凡だというミミの言葉に同意し、ユリウスが直接会ったことのある数少ない冒険者の一人である勇者と比較した。ミミは自分に距離を置いている為か敬語で喋っていることも相まり清楚な印象を抱いている一方で、ユリウスの記憶にある勇者は些細なことで癇癪を起こす傍若無人な印象が強く、初めて見た冒険者が勇者であればユリウスの偏見は仕方ないものであった。嫌な思い出を語るユリウスは若干の身震いをした。)

  • No.311 by ミミ  2024-09-08 15:01:48 

>310

まぁ…私一人で立て直せたわけじゃないですよ、助けてもらったんです…。冒険者の中には野蛮な人はいますけど、基本的に私みたいな人が多いんですよ……あの、その人本当に勇者なんですか…?勇者と偽って好き勝手暴れてる族としか思えないんですが……

(どこの世界にも恵まれない人間がいることに静かに頷き、そこから立て直したことに賞賛の言葉を掛けたユリウスの方を向き、自分一人で立て直したわけではないと話して。今でもその当時のことは鮮明に覚えており、あの時助けてもらってなければ変わらず…いや、もっと酷い道に進んでいたかもしれない。ユリウスの言うように、野蛮な冒険者ももちろんいるが…基本的にミミのような冒険者の方が多いということを説明して、ユリウスが唯一あったことのある冒険者…勇者について聞いた時、とても勇者と思えない素行の悪さに驚いており本当にその人物が勇者なのかと尋ねて)

  • No.312 by ユリウス  2024-09-09 08:00:32 

>311

ははは…聖剣は唯一無二の存在だから偽りようがないんだよぉ…偽物だったらどれだけ良かったことか…教皇様のお気に入りだから丁重にもてなさざるを得ないしぃ。高位聖職者は子を成せないから行き場のない父性が暴走して勇者様の我儘が可愛いく見えるんだろうねぇ……あの**老人。

(勇者が偽物ではないかと疑うミミの問いかけに乾いた笑いで返すと、唯一無二の至宝である聖剣を持っている以上はその可能性はないと断言する。ミミの回想にあった手を差し伸べた人のように勇者も人格者であれば良かったのにと心の内でユリウスは嘆いた。どうやら勇者は聖教国のトップである教皇に孫のように溺愛されているらしく、それ故に勇者を無下に扱うことは出来ないようだ。ユリウスは教皇のことを忌々しそう「**老人」と呟いた。この国に於いて、公衆の面前で教皇を侮辱すれば極刑は免れないが、その禁忌を犯すほどに鬱憤が溜まっているのだろう。)

  • No.313 by ミミ  2024-09-09 10:23:12 

>312

えぇぇ……聖剣ってもっとこう、悪に立ち向かう正義の心を持った人を選ぶものでしょう…?何故悪に向かってる人を選んでるんですか…。なるほど…めちゃくちゃ甘やかされてるんですね…止める人が誰もいないから、そりゃあやりたい放題やりますよね…。

(聖剣というのは本来、持つのに相応しい人間を選ぶと思うのだが…正義とはかけ離れた者を選んだことに軽く驚いており、聖剣がよくできた偽物…みたいに、何かの間違いではないのだろうかと思っており。聖職者という役職なため子を成せないのはわかるのだが、だからといって甘やかし続けるのは…と思ったが、この国の教皇だから無理だろうとすぐにその考えに辿り着き。教皇を侮辱する発言を聞いて「…東の国に「壁に耳あり障子に目あり」っていう言葉があります…誰が聞いてるかわかりませんし、あまりそういう発言は控えた方が…気持ちはわかりますけどね。」と、ユリウスの肩に軽く手を置いて静かにそう伝えて)

  • No.314 by ユリウス  2024-09-10 08:11:19 

>313

世間一般のイメージならそうだよねぇ。御伽噺にも出てくる先代勇者様は人格者として描かれてるけどこの違いはいったい何なのやら…ま、先代は二千年も昔の人だし後世になって脚色されてるかもしれないけどねー。本当は今の勇者様と大差なかったりしてぇ。

(ユリウスはミミの抱く聖剣のイメージに同意して頷くと、先代勇者を引き合いに出して今の勇者と比較した。今の傍若無人な勇者と比べ先代勇者は人格者として知られているが、何方も同じ聖剣に選ばれているにも関わらずあまりにも性格に大きな相違があることを不可解だと考えたユリウスは先代勇者の人格は後世の脚色ではないかと考え、冗談交じりにクスクスと笑いながらその予想を語った。その笑顔から、「気持ちは分かる」とミミに諭されたことで教皇への鬱憤など忘れてかなりリラックス出来ているようだ。)

  • No.315 by ミミ  2024-09-10 22:52:19 

>314

んー…二千年前の人を今更確認できませんし、なんとも言えませんね……それか、聖剣に選ばれる基準が違うとか……?例えば…同じ固有魔法や能力を持っているとか?

(ユリウスの言うように二千年前の勇者も今の勇者と変わらない性格だったかもしれない。何にしても選ばれる基準が正義の心とかではないことがわかる…少し上を向いて考えて、選ばれる基準の一例として固有魔法を挙げて。多くの人が固有魔法や能力を持っているが、同じ能力を持つ者がいるという話は聞いたことがない。聖剣の力を引き出す能力を持つ者を選んでいるのだろうかという推測を話して)

  • No.316 by ユリウス  2024-09-11 01:34:21 

>315

その線も有り得るねぇ。はぁ…考えれば考えるほど聖剣の謎は深まるばかりだよー。…あっ、此処だよ目的地の教会は。ここの聖歌隊の歌が凄いんだよぉ。

(聖剣の選定基準は固有魔法が関係しているのではないかというミミの考察にユリウスは関心したように頷いた。明らかになっている聖剣の情報が少なすぎるあまり、考えるほどに謎が深まることにやれやれと言った様子で溜息を吐くと、ちょうど目的の教会に辿り着く。光沢を放つ白い塗装を見るに周辺の建物と比べると比較的新しいもののようだ。教会前の広場には大聖堂で見た物よりも一回り小さい勇者レイラの像が設置されており、余程教皇に好かれているのであろうことが窺える。ユリウスは象の前に立ち止まるとミミの目を真っ直ぐに見据えて興奮気味にここに所属する聖歌隊を褒め称える。)

  • No.317 by ミミ  2024-09-11 07:50:53 

>316

確かに……情報が少ないから、これくらいのことしか言えませんよねぇ…。
へぇ、此処が……この教会、周りに比べて新しいですね…凄いって、どんな風に…?

(聖剣についての情報が少なく、これくらいの考察しかできないとユリウスの方を向いて話して。勇者の血筋とも考えたが、それだと勇者の血を引いてるという話があるはずだ…。そうしていると目的地に到着し、周りの建物に比べて教会が新しいと告げて。広場に設置された像を見て、クレアなら「あそこにもレイラちゃんがいますよ!」と言うだろうなと思いながら、像の前にいるユリウスに聖歌隊について尋ねて)

  • No.318 by ユリウス  2024-09-11 16:35:04 

>317

ここの聖歌隊が凄いのはなんと言ってもその力の入れようだよー。教皇様の後押しもあって二年前にこの教会と一緒に新設されたばかりなんだぁ。歌唱力は勿論のこと、国中から教皇様好みの美女を選出していて見栄えも良いんだよぉ。…全員小柄で茶髪なところとか勇者様似の子を集めてるって噂もあるけど…ま、勇者様って中身はともかく顔は良いからねぇ…

(良くぞ聞いてくれたと言わんばかりにユリウスは目をキラキラと輝かせて聖歌隊について語った。どうやら教皇の肝いり事業として専用の教会と共に近年立ち上げられたようだ。優秀な指南役を付けているのか歌唱力は一級品で、ルックスにも教皇の拘りが反映されているらしく、殆どの聖歌隊員が小柄で茶髪なことから勇者レイラ似の少女を集めているのではないかという噂もあるらしい。何はともあれ、娯楽の少ないこの国で優秀な聖歌隊が新設されたとなればユリウスが興奮するのも必然であろう。)

  • No.319 by ミミ  2024-09-11 17:30:35 

>318

な…なるほど、要は歌が上手い勇者様みたいな人達が集められてるんですね?まぁでも、娯楽が少ないこの国で優秀な聖歌隊が入れば、テンションも上がりますよね。

(目を輝かせるユリウスから聖歌隊についての話を聞き、歌唱力が高いところに興味を持ったような反応をするが、後半教皇の趣味がガッツリ入っていることに若干引いており。だが、娯楽が一切ない聖教国で歌が上手い可愛い子達が来たらテンションも上がるだろうと、少し笑みを浮かべながらユリウスに共感して。教会の入口の方を見て、像でしか、見たことないレイラの姿を思い浮かべ、あの中にこの人がたくさんいるのかと思っており)

  • No.320 by ユリウス  2024-09-12 16:09:26 

>319

そーいうこと!村を燃やしたついでに関係者用の招待状をゲットしたから特等席で見れるよぉ。さ、受付が混む前に行こうかー。

(反応を見るからにミミも興味を抱いているようで、ユリウスは上機嫌にミミの言葉を肯定した。そしてポケットから招待状を取り出したユリウスはヒラヒラと招待状を揺らしながら、サラッと村で略奪してきたとカミングアウトする。ユリウスからしては戦利品のような感覚であり、特段心を痛めている様子は見られず、受付が混み合うことを心配してそそくさと教会の内部へと歩みを進めた。)

  • No.321 by ミミ  2024-09-12 17:21:24 

>320

んー…招待状を手に入れるまでの経緯についていろいろ言いたいことはあるけど……まあまいいか…。

(上機嫌に招待状をポケットから取り出したのを見て、やはり特等席で見るにはそういったものが必要なのかと思い。美女ばかりな上に娯楽がない聖教国の住人からすれば、ユリウスが持つ招待状を欲しがるだろうと考え、招待状を手に入れた経緯について苦笑いしながらいろいろ言いたいのだが、聖教国の住人でもない上半獣人の自分が特等席で聖歌隊を見れることは二度とないことなため、何も言わずユリウスについていって)

  • No.322 by 放浪ペンギン  2024-09-13 03:09:07 

{参加希望です。}

  • No.323 by トピ主  2024-09-13 07:50:24 

>322

歓迎致します!

  • No.324 by ユリウス  2024-09-13 08:22:00 

>321

さ、ここだよー。いい眺めだねぇ、ソファもふかふかぁ。

(受付を済ませ会場へと足を進めると、目の前にはデュランダルにあるものにも劣らない精巧な作りの劇場が広がっていた。客席は二階層に分けられ、一階が一般席、二階が特等席という作りである。一般席にも仕立ての良いソファが設置されているが、特等席に設置されたものは別格で細部まで装飾が施されている。ユリウスは指定されたソファに腰掛けると、隣の席をポンポンと叩いてミミに着席を促した。下に目を向けるとステージ全体を見渡すことができ、本番までの束の間の雑談を楽しんでいる二十数人の美女達を見てユリウスは「いい眺めだねぇ」としみじみとした様子で呟いた。美女達の容姿は瓜二つまでとはいかずとも姉妹ではないかと疑うほどに勇者レイラの容姿に近いものであり、教皇の趣味が反映されているという噂はどうやら本当のようだ。)

  • No.325 by ミミ  2024-09-13 16:46:36 

>324

…確かに、いい眺めですねぇ…デュランダルと同じくらいの劇場…デュランダルでは特等席に座ったことないですけど、少なからず一般席よりも良い作りですね。…それにしても……本当、姉妹かっていうくらい似てますね……。

(ユリウスに着席を促されるとお礼を言って隣に座り、目の前に広がる劇場とデュランダルの劇場を比べてほとんど同じくらいだと呟き、自分達が座ってるソファにも目を向けて1階やデュランダルのソファよりも作りが良いと告げて。そして、今現在雑談している勇者様に似た美女達を見て、先程聞いた噂は本当だったのかと思いながら姉妹みたいだと少し苦笑いしながら呟き。)

  • No.326 by ユリウス  2024-09-14 08:00:40 

>325

でしょでしょー。可愛らしく雑談してるあたり本物の勇者様とは違って中身はお淑やかなんだろうなぁ……

(デュランダルのものと同程度と聞いてユリウスは自慢気にドヤ顔をして見せた。小さな祖国が交易都市にも劣らない点を持っていることが余程誇らしいのだろう。そして、勇者似の美女達を見て姉妹のようだと言うミミの感想を聞いて大きく頷いて肯定すると、中身は本物とは違うのだろうと私見を述べる。まるで本物の勇者を小馬鹿にするような軽口であったが、言い終えたと同時に気まずそうにステージから目を背けた。)

皆さんこんにちは。本日聖歌隊員として初めて皆様の前に立ちますニナと申します。初公演と言うことで緊張しておりますが、精一杯歌いますので暖かい目で見守ってください。そして、天に召されたお父さんお母さん…見ていますか?私…こんなに凄い場所に立てるようになったんですよ…貴方々がこの場に居ないことだけが心残りですが、天国から私の成長を見届けてくださいね…

(聖歌隊の列の中から一人、ステージの前方に歩み出て丁寧な口調で挨拶を始めた。話す内容から新人のお披露目ということであろう。新人と言えどさすが聖歌隊員だけあり綺麗な声色でつつがなく挨拶をしていたが、途中から目尻に涙を浮かべて言葉を詰まらせる。どうやらこの場に来る予定であった両親が不慮の事故で天に旅立ったらしい。なんとか最後まで言葉を紡いで両親への想いを告げると会場からは溢れんばかりの拍手が響いた。しかし、不可解なのは周囲の反応とは裏腹にステージから目を逸らしたユリウスの行動である。これらの情報から推察するに、このニナという少女はユリウスが燃やした村の出身で、両親は事故ではなく魔女狩りによって亡くなったのだろう。そして、ユリウスが手にしていた招待状は本来はニナの両親に送られたものであることが察せられる。)

  • No.327 by ミミ  2024-09-14 13:06:58 

>326

話を聞いた限り、勇者サマは暴君っぽいですし……中身まで一緒とは思いたくないですよ。

(先程ユリウスから聞いた話では、勇者は横暴な人間だということがわかったため雑談している勇者似の美女達の性格まで勇者と同じではなく、ユリウスの言うようにお淑やかであってほしいと苦笑いしながら告げて。そしてこれから始まろうとしている時に、ユリウスがステージから目を背けたのを不思議そうに見ており)

…そっか、お父さんとお母さんはもうこの世に居ないんだ…せめて初公演に………この場に居ない…?聖歌隊所属だから、家族に当然招待状を送られる……招待状……

(初公演であるニナに暖かい目を向けていたが、ニナの両親が娘の初舞台を見ることなくこの世を去ったことに悲しい表情を浮かべて……そして、ある違和感に気づく。ユリウスが視線を逸らしたことに加えて、仮に両親が今日まで生きていたら一番いい席で見てほしいとニナから招待状を送られるはず。ユリウスは村を燃やして招待状を手に入れて、この席に座っている……ユリウスの方を向かず、少し俯きながら口を開き。)

…ユリウスさん……さっきの招待状…差出人は?

  • No.328 by ユリウス  2024-09-14 18:44:10 

>327

…えと…あの子です……で、でも…あの子の親は背信者で…この国に存在してはいけなかったんだよぉ…あの子が生きてるだけでも有難いことでしょ…?

(招待状の差出人を尋ねられると、ユリウスは言葉に詰まりながらも観念してニナだと白状した。ミミが自身に顔を向けないことから怒っているのではないかと思い嫌な汗が頬を伝いながらも、必死の弁明をする。背信者だから死んで当然、その子供が生きているだけ有難いだろうと言うユリウスの主張はおそらく外国から来たミミには受け入れ難い内容であろう。)

  • No.329 by レド  2024-09-14 20:07:46 

【一方その頃、ギルドの酒場にて】

クレアさん、本当にいないのか。あぁ、とうとう……
(酒場の片隅で、黒ずくめの青年がテーブル席でぐったりとしており。この男はレドというBランクの冒険者だが、訳あって1年前から冒険者を止めてしまい、ギルドにも顔を出さずにいた。毎日酒場にいるはずの憧れ・「不死鳥」クレアが姿を消したと聞き、久方ぶりに来訪したのだが、本当に姿が見えず、ついに死んだか失踪したかと嘆いているようだ)

俺は冒険者になってから、何もかも失った。仲間も、憧れも、そして、自分自身……も……
(疲れで隈のできた顔が、どんどんテーブルに向かって傾いていき。瓶で注文した蒸留酒(ジン)も、いつもは余裕で一瓶空けられるはずが、今日は半分も飲めずにテーブルに残ったままだ)

……アーダン、ペトラ、お、俺は、もう、動……
(とうとう完全にテーブルに突っ伏してしまい。腕もだらんと下がっており、うわごとを発していなければ、その姿はまるで発作で倒れた死体のようであった)


(/打ち合わせスレ106、初参加です。よろしくお願いします。)

  • No.330 by ミミ  2024-09-14 20:08:46 

>328

なら、あの子から目を逸らさないでよ。両親が亡くなったことを知ったばかりで、歌うどころじゃないのにこの場に立ってるあの子から…。

(ユリウスの必死な弁明を聞き、拳を握りしめながらニナから目を逸らすなと告げて。少しだけユリウスの方を向きフードで片方の目が隠れているが、もう片方の目は普段温厚なミミからは考えられない程酷く冷たく、鋭い目を向けており。本当は背信者だからといって死んでいい人間なんていないと言おうとしたが、そう言ってもあまり響かないと思い後ろめたさがあって目を逸らしたことについて言い放って。後ろめたい部分を突くように、ニナの心情も加えて)

  • No.331 by イェンフゥイ  2024-09-14 21:42:26 

>>All


昼間の茹だる様な暑さは何処へやら、任務後の火照った身体を撫でる風がひんやりと心地よい。いつの間に暗くなった足元に、既に夜が深まっていたらしいことに気付かされる。ふと見上げた留紺の空には、宝石の如き星々が散りばめられており、思わず目を細める。街の喧騒を他所に暫くぼんやりと突っ立っていれば、上背のある男はさぞ通行の邪魔なのだろう、舌打ちやら『邪魔だ』というお小言が飛び、あまつさえ肩をぶつけてくる者もいた。何やら治安が悪過ぎてはないかと周囲を見渡すと、なるほど酒屋が近くにあるようで既に出来上がっているであろう者たちが散見される。

「ふぅん…あんまり来たことないところだけれど、今日はここでいっか。なぁんか、面白そうな連中もいるし」

酒場の雰囲気や酒そのものに呑まれているのか、奇怪な容姿を気にする者が少ない酒場は好きだ。好きなだけ酒を浴びながら"遊び相手"を見つけられるのだから、これ程までに愉しい場所はない。中々来ることのない通りにある酒場だったが、普段通っている酒場よりも"歪みやぐらつき"のある者たちが多いように思う。果たして、この酒場はどのような夢を見せてくれるのか。得も言われぬ昂りを胸に酒場へ歩みを進めると、先程までの涼しさが幻のように熱気に包まれ溶けてゆく。空いている席へ適当に腰掛け、取り敢えずのエールを1杯。様々な武勇伝や下世話な噂話に耳を傾けながら、刺激的な出会いはないものかと舐めるように辺りを見渡して。


(/癖が強めな新参者ですが、気軽に絡んでいただけると嬉しいです。皆様、よろしくお願い致します…!)

  • No.332 by ルーシエル  2024-09-14 22:08:23 

>329
はぁ……幸せ。
(その味を覚えてからというもの、甘いお酒を飲みながらギルドに入り浸る日々を過ごす酔いどれエルフ。今日も可愛い朱色の果実酒が揺れるコップに両手を添えて、だらしなく瞳を蕩けさせて。それでも、先日こなした依頼で得た報酬が少しずつ減っていることに気付かないわけにはいかず…。壁に張り出された依頼書でも見ようかしらとおぼつかない足取りで立ち上がると、何かにぶつかり躓いて)

…わわっ、ごめんなさい…ん?…。だ、誰かー!ヒ、ヒトが死んでるーッ!!
(転びそうになり咄嗟に謝ろうとぶつかった先を見ると、だらりと長い腕を投げ出し微動だにせずテーブルに突っ伏した男性の姿にギョっとして。…第一発見者って、疑われるかしら?バーロー、私が何かしたわけじゃないし、早く誰かに知らせなきゃ…!と葛藤を追いやり、男性の耳元で叫んで)

  • No.333 by レド  2024-09-14 23:27:15 

>332
ぎゃっ!?ふざけんなお前ッッ!!ぶった斬ってや……!!
(いきなり耳元に響いてきた大声に驚いて立ち上がると、おもむろに血のように赤い鞘から刀を抜き始めて。男は瞬く間に「死体」から、身の丈180を超える大男・役者のような美貌と獣のような気性を併せ持つ武辺者「ごろつきのレド」へと変身し、怒りの形相と共に振り下ろした大刀でルーシエルを真っ二つに!)

…………はぁ。まったく。
(したかに見えたが、声の主が小さな少女と認めるや否や、抜きかけた刀を納め、溜息一つ吐いてぺたんと椅子に座り直して。「子供」は、斬れぬ。)

  • No.334 by ルーシエル  2024-09-15 11:21:06 

>333
ヒェッ… あれ?切れてない?
(急に起き上がった相手が抜刀すると、振り下ろされる刃の鈍い光に本能的な恐怖を感じ頭を手で隠してしゃがみ込み。ギュっと目を閉じていると聞こえてきた相手の声……無事みたい)

な、なにさっ、急にびっくりするじゃない!
(どうやら刀を操る剣士、こんなに近くでしかもあの速さで刃を向けられたら自分の防御魔法なんて間に合うわけがなく。サササっとへっぴり腰で二、三歩青年から距離を取ると、自分が始めに取った行動なんてすっかり忘れて少し声を荒げながら相手に悪態を吐き)

  • No.335 by レド  2024-09-15 12:36:44 

>334
ハッ、なーにがびっくりだ。酒場をうろつき人の耳元で叫び……おまけに酒まで覚えてるとは。見かけによらずとんだガキだな。
(ルーシエルの悪態も意に介さず、腕を組みながらジト目で悪態を吐き返して。そして鼻を鳴らすと目の前の「子供」が酒を飲んでいることに気がつくと、さらに呆れ返り)

さて、大人としてはどう躾るべきか。海に叩っ込むか?聖教国の修道院に放り込むか?ああやっぱり、「コレ」がいいか!
(この「ガキ」をどうお仕置きするか?右手を顎にやりながらルーシエルを睨みつつ思案したのち、「「コレ」がいい」として腰から解いた刀……ルーシエルの背丈ほどもある五尺近い大刀を彼女の目の前でガン!と床に突き立てて)

  • No.336 by ユリウス  2024-09-15 18:03:58 

>330

わ、分かったからぁ…そんな目で見ないでぇ…

(ミミに鋭い視線を向けられたユリウスは、完全に萎縮して目に涙を浮かべた。加虐趣味者である為に、受け手に回った場合の耐性が無いのだろう。目を逸らすなと言うミミの言葉に同意するも、それは恐怖から逃れる為であり、おそらくユリウス自身はなぜミミが怒っているのかも理解していない。後ろめたい部分を突かれたことから、気は進まないが言われた通りニナを視線に向けるも…すぐに逸らした。この狂った国で育ったユリウスは勿論ニナに対して酷い仕打ちをした意識などない。しかし、自分の意に反してどうしても視線を逸らしてしまうのはユリウスの心の奥底に眠る人間的倫理観がそうさせているのだろう。)

  • No.337 by トピ主  2024-09-15 18:06:00 

文章の訂正をします

ニナを視線を向ける→ニナに視線を向ける

  • No.338 by ルーシエル  2024-09-15 19:53:50 

>335
な、なんだと~…私はエルフだから、アンタが思ってるよりよっぽど大人だよっ。200年以上生きてるんだからっ!
(目を伏せて大人っぽい仕草で長い髪をかきあげれば、自分の種族を主張するみたいに尖った耳をピンっと張って。自身の背丈ほどもある刀に怯みながらも、張り合うように長い杖を具現化しぎゅっと握って)

それに偉そうに大人って言う割にはテーブルで寝てるなんてみっともないね。剣士なら剣士らしく魔物の討伐でもしてきなさいよねっ
(見たところ二十歳そこそこの若い人間のよう。そもそもどうしてギルドで寝てるんだろ、趣味かな。と唐突に疑問に思い)

  • No.339 by ミミ  2024-09-15 21:17:08 

>336

何もわかってないでしょ…さっき、あの子の親は存在しちゃいけないって言ってたよね?…存在しちゃいけない人なんて、この世界の何処にも居ないんだよ…みんな同じように命を与えられて、その人が亡くなったら必ず悲しむ人がいる……大切な人の命を奪われた人の気持ち、わかる?

(ユリウスの発言からミミが何故怒っているかわかっていないことを読み取り、ユリウスからニナに視線を移しユリウスが先程言っていたことについて話し始めて。ニナの両親はこの国では居ちゃいけない存在だったかもしれない…だが、この世界ではそんな人は誰ひとり居ないと告げて。地位や能力、才能等様々な違いはあるが命だけは全員平等に与えられた物…どれだけ犯罪を犯した人にも、悲しむ者は必ず居る。再び視線を逸らしたユリウスを見て、大切な人の命を奪われて残された者の気持ちがわかるかと問いかけて)

  • No.340 by レド  2024-09-15 22:07:03 

>338
何っ!?
(こちらが刀を突きつけても怯むこと無く、杖を具現化してみせたルーシエルに不意を突かれ、思わず刀を引っ込めて)

ア、アーダン!?
や、やめてくれ!俺にはもう、そんな資格無いよ……
(そしてルーシエルが「剣士なら剣士らしく魔物の討伐でもしろ」と啖呵を切ると、誰とも知らぬ名を叫んで椅子から転げ落ち、尻餅を突きながらガタガタ震えて彼女を見上げて。その眼は完全に怯えている。どうやら多少のことに怯まず堂々と杖を握るルーシエルの姿が死んだ仲間と被り、その亡霊に責められる幻を見ているらしい。その辺りに「答え」があるようだ。)

  • No.341 by ルーシエル  2024-09-15 23:40:57 

>340
ど、どうしたの?……落ち着きなよ、ほら。
(やれやれ、ようやく年上のお姉さんを敬う気に…ってわけでもなさそう。急に怯えた表情を浮かべて床に座り込んでしまった青年を見やると、杖を引っ込めてその大きな手をよいしょと引っ張ってテーブルに着かせて。テーブルを挟んで自分もちょこんと椅子に座ると、氷が溶けて少し薄まった果実酒を一口)

資格がないって、どういうこと?
(決して達観してるわけじゃないけれど、青年が自責の念や後悔を抱いているのはわかる。そういえばクレアも少し似た感じだったっけ。私だって一緒に旅した相方のおやつをこっそり食べちゃったときは自責の念とやらを抱いたけれど、それとはまた違うのかなと考えながら落ち着いた声で尋ねて)

  • No.342 by レド  2024-09-16 09:18:25 

>341
……?わっ、刀!
(ルーシエルに引っ張られて席に着くと、我に返って慌てて床に落ちた刀を拾い直して。どうやら尻餅ついたことすら覚えてないらしく)

やられたな、「姉さん」の方が何枚も上だったなんて。いいでしょう、ここまで来たからには何もかも話しましょう。あ、俺が奢りますから注文あればどうぞ……大分長い話になるのでね。
(それに引き換え目の前の女性は落ち着き払った姿で長耳を晒している……ようやくルーシエルがエルフ、それもひとかどの人物であると認めると、今まで使わなかった敬語でルーシエルに注文を促しつつ、拾った刀をテーブルの右手側に立て掛けて。すぐに抜刀できない位置に刀を置くことで、彼女に礼儀を示しているらしい)

名前を言ってませんでしたね。俺はレドと言います。Bランクの、冒険者「だった」者です。
(改めてルーシエルに向き直ると、神妙な面持ちで名を明かして)

  • No.343 by ユリウス  2024-09-16 18:08:14 

>339

うぅ…分かんないよ…そんなのぉ…

(ミミの問いかけに、涙目で唸り声を上げたあとに首を横に振った。今の今まで考えたこともなかった事柄に内なる良心が傷んでいるのだろう。外の世界を知らず、聖教国の戒律と規則が全てである生活を送ってきたユリウスにとってミミの説教はそれ程心に響くものであった。まだ心の整理がつかないユリウスはソファの上で膝を抱えて縮こまり、完全に顔を伏せてしまった。)

  • No.344 by アメリア  2024-09-16 19:06:24 

>331

すみません、果実酒と…あと、ナッツとチーズをください…。

(賑わう酒場の片隅、席について酒場の店員に果実酒とその果実酒に合うであろうつまみを注文し、店員は注文を確認した後カウンターの向こうへと入っていき、注文した者も届くのを待っている状態だ。声からして女性であることはわかるが…違和感を感じる。室内であるにも関わらず、彼女が身につけているマント型ケープのフードを外していないことだ…顔を見られたくないのか、若しくは他に見られたくないものがあるのか…そういったことを簡単に予想できる。)

  • No.345 by ミミ  2024-09-16 19:29:21 

>343

…君は、一度この国から出た方が良い…居るべきじゃない。この国を出て、外の世界を見に行って…そうすれば、私が言ったことも全部わかるから。

(恐らくミミが言ったことが理解できないのは、正教国で生まれ育ち戒律や規則が全てだと思っているから…つまり、外の世界のことを何も知らない。外の世界を知らないということは、当然外の世界のルールも知らないだろう…再び前を向いて、ユリウスに聖教国から出て外の世界へ行くべきだと告げて。外の世界で生活して、外の世界のルールを知ればきっとミミが言ったことを理解できるだろう…)

  • No.346 by ルーシエル  2024-09-16 21:22:54 

>342
(あらら、なんだか急に丁寧な物腰に変貌したレド、なかなかかわいいとこあるじゃんと小さく笑い)

へへ、姉さんなんて言われるとなんだか照れちゃうなぁ。私、ルーシエル。名前で呼んでくれていいよ。よろしくね、レド。
(「元」冒険者、なんて言い方をする青年は、何やら事情がありそうな様子。カランと氷の音をさせて果実酒を飲みながらお言葉に甘えて林檎のタルトの追加をお願いして)

私もここに長く居るわけじゃないけど…レドとは初対面だよね。ランクもついた冒険者だったってことは、以前はギルドに顔を出してたの?

  • No.347 by イェンフゥイ  2024-09-16 22:57:49 

>344

あっはぁ、おにーさん面白いね。残念だけど、この腕はあげられないんだぁ。どうしても欲しいっていうなら……そこら辺のジャンクポーションでも飲んでみなよ

(辺りを見渡しながら呑んでいたのが、酒場初心者に見えたのだろう。かなり出来上がった状態の男たちが、酒場の楽しみ方を教えてやろうと話しかけてきて十数分。酒場に関するものと言えば、飲んで食えと至極簡単な内容だけで、武勇伝やら猥談やらが殆どを占めていた。気が向いた折りに相槌を打っていたのだが、何を気に入ったのかダル絡みをされる始末。丁度、こちらの身体について質問攻めが始まったため、気に触ったフリをして逃げることとした。)


…はぁ、あのおじさんたち、ちょっとしつこかったなぁ。あーあ、折角のエールが温くなっちゃった…ほんと萎える……ね、おねーさんもそう思うよね?

(犇めき合う客と忙しそうに跳ね回る給仕の間をスルスルと器用に歩いていると、視界の端に気になるものが映る。よくと観察してみれば、酒場という屋内にも関わらずフードを目深に被っており、明らかに怪しさ満点で。念願の"面白いもの"の予感に胸が弾む。フードを被った人物の席には酒も料理も置かれていなかったため、酒場に来たばかりであろうとあたりをつける。幸いその人物の近くの席は空いており、遠慮なく腰を下ろし、まるで知己の仲であるかのように声をかけて。)

  • No.348 by アメリア  2024-09-17 01:00:00 

>347

(自分が注文した酒とつまみが届くまで、犇めき合う客の喧騒に耳を傾けており。決して興味があって聞いているのではなく、自分に関する話をしていないかどうかを確認するためであった。酒が回った者達のことだ、興味があるものには躊躇なく接する…相手が女性なら尚更そうするだろう。会話…というより一方的に話をされていると必ず「フードを取って」という話に辿り着いてしまう。目立たないように隅の方の席を選んだが、被ってるフードで余計目立つだろう。)

…え?えっと…ちょっと、何の話かわかりません…。というより、貴方…その体……。

(まるで知己の仲のように話しかけられたことに驚き、何かについて共感を求める発言に一体何について話していたかわからないため、少し俯きながら正直に何の話かわからないと告げて。ゆっぬりと顔を上げてイェンフゥイの姿を確認し、酔っぱらいではなさそうなことに安心すると同時に、体の所々が人とは思えない身体に変わっていることに目を見開いて静かに驚いており)

  • No.349 by イェンフゥイ  2024-09-17 17:40:38 

>348

わからないかぁ、そっかそっかぁ…まぁ、いいや。どーでもいいことだし

(突然の声がけに気を悪くした様子もなく、淡々と返答を返してくれる律儀さに、先程までとは別の興味が頭を擡げる。しかし、言葉を交わすも俯き曖昧模糊となる表情に、少しばかり距離感を間違えたかしらんと小首を傾げて。いくら常識外に生きているとはいえ、いきなりフードを取ったり、顔を隠している理由を追求したりすることが悪手であることは十二分に理解している…つもりである。)


…あぁ、コレ?最高にお洒落で格好良いでしょ。コレのおかげでいっぱい稼げるし、格好良いし。イイコトづくめだよぉ

(次の話題を決めあぐねているところに、救いの一手が差し伸べられる。身体について訊かれることには慣れているため、これ幸いと話題に飛びつくことにして。邪険にすることなく会話を紡いでくれるあたり、心根が優しい人物なのかもしれない。であれば、俄然顔を隠している理由が気になるもので。取り敢えず、目の前の話題を広げていくかと、見えやすい様に相手の方へずずいと腕を寄せてみせ。)

  • No.350 by ユリウス  2024-09-17 19:03:58 

>345

…考えてみる……

(聖教国を出ることを進められると、ユリウスは少しの沈黙の後顔を上げると「考えてみる」と小さく呟いた。国を出ることは容易ではないが、ユリウスの地位や魔力を駆使すれば不可能ではないだろう。何よりもニナを直視出来ない自分の心情の正体を探る為にもユリウスは外の世界へ関心を抱き始めていた。そうこう話しているうちにステージ上の準備が整ったようで聖歌隊の合唱が始まった。流石プロと言ったところか、聖歌隊は声のみならず身振り手振りまで完全に一致しており、現代語ではなく古代語で歌われている聖歌はどこか物悲しい雰囲気を纏っていた。)

  • No.351 by レド  2024-09-17 21:58:22 

>346
姉さん、ルーシエル……ルーさんが来たのは最近なんですね。じゃあ入れ違いになるのか。俺はここ1年ギルド(ここ)に来てないけど、3年ほど前、18の時には在籍してました。本当はもっと早く入りたかったけど、絶対外せない「用事」があったんでね……
(まだ半分は瓶に残っていた蒸留酒(ジン)をグラスに注ぎ直すと、自らの身の上話を始めて。幼いころ盗賊団に襲われ家族を村ごと滅ぼされたこと、運よく元冒険者の剣士に拾われ敵討ちのため剣士になったこと、単騎で30人余りの賊を滅ぼすため、大砲のごとき威力を誇る巨大な剣閃を飛ばす技「竜狩り」を幼少から十余年かけて会得したこと、そして18の時、その「竜狩り」で盗賊団を寝ぐらごと粉砕して敵討ちを遂げたこと……)

本懐を遂げたらすぐにギルドの門を叩きました。聖騎士由来の清らかな冒険者にして、どんな悪党も地に伏せる天下無双の剣聖……「首狩り」になりたいと、前から決めてましたからね!
(度数40度に達する蒸留酒(ジン)をグイグイと飲みながら、冒険者を志した由来である「首狩り」への憧れを熱く語り出し)

  • No.352 by アメリア  2024-09-17 22:49:35 

>349

…この体、元からこうだったわけではなさそうですね…。貴方から魔物の気配…みたいな物は感じられませんし…。

(自分の前に寄せられたイェンフゥイの腕を軽く顎に手を当てながら真剣な表情で見つめており。確かに、普通の人間よりも身体能力が高い分討伐の仕事で多く稼げるだろうと納得して。アメリアのように人間に近い見た目の魔物も存在するが、イェンフゥイの場合は特殊なケースだと思われる。魔物の気配が感じられないと言うが、熟練の冒険者でない限りわからない…アメリアの場合は、同族かどうかで気配を感じている。このことからイェンフゥイは体の一部が魔物の体に変わった人間だということがわかり、再びイェンフゥイの方を向いて「一体、どうやって…?」というような表情を浮かべており。今度はアメリアの顔がハッキリ見えて)

  • No.353 by ミミ  2024-09-17 22:57:34 

>350

…前向きな答えを期待してるよ……それにしても、どこか物悲しい雰囲気だね…。

(ユリウスの小さな呟きをしっかり聞き取っており、前向き…要は聖教国から出て外の世界に行くという答えを期待していると告げて。聖教国から外に出るということから聖女…ティアのことを連想して。あの時は奇襲で言いそびれたが、ティアならあの誘いにどう答えたんだろうか…外へ出ることを選ぶのか、それとも聖女としての務めを重んじるか…そんなことを考えていると、聖歌隊の合唱を始まり。流石は聖歌隊、歌声から何から何まで調和が取れている…だが、その歌から感じられる雰囲気を呟き)

  • No.354 by イェンフゥイ  2024-09-17 23:36:56 

>352

へぇ…おねーさん、こういうのに詳しいんだ?ふぅん、魔物由来でもないのかぁ…ちょっとがっかりかも。もっと浪漫のある腕だとよかったのに。

(まじまじと硬質な鱗に覆われた腕を見つめられ、何とも言えない擽ったさを覚える。こちらから見てみろと出しておいて滑稽な話だが、真剣に向き合われるのは初めてで。こそばゆさを誤魔化すようにエールを煽れば、的確な分析が返ってくる。この類に詳しい人物と出会ったことも、彼女がその手に明るい人物かもわからないが、その言葉には妙な説得力を感じ得る。年頃の少年よろしく浪漫溢れる事情が隠れているのではと期待していた故に、至極現実的な分析は中々に堪えた。つい肩が下がってしまうのも許してほしい。)


喉乾いてたからさ、そこら辺に落ちてた小瓶の中身飲んじゃったんだよね。そしたら、こーなったわけ……それより、おねーさん綺麗な顔してるね。隠してるのもったいないんじゃない?

(不意に耳へ届く衣擦れの音に、何やら身じろぎしたらしいことを察し、音の方へ顔を向ける。先程までフード一色だった視界に、やけに整った面立ちの女性がいて。その異質な美しさに、彼女こそ人から離れた場所に位置する存在ではなかろうかと考える。はっきりと視認した顔に言及しようかと口を開きかけたが、初めて捉えた彼女の表情があまりにも不思議そうに思えて。大方、腕への反応だろうとあたりをつけ、先にそちらへ触れることとする。ともあれ、特殊な腕について語れることも少ないため、結局は彼女の顔へ言及してみせ。)

  • No.355 by ユリウス  2024-09-17 23:54:40 

>353

…この曲は聖教国の成り立ちを歌ったものなんだぁ…前半はこの地の暗黒期を歌っているからとくにそう感じるのかもねぇ…

(前向きな答えを期待しているというミミの言葉にユリウスは小さく頷いた。これから先、深く考えユリウス自身で答えを出すことであろう。そして、聖歌が物悲しい雰囲気だという感想を聞いて、その感想を肯定しつつ、曲の邪魔にならないように声量を抑えて解説を加えた。ユリウス曰く、その昔、聖教国の地は巨大な獣人の帝国の一部であり、その帝国では人間が奴隷として扱われていたようだ。前半はかつての言語で当時の生活を歌ったものである為、ミミの抱いた感想はもっともであろう。聖教国が獣人を忌み嫌い、人間以外の種族を嫌悪する理由はその内容から明らかであり、この国の根幹となっているのは聖なる教えによる「救済」ではなく正しく「復讐」であった。国の根幹が復讐心という歪なものである以上、ユリウスや司祭達のような歪んだ精神を持つものが生まれることは必然と言えるだろう。)

  • No.356 by アメリア  2024-09-18 07:44:48 

>354

…えぇ、まぁ……旅をしていたら、自然と身につきまして…。浪漫…があるかはわかりませんが、原因が不明ですし…ひょっとしたら、何かあるかもしれませんよ…?

(イェンフゥイの腕について真剣に考えて気づかなかったが、自分が魔族だと悟られる可能性がある発言をしたことに今更気づき、少し視線を逸らして旅をしている最中に見分け方やそういったことの知識が身についたとと嘘を吐いて。アメリアの分析が夢や浪漫等が一切ない現実的なものだったことに肩を下げているイェンフゥイに、少々苦笑いしながら隠された何かがあるかもしれないと告げて。実際こうなった原因がわからないため、その可能性も無くはないだろう…。)

…あの…あまり、その辺に落ちてた物を口に入れない方がいいですよ…?…そういう環境下に居たのであれば、仕方のないことですが……恐らく貴方が口にしたのは、魔法薬…それも、あまり良くない物が込められた代物かもしれません…。
…え…あ、ありがとうございます……そう言って頂けると嬉しいですが、その…あまり、自分に自信がなくて……。

(アメリアの表情から汲み取ってもらいイェンフゥイの体が今の状態になってしまった理由を話してもらうと、考察する前に落ちてる物を食べない方が良いと苦笑いしながら話して。ただ、イェンフゥイが食べることに困る環境に居たという可能性もあったため付け加えて。改めてイェンフゥイが口にした液体について考察し、それが呪い等の良くないものが込められた魔法薬のようなものではないかという答えを出して。アメリアの顔について言及されると、わかりやすく照れた様子でお礼を言いフードを外さない理由を自分に自信がないからと話す…あまり見られたくないのは顔ではなく頭だが…。)

  • No.357 by ミミ  2024-09-18 07:47:43 

>355

…なるほどねぇ…なんというか、聖教国なのに救済って感じがしないね…正しく復讐って感じ…。

(ユリウスの解説を聞き、昔は今と逆で獣人が人間を奴隷のように扱っていたことを知り。ミミは獣人の帝国とは別の場所で生まれ育ったため、初めて知ったというような表情を浮かべており。今まで聞いた情報やこの歌から、聖教国でありながら救済ではなく獣人への復讐が根幹になっていることがわかる…大体こういったことは長い年月を経て和解するものだが、それは難しそうだと思い聖歌隊が歌う歌に静かに聴いており)

  • No.358 by ユリウス  2024-09-18 08:29:50 

>357

…そういう見方もあるねぇ…けどさぁ、嫌なことされたらやり返したいって思うのは当然でしょ。ミミちゃんも辛い経験がある筈だけど誰かに復讐したいとは思わないの…?

(救済ではなく復讐のようだと言うミミの意見に同意しつつも、復讐心を抱くのは人として当然だと考えるユリウスは、道中で少し触れたミミの過去を引き合いに出して、ミミには復讐をしたい相手はいないのか尋ねた。デートとは名ばかりで、おなじ任務で背中を預けるに当たり、邪魔の入らない会場でミミの過去や人となりを詮索することが元からのユリウスの目的のようだ。)

  • No.359 by ミミ  2024-09-18 13:52:08 

>358

…ん~……居ない…って言ったら嘘になるかな。私のことを捨てた、顔も知らない親…とかね。けど、この国みたいに消そうなんて思ってないよ…何不自由なく、少し退屈だけど幸せな生活を送る……これって、ある意味復讐だと思わない?

(ユリウスの言うように、復讐心を持つことは普通のことだ…先程話したであろう過去のことを引き合いに出し、その過去の中で復讐したい相手はいないかという問いかけに、真っ先に自分の生みの親が思い浮かび。顔を知らないということは、物心付く前に捨てられたということが分かる。その親に復讐したいと思ったことはあるが、聖教国のように命を奪おうとは思っていないということを明かして。ミミの復讐を聞いた辺り、そこまで強く思ってなさそうだ)

  • No.360 by ユリウス  2024-09-18 14:33:02 

>359

酷い親もいるものだね…う~ん…でも、それって復讐なのかなぁ…やっぱり私には外の人が考えてる事は分からないよぉ…

(ミミの復讐の手段を聞いてユリウスは頭を抱えた。小さく唸り声をあげて考えてみても、実力行使しか知らないユリウスにとって、幸せに生きることが間接的に復讐に繋がるということが理解出来ないようである。聖教国の中と外の人間の大きな考え方の差にユリウスは堪らず弱音を吐く。)

  • No.361 by ミミ  2024-09-18 16:48:27 

>360

復讐だよ、見返せるなら手段はなんだっていいんだよ…私はこれで見返せたと思うから、これも立派な復讐。

(実力行使以外の復讐を知らないユリウスに、この方法も立派な復讐だと告げて。復讐したい相手を見返せるなら、命を奪うこと以外でもたくさんの方法があることや、逆に相手が社会的に不利になるように動くのも復讐だと説明して。やはり、普通に生きていく上での知識がないユリウスは外に出るべきだと再度心の中で思い。)

  • No.362 by イェンフゥイ  2024-09-18 20:43:15 

>356

(気落ちしているように見えたのだろうか。全くの浪漫がないわけではないと告げてくれる彼女に、専門的に思える人がそう言うことには間違いないのだろうと落ちた肩を戻して。視線が逸らされたように見えたのは、きっとこの腕の理由を優しく繕ってくれたことからくるのだろう。そう判じて、彼女が危惧しているものには全く気付かず。)

あは、おねーさんもそう思う?俺もアレからは拾い食いしてないし、しよーとも思わないよ。魔法薬かぁ、良くないものってのがわからないけど…呪ってやるとかそう言うやつ?

(特殊な腕を得た事の顛末に微苦笑を浮かべられ、やはり拾い食いはよしとされないのだと認識を改める。いつぞやに育ててくれた人物にも、よくよく言い聞かされていたと懐古する。街の外では常識とされる故に、彼女からも拾い食いを控えるように諭され、つい笑いが溢れる。有識者と思わしき彼女が言う事には、口にしたものは魔法薬の類で嬉しくない効果が宿っていた可能性があると。"よくないもの"の想像がつかないため、呪いの一種なのだろうかと小首を傾げて。街にいた頃は罵倒や呪詛に溢れていたが、それらは実体を持たないもので。姿を得るとあのようになるのかもしれない。)


あ、照れてる…かぁわいい。俺以外にも綺麗って言ってくれる人、いっぱいいると思うけどなぁ…うん、やっぱり勿体ないよ。ね、それ取ったら怒る?

(平明に照れている姿は愛らしさが滲んでいて。己がその顔を有していたのならば、自信が溢れるどころか持て余しそうなものだが、彼女はそれがないと言う。今一度じっくりと捉えた貌は、やはり綺麗な造形で隠すに値する要素はないように思える。顔を隠すだけであれば布作面でも良いわけで。頭部全体を覆うには、それなりの理由があるのだろうが、一人考えたところで何が変わるわけでもなく。隠されているものには俄然興味が湧き出てくるもので、もっとよく見せてほしいと請うて。)

  • No.363 by ルーシエル  2024-09-18 22:57:08 

>351
(ついさっきまでテーブルに突っ伏して寝てた人とは思えないくらい、活き活きと「首狩り」への憧れと彼の半生を語り出したレドの様子に、やれやれと表情を緩めて)

なるほどねぇ。でもさぁ、それじゃどうしてレドはギルドでお昼寝する子になっちゃったのさ?やっぱり趣味?
(彼の口から矢継ぎ早に飛び出す話はどれも活力に満ちたもの。それでも、それらを打ち砕くような何かがあったんだろうな。まだ若い彼に自分を「元」冒険者、なんて言わしめる何かが。自分に嘘をついて何かを諦めるときってどんなだろうと尋ねて。──淡く胸に浮かぶのは、かつて自身が選択した旅の終わり。何度も食べたはずの林檎のタルトがなぜか凄く懐かしい味に感じられて)

  • No.364 by アメリア  2024-09-19 01:57:58 

>362

その方がいいですよ、落ちてる物は衛生的にもよくありませんし…お腹も壊しちゃいます…。端的に言えばそうですね…呪いの類です。呪いが込められた魔法薬は、通常の魔法薬よりも強い効果がありますが…その分、体に大きな負荷・代償を負うことが多いんですよ…。

(魔法薬と思われる液体を飲んで以降、拾い食いをしていないこととするつもりもないことを聞くと安心した表情に変わり、衛生面に問題があり体調を崩すということかなり柔らかく表現して。イェンフゥイの発言に頷き、その薬品にも呪いが込められていた可能性があることを話して。本来その薬品が普通の魔法薬であれば、一時的に身体能力が上がるか別の何かに姿を変えるという効果だったかもしれない…だが、そこに呪いが込められるだけで現在のイェンフゥイのような姿になり、自然に解除されることもないということも説明して…解除するには、先に呪いを浄化してそれ専用に作られた薬品を飲む必要があるだろう…。)

か…かわいいだなんて、そんな……。いろんな人と出会って、関わってきましたが…そういったことは一度も……えっと、怒りはしませんけど……その……。

(鏡を見なくても自分の顔が紅潮してることがわかり、少し俯いて照れ隠しをして。旅をしている最中様々な人間と会ったが、可愛いや綺麗と言われたことは一度もないことを明かして…恐らく、フードで顔が見えてないのが原因だろう。フードを取ることに関して怒りはしないが、少し視線を泳がせながらどんどん声が小さくなっていき。イェンフゥイが予想した通り、顔以外に隠したい何かがあるようだ。)

  • No.365 by ユリウス  2024-09-19 18:04:19 

>361

ミミちゃんがそれで良いなら文句はないけどぉ…

(ミミの返答を聞いて、納得いかないといった様子で小首を傾げるが、ミミ自身が平和的な復讐で満足しているのならこれ以上言うことはないと引き下がった。そして、長らく話し込んでいると曲の方は終盤に差し掛かり、先程までの物悲しい雰囲気から、希望を見出したような明るい曲調へと変化していた。曲調が変わるタイミングで言語も古代語から現代語へと切り替わり「慈愛に満ちた教皇様が私達をお救いになった。」と指導者を称える歌詞の一節は正しく独裁国家のそれである。会場の他の信徒と同様に特段教皇への忠誠心が高くないであろうユリウスさえも死んだ魚のような目でその歌詞に合わせて拍手をしていることから幼少期からの洗脳教育の賜物であろう。)

  • No.366 by ミミ  2024-09-19 20:13:30 

>365

それはそうと…もうすぐ歌が終わりそうだね…。…なんというか、正しく独裁国家って感じ…。

(聖歌隊の歌も終盤に差し掛かり、明るい曲調に対して歌詞の内容とユリウス含め周りの信徒が死んだ魚のような目で拍手しているのを見ては、一種の洗脳のようなものを感じとり正しく独裁国家だと呟き。流石に自分だけ拍手していないと怪しまれると思ったのか、形だけでもというように表情を変えず皆に続いて拍手をして)

  • No.367 by レド  2024-09-19 21:21:09 

>363
……ギルドに入ってすぐ、俺と同年代のカップルとウマが合って、パーティーを結成することになりました。女の方は剣弓盾に優れる女傑・ペトラ。男の方は魔術師のアーダン。ルーさんと同じ、ちっこくて人懐っこい男だった。
ペトラとアーダンの連携に翻弄されている隙に、俺が気合を溜めに溜めた「竜狩り」をブチ当てれば、どんな魔物も物の数じゃない……Bランクまではあっという間でしたね。
(その答えと言わんばかりに、かつての仲間の話を始めて。一見武勇伝のようだが、それを語る口に先ほどまでの勢いは無い。グラスに注いだ透明な酒を見つめたまま、淡々と語る姿はむしろ悲しげであり)

ふふ、ルーさんもなかなかの甘党だなぁ。アーダンも甘い物が好きだった。アイツは名家の三男坊……地位にも家族の愛にも恵まれない苦労人だったが、魔術の才は凄まじかった。クレアさんはともかく、いずれはレイラさんやハゲ野郎とも渡り合える冒険者になれただろう……
(果実酒とタルトを一緒に嗜むルーシエルに視線をやると、彼女に友の姿を重ねてふと笑い、天井を見上げながら想いを馳せて)


──それを俺は殺した。相方もろとも……
(しばしの沈黙の後、ふと信じ難い事を口走り)

  • No.368 by イェンフゥイ  2024-09-19 23:43:07 

>364

はぁ…お腹を壊す…呪い……あんな不味いもの、俺みたいに喉が渇いてなきゃ飲まないような気がするけれど。魔法薬って全部ああいう味なの?美味しくないって吐き出されたら、呪いを込めた意味あるのかなぁ…

(噛んで含めるように話される内容をゆっくりと反芻する。腹を下すことは街に住んでいた頃に嫌というほど経験していたため、呪い云々よりもすっと頭に入ってくる。如何物食いをした当日もしくは翌日には、腹の中にあるものをすっかり吐き出しても足りぬ程の嘔気に苛まれ、腹が千切れて無くなってしまったのではないかと思える激痛に苦しめられるのだ。腹部を弄り、腑が漏れ出ていないか何度確認したことか。斯様に不愉快な思いをしなくて済むのであれば、今後も好き好んで拾い食いはすまいと決意する。それはそうと、かつて口にしたものが呪いの込められた魔法薬らしいと言う。お世辞にも美味いとは言えないどころか、五味のよろしくない部分を綯交ぜにしたような何とも言えない不味さは魔法薬にあってよいものなのか。仮に誰かを呪うために作ったところで、肝心の味がアレでは口に含めはしても吐き出されてしまうのではなかろうかと疑問が浮かぶ。とは言え、それを彼女に投げかけたところで魔法薬の専門家でもない限り、有用な情報が聞けるとも限らないが…。彼女の博識ぶりに、つい甘えてみたくなってしまって。)

へぇ…じゃあ、俺が初めてなんだぁ。何か、ちょっと嬉しいかも。うーん…?あ、わかった。俺の眼と一緒で、あんまり他人が見ちゃいけない系のやつだ

(カラントのように頬を赤らめる彼女は、何とも愛らしく。見ているだけでこちらの頬が緩むのを感じる。自分が初めて彼女の容姿に触れたとなれば、優越感とまではいかないものの、稀有な宝石を見つけたような昂揚を覚えて。幼子の如き感性ではあるが、素直に嬉しいと思う。フードを取っても良いかとの問いへ尻窄みになっていく様子を見るに、やはり取るに取れない事情があるようだ。あまりじっくりと他人と接する機会のない己には考えが及ばない領域ではあるが、見られると不味いとなれば、この魔眼に類似する何かなのだろう。似た境遇の者であれば是非とも話を聞いてみたいと、弾む心を抑え切れずに己の瞳を指で示してみせ。)

  • No.369 by アメリア  2024-09-20 07:56:34 

>368

確かに魔法薬はあまり美味しい物ではありませんが…かと言って、吐き出す程では…込められた物が強すぎたか、若しくは経年劣化か……お気を悪くされたらすみません、貴方の出身は…?

(イェンフゥイが口にした魔法薬の味について、基本的に魔法薬は薬という字がついていることもあり、美味しくはないと説明する…が、吐き出したくなる程不味くもない。その魔法薬が不味かった理由を考え…そもそも、その魔法薬はそこらに落ちていた物。破棄されてあったのではないかという可能性がある…だが、魔法薬の破棄には細心の注意を払わなければならない。話を聞いた限り、正規の手順で破棄されていないことがわかる…なら、わざと誰かに飲ませるために置いてあったのではないかという可能性が浮上し…イェンフゥイの過去に食うことに困っていたあたり貧困街で生まれ育ったことがあり、確認のために出身地を聞いて)

恐らく…そうだと思います……。瞳…ですか……意味が少し違うかもしれませんが、あまり見られたくない物であることには変わりません…。

(顔のことを褒めたことや今の自分を見たのはイェンフゥイが初めてだということに頷き、アメリアが隠している物がイェンフゥイの瞳と同じという推測を聞いて彼に瞳を見て。イェンフゥイの瞳を見ちゃいけない理由として、恐らく何らかの術にかかってしまうからと推測し…自分の隠している物…角は見ても何も起こらないが、見られることによって魔族であることがバレてしまうため見たらいけないということに変わらないと告げて)

  • No.370 by イェンフゥイ  2024-09-20 18:33:08 

>369

えぇ、それって俺の飲んだ魔法薬が特別に不味かったってことぉ?人生で初めての魔法薬だったのに、結構ショック……うん?貧困街で育ったけど…何か関係ある感じ?

(魔法薬は元々美味しいことを前提に作られていないとの情報だけでも目が開かれる思いだが、口にしたものと同様の不味さは存在しないというではないか。であれば、何故あの味に行き着いたのか。食うに困っているもしくは余程の如何物食いでなければ、口にしたところで吐き出されるのが落ちだろうに。しかし、食うや食わずの者や悪食を選んでいたとなれば…。学のない己には、それらが何を意味しているのかまでは理解できないが、得体の知れない厭悪が胸を占め。)


ふぅん?見られたくないなら、俺のとはちょっと違うかも…コレ、綺麗だからさ、みーんなに見てほしいんだよね。まぁ、あんまり見せるのはよくないって言われたけれど。

("見せてはいけない"ではなく"見られたくない"とする言葉に、他人に干渉する力は有していないのだろうと考察する。どうやら言葉通り、見られたくない何かが付随していると思われる。それらを暴くのも一興だが、快く言葉を交わしてくれる彼女に実行するのは憚られて。この眼について話せる貴重な機会なのだからと、眼を強調するためにパチリとウインクを一つ。)

  • No.371 by トピ主  2024-09-20 18:41:55 

>366

すみません!返信明日になります!

  • No.372 by アメリア  2024-09-20 22:54:30 

>370

えっと、そうなりますね……でも、通常の魔法薬も薬と同じくらい美味しくないですよ?効果が強い物はもっと美味しくありませんし……やっぱり、そうでしたか…。その魔法薬…破棄が目的で置いてあったのではなくて、誰かに飲ませる為に貧困街に置いていた可能性が高いと思いまして……。魔法薬の破棄は、ちゃんとした手順で破棄しなければいけないのですが…そうしてる様子はなさそうなので……。

(人生初の魔法薬が、特に不味い魔法薬だったことにショックを受けているイェンフゥイに、苦笑いしながら魔法薬自体美味しくない、効果が強い物はもっと不味いとフォローを入れて。効果が強い物もかなり不味いとは言うが、やはり吐き出したくなる程ではない。自分の予想通りイェンフゥイの出身地が貧困街だった…顔を逸らし、少しの間沈黙した後話しづらそうに魔法薬が置いてあった目的を話して。ご丁寧に呪いまでかけた薬品を破棄せずに置いていたんだ、飲ませることを目的に置いていた可能性が高いだろう…。)

確かに、綺麗な瞳ですね…赤色…いえ、カーマインでしょうか?見せるのはよくないということは、何らかの術をかけてしまうからでしょうか?例えば、石にするとか…幻覚の類を見せるとか…。

(強調でウインクしたこともあり、アメリアは自然とイェンフゥイの瞳に視線を向けて。本来であれば結膜が黒いこと等について触れるはずなのだが、アメリアは魔族なため無意識に触れず瞳だけを見ており。見せてはいけないという発言から、イェンフゥイの瞳には相手に干渉する能力があるのかと軽く首を傾げて。そうしているとアメリアが注文していた品が届き、お礼を言って受け取り)

  • No.373 by ミミ  2024-09-20 22:55:27 

>371

(/了解です)

  • No.374 by ユリウス  2024-09-21 08:25:49 

>366

そうかもねぇ…ただ、私の前以外でそんな事言っちゃダメだよー。案外心から教皇様を崇拝している人多いんだからぁ。

(独裁国家のようだと言うミミの言葉に理解を示すも、ユリウスは苦笑いしつつ自分の前以外では言葉に気を付けるように忠告した。ユリウスは軽度であるが、この国では幼少期からの洗脳教育に染まりきっている者は多い。その為、貧しい生活を強いられながらも教皇を心の救いとして崇拝している人間はそれなりにいるようだ。そして円滑に聖歌隊の曲が終わりを迎えると会場に再び大きな拍手が響いた。ユリウスは周りに合わせて拍手をしつつ「さ、行こうか」とミミにウィンクをした。共に恵まれない幼少期を過ごした者として、ユリウスはそれなりにミミに親近感を感じているようだ。)

  • No.375 by ミミ  2024-09-21 10:14:15 

>374

おっと、そうだった…ちょっと感覚が麻痺しちゃってたなぁ…気をつけないと。

(此処に来てからティアとユリウスと関わり、二人共あまり崇拝しておらず寧ろ可能であればこの国から出たいという願望を持っており、そういったことから崇拝している人が少ないのではないかと無意識に思ったからこそ注意力が低下していたのだろう。フード越しに軽く頭を掻き、気をつけないとと静かに呟いて。ユリウスの発言に頷き、立ち上がってついていき)

  • No.376 by ルーシエル  2024-09-21 11:00:23 

>367
レド、あんた相当なクレアのファンだね。一緒にお酒飲む人探してたし、今度見かけたら声掛けてみたら?
(懐かしそうに大切な思い出を口にしながら、それでもクレアへの敬意を忘れない辺りに彼の人柄がまた一つ垣間見えた気がして楽しくなって。レドは年上のお姉さんに弱いのね…と頭にメモしていると、しばしの沈黙の後に彼が口走った言葉に息を飲み、思わず落っことしそうになったフォークを慌てて掴み)

こ、殺したって、どういう意味さ。…何か理由があったんでしょ?
(信じがたい彼の言葉に目を瞬かせ)

  • No.377 by イェンフゥイ  2024-09-21 17:11:49 

>372

薬かぁ…それくらいなら、まぁ…何とか…うーん、でもやっぱり飲みたくないなぁ…甘いのとか作れば、みんなももっと飲めるのにね。あれ、でも効果が強いのもあるってことは、飲み過ぎはよくないわけで…じゃあ、美味しくない方がいいっぽい…?

(具体的な味について過去口にしたもの以外を知らないため、只々漠然とした不味さを想像していたが、宛ら薬のようだとの言葉に把捉して。拾われて暫くは如何物食いの悪癖が治らず、よく腹を下しては苦い粉を飲ませられていたと記憶している。肉桂や薄荷などに似た爽やかさの中に堂々と鎮座している青臭さ。その独特な香りを嗅いだだけでも意欲が減退するというのに、粒の粗さからくる飲みづらさといったら。思い出しただけでも、無意にキュッと渋面になり。では、甘い等の好感的な味であれば良いのかと言えば、そこまでして飲むべきものかと疑問が湧く。ウンウンと一考してみるも答えが出るわけもなく、すっかり空になった水呑をくるくると回して。)

へぇ…ってことは、別な誰かが飲む筈だったのを俺が飲んじゃったってこと?それとも、俺が飲むってこと知ってる誰かが…あーもー、難しい!捨てる時のルールがあるなら、ちゃんと守れよなぁ

(誰かに飲ませるためとは言え、わざわざ貧困街に投棄する理由は何か。食うに困っている者が多く、腐敗し始めた残飯ですら奪い合う過酷な貧困街の状況を知っている者の仕業であった場合、何を思って貧困街を狙ったのか。柄にもなく難しいことを考え過ぎたのか、キリキリと痛む頭に思わず深い溜息が溢れる。思惑のない純粋な投棄だったのであれば、破棄の手順とやらに従ってほしいものだと呟いて。)

そ、コレがあれば夢を見せてあげられるんだよ。まぁ、人生お疲れ気味の人とか、かわいそーな人限定だけれど。俺の意思でコントロールできないし、知らないところで夢見せちゃってたら気づけないから、ダメなんだってぇ。おねーさんは強いからだいじょーぶそう

(聢と瞳を見つめる彼女に何とも言えないこそばゆさを感じ、へらりと微笑み。此方の瞳を見ても変わらない様子から彼女の強さを確信して。届いた品々を見て、エール以外を口にしていなかったことを思い出し、届けてくれた給仕に追加の注文をして。)

  • No.378 by アメリア  2024-09-21 23:15:36 

>377

一応、子供用に甘味が加えられた薬もありますが…それでも飲みたくなるような味ではありませんね…。大丈夫ですよ、効果が強い物には服用量が決められているので…飲み過ぎることはありません…。

(薬の不味さを想像し、過去に飲んだことがあるのか渋面になるイェンフゥイを少し苦笑いしながら見ており。何にしても、薬を進んで飲みたいという人はまず居ないだろう…甘い味付けがされた薬は既にあることを明かし、具体的に果物の味がするという説明も加えるが…言うほど果物の味はせず、やはり進んで飲みたくなるものではない物だと告げて。効果が強い薬品については、それぞれ服用量が定められているため飲み過ぎる心配はないことも説明して。)

それはわかりません…もしかすると、飲む対象は誰でもよかったのかも……そう、まるであの魔法薬の実験をするように……けど、貴方の言うように…ちゃんと廃棄していなかっただけかもしれません…。

(イェンフゥイの言うように、誰かの家の近くにあった魔法薬を偶然イェンフゥイが飲んでしまったかもしれないし、イェンフゥイに飲ませることを目的として置いていたかもしれない…だが、仮に飲む対象が誰でもよかったなら…。恐らく、誰かが自分の作った魔法薬の効果を見るために置いた可能性がある…その可能性に気づき、嫌な予感がしたのか…それを誤魔化すようにちゃんと廃棄してなかっただけかもしれないと告げて)

夢、ですか…なんだか、平和そうな能力ですね。危ない能力じゃなくてよかったです…確かに、コントロールができるようになるまでは…気をつけた方がいいかもしれませんね…。…私、そんなに強くはありませんよ…?

(疲弊している人がかかりやすく、夢を見せる能力と聞いて明るいものを想像し…イェンフゥイにつられて微笑みながら平和そうな能力だと告げて。能力を操るには相当な鍛錬が必要…と、聞いたことがあり、何かアドバイスを与えたいと思ったがアメリアは能力を持っていないため、あまり役に立つことは言えず。疲弊等の話から強いというのは心の強さだろうと仮定し、あまり自信がなさそうに強くないと告げて。追加で酒を注文したのを見て「よかったら、一緒に食べますか…?」と、先程自分が頼んだナッツとチーズを指して)

  • No.379 by レド  2024-09-22 10:58:14 

>376
ん?ああ、そりゃもう。だって強くて美しくて優しいですもん。それで「えへへ」って子供みたいに可愛く笑うんですよ!?ほんとずるい……だけどそれも……あの姿を避けたりしないで、せめて一度くらいお誘いすれば……クッ、何もかもに後悔してばかりだ……。
(クレアへの憧れを指摘され、ヘラヘラしまくり。だがそれも束の間のこと。故人を偲ぶ寂しい顔で、クレアがよく座る席を見つめ出し)


……巨大炎蜥蜴「サラマンドラ」討伐を受けるか否か。1年前、俺たちは珍しく掲示板(あそこ)で口論になりました。時期尚早だと渋る2人を「今の俺たちは無敵だ、むしろ名を上げるチャンスだ」と俺は説き伏せた……それがいけなかった。
(「殺した」発言にルーシエルが動揺すると、冒険者で賑わう依頼掲示板へ身体ごと視線を向け、1年前の惨劇を語り出して。曰く、サラマンドラは強すぎた。ペトラは早々に脱落。俺も焦りからか「竜狩り」を外してしまい、反撃をモロに食らい昏倒。気が付けばサラマンドラは倒れていた。アーダンが2人を守りながら単騎で仕留めたのだ……己の命と引き換えに)

俺が生きてたのに気が付くと、アーダンは満足そうに笑って事切れた。後でペトラも傷が元で、いや相方が死んだと知って生きる気力を無くして……ふふ、軽率さと未熟さで、2人を殺した俺だけが生き残っている。
(1年溜めた悔恨を吐き切ると、また最初のようにテーブルに突っ伏して。それからはもう冒険を止め、死に場所を求めて街外れを彷徨う日々を送っている……そう付け加えると、顔を伏せたまま更にルーシエルへ呟き)


だから、前衛を探してるなら俺じゃだめだ。あなたの命を預かる資格、俺には無い。いやルーさんも早く引退した方がいい。こんな後悔を何百年も背負う稼業、するもんじゃない……

  • No.380 by ユリウス  2024-09-22 18:10:34 

>375

帰ったら聖女様の用事終わってたらいいねぇ。あのエロ爺になにかされてなければいいけどぉ…

(フード越しに頭を掻くミミの仕草を見てユリウスはにこやかな笑みを浮かべた。ミミを人間だと信じ、並外れた実年齢など知る由もないユリウスからすれば愛らしいその仕草がまるで妹のように写ったようだ。
教会を出て第一声にユリウスは何気なくティアを慮る言葉を発した。書類の記入のみならおそらく既に終えているが、問題は異端審問省のトップの説得であろう。ユリウス曰くエロ爺なるその人物がティアにどんな対価を強いているか定かではない。通貨の出回っていないこの国で、対価に身体を求められる最悪の可能性は捨てきれないが、ユリウスの軽い口ぶりから彼女は無知故にそこまでの想像には至っていないようで、セクハラの類いを想像しているのだろう。)

  • No.381 by ミミ  2024-09-22 19:23:52 

>380

え…それって、不味いんじゃ……マジで最悪の事態になってなければいいけど…。

(教会を出てユリウスについていく最中、ティアの身に危険が迫る…何ならその危険が既にティアの元まで到達している可能性がある話に一瞬だけ進んでいる歩が止まり。洗脳教育や村を住民ごと焼き払う等のやり過ぎな行動をとる聖教国だ、最悪なことにティアの大切な物が奪われている可能性がある…。ユリウスの様子からセクハラくらいで済むかとも考えたが、そもそもそういった知識が無ければ話は別だ…。表情を曇らせながらティアの身の安全を心から願っており)

  • No.382 by イェンフゥイ  2024-09-22 23:48:38 

>378

…何か、魔法薬って一般的な薬とあんまり変わらないんだねぇ。もうちょっとファンタジーってやつ?だと思ってた。意外と現実的なんだぁ。

(過去に飲んだ薬と変わらず、用法も用量も定められていることに加え、大して飲みやすい味がないとなれば、いよいよ一般的な薬と殆どの違いがない。特殊な片腕と両眼を得た影響で少しの魔法が使用できるようになった自分には、魔法とはまさに夢物語の世界の力で。勿論、魔法薬なんて存在も強大な力を得られる浪漫溢れる一品だとばかり思っていたのだが…。どうやら身体に関するものが魔法に置き換わっただけで、現実とは物語より奇ならないらしい。此方の反応を見てか苦笑を浮かべる彼女に、分かりやすく更にがっかりしてみせ。)

実験~?明日、命を落とすかもしれない貧困街で…って、そっか……どうせ、直ぐ消える命なら失敗しても…ははぁ、捨てた奴とは気ぃ合いそぉ

(劣悪な環境から日々、何人もの住民…特に幼い子どもたちが命を落としている貧困街で、わざわざ実験と称して決して安くはない魔法薬を置いておくのだろうか。否、亡くなると分かっている命だからこそ、気軽に実験対象として選べるのでは…成功すれば連れ帰り、失敗すれば捨て置ける。誰かにとってコストもかからず、失敗した後の処理もいらない最高の実験動物があの貧困街の住民たちであったら。己の性質が性質だけに、どうにも犯罪思考に引っ張られてしまい。流石に虫唾が走る思いだが、折角の酒の場であることを思い出し、努めて明るく冗談を交えてみせ。)

そーそー、ハッピーなことを望めば幸せな夢を見られるよぉ。いやいやぁ、おねーさんは強いよ?だって、さっきから俺の眼見てるけど、何ともないでしょ?

(優しく微笑む彼女につられるように微笑んでみせ、望めば幸せな夢を見られると告げ。魔眼を強調した時も、話しながらアイコンタクトをした時も、彼女が術にかかっている様子はなかった。彼女は心が強くないと打ち明けるが、これこそが強さの証明になり得ており、再度強いことを念押しする。それはそうと、追加で注文していたことを気にかけてくれたのか、彼女の皿を勧めてくれるので、ナッツを1つ口に放り込み「ありがとう」と感謝を一つ。細やかな優しさに胸の辺りが暖かいような気がするが、酒の影響か、彼女の優しさにあてられたのか。こういうのも悪くはないと、へへとだらしのない顔で微笑み。)

  • No.383 by ルーシエル  2024-09-23 00:50:24 

>379
…そっか。
(噛み締めるようにレドが語った過去、それが今も彼の心を抉り続けているのだと思い知り。安っぽい慰めの言葉なんて気休めにもならないだろうと、小さく相槌だけを打って)

私だったら、悔しいって思うかな。後ろを振り返ったり、前に進むのを躊躇うときは誰だってあるよ。でも、仲間がずっとそれに囚われてたら…アンタをそんな風にしたくて一緒に戦った訳じゃないんだよって、怒るかも。
(ひょいっと立ち上がり壁を眺めると、数多の依頼書が所狭しと掲示スペースに張り出された壁際に歩み寄って意図したそれに手を伸ばし。頑張って背伸びをしても届かないそれを、えいっとジャンプして引っ掴むと、その依頼書片手に再びテーブルに着いて)

  • No.384 by レド  2024-09-23 10:55:24 

>383
……!
(ルーシエルの言葉にはっとして、姿勢を正して席に座り直し。ああそうだな、みんなも俺がこんな落ちぶれ荒れ果てた姿を見たくて、命を散らしたわけじゃないよな……それにしてもなんて腹の据わった人だろう、あの小さな背中が俺より大きく……って何やってんだあの人は。いつの間にか掲示板にいるルーシエルを怪訝な顔で見つめて。彼女が依頼書をひったくって戻ってくると、片手で口元を隠しながら、顔をこわばらせ)

なんですかそれ……一体俺に何をしろと?
(依頼書を持ってきた意味、なんとなく察しはつく。その上でルーシエルに真意を問うて)

  • No.385 by アメリア  2024-09-23 13:08:35 

>382

確かに服用方法や味は似ていますが…効果は別ですよ?例えば…そう、魔力の回復はもちろんのこと、一時的に魔法が使えたり特殊な体質になれたりします…例えば、炎で燃えない身体や、雷を纏っても平気な身体になるとか……その、闇の剣とか出せますよ…!

(用法用量が薬と変わらず、浪漫がないとわかりがっかりするイェンフゥイに何とか魔法薬にも浪漫があるということを伝えようとして。魔法の勉強をしていることもあり、様々な魔法薬の知識があってその中から浪漫がありそうな効果を挙げていくが…なかなかピンと来るものがない。何かないかと更に考えた…その時、自身の魔力属性を一時的に闇に変え、その魔力を消費して闇の剣を出せるようになる魔法薬の存在を思い出し。これだと言うような表情を浮かべ、その魔法薬について話して。)

……もし、それが本当なら…きっと今も、何処かで実験を……その人を許すことはできませんね…。

(自分の推測が、ただの推測で終わってほしいと願うばかりだが…考えれば考える程、その推測が真実に近い気がしてしまう……イェンフゥイの発言で更に真実に近づき……もしこの推測が当たっていたなら、その魔法薬を置いた者を許すことができないと、少し俯きながら話して)

ということは、自分が望んだ夢が見れるということですね?いいじゃないですか……確かに、何も起こりませんね……引っ込み思案なのは、あまり関係ないのでしょうか……?

(その人が望む幸せな夢が見れることに素晴らしいという表情を浮かべており。確かにイェンフゥイは能力のコントロールがあまりできてないこともあり、目を見ただけで能力にかかってしまう…が、しっかり見ているアメリアは能力にかかっていない。引っ込み思案なのは、心の強さと関係ないのだろうかと軽く首を傾げて。ナッツを一つ口に放り込み、微笑むイェンフゥイに釣られるように微笑み自分もチーズを一つ食べて)

  • No.386 by ユリウス  2024-09-23 18:54:26 

>381

えと…急ごうか…

(ミミの曇った表情を見て加虐趣味者故に思わず頬が緩むが、首をブンブンと横に振り神妙な面持ちを取り繕う。ユリウスにはミミが何を想像したのか見当が付いていないが、只事ではないことはその表情から明らかであり言葉に詰まりながらも急ごうと提案すると、優しくミミの手を握りそのまま小走りを始めた。)

  • No.387 by ミミ  2024-09-23 19:20:42 

>386

うん…!無事でいてよ、聖女サマ…!

(最悪の事態になってなければいいと願い、ユリウスに手を握ってついていくように走り出して。本当ならティアと別れた教会へ全力疾走で向かいたいところだが、明らかに人間離れした走力に疑問を持たれるだろう。冒険者だからという言い訳や能力と嘘を吐いてもバレるだろう……早くティアの元へ向かいたい、無事でいてと強く願いながら走って)

  • No.388 by イェンフゥイ  2024-09-24 17:22:07 

>385

燃えない身体…雷を纏っても平気…魔法薬やっぱり格好いいかも。闇の剣はよく分からないけれど、何かの耐性がつくなら依頼をこなすのも楽だし、格好いいし、浪漫いっぱいだねぇ

(幾歳になっても魔法耐性や特殊部位などを聞くとワクワクするもので。彼女の話に、つい居直って真剣に聴き入ってしまう。己が身体に関しては望まずして得た部分があり、浪漫云々を考えたことはなかったが、魔法薬で特殊な体質になれると言われれば、途端に興味が湧くのは何故だろうか。もしかすると、この身体にも己が気づいていないだけで特別な力が宿っているのではないか、と硬い鱗で覆われた左腕を一撫でし。しかし、ステゴロと魔眼でどうにかしてきた…否、どうにかなってしまっていたことから剣などの武器とは縁遠く、闇の剣に関してはピンと来ずに小首を傾げ。)

んー…許せないというか……"お話聴かせてもらいたい"よねぇ。あ、俺ってお話聞くの得意なんだよ?この瞳がなくても割といーっぱい話してもらえるんだぁ

(虫唾は走ったが、義憤に駆られるわけでもなく、許せるか許せないかなどの選択肢も浮かばず。彼女の口から聞いて初めて、あぁ許せないとはこのような時に使うのかなどとぼんやり思う。何故そのような行動を取るのか分からないのだから、相手に聞くしかない…寧ろ、聞いてみたいという好奇心の方が勝っていて。文字通り腹を割って拳で語り合えば、すんなり話してくれる相手が多かったと記憶している。心理戦だの何だのは学のない己には不向きで、それこそ死に近づくまで身体を張れる己には拳をぶつけ合う方が性に合っていて。意外と聞き上手なんだよ、なんてニコリと笑ってみせ。)

…初めていいねって言ってもらえた。おねーさん、自分の事ちゃんと分かってあげられてるでしょ?自分を認められない人はかかりやすいんだってぇ。

(魔眼を気味悪がるどころか、いいとしてくれる言葉に驚きを隠せず、ややあってはにかんでみせ。瞳に惑わされないことを不思議に思っている様子だったので、彼女がネガティブな面だろうとポジティブな面だろうと彼女自身をしっかり捉えられていることを伝える。自身を認められることこそが強さであると加え。)

  • No.389 by ティア/ユリウス  2024-09-24 20:22:24 

>387

二人ともおかえりなさい。ふふっ…デートは楽しめましたか?

(異端審問省に辿り着くと入口辺りで待っていたティアが二人を出迎えた。相変わらず瞳に光は宿っていないが、上品に口元に手を添えて微笑みながらデートを楽しめたか尋ねるその姿から推察するに最悪の事態は杞憂に終わったようだ。)

ただいまぁ…それは勿論ですけど聖女様がエロ爺に悪戯されていないか心配で急いで帰ってきたんですよー。ねぇ?ミミちゃん。

(デートを楽しめたかという問いに満足そうな笑みを浮かべて勿論と返答し、ティアが心配で急いで帰ってきた経緯を説明した。その間もユリウスはミミの手を握ったままであり、仲睦まじい様子にティアはあらあらと何処か嬉しそうに頬を緩めた。)

  • No.390 by ルーシエル  2024-09-24 23:19:23 

>384
ん、まぁ私にもフトコロ事情ってヤツがあってさ。そろそろ何か依頼をこなして報酬ゲットしたいなって思ってるんだよ。
(テーブルに置かれた一枚の依頼書。突っ伏していた青年がいつの間にか怪訝な表情でそれに注意を向けていて。彼が捨てきれていない冒険者としての何かがそうさせているのかな、と微笑み)

私は護衛とかするには力不足だし、方向音痴だから人探しなんかも難しい。…やっぱり手っ取り早いのは討伐の依頼だよね。ヤバくなったら走って逃げればいいしね、へへへ。…アンデッドの討伐、かな、これは。
(市街から少し離れた森を抜けた先にある湖にひっそりと浮かぶ古城。水面に反射する月光に照らされた美しい城、かつて「月追いの城」と呼ばれたそこも城主の没落と共に今は朽ち果て、気味の悪い魔物が跋扈する今の有様を記した依頼書をナナメ読みして)

月追いの城、なんてロマンチックだけど…夜はお化けの運動会なのかな。…ねぇ、これ面白そうじゃない?
(一人でやるにはちょっと荷が重そうだけれど、何故だか目の前の青年と一緒なら、なんとかなりそうな気がして。少し悪戯っぽい笑みを浮かべて呟きながらレドを眺めて)

  • No.391 by アメリア  2024-09-25 00:11:50 

>388

そ…そうでしょう?魔法と同じくらい、魅力的な効果がたくさんあるんですよ…?…もしかすると、貴方の体にも特別な力が宿っているかもしれません…。

(なんとか捻り出した魔法薬の効果が刺さらず、前述の2つに興味を示し…これだと思った自分が恥ずかしかったのか、少し顔を紅潮させて目を泳がせて。耐久性を上げる以外にも攻撃力を上げたりする物もあると簡単に説明し、硬い鱗で覆われた腕を一無でするのを見ては微笑みながらイェンフゥイの体にも特別な力が宿っている可能性があると告げて)

お話を聴かせてもらいたい……?…多分ですけど、普通の方法じゃないですよね…?その、武力行使的な……。

(その魔法薬を作り置いた本人に話を聴かせてもらいたいという発言にキョトンとした表情を浮かべて、聞き上手と言ってニコリと笑っている顔に、なんとなく普通の方法…要は会話ではないことを察して。恐らくだが拳で語り合う…武力行使で聞き出すのではないかと少し苦笑いしながら問いかけて。)

そうなんですか…?本当に素晴らしい能力なのに…私、能力を持ってないから余計にそう思うのかもしれませんが…。自分のことを客観的に見れてる…ということですね……ふふ、ありがとうございます。なんだか、貴方にそう言ってもらえると…そんな気がしてきました。

(心からイェンフゥイの魔眼を素晴らしいと思っているアメリアは、初めていいと言ってもらえたことを不思議に思い。よく思われてない理由の中に、彼の瞳が普通ではなくまるで魔物のような反転目であることも原因だと思われるが、魔族であるアメリアは見慣れているためか特に何とも思わないのだろう。自分自身をちゃんと客観的に捉えて認めていることこそが強さだと聞いて、なんだかそう思えてきたのか笑顔でそのことを教えてくれたことにお礼を言って)

  • No.392 by ミミ  2024-09-25 00:26:21 

>389

聖女様…よかったぁ…最悪な事態が起きてなくて……。

(教会から此処までそんなに距離があったわけではなかったのだが、長く感じていたミミは建物が見えてくると早る気持ちを抑えながらも進み…よく見ると異端審問省の前でティアが待っており。変わらず瞳に光が宿ってはいないものの、自分が想像していた最悪な事態にはなっていなかったことに心底安心した表情を浮かべて本当に良かったと告げて)

まぁ…その…そんな感じです…酷いことされてたらどうしようって、心配で…。

(ユリウスの発言に頷き、自分達が居ない間に酷いことされていないかどうか心配だったと明かして。首都に来るまでにティアがどんな人物か、今までどんな生活をしてきたか知っていたからこそ心から心配していたのが、表情から読み取れるだろう…。それにしても、ティアが何処か嬉しそうに頬を緩めていることに疑問を持ち、なんでだろうとユリウスの方を向くと…自分とユリウスが手を繋いでいるのが視界に映って。あの時はティアのことで頭がいっぱいだったため、あまり気にしてなかったのだろう…自分とユリウスが手を繋いでいることを再認識し、恐らく嬉しそうにしているのはこれだろうと察して)

  • No.393 by ティア/ユリウス  2024-09-25 07:05:58 

>392

まあ…私の為にそこまで心配してくださったのですね…ありがとうございます。

(ミミの表情を見てどれだけ自分のことを想ってくれていたのかを察するとティアは「まあ」と少し驚き一瞬だけ目を見開いた。僅かな期間の雇われの身でありながらこれ程までに自分を心配してくれた事に驚き、そして感動したのだろう。優しい声色で礼を言いつつミミをギュッと抱きしめた。その包容力や溢れ出る母性は正に聖女である。)

ずるい…!私のミミちゃんですよぉ…!

(ミミを抱擁するティアへ露骨な対抗心を見せるユリウスはムスッと頬を膨らませると、握っていた手を離してティアとは反対側からミミに抱きついた。ティアのような母性とは正反対であり、こちらは正に加虐趣味者としての支配欲からの行動であった。ユリウスは気付いていないとはいえ、獣人の身でありながら聖教国の人間とここまで親しくなれるのはミミの人柄故だろう。)

  • No.394 by ミミ  2024-09-25 08:04:36 

>393

わ…と、当然です!私は聖b…聖女様の護衛なんですから!

(自分の表情から察したのがわかるとニッと笑って見せて、優しい声色で礼を言いながら抱きしめられ、その包容力の高さに驚き一瞬だけ間が空いて。その後すぐに自分はティアの護衛だから当然だと言ってみせるが、もうただの護衛よりもティアに寄り添った理由で心配していた上に包容力の高さからティアのことを一瞬だけ聖母と言い間違えて)

わ、ちょ、ちょっと!私サンドイッチの具になっちゃってるから!

(恐らくは支配欲からくるであろう対抗心から自分の後ろからも抱きついたことに驚き。前からも後ろからも抱きつかれ、ずいぶんと柔らかいパンに挟まれた具になった状態だ。そんな状況に苦笑いを浮かべつつもまんざらでもなさそうに見えて。本来なら尻尾や耳が反応するのだが、この状況で動かすと半獣人だとバレてしまうため、動かさないようにしており)

  • No.395 by ティア/ユリウス  2024-09-25 18:24:07 

>394

聖母…?よしよし、いい子ですねぇ。

(聖母という言い間違えにティアはキョトンとした表情で首を傾げるが、母親からの愛情に飢えているのだろうかと深読みしてめいっぱい甘やかすことにしたようだ。見る限りサンドイッチ状態に満更でもない様子のため、抱擁したまま「よしよし」と子供をあやす様に優しい手つきでミミの頭を撫で回す。一方ユリウスはと言うと、ティアの高いスルースキルを前に頬を膨らませたまま不貞腐れた表情でミミに抱きついていた。電気系の魔道士だけあり負の感情から無意識に微弱な電流が身体を纏い、ミミに対してそれぞれ前方からは愛情を後方からは電流が注がれている状態であった。)

  • No.396 by イェンフゥイ  2024-09-25 21:21:51 

>391

おねーさんってば、かなりの魔法マニア?興奮しすぎて顔赤くなってるよ。特別な力かぁ…今のところ、ちょっと力が強いだけだからなぁ

(頬を紅色に染める様子と魔法への造詣が深いことから、己を拾ってくれた人物のように"マニア"と呼ばれるタイプなのではと判じて。突然に顔を赤らめるので、やや心配になり己の頬を人差し指で示しながら伝え。特別な力かは分からないが、鱗に覆われた腕は怪力までとはいかないも握力やら腕力は強く。特別な力に分類されるのであれば、コントロールできるようになった暁にはどれ程までに磨かれるのかと思いを馳せ。)

えぇ、至って普通だよぉ。手が出ちゃうか、出ないかの違いだもの。お話はちゃんとするよ?

(普通の会話ではなかろうと問いかける彼女に、失敬なと頬を膨らませた後、すぐにヘラッと笑ってみせ。普段の会話のように話すことは話すが、その過程で手が出るか否かのほんの些細な違いであると説明する。何も、最初から殴りかかるわけでなく、話を聴く準備はできているのだと言い訳し。)

おねーさんなら、夢を見ることになっても、きっといい夢が見れると思うよ。へへ、どういたしまして。そう言えば、おねーさんは何でこんなところに来たの?

(相手の良きところを見つけ出して素直に褒められる彼女であれば、例え魔眼に魅了されても清い夢が見られるのであろうと微笑み。感謝を述べられれば、むず痒さから無意に頬を掻く。会話に夢中ですっかり抜け落ちていたが、淑やかな彼女と喧騒やまぬ酒場が不似合いに思えて。新しいエールとカリーヴルストが届いたところで、小首を傾げて問うてみて。)

  • No.397 by レド  2024-09-25 22:20:39 

>390
ちっ、脅したり、すかしたり。見かけによらず喰えないお人だな、あんた……
(ルーシエルが依頼話を持ちかけてくると、ああやっぱりと観念した顔で依頼書を手に取り。悪態を吐きつつも、無下に断るでもなくその視線は依頼書から離れずにおり。一体何がそうさせるのか。捨てたはずの冒険者としての本能か、はたまた自分の「仲間殺し」の話を聞いてもなお信頼の眼差しを向けるルーシエルの人柄か……そんな事を頭によぎらせながら目に通した内容は、廃城とはいえ城攻めだ。敵が容易に奇襲できるシチュエーションな上、どんな得体の知れない魔物が出るかも分からない。実力以前に2人以上でなければ到底こなせない危険な依頼に見えた)

調子いいことばっかり言ってないで教えてくれよ。なんで俺なんかと手を組む?というか何故そこまでして、冒険者という危険な道を歩む?……あんた、単なる旅人には見えない。
(ひとしきり読んだ依頼書をテーブルに置くと片手で顔を覆い、指の間からルーシエルを睨みつつ問いかけて。もしかしたら、目の前のお人はもう一度冒険者として立ち上がってでも力を貸すべき方なのだろうか……そんな疑念が、指の間から覗く瞳に見え隠れしており)

  • No.398 by ミミ  2024-09-26 01:11:42 

>395

せ、聖女様…!?そういう意味で言ったんじゃ……そ、それより!許可の方はどうなりましたか…?

(恐らくミミが聖母と言い間違えた理由とは違う理由で言い間違ったと深読みし、まるで子供をめいっぱい甘やかす母親のような行動に驚いており。そういう理由で言い間違ったんじゃないと言いかけるが、今度は背後から微弱な電流が注がれていることに気づき。恐らくユリウスだろう…見てはいないが、今自分の尻尾の毛が逆立っているのがわかる。このままではよくないと思ったのか、クレアの応援の件はどうなったかと問いかけて)

  • No.399 by アメリア  2024-09-26 01:11:50 

>396

えっと…まぁ、そんなところです……今は、魔法や魔法薬等について学んでいるんですよ…。今後色々と試してみたらいいじゃないですか、新しい発見があると思いますよ?

(恥ずかしさから来る赤面だったのだが、それを隠すのにちょうどよかったのかイェンフゥイの話に頷いて。正直自分がマニアかどうかは不明だが、魔法やその他魔法に関する多くの知識を取り入れているのは、ある意味マニアなのかもしれない。ただ、魔法について勉強中という割にはアメリアの持ち物の中にある魔導書らしき書物がやけに禍々しく見える…。まだイェンフゥイの身体には謎なところが多い、特別な力もあるかどうかも不明だが…いろいろ試すことによってきっとコントロールや業等が精錬されることだろう…。)

それでも結構違うような気がしますが…でも、最初から手を出すというわけではないんですよね…ちょっと安心しました。やっぱり、会話だけで終わるのが一番ですからね…。

(手を出すのと出さないことだけでも違うが、それはあくまで過程の話。最初から武力行使するわけじゃないということを知ると、笑みを浮かべながら少し安心したと告げて。血の気の多い者の方が多い魔族だが、我ながら本当に平和的な思考をしていると思い。)

良い夢…ですか……もし見れるなら、いろんな人間の方々と仲良くなる夢が見たいですね…。…私、旅をしていて色んな場所を回ってるんです…それでこの都市に辿り着き、情報収集も兼ねて飲みにきた…という感じです。

(自分なら良い夢が見れると聞き、何かを考えるように復唱して。静かに口元に笑みを浮かばせながら、自分にとっての良い夢の内容を話す…一見普通な願いだが、言い方にどこか違和感がある。頬を掻く姿を見てはクスッと笑い、果実酒を一口飲み。此処に来た理由について尋ねられると、フードから覗く横髪を指でいじりながら此処に来た経緯を話す…だが、今の話に一つの矛盾がある…。)

  • No.400 by ティア/ユリウス  2024-09-26 18:47:37 

>398

もちろん大丈夫ですよ。もうじき馬車が…丁度来たようですね。では行きましょうか。

(唐突に話題を切り替えたミミの質問にティアは不思議そうに首を傾げるも、余程クレアのことが心配で気が気でないのだろうと結論付けた。滞りなく許可を得たことや、もうじき馬車が到着する旨を伝えようとしたところで丁度迎えの馬車が到着した。馬車に乗り込むために抱擁をやめたティアは、自身のスカートの太もも辺りに皺が出来ていることに気が付き、一度上から撫でるようにして皺を伸ばした後に馬車に乗車した。抱擁でスカートに皺が出来るはずもなく、おそらくは省のトップを説得する際に太ももを撫で回されるセクハラを受けたのだろう。ミミに心配をかけまいとティアからはその事について話す素振りはまるでない。)

これでミミちゃんは私のものだねぇ。

(変わらずミミにベッタリ抱きついているユリウスは先にティアがミミから離れたことで、ミミを独占できると舞い上がりパアっと明るい笑みを浮かべた。身体に纏った電気は消失したもののミミから離れる素振りも馬車に乗り込む様子もなく、おそらくミミが力ずくで馬車に押し込む他にないことであろう。)

  • No.401 by ミミ  2024-09-26 20:50:25 

>400

そうだったんですか、ありがとうございます…。そうですね、行きま……ん?

(既に許可を得ていたことに加えて、タイミングよく馬車も来たことに安心しお礼を言って。今度はクレアの身の安全を願い、ティアの言葉に頷きかけた…その時、ティアがスカートの太もも辺りの皺を伸ばしているのが見えて。ミミを抱きしめた時にできた皺だと思えず、そのことについて尋ねようとしてティアについていこうとしたところ、前に進めず。)

ちょっと、動けないから…!あと私は誰の物でもないし、私の知り合いの前でそんなこと言ったら戦争が起きるよ…!

(前に進めない原因であるユリウスに離れるように言いながら、なんとか馬車の方へと進み。自分は誰のものでもないと言うついでに、知り合いの前でミミは自分のものと言うと戦争が起きると告げて。その知り合い、一体どんな人物なのだろうか…そして馬車に辿り着き、ユリウスを馬車に押し込んでなんとか馬車に乗り込み)

  • No.402 by ルーシエル  2024-09-26 22:54:48 

>397
ん?私は別に普通のエルフだよ。ランクだってBだしね。
でもねレド、残念ながら今ギルドに居る連中はね…。美女二人組み(そのうちの一人は私)が前衛を探していても、だあれも声すら掛けないような草食系の集いなのだよ…。
(わざとらしく目を瞑り小さなため息。続けておもむろに髪をかきあげて色っぽく…見えてるといいな、と妄想しながら、前に吟遊詩人のお姉さんと二人で依頼をこなしたときのことを回想し、呟いて)

と、言うのは半分冗談として。…勿体無いなって思ったのさ。
アンタは今もその長い刀を持ってる。…自信だって、意地だって、まだ捨てたわけじゃないだなって、そう見えたんだよ。
(テーブルに立て掛けられた刀にちらりと目をやり)

だからね、前衛としてどうかなって声掛けてみたんだ。それでも嫌だったら無理にとは言わないよ。…お姉さんは優しいからね、へへへ。

  • No.403 by 名無しさん  2024-09-27 01:22:29 

(/参加希望です! 元S級でかなり昔に引退した女性キャラを作りたいのですが大丈夫でしょうか? 隻腕、隻眼で元々の役職は格闘家、現在はギルドでのランク査定の昇格試験官とかそういう試験が無ければ戦闘教官的な役割をしてる感じにしたいです!)

  • No.404 by イェンフゥイ  2024-09-27 17:45:24 

>399

ふぅん…?おねーさんも俺と同じで勉強とか自由にできないところにいたんだ?此処って魔法より武器とか戦闘寄りの人たちが多いもんね。あー…美味しいのが出たら試してみようかなぁ

(魔法薬に関する造詣の深さからマニアだと思っていたが、研究ではなく学ぶという言葉が出るあたり、現在進行形で勉強中なのだろうかと小首を傾げ。もし、学んでいるのであれば魔法とは縁遠い出自なのか、はたまた今まで魔法を学ぶ機会に恵まれなかったのか。何れにせよ、彼女ほどに大きく成長しても勉強せんとする心意気に感心して。今まで出会った冒険者は魔法に特化している者よりも、武力を極めている者が多く、実体験等を聞くには骨が折れるだろうなとも思う。また、魔法薬を試してみたらどうかと提案されるも、語るには楽しいが実際に己の身体で試すとなれば躊躇うもので。この身体を得た経緯もあり、何とも歯切れの悪い返答をし。)

おねーさんは、喧嘩とかしなさそうだよね。普通のお話し合いで何とかできそう。

(穏和な考えを告げる彼女に、己とは対称的と言えるほどの平和主義であることを認識する。彼女と酒を飲み交わして数刻も経ってはいないが、薄ぼんやりとその人となりを理解し始めてきたように思える。こうして話している限り、如何しようもない事柄も彼女であれば言葉一つで収められるのだろうと感じて。)

あれ…おねーさんってば、人間じゃないんだぁ。あ、だから"それ"外せないってこと?旅かぁ…おねーさんのいたところには、人間いなかったんだねぇ

(様々な人とではなく、人間と仲良くなりたいという言葉に引っ掛かりを覚えて反芻すれば、至極単純ではあるが『嗚呼、この人は人間ではないのか』と思い至って。亜人や獣人、魔人までもが存在する世界で特段珍しいことではないが、フードを頑なに外さないところを見るに、耳やら角やらが付いていることを知られたくないのだろうか。また、人間と出会うために旅をしているのであれば、彼女の居たであろう場所には人間が存在していなかったことが窺えて。)

  • No.405 by ティア/ユリウス  2024-09-27 18:56:23 

>401

強引なミミちゃんも悪くないねぇ。そういう事ならミミちゃんの知り合いも私のものにすれば解決でしょー。

(ミミによって馬車に押し込まれたユリウスは「強引なミミちゃんも悪くないねぇ」と頬を赤らめ恍惚とした表情で語った。もはやミミに何をされてもプラスに捉える無敵の人と化したユリウスはミミの知り合いを引き合いに出されると、その知り合いも私のものにすれば解決するなどというトンデモ発言をした。)

ミミさんはモテモテですね。その素敵な人柄に惹かれる人はさぞ多いことでしょう。

(ミミに執着するユリウスの様子や、おそらくミミを好いているであろう知り合いの存在を聞いたことで、人に好かれるミミの人柄に感心して賛辞を送った。ベタベタとユリウスに引っ付かれるミミを一歩引いた態度でにこやかに眺めているその様子はもはや本当の聖母である。)

  • No.406 by トピ主  2024-09-27 18:59:41 

>403

概要は把握致しました!最終的な判断は設定の詳細を見てからになりますが、一先ず大丈夫ですよ(^^)
完成しましたら打ち合わせ用トピにプロフィールの投下をお願い致します!

  • No.407 by レド  2024-09-27 22:52:01 

>402
……なんか、断れそうにないなぁ。躾けられたのは俺の方だったのかもしれない……。
(突然色っぽい?仕草を始めたときは「急に何してんだ」と困惑したものの、冒険者として心折れ、荒れ果てた自分を頼り、そして寄り添ってくれるルーシエルの姿を見ると、その顔もだんだん穏やかになり。ついには一筋の涙を零しながら眼を閉じ、考え事を始め出し。あぁ、やはりこの人は普通のエルフじゃない。もしかしたら自分を立ち直らせるために2人が天国から遣わした存在なのだろうか……今が決断の時ではないかと)

それもこれも、「お前はまだ生きろ」という、2人の思し召しかなッ!
(やがてカッと眼を見開くと、側にあったペンを引っ掴んで素早く依頼書にサインした後、わずかに引き抜いた刀から晒した刃で自らの左親指を切り、血で滲んだ指をサインの隣に押し付けて。そして親指を赤く染めた左手で、自らの血判が刻まれた依頼書をルーシエルに突き出し、ギラついた目つきで彼女を見据え)


……じゃあ、始めましょうか。取り分は任せますよ。4:6でも、3:7でも……

  • No.408 by アメリア  2024-09-28 01:40:49 

>404

いえ…なんというか、魔法が使えて当然というような環境でした…。私、魔力はたくさんありますが…才がなくて……当時は我流で武術や剣術を習得してました…。その…魔法薬以外でも試せることはたくさんありますよ?

(アメリアが育った場所は魔法が学べないような環境というより、魔法が使える魔族が多い場所で学ぼうと思えば学べた…が、魔力が多いにも関わらず才能に恵まれなかったため大した魔法が使えなかった。一見体術ができそうに見えない彼女だが、その証拠に右手でマントを掴んで軽く広げて見せて…大量の複数のナイフが隠されているのが見えて。自分の話で少し誤解があったようで、微笑みながら他に試す方法はあると告げて)

はい…今までしたことがないんです……そういったことが苦手で…。なるべく会話だけで解決できるようにしてますよ…それが一番でしょうし…。

(イェンフゥイの言う通り、かなり長く生きているが喧嘩は一度もしたことないことを明かして。根っからの平和主義者であり自然とそういったことを避けてきたのだろう。全部が普通の会話だけで解決できたわけではないが、やはり争わないことが一番だと考えて会話だけでなんとか解決できるようにしていると笑みを浮かべながら話して)

…!……バレちゃいましたか…そう、私は魔族なんです…。頭に角が生えていますが、それさえ隠してしまえば…人間にみえふでしょう…?はい…私のいた里は…私のように、人間に見た目が近く、高い知性を持った魔族のみが暮らしています……旅をしている理由は、己を鍛えるためでもありますが…私達のような魔族でも、受け入れてくれる場所を探すためでもあります…。

(自分が人間じゃないことがバレて、ハッとした表情をイェンフゥイに向けて。先程の自分の発言でバレてしまったことにすぐに気づき、少し俯きながら自分は魔族であることを明かして。短い時間だが、彼と語り合ってイェンフゥイという人間を理解し、心を開いたからこそそう言った発言が出てきたのだろう……。イェンフゥイにだけ見えるようにフードを少しだけ取って、後ろに沿うように生えた二本の黒い角を見せて。フードを元に戻し、自分の育った環境や旅の目的を話す…こんな見た目だから、今まで人間側にも魔族側にも受け入れられなかったことがわかる。)

  • No.409 by アメリア  2024-09-28 01:41:56 

訂正
みえふでしょう→見えるでしょう

  • No.410 by ミミ  2024-09-28 02:02:48 

>405

なんでこんなことで頬を赤らめてるの…!あ~……多分無理だと思う。ユリウスと打ち解けられる子もいない…こともない…ない…かなぁ……?

(馬車に押し込めたくらいで頬を赤らめ、よくわからない発言に軽く驚いており。ユリウスと出会ってそんなに経ってないのだが、その短い間でここまで気に入られていることがわかり「…サイコパスじゃなければ、普通に嬉しいんだけどなぁ…」と、軽く頭を掻いて心の中でそう思い…だが、自分が半獣人だとバレれば今の関係も変わってしまうかもしれない。ユリウスのトンデモ発言を聞いて、実際にユリウスが自分の知り合い達に接しに行ってるところを思い浮かべ……友好的な関係とは真逆の方へと進んでいき、微妙な反応になり。)

あ、ありがとうございます…人柄…かどうかはよかわかりませんけど、その子達がまだ子供の頃からの付き合いだったって言うのもあるかもしれません。

(ティアの言葉に嬉しそうな笑みを浮かべてお礼を言い、自分の人柄がいいかどうかはわからない様子だが、その知り合い達がまだ子供だった頃から接してきたこともあって好かれているのかもと明かして。一歩引いた態度でにこやかに眺めているティアを見ては「本当に聖母だねぇ…私、年上のはずなんだけど…いいのかなぁ…」と、心の中で思い。本来の年齢は500歳なのだが、全然年上らしくないのかもしれない…何なら、ユリウスに年下と思われている。)

  • No.411 by ティア/ユリウス  2024-09-28 22:04:50 

>410

そんなこと言わないで会わせてよぉ…良い子にするからぁ…

(知り合いと引き合せることに消極的な反応を見て、ユリウスはミミの腕に抱きついて駄々をこねる。ユリウスが閉鎖的な聖教国に属している以上実際に会うとなるとかなりハードルは高いが、それでも会いたいという願望は相当なもののようだ。しかし、良い子にするとは言うものの素でサイコパスなユリウスが問題を起こさない筈はなく、消極的なミミの対応は賢明なものであった。)

なるほど…幼馴染みといった所でしょうか。私も機会があれば是非お会いしたいものです。

(知り合いが子供の頃から付き合いがあると聞いて、少し考えた後に幼馴染みではないかと推測を述べた。ミミが半獣人であることを知っているティアは勿論ミミが見た目通りの年齢ではないことを察している。その為、知り合いの成長を傍らで見てきたかのようなミミの物言いをそのままの意味で受け取ったが、仮にユリウスが疑問を抱けばトラブルが起こることは必至である。その為、幼馴染みという勝手な捕捉を加えることでユリウスが疑問を抱かないように話の流れを誘導したのだろう。)

  • No.412 by ルーシエル  2024-09-28 22:47:27 

>407
へへ、そーこなくっちゃ。よろしくねっ、レド!
(血判で己の覚悟を示すような青年の潔い振る舞いに思わず明るい声で答えるも、カッコイイけどちょっと痛そうだなぁ、男の人ってやっぱり皆こうなのかしらと複雑な思いを抱きながら、自身は微量の魔力を篭めて署名し、その筆跡を自身のものであると証明し)

ん?なに言ってるのさ、二人で協力するんだから、取り分も半分こだよ。
(なんなら金は要らないなんて言い出しそうなレドを制しつつ、受付にさっそく依頼書を提出して依頼の段取りを軽く確認し。どうやら件の湖に隣接した森までは馬車を使うことができるけれど、その先は徒歩で進むしかないようで)

馬車の準備もあるだろうから、出発は明日の午後ってところだね。それじゃ、明日のお昼過ぎにギルドの前で合流して、馬車の乗場まで一緒に行こっか。
(そうと決まればすぐ行動したいタチで、ウキウキしながら明日の段取りを告げて。寝坊して遅刻したら怒るから!と告げると、パタパタと軽快な足音を立ててギルドを後にして)

  • No.413 by ミミ  2024-09-29 00:49:58 

>411

えーっと…知り合いの中に半獣人の子もいるけど…?

(ミミの知り合い達と会いたいと駄々をこねるユリウスを見て、ユリウスは聖教国に属していて外に出ることは難しい上に、今回のように聖女の護衛依頼が何度も来るとは思えないから難しい。そう答えようとしたが…それよりも思い留まりそうなことを思いついて。自分の知り合いの中に、東の国からデュランダルに来た半獣人の子が居て…恐らく今まで獣人を何らかの方法で処分してきたユリウスにそう尋ねて。普通であれば、別の意味で会いづらいだろう)

そうそう、そんな感じです。まぁ…帰ったら、みんなに伝えますね。

(ティアが加えた補足を聞いて、先程の自分の発言で半獣人と疑われる可能性があったことに気づき、「ありがとう」という意味を込めて口元に笑みを浮かばせながらウィンクして。ティアなら半獣人が居ても問題ないが、この場にユリウスも居て聖教国に属しているためあまりいい返事はできない…が、会わせてあげたいとも思っており少し歯切れが悪いがいい返事をして)

  • No.414 by ティア/ユリウス  2024-09-29 09:20:03 

>413

ふふっ、よろしくお願い致します。

(ミミのウィンクを受けて、ティアは口元に手を添えて上品に微笑むと知り合いによろしくと告げた。聖教国唯一の良心だけあり知り合いが半獣人と聞いても取り乱す様子はなく常識的に見て正解の対応であるが、この聖教国の地で、それもユリウスの前では対応を誤ったと言わざる得ない。)

獣人が知り合い…?アッハハ!ミミちゃんは面白い冗談を言うねぇ。本当はペットかなにかでしょ~。

(知り合いが半獣人であると聞いて、ユリウスはミミの腕を離すと自身の腹を抱えて笑い転げた。どうやらミミの渾身の冗談だと解釈してツボにハマったようである。しかし、口元は吊り上がっているが目は笑っておらず、その瞳は対応を誤った裏切り者であるティアを捉えていた。獣人というワードに反応しなかったが為に、ティアには今まさしく異端の疑いが掛けられており、これ以上対応を誤れば良くて投獄、最悪は極刑であろう。平静を装い笑顔は崩さないもののティアの内心はユリウスからの印象を挽回しなければと焦っていた。このままでは一件が終わり次第裁判にかけられることは必至であり、即ち人生の終わりと同義である為だ。)

  • No.415 by ミミ  2024-09-29 10:27:11 

>414

…いやぁ~、ありがとうございます聖女様。私のことを傷つけないために、敢えて何も言わなかったんですよね?ここまで気遣いができるなんて、本当にいい人だなぁ~…

(この場にミミとティアしか居なければ今の対応でもよかったのだが、この場にはユリウスが居る。半獣人に反応しなかったことにより異端の疑いがかけられていることをすぐに察して、笑顔を向けながら半獣人が大切な人であるミミを傷つけないために、気を遣って何も言わなかったと言って。自身を護衛をする人を傷つけないという、心優しいティアならやりそうなこと、不自然に思わないことを瞬時に考えてそういう流れに誘導したのだろう。しかし…ミミの笑顔が明らかに作った笑顔だと言うことがわかり、ユリウスとは目を合わせず自分の大切な人をバカにされたことに相当怒っているのを察することができるだろう)

  • No.416 by レド  2024-09-29 11:18:19 

>412
ふふ、前会った先輩方には2:8などと吹っ掛けられたが、ルーさんはそんな先輩風吹かすタイプじゃなくてよかった。じゃあ朝の昼過ぎ、ここで。
(自分の路銀もあるだろうに、取り分は山分けでいいと言うルーシエルに微笑ましくなる一方で、切った親指に包帯を巻く手には力が入り。ああ、この人は死なせちゃいけない。今度こそ共に帰る、と)


……気の回しすぎか。まあいい。誰であろうと、これ以上やらせるものか。
(風のように去りゆくルーシエルを見送ると、先程から人目をはばかるように密談を交わす連中(>404)(>408)に気配を向けて。片方は全然フードを脱がないし、もう一方も、ここからではよく見えないが真っ当な雰囲気ではない……エルフ(ルーシエル)を狙う人さらいの類か?と警戒したが、そんな素振りは無さそうだ。警戒を解いて最後の一杯を飲み干すと支払いを済ませ、今度こそ仲間を死なせはしないと意気込みながら立ち上がり、刀を帯び直してギルドを去ってゆく。ただ少々、ルーシエルが残した言葉に気がかりなことがあって、首をかしげながら)

午後……寝坊……?

  • No.417 by イェンフゥイ  2024-09-29 17:41:09 

>408

へぇ、魔法が使えて当たり前…何だか楽に生活できそうなところだねぇ。火を熾すのも、水を汲むのも魔法でパパッとできちゃいそう。魔法のことは全くわからないけれど、魔力ってやつも才能の内だと思うけどなぁ…魔法も詳しくて武術にも長けているってことは、おねーさんとっても強い人なんだ。いいなぁ…俺は魔法も剣も苦手だし、おねーさんみたいに何でもできるのって憧れる。魔法薬以外で…例えばどんなの?

(尋常一様に魔法を扱って生活するとなれば、己のような魔法を使えない者は大変に苦労するだろうと思う一方で、寝物語で聞いたような心踊る暮らしを送っていたのだろうかと好奇心が刺激される。日常に魔法が組み込まれているとなれば、火を熾すための薪を割ることも、水を汲むために川や泉へ行くこともなく、魔法のみで全てが完結するのだろうかと想像して。手ずからそれらを行うことに嫌気がさしている訳ではないが、魔法で補えたとすれば…と夢想すること自体にトキメキを感じるわけで。魔法の何たるかを知らない己にとっては、魔法に造詣深く現在に至るまで研鑽を怠らない彼女に才がないとは思えず小首を傾げ。些細な疑問も、数多のナイフが仕込まれたマントを見ればあっという間に吹き飛び、つい少年のように目を輝かせて食いついてしまう。魔術も武術も扱えるのであれば、よもや誰にも負けることはないだろうと彼女の強さに感心して。そんな彼女から特殊な身体について試しようがあると持ち掛けられれば、食い付かないわけもなく、少し身体を乗り出して問うて)

ははぁ…おねーさん強いし、話し合う方が大変っぽさそうだけど……何て言うか、珍しい…?よね

(先程までの話を統括するに、己よりも数段格上の相手であることは確かな筈なのだが、拳で話をつけることが苦手だとするあたり、血の気の多い冒険者が集うこの街では稀有な存在で。こうして突然話しかけた己にも微笑みながら応対してくれるところを見るに、お人好しという言葉がしっくりきて。微笑む彼女につられるように、へらりと笑い)

…魔族って本当にいるんだぁ…角もかっこいいし、おねーさん美人さんだし、魔族って綺麗なんだねぇ。折角なら、俺もこの腕じゃなくて角の方がよかったなぁ。うーん…おねーさん強いし綺麗だから、別に隠さなくてもいいと思うよ?

(馴染みのない単語に魔族とは何ぞやと反応が遅れるも、チラリとフードから特殊な角が覗く様を見て、嗚呼"魔族"なのだと理解が追いつく。これまた寝物語でしか聞いたことのない種族に興味が湧かない訳もなく、稍あって既に隠れてしまった角をじっと見つめ。艶やかな2本の角を思い返しては、己の特殊な腕と比較し、角の方が格好良くて憧れると小さく唸り。魔族に対する悪感情を抱くどころか、どのような存在なのかすらも知らない己には、受け入れてもらう云々のためにフードで隠すことが結びつかず。端麗で魔法にも武術にも精通している彼女であれば、顔を隠さずとも引く手数多だろうにと疑問符を浮かべ)

  • No.418 by アメリア  2024-09-30 01:42:42 

>417

基本的には魔法で出してましたけど、水は近くの井戸から汲んできてました…多分、全部魔法に頼るのは良くないからでしょうか…?あ、でも洗濯する時は魔法を使ってましたね。魔力は誰でも流れているらしいですよ、魔力量は個人差がありますが…魔法はまだまだ勉強中ですが、武術や剣術には自信がありますよ。…よろしければ、私が教えましょうか?基礎的なものにはなりますが……。ふふ、案外簡単なことですよ?例えば…前提として魔法の基礎を身に着けた状態ですが…誰かが使用した魔法を再現する、若しくは思い描いた魔法を具現化するとか……魔法に必要なものはいくつかありますが、一番は”イメージすること”…貴方ならきっと、幻想的で素敵な魔法が使えるようになれると思います。

(イェンフゥイが思い描く程、全て魔法で完結していたわけではないがほとんどが魔法を使うことが多かったと告げて。今現在魔法が使えるようになったアメリアはというと、日常に魔法を組み込むことはほとんどなく全て自分でどうにかしており…魔力は誰しも流れていることを簡単に説明し、人によって魔力量が多かったり少なかったりすることも明かして。仕込みナイフに目を輝かせているイェンフゥイを見てはクスッと笑い、憧れるという言葉にわかりやすく嬉しそうな笑みを浮かべており、魔法や体術の類を避難しようかと提案して。イェンフゥイの身体に何か特殊な力があるかもしれないと思っているアメリアは、一例として魔法のことについて説明して。魔法を習得すれば、もしかするととんでもない魔法が撃てるようになるかもしれない…それに、魔法に強い憧れやイメージを持つイェンフゥイなら…きっと素敵な魔法が使えるようになると信じており、笑顔でそう告げて)

珍しい…でしょうか…?…確かに、武力行使の方が簡単かもしれませんけど…それって、自分の意見を無理矢理通しただけで、解決したとは言えないと思うんです…。やっぱり、両者が納得できるように話し合わないと…。

(力があるのに話し合いで解決しようとする自分が珍しいという話に小首を傾げて。イェンフゥイの言うように、武力行使した方が楽かもしれない…が、それは解決したとは言えないと思っており。自分と相手が納得できる答えが見つかるまで話し合ってこそ解決と言えると告げて…ここまで平和的な思考を持つのはアメリアの性格ということもあるかもしれないが、彼女が育った環境が争い等ない平和な環境だったこともあるだろう。)

…その…恐くないんですか……?嫌だったり、しませんか……魔族って、人に襲いかかるのがほとんどですし……。…私の角を、そんな風に言ってもらえたのは…初めてです。…そう、でしょうか……けど、容姿はともかく…強いかどうかは、見ただけではわかりませんよ…?

(魔族に対して悪感情を抱く者がほとんどなのに、イェンフゥイからはそんな感情が感じられない…そんな人と初めて会ったのか、まるで信じられないものを見るかのような表情で問いかけて。どれだけ容姿が良くても、角が生えているだけで人間から忌み嫌われていた…だがイェンフゥイはそんなことはなく、自分の角に憧れると言ってもらえたのは初めてだと少し俯いて話して。容姿については置いておくとして、強さは見ただけではわからないと告げて…何か力を自然と見せられる方法はないかと考えて…自分が無害だとわかってもらい、それが広まればアメリアと同じ魔族も無害だと思われるようになるのだが……)

  • No.419 by ティア/ユリウス  2024-09-30 17:04:03 

>415

あれ…?もしかしてミミちゃん…怒ってる…?

(矛盾点のない自然な誘導によりユリウスによるティアへの疑いの目は弱まった。そして、貼り付けたような笑みを浮かべて自身と目を合わせないミミの様子に、ユリウスは困惑した様子で尋ねる。獣人と対等な関係など有り得ないこの国の常識に染まっているが故に、なぜミミが怒っているのか全く理解が及ばないようだ。)

いえいえ…それよりも、もう時期クレアさんと別れた場所に到達しますね。上手く言い表せませんが嫌な気配がします…お二人とも気を付けてくださいね。

(誘導の一環でミミに礼を言われるとティアは首を横に振って謙遜した様子を見せた。自身への疑いが弱まったことに安堵しつつも、察するにミミは相当怒っているようだ。馬車の中の重たい空気に辟易し窓から外の景色を眺めると木々の特徴からクレアと別れた場所に到達しつつあることに気が付いた。激しい戦闘の後だろうか、幾つもの周囲の木々が半分程の高さで切断されているが、切断されてからそう時間は経っていないにも関わらず殆どの木々はまるで何年もそこにあったかのように不自然に朽ち果てていた。その様子を嫌な気配と形容したティアは目の前の二人に注意を促した。)

  • No.420 by レド  2024-09-30 18:12:19 

>412
(/すみません!>416に以下を追加します!)

(翌日の午後、ギルド前。レドの姿は見えず。あれほど念押ししたのに寝坊したのだろうか?ただその代わり、ギルドの路地裏から異様な殺気が膨れ上がってきており……その殺気はレドがルーシエルに刀を抜いてきた時のものと似て、いや同じように感じられる)

  • No.421 by ミミ  2024-09-30 19:00:04 

>419

…確かに、嫌な気配がしますね…随分派手に暴れてる……。

(相当怒っているのか、ユリウスの言葉に反応せずティアに続いて外の景色に視線を移して。確かに、此処をティアと共に移動した覚えがある…行きと違う点があり、いくつもの木々が真っ二つに切断されている…相当激しい戦闘をしたのだろう……ある違和感に気づき、顎に軽く手を当てて考える仕草をして)

………切り倒された木が朽ち果ててる…あの男の能力…?恐らく、退化や劣化の類いの能力……いや、だとしたらあの時クレアの剣を朽ち果てさせるだろうし、手の内を知ってるクレアも間合いに入ろうとしないはず……だとしたら…

(切り倒された木々が不自然に朽ち果てている光景を見逃さず、この先に待っているであろう人物の能力と仮定し、今から分析を始めて。自分達と対峙した…元不死鳥の翼のメンバーであるダンテの能力かと思ったが、そうしたらクレアも迂闊に距離を縮めたりしないはず。ダンテの能力である可能性が低くなり、ある可能性が浮上する…)

…相手の増援が来たか、どちらの勢力にも属してない第三者…それも、相当な手練れが現れたか……。

  • No.422 by ルーシエル  2024-09-30 23:35:15 

>420
~♪
さて、レドはもう来てるかな…って、いないじゃんっ!あ、アイツめ~ッ …ん?
(翌日の正午過ぎ…をさらに少し過ぎた頃。相変わらずの調子っぱずれなメロディを口ずさみながら上機嫌でギルドを訪れ、その入り口でパーティを組む剣士レドの姿を探してきょろきょろと周囲を見渡し。昨夜は気合を入れて準備をし夜更かししてしまったため、案の定少しお寝坊してしまったけれど、レドが居ないのでセーフ!でもそれはそれで困るので、遅刻した自分を棚に上げて悪態をついているとなにやら路地裏からなんとも言えない雰囲気を感じ……建物の影からそろり、小さな顔を半分だけ覗かせてそちらを見遣り)

  • No.423 by ティア/ユリウス  2024-10-01 10:12:27 

>421

どちらにしても状況は芳しくないですね…どうであれクレアさんが無事であれば……っ!…あれは…

(ミミの憶測を聞いたティアは暗い表情で俯いた。どちらの可能性も状況を著しく悪化させるものである為、慎重なティアにはミミと同様に現状を楽観視することなど到底出来なかったようだ。せめてクレアの無事を祈ろうと言葉を紡いでいる最中、ティアは息を飲み目を見開いた。馬車からおおよそ十数メートル先に、木を背もたれにしてぐったりとした様子で気を失っているクレアの姿を見つけた為だ。ティアはすぐにミミに視線を移すると緊張した面持ちでこくりと頷いた。一時的に護衛はユリウスに任せて仲間としてクレアの介助に向かいなさいと暗にそう告げていた。シュントした様子で縮こまっているユリウスがまともに護衛を出来るのか少々の不安要素ではあるが、万が一護衛対象であるティアを誘き出す罠である可能性なども考慮すると戦闘力や諸々の経験値に秀でたミミが単身でクレアに駆け付けるというのは理にかなったものであろう。)

  • No.424 by ミネルヴァ  2024-10-01 10:54:03 

んん
何だろ
何かしようと思ったんだけどなあ

  • No.425 by トピ主  2024-10-01 11:06:07 

>424

すみません。無断参加は受け付けておりません…

  • No.426 by ミミ  2024-10-01 14:49:13 

>423

…っ!!
…ありがとう、聖女サマ…!

(ティアが息を飲み目を見開いていることに疑問を持ち、ティアの視線をたどって視線の先へと向けて…クレアが気を失っている光景が見えたのか、同じように目を見開き。ティアがこちらに視線を向けたことに気づき、ティアがクレアの元へと向かいなさいと暗に伝えていることを読み取り、ティアにお礼を言って馬車から飛び降りて、急いでクレアの元へと走り。クレアの元に辿り着くと、状態を確認して呼びかけて)

クレア!大丈夫なの、ねぇ…!

  • No.427 by レド  2024-10-01 17:53:18 

>422
(薄暗い路地裏、そこでは2人の男が悶絶しながらうずくまっており。そしてその側では、2メートル近い大男が顔を青くしながら呻き声を上げており……レドが片手一本で、大男の首を絞めながら宙吊りにしているせいだ)

フン、こんな腕で「首狩り」に勝つ気でいたとは、おめでたいヤツらめ。お前らが束になったところで「首狩り」、いやうちの姐(あね)さん一人に、勝てるか!勝てるか!勝てるかッッッ!!
(そして大男をポイと放り捨てるとおもむろに大刀を抜き、足元に転がっていた連中の武器や防具めがけて思い切り叩きつければ、どれもこれもバラバラに砕け散ってしまい。あまりのことに恐れをなして、男たちは腰を抜かして逃げていき)

ったくバカどもが……あっ、ルーさん!?遅くなってすみません!いやぁ、あいつらが「首狩り」と勝負させろだなんてギルド(ここ)で騒ぐもんだからつい……
(おぞましい殺気、鬼のような顔を晒しながら表通りへ戻ろうとすると、ルーシエルの姿を認め、慌てて刀を納めながら彼女に駆け寄り。片膝ついて自身の遅刻を謝る姿はさっきまでの荒れ狂った様とはまるで別人、いたって真面目な青年のそれになっており。それだけ荒んだ男がルーシエルに懐いたという事なのだろうが、それにしても大分二面性のある人物であることが伺える)

それにしてもいつからここに?いや、俺は朝からここにいたんですが、中々ルーさんを見つけられなくて……
(どうやらレドは結構前からギルドに居たようだ。すっかり殺気の抜け落ちた顔で、小首を傾げながらルーシエルに訪ねて)

  • No.428 by クレア  2024-10-01 18:48:21 

>426

…ん……おはようございます…

(近くで見るとどうやらクレアは傷付き倒れていた訳ではなく、ミミの心配を他所にすやすやと寝息を立てて穏やかに眠っていたようだ。ミミの声を聞くなり重たい瞼を開き、眠たそうに目を擦りながら「おはようございます」と弱々しい声で目覚めの挨拶をした。浅い切り傷が幾つか見られるものの大事には至っておらず、相変わらず人騒がせな剣士である。いつもと違うことと言えば、クレアが腰に携えた二振りの剣がどちらも鞘のみを残していることであろう。辺りを見渡せば、普段愛用している西洋剣は刀身が真っ二つに割れた状態で地面に転がっており、もう一方の日本刀は傷一つなく地面に突き立てられた状態でドス黒く禍々しいオーラを纏っていた。日本刀の周囲に生い茂った草は刀の突き立てられた位置を中心に円上に朽ち果てており、察するに道中に見た切断され朽ちた木々の犯人は新たな刺客などではなくクレア本人のようだ。)

  • No.429 by ミミ  2024-10-01 22:56:35 

>428

…よかった…大丈夫そうだね…。とりあえず、治療するね…。

(傷ついて気を失っていたわけではなく、ただ単に穏やかに眠っていたことに心底安心したような表情を浮かべて。首都へ逃げる前に押され気味だったことと、激しい戦闘跡に不自然に朽ち果てた木々を見て、相当心配していたことがわかる。自分の鞄から簡易医療パックを取り出して、ちょっと沁みるけど我慢してねと告げて応急処置をして。腰に携えた二振りの剣がどちらもないことに気づき、周りに視線を移して…片方は見事に折れており、もう片方は地面に突き刺さっている…が、その剣は禍々しいオーラを纏っており、刺さっている箇所を中心に朽ち果てているのを見ると「…原因はあれか……」と、木々が朽ち果ててる原因がわかり…自分の予想は外れてしまったが、ある意味外れて良かったと思っており)

  • No.430 by クレア  2024-10-02 18:30:17 

>429

ご心配おかけしました…見ての通り元気で…ぅ…

(ミミの表情を見て余程心配を掛けたであろうことを察し、シュンとした表情で俯くと謝罪の言葉を述べる。見ての通り元気だと言おうとするも、言い終える前に治療により傷口が沁みたことで足をジタバタとして悶絶した。それだけのリアクションを取れるということは言葉通り元気なのであろう。)

  • No.431 by ミミ  2024-10-02 22:44:51 

>430

あはは、本当に元気そうだね?にしても、すごいじゃんクレア!あの大男を退けさせるなんてさ~…剣は折れちゃったけど…

(応急処置中に傷に沁みたのか、悶絶しているのを苦笑いしつつも何処か安心したような表情で見ており。ミミとティアが首都に逃げる前は明らかに劣勢だったのに、大した傷を負わずに退けさせたことに対して称賛の声をかけて。二振りの内片方は折れてしまったと言い、地面に転がる剣に目を向けて。もう片方の東刀は折れてはないが、切り倒された木々や地面を見てどれ程の力があるかわかると同時に、それ相応の代償を支払わなければならないことが簡単に予想できる。再襲撃を考えて、早めに剣をどうにかするべきかと考えており)

  • No.432 by ルーシエル  2024-10-02 23:42:25 

>427
ヒエッ…
(目に飛び込んできた危険な光景に思わず首を竦めるも、ゴロツキのような連中をやっつけているのがレドだと気付き。しかもまた姐さんとか言ってるし!あれ、今回はイメチェンしてドスを忍ばせたりした方がいいってこと?あぁ、でもエルフはそないなもん持ってまへん…。目をキョロキョロさせながら高速で考えを巡らせていると・・・気付かれてるッ!!)

あ、レド、おはよ。えぇとね、ちょっとアップしようかなって思ってお散歩…とかね、その辺をね。。
(って、朝から居たんかいっ!遅刻バレてるじゃん…と放心)

とりあえず、馬車乗場に向かうよ!馬車で森の入り口まで連れてってもらう約束なんだ、馬車が行っちゃったら困るし、急ぐよっ
(少し強引に話題を変えると、冷んやりとした午後の風に長い髪をなびかせスタタっと馬車乗場を目指して駆け出して)

  • No.433 by トピ主  2024-10-03 18:43:38 

>431

すみません!返信明日になります!

  • No.434 by ミミ  2024-10-03 19:41:11 

>433

(/了解です)

  • No.435 by レド  2024-10-03 21:26:31 

>432
はぁ……「よくわかりました」。ま、落ち着いて行きましょう。俺が先行して馬車を確保してもいいし、こんな時のために「鼻薬」も用意してますから。何より……まだあわてるような時間じゃない。
(答えをはぐらかしたルーシエルを見て「こいつ遅刻したな!」と確信すると、眉間にしわ寄せながら頭をひと掻きして、ノソノソと立ち上がり。本当はもっと問い詰めたいが、俺も出発前にトラブル起こした身だし、時間もないし、何より自分を立ち直らせてくれた借りがあるし……無粋なことだ。そう考えながらルーシエルの後を追う姿は至って沈着、急ぐ彼女を制する余裕さえあり。なに、まだ時間はあるし、多少揉めても先方に賄賂を握らせればいいだけの事)

あぁ馬車と言えば、クレアさんは馬車で聖教国まで遠征なさったとか!ルーさんも人が悪いな!早く言ってくださいよ!てっきり長年の酒毒がたたって、亡くなったものと……!
(やがてルーシエルと並走し出すと、今朝方ギルドで仕入れてきたクレアの遠征話を持ち出し、もっと早く言えとむくれた顔で彼女を見下ろして。どうやら毎日酒浸りのクレアが急にギルドから消えたので、とうとう死んだものと誤解していたらしい……昨日テーブルに突っ伏して消沈していた一因もそれだ)

何はともあれ無敵の「首狩り」様のこと。今頃たんまりと土産話を用意してくださってるはずだ……!俺たちもがんばりましょ、っと失礼、ごめんなさい、通して!
(いつの間にかルーシエルの先に立ち、活気溢れる昼下がりの街並みを行き来する人々を制しながら、彼女の露払いを始め出し。仲間の死を克服して吹っ切れたか、落ちぶれたクレアが再起した事の喜びか、その背中はやる気でみなぎっており)

  • No.436 by クレア  2024-10-04 18:14:45 

>431

えへへ…そんなに褒められると照れてしまいます。

(ミミにかけられた賞賛の言葉にクレアは照れくさそうに頬を赤くして微笑んだ。自己肯定感が低い為にこうして人に褒められることにあまり耐性がないのだろう。)

うっ……確かに剣をどうにかしないとですね…盗賊のような真似はしたくはないのですが、やむを得ないので刺客が落としていった剣で代用します…

(眠気でまだ覚束ない足で立ち上がると、フラフラとした足取りで禍々しいオーラを纏う愛刀に歩み寄り、柄をギュッと握った瞬間に苦痛の表情を浮かべるも何とか刀を鞘に収めた。刀の代償を考慮するとクレア自身もあまり使いたくない様子で、周囲を見渡せばエルフの刺客が落としていった一振りの剣があり、顎に手を置いて考える仕草をした後に渋々といった様子でクレアはその剣を拾った。元聖騎士故に敵とはいえ他人のものを奪うことに抵抗があるのだろう。)

  • No.437 by ミミ  2024-10-04 23:41:14 

>436

本当にすごいよ、ブランクがあったのに…ひょっとして、全盛期はめちゃくちゃ強かったんじゃない?

(頬を赤くしながら微笑むクレアに、つられるように微笑みながら更に賞賛の言葉をかけて。ダンテとの戦いを見ていたわけではないためなんとも言えないが、全盛期のクレアは自分が想像できない程の強さだったのだろうと思いそのことについて問いかけて)

ま、まぁ…この依頼をやってる間だけだしさ?この剣は、デュランダルに帰って打ち直してもらおうよ。いい鍛冶屋を紹介するよ~

(クレアが地に突き刺さった東刀の柄を握った瞬間、苦痛の表情を浮かべたのを見て何かしらの代償があるという予想が確信に変わり。気が進まなさそうに刺客が落とした剣を拾っているのを見ては、依頼をしてる間だけだからと苦笑いを浮かべながら話して。クレアの折れた剣を回収し、デュランダルに帰ったらミミの知ってる腕のいい鍛冶屋を紹介すると告げて)

  • No.438 by ルーシエル  2024-10-05 00:14:38 

>435
(背丈も違えば歩幅も違ってあっという間に追い抜かれてしまえば、レドの大きな背中を見失わないように追いかけて。ようやく馬車乗場に辿りつくと、膝に手を当てて肩で息をしながら)

…ハァ、ちょっとレドっ!アンタ走るの速すぎだよ!いきなり迷子になるとこだったよ、もう。
ん?クレア?なんか勘違いしてるみたいだったし教えてあげようと思ったんだけどね。ゴメン、忘れてた。…今頃、大活躍してるよ、きっと。
(アハハと悪びれもせずクレアの現状に軽く触れて。なんだかんだレドも元気になったし、アンタも頑張りなね、と付け足して。ふとギルド経由で話が通じていると思しき御者と馬車を見つけると、おぉいと手を振って合図し)

おじさん、湖に行きたいの、私とこの人の二人だよ、よろしくねっ!
(ズカズカと馬車に乗り込み腰を下ろして一息つき…と思うとなにやら肩掛け鞄の中身をゴソゴソして)

はぁ、昨日は気合入れて準備したからねぇ。忘れ物してないかしら。
ところでレド、アンタ朝から居て疲れてない?今回は頼りにしてるんだから、よろしくね、前衛さんよぅ。

  • No.439 by レド  2024-10-05 20:17:09 

>438
っと失敬。何はともあれ間に合ってよかった。
(すっかり呼吸が乱れたルーシエルを見て、急ぎすぎたと頬をかいて反省し。戦闘の時は置き去りにしないよう気をつけねば。それにしても、またこれに乗って冒険に出る日が来るとは……感慨深げに馬車を見つめた後、御者に「お願いします」と挨拶しながらいくらかのチップを握らせ。それからルーシエルに続いて馬車に乗り込むと、彼女の向かいに座り。だが馬車の中ではどうも落ち着かない様子……身体も刀もでかい故、馬車の中がしっくり来ないらしい)

俺?ふふ、別にこの1年、怠けてたわけじゃないですし。というかこの1年で今日が一番気分がいい……とりあえず「動くものは全て殺(と)れ」でいいんでしょう?
(中身はともかく、見た目と仕草はちょこまかしているルーシエルが可愛らしく感じられて頬を緩ませながら、心身ともに充実していると胸を張り。そして斜めに抱えた大刀をトントン叩いて「動くものは全て殺(と)る」……相手は魔物だ容赦はいらない、手当たり次第叩き切るとアピールして。)

  • No.440 by クレア  2024-10-05 23:59:14 

>437

か、買いかぶりすぎですよ…!たしかに今よりは多少動けましたけど、ほんの誤差です…そんな事よりも打ち直し楽しみにしていますね!

(全盛期の自分を持ち上げるミミの言葉に、クレアは慌てた様子で首をブンブンと横に振って否定した。ミミの予想通りブランクがある分、全盛期と今とでは実力に雲泥の差があるが、謙虚な性格故に本人曰く「誤差」の範疇のようだ。クレアにとっては過去の栄光よりも腕の良い鍛冶屋の方に興味を引かれたようで、目を輝かせてミミの提案を快諾した。)

  • No.441 by ミミ  2024-10-06 00:44:18 

>440

またまた~、誤差って言うけど天と地程の差があったんじゃないの?このこの~
あぁ、めちゃくちゃ楽しみにしててよ~。その鍛冶屋をやってる子と昔からの馴染みでさぁ…最初はみんな驚くと思うけど、いい子だし腕はかなりいいよ。デュランダル1って言ってもいいくらいにね

(慌てて否定する姿を見てはニヤニヤと笑い、本当は誤差ではなく天地の差があったのではないかと告げて。クレアの様子からついからかいたくなったのもあり、天地程ではなくともかなり差があったことは察しており。目を輝かせているクレアに鍛冶屋のことについて簡単に説明し、昔からの馴染みと言った時点で店主は人間ではない…その店主を初めて見た時みんな驚くと言ったことから、獣人であるかどうかも怪しい。だが、商売の関係で色んな鍛冶屋を見てきたミミがデュランダル1と言う程だから、かなりの腕があるのだろう…。ふと馬車の方を見て、ティア達を待たせていることを思い出しクレアの方を向いて)

さ、そろそろ馬車に戻ろうか。肩を貸すよ

  • No.442 by ルーシエル  2024-10-06 21:29:56 

>439
おー、頼もしいね!その腕前を期待してるよっ。
そそ、私魔法を放つまで少し間があるからさ、そこをカバーしてくれると助かるんだよね。まぁ魔法自体もそんなに強力なのは使えないけど。

だから、準備もちゃんとしてきたよ。
…あ、気になる?見たい?見せよっか?
(レドの返事を待たず鞄の中から小さな瓶に入った謎の液体や、拠糸のブレスレットなどなど忙しなく取り出して)

こっちはまぁ聖水みたいなもんだね。これを霧状にして服に沁み込ませておけば、虫が寄ってこないの!で、こっちのブレスレットは虫が嫌いな炎系の魔力を纏わせてるから、皮膚にくっついた瞬間びっくりして逃げるハズだよ!

…森にはね…虫が…居るんだよ……!私、ほんっとーに虫全般が苦手なんだよね…。
(得意げに小道具の説明をするも、次第にその表情を曇らせていき。あのヌラりとした光沢、六本の足、何を考えているのかわからない眼、挙句の果てには飛ぶし…考えただけでゾゾゾと鳥肌が。レドにもこれあげるねと、所々太さが違う不恰好なお手製ブレスレットを渡して)

…がんばろーね、レド。あ、そろそろ着くのかな。
(しょぼんとしながらも、馬車は湖の周囲に広がる森の入り口に近づいたのか少しずつゆっくりになって、馬の嘶きと共に止まり)

  • No.443 by クレア  2024-10-06 23:59:08 

>441

もー…からかわないでくださいよぉ…

(追い打ちを掛けるようにからかわれると、クレアは気恥ずかしさから顔を真っ赤に染めてミミから視線を逸らした。そして、まだからかわれた気恥ずかしさが残るままミミの言葉に甘えて肩に腕を回し、熱を帯びた身体を預けると、耳元で「色々とありがとうございます…」と小さく呟く。肩を貸してくれたことは勿論のこと、腕の良い鍛冶屋まで紹介してもらったことに対する礼なのだろう。)

  • No.444 by ミミ  2024-10-07 01:01:21 

>443

あはは、ゴメンゴメン!つい、ねぇ
ん?あぁ、気にしなくていいよ?私だって、クレアに助けてもらったんだしさ。

(気恥ずかしさから顔を赤くするところをしっかり見ており、視線を逸らしてしまったクレアに笑みを浮かべながら謝罪して。同じく肩に腕を回してクレアの身体を支えながら馬車へ向けて歩きだし、何に対しての礼かをすぐに察してニッと笑いながら気にしなくていいと告げて。こちらもダンテから守ってくれたこともあり、お相子だと告げて)

  • No.445 by クレア  2024-10-07 09:52:33 

>444

お互いに助け合う、これぞパーティーのあるべき姿ですね。なんだか感動しました…

(お相子だと言うミミの言葉にクレアはしみじみとした様子で頷いた。互いに助け合うというパーティーとして当然の行いに感動を覚える辺り、不死鳥の翼として活動していた頃にはそういった助け合いが当たり前ではなかったということがクレアの反応や相対したダンテ、伝え聞いたレイラの振る舞いなどから容易に想像がつくことであろう。そして、誘導されるままに馬車に乗り入れると中ではティアがユリウスの隣に席を移し、傷心状態で落ち込んだ様子のユリウスの頭を撫でて慰めていた。ミミとクレアの帰還に気が付くなりティアは暖かい笑みを浮かべて「おかえりなさい」と二人を迎え入れる。)

  • No.446 by ミミ  2024-10-07 10:44:42 

>445

そうだよ、お互い足りないところを補い合って一緒に依頼を達成する、それが冒険者パーティーってものだよ。不死鳥の翼は…協力みたいなのはなかったの?

(冒険者パーティーの本来の在り方を語る際、基本各々がソロで活動しているがいつも自分が組んでるメンバーのことを思いながら、笑みを浮かべて頷き。基本どのパーティーも当たり前にやることに感動していることに対して、クレアが以前所属していたパーティー…不死鳥の翼には協力や助け合いはなかったのかと問いかけて。)

ただいま戻りました、聖女様!どうやらクレアは疲労で少し休んでいたみたいで、大した傷はありませんでした!

(馬車に乗り込みクレアを座らせて自分もその隣に座り、おかえりと言ってくれたティアに笑顔でただいまと返し、クレアは気を失っていたわけではなくダンテを退けて激戦の疲労で少し休んでいたということ、大した怪我もしていなかったことを簡単に報告して)

  • No.447 by トピ主  2024-10-07 11:12:41 

参加者様の不死鳥の翼のイメージを補完する為にまだパーティーとして活動していた頃の一幕を投下いたします。

(今から遡ること五年前、なんでもない日の昼下がり、人で賑わうギルドの中でも一際目立つ一行が掲示板の前で依頼を物色していた。)

「これなんかいいんじゃねぇか!魔物の討伐だってよォ!楽な仕事の割に高額だぜぇ。」
「うむ、悪くない。偶にはその目も役に立つのだな。」
「偶にってなんだァ!偶にってェ!!!」
「事実を言ったまでだろう。ハゲが進みすぎて遂に中身にまで異常を来たしたのか?」
「テメェッ!クソガキがァ!」
「ダンテ!それにレイラちゃんも落ち着いて!如何なる理由があろうともギルドの中で暴れてはいけません!」
「クレアの言う通りだよ!兎に角落ち着こう?な?」

(重厚な鎧を着込み特徴的なスキンヘッドが輝く大男と、煌びやかな黄金の剣を腰に携えた小柄な少女が口論の末に取っ組み合いになると、流石に不味いと思ったのか仲間と思われる華奢な体型の男女が額に汗を滲ませながらも必死に二人を引き剥がす。そう、彼らこそ全員が前衛職ながら数々の超難度クエストを達成したことでS級冒険者パーティーに昇格し話題を呼んだ「不死鳥の翼」である。)

「ハァ…そんなに暴れたいなら二人だけでこの依頼を遂行してもらいます。共に背中を預けて少しは互いを信頼してください。」
「姉さま。流石にそんなのはあんまりだ。私は一貫してこのハゲに事実を突きつけたに過ぎない。勝手に逆上してきたのはハゲの方だぞ。」
「チッ、ガキが…言わせておけばッ!」
「うるさぁい!決定事項です…!つべこべ言わずに行ってきなさいッ!」
「あはは…」

(二人の揉み合いが落ち着くと、今度はクレアによるお説教が始まった。どうやら罰としてダンテとレイラの二人で依頼に向かわせることにしたようである。ギルドの隅に正座させられたバカ二人は相変わらず言い合いが絶えないが、クレアの怒号に一蹴されると渋々といった様子でギルドを出て依頼に向かう。リーダーであるカルロスはもはや日常と化したそんな光景に乾いた笑みを浮かべるほかになかった。)

  • No.448 by クレア/ティア/ユリウス  2024-10-07 11:48:37 

>446

それは何よりです。まだ疲れは取れていないことでしょうし、目的地に着くまでの間は襲撃がない限りおくつろぎ下さい。

(ミミから報告を受けるとティアは安心したように胸を撫で下ろした。自分の為に深手を負ったとなれば繊細なティアの精神は耐えられないことであろう。視線をクレアに移すと、目的地である国境沿いの教会に辿り着くまでは警戒はミミとユリウスに任せてリラックスするように促した。クレアは申し訳なさから少し考えるように天を仰ぎ見るが、またダンテと対峙した際に万全の状態を期していた方が良いと判断し「ありがとうございます」とティアの提案を快諾した。)

協力が全くない訳ではないんですが、基本的には各々が好き勝手に動いていました…パーティーと言うよりは目的を同じくした四人のソロ冒険者と言った方がしっくりくるかもしれません…

(ミミの問いかけにクレアは何処か遠い目をして当時のパーティーの事情を語った。勿論強敵相手には連携して戦うこともあったが、全員が前衛と言うこともあり連携を前提とした一般的なパーティーとは勝手が異なる。パーティーに魔法職が居ないため魔力による強化や回復といったサポートは勿論なく結局は各々の技量に依存した戦闘スタイルな為、その実情を同じ目的を持った四人のソロ冒険者と言い表した。)

  • No.449 by ミミ  2024-10-07 14:24:20 

>448

襲撃がないのが一番だけど…もし来たら、今度は私が頑張る番だね。

(自分と同じくクレアのことを心配していたティアが安心してる様子を微笑みながら見ており、ティアの提案に快諾したのを聞いた馬車の窓から外へ視線を移して。途中に襲撃が来ないのが一番だが、来た場合クレアを何度も戦わせるわけにはいかないと思い、今度は自分が頑張る番だと静かに呟き。)

なんだか、噂より団結力とかは無さそうな感じだね……いや、でも…あの二人のことを考えれば、なんか納得いくかも。

(噂では不死鳥の翼はもっと団結力があり、強敵相手でも協力し合って倒す…みたいな感じだったが、実際はただ単に目的が一緒なだけの四人の冒険者。苦笑いしながら噂と大分違うと思ったが…途中襲撃したダンテと身勝手な振る舞いが目立つレイラのことを考えれば納得がいくと、軽く腕組みをしながらそう告げて)


>447

(/なるほど、クレアとカルロスは結構苦労してる感じだったんですね)

  • No.450 by レド  2024-10-07 21:18:04 

>442
お、おお、すごい。アーダンもこういうのよく作ってたっけ。魔法って便利だなぁ……え、俺にも?やった!
(一方的に始まったルーシエルの小道具自慢。しかしそれは魔法の素養が無いレドの興味を惹くものであり、前のめりになって魅入っており。かつての仲間にも同じ習慣があったようで、懐かしさまで感じているようだ。彼女から渡された自作のブレスレットも嬉々として受け取り)

へへ、こりゃいい。こんな物もらったからには俺も**ないな。贈り物までした仲間の死を何百年と背負わせたくないですからね……ありがとうルーさん、一緒に頑張りましょう。
(穏やかで、そして照れの混じった顔でブレスレットを見つめると、一旦左の手袋を外して左手首に着け、ブレスレットを守るように手袋をはめ直し。その不格好さも、むしろ新しい仲間であるルーシエルとの絆を感じられて気に入ったらしく、左の拳を握りしめながら彼女にお礼を言って。このブレスレット、レドにとっては虫除け以上の効果があったようだ。目的地に到着した馬車から降りて大地に立つ背中からは、乗る前以上に覇気が溢れ……たと思いきや、目の前に広がる森を前にして急に立ち止まり、ルーシエルへ振り返り)

そういえば俺ら何するんでしたっけ?森の虫退治だったか?森ごと焼き払いますか?


~~~
>447
(/なんかチームとはとても呼べない有様ですね……それでもクレアさんかっこいい……こんな粗暴な二人に言う事を聞かせる度量があったんですね。)
(/それに引き換えリーダーのカルロスは見た目も性格も頼りなさそう……これからクレアが惚れるだけの理由が明らかになるのでしょうか……)

  • No.451 by クレア  2024-10-08 22:18:01 

>449

あはは…でも、レイラちゃんは態度は大きいですけど意外と寂しがり屋だったり可愛いところもあるんですよ。ダンテもああ見えて年長者の勘と経験で機転が利きますし、交渉に長けているんです。お金とレイラちゃんが絡むと碌なことをしませんが……トラブルは絶えませんでしたが何だかんだ楽しい日々でした。

(ダンテやレイラの振る舞いからパーティーの事情を理解してくれた様子のミミに併せてクレアも苦笑いを浮かべた。ただ、不死鳥の翼として活動していた頃は辛いことばかりではなかったようで、過去を懐かしむようにレイラやダンテについて語るクレアの頬は少しばかり緩んでいた。お金が絡むと碌なことをしないという証言から、大方ダンテはエルフの国に大金で雇われたのであろうことは察しがつく。)

  • No.452 by トピ主  2024-10-08 22:23:58 

>449

(/二人はパーティーのブレーキ役なので苦労人なんです…)

>450

(/当時のクレアは酒に溺れておらず心身共に全盛期なのでハゲとレイラを抑えることが出来ていました!これから度々過去編エピソードを投下する予定なので、クレアが典型的な優男のカルロスに惚れた経緯は今後明らかになる予定です!)

  • No.453 by ミミ  2024-10-09 01:09:58 

>451

そうなの?噂で聞いたけど、今はソロで活動することが多いらしいけど…今でもそうなのかな?へぇ…ちょっと意外かも。一見そういうことには無縁で、他の人にやらせてるって思ったけど……勇者サマとはあんまり仲がよくなかったみたいだね。お金に関しても~……まぁ、よくないことにはなってるかなぁ…。

(レイラは寂しがり屋という話に、よく「勇者が単独で邪竜を倒した」という話を耳にしておりこのことからソロで活動していることが多いと考えられ、今でも寂しがり屋なのだろうかと首を傾げて。先程自分達が襲撃してきたダンテに関しても、交渉に長けているということを意外だと思っており。金に関しても、エルフの国から大金で雇われていることをすぐに察して苦笑いしており。クレアの話で当時の状況や人間関係がわかり、頬が少し緩んでいることから本当に楽しかったのだろうと思い笑みを向けて)

  • No.454 by クレア  2024-10-09 02:37:35 

>453

寂しさを紛らわす為に忙しく冒険に出ているのかもしれませんね…ちょっとだけ性格に難があるので友人を作ることも難しいでしょうし……でも、本当は凄く可愛い子なんですよ!週に一回は「姉さま…今日は隣で寝てもいいか…?」ってもじもじしてお願いしてくる天使なんです…!巷で言われてるような悪い子じゃないんです!

(レイラについて尋ねられたクレアは身を乗り出してミミに顔を近づけると、ダンテの話題はそっちのけでスイッチが入ったようにレイラについて熱弁した。明らかに問題行動が過ぎるレイラを「ちょっとだけ性格に難がある」と言い表す辺りクレアは相当レイラに甘い。レイラの石像を見た際にピョンピョン跳ねていたり、天使に例えたり、終いには「巷で言われるような悪い子じゃない」と擁護する始末だ。まさしく妹を溺愛する姉の構図である。おそらくレイラへの溺愛ぶりは教皇にも引けを取らないであろう。)

  • No.455 by ミミ  2024-10-09 07:58:01 

>454

なるほど、確かにそうかもしれないねぇ……お、おぉ……それは本当に可愛い…。なんというか、2人は仲間というより…姉妹みたいな関係だったんだね?

(寂しさを紛らわせるために冒険に出ているという話に少し考える仕草をしながら納得したようにそう告げて…ちょっとだけ性格に難がのちょっとの部分に小首を傾げるも身を乗り出してレイラのことを熱弁するクレアに驚いた表情で少し体を後ろに引き。とにかくクレアがレイラのことを溺愛していることがわかり、二人の関係を姉妹みたいだと告げて。)

  • No.456 by クレア/ティア  2024-10-09 08:44:57 

>455

えへへ、レイラちゃんは今でも私の可愛い可愛い妹ですよ。だからいつかちゃんと謝りたいんです…あの子を遠ざけてしまったことを…

(レイラとの関係性を姉妹のようだと告げられると、クレアは満面の笑みで肯定した。血の繋がりはなくともレイラを本当の妹のように想っているのだろう。そして、そんな妹を酒に溺れたことで遠ざけてしまったことに後悔し、クレアは一転して暗い表情で俯く…が、それも束の間にミミとの距離を詰めたことに気付き姿勢を正すと、正面でガタガタと身体を震わせているティアの姿が目に付いた。)

か、可愛い妹さんですね…私もそのような妹が欲しかったです…

(心配を掛けまいとティアは平静を装いぎこちない作り笑いを浮かべて話を合わせるが、身体の震えが治まる様子はなく心身に異常を来たしていることは明らかであった。おそらくレイラの話題が出たことによりティアのトラウマがフラッシュバックしたのだろう。ここに来るまでにユリウスがミミに話していた「勇者様が聖女様を土下座させた。」というエピソード。詳細まではユリウスは話さなかったが一国の要人に土下座をさせるという只ならなぬ事態からして経緯にはトラウマに至るまでの相当の理不尽があったに違いない。その話をしたユリウス本人はティアの肩を枕にして寝ており、肩の震えに合わせてその頭もゆさゆさと揺れていた。)

  • No.457 by ミミ  2024-10-09 14:54:22 

>456

…お酒に溺れたこと…だね。勇者サマに、クレアの気持ちが伝わるといいね、応援してるよ。

(先程の話でもわかったことだが、レイラとは本物の姉妹と思っていると話している時のクレアの表情を見ては本当に仲が良かったことがわかる。遠ざけてしまったこと…恐らくはお酒のことだろう、暗い表情で姿勢を正すクレアの肩に手を置いて、クレアの気持ちをレイラに伝えること、仲直りすることを応援していると微笑みながら話して)

…ん?聖女様、どうし…………あ。

(何故かティアがガタガタと体を震わせていることに小首を傾げて疑問を持ち。どうしたのかと問いかけようとした時……ユリウスが話していた「勇者は聖女に土下座させた」という話を思い出して。そういえばレイラは聖教国で好き勝手に振る舞っていたのだった…ティアの様子から本当に恐ろしい目に遭ったということがわかる。レイラと会ったことはないが、クレアがレイラをめちゃめちゃ甘やかしてるのか、それともソロで活動し始めてから余計性格が酷くなったかはわからない……。)

  • No.458 by ルーシエル  2024-10-09 23:21:28 

>450
(なんだか予想以上に喜んでくれているようで、ちょっぴり嬉しくなってフフンと誇らしげな表情を浮かべぴょんっと馬車から降りて)

虫対峙!?
ちょっとレド、ちゃんと依頼書読んでないでしょっ!お城のお化け退治だよまったくもう…それに森ごと焼き払ったら、私たちギルド出禁だからね、デ・キ・ン!
(やれやれ、ちょっと虫にフォーカスし過ぎちゃったかなぁとため息をつきながら、眼前に広がる薄暗い森を眺めて。日も傾き始めて少しずつお日様の光が弱まってくるなか、ザワザワと不穏な枝葉の音を立てて二人にヒソヒソ話をしているような不気味な雰囲気に、ちょっぴり腰が引けて)

…怖いわけじゃないけど、なかなか不気味だね。レド、前衛だしレドが先頭でもいいよ?私は魔力探知で怪しい何かがあったら知らせるからさ。別に怖いわけじゃないけど。
(準備した小瓶の蓋を空けて液体に魔力を纏わせると、球状に変化してふわり浮かび上がったそれが二人の頭上で揺れて。それにほんのちょっぴり魔力を篭めると、霧状に弾け飛んだ液体がミストシャワーみたいに二人の周りを包み。これで虫対策はバッチリ!)

それじゃおじさん、明日の同じくらいの時間に迎えに来てね!よろしくね~。
(御者のおじさんにお迎えの段取りを伝えると、腹を括って森へと踏み入る覚悟をして。具現化させた杖の先端をクイクイっと小さく振り振り、お先にどうぞとレドに無言で合図をして)

  • No.459 by トピ主  2024-10-10 18:38:21 

>457

すみません。返信明日になります!

  • No.460 by ミミ  2024-10-10 21:34:59 

>459
(/了解です)

  • No.461 by レド  2024-10-10 23:33:38 

>458
あっはははは、出禁は勘弁だなぁ。ルーさんやクレアさんに合わせる顔がなくなる。ま、森と言っても、ここは城主の手が加わってるんだ。アレを辿れば城まで迷わず着けますよ、ホラ。
(森を焼いたらギルド出禁だと怒られてもケタケタ笑って余裕の顔で、城主が整備したであろう林道を指し示して。昔はこの道を使って城主が政庁や市街まで登ったり、あるいは逆に行商や客人が城へ参じたりしたのだろう。多少荒れてはいるが視界は開けており、道幅も馬車が通れるほど広い。腰に帯びていた地図の巻物を広げながらそう説明する様子からして、さっきのはジョークだったのだろう)

……頼みますよルーさん。あなたは女エルフという身で一人旅ができて、俺の大刀にも立ち向かえる度胸の持ち主なんだ。本当は死んだ俺の仲間2人を合わせたくらい強いんじゃないかって……俺は信じてる。
(ルーシエルの魔法によって小瓶の液体が球となって宙を舞い、弾け飛んで霧となる不思議な光景をしみじみと見上げつつも、得体の知れない森の雰囲気に呑まれている彼女の肩をポンと叩いて励まし。そして大刀を頭上で掲げると、ルーシエルが起こした霧で刀の目釘を湿らせて。これは刀身と柄を繋ぐ目釘が抜けにくくするための所作……刀を抜いて戦闘に入る所作だ)

じゃ、行きますか。暗くなる前に突破しないと。
(ルーシエルの無言の仕草に応えるように、彼女の背丈ほどもある大刀を頭上で抜き払って長い刀身を晒すと、そのまま林道へと踏み込んでいき。潜む魔物の不意を突かれないように、急ぎすぎてルーシエルを置き去りにしないように……全身の神経を研ぎ澄ませながら)

  • No.462 by クレア/ティア  2024-10-11 12:11:24 

>457

少し気分が優れないようです…外の風に当たって来ますね……

(自分の意思に反して身体の震えは治まる様子を見せず、このままでは誤魔化しが効かないと考えたティアは馬車を止めさせると足早に外に出た。外に出るなり、近くの木に手をついて前屈みの体勢で「ハァ…ハァ…」と苦しそうに呼吸を整える。)

ミミちゃん…ありがとうございます。私はもう十分に元気付けられたので聖女様の元へ行ってあげてください。

(自身の肩に添えられたミミの手を愛おしそうに両手で包み込み自身の胸の辺りに抱き寄せると、口元を緩めた安心したような表情で礼を言った。そして、ティアの異変を察するなり手を離すと、自分よりもティアと居る時間の長いミミが適任だと判断して傍に寄り添うように促した。)

  • No.463 by ミミ  2024-10-11 20:37:50 

>462

クレア…わなった、行ってくる!

(口元を緩めて安心した表情を見て、クレアの言う通りもう大丈夫そうだと判断して。ティアと共に行動する時間が長い自分に寄り添うように促されると、口元に笑みを浮かべて頷き馬車から出て。出る際にティアの様子を見て、心配そうな表情を浮かべて)

聖女様…大丈夫ですか?すみません、聖女様がされたことを聞いていたのに気が回らなくて…

(馬車の中では前屈みになっていることしか分からなかったが、馬車を出た時点で苦しそうに呼吸をしていることに気づいて。ティアに近づいて背中を優しく擦りながら、ユリウスからレイラがティアにしたことを聞いていたのに気が回らなかったことを謝罪して)

  • No.464 by ティア  2024-10-12 18:14:45 

>463

ミミさんは何も悪くありません…私の方こそ取り乱してしまい申し訳ありませんでした…

(背中を擦られると次第に呼吸は穏やかになり、幾分か楽な表情となったティアはミミへと向き直った。自身に向けられた謝罪に対して首を横に振ってミミには非はないと否定すると、些細なことに取り乱した自分が悪いと逆に頭を下げた。レイラに対して強いトラウマを持っている様子のティアだが、元はレイラに護衛を依頼する予定だったということから聖教国側はティアの精神状態など二の次で生きてさえいれば良いという考えであることが見て取れる。)

  • No.465 by ミミ  2024-10-12 19:39:32 

>464

…頭をあげてください、聖女様。聖女様の方こそ、何も悪くないじゃないですか…トラウマになる程の被害を受けたのでしょう?謝る必要なんてありませんよ…聖女様、何か困ったことがあれば私に遠慮なく相談してください。私は、聖女様の護衛ですから

(取り乱したことに対して頭を下げるティアに、頭を上げるように告げて。クレアからすれば可愛い妹かもしれないが、ティアからすればトラウマの象徴…トラウマになる程のことをされて、ティアは被害者なのだから謝る必要なんてないと告げて。本来レイラが護衛につく筈だったが、もし本当にレイラが護衛についていたらティアは生きた心地がしなかっただろう…ある意味自分達が護衛で良かったと思い。ティアに寄り添いながら、遠慮せず何でも相談してと優しく微笑みながら話して)

  • No.466 by ルーシエル  2024-10-12 22:47:55 

>461
あ、ほんとだっ、道が残ってるね!暗くなると森の中は怖いし、急いで抜けちゃおう!
(自分よりだいぶしっかり者なレドに促され見つけた古い林道を見ると、思いの外さくっと森を抜けられそうな気がして心が軽くなり、明るい声を発して。私の背よりおっきいかも…と思わせる大刀のインパクトもあり、頼りになりそうな相手とパーティ組めてラッキー、くふふ…と含んだ笑みを飲み込み。それでも油断は禁物、ふわふわと揺れる柔らかい炎を杖の先端に浮かべ魔力による即席のセンサーを拵えて。フフン、と得意げに横を向きレドを見遣るも…あれ、居ない。すでに林道へと踏み込んでいる彼の背中を、風船を持った子供のようにフワフワと魔力探知の炎を従え、小走りで追って)

…ねぇ、レド。お城はお化けだらけってことらしいけどさ。レドはそういうモンスターを退治したことってある?ウィスプとか、スケルトンみたいなヤツかなぁ。
(林道を進みながら、そういえば今回の依頼で出くわしそうな魔物のイメージを呟いて。神経を集中させて進む彼にしてみれば雑音もいいとこだろうけれど、お喋りな気質と薄気味悪い森の雰囲気から、ついつい言葉を掛けて)

  • No.467 by ティア  2024-10-13 03:05:09 

>465

ミミさんは本当にお優しいですね…実を言うと貴方々に実際にお会いするまで気が気ではなかったのです。なにか失礼をしては罵声を浴びせられるのではないか…叩かれるのではないか…と。けれど、その心配は杞憂に終わりました。依頼を受けてくださったのがミミさん達で本当に良かったです。

(言われた通り頭を上げると、ティアはミミの気遣いに感心した様子で瞳を潤ませた。ティアの面識のある冒険者と言えばユリウスと同様にレイラくらいのものであり、冒険者という職業に野蛮な偏見を持つのは当然である。会ったこともない冒険者に命を預けるに当たり、どんな仕打ちが待ち受けているのかと心配していたティアはその胸中を打ち明けると、心配が杞憂に終わったことを確信して憑き物が取れたような笑みを浮かべた。)

  • No.468 by クレア/レイラ  2024-10-13 06:38:55 

不死鳥の翼 過去編「決別」

(神竜との戦いから数日後、雨雲に覆われたデュランダルの街並みと同様に、いつもは人で賑わうギルドは陰鬱な空気が立ち込めていた。その原因は言わずもがな、苛烈な戦いにより初めて仲間を失ったことで心身共に深く傷付いた不死鳥の翼の面々によるものである。とくに著しく憔悴していたのは、兼ねてよりカルロスとの恋仲が噂されていたクレアであった。品行方正で知られる彼女はこの数日間、人が変わったように食堂の一角を占拠しては浴びるように酒を飲んでいた。)

姉さま…これ以上は体に障る。あの戦いで姉さまは相応の代償を払っただろう?もはや長くない余生をこれ以上無為に削るようなことをするな…そんな状態では亡くなったカルロスが浮かばれないぞ。

(酒の空瓶が机上と床を問わず散乱した状態を見て、レイラは小さく舌打ちをした。見るに堪えない姉の醜態に対する怒りは勿論、姉をこのような状態に追いやった自分の力不足に対する苛立ちによるものである。包帯に巻かれて首から吊り下げられた自身の右腕を揺らし、酒瓶を蹴散らしながらクレアに迫ったレイラは新たに口に運ばれようとしていたグラスをクレアのその手ごと鷲掴みにして制止し、クレアの虚ろな瞳を真剣な眼差しで覗き込むと、溢れ出しそうな感情を抑え努めて冷静に説得を試みる。)

…煩い

(レイラの懸命な訴えは、冷たく放たれた一言に一蹴された。今のクレアは恋人を喪って憔悴した上、過剰に摂取した酒によって正常な判断を下せる状態にない。今の彼女にとってレイラの訴えは雑音に他ならなかったのだ。レイラの手を雑に振り払うと、反動で大きく水面の揺れた酒を口につけ、瞬く間に飲み干した。そして、慣れた手つきで新しい酒瓶を開けてグラスに注ごうとした刹那、再びその手が抑えられた。クレアは掴まれた自身の手にポツリポツリと伝う温かい感触の正体が分からず、虚ろな表情のまま思わず首を傾げた。)

姉さま…!なぜ分かってくれないんだ…!姉さまがいなくなっては誰よりも私が悲しむのだぞ…!お願いだから…酒をやめてくれ…

(誰よりも慕っていた姉に冷たく突き放されたことで、抑え込んでいたレイラの感情は決壊した。瞳から大粒の涙を流しながら感情的に声を張り上げるその様は、いつものお高くとまった勇者様からは想像もつかない程に弱々しいものであった。いくら強がっていてもやはり人間誰しも心の拠り所がある。その拠り所から拒絶されたのだからレイラの反応は当然のものであろう。しかし、その悲痛の叫びはクレアに届くことはなく「パリンッ!!!」という瓶の割れる騒音により掻き消された。)

……姉さま…?………
……もう知らぬ…勝手にしろ…

(騒音と共に大きく視界が歪んだ。次第に目の前の世界が赤く染まり何事かと纏まらない思考を整理する。自分が酒瓶で殴られたことを理解するのにそう時間は掛からなかったが、心が現実を受け入れられずレイラはしばらく放心状態で立ち尽くした。ようやく心までも現実を受け入れると、服の袖で血と涙を拭い、拳を握り締めて沸々と湧いてきた怒りを押し殺した。理不尽な拒絶により、もはやクレアへの愛情は憎悪へと変わっており、ゴミを見るような冷めた目でクレアを一瞥すると「勝手にしろ」と言い残してギルドを後にした。)

  • No.469 by トピ主  2024-10-13 06:43:55 

レイラと決別した原因であるクレアの酒カスエピソードです。
これを機にレイラの我儘に拍車が掛かることになりました。
多分現段階だと多くの参加者様にとってレイラはただの傲慢勇者というイメージなのかと思ったのでエピソードを投稿した次第です!
普段はツンとしてますが本当は仲間想いの良い子なんです(>_<)

  • No.470 by ミミ  2024-10-13 08:54:52 

>467

…本当に酷い人だったんですね…えぇ、私とクレアは絶対にそんなことはしないですよ。最初にも申し上げましたが、聖女様のことは命に変えても守りますよ!
……聖女様、最初の方にした話…覚えてますか?抜け出したいかって話…。この依頼が終わったら、聖教国から抜け出して自由になりませんか…?

(クレアとティアの話を聞いていると別人の話をしているようにも聞こえてくるが、残念ながら同一人物…どちらの話も信じていることもあり、少々複雑な気分でそう告げて。憑き物が取れた笑みにつられて笑みを浮かべて、再度命に変えても守ると告げて。最初の頃の会話で思い出した「この国から抜け出したいか」という話を再び持ち出して、一緒に抜け出せないかと誘って。今現在ミミとティアのみだったため、チャンスだと思ったのだろう)

>468
>469

(/当時のクレアは本当に荒れてたみたいですね…レイラの今の行動も決して許される行動ではないかもしれませんが、何かのキッカケで少しずつクレアや周りの人達に寄り添えるようになるといいですね…。)

  • No.471 by レド  2024-10-13 16:04:44 

>466
うーん、無くはない。んですけど、俺も「首狩り」に憧れて冒険者になった身、アンデッドだ幽霊だの相手は好きでも得意でもない……スケルトンはともかく、ウィスプみたいな実体の無い奴はアーダンに任せっきりだったし。一応武器にエンチャントする聖水は持ってたけど、正直ルーさんが頼りだなぁ。
(ルーシエルの杖から浮かぶ魔力探知の炎を見ると、「こんな魔法も使えるのか」と内心感心し、彼女の話に付き合うことにして。炎(アレ)があれば多少の奇襲はどうにかなる、彼女の気を紛らわす事を優先しよう、と。しかし時折ルーシエルにちらりと顔を向けながら魔物の話をする姿は年相応の頼りないもの。「首狩り」が目当てで冒険者になったレドはアンデッドの類には興味がなく、対処は仲間の魔術師に任せきりだったのだ。「これからはこういう事も自分で対処しなきゃならないのか。ぐぬぬ……」とレドが呟いたその直後、ルーシエルが灯した魔力探知の炎が揺らぎ出し)

この通り!俺は力押ししか能が無くて、ね!
(その途端、ルーシエルの眼前で、茂みから飛び出した3メートル近い高さを持つ熊の胸に大刀を突き入れて。そのまま熊を蹴り倒して引き抜いた刀を、地に伏した熊のノドに突き刺して絶命させると、ルーシエルに振り返り)


~~~

>468
>469

(/こりゃ酷い……こればかりはレイラに同情、この有様ではレイラ一人じゃどうにもならなかったことでしょう。それにしても、こういう時こそチーム最年長として生き残りをまとめるべきタコ坊主、ダンテは何やってたんですかね……)

  • No.472 by ティア  2024-10-14 15:01:10 

>470

…!大変嬉しいお誘いなのですが…返答には少しお時間を頂けないでしょうか…?もし今ここでミミさんの手を取ったとして、この国に残す家族の身が心配なのです…

(再度宣言された命に変えても守るというミミの意気込みに、ティアは少し頬を赤くして照れた様子で感謝の意味を込めたお辞儀で返した。そして、続けられたミミの大胆な提案に思わずピクリと身体を震わせて反応すると、顎に手を当てて深刻な表情で考え込んだ。自由への強い憧れを抱くティアにとって魅力的な提案である一方で、国を捨てた際に残された家族は異端として極刑は免れないことであろう。ティアの選択ひとつで失われる命のことを思うとすぐには決断を下せないようだ。)

  • No.473 by トピ主  2024-10-14 15:09:42 

>470

(/そうですね…様々なイベントを通してレイラにはこれから更生してもらいたいと思っています!)

>471

(/普段はどちらかと言えば加害者側のレイラですが、この件に関しては本当に可哀想ですよね…ダンテはこの時には自慢のハゲ頭に包帯をグルグル巻いて入院しています。)

  • No.474 by ミミ  2024-10-14 17:08:49 

>472

んー…確かに、それは心配ですね…。抜け出す手段は考えていましたが……ちなみに、家族の居場所は?

(既に聖教国から抜け出す方法まで考えていたことを明かしたが、ティアの家族のことまでは気が回ってなかったようだ。確かに、ティアが姿を消したことを「抜け出した」と思われれば、家族の命は危ないだろう…新しい策を考えようとしており、家族の具体的な位置を尋ねて)

  • No.475 by ティア  2024-10-15 22:15:17 

>474

…たしか……あれ…?思い出せない…?すみません…幼い頃に親元を離れたので記憶が曖昧なようです…とても大切な想い出だった筈なのですが…

(家族がいるであろう自分の生まれ故郷の名を出そうとするが、どれだけ記憶を辿っても大好きだった筈の故郷の名前が浮かばない。ティアは酷く困惑した様子で頭を抱えるが、すぐに顔を上げて視線をミミへと戻すと自分自身の不甲斐なさを謝罪した。幼い頃の記憶故に曖昧なものになったのだろうと安易な推測を述べるが、故郷の名はそう簡単に忘れるものではない。ティアの動揺を見るに、親元から離された際に脱走を防止する為に教会によって記憶の一部を改竄されたと見るべきであろう。)

  • No.476 by ルーシエル  2024-10-15 22:41:12 

>471
(ふわふわ浮かぶ炎の不可解な動きに小首かしげ眉を顰めた矢先、襲い掛かる巨大な熊とその素早い襲撃を物ともせず返り討ちにしたレドに驚愕し、大きく目を見開いて)

ヒエッ……あ、ありがと。これだけできれば十分だよレド…!やっぱり前衛と一緒でよかったよ…。
(森全体が揺れるような大きな音を立てて倒れた巨熊にゾっとして、先ほどよりレドとの距離を詰めてちょこちょこ早足でその背中を追って。更に歩いていくと、ようやく森を抜け湖のほとりに辿り着いて。黄金色の光が湖の水面に柔らかく反射し幻想的な風景が広がり)

わぁ…、綺麗。あ、お城にはあの橋で渡れそうだねっ。
(キラキラ光る湖をうっとり眺めながらも、中央に浮かぶ城へと続く橋を見つけ額に手を当ててそれを眺めて。お城と同じくだいぶ古そうだけど、造りはしっかりしていそうで歩いて渡れそう)

  • No.477 by ミミ  2024-10-15 23:07:26 

>475

…なるほど…思い出せないなら仕方ありませんね…。情報がないと打つ手がありませんし…思い出せたら、言ってくださいね。

(故郷の名前を忘れたことに違和感を持ち、それだけ大切な記憶を簡単に忘れられるわけがない…恐らく聖教国に記憶の改竄、消去をされた可能性があることに気づき。そのことを明かすと恐らく動揺するだろうと思ったのか、敢えて何も言わず思い出したら言ってくださいと笑みを浮かべて話して。ティアの家族を探す方法をいくつか思いついたが、今すぐに実行できるものばかりではない。一番早い方法は、この依頼をこなす最中どうにかして家族の居場所を特定すること…。)

  • No.478 by ティア  2024-10-17 17:27:53 

>477

…はい…私の為にそこまでしてくださってありがとうございます。

(故郷の記憶がないことを認識すると、その喪失感からティアの瞳は一層影を落とした。自由も記憶も奪われ、もはや想い出に縋ることすら許されないティアの現状は悲惨そのものであり、籠の中の鳥の方がまだマシなものであろう。それでもミミの言葉に一筋の希望を見出して、真っ直ぐに視線を向けて礼を言った。)

(/返信遅くなり申し訳ありません!)

  • No.479 by レド  2024-10-17 18:15:55 

>476
これは……すごい。解放した暁には、修復してからクレアさんに差し上げるようギルドに進言するか。レイラさんも聖教国では国賓の扱い、長年の功績を考えればクレアさんにも城の一つや二つ差し上げないと釣り合いが……おほん。ちょっと待ってください。
(森を抜けた先に広がる城と湖の美しさにときめいて、刀を納めて感心して。順調に森を突破できたからか、ルーシエルの信用に足る腕前を見せられたからか、すっかり気が抜けてムダ話まで始め……たくなる気持ちを抑え、咳払いしつつ胸ポケットから双眼鏡を取り出すと、城や橋の観察を始め出し)

ルーさん、美しさに惑わされちゃダメだよ……この城は湖と橋で四方をガッチリ固めた、れっきとした「要塞」なんですから。既に無法者が制圧していて、橋に入った途端攻撃される可能性だってある。冒険者たるもの、見た目で、はんだん……
(取り出した双眼鏡の筒は血で濡れている……仲間の遺品だ。筒越しにじっくりと敵地を見据えるその姿からは、自らの軽率さで仲間を失った過ちを繰り返さないという慎重な姿勢が伺えて。だが双眼鏡から視線を外し、「冒険者たるもの見た目で判断するな」と締めようとルーシエルに向き直った途端、急に固まって)

……て、敵の気配はなさそうだ。念のため先行して出方を伺ってきますよ……へへ……
(先日ギルドでルーシエルを子供と見間違えて喧嘩を売ったのは誰だっけ……それを誤魔化すように引きつった笑いを浮かべつつ、そそくさと自分だけ橋へ向かおうとして)

  • No.480 by ミミ  2024-10-17 19:12:52 

>478

いえいえ、お気になさらず。なんというか……昔から、困ってる人を見ると手を差し伸べたくなるので…。
さぁ、そろそろ馬車に戻りましょう?

(こちらに真っ直ぐな視線を向けてお礼を言うティアに、優しく微笑みながら気にしなくていいと当然のことをしてるかのように伝えて。恐らく、自分の言葉に一筋の希望を見出していることを察し…早く聖教国という牢獄から出してあげないとと再び固く決意して。冒険者になる前から、人のことを気にする余裕がなかったにも関わらず人のことばかりを気にして手を差し伸べていたことを思い出し、笑みを浮かべながら明かして。馬車で話していた人達も、ミミのそういったとこほに惹かれてついてきたのだろう。ティアも平静を取り戻したため、場所に戻ろうと手を差し伸べて)

(/いえいえ、大丈夫ですよ。あと、話に少し出てきた鍛冶屋のキャラを追加したいのですが…ミミのように半獣人のような姿になれる神獣とかって大丈夫でしょうか?)

  • No.481 by ティア/クレア  2024-10-18 17:57:28 

>480

そうですね…日が沈むまでに目的地に到着できれば良いのですが…

(教えにより無償の愛を説いている筈の聖教国でさえミミような性格の人間は滅多におらず、ミミの人柄にティアは内心で感動を覚えた。そして、馬車への乗車を促されるとこくりと頷き、日が沈むことで周囲の警戒が難しくなることを危惧しつつ、車内のソファに腰掛けた。車内の配置はティアが外へ出る前と比べて少しばかり変わっており、クレアの膝を枕にユリウスが眠っていた。ティアとミミが帰ってきたことを確認するとクレアはユリウスの頭を撫でつつ「おかえりなさい。」と笑みを向けた。)

  • No.482 by トピ主  2024-10-18 18:01:15 

>480

(/設定の詳細次第となります!基本的に却下することはありませんが、世界観に反するものや過度に強すぎる力を持っていなければ大丈夫ですよ(^^))

  • No.483 by ルーシエル  2024-10-18 21:59:34 

>479
(クレアにお城をプレゼント!?…ふむふむ、そうすると私はそのお城を守る門番のドラゴンあたりをオマケで貰ってもいいかも。竜に乗って世界を旅するエルフなんてかっこいいしモテちゃうね。竜って餌とかあげれば懐くのかしら…。物思いに耽っていると、なにやらアレコレ話しかけられていることに気付き)

へ?見た目ではんだん…?
…レド…アンタ昨日、私のこと散々子供だなんだって言ってたよね…っ。覚えてるよ・・。ま、私もアンタのこと死んでるって思ったし、おあいこってことにしよっか。
(先陣切って橋へと向かいかけたレドにくっついて、トコトコ歩きながら橋を渡っていき。西の山々に溶けるように沈んでいく太陽。眩い光の幻想的な光景を少しずつ飲み込んでいくように、不穏な闇の気配がゆっくりと忍び寄ってきて)

  • No.484 by ミミ  2024-10-18 22:25:28 

>481

確かに…奇襲された場合対処できない可能性がありますね…急ぎましょうか…。

(ティアと共に馬車に乗車し、空いてるソファに腰掛けながらティアの話を聞いて。ティアの言う通り、周りが暗くなると視界が悪くなるため警戒が難しくなる…ミミは猫の半獣人なため周りが暗くなっても問題はないが、クレア達はそうはいかないだろう。急ぎましょうと告げて、クレアの方を向いて「ただいま~…あれ、さっきも同じような光景を見たような…」と、こちらも同じように笑みを向けて返し…つい先程もユリウスの頭を撫でながらおかえりと言ってもらったようなと口元に軽く手を当てながら呟き)


>482

(/ありがとうございます、あともう一つ…その神獣(若しくは幻獣)は過去に不死鳥の翼と交戦し、激戦の末お互い重症を負い、戦闘を続けるのが難しくなったという設定でも大丈夫でしょうか?ちなみに、神獣(幻獣)はその時の影響で力が落ち、現在はS級冒険者くらいの強さにしようかと考えてます。)

  • No.485 by レド  2024-10-19 18:48:14 

>483
う、うぐぐ、すみません、もう二度と子供扱いしま……敵だ!でやぁっ!!
(あぁバレてる……ルーシエルのプレッシャーを浴びながら橋を渡り切ったところで、城から何か飛んできたのを確認。ルーシエルを制しつつ抜いた刀を飛来した物体めがけて振り下ろすと、地面に叩きつけられたそれはバラバラに砕け散り。石で出来た悪魔の顔や翼のようなものが確認できるその断片からして、どうやらレドが破壊したのは動く石像・ガーゴイルのようだ!)

擬態とはな……クッ、またか!ごめんルーさん、援護してくれ!
(城の屋根を飾る石像に擬態していたせいで気づかなかったか……と息つく間もなく、またガーゴイルが城から飛来してレドを襲い。しかも今度は2体である。背丈こそルーシエルの半分程度しかないが、石の身体で空を飛ぶという性質は、剣士たるレドにとっては厄介だ。頭上にまとわりつく2体の攻撃をいなしつつも、このままでは分が悪いとルーシエルに援護を要請して)

  • No.486 by クレア  2024-10-20 18:08:22 

>484

えへへ…聖女様が居なくなってからこの子が凄い姿勢で眠っていたので、膝の上に寝かせてあげたらつい頭を撫でてしまいました。大人しくて良い子ですねぇ。

(ミミの呟きに照れたように微笑むと、ティアが馬車を出たことでその肩を枕にしていたユリウスは首を痛めそうな姿勢で眠っており、その状況を見ていられずに自分の膝を枕にした経緯を説明した。子供のようにスヤスヤと眠るユリウスの寝顔を見ては、その本性を知らないクレアは大人しくて良い子と評価したようだ。)

(/概要は了解致しました!あとは詳細な設定を確認次第判断させていただきます。)

  • No.487 by ミミ  2024-10-20 21:20:32 

>486

…あー……うん……まぁ…そう、なの……かなぁ……あはは…。

(どうして膝枕をして頭を撫でているかの経緯を聞き、子供のように眠る寝顔のユリウスとそのユリウスを微笑みながら見るクレア…何も知らずに見ればミミも微笑みながら見ていたのだが、ユリウスの性格をよく知っているミミは目を逸らしながらなんとも歯切れの悪い返しをして。半獣人であるミミは、先程のこともあってわかり合えない人だろうと思っており。)

(/了解です、設定が固まったらもう一つのトピにプロフを載せますね)

  • No.488 by ルーシエル  2024-10-21 18:28:53 

>485
へへ、任せといて!
(迫り来るガーゴイルが2体、1人きりだったら逃げ回りながら魔力を練り攻撃魔法で応戦する、というような忙しない戦い方になってただろうけれど。今日は頼もしい前衛が足止めしてくれている間に落ち着いて魔力を練ることができる。杖を水平に構えると、ふわりと長い褐色の髪を靡かせ流れる魔力を杖先に集中させ…。撃ち放った弾丸みたいに圧縮したエネルギーの小さな塊が、正確にガーゴイル2体の眉間を叩き)

どうだっ、思い知ったか!…あ、あれ?レ、レド、とどめをお願い!
(人間と同じように脳が筋肉の動きを司る魔物だったら、鋭い衝撃に昏倒するくらいのダメージを与えられていたかもしれない。けれど相手は動く石の塊。ランク相応の魔力では粉砕するには至らず、援護の援護をお願いして)

  • No.489 by レド  2024-10-22 20:09:00 

>488
上手い!これで勝てる……!
(自身の目の前で魔法の直撃を食らい、地面に叩き落されたガーゴイルたち。その隙に力を溜めた刀を猛然と振り降ろせば、2匹とも粉々に砕け散り)

はぁ助かった。ありがとうルーさん。飛び回る連中の眉間によく当ててくれた……いい仲間に出会えて嬉しいよ。
(ガーゴイルを砕いて浴びた粉塵を払いつつ、ルーシエルに向き直り。その顔は彼女の魔法の正確さを実感できて安心しきっており。どうやらこの一帯の敵は全滅したようだ。城の入口に向けて、改めて歩み始めることにして)

  • No.490 by クレア  2024-10-23 02:00:22 

>487

…あ…そ、そんなことよりも見てくださいよー!首都を出た途端に自然豊かな光景が広がっていますねぇ。デュランダルとはまた違った良さがあります!

(ミミの歯切れの悪い返答からユリウスとの間に何かあったであろうことを察したクレアは強引に話題を変えることにしたようだ。窓の外を指さしては見渡す限りの森を絶賛し始める。デュランダルと違い単に整備の届いていない田舎というだけなのだが、自然を褒めるほかにこれといって何がある訳でもない為に仕方のないことであった。)

  • No.491 by ミミ  2024-10-23 07:58:59 

>490

確かに、デュランダルにはない景色だね。そういえば、私が住んでた場所もこういう景色がある田舎だったっけ…。

(恐らくミミとユリウスとの間に何か…よくないことが起きたことを察したのだろうと、クレアが強引に話題を変えた際に察して。馬車の窓から森を見ながら、確かに交易都市であるデュランダルにはこういった自然はないと頷き、自分が過去に住んでた場所について話して。冒険者になる前にだろう、ミミが盗みを働いていたことからあまり裕福な場所ではなかったことがわかる。)

  • No.492 by ルーシエル  2024-10-23 22:59:55 

>489
へへへ、ありがと!でも褒めるのは城のお化け退治が終わってからだよ!さ、日も沈んじゃったし急ぐよっ
(自分が討ち損ねたガーゴイルをしっかり仕留めたレドの活躍、そして魔法を褒めてくれたことににっこり笑ってお礼を言って。周囲の気配もどうやら今のところは大丈夫そう。トテテッと魔力探知の炎を引き連れて小走りで橋を進み、一気に城の入り口へと駆けていき)

  • No.493 by レド  2024-10-24 22:14:43 

>492
(太陽の光を失ったことで威圧感や不気味さを増した、何が出るかも知れない未知の古城。ようやく辿り着いたその入口の大扉を、冷や汗垂らしながら見つめて。森ではルーシエルを励ましていたレドであったが、今度は自分が城の雰囲気に呑まれつつあり)

クッ、いよいよカチコミか。今のところ敵の気配は無いが、どうするか……馬鹿正直に正面から入るのも危ない。窓から侵入するか?窓から入っても安全の保証は無いが……
(ルーシエルの言う通りここまでは座興に過ぎない。ここからが本番、1年間逃げ回っていた冒険の始まりなのだ。そういったプレッシャーに晒されればどのように突入するかも決められず、顔もこわばり、更にはしきりにブレスレットをはめた左手を気にし出して。今はこのブレスレットをくれたルーシエルの命を預かっている身の上。そんな重責を感じて手袋の中にも冷や汗が滲んでいるようだ)

判断を誤ればまた仲間を失ってしまう……クソッ、どうしたらいいんだ。

  • No.494 by ルーシエル  2024-10-25 23:36:21 

(アレコレ思うところがあるのか、いざお城に踏み入ることに二の足を踏んでいるレドに気付いてサササっとUターンして)

レド、どーしたの?
足に根っこが生えちゃってるよっ。ほら、もう考えても仕方が無いし、正面から行くよ!…もしヤバくなったら、私を担いで逃げるくらい簡単でしょ?レド足速いし。それに私、羽根のように軽いんだから。
(レドのお尻をスパン!と叩き、長い手を掴んでぐいぐい引っ張って入り口の大扉の前に仁王立ちすると、手にした杖でガコッ!っと押しやり)

こんばんはー、おじゃましまーす。あ、開いた。レド、今よ!
(開いた隙間に小さな身体をスルリと忍び込ませ、レドを促して)

  • No.495 by ルーシエル  2024-10-25 23:43:28 

(/ レスアンカー付け忘れちゃったけど、>494>493宛てね!)

  • No.496 by トピ主  2024-10-26 16:48:47 

>ミミさん

最近諸事情でなかなか浮上出来なくて申し訳ありません…
明日には時間を確保出来そうなのでその際に返信致します!

  • No.497 by クレア/ティア  2024-10-27 07:55:39 

>491

そういえばミミちゃんの生い立ちを聞いたことがありませんでしたね…もし良ければ目的地に着くまで思い出話を聞かせてください。

(故郷を懐かしむようなミミの発言に興味を引かれたクレアは、共に依頼を受けている間柄にも関わらずミミの過去を知らないことを気にしているようで、目的地に着くまでの間にミミの生い立ちを聞こうと思い立った。興味津々と言った様子でミミの顔を覗き込み思い出話をせがむと、ティアも同様に興味があるのか便乗してウンウンと頷いた。)

  • No.498 by ミミ  2024-10-27 12:34:47 

>496

(/了解です、あまり無理をなさらずに…)


>497

私の生い立ち?あまり面白い話じゃないけど……2人共興味津々って感じだし、話そうかな。

(ミミが少し故郷の話をして気になったのだろう、ミミの過去についての話を聞きたいと言うクレアとそれに便乗するティアを交互に見て。少しだが自分の過去を話したのはユリウスのみ、外を見て目的地までもう少しかかると判断し、自分の過去について話し始めて。)

私さ、物心つく前に親に捨てられて…いわゆる、孤児だったんだよね。近くの村で拾われて、育ててもらって……その村が、本当に貧乏でね。自分達も食えるか食えないくらい貧しかったのに、見ず知らずの私が飢えないようにしてくれてね…本当、いい人達ばかりだよ。…そこで暮らし始めて、5年くらい経ったある日…村が盗賊達に襲われてね…食べ物や村長さんの家にあった家宝の短剣が奪われちゃったんだ。

(今でも鮮明に覚えている当時の記憶を思い浮かべながら話し始めて。貧しくても自分のことよりも人のことを優先するいい人達に囲まれて育ったことを明かし…ミミの性格は、恐らくその人達の影響だろう。当時のことを思い出していたミミは笑顔で話していたが、そんな村に盗賊が襲いかかってきたことを話す際は少し俯いており。)

  • No.499 by レド  2024-10-27 14:22:23 

>494
!?や、ちょ、そういう問題じゃ、あっ開けるなッ襲われ…………無い。気にしすぎだったか……
(ケツを叩かれて正気に返ると、大きな身体・縛った長い黒髪をフラフラと揺らしながら、自分より小さなルーシエルに引きずられ。気が付けば既に彼女が扉を開けて城へ突入している。慌てて自分も中へ飛び込むと、とりあえず敵の気配が無いことに安心して息を吐き)

……長い事手つかずだな。無法者の相手はしなくて良さそうだ。
(ついに足を踏み入れた城内、まずは扉の前で周辺を見回して。2人が入り込んだ広大なエントランスの正面には、赤絨毯で彩られた大階段が2人を出迎えるかの如くそそり立っている。しかしその赤絨毯も塵にまみれ空気も淀んでおり、人が住んでいる形跡は欠片も無い。どうやら先に城を占拠した人間との戦闘は無さそうだと、少し顔を緩ませて)

しかしほんとに暗いな。暗闇から襲われたらひとたまりもない。各所に明かりを灯しながら、まずは1階から制圧したい……姐さん、どうです。
(だが日の落ちた城内は見通しが効かず、ここからではこれ以上の状況は確認できない。何より視界と安全な場所を確保しなければ探索は困難だ……そう判断して、先ほど引っぱたかれた尻をさすりながら、ルーシエルに提案して)

  • No.500 by クレア/ティア  2024-10-30 18:00:15 

>498

孤児に…盗賊……とても辛い幼少期を過ごしたんですね…その…ごめんなさい…

(ミミから語られた衝撃の過去にクレアは言葉を詰まらせた。幸いにも優しい村人たちに囲まれていたとは言え傍から聞けばそれを差し引いても悲惨な過去に他ならない。また触れてはいけない余計なことを口走ったのではないかと、クレアは自分の配慮のなさを後悔して俯いた。一方でティアはミミの話に不思議そうに首を傾げる。ティアの持ち得る外の情報が少ないあまり、頭の中をステーキと孤児と盗賊という相容れない存在がグルグルと巡っていた。)

  • No.501 by ルーシエル  2024-10-30 22:49:20 

>499
(城内に侵入してすぐ、慌てるレドの様子に気付いて少しばかり…だいぶ?軽率だったかなぁと反省するも、どうやら入った瞬間袋叩きにされることはなさそう。前方の大きな階段を眺めながら、レドの言葉を聞いて)

うん、そうだね。真っ暗闇を進んでも壁に頭ぶつけちゃうし危ないね。あ、そうだっ。よいしょっと…うわわっ!い、イヤー!!!
(明るくしようと杖の先端に柔らかい魔力の光を灯し、ふふんっと得意げな笑みを浮かべようとした矢先…その光は格好の標的にされたようで、蝙蝠の群が甲高い鳴き声を発しながら迫り。杖をめちゃくちゃに振り回しながらやかましく叫んで)


(/ お返事遅くなっちゃってゴメン!)

  • No.502 by ミミ  2024-10-31 00:48:18 

>500

いいよ、気にしてないからさ。それに、私は辛いなんて思ってなかったし……あ~…外で住んでるからと言って、必ず幸せってわけじゃないんですよ?飢えで困ってる人もたくさん居ますし、そんな人達からいろんな物を奪う族も居ます…。

(謝罪するクレアに笑みを浮かべながら気にしてないと告げて、確かに悲惨な過去だったかもしれないがその表情からは本当に辛いと思ってはいないということがわかり。ティアが不思議そうに首を傾げるのを見ては、知ってる外の情報が少なく理解が追いついてないのだろうと判断して簡単に説明して)

それでね、その盗賊をどうしても許せなくってさ…追いかけて奪われた物を取り返そうとしたんだよね。私、昔から運動神経だけは自信があったから…けど、体格のいい男ばかりだったから無傷じゃ済まなかった。おまけに全部取り返せそうになくて…なんとか村長の短剣だけは取り返せた。ボロボロになって村に帰ったら…みんなに怒られたっけ…けど、その倍くらい心配をかけちゃったし、私が生きて帰ってきたことを喜んでくれた。

(当時のミミがかなり危険な判断をして、村人に止められながらも盗賊を追いかけたことを明かして。運動神経がいいのは半獣人だったからだが、ユリウスが聞いてる可能性もありぼやかして伝えて。だが、戦闘経験がある複数の男と、そういった経験がなく大人達の仕事を手伝って多少身体能力がいい半獣人とでは大きな差があるだろう。ボロボロになりながらも短剣だけは取り返し、戻って命に関わるほど危険なことをしたことについて怒られたが…生きて戻ったことに涙を流しながら喜んでくれたことを思い出して静かに微笑み)

  • No.503 by レド  2024-11-01 12:43:40 

>501
イヤーッ!!!っと……!クソッ、気付かれたか!
(ルーシエルに迫る蝙蝠めがけて、柳の枝のように大刀をヒュンヒュン振り回せば蝙蝠どもを両断して。だが安心している暇はない。今の騒ぎに反応したか、間髪入れずに2つの白い影が階段を駆け下りてくるのを確認して。サーベルを持ったスケルトン達だ)

ルー、下がれっ!狙われてるぞ!
(ルーシエルを入口の大扉の前まで押しやって、階段から襲い来るスケルトン達の前に立ちはだかり。侵入者を排除せんと、ルーシエルの放つ光めがけて迫るスケルトン達。暗がりという不利の中、連中からルーシエルを守ろうと必死なのだろう、いつの間にか呼び捨てになっており)

(/ 大丈夫ですよ、ゆっくり行きましょう!)

  • No.504 by ルーシエル  2024-11-03 00:33:05 

あ、ありが…うわわっ!!……こんにゃろめ~、やられっぱなしで黙ってられるかってんだっ、えぇい!!……あ、レド、危ないかもっ
(蝙蝠をやっつけてもらってホッと一息…する間もなく今度はホネホネお化けが2体!?距離と時間を前衛が稼いでくれている間に再び魔力を練ると、杖を両手でぶん投げるみたいに振り降ろし、魔力で圧縮した風を怒りに任せて打ち放って。真空の刃がレドの身体を掠めてスケルトンをぶち抜くと、カラカラと木琴みたいな音を立ててそれらが崩れ落ち。急いでふわふわ揺れる光源を引っ込め、レドを促しながら大階段の脇へパタパタと走ると、闇に紛れて息を殺して)

…まいったね、思ったよりいっぱい居るじゃん、お化け。全部やっつけてたらキリないよ…。でもさ、コイツらを動かしてるボスみたいのがさ、どっかに居るんじゃない?
(狙うは敵の親玉。小声で作戦…というにはだいぶ大雑把な考えを得意げに述べて)

  • No.505 by ルーシエル  2024-11-03 00:42:22 

(/ またレスアンカー付け忘れてる…(白目) >504>503宛です。ゴメンなさい)

  • No.506 by レド  2024-11-04 11:08:43 

>504
なるほど。ザコは無視して一気に大将首を殺(と)りに行く、ってわけですね?いいね、カチコミらしくていいや……やろうルーさん。しかしそんな親玉、どこに潜んでいるものか……この階段の裏の大広間か、それとも上か……?
(自分が斬るまでもなく単なる骨の欠片に成り果てたスケルトン達を尻目に大階段の脇に潜り込むと、片膝ついてルーシエルに顔の高さを合わせつつ、彼女の提案に同意して。入口で感じたプレッシャーも親玉の物かもしれない。そんな大物はこの広大な城のどこに潜んでいるのだろうか。少しでも気配を感じ取ろうと、上下左右を見回し)

いずれにせよここからが本番だ、気を引き締めてかかりましょう。できればアレを見た連中が、ルーさんの力を思い知って逃げてくれればいいんですけどね、ふふ。
(一直線に親玉を狙うとしても、道中でザコとの戦闘はいくらか起こるだろう。ルーシエルの実力を恐れてザコが退いてくれる事を願いたい、そう苦笑いしながら、彼女が倒したスケルトンの成れの果てを親指で差して)

  • No.507 by ルーシエル  2024-11-06 22:39:04 

>506
うん、そうそう。どこに?そりゃ親分だもん、きっと王様がエッヘンって座ってる部屋みたいのに居るんじゃない?エルフの勘がそう言ってるよ、間違いないねっ
(カチコミってなんだろ…とぼんやり疑問に思いながらノリで頷いて。目指すは王座の間、根拠のない自信に後押しされた得意げな顔で持論を述べて。ちらりと階段裏の大広間を覗き見すると、割れた硝子の隙間から月明かりが所々差し込んでいて、全くの真っ暗闇というわけではなさそう。月追いの城、その異名がなんとなく頭に浮かんで)

あの大広間を抜けた先かな?広間はチョット距離があるから、またいっぱいお化け出てきたらヤバいかもしれないけど…。
一気に駆け抜ければさ、攻撃される前に抜けられそうじゃない?まぁ、レドの言うとおり私に恐れをなして大人しくしててくれてたら苦労しないんだけどね、へへへ。
(スポーツ選手のモノマネみたいな動きでアキレス腱を伸ばし準備運動を終えると、下からレドの顔を見上げて"準備はオッケー?"とその瞳に問いかけ)

  • No.508 by レド  2024-11-08 21:32:22 

>507
いやあのルーさん、魔物が俺達と同じように玉座で威張ってるタマとは限らないでしょ。そんな都合良く……行きそうだな……!
(なんとも都合のいいルーシエルの主張に片手で頭を抱えて呆れつつも、彼女に続いて大広間を覗き見て。真っ暗で陰鬱な玄関に比べ、月明りでほのかに青白く照らされた大広間は神秘的で、安らぎさえも感じる。だがその奥からは禍々しい強者の気配が漂っている……おそらく親玉はこの大広間を抜けた先にある、王座の間に鎮座していることだろう。前言撤回、ルーさんの見立ては正しい。そう思い直すと、ギュッと顔を引き締めて真顔になり、大広間の先を睨み)

よし、乗った。じゃあ行きま、しょうか、ね。あの、コケたりしないでくださいよ……いざとなったら俺、背負いますけど……
(もう迷いは無い、突撃あるのみだ。そう決意したようだが、その割には前髪をいじりながらソワソワしており。人懐っこくキラキラと上目遣いでこちらを見つめるルーシエルの眼差しが可愛かったから、だなんてこの土壇場で言えそうに無い)

  • No.509 by ルーシエル  2024-11-13 22:13:33 

>508
へへ、背負ってくれるのは、全部やっつけた後の帰り道ででもお願いしよっかな。じゃ、いくよ!
(心の準備も含め、なんだかんだでレドも大丈夫そう…だけど、なんだかモジモジしながら見られているような。ま、いっかとやや前傾姿勢で構えると、奥に待ち構えているであろう王座へと薄暗い中を全速力で駆け出して。長い髪を靡かせて懸命に手足を動かして走る様は野山を駆ける兎のよう……と思っているのは当人だけで、微妙な速度でバタバタと物音をさせながら大広間を走るその姿は格好の標的で)

ん、なんかモヤモヤしたのが集まって…って、こんにゃろ、やってけて…わっ、い、イヤァァァァ!!
(霧みたいな空気の濁りがいくつか生まれたかと思うと、ふわりと浮かぶウィスプの群が二人を意地悪そうに認識して。どんよりとした瘴気、本能的に身体に触れさせない方が良さそうと感じる粘っこい空気の塊が一斉に放たれて。迎え撃ってやろうかと一瞬横を見たその瞬間、足元の窪みに引っかかって盛大に転んでしまい。勢い余ってヘッドスライディングを華麗に決めながら頭上を通り過ぎる瘴気の塊を見送り、大広間の先へと続く扉に激突し)

あいたたた…、はっ、レド、ドア開けて、ドア!

  • No.510 by レド  2024-11-17 18:54:40 

>509
ルー!!!
(ルーさん、脚力は大丈夫か……?そう不安を覚えながら、全力とは程遠いゆったりした動作で走りながら後を追うと、突然目の前でルーシエルがずっこけて扉にぶつかったのに愕然として。自らもスライディングして瘴気を潜り抜けて扉の前に立つと、けたたましい音を炸裂させながら前蹴りで扉をブチ破り、中にルーシエルを押し込むと、急いで閉めて閂をかけ)

……ルーさん、宴会芸は勝ってからにしてくれ……今のは笑えないぞ。
(とりあえず霧の化物は撒けたか?ルーさんも無事そうだ。また仲間を失うかと思った……そう安心すると刀を地面に突き刺し、しゃがみつつ心底心配な顔でルーシエルを見つめて。扉の中は窓から月明りが差し、壁沿いに椅子が並ぶ小部屋になっており、奥には金の縁取りや紋章で飾られた豪華な鉄の扉がある。ルーシエルへの心配が先に立つあまり、ここは玉座の間に繋がる控室で、この鉄扉を開ければ目指す玉座と対面できることにレドの方は気付いておらず)

  • No.511 by ルーシエル  2024-11-20 19:26:01 

…はい、ごめんなさい。
(敵を目の前にして盛大に転んで、さらには扉に激突するという失態を晒したことにしょぼんと項垂れて。彼のトラウマを刺激する仲間の死に直結しかねない失態。こうなったら奥に潜んでいるに違いない敵の親玉をやっつけて名誉挽回するしかないと、手にした杖を握り直して。幸い、あんまり引きずることなく頭の切り替えが出来るくらいには単純な気質。下ばっかり向いてられるかってんだっ)

レド、ここを進んだら、きっといよいよ親分とご対面だよ。ところで私、作戦があるんだけどさ。
…レドが扉をばーん!って開けるでしょ?そしたらそこに敵がわらわら来るじゃん。それを前衛が食い止めてる間に…私が横から親分を狙い撃ちするってのはどう?
(灰色の瞳をキラリと輝かせて、やや単純な戦術を得意げに披露すると、水平に構えた杖で射撃するみたいに片目を瞑ってまだ見ぬ標的に狙いを定めて)

  • No.512 by レド  2024-11-25 21:46:44 

>511
(対面?扉?何を言っているのかと周りに目を向けると、いかにも玉座がありそうな豪華な鉄扉に気付き。あれか……と呟きながら扉を見つめると、苦笑いしながらルーシエルに向き直り)

やれやれ、簡単に言ってくれるなぁ。まあいいでしょう。そういえば剣士なら剣士らしく魔物狩りしてろって言ってましたよね……思う存分見てください。
(すっと立ち上がって地面に刺した刀を引き抜き、ポケットから取り出した小瓶の液体を刀身に振りかけて。瓶を投げ捨て刀を掲げると、塗れた刀身が青白い光を帯びていき……瓶の中身は聖水である。アンデッドへの特効、そして自分が目立って敵を引き付ける効果を期待しているのだ。輝く刃を静かに見つめる姿は真剣そのものであり……依頼を受けた時から自分が囮になる覚悟はできていたのだろう)

じゃあ行きます……あ、そうだ。昔ルーさんと同じポジションだった立場としての意見ですが。
……敵を狙うときは、名誉挽回しようとか、外したらどうしようとか、余計な事は考えなくていい。ただ敵を仕留めることだけ考えればいい……以上です。
(おそらく親玉が待ち構えているであろう鉄扉の前に立つと、扉の方を向いたままルーシエルにアドバイス……昔の自分の失敗に基づいたアドバイスを静かに投げかけて。彼女が先の失敗を取り返そうと気が逸っているのではと感じてのことだろう。そして言い終わるや否や後ろに下がり、鉄扉めがけて突進すると、肩から扉をブチ破って部屋の中へと突入し……!)


(/だいぶ遅くなってすみません!)

  • No.513 by 労働  2024-11-26 09:18:19 

(/参加しようかなと思っており参加希望なのですが、大丈夫なのですか?

  • No.514 by 労働  2024-11-26 09:18:19 

(/参加しようかなと思っており参加希望なのですが、大丈夫なのですか?

  • No.515 by 労働  2024-11-26 09:18:19 

(/参加しようかなと思っており参加希望なのですが、大丈夫なのですか?

  • No.516 by ルーシエル  2024-11-29 22:49:04 

>>512
(聖水に濡れた滑らかな刃は、夜空に浮かぶ欠けた月みたい。その冷たい輝きがレドの覚悟を表しているみたいで、無意識に杖を握りなおして。その直後、大きな音と共に開け放たれた扉の奥に、それを見た)

…ッ!
(王座の前に佇むのは、柔らかい月光を受けぬらりとした光沢を浮かべる体躯の魔物と思しき巨体。六本の手足をゆらゆら唄うように動かして仮初の命に似た何かをアンデッドに纏わせるその姿は、数多の楽器隊を導き巨大な音像を創り出すオーケストラの指揮者のよう。悪意を持って世に放たれた数々の旋律ーースケルトンやウィスプ等の群れが、剣士と魔法使いという五線譜には居場所のない異質な二人を排除しようと迫り来る…!)

…親分が虫っぽくてやなヤな感じだけど、敵が待ち構えてるのはお見通しだよっ、えいっ!!
(小さく圧縮した魔力を散弾みたいに扇状に撃ち放って、複数のアンデッドを無力化して。それでも、弾丸の雨を掻い潜ったアンデッドが二人目掛けて距離を詰めて)

レドっ、そっちお願い!

(/ こっちこそ遅くてごめん!この月末月初はすんごく忙しいから、のんびりペースだと助かる…!)

  • No.517 by ルーシエル  2024-11-29 22:54:05 

(/ 労働さん。今トピ主さんがお忙しくて顔出し出来ない状況っぽいですが、別で立っている打ち合わせ用トピに、キャラシートを投稿してみては如何でしょう?)

  • No.518 by レド  2024-12-04 22:47:05 

>516
(ルーシエルの目の前で稲妻のような閃光が走ると、彼女が撃ち漏らしたアンデッドは青い炎に巻かれながら燃え尽きて。レドが薙ぎ払ったのだ。その勢いのまま、レドはルーシエルの横に立ち)

ハッ、Bランク勢を相手になんとも豪華なお出迎え。光栄じゃないですかルーさん。確かに当主の虫みたいなセンスはいただけないが。
まあ安心してください。俺は昔から得意なんだ……世の中のためにならない害虫の駆除ってヤツが……!
(敵陣の真っ只中にいる緊迫した状況に似つかわしくない、穏やかな顔でルーシエルと親玉達を見比べて。ルーシエル。そそっかしくて子供っぽいが、躊躇なく戦端を開く姿はやはりひとかどの戦士。得体の知れない連中を産み出す異形の怪物の相手など、冒険で心の傷を負った自分一人では到底立ち向かえそうに無かったが、彼女と一緒ならやれそうだ……もう迷いは無い。やがて「害虫駆除なら任せろ」と言わんばかりに、ルーシエルからもらった虫除けのブレスレットを着けた左手を掲げつつ、敵陣へと歩を進めていき)

聞けバカどもッッ!!当代最強……あー、「首狩り」様に次いで最強の剣士・レドがお前らのタマを取りに来た……俺を殺せるものがあるか!
(寄ってくる有象無象に青い三日月の剣閃を浴びせて駆逐しつつ、部屋の中ほどへ進み出て仁王立ちすると、大音声を上げながら親玉とその眷属に青く輝く刃を突きつけて。これだけパフォーマンスすれば敵を引き付けられるだろうか?「手筈通りにやりますから、あとよろしくお願いします」と言いたげに、空いた左手で背中越しのサムズアップをルーシエルに送って)


(/ 了解です!レドからも「ルーさんのためならいくらでも待てる」と伝言を預かっています。)

  • No.519 by ルーシエル  2024-12-08 01:42:10 

>518
(ぬらりと眩い光を帯びた長刀を操り亡者達を切り捨てて無力化するレドの巧みな刀捌きに見惚れながらも、謙虚に"首刈り"さんへのリスペクトを忘れないところに彼らしさを感じて口元を緩めて。でもその腕前を危険視したのか、はたまた本能的に何かを彼の姿に感じたのか。有象無象のアンデッドはその動きを止め、代わりにスライムに似た柔らかそうな塊が六体、ふわりと宙に浮かび虫親分を守るように浮遊する。ん、スライム…?)

レド、ばっちり…!…あのスライムみたいのも纏めてやっつけるよ…!
(かつてスライムの群れを退治したときみたいに、小さく圧縮した魔力の弾丸で浮遊する一体を正確に撃ち抜き。コアを潰されたそれが溶解するみたいに崩れ落ちるのと同時に、二匹目を同じ要領で撃ち抜くも…飛散したコアが再び融合しその射撃をやり過ごして。それならばと振り払った杖から放たれた火炎が複数の塊を焼き払うと、一体は悍ましい音を立てて蒸発しながらも、その他は粘性を持った身体で炎を飲み込んで握り潰して。…一度見た攻撃を学習してるんだ…直感でそれを感じ取ったその瞬間、消滅した二体が再生され、六体の塊が一斉に火炎を纏った小さな魔力の弾丸を射ち放つ!)

っ!!…なにさ、真似っこ!!
(左肩に焼けるような鋭い痛み、一発喰らったみたい。二人の眼前、空気中に描き出された幾何学模様が、間髪入れずに射ち放たれた二発目を防いで。六体全てが同時に同じ攻撃を仕掛けてくる…並列化されたレプリカみたい)

…レド、見てた?…あれは多分、一度に六体全部を仕留めないとダメだと思う。…残念だけど今の私の魔力じゃ足りないよ。
…前に教えてくれたよね?「竜狩り」のこと。…一撃で賊を殲滅したって。…アンタがもう一度それをやってくれて、六体が再生するまで少しだけ時間をくれたら。私はありったけの魔力をあの虫親分に叩き込んでやること、できると思う。
(魔力が描き出した防御膜のカーテンがあと何発耐えられるのかわからない。かつて彼が仲間を亡くした出来事を追体験させるみたいに残酷な仕打ちだけれど。きっと乗り越えられると信じたから、"できるよね"と最後に付け加え、手にした杖を握りしめそこに魔力を篭め始めて)

  • No.520 by レド  2024-12-15 01:54:40 

>519
(ルーシエルが「竜狩り」を求めた時には、既にレドは敵に対して半身に構え、腰を落とし、肩に担いだ大刀に気合を溜める所作―――「竜狩り」の発射シークエンスに入っており。見たところルーシエルはスライムの相手に慣れているようだが、そんな彼女が異常な再生力と模倣能力を持つ今回の相手に押されているのを目の当たりにして、最早「竜狩り」を撃つ以外に手立てが無いと決心していたようだ。覚悟を決めて握る刀の刀身が、聖水の魔力に闘気が加わったことで光を増していき)

―――依頼を受けた時から感じていたよ。アンタは鬼だとな……!
そして、優しい人でも……クッ、痛い……怖い……だが!
(スライム、否、その先の虫親分を睨みつつ、顔中に汗を吹き出しながらルーシエルに語りかけて。炎に巻かれる仲間を尻目に大技を決めるという、仲間を失った時と同じ運命を辿ってしまった。そんな心理的抵抗と、刀に闘気を集中させる苦しさで顔が歪む、目まいや頭痛が走る、意識が飛びそうになる……だがこの人が「竜狩り」に何を求めているかは理解している。自分の命を張ってまで俺を立ち直らせようとしてくれているのだ……!絶対守らねば……!そんな決意が青年を踏ん張らせる。何秒か経った後、一歩踏み込んで更に腰を落とし。どうやらチャージが完了したようだ。闘気と魔力、異なる2つのエネルギーが融合した刀身がバチバチと音を鳴らしながら一層激しく輝き、青白い光がルーシエルの全身をも照らし始める!)

……俺にこれを使わせたからには、百年は語り継いでもらうぞ!あいつらじゃ到底真似できない、レドの魔法……!
必殺の、「竜狩り」をッッッッッ!!!

(身を翻しながら光輝く刀を振り抜くと、刀から解放されたエネルギーが青い満月のような光波となって飛翔する!その光波の前に六体のスライム達は吐き出した炎もろとも跡形もなく吹き飛んで……いやまだ光波は止まらない。粒子の尾を引き、陰鬱な闇を切り裂きながら、スライムの後ろに控える虫親分めがけて彗星のごとく飛んでいき。この「竜狩り」、木っ端どもだけにやる安い技じゃない。本当の狙いは虫親分(オマエ)だ!)

今だ!撃てーっ!撃ちまくれ!!
(光波は虫親分の胸当たりに着弾して、敵の巨体を覆うほどの爆発を起こす。できればこのまま倒れて欲しいのだが、負傷したルーシエルの援護にはなるだろうか。刀を振り抜いた姿勢のまま叫び、彼女にトドメを促して)


(/大変お待たせしてすみません……「竜狩り」完成です。トドメお任せします!)

  • No.521 by ルーシエル  2024-12-18 22:56:05 

>520
(レドの咆哮と共に撃ち放たれた青白い光の波が六つの浮遊体を跡形も無く消し飛ばす!それでもまだ破壊衝動を失っていない波が、背後で蠢く敵の親玉を襲って。硬そうな甲殻を引き裂き致命傷とも思えるダメージを与えながらも、六本の脚を地面に付けなんとか踏みとどまった蟲の化物が感情の見えない大きな眼で二人を威嚇し。――レプリカセットの再生を試みる…!)

…百年でも千年でも語り継いであげるよ!…だって私はエルフだからねッ!このままトドメいっちゃうよ!!
(レドの「竜狩り」を学習したアイツらが複製されたら、きっともう勝ち目はないのだから。大っ嫌いな虫みたいな異型に全力で距離を詰め大きく跳躍!…地面から浮いたのはせいぜい50cmくらいだけれど。両手で掴んだ杖を振り下ろして敵の顔面を引っぱたくと同時に、ありったけの魔力を叩き込めば、鋭い閃光と共に生じた爆発音が鼓膜を麻痺させ尖った長耳をぴくぴくさせて。涙目になりながらも、崩れ落ちる敵の身体が視界に入り)

…やっつけた…やっつけたよッ!…アレ?
(レドの竜狩りを喰らった矢先に直接魔力を叩き込まれ硬そうな身体を崩れさせながらも、こちらを道連れにするみたいに掴み掛かろうと長い腕が伸びてきて。魔力はもうスッカラカンの空っぽ。あ、やばい、レド、私死んだ。こんな虫みたいなヤツに………ん、虫…?そういえば私、虫対策した…!自身の左手首に付けた炎の魔力を練りこんだブレスレットを引きちぎって掴み、覚悟を決めてポカッ!と虫親分の身体に小さな拳を叩き付ければ、炎を纏いながら断末魔の奇声を上げて虫親分が灰と化して。――有象無象のアンデッドを生み出していた元凶が朽ち果てたからか、はたまた老朽化が進んだ城に戦闘の衝撃がとどめを刺したのか。ガラガラと天井や城壁が崩れていき、足元が揺れて)

い、イヤアアァァァッ!!レ、レド、生き埋めになる前に逃げるよッ!…ほら、早く!
(もう魔力も体力も全部使い切ったのだからと、長身の彼に手を伸ばすことで、担いで運んでと無言のアピールをして)


(/ペースは全然大丈夫!むしろこっちにあわせてもらってありがとうございます…!かっこよく決めてもらえたので、お言葉に甘えてトドメをば!)

  • No.522 by レド  2024-12-23 22:00:55 

>521
(い、一撃では殺(と)れなかったか。ならもう一発と意気込んだ矢先。ルーシエルが親玉に突撃して、魔力を込めた杖で頭をブン殴っている光景に絶句し、炸裂する閃光を片手で防ぎながら固まって。なっ……!「叩き込んでやる」ってそういう……いや驚いてる場合じゃない、援護しなければ、と慌ててルーシエルに駆け寄れば、彼女の拳で燃え尽きる虫親分を前にして呆然と立ち尽くして。マジかよ、このバケモノを殴り倒したぞこの人……)

……フッ、はははッ……見てるかアーダン、ペトラ。お前たち、とんでもない人を俺の前に遣わして―――!?
クッ、しっかり捕まっててくださいよルーさん。後は俺の仕事だ……デヤアッ!!
(親玉を討ち取った途端に始まった崩落、差し伸べられるルーシエルの小さな手。感傷に浸っている暇は無い、やるべきことはただ一つ。彼女を背負って駆け抜け、瓦礫の降る玉座の間を飛び出し。気合を発しながら刀を振り上げ地面に衝撃波を走らせれば、ウィスプを撒くために閂をかけてしまった扉を粉砕し、大広間へとなだれ込み。このまま突っ切り、急いで入口から脱出する―――切羽詰まった状況、荒い息と汗からレドにも疲労の色が見える。それでも焦っている様子は見られない、むしろどこか落ち着いてすらおり)

―――背中が心地良い。これが生命の暖かさってヤツか……
今度こそ、共に帰るんだ……!

  • No.523 by ルーシエル  2024-12-25 23:44:54 

>522
うん、悪いけどお願いするね…って、うわっ、高っ!
(想像以上に高い視界に驚きながらも、広い背中の安定感にやや安堵し…たのも束の間。脱兎の如く凄い速さで来た道を疾走するスピード感に狼狽えて)

ちょっ、レド、そんな急いだら転ぶよっ、って、ドア!ドアにぶつかるー!!
(ブレーキは掛けられず扉が迫ってくれば、反射的に目をギュッと瞑ってしまう。けれども激突する衝撃は訪れず、激しい破壊音に長耳をぴくり。打ち抜かれた扉を振り返って眺めていると、みるみるうちに入口を抜けて。小さくお礼を言って降ろしてもらうと、足が地面の感触を忘れてたみたいに躓いて転んだ後、立ち上がって)

はぁ…ありがと、助かったよ。レド、やっぱりアンタ走るの速いね。
私も本気出せばエルリンピック出場狙えるかなって思ってたけど…ちょっとレベルが違ったよ、へへ。
(怪しげなエルフのスポーツ祭典について語りつつ、ようやく安堵してふにゃっと笑って。ふと後ろを振り向くと、月明かりに照らされた古城の一部が、ゆっくりと崩れながら湖に沈んでいく様子が視界に入って)

…月追いの城…ちょっと壊れちゃったけど…報酬はちゃんと貰えるよね。…とりあえず、帰ろっか?

  • No.524 by レド  2024-12-27 16:52:44 

>523
(無我夢中で崩れ行く城の中を走り抜けると、いつの間にか柔らかな月明りと澄み切った風を肌に感じて立ち止まって。どうやら脱出できたようだ。ルーシエルを背中から降ろし、役目を終えて聖水の光を失った刀を鞘に納めると、優しい笑顔をこちらに向ける彼女へ向き直り)

帰る……?そうか、今度こそ終わったんだな……
(ルーシエルの無事を確認すると緊張の糸が切れたのか、膝から崩れ落ちて地面に座り込んで。子供のようにぺたんと座る姿からは、城の中で見せた荒々しい有り様はどこにも感じられない。うつむきながら乱れた呼吸と吹き出る汗を整え終わると、穏やかな表情で湖面を照らす青白い月を見上げて)

冒険なんて二度としないつもりだったが……これであいつらも許してくれるだろうか。

  • No.525 by ルーシエル  2024-12-30 21:39:26 

(/ お返事遅くなっててごめんなさい!お休みに入ったとたん背後が風邪で寝込んでしまって…だいぶ良くなってきたので明日にはお返事できそうです…!)

  • No.526 by ルーシエル  2024-12-31 22:49:05 


>524
(その場にへたり込んでしまったレドの姿に、ギルドで出会ったときの様子を重ねてしまって。でも、今目の前にいるのは過去に縛られて自分に嘘を吐いていた青年ではない。そのことは、きっと彼自身だって分かっているハズ。珍しく上からレドを見下ろす形となり、そっと近寄り彼の頭をぽんっと撫で)

ふふ、そーだね。レドの活躍のお陰で無事帰れそうだよ。…許す?初めっから恨んでなんかなかったと思うよ。だから、今のアンタを見たら、喜ぶに決まってるでしょ…!
(痛ててっと左肩を庇うも、そう大したことは無さそう。あとは、来た道を引き返して馬車に拾ってもらって帰ったら、お風呂に入って目一杯寝てから報酬をゲット!ってところ)

ヘヘ、取り分は半分こだからねっ。戻ったらちょっとお休みしてから、夕方とかにギルドで落ち合って報酬もらう手続きしよっかね!


ーー
途中からレスペが鈍くなっちゃって、ごめんなさい!ペースとか合わせてもらって、楽しくやり取りさせてもらいありがとうございましたっ。一旦、この小クエストは完了かなって感じで考えてます!気づけば人も疎になっているこのトピ、また皆さん戻られることを願いつつ…。皆さま、良いお年を!

  • No.527 by トピ主  2025-01-02 06:04:58 

お久しぶりです…長らく半失踪状態だったトピ主です。やっとリアルの方が落ち着いたので戻ってきました(>_<)
参加者様方には大変ご迷惑お掛け致しました。今現在のお相手様であるミミさんの在籍が確認でき次第本編のご返信をさせて頂こうと思います。

  • No.528 by レイラ・ハート  2025-01-02 07:43:50 

(夕暮れ時のギルドにて、いつもは賑やかな喧騒に包まれているこの空間は、この日に限っては妙な静寂と緊張感に包まれていた。冒険者達の視線の先を辿ると、受付前に特別に設けられた椅子に足を組んでふんぞり返って座る「勇者様」ことレイラの姿があり、運が悪いことにその対応を任されているのは数日前に採用されたばかりの新人受付嬢だったのである。案の定と言うべきか、緊張から言葉を詰まらせ要領の得ない対応を繰り出す受付嬢にレイラは苛立ちを募らせており、殺気立てるだけでは飽き足らず遂には急かすように踵を突きつけて床を抉り、口を開いた。)

いつまで手間を取らせる?私は暇ではないのだが。

(気品を漂わせる美しい容姿とは裏腹に、レイラは威圧するようなその鋭い眼差しと冷たい言葉を一切の容赦なく受付嬢に浴びせる。「すみません…!すみません…!」と受付嬢は繰り返し頭を下げるが、レイラが求めているのは謝罪ではなく依頼の報酬だ。その認識の違いがまたレイラを苛立たせ、思わず握られた拳に力が入る。受付嬢に直接の危害が加えられても可笑しくない状況に、実力差から止めることも出来ない周囲の冒険者は固唾を飲んで見守っていた。
何故報酬が支払われる迄にこれだけの時間を要しているのか、それは受付嬢が新人であることに加えてレイラの稀な冒険スタイルに理由がある。通常の冒険者であれば一つの依頼を終えてはその都度報酬を受け取る。その為報酬の支払いにそこまで時間を要することはないのだが、レイラの場合は長期間大陸中を冒険した末に複数の依頼達成報告を持ち帰ってくるのだ。高位の冒険者故の離れ業だからこそ、目の前のイレギュラーに受付嬢が混乱するのも無理はないだろう。新人ながら基礎を飛ばして応用をさせられているようなものであった。)

(一応絡み文を投下致しました!ギルドの一風景としてリアクションして頂いても、そのまま絡んで頂いても結構です(^-^))

  • No.529 by レド  2025-01-06 00:39:59 

>526
……っ、了解!
ルー、ありがとう。貴方と出会えてよかった……
(自分の頭を撫でる手の優しく温かいこと。仲間を亡くして自暴自棄になっていたけれど、この人に導かれてここまで来れた。また冒険者としてやっていけそうだ……思わず零れ落ちる涙を腕で拭うと、帰路につくルーシエルの小さな背中を見つめながらゆっくり立ち上がり、さらに呟く)

その背中、やはり俺より大きく見える。
尊敬する人が、もう一人できた……


(/長い事この面倒な青年にお付き合いいただきありがとうございました。太陽のように明るいルーシエルさんとの冒険、とても楽しかったです。また交流できることを楽しみにしています!)


>527
(/お久しぶりです。「不死鳥の翼」の物語に関わりたいと思っていただけにご無事で安心しました。準備出来次第 >528に絡みたいと思います!)

  • No.530 by ミミ  2025-01-06 00:51:30 

(/あけましておめでとうございます、それと長らく顔出しできずすみませんでした!これからは少しずつ顔を出します…!)

  • No.531 by トピ主  2025-01-07 07:48:49 

>529

ぜひよろしくお願いします!

>530

お久しぶりです!こちらこそ長らく浮上出来ずに申し訳ありませんでした。文章が出来次第本編のご返信をさせていただきます!

  • No.532 by クレア/ティア  2025-01-07 09:32:30 

>502

外の世界も色々と大変なのですね…ですが、幼いミミさんが温かい村人達に囲まれて、自分なりの幸せを見い出せていたようで何よりです…

(外の世界について多少の見識の広がりを得たティアは、今ほど聞いたミミの過去を交えつつ、しみじみとした様子で感想を語った。信仰によらず幼いミミの身を案じて叱る村人達の人徳の高さにティアは心底関心を寄せているのだろう。その向かいの席で、クレアも同様の感想を抱いたようでウンウンと首を縦に振って感心した様子を見せる。そして、そうこうしている内に馬車は遂に目的地である教会付近に達したようで、窓の外へ目を向けると古びた木造の教会の外壁には「聖女様万歳」と書かれた横断幕が掲げられており、一見すると歓迎ムードを感じられる一幕であるが、不自然な程に周囲は静まり返っており、辺りには出迎えの人間すら見当たらない。一抹の不満を感じつつも馬車は教会の正面で停止した。)

  • No.533 by ミミ  2025-01-07 23:54:19 

>532

へへ…本当に、私は幸せ者だなって思いますよ。冒険者になったのも、村の皆に恩返しと楽な生活を……あ、教会が見えてきましたね!あそこが目的地ですよね?

(自分の生い立ちについて話し終わり、その生い立ちについて2人の感想や様子、特に村人のことをよく言ってもらうと軽く頬を人差し指でかきながら自分のことのように嬉しそうな表情を浮かべて。親から捨てられたり盗賊に襲われたりもしたが、自分のことを家族同然と見てくれている村人達に囲まれて育った自分は幸せ者だと告げて。冒険者になった理由は村人達に恩返しするためと言いかけたところ、視界の端にある窓に目的地と思われる教会が映りそちらを向いて。自分達が乗る場所が教会近くで止まり案の定この木造の教会が目的地だったようだ…掲げられた横断幕だけ見れば歓迎されてるように見えるが、出迎えをする人間はおらずあまりにも静かすぎることに違和感を覚えて)

……これ、歓迎……されてるんですよね…?

  • No.534 by レド  2025-01-08 00:23:14 

>528

あれは……?ひでぇな。とんだ野良犬じゃないか。
(一年前、仲間を失ったショックで失踪するも、優しいエルフに導かれて舞い戻った冒険者ギルド。その奥のトイレで用を足し戻ろうとした矢先、受付の方から異常な殺気を感じ、壁越しに様子を伺いながら呟き。視線の先にいる殺気の主はご自慢の金ピカ剣を見ずとも分かる。自らが慕うクレアの妹分にして、素行不良で悪名高い「勇者」レイラ・ハートだ。優しさを知らない横暴な振る舞いは、勇者というより飼い主の下から脱走して方々に噛み付く野良犬のよう。不死鳥の翼の面々は自分が冒険者になる前(>447)から見ていたが、クレアさんに叱られて正座させられてたバカ犬が偉くなったもんだ……と呆れて溜息をひとつ吐き)

クレアさんは一体あの駄犬に何を見出だしたんだろうな。まあいい。あの人が愛した「勇者」の器、見てやるか。

(あの増長ぶり、相当甘やかされて育ったのだろうか。当人はもとより彼女をそのように育てた姉貴分のクレアの器量まで疑いたくなる所作の数々は、見れば見るほど眩暈がする。さっさと裏口から脱出したいが今にも受付の子が殴られそう。他の連中もレイラにビビッて動けないらしい。この際だ、「勇者」の器を見てやろうと決めれば、壁から飛び出し受付へと歩を進め)

ホラ、どけよ役立たずども……そこの新入り、この人は報酬が欲しいと仰っている。精算しろ精算!

(総髪、もといクレアにあやかったポニーテールを揺らし、邪魔な冒険者を大きな身体と長い腕で押しのけつつ、ギルドの奥から二人の下へとズカズカ迫り。どうやらレイラは複数持ち込んだ依頼の報酬が欲しいらしい。怯えるばかりの受付嬢を長いまつ毛が覆う灰色の瞳で睨みつければ、声を張り上げ腕を振り、「奥に行って報酬を計算をしろ」と指示を出して)

  • No.535 by クレア/ティア  2025-01-09 07:00:46 

>533

罠…かもしれませんね…護衛はこの子に任せて私達で先行しましょう。

(ミミと同様に教会の纏う空気に違和感を感じたクレアは、神妙な面持ちで刺客の罠である可能性を告げると、ティアの護衛はユリウスに任せて自身とミミで教会の内部の安全を確かめようと提案した。ユリウスを優しく揺さぶり目を覚まさせるとティアに預けて馬車を出る。)

お気を付けて下さい…

(状況から察するに罠である可能性が大であるが、そのような危険な場所へと二人を送り出すに当たって少しでも気休めになればと思い、二人を真っ直ぐに見据えたティアは自分が言える精一杯の見送りの言葉を送った。)

  • No.536 by レイラ  2025-01-09 08:00:12 

>534

………フッ…

(予想だにしなかった乱入者の登場にレイラは暫く呆気に取られて沈黙した。周りの野次馬は関心を寄せるまでもない格下共。そう思っていたがどうやら違ったらしい。「勇者」が相対していた人間を了解を得ずして下がらせるなど、単なるお人好しなどではない。俄然、目の前の男の行動に興味を引かれたレイラは先程までの怒りは何処へやら口角を釣り上げ、レドへと視線を向けた。)

貴様、名はなんと言う?

(未だ椅子に腰掛けているレイラは見上げるような姿勢でレドの顔を見据えると、興味津々と言った様子でその真紅の瞳を輝かせながら問いかける。自身を恐れない。それだけでレイラの関心を引くに十分であった。
硬い口調や強さに裏付けられたプライドの高さから誤解を生みがちであるが、一連の行動から窺えることとしてレイラの行動は全て感情に左右されているものであり、そこに一切の「悪意」はない。突き抜けた「純粋さ」こそが彼女の根底にあり、例えるなら子供がそのまま大きくなったような人間である。)

  • No.537 by ミミ  2025-01-09 23:48:38 

>535

そうだね、その方がいいかも…ありがとうございます聖女様。必ず戻りますね…

(クレアの言う通り、罠の可能性がある…先程自分達を襲撃したエルフの仲間が潜んでいるかもしれない。戦闘になった時のことを考えてショットガンを取り出しやすいところに装備して、こちらに精一杯の見送りの言葉をかけてくれたティアの方を向き「大丈夫、なんとかなる」というように笑みを浮かべながらお礼を言ってクレアに続いて馬車から出て)

待って、クレア。さっき剣が折れちゃったでしょ、代わりにコレを使って。大丈夫、強度面は安心していいよ…!

(ダンテのような実力者が潜んでいた場合、クレアの寿命を喰らうあの東刀を使わなければならないだろう…そんな危険な刀を何度も使わせる訳にはいかないと思い、能力で作った剣をクレアに渡して。目立った装飾はないが、クレアの折れた剣と形状が似ており折れる心配はないと自信がありそうな表情を向けながらそう告げて)

  • No.538 by レド  2025-01-10 05:10:24 

>536

……!これは「勇者」レイラ・ハート様。出過ぎた真似をして申し訳ございません。

(殺気が消えた。妹分が罪の無い子に乱暴したと聞いたクレアさんが悲しむなんて事態は避けられた、と安心して一呼吸。していたらレイラが随分好意的に声をかけてきたのにハッと驚いて視線を合わせ。この勇者様、ギルドも頭が上がらない聖教国、いや教皇の後ろ盾があることで有名だ。権力を笠に着て弱者を虐げるド屑相手に一戦交える覚悟でいたが、そういう奴ではないらしい。むしろ案外度量がありそうだと判断すれば、レイラに向かって敬語を使い、目の前に駆け寄って)

俺……おっと、私はBランクの冒険者、レドと申します。御目通り叶いましたこと、光栄に存じます。閣下。

(レイラの背丈くらい長い、朱色鞘の東刀を腰から外して地面に置き、片膝付いて跪きながら名乗り出て。恭しい態度を取りながらも声はハキハキ、姿勢もぴしりと決めて、恐れやへつらいの態度は一切見せない。どうやら苗字すら持たない平民の出で、しかもBランク。地位も名誉も無い身の上でありながら平然と勇者の前に現れたようだ)

  • No.539 by クレア/ダンテ  2025-01-11 20:13:03 

>537

…!ありがとうございます。…では行きましょうか…

(剣を受け取ると、その握り心地が愛用していた剣にかなり近い事に驚き、にこやかな笑みを浮かべて礼を言った。そして、教会の扉の真正面に歩みを進めると一呼吸置いて気持ちを落ち着かせて、慎重に扉を開いた。)

(ギイッと音を立てて開かれた扉の先には鉛のような血の匂いが充満しており、床や壁が鮮血で染められ、無数のエルフや司祭達が力尽き倒れている地獄絵図が広がっていた。教会の最奥に目を向けると、巨大な十字架の真ん前でダンテが息も絶えだえに、生き残った僅かなエルフやシスターを守るように背後に匿いつつ、明らかに只者ではない何者かと交戦していた。扉が開かれたことに気が付いたダンテはこちらに視線を向けると声高らかに叫ぶ。)

クレアッ…!それと嬢ちゃん…!手ェ貸せ!今は争ってる場合じゃねぇ…!

(ダンテの訴えに、明らかな異常事態であることを察したクレアは神妙な面持ちでミミへ目を向け、共闘するか否か視線で問いかける。あくまで自分達の任務はティアの護衛である為、シスターや刺客であるエルフを見捨てる事が賢明な判断だが、それでもクレアは目の前の命を見捨てたくない。しかし自らの勝手な判断でミミを危険に晒すことは出来ず、こうしてミミの意志を確認しているのだろう。)

  • No.540 by レイラ  2025-01-11 20:32:51 

>538

ほう…レドか、覚えておこう。

(レドの恭しい態度を前にして自尊心が満たされたレイラはニマニマと満足そうに頬を緩めた。この勇者様あまりに単純だ。持ち上げてさえいればおそらく大抵の行動をコントロール出来そうなものである。クレアが甘やかしていたのもこう言った純粋で危うい面から母性が刺激されてのものだろう。そして、しばらくして自身の頬が緩んでいることに気が付いたレイラは首をブンブンと横に振ると平静を装い何時もの仏頂面でレドの名を復唱する。普段は他人に関心を抱かないレイラが名前を復唱する辺り、余程レドの立ち回りが気に入ったのだろう。)

しかし意外だな…私の見立てではAランク相当かと思ったのだが、あまり依頼は受けないのか?

(レドのランクを聞いたレイラは心底不思議そうに首を傾げた。剣士としてその最高峰と呼べる域まで鍛錬を詰んだレイラの目にはどうしても目の前の男がBランクに収まるような器には見えなかったのである。真っ当に依頼を受けて実績を重ねていればAランクには既に到達していそうなものであるが、あまり依頼は受けていないのだろうかと思案した。)

  • No.541 by グレゴリアス/カグラ  2025-01-11 22:28:07 

聖教国編 「教皇の癇癪」

(大聖堂の大広間にて、白と黄金を基調とした豪華な装飾で彩られたこの空間に、パイプオルガンの荘厳な音色が響いていた。奏者は高位司祭の祭服を身に纏っているが肌はドス黒く、人型でありながら目や鼻といったパーツがない。まるで人の影のようなそれが低位の悪魔であることは多少の知見がある者ならば簡単に察しが着くことであろう。そのような異色な空間の中央には、玉座に腰掛けた教皇グレゴリアスとその付き人であるカグラの姿があった。)

カグラよ、しばらくティ……う~ん…聖女の姿が見えないが何処へ行ったのじゃ?

ティア様は先程、儀式を執り行う為に国境沿いの教会へと向かいましたわ。

ああ、ティアか…そんな名前だったなあれは。そうじゃった、そうじゃった。今日は儀式の日であったな。して、護衛は勿論レイラなのじゃろ?帰還後に顔を見られることが待ち遠しいわい。

残念ながら今回はレイラ様ではありませんのよ。タイミングが合わなかったようで即席で別の冒険者が依頼を受けたと聞いておりますわ。

なんじゃと…!レイラの顔を見れないのであれば護衛など必要あるまい!全く余計なことを…

それが、道中に一行がエルフらの襲撃に遭ったと異端審問省から報告を受けていますわ。レイラ様でないにしても護衛を付けたことは正解かと。

聖女の身などどうでもよいのじゃ…!まるでレイラに会えないことを嘲笑うかのように襲撃など許せん!断じて許せんぞ…!カグラッ!穢らわしいエルフ共を八つ裂きにして来るのじゃ…!

しかし、私の力ではエルフのみに標的を絞ることなど出来ませんわよ。

構わんッ!田舎の教会が一つ潰れたところで何ら痛くないわい。どれだけ巻き添えても良い、今すぐにエルフ共を殲滅して来るのじゃッ!

…ハァ…仰せのままに。

(初めは何気ない会話であった。カグラに聖女の行方を聞いた教皇であったが、儀式の為に大聖堂を発ったと聞くなり護衛はレイラの筈だと思い込み舞い上がる。しかし、すぐにカグラによって訂正され、挙句にエルフの襲撃まであったと聞いてはその低い怒りの沸点が頂点に達した。教皇はカグラに対してすぐにエルフを殲滅しろと命令を下すも、自らが持つ力では周囲を巻き込むことになると一度は断るカグラ。しかし、再度命じられては最早断ることなど出来ず、大きい溜め息を着いた後に渋々国境沿いへと足を進めた。)

  • No.542 by ミミ  2025-01-12 02:20:19 

>539

ふふ、どういたしまして……ん?血の臭い…?しかも、複数の…

(券を受け取ってお礼を言うクレアに同じように笑みを浮かべてどういたしましてと返して。クレアが教会の扉に手をかけた辺りで警戒した面持ちに変わり、扉の向こうに何が待っているのか…そう思いながらショットガンにそっと手をかけて。扉が少し開いた段階で、中から漂ってきた複数の血の臭いに気づき、そのことについてクレアに話しておこうと思った…だが、それよりも先に扉の向こうに広がっていた絶望的な光景を目の当たりにして、言葉を失い。人よりも長く生きて人の亡骸や亡くなるところは何度も見てきたが…ここまで酷い光景は見たことがない。部屋の中にいたダンテの声が聞こえるまで、放心状態のように固まっており…声が聞こえたと同時に我に返ってそちらを見て。)

…っ……助けよう…アレを野放しにしたら、みんな殺される…!

(ダンテの前に立つ人物…雰囲気だけでわかる。この惨状を作り出した張本人だということが…正直、勝てる気がしない。だが…あの人物をこのまま放って逃げたら、この部屋で生き残ってるダンテ達はもちろん、ティア達も殺されるかもしれない。クレア視線の意図にいち早く気づき、共闘を選びチェーンブレードとショットガンを手にして銃口を敵に向けて。この場に不死鳥の翼に所属していた2人がいる、倒すまではいかなくても退けさせることはできるかもしれないと強く思い、引き金に指をかけて指に少しずつ力を込めて)

  • No.543 by クレア/ダンテ/カグラ  2025-01-12 03:11:59 

>542

…決まりですね。

(ミミの返答を聞いて覚悟を決めたクレアは剣を構え新たな刺客との距離を徐々に詰める。刺客とあと数メートルの位置まで縮まった途端クレアの動きはピタリと止まった。言い知れない恐怖心がクレアを侵食しており、呼吸が乱れ手の震えや嫌な汗が止まらない。相手は見るからに普通の人間の筈であるが、放たれるプレッシャーはかつて対峙した神竜を連想させた。)

あらまぁ…冒険者様方ではありませんか。随分とお早い到着ですこと。貴方々と鉢合わせる予定ではなかったのですが、私の姿を見られた以上は仕方ありませんわね。その命、頂戴致しますわ。

(本来ティア率いる一行が来るまでにエルフ共を片付けて早々に撤退するはずであったカグラだが、S級冒険者ダンテとの予期せぬ対峙もあり思いのほか時間を取られていたらしい。外部の人間には教皇の付き人としての自分の存在が秘匿されていることもあり、姿を見られた以上は斬り伏せる他にない。困り顔で天を仰ぐが起きてしまったものは仕方がない。目の前のダンテを轟音を立てた斬撃で壁際まで薙ぎ払うと、固まったクレアの横を素通りして、自身に銃口を向けるミミの元へ瞬く間に距離を詰めると、喉元目掛けてその白く鋭い刃を振るった。)

  • No.545 by ミミ  2025-01-12 11:38:01 

>543

…クレア?どうしたの…?

(クレアの返答を聞き、敵との距離を徐々に縮めていくのを見て敵がどう動いてもいいように狙いを定めて、本来の手筈通りにクレアの援護をしようとしており。だが、クレアがある程度の距離で足を止めてしまい目だけ動かしてどうしたのかと問いかけながらクレアを見て。後ろ姿だが、呼吸が荒く手が震えているのが見えて…まるで目の前の敵に恐怖しているようだ。確かに、この部屋を鮮血と亡骸まみれにした張本人だ…恐怖するのはわかるが……クレアが目の前の敵にここまで恐怖するのは流石におかしい。)

…っ…!!速い…!!

(目の前の敵の発言から、意図的に此処へ来てエルフやシスターを葬ったということがわかる。そして、自分達が此処へ来ることも知っていたかのような発言…聖教国の者だろうか?それだと此処に来たダンテとエルフ達を消すために来たのも説明がつく…が、それだとシスターまで葬っている理由がわからない。…だが、まともな人間がいない聖教国だ、そう考えればシスターごと斬ったことも納得がいく…あるいは、聖教国に恨みを持つ別の勢力か…そう考えていると、ダンテの攻撃を薙ぎ払い一瞬で自分の目の前まで来ており。本来なら対応ができなかっただろうが…流石は猫の半獣人か、間一髪後ろに飛んで攻撃をかわして。飛んでる最中に即座に銃口を向けて、流石に対応できないだろうと判断しカウンターの要領で引き金を引き金を引いて発砲しようとして)

  • No.546 by レイラ  2025-01-12 11:42:58 

>544

ふむ…仲間の死はさぞ辛かったであろう。一年間の紆余曲折があったとは言えそれを乗り越えたのは大したものだ。人によっては何時までもその呪縛から逃れられないからな…

(レドの身の上話を聞いては、レイラも近い経験をしていたこともあり神妙な面持ちで同情を見せた。途中、なにやらレドから殺気に近い邪な感情を感じ取り警戒して聖剣に手を添えるがすぐに収まった為に警戒を解き、紆余曲折の末に結果として仲間の死を克服できたレドを手放しで称える。それと比較するように自らが姉と慕った人物を思い浮かべ、人によっては何時までも呪縛から解放されないとポツリと呟いた。その後、自身の瞳にレドの視線が向けられていることを意識すると、一瞬ピクッと身体が反応した末に僅かに頬を赤くしてレドから目を逸らした。今までの人生においてレイラは同年代の異性とまともにやり取りをした経験がない。普通の男はレイラを恐れて近付かず、絡みのあった男共を思い浮かべれば、年の離れた暑苦しいハゲ、姉の彼氏のなよなよした優男、絡みが鬱陶しい数千歳の老人。どれも異性として意識するような対象ではなく、レイラは初めての経験に明らかに動揺している様子であった。)

  • No.547 by クレア/カグラ  2025-01-12 12:09:41 

>545

面白い動きですこと。貴方人間ではありませんのね?

(人間離れしたミミの動きを見て、カグラはミミが獣人であると確信した。面白いものを見たかのようにニヤッと口角を釣りあげると、弾を発射させまいとミミに向け刀を振りかぶる。後ろに飛ばれた為に通常であれば到底刃の届く距離ではないが、剣聖にそのような常識は通用しない。空を斬った筈の刃の衝撃は、まるで飛び道具のように空中を伝播してミミへと迫る。)

…ミミちゃんッ…!!!

(カグラとの距離が空いた為に平静を取り戻したクレアはハッとした表情でミミへと視線を向けた。今まさにカグラの攻撃がミミへと迫っており、最早クレアが防げる距離ではない。それでも本能的な足掻きでミミへ精一杯手を伸ばし声を張り上げた。)

  • No.548 by レド  2025-01-12 13:57:20 

>546

お心遣い痛み入ります。ただお言葉を返すようですが、悲しみの重さは人それぞれ。私も亡くしたのが恋人であったならとても―――
……あ、あの、勇者様?どうやらひどくお疲れのご様子。こんな受付の前ではこみ入った話もできません。お話の続きなら……あちらの奥の席で致しませんか?

(こいつぅ!気配読んでやがる!仕掛けたらやられてたな。Sランクは、クレアさんは遠いなぁ……という悔しさを神妙な面持ちで隠しながら、レイラの労いの言葉を受け取って。レドは3年前の「あの日の事(>468)」を目撃している。「呪縛から逃れられない人」がクレアを指しているのは察しがついた。だがレイラもまた過去を清算できていない様に見える。無理もない、憧れの人があんな事になっては。クレアさんもまた3年前に死んだんだろう。リーダーと同じように……と思いを馳せていると、何だかレイラが挙動不審になっているのに気が付けば、彼女を恐れた冒険者たちが逃げ出して空けた奥の席―――2人でゆっくり話せそうな席を指し、あちらに座り直しましょうと提案して。レドも鈍感なものだから、レイラが動揺している理由が連戦の疲れか何かだと誤解しているのであった。)

  • No.549 by ミミ/エレオノール  2025-01-12 19:23:35 

>547

…失礼だね、にちょっと運動神経がいい人間だよ…!!

(今の動きで敵に獣人であることがバレてしまい、相手がまだ聖教国の人間かどうかは不明だが…聖教国のシスターや司祭もこの場にいるため、一応運動神経のいい人間だと告げて。引き金を引こうとしたところ、至近距離で斬撃が飛んでくる…今から狙いを斬撃に向けるのは間に合わない、錬金術で壁を作れば防げたかもしれないが、ショットガンと同じ理由で間に合わない。かと言って、チェーンブレードであの斬撃を防げるとも思えない…視界の端に自分の名前を呼んでこちらに手を伸ばして走ってくるクレアが見えたが…ミミは諦めたように目を閉じた…その瞬間。)

…!?

(教会の入り口の方から凄まじい速度で黒炎が飛んできて、ミミに当たるはずだった斬撃を打ち消して。ミミもそっと目を開けて、自分に斬撃が当たってないことに一体どうなったのかというように周りを見て……入り口に、見覚えのある人物…エレオノールが立っていることに気づき)

  • No.550 by レイラ  2025-01-14 14:29:33 

>548

…ああ…そうだな。…しかしレド、貴様は妙に私を取り巻く環境に詳しいようだな。実はどこかの回し者なのか?

(何やら変な心配をかけているようで、レイラは一呼吸置いて務めて平静を装った。そして、促されるままに席を移ると、そこに座るなり僅かな疑念に思い至ったレイラはジト目でレドの顔を見据る。いきなり自分と受付嬢の間に入ってきたと思えば、話してみるとやけに不死鳥の翼周りの事情に詳しい様子だ。不死鳥の翼の活動現役時ならば周辺の噂や足跡を吹聴する輩もいたが、活動を休止して数年が経つ現在にそれらを記憶に留めているものは稀である。その為レイラがレドに対してあらぬ疑いをかけることは必然であった。)

  • No.551 by クレア/カグラ  2025-01-14 14:58:43 

>549

おやおや…今宵は随分とお客様が多いようですわね。

(教会の入口に佇むエレオノールを見るなり、カグラは笑顔を崩さぬまま現状を皮肉った。しかし、余裕を取り繕った表情と比べその内心は決して穏やかなものではない。冒険者事情に疎いカグラであっても対峙すれば自ずとその等級が幾つ程度なのかは予想が付く。カグラの見立てでは今まさに登場したエレオノールを含めてS級が三人とA級が一人、もはや超難度クエストへ臨むレベルの布陣に焦らない方が異常であろう。時を同じくして壁際に飛ばされたダンテもむくりと起き上がっており、カグラはこのまま戦闘を続ければ良くて相打ちと判断し、当然刺し違える気など微塵もなく引き際を考え始めた。)

ミミちゃん…良かったぁ…

(クレアはミミの無事を確認すると瞳を潤ませて自身の胸を撫で下ろした。あのままミミを失っていたらきっと消えない後悔がまた一つ増えることになっていたであろう。この戦いが終わったら、この窮地を救ってくれた少女に礼を言おうと心に誓ったのであった。)

  • No.552 by ミミ/エレオノール  2025-01-14 16:56:40 

>551

…貴方が何処の誰かは知りませんが…その人に手を出すなら、容赦しません。

(入り口からゆっくりと歩き始めて、ミミの前まで移動すると立ち止まり。既に鞘から抜いてある禍々しい剣…覇剣の切っ先をカグラに向けて。見た目16歳くらいの少女だが、その歳の少女…いや、人間が出せない程の殺気を放ちながら自分の後ろにいるミミに手を出せば容赦はしないと告げて。移動する最中に確認したが、部屋の中にクレアとダンテがいることを把握しており。相手が仮にS級冒険者以上であったとしても、この場にS級レベルの冒険者三人とA級冒険者が一人…負けることはまずないだろうと判断して。)

エル…!ありがとう、本当に助かったよ…!

(自身に迫った危機を救ってくれたエレオノールに笑みを浮かべてお礼を言い。先程のエレオノールの発言もそうだが、エレオノールのことをあだ名で呼ぶ辺り二人はかなり仲がいいことがわかる。そして先程助けようとしてくれたクレアに視線を向けて、瞳を潤ませ安堵しているクレアに「私は大丈夫だから、次の攻撃に備えて」と視線を送って)

  • No.553 by レド  2025-01-14 23:04:36 

>550

回し者?ははは、勇者様も冗談がお好きで。冒険者を、剣士をやっていてこの国の剣士の最高峰「不死鳥」を知らないのはモグリでしょう。ましてやあなたは教皇様の覚えめでたい権威あるお方。いずれ覇権を握られる方の事はよく存じ上げておかないと……そこは先輩方も、ギルドも!よくお分かりのはず。

(レイラの着席を確認してから「失礼致します」と断って、彼女の向かい側に座って。いきなり自分が回し者ではないかと疑うレイラを、単に勇者様が有名だからとケタケタ笑いながら否定して。更には「先輩方も」とレイラを恐れて近づかない冒険者達、「ギルドも!」とギルドがレイラにおもねって用意したであろう受付の特別席を指しながら、噂で聞いた聖教国の教皇の後ろ盾……人々が彼女を恐れるもう一つの要素にも触れてみる。レイラをおだてつつも彼女のジト目を見返す眼はどこか冷たい。ここで持ち上げられるまま教皇の権威を振りかざす下郎などに、クレ……不死鳥の翼に憧れ、追いかけるに至った生い立ちを語るほど自分は安くない。そんな意向なのだろう……)

  • No.555 by レイラ  2025-01-17 19:58:39 

>553

(不死鳥を知らないものはモグリ。この言葉の真偽は定かではないが、自らが属するパーティーを客観視したことなどないレイラは、そういうものなのだろうかと内心で納得した。しかし、その後に続けられた自分に対するお世辞には気を悪くしたようで、可愛げのあるジト目から一転しその表情は怒りで険しいものとなる。自分の実力には一切触れず、教皇による権威のみを称えたことをレイラは侮辱として捉えたようだ。)

…剣を抜け、この場で斬り伏せてやる。

(レイラがゆっくりと席を立ち、その後にポツリと呟いたこの死刑宣告を聞き逃さなかった周囲の冒険者達は大挙してギルドから走り去る。続けてレイラが聖剣の柄に手をかけて鞘から抜くべく動作を始めると、黄金に輝くその刀身が数cm顔を覗かせた段階で、剣に秘められた膨大な魔力により辺り一帯の机や椅子が壁に叩きつけられる。)

  • No.556 by ミミ/エレオノール  2025-01-18 00:38:37 

>554

(クレアとダンテが武器を構えるのに続いて、3人の援護に回ろうと再びカグラにショットガンを向けて。カグラの様子から、カグラにとってあまりよくない状況だということはわかる…それもそうだ。S級3人の内、二人は元不死鳥の翼のメンバー。もしカグラが聖教国の人間であれば、勇者の仲間として認識があるはず。エレオノールに関しては…今も放ち続けている殺気でどれ程かは把握できるだろう。これならいけるというように口角を上げたところ、入り口の方から足音が聞こえてきて…再び入り口を見ると、ティアが息を切らしながら走ってくる光景が見えて)

…やっぱり、この人…聖教国の人だったんだ。しかも、かなり高い地位にいるみたいだね…。

(カグラに背を向けず、恐らく一人でここまで来たであろうティアの近くまで移動して。もし戦闘が続いた場合のことを考えて、ティアを守れるようにと思っての行動だろう。ティアの話から、あの刺客はカグラという名前で聖教国の人間。しかも、聖教国の教皇から直々に命令を下された辺りかなり高い地位にいることが読み取れる。聖教国で教会の関係者や異端審問の人達がどれだけ危険か、異常さも既に理解しているミミはカグラが司祭やシスター達ごとエルフ達を斬ったことにも納得しており)

…貴方に敵対する理由が無くなっても…私が貴方を斬る理由はありますよ。此処を去っても、お忘れなく…

(流石に聖女まで斬るつもりはないのだろう、恐らく聖女のことを思ってという理由ではなさそうだが…。カグラの顔と名前を覚えて、謝罪するカグラを見ながら自分には斬る理由があると告げて覇剣を鞘に納め。関係ない人達まで斬ったとか、仲間に刃を向けた……という理由ではなく、ミミのことを斬ろうとしたことが理由だろう。自分やクレア達に刃を向けたことに関しては、特に気にしていないようだ…)

  • No.557 by レド  2025-01-18 05:59:45 

>555

その気骨……なるほど、クレアさんが気に入るわけだ。ルーシエル、すまない。あなたにもらった命、ここまでらしい……

(逃げ出す冒険者たち、吹き飛ぶ諸々には目にもくれず、怒りに震えるレイラを穏やかに見つめて。勇者様、乱暴だが些細な事で人を斬ったという話は聞いたことがない。どうやら権威があってもそれに頼らず、己自身の力で生き抜こうとする気高さを自分は汚してしまい、今までになく怒らせたようだ。そんな気骨を見抜けなかった時点で俺の負け。腰の刀やナイフを床に捨て、隙あらば首筋に突き立てて一杯食わせようとした背中のスプーンを放り投げると、床に正座して)

俺の負けです、どうぞ斬ってください。俺も地元の剣士として不死鳥の翼を追い続けた身の上。勇者様に斬られるなら悔いは無い。

  • No.558 by クレア/ティア/カグラ/ダンテ  2025-01-18 06:58:57 

>556

あら、可愛いお顔に似合わず怖いことを仰りますのね。それでは貴方が一人で私を斬れるようになるその時まで何百年でもお待ちしておりますわ。

(カグラは頭を上げるなり、上品な笑みを向けてエレオノールに言葉を返した。明らかに十代の少女が出せるはずのない殺気に、エレオノールが自分と似た身の上であることを察したカグラは何百年でも待つと含みのある言葉を残し、優雅に教会の出口へと足を運んだ。)

ああ…招かれざるお客様方の処理はお任せ致しますわ。ふふっ、それではご機嫌よう。

(カグラは去り際に思い出したかのように立ち止まると、振り返ることもなくダンテやエルフ達の処遇はミミ達に一任すると告げ、楽しいひと時を過ごしたと言わんばかりの満足な笑いを零しその場を後にした。カグラ程のイレギュラーな存在にとって自身の身の危険を感じる事など殆どなかった為に、数百年に渡る退屈を満たした貴重な一夜であったのだろう。)

ミミちゃん…!ごめんなさい…私が動けなかったばかりに危険な目に合わせてしまって…

(カグラがその場を去った後、クレアは真っ先にミミに抱きついた。目に涙を浮かべながら、自身が恐怖で動けなかったことでミミを危険に晒したことを詫びる。その横ではティアもペコペコと頭を下げて「うちの者が申し訳ありません。」とカグラによる敵対行為を謝罪した。その隙を見て、完全にアウェー状態となったダンテはその場を去ろうと忍び足で出口へと向かうが、如何せんその巨体で気配を消すことには無理があり、察したクレアは涙目から一転して事の発端であるダンテに殺気に満ちた視線を向けた。)

  • No.559 by レイラ  2025-01-18 07:17:02 

>557

ま、待て…!素直に首を差し出されて斬れる訳がないだろう…!斬ると言った私が言うのも変だが考え直せ…

(少し脅して、土下座までするなら許し、抵抗するなら力で捩じ伏せ、もし逃げるのならそれまでの関係だ。そう考えていたレイラであったが、まさか無抵抗に首を差し出されるとは思ってもいなかったようで、慌てた様子で剣を完全に鞘に収めて膝を着くと、視線を合わせてレドを宥めた。困り顔で額に汗を流すレイラは、すぐに感情的になる自分の情緒を反省しつつ、目の前の男がなぜそこまで不死鳥の翼に拘るのかそこが不思議でならなかった。)

  • No.560 by ミミ/エレオノール  2025-01-18 10:03:31 

>558

…えぇ、いいですよ。ただ、百年もかからないとは思いますが…貴方程度を斬れなければ、到底“アレ“を斬る事は出来ませんからね…

(何百年と言ったのは、恐らくそのままの意味だろう。恐らくカグラはただの人間ではない、もしかすると自分と同じ不老不死の可能性があることに気づき。不老不死の人間の命を奪うことはできない…はずだが、その手段を既に見つけているような口振りで告げて。最終的に別の誰かを斬ることを目標にしているのか、カグラ1人に時間は掛けらないという意味を込めて百年もかからないと告げて)

大丈夫だよクレア、多分だけどあの東刀が原因だろうし…それにほら、私は無事だからさ!クレアは悪くないし、気にしなくていいよ!

(去っていくカグラを見ているとクレアに抱きつかれ、驚いた表情を浮かべてクレアを見て。正直斬撃が飛んできたときは終わったと思ったが、エレオノールのおかげで怪我を負わずに済み、クレアの後頭部に手を回して頭を撫でながら気にしなくていいよと笑みを浮かべながら告げて。あの東刀から、クレアの持つ東刀に似た何かを感じて恐らく心があまり強くない者が近づくと恐怖心が増す…といった力があったのだろう。この場に居合わせたダンテが何ともないのがその証拠だ…こちらに謝罪するティアに対しても「大丈夫ですよ、幸い怪我はしてませんし…それに聖女様も悪くないでしょう?」と、同じように笑みを向けて)

…貴方のその図体でそれは無理があるでしょう…この場から逃げるのは不可能ですよ、城塞。

(忍び足で此処から去ろうとしていたところ、クレアに気づかれてしまったダンテ。そんなダンテに歩み寄りながら、冷静にその巨体では無理があると告げるエレオノール。恐らくクレアが此処から逃げ出すことを許さないだろうと、諦めなさいという様子で話し…彼の名前ではなく異名を口にして。少なからず、ダンテのことは知っているようだ。)

  • No.561 by レド  2025-01-18 10:07:51 

>559

ちょっ、あんた!今更吐いたツバ飲んでんじゃねぇよ!ああもう、長年クレアさんの下にいて何を学んだんだこの野良犬は……こんなことなら敵討ちは後にして早くクレアさんに弟子入りを……
……あ、失礼。勇者様もだいぶお疲れのご様子。冒険者とは名ばかりの臆病者どもも消えました。よろしければゆっくり飲み交わしながらお話ししたい……いかがです?

(剣を抜き、店を滅茶苦茶にしておきながら今更尻込みするレイラに困惑して、正座こそしたままだがつい元の荒くれ口調で話しかけてしまい。この人は自分がした事が分かっているのだろうか?片手で顔を覆いながら呆れる内に、話すつもりは無かったクレアへの敬慕をつい明かしてしまった……のに気が付くと再び敬語に戻り、正座のまま両手を小さく広げ、飲みながら話しましょうと提案して。その必死で反省する姿、噂ほど悪い人じゃなさそう。それに何だか可愛くて……そして俺に似てる気がしないでもない。そう確信するとレイラと腹を割って話す気になったのである。)

  • No.562 by クレア/ティア/ダンテ  2025-01-18 19:39:57 

>560

チッ…分かったよ。あー…最年少の嬢ちゃん。んで、クレアよォ。俺は何をすればいいんだ?さすがにこんなイカれた国で大人しく捕まるつもりはねェが、この後解放してくれるってなら抵抗せずに何でも喋るぜ。

(クレアと共にエレオノールにまで逃走が気付かれてはバツが悪そうに舌打ちをした。諦めて足を止めるが自分を呼び止めたエレオノールの名前が出てこない。ダンテは自分も歳か…などと思いながら、昔どこかの新聞で見たS級最年少到達の記事を思い出し、最年少の嬢ちゃんと仮称することにした。そして、視線をクレアへと移すと解放を条件に望む情報を提供すると取引きを呼びかけた。)

…この国で捕まれば極刑は免れないでしょう。昔の仲間のよしみ、そんな残酷な仕打ちは与えないと約束しましょう。それに話して欲しいことは山のようにありますからね。ただ…その前にお灸を据える必要がありそうです。覚悟してくださいね?ダンテ…

(ミミの許しを得たクレアとティアは安心した様子で胸を撫で下ろすと、クレアの方は向き直り、まるで魔王かの如き殺気を放ちながらダンテにじりじりと歩み寄った。かつての仲間を聖教国に引き渡すなど良心が許さないが、私的にお灸を据えるに至っては話は別である。反省した様子のないダンテの首を両手で掴むと、クレアは鬼の形相で激しくダンテの首を前後に揺さぶった。数年越しの不死鳥の翼恒例お説教タイムである。この短時間で身体が慣れてきたのか、つい半日ほど前まではダンテに力で圧倒されていたクレアであったが、今では一方的に蹂躙するまでに調子を取り戻しており、首を絞められたダンテの顔は青白く変色していた。)

  • No.563 by レイラ  2025-01-18 19:52:30 

>561

貴様も姉様が好きなのだな…あっ…いや…今のは忘れてくれ。…さ、何を飲む?私が出すから好きな物を選べ。

(荒くれ口調は兎も角として野良犬などに例えられてはいつものレイラなら激昂していたことであろう。しかし、レドの口からクレアの名が出たことにより怒りの感情など湧いてすら来なかったようだ。ついうっかり「貴様"も"姉様が好きなのだな」と口を滑らせると、顔を真っ赤にして動揺する。クレアと決別したあの日以来、クレアの事を恨んでいるつもりのレイラであるが、きっとまだ本心では姉と慕ったクレアを好きで好きで堪らないのだろう。誤魔化すように倒れた椅子を拾い上げて席に着くと、メニュー表を開いてレドに手渡した。)

  • No.564 by ミミ/エレオノール  2025-01-19 00:49:39 

>562

わぁ…やっぱクレアって、怒らせちゃいけない子だねぇ…不死鳥の翼に居たときも、あんな感じにお灸を据えてたのかな?

(反省してなさそうなダンテの首を掴んで、激しく揺らす光景を驚いた表情で見ているミミ。此処から見えないが、恐らく凄まじい形相になっているだろう…不死鳥の翼でもこんな風にお灸を据えてたということは容易に想像できて、クレアが本調子に戻ってきたことに何処か嬉しそうな笑みを浮かべており。今のクレアの形相を特に表情を変えることなく見ながらミミの隣まで移動してきたエレオノールの方を見て)

すごいじゃんエル!いつの間にかこんなに頼りなる冒険者になっちゃって、流石は史上最年少のS級冒険者だね!

(エレオノールの肩に手を回してニッと笑いながら賞賛の言葉を送り。S級になったばかりのことを思い出し、あの頃はまだ頼れる存在と言い切れる程ではなかったが何事にも一生懸命に取り組んでいた。そんなエレオノールがここまで成長したことに嬉しそうな表情を浮かべて、彼女の呼び名である最年少のS級冒険者と言って)

…過去の栄光ですよ、今の私はS級ではなくA級です。まぁ…それでもS級が受ける依頼を受けますが…

(軽く目を逸らしながら今の自分はA級冒険者だと告げて、それでもS級冒険者しか受けられない超難度の依頼は受けていると告げて。実際はほぼ強引に依頼を受ける手続きをさせて、単独で向かっているのだが…。ミミと話すエレオノールのは、気持ち表情が柔らかくなり、話し方もほんの少し優しい。人のことをよく観察できる人なら気付けるほどだ…)

  • No.565 by クレア/ティア  2025-01-19 03:01:48 

>564

ふぅ…遅くなりました。これでもう聖女様が襲われる心配はないかと…
ええと、エレオノールさん…でしたか…?この度はありがとうございました。貴方がいなければ今頃どうなっていたことか…想像するだけでも恐ろしいです…

(ダンテのお説教兼事情聴取を終えたクレアは額の汗を拭いミミに歩み寄ると、少し疲れた顔色で今後のエルフ達による襲撃の可能性が排除出来たことを報告した。クレアの背後では、ぐったりした様子で口から泡を吹いて気を失っているダンテを生き残ったエルフ達が四人掛りで担いで退散しているのが見える。そして、エレオノールへと向き直るとクレアは深々と頭を下げて礼を述べた。しばらく冒険から距離を置き酒に溺れていたクレアが他の冒険者の名前を把握していないのも無理はなく、それでも辛うじて名前が浮かんだのはエレオノールの功績故だろう。ティアはと言うとエレオノールを警戒しているようでミミの背にピッタリとくっ付いて身を隠していた。閉鎖的な国で生まれ育った以上は見慣れない人、特に突如現れた素性の知れない冒険者を警戒するのは当然であった。)

  • No.566 by レド  2025-01-19 07:58:06 

>563

姉様……?ホ!てっきり縁切りしたものと思ってましたが……俺も好きですよ、なんせこの国の英雄、悪い奴らを成敗してくださる正義の味方ですから!

(レイラがうっかりクレアへの敬愛を漏らして動揺したのを見逃すレドではない。レイラはクレアと決別している。下手に名前を出したら殺されるかと思ったが、どうやらまだ諦めきれていないようだ。そんな安心感と同志ができた喜びから、普段はそう見せないぱあっとした笑いを浮かべ、捨てた武器をせっせと帯び直して着席して)

さてと、俺はとりあえずビールを……お互いに良い時間が過ごせそうで嬉しいです、勇者様。

(さっと注文を決め、にやりと口角を上げながらレイラにメニュー表を返して。レイラの人となりが見えてきたからか、敬語は使っていてもその口調と態度はいくらか馴れ馴れしくなってきた)

  • No.567 by レイラ  2025-01-19 08:51:06 

>566

…わ、私もビールを…

(レイラにとっても幼い頃に盗賊から救ってくれたクレアは紛れもなく正義の味方であった。しかし、酷い別れをした事によりそれを認めたくない気持ちとレドと共に賞賛したい気持ちとで心の内に葛藤が起こり、まだ酒も飲んでいないのに顔を赤くしたまま視線を泳がせる。一先ず何か飲んで気持ちを落ち着かせようと考えると、返されたメニュー表を見る間もなく閉じ、子供舌にも関わらずレドの真似をしてビールを頼んだ。ビールはジョッキに注ぐのみで手間が少ない為に注文後すぐにレドとレイラの前に置かれた。)

…そ、そうだな…ええと…かんぱい…?

(クレアの名前が出たことで動揺したことに加え、酒に弱いにも関わらず目の前にジョッキを置かれたことでその匂いだけで酔いが回り始めているレイラはすっかりポンコツと化していた。楽しい時間を過ごせそうだというレドの世辞を覚束無い様子で肯定すると、プルプルと震えた手でジョッキを持ち何故か小首を傾げながら疑問形で乾杯をする。)

  • No.568 by ミミ/エレオノール  2025-01-19 09:22:36 

>565

…えぇ、お気になさらず。…ですが、ギルドの外に出た以上あのような敵に遭遇することが多くなるでしょう。首狩り…貴方に何があったかは知っていますが、過去に囚われたままだと…また失うことになりますよ。

(拷も…事情聴取を終えたクレアにミミが「お疲れ様~」と笑みを浮かべてそう告げて。エルフ達に運ばれるダンテを横目に、気にすることはないと告げてクレアに視線を移すエレオノール。幾度の高難度クエストをこなしてきたクレアならわかっていることだと思うが、先程のようなことが何度も起きるだろう。不死鳥の翼に所属していたクレアのことは知っており、神竜討伐クエストで亡くなったカルロスとは恋仲だったというのは、見てればなんとなくわかる。過去に囚われ、カグラのような敵に遭遇したら、また大切な誰かを失うことになると告げて…冷たく聞こえるが、そもそも無関心な相手にはこのようなことは言わないだろう…ミミに視線を移しながら「…少なからず、私はもう失うつもりはありません」と呟き)

えっと…聖女サマ?あの子は悪い子じゃないですよ?今は…見る人によっては恐い人に見えるかもしれませんけど、根は本当に優しい子ですから!

(自分の背にくっついてエレオノールのことを警戒しているティアに、苦笑いを浮かべて。ティアがこの聖教国で育ち、閉鎖的な生活を送り続けたため無理もない…それに加えて、エレオノールの雰囲気も加わって余計警戒してしまうだろう。エレオノールは悪い子じゃないと、優しい子だと言って警戒を解こうとしており。「今は」と言った辺り、昔は今のような恐い人ではなかったということがわかり)

  • No.569 by クレア/ティア  2025-01-19 10:10:15 

>568

はい…肝に銘じます…

(エレオノールの言うことは尤もであり、それに自分を心配してこういった言葉を掛けてくれているのだろう。そうは分かりつつもやはり少女にしか見えない年下の冒険者にお説教をされるのはさすがに堪えたようで、クレアはシュンと俯いて自らの心の弱さを反省した。)

そのよう…ですね…

(ミミの説明に加えて自身の持つ「真実の魔眼」でも確認したが確かにエレオノールは此方に危害を加える意思はないようだ。しかし、それでもティアはミミの背に身を隠したままエレオノールに近付く素振りを見せない。これにはティアの置かれた状況に理由があった。エレオノールが筆頭として撤退させたカグラはティアと同様に聖教国側の人間である。カグラが目的としていたのは侵入者の排除でありティアに危害を加えた訳ではない。そうなると、ティアから見たエレオノールの立ち位置は単なる不法入国者ということになる。生き残った司祭達の目の前で、正式な手続きなく国に踏み入った者と迂闊に接近すれば、聖教国上層部からティア自身があらぬ疑いの目を向けられかねない。詰まるところ自らの保身の為にも打ち解ける訳にはいかないのであった。)

  • No.571 by ミミ/エレオノール  2025-01-19 11:34:05 

>569

…さて、私はそろそろ戻ります。…ミミ、気を付けて帰ってきてくださいね。

(クレアのおかげで、もうエルフの襲撃はないだろう…それ以外で襲撃してくる可能性がないわけではないが、此処に長居するのもよくないと思い入り口の方へ歩いていき。入り口に黒炎で作った不死鳥が待機しており、ミミの横を通過する際に気を付けて帰ってきてと告げて。不死鳥に乗り、飛び上がってギルドへ向けて飛んでいき)

あはは、昔は私が守る側だったんだけど…いつの間にか守られる側になっちゃったなぁ…。

(エレオノールを見送り、昔はよくパーティーを組んで一緒に依頼をこなしていたことを思い出して。昔は後衛職だったエレオノールを守っていたのだが、いつの間にか自分が守られる側になったと苦笑いを浮かべ…その表情は、妹を見る姉のようにも見えて)

  • No.572 by レイラ  2025-01-19 11:55:24 

>570

いや…こちらこそ気を遣わせたようですまない。良い案だが、商人の父からは無駄遣いをするなと教わっているんだ。一先ずはこの酒を片付けるとしよう…

(こちらを気遣うレドの気配りを見てすっかり汐らしい様子のレイラは先程までの荒々しい印象とは打って代わり妙に素直だ。レドへの警戒心が薄れた為、自然と自らの出自を明かすと、父の教えを守るべく意を決してビールに口を付ける。口の中に広がるビールの苦い風味に泣きそうになりながらも何とかジョッキの半分ほどを飲み干した。)

こんなもの飲めたものではないな…頼んだ私が悪いのだが…

(当然、匂いだけで酔うほどに耐性のないレイラの頬は瞬く間に赤く染まった。目に涙を溜めてビールに対する恨み言を呟きつつも、残り半分となったビールをチビチビと飲むレイラの姿はまさに実直で、どこか応援したくなるような健気さを感じをさせるものである。)

  • No.573 by クレア/ティア  2025-01-19 12:12:34 

>571

…折角のお仲間を歓迎出来ず申し訳ありません。無力で臆病は私をお許しください…

(ミミとエレオノールの仲睦まじい様子を見れば誰もがその関係が特別なものであると理解することであろう。ティアもその関係性を察しており、自らの保身の為に歓迎の一つもせず、みすみす帰らせる結果になったことを周囲に聞こえないように小声で謝罪した。そのようなやり取りは露知らず、クレアは飛び立つエレオノールに感謝の意味も込めて手を振って見送っていた。)

  • No.574 by レド  2025-01-19 12:37:58 

>572

レイラ様はお父様を大切にされているようですね。……プハッ!ならあえて厳しい事を言います。さっきみたいな振る舞いはこれっきりにしてくださいよ。こういう事したのは一度や二度じゃなそうだが、自分の娘が世間でこんな真似してると知られたらお父様の商売に支障が出るし……何よりお父様が悲しまれるでしょ?

(慣れないビールを無理に飲み干すレイラを見て「あちゃ……」と片手で後頭部を押さえて申し訳なさそうにして。だが父親が商人で、しかもその教えを大切にしている事を察すると、自分もビールを一気に流し込んで空にしたジョッキをダン!とテーブルに叩きつけ、無残な有様になったギルド中を見回しながら説教を始めて。勇者様も乱暴だけど、言えば聞いてくれるだろうという判断からである)

  • No.575 by ミミ  2025-01-19 13:13:38 

>573

大丈夫ですよ、エルは多分気にしてないでしょうし…それに、正式な手続きをして此処に来たわけじゃなさそうでしたし…見つかったらまずいでしょう?

(エレオノールは聖女の立場については詳しく知らないが、基本的に無関心な人間が多く禁忌に手を染めてることからあまりいい扱いを受けず恐れられていることもあり、恐らく気にしてないだろうと小声で告げて。ミミに打ち解けてるのは、昔からの仲でもあるが昔に比べて大きく、悪い方へ変わってしまった自分に昔も変わらず接してくれることがあるからだろう。)

  • No.576 by レイラ  2025-01-20 07:48:24 

>574

…うむ…善処しよう…

(レドの言い分は真っ当なもので反論の余地はなく、そのうえ父親を引き合いに出されてはレイラは素直に聞き入れるほかになかった。流石に反省したのかシュンとした表情で俯くと、出来うる限りの前向きな返答で返した。ここで明確に断言しなかったのはそもそも感情を自制できる器であれば今回のような騒ぎは起こしておらず、今後も感情が昂ることがあればきっと考えるよりも先に手が出ることであろう。レイラは出来ない約束はしない為、自分が出来る最大限の約束のつもりで「善処する」と言うに留まったようだ。)

…しかしレド、貴様は随分と酒に強いようだな。もし質の良い酒に興味があるのなら一つ聞き入れて欲しい頼みがあるのだが…

(なんとかビールを飲み干して空になったジョッキを机の端に退けると、レイラはすっかり赤く染まった顔で頬杖をついてジイッとレドを見据えた。一気にビールを流し込んだというのにあまり酔っている様子は見受けられず、もしやレドは酒が好きなのではと思い至ると、好機とばかりに口角を小さく釣り上げ、一枚の手紙を机上に置いた。手紙の内容を要約すると、どうやら今夜開かれる会食の招待状であり、その差出人は「アリシア・ライデン」とある。話の流れから察するに酒が苦手なレイラはレドに自分の代理を頼みたい意図のようだ。)

  • No.577 by クレア/ティア  2025-01-20 08:05:34 

>575

お心遣い感謝致します。…それでは私は儀式の準備をして参りますね。

(ミミの言葉を聞いたティアは、まるで心のつっかえが取れたように安心して笑みを見せると、ペコリと頭を下げて感謝の言葉を述べた。そして、頭を上げた後に司祭達が儀式の準備に取り掛かろうとしている様子を見て、この教会へと来た本来の目的を果たすべく小走りで彼等の元へ向かった。)

はぁ…なんだか大変な一日でしたね…

(やっと依頼の終わりが見えてきたこともあり、どっと疲労感が降り掛かってきたクレアは、眠たそうな顔を浮かべながらフラフラとした足取りでミミへと歩み寄るとダンテやカグラとの遭遇という圧倒的なイレギュラーを含め「大変な一日」と総括した。)

  • No.578 by ミミ  2025-01-20 09:42:10 

>577

お疲れ様、クレア。確かに、大変な一日だったねぇ…普段の護衛だったら、ダンテやカグラみたいな敵は出てこないんだろうけど……まぁ、あともう少しで依頼が終わるよ。終わったら約束通り、いい鍛冶屋も紹介するしお酒も奢るよ~?

(儀式に向かうティアに微笑みながら見送り、明らかに疲労で眠たそうにしているクレアに労いの言葉をかけて。無理もない、ダンテと交戦し、カグラという強敵も現れて心身ともに疲れているのだから。依頼が始まる前のことと此処へ来る最中のことを思い出し、依頼が終われば約束通り鍛冶屋の紹介とお酒を奢るとニッ笑いながら告げて。恐らく、帰り道に襲撃される可能性は低いだろうと判断し、「帰りは休んでてもいいよ」と優しく微笑みながら告げて)

  • No.579 by レド  2025-01-20 20:43:55 

>576

……ッ!な、なんなりと。……へぇ、会食ですか。しかも今夜とは忙しい。さっきのは新人いびりかと思ってたけど、本当に暇じゃなかったんですねぇ、で、相手は……
…………チッ、裏切り者が大物気取りやがって……!

(酒に酔って随分色っぽくなってきたレイラに見つめられて怯むと、言われるままに招待状を取り。な、何だよ結構見れる顔じゃん……と酔いが回ってないのに赤みが差してきた顔で、レイラと手紙を交互に見ながら招待状を読み進めるが、読み終えた途端、それまでのソワソワした様子から一転、紙を取る手を震わせ、髪を逆立て、眉間にしわ寄せ、歯をギチギチと鳴らした怒りの様相を見せる……怒りの矛先は差出人。フィリア王国騎士団近衛隊副長・王国十騎士第十席・アリシア・ライデン……敬愛するクレアさんを追放した、不倶戴天の一族!)

……ふぅ。すみません。しかしねレイラさん、こりゃただの飲み会じゃありません。王国騎士団の番号付きが名高い勇者様と親睦を深めたいという意味ですよ。Bランクの雑兵に代わりが務まりますかね?

(しかしあの勇者様が自らの癇癪癖を素直に反省する度量を見せた手前、こちらも逆上するわけにはいかない。深呼吸ひとつ入れて気を静めると、レイラに招待状を返して。更には組んだ両腕をテーブルに置き、前のめりになって困り顔をレイラに近づけると、「そもそも王国十騎士の招待を単なるBランクの冒険者が受けられるのか?」という疑問をぶつけて。ここまでレイラの素直さや可愛らしさを大分見てきたせいか、その態度もまるで姉に対する弟のように馴れ馴れしくなってきている。)

  • No.580 by クレア  2025-01-21 14:08:27 

>578

楽しみに…ぅ…お酒…

(ミミが勧める鍛冶屋で相剣が元通りになる様を想像しながら、クレアは瞳を輝かせて「楽しみにしています」と言葉を紡ごうとしたものの、酒の約束を思い出した事によって、それまで忘れていた酒への欲求が溢れ出し頭を抑えて蹲った。手は小刻みに震えており、小動物のように小さな唸り声を上げるその様はまさに生粋のアル中である。)

  • No.581 by レイラ  2025-01-21 14:51:45 

>579

…愚問だな。「私が選んだ」、会食に赴く資格などそれで十分だろう。ランクなど些末な問題だ、勇者の名において文句など言わせはしない。

(差出人の名を見てレドが怒りを顕にする様をレイラは静かに見据えた。敬愛する人物を裏切った一族へ怒りの矛先を向ける心情は痛いほど分かる。今でこそライデン家、とくにアリシアとは度々仕事や付き合いで接点がある為にその存在に感情が逆撫でされることはないが、初めてアリシアから招待状を受け取った時のかつての自分をレドと重ね、暫しの間レドのその怒りが収まるのを見守った。しばらくして落ち着きを取り戻したレドに招待状を返されると共に疑問を投げかけられると、自身に近付いたレドの困り顔に向けて、頬杖をついたまま「愚問だな」とドヤ顔のような自信に満ちた笑みで一蹴し招待状を突き返した。レイラの言い分は自分が選んだ人間が代理で行くのだから問題ないという正に暴論であるが、勇者に選ばれた代理に文句を付けられる人間もそういないであろう。)

  • No.582 by ミミ  2025-01-21 17:21:16 

>580

…あ……ク、クレア!もうちょっと、もうちょっとだから!もうちょっとで依頼が終わるから!

(何故か発言を途中で止め、頭を抑えて蹲ったのを不思議そうな表情を浮かべてみており、まさか、先程のカグラとの戦いで何かされたのだろうか…そう思っていたが、その後にクレアがお酒と呟いたことによってクレアがアル中だったことを思い出して。今の今までいろんなことがありすぎて忘れていたが、クレアは重度のアル中…しまったという表情を浮かべてクレアの隣でしゃがみ、背中に手を当てながらもう少しだから我慢しようと告げて)

  • No.583 by レド  2025-01-22 12:48:26 

>581

ふふ、文句言わず行ってこい、か。面白い。しかしだ、レイラさん。なんで俺を勇者様の代理に?俺の方は勇者様が噂で言われるほど悪い人じゃない、度量あるお人だと分かったから喜んで行くが……なんでレイラさんはそこまで見ず知らずの俺を買ってくれるんです?

(満更でもなさそうな苦笑いで突き返されるまま招待状を受け取り直し、顔を引っ込めて。ここまで豪語されるとかえって親分肌的な頼もしさを見出すことが出来、むしろ好印象ですらあった。だからと言って誰彼構わず代理を任せる無分別な性格とも思えない。今度は顔だけじゃ飽きたらず、自分の身体を椅子ごとレイラの隣にズルズルと寄せてきて、会食の代理を任せてきた理由を尋ねて)

  • No.584 by クレア/ティア  2025-01-22 21:22:20 

>582

うぅ…分かりました…

(自身の背に添えられたミミの手の温もりに心地良さを感じたクレアは症状が落ち着き、頭を抑えていた手を下げると、身体をミミに預けて脱力した。酒に頼らずとも心を落ち着かせられる仲間という存在が出来たことはクレアにとって大きな救いとなったことであろう。その一方で教会の最奥では救いとは名ばかりの聖教国における救済の儀式が行われていた。)

主よ、楽園創造の悲願を果たすべく、迷える我らに力を与え給え。人の子に永遠の繁栄を、獣達に鉄槌を…

(司祭達が聖書を胸に当て片膝を着いた状態で円形に並び、その中心では両膝を着いたティアが祈りを捧げていた。ステンドグラスから差し込んだ月明かりがティアを照らし、神々しさすら感じるその様はまさに聖女の名に相応しい。祈りの詩を捧げるティアだがその表情はどこか気まずそうな苦いものであり、獣人であるミミがいる手前良心が傷んでいるのだろう。)

  • No.585 by レイラ  2025-01-22 22:07:14 

>583

…なんとなく、私に似ている気がしたから…それだけだ。

(レドに理由を尋ねられたレイラは自身の顎に手を添えてしばらく考え込み、淡々とした様子で「私に似ている気がしたから」と言い放った。共にクレアに憧れて冒険者となった身の上であり、時折感情的になるところなどレイラはレドに対してそれなりに親近感を感じていた。会って間もない為に互いに知らないことはまだ多いが、レドになら任せられると直感的にそう感じたようだ。)

…それに本音を言うと私はアレに会いたくないんだ。なんと言うか…得体の知れない気味の悪さを感じる。まあ実際に会ってみればこの意味が分かるだろう。

(随分と心身共にレドとの距離が近くなったことで、レイラはレドを選んだ理由以前の、そもそも会食に出席したくない理由を語った。腕を組み苦い表情で心情を打ち明けるレイラだが、その言葉から分かることとして「何が嫌い」という次元ではなく、もはや本能的なレベルでアリシアと距離を置いているようだ。傍から見ればレドとレイラのやり取りは、さながら弟に愚痴を零す姉のように写ることであろう。)

  • No.586 by ミミ  2025-01-23 02:00:19 

>584

ふふ、お利口さんだね…ほら、聖女様が祈りを捧げてるよ。そのままでいいから、最後まで見届けよ?

(こちらに身体を預けるクレアを支えて、今の落ち着いた様子を微笑みながら見ており。依頼に行く前は禁断症状が出ていたのだが、今はそんなことはない。恐らくは仲間の存在が心の支えになっているのだろう。少しずつだが確実に前に進んでいる、そう考えて静かに微笑んでいるのだろう。最奥でティアが祈りを捧げているのが見えて、クレアの方を向いて笑みを浮かべながら祈りが終わるまで見届けようと告げて)

それにしても、本当に聖女って感じの神々しさがあるよねぇ…詩はちょっとアレだけど…。

(ステンドグラスから照らされた月明かりを浴びるティアの姿は、正しく聖女。決してティアのことを聖女らしくないと思っていたわけではないが、此処に来るまでいろんな話…ティア自身の話や外の世界に焦がれる姿から、ティアのことを普通の女の子として見ていたミミ。今の姿を見て、ティアは聖女なんだと再認識する…が、どこか気まずそうな表情を浮かべていることに気づき苦笑いを浮かべて。恐らくミミのことだろう…ティアを囲うあの司祭達は、この場に獣族の血が半分流れている者がいるなんて思いもしないだろう…)

  • No.587 by クレア/ティア  2025-01-23 05:06:56 

>586

えへへ…ではお言葉に甘えて……

(「お利口さんだね」という子供に向けるようなミミからの褒め言葉にクレアは照れ笑いを浮かべ、好意に甘えて身体を預けたまま儀式を見届けた。掌の小さな温もりからより広範に身体を温められたことでクレアはしばらくウトウトした様子で目を擦っていたが、遂には眠気に負け穏やかな寝息を立てた。)

お待たせ致しました。あれ…?余程お疲れだったようですね。苦難の連続でしたので仕方ありません。

(儀式が終わり、ミミ達に歩み寄ったティアはクレアが眠りについている様子を見るなり困惑して首を傾げるが、連戦で疲れが溜まるのも無理はないと理解を示して、口角を少し釣り上げると慈愛に満ちた笑みを浮かべた。やはり聖女たるもの懐が深いようだ。)

  • No.588 by アリシア  2025-01-23 06:42:06 

騎士団編 前日譚「狂気と戦争」

(王城内に併設された近衛隊庁舎、その最上階に位置する隊長執務室にてアリシアは窓から見える王都を一望しながら物思いに耽っていた。)

人の身とは不便なものだ。食わなければ息絶え、飲まなければ息絶え、眠らなくとも息絶える。そして、それらを満たす為には労働に励まなければならない…じつに馬鹿馬鹿しい。かつては魔を統べし者と恐れ敬われたこの我が人間の王に奉公し、その対価で生き永らえるなどこれ以上の屈辱があるものか。

(発展した王都の街並みをまるで親の仇でも見るかのような鋭い眼差しで睨みつけながら、アリシアは恨み言を呟いた。人の身に宿った以上はその営みの中で身を振るうほかにないが、かつて魔を支配した存在にとってそれは許し難い屈辱であったのだろう。そうして一通りの恨み言を言い終えると静かに席に着いた。暫く書類に目を通しているとコンコンとドアがノックされる音が執務室に響き、アリシアは「どうぞ」と冷たい声色ながら丁寧な対応で返す。大きな不満を抱えてはいるものの感情と理性は別物であり、人としての身の振り方は理解しているようであった。
アリシアの返答を受けて執務室に足を踏み入れなのは近衛隊の制服に身を包んだ初老の男性で、アリシアに一礼するなり書類を手渡した。こうした書類の決裁は近衛隊長が病に伏して以降は副隊長であるアリシアが全て受け持っており、これもまたアリシアのストレスの要因である。)

チッ…このような活動に予算は割けません。近衛隊の任務は王族の警護であり、それ以外は二の次であると何度言えば分かりますか。

(書類に目を通すなりアリシアは舌打ちをして、少しばかり語気を強めて目の前の男を詰めた。書類の内容は王国騎士団が主催する舞踏会や剣術大会への参加とその為の予算を求めるものであり、一見すると問題はなさそうだがアリシアの見方は違う。近年、近衛隊独自の閉鎖性を訝しんだ王国騎士団上層部が近衛隊の内情を探ろうと人脈や名誉を餌に近衛兵の懐柔を図る動きが見られており、アリシアはそれを警戒しているようだ。いつもであれば淡々と理由を述べて部下を下がらせるが、連日似たような内容の書類が持ち込まれるせいで気が立っていたアリシアは今日に限っては感情的になってしまい、思わず部下の男は小さな悲鳴をあげて執務室を後にした。一人となった執務室で大きな溜息をつくと、あまり高圧的に接しては部下の離反を招きかねない。そう考えたアリシアは自分の行動を反省しつつも、身体に少しばかりの違和感を覚えた。魔法の才に乏しいこの身体にほんの少しだけ魔力が蓄積されたのである。その瞬間アリシアは理解した。人々の恐怖心によって己を強化する悪魔の権能が健在であることを…)

ほう…これならばいつの日か、失われた我が力を取り戻せるやも知れん。手っ取り早い手段と言えば……フッ…「戦争」だな。

(この日、王国の運命を左右しかねない大きな企みが誕生した。先程までとは一転して、腰掛けたまま不敵な笑みを浮かべて王都を一望するアリシアは正しく悪魔と呼ぶに相応しい存在であった。)

  • No.589 by ミミ  2025-01-23 08:16:25 

>587

…あれ、クレア?…寝ちゃったか…まぁ、いろいろあったからねぇ…

(自分の言葉に照れ笑いを浮かべるクレアに静かに微笑み、クレアを支えたまま儀式を見届けて。その最中隣から寝息に似た息遣いが聞こえてきて、隣を見ると身体を預けたまま眠っているクレアが見えて。無理もない、久しぶりに依頼に出た上に予期せぬ強敵が2度も現れたのだ…疲労もそれ相応のものになるだろう。起こさないようにそのまま儀式を見届けて)

お疲れ様です、聖女様。そうみたいです、クレアでも苦戦する相手が2度も現れましたし…ありがとう御座います聖女様。

(こちらに歩み寄り、儀式を終えたティアに笑みを浮かべながら労いの言葉をかけて。ティアが戻ってきても起きる様子のないクレアを見て、移動するなら起こした方がいいかなと思いながらティアの発言に頷き。理解を示してくれたティアにお礼を言って。ティアの懐の深さを見ては、こういうところも聖女っぽいなと密かに思っており)

  • No.590 by レド  2025-01-24 07:14:44 

>585

なるほど……勇者様が弱音とは、えらい奴のようですね。そんな奴との義理事までこなさなきゃならないとは。勇者って大変なんだなぁ……よし、勇者様の代役を仰せつかるとは光栄なこと。引き受けましょう。…………。

(苦い顔でぽつぽつと明かされるレイラの胸の内を、同じく腕を組みながらしみじみと聞いて。この世に怖い物の無さそうな人がここまで気後れするとは碌な相手じゃないのだろう。そしてこうして弱音を吐ける機会もそう無いのだろう。この人も孤独……力になりたい、行ってこよう。そう決意すると両膝を両手でスパン!と打ち鳴らし、招待状を懐に収め……ると何か思い出したかのように無表情で黙り出して。あの光景、俺だって長年失望したんだ。今更聞いてくれるとも思えない。だが、切り出すなら「あの人」が復活してそろそろ任務から帰ってくる今が好機……と判断すればレイラに体ごと視線を向け、恐る恐る口を開き)

……レイラさん。似た者同士と思ってくれるなら、レイラさんもひとつ頼まれてくれませんか?まあ、できればでいいんですけど……

  • No.591 by クレア/ティア  2025-01-25 06:35:48 

>589

では、此処での役目も終えたことですし大聖堂に戻るとしましょう。…起こすのも可哀想ですからクレアさんを背負って頂いてもよろしいでしょうか?

(儀式を終えたことにより教会に長居する理由もないためティアは大聖堂へと戻ることに決めたようだ。帰る前に教会内部を一望すると、隅の方に並べられた亡くなった司祭達の遺体を見てティアは悲しそうに少しの間目を伏せた。その後にミミに向き直ると申し訳なさそうに小首を傾げ、疲労困憊の状態のクレアを無理に起こすのも気が引けた為ミミに背負って貰えないかと打診した。)

  • No.592 by レイラ  2025-01-25 06:54:12 

>590

…感謝する。この仮はその頼みとやらで返すとしよう。私に出来ることなら何なりと言うがいい。

(レドの男気ある返答を聞いて安心したレイラは、レドの肩に手を置き真っ直ぐに顔を見据えると、澄んだ笑顔を向けて感謝を口にした。受けた恩は返すのが筋であり、レドの表情や言葉に詰まる様子からその頼み事は只事ではないのだろうと察しつつも、なんであろうと頼みを聞き入れる腹積もりでレイラはレドの顔を見据えたまま新たな言葉を待った。)

  • No.593 by ミミ  2025-01-25 13:33:16 

>591

そうですね…えぇ、もちろんいいですよ?起こさないように…と。

(教会を一望していたティアの視線がある箇所で止まり、視線の先を見ると…カグラの手によって亡くなった司祭達の亡骸が。正直、獣族の血が流れているミミにこんなことを言われるのは嫌かもしれない…わかってはいたが、ミミは静かに「安らかに眠れ…」と亡くなった司祭達に告げて。ティアがいた大聖堂に戻ることになり、ティアのお願いを聞き入れてクレアを起こさないように器用におぶって。自分よりも大きいクレアをおぶっていても、いつもと変わらない程動いており。)

  • No.594 by レド  2025-01-25 14:57:03 

>592

……レイラさん、俺もこの国の人間だ。地元の有名人の貴女とクレアさんがどういう関係で、何があったのかはこの目で見てきている。そんな無理を承知でお願いしたい。
……久々にクレアさんが依頼を受けました。依頼から帰ってきたら……クレアさんを出迎えてくれませんか!?

(いい顔だ……わだかまりで曇らせちゃいけない顔だ。と感じながらレイラの澄んだ笑顔を見つめ返すと、三年前の決別を見てきたことを含ませつつ、クレアとまた会ってほしいと、申し訳なさそうにお願いして。更には「俺にはもう出来ない事だから……」と呟き、頭を下げ出して。その姿には後悔の色が見える。レドもまた落ちぶれたクレアと向き合うことから逃げた人間の一人なのだろう……)

  • No.595 by クレア/ティア  2025-01-26 07:46:55 

>593

…ありがとうございます。やはり冒険者様は力持ちなのですね。

(自身の提案を快く聞き入れてくれたことは勿論、獣人の血を引きながらも司祭達の冥福を祈ったことも含め、ティアは上品に口角を釣り上げてミミに感謝を述べた。そうして馬車へと歩みを進めると、移動の最中でも自分よりも身体の大きいクレアを背負っているにも関わらず何ら疲弊した様子を見せないミミの様子にティアは感心して賞賛の言葉をかける。)

  • No.596 by レイラ  2025-01-26 08:14:48 

>594

………分かった。ただし変な期待はするなよ。私はまだ姉様を許していない…一層関係が拗れる可能性だってあるからな。

(レドの頼みを聞いたレイラは予想もしていなかったその内容に驚愕し、思考を整理する為にしばらくの間俯いて沈黙した。自分の頼みを聞いてもらった手前断ることはしたくない…それに加えてレイラ自身もクレアとのわだかまりを解消したい気持ちがあった。意を決して口を開くと「分かった」とポツリと了承の言葉を呟くが、レイラはまだ心の中で葛藤を抱えていた。クレアへの敬愛の念とは別に、三年前の決別の日に理不尽に拒絶された怒りは未だに胸の中で滾っている。クレアを出迎えた時どちらの感情が勝ち得るか、自分自身でも分からないレイラは不安そうに瞳を揺らしながら、期待はするなと念を押した。)

  • No.597 by ミミ  2025-01-26 12:10:39 

>595

いえいえ…私商人としても活動してますから、力には結構自信あるんですよ?

(自分が力持ちなのは冒険者だからという理由ももちろんあるが、普段は冒険者以外でダンジョンから拾ってきたアイテムや武器を売る商人をしており、大量の商品を荷車に乗せて一人で運んでいるという理由もあると告げて。もちろん、半獣人だから身体能力が人間よりも高いというのもあるが…誰が聞いてるかわからないため、敢えて言わず。そうしていると馬車に辿り着きティアに先に乗るように促して)

  • No.598 by レド  2025-01-26 21:50:34 

>596

ありがとうレイラさん。二人が仲直りしてくれたら俺も嬉しい。俺はもうあの人に会うことなど許されない身の上だから……

(レイラの返事を聞いてほっと一息吐くと、視線を宙に向けて身の上話を始めて。レドはクレアとレイラの決別の日から程なくして冒険者になったが、レイラに酷い事をした上、ギルドで酒に溺れるばかりのクレアに失望、今日に至るまでずっと避け続けていたらしい。どう接していいか分からなかったこともあり、遠巻きに様子を窺うばかりで会話すら避ける有様だったという。)

最近俺も仲間を失って、クレアさんの苦しみがようやく解ってきたがもう遅い。人生の辛い時に見捨てておいて、復活したらすり寄る。俺のような不義理な人間をクレアさんは許さないだろう……だがレイラさん、あの人が妹のように愛した貴女なら喜んで迎えてくれるでしょう。いやクレアさんの方から謝ってくれるはず……
……あ、ごめんなさい無理言って。これはお断りしても結構です。俺も勇者様からの見返りを求めて代役を受けたわけじゃない。俺が行きたいから行くだけです……アリシア(あのガキ)の面も一度拝みたいしね。

(ひとしきり自分語りを終えるとレイラに向き直り、自分は無理だが貴女と会えたらクレアさんも喜ぶし謝ってもくれるだろうと念押しして。だが流石に気が重そう、恩を返そうと無理してるのかもと察すると、手の平を向けて恩返しの必要は無い事を伝えて。その表情はレイラを気遣うように穏やかだったが、仇敵アリシアに触れた時だけは怒りを抑えるあまり眉間がピクピクと動き)

  • No.599 by クレア/ティア/ユリウス  2025-01-27 21:28:00 

>597

…商人までしていたのですね。ご多忙な身にも関わらずこの依頼を受けて下さって感謝の念に尽きません。

(ぺこりと一礼して促されるまま着席し話を続けると、ミミが冒険者のほかに商人も兼業している事実に目を丸くして驚いた表情を見せる。今まで聖職者として労働とは縁のない生活を送ってきたティアにとって仕事の掛け持ちなど想像も出来ない荒業のように感じたようだ。)

えっとぉ…おかえりなさい…お、お疲れ様ですぅ…

(ミミ達が馬車へ戻るなり、奥の座席に腰掛けるユリウスはどう接していいものかとモジモジと視線を泳がせながらも労いの言葉をかけた。この護衛任務の最中殆ど寝ていた為に目立った活躍はなかったものの、彼女がいることで護衛対象のティアを置いたまま行動するなど、後方支援という魔導士本来の一定の役割を果たしたと言っても良いだろう。ただ、ユリウスのソワソワした挙動から察するに本人は共に脅威に立ち向かわなかったことに対してある程度の負い目を感じている様子だ。)

  • No.600 by レイラ  2025-01-27 22:00:10 

>598

…安心しろ。私が必ずお前を姉様に引き会わせる…私達の憧れた姉様は心に傷を思った人間を遠ざけるような真似はしない…絶対にだ。だから…安心して吉報を待て。

(酒のせいもあり随分と情緒の脆くなったレイラは、レドの身の上話とクレアへの憧れと秘められた複雑な心境を聞き終える頃にはポロポロと涙を零していた。袖で涙を拭い、身を乗り出してギュッとレドを抱きしめると震える声で自身の覚悟を語る。先程までの不安はもうない。抱き締める腕に一層力を込めると、自分自身そしてレドの為にも誠心誠意クレアを出迎えようと心に決めたのであった。)

  • No.601 by ミミ  2025-01-28 00:12:53 

>599

あはは、まぁ商人の方は過去の経験を活かせて半分趣味でやってる副業なので、大変ではないですよ?それに…クレア一人だけだったら、大変だったでしょうし…

(ミミ達もティアの後に続いて馬車に乗り、ティアの向かい側の席へ移動し隣にクレアをそっと座らせて自分も席について。端から見れば商人も兼業していると忙しそうに見えるが、ミミ曰く忙しくて大変というわけではなく半分趣味でやってる。何なら、昨日ギルドに帰る前にとある村で商売をしてきたばかりだ。この依頼を受けたのはクレアがミミを同行者に選んだという理由ではあるが、今日あったことを振り返り、隣で寝ているクレアを見ながらついてきてよかったと微笑みながら呟き)

あ…えーっと……よく眠れた?

(後半から眠っていたことで存在感が薄まり、その上強敵と対峙したことによって完全にユリウスのことを忘れていたミミ。ユリウスの様子から、恐らく強敵に立ち向かわなかったことに対して負い目を感じてどう接していいかわからない…といったところだろう。何か気の利いたことを言おうと約2秒程思考したが、ユリウスが寝ている光景しか思い浮かばない。思考の末、苦笑いを浮かべながら諦めてよく眠れたかと尋ねて)

  • No.602 by レド  2025-01-28 21:40:01 

>600

ちょっ、レイラさん!?…………レイラさん、あなたはとてもいい人だな。「私達」、か。家族は小さい頃に亡くしたけど……また新しく出来たかもしれない。

(まさかレイラが抱きついて来るとは想定外だった。慌てふためいて顔を赤らめながらもそのままレイラの抱擁を受け入れて。酔ってるからか?身体が暖かい。しかもクレアさんと引き合わせるとまで約束してくれるなんて。本当はすごく優しい人なのかも……肌と言葉の両方でレイラの優しさを受け取ると、両手をだらんと下げ、全身の力をすっかり抜いて彼女に身を委ねる。そのまま目を閉じると、レイラの事が自分が幼い頃に亡くした家族のように思えると呟いて)

  • No.603 by クレア/ティア/ユリウス  2025-01-29 12:58:39 

>601

仕事が…趣味…?やはり外の人は逞しいのですね…

(商人の仕事を半分趣味だと言われると、ティアは理解が及ばないといった様子で首を傾げた。労働も趣味もないティアが理解するには少々難しい事柄であったのだろう。しばらくの沈黙の末に結局は考えることを放棄して外の人間は逞しいものなのだと結論付けた。)

う、うん…!お陰様で…

(ミミによく眠れたか尋ねられたユリウスはブンブンと頭を振り食い気味に返答した。道中にミミの琴線に触れて怒らせてしまった為に言葉を返して貰えるとは思っていなかったのだろう。なぜ怒らせることになったのか、外の世界を知らないせいでユリウスがそれを理解するのはきっとまだ先であるが、安心したように胸を撫で下ろす姿から案外その内面は純粋なようだ。)

  • No.604 by レイラ  2025-01-29 13:12:21 

>602

よしよし…私のことは姉だと思ってくれて構わないぞ。フッ…姉より背の高い弟と言うのは少々気に食わんがな。

(自身に身を委ねられると、そのままレドの頭に手を回して優しい手つきで撫で下ろす。改めてレドの顔をよく見てみると、その整った顔立ちに心臓の鼓動が早くなるのを感じたレイラは、これは酒のせいだと心の内で自分に言い訳をしつつ少しでも緊張を紛らわそうと、口角を小さく釣り上げて姉より大きい弟は気に食わないと冗談を言ってのけた。)

  • No.605 by ミミ  2025-01-30 01:56:32 

>603

逞しいって、初めて言われましたねぇ…聖女様もいつか理解できる日が来ますよ、きっと。

(恐らく仕事を趣味感覚でやることに対して理解できてない様子のティアに苦笑いを浮かべて。労働はともかく、娯楽がないこの聖教国で育ったのだから無理もないだろう。逞しいと言われたのは初めてだったミミは少し嬉しそうな笑みを浮かべて、仕事を趣味の感覚でするということをいつか理解できる日が来ると告げて。その時はきっと、この国から解放された後だろう…)

そっか…今はクレアが寝ちゃってるから、此処から頑張らないとね。帰るだけだけど、帰り道に何があるかは分からないし…

(食い気味に返答し、安心したように胸を撫でおろす所を見て思い出したが…ユリウスもこの国で育ち獣人のことを同じ人間として見てないから仕方ない、わかってはいたが仲間や友人を大切に想うミミはどうしても許せなかったことを。今はあの時よりも落ち着いており、ユリウスが獣人のことや自分がしてきたことを理解するのはまだまだ先だろうと真剣な表情で考えており。すぐにいつもの表情に戻り、馬車の窓から見える外の景色を見ながら「まぁ、何もないのが一番だけどねぇ…」と付け足して)

  • No.606 by レド  2025-01-30 06:43:42 

>604

またまたぁ。満更でもなさそうじゃないですか。へへっ、俺もこのままこうして…………
…………ってちがうちがう!会食!

(レイラに頭を撫でられるまま、緩みきった顔で彼女をからかって。撫でる手が優しい、なんかいい香りがする。すっかり安心しきるとレイラの腕の中で寝息を立てて…………………いる場合ではない!本来の目的を思い出すと、すっとレイラの両肩に手を置いて彼女を引き剥がし、慌てて席を立ち)

れれ、レイラさんもからかわないでくださいよ……い、いけないな。お互い酔っ払っちまって……

(水差しとグラス2つを乗せた盆を手に席へ戻り、お互い酔っ払ったからと片方のグラスに水を注いでレイラに差し出して。確かにレドの顔もすっかり赤くなって、挙動も落ち着かなくなっているが……レドの方は本当に酒酔いが原因なのだろうか?)

  • No.607 by クレア/ティア/ユリウス  2025-01-31 14:11:31 

>605

そうですね…私もユリウスもきっと知るべきことがまだまだ沢山あるのでしょう。ですので、これからもぜひ外の世界の先生として様々な知識のご教授をお願いしますね。

(ミミとのやり取りを通じて自らの無知を自覚し益々外への憧れが強くなったティアは、視線はミミに向けたまま口角を少し釣り上げて隣にいるユリウスを抱き寄せると、今後も外の知識を提供してくれないかと打診した。ユリウスと共に成長する必要性を感じたティアはこれからも護衛が必要になる度に理由を付けてミミ達を指名しようと考えているのだろう。それだけでなく、ユリウスがいる為口には出さないが定期的にミミと接触すれば何かしら国を脱出する算段がつくのではないかという淡い期待を持ってのことであった。)

  • No.608 by レイラ  2025-01-31 14:54:53 

>606

…ははっ、すまない。少々子供扱いが過ぎたようだな。だが、私を姉と思って良いというのは本当だぞ。これからも甘えたい時は存分に甘えるといい。

(両肩に手を置かれたことでレドのことをより異性としてはっきり意識したレイラは、引き剥がされてしばらくは頬を紅潮させて固まっていた。レドが戻ってくるなり平静を装いグラスを受け取ると可憐に笑って見せる。レドを子供扱いしたことを詫びつつも、姉と思って欲しいのは本心のようで自信満々な勝気な表情で自身の胸にポンと手を置くと、これからは存分に甘えていいと宣言した。)

さて、そろそろ楽しい時間も終わりのようだな…会計は私に任せて会食に向かうといい。今から馬車で向かえば調度良い頃合いだろう。

(すっかり日は暮れて会食の時間が迫っていた。レドとの別れが惜しいレイラは頬をプクッと膨らませて露骨に拗ねているのが分かる。感情こそすぐ顔に出るが、頭ではレドを送り出さなければならないことを理解しているレイラは頬杖をついてレドの顔を見据えると、会計は自分に任せて会場に向かうように促した。会場の詳細については招待状に記載があり、場所は王都に置かれた高級料亭「豊穣亭」。ギルドから馬車で小一時間程の距離である。)

  • No.609 by ミミ  2025-02-01 02:05:07 

>607

もちろんいいですよ、私が知ってる外の世界のこと全部教えますよ。…約束も、必ず果たしますからね。

(2人が聖教国から出ることを考えれば、今から外の世界のことを知るべきだろう。この場でクレアとティアだけが知っているが、ミミは人間よりも寿命が長い半獣人。既に500年生きており、その分外の世界の知識も豊富だ。ティアのお願いに優しく微笑みながらもちろんと答えて、道中ティアと聖教国からから出すという約束をティアにだけ伝わるような言い方で、真っ直ぐな眼差しで必ず聖教国から解放すると再び誓って)

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