トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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>561
貴様も姉様が好きなのだな…あっ…いや…今のは忘れてくれ。…さ、何を飲む?私が出すから好きな物を選べ。
(荒くれ口調は兎も角として野良犬などに例えられてはいつものレイラなら激昂していたことであろう。しかし、レドの口からクレアの名が出たことにより怒りの感情など湧いてすら来なかったようだ。ついうっかり「貴様"も"姉様が好きなのだな」と口を滑らせると、顔を真っ赤にして動揺する。クレアと決別したあの日以来、クレアの事を恨んでいるつもりのレイラであるが、きっとまだ本心では姉と慕ったクレアを好きで好きで堪らないのだろう。誤魔化すように倒れた椅子を拾い上げて席に着くと、メニュー表を開いてレドに手渡した。)
>562
わぁ…やっぱクレアって、怒らせちゃいけない子だねぇ…不死鳥の翼に居たときも、あんな感じにお灸を据えてたのかな?
(反省してなさそうなダンテの首を掴んで、激しく揺らす光景を驚いた表情で見ているミミ。此処から見えないが、恐らく凄まじい形相になっているだろう…不死鳥の翼でもこんな風にお灸を据えてたということは容易に想像できて、クレアが本調子に戻ってきたことに何処か嬉しそうな笑みを浮かべており。今のクレアの形相を特に表情を変えることなく見ながらミミの隣まで移動してきたエレオノールの方を見て)
すごいじゃんエル!いつの間にかこんなに頼りなる冒険者になっちゃって、流石は史上最年少のS級冒険者だね!
(エレオノールの肩に手を回してニッと笑いながら賞賛の言葉を送り。S級になったばかりのことを思い出し、あの頃はまだ頼れる存在と言い切れる程ではなかったが何事にも一生懸命に取り組んでいた。そんなエレオノールがここまで成長したことに嬉しそうな表情を浮かべて、彼女の呼び名である最年少のS級冒険者と言って)
…過去の栄光ですよ、今の私はS級ではなくA級です。まぁ…それでもS級が受ける依頼を受けますが…
(軽く目を逸らしながら今の自分はA級冒険者だと告げて、それでもS級冒険者しか受けられない超難度の依頼は受けていると告げて。実際はほぼ強引に依頼を受ける手続きをさせて、単独で向かっているのだが…。ミミと話すエレオノールのは、気持ち表情が柔らかくなり、話し方もほんの少し優しい。人のことをよく観察できる人なら気付けるほどだ…)
>564
ふぅ…遅くなりました。これでもう聖女様が襲われる心配はないかと…
ええと、エレオノールさん…でしたか…?この度はありがとうございました。貴方がいなければ今頃どうなっていたことか…想像するだけでも恐ろしいです…
(ダンテのお説教兼事情聴取を終えたクレアは額の汗を拭いミミに歩み寄ると、少し疲れた顔色で今後のエルフ達による襲撃の可能性が排除出来たことを報告した。クレアの背後では、ぐったりした様子で口から泡を吹いて気を失っているダンテを生き残ったエルフ達が四人掛りで担いで退散しているのが見える。そして、エレオノールへと向き直るとクレアは深々と頭を下げて礼を述べた。しばらく冒険から距離を置き酒に溺れていたクレアが他の冒険者の名前を把握していないのも無理はなく、それでも辛うじて名前が浮かんだのはエレオノールの功績故だろう。ティアはと言うとエレオノールを警戒しているようでミミの背にピッタリとくっ付いて身を隠していた。閉鎖的な国で生まれ育った以上は見慣れない人、特に突如現れた素性の知れない冒険者を警戒するのは当然であった。)
>563
姉様……?ホ!てっきり縁切りしたものと思ってましたが……俺も好きですよ、なんせこの国の英雄、悪い奴らを成敗してくださる正義の味方ですから!
(レイラがうっかりクレアへの敬愛を漏らして動揺したのを見逃すレドではない。レイラはクレアと決別している。下手に名前を出したら殺されるかと思ったが、どうやらまだ諦めきれていないようだ。そんな安心感と同志ができた喜びから、普段はそう見せないぱあっとした笑いを浮かべ、捨てた武器をせっせと帯び直して着席して)
さてと、俺はとりあえずビールを……お互いに良い時間が過ごせそうで嬉しいです、勇者様。
(さっと注文を決め、にやりと口角を上げながらレイラにメニュー表を返して。レイラの人となりが見えてきたからか、敬語は使っていてもその口調と態度はいくらか馴れ馴れしくなってきた)
>566
…わ、私もビールを…
(レイラにとっても幼い頃に盗賊から救ってくれたクレアは紛れもなく正義の味方であった。しかし、酷い別れをした事によりそれを認めたくない気持ちとレドと共に賞賛したい気持ちとで心の内に葛藤が起こり、まだ酒も飲んでいないのに顔を赤くしたまま視線を泳がせる。一先ず何か飲んで気持ちを落ち着かせようと考えると、返されたメニュー表を見る間もなく閉じ、子供舌にも関わらずレドの真似をしてビールを頼んだ。ビールはジョッキに注ぐのみで手間が少ない為に注文後すぐにレドとレイラの前に置かれた。)
…そ、そうだな…ええと…かんぱい…?
(クレアの名前が出たことで動揺したことに加え、酒に弱いにも関わらず目の前にジョッキを置かれたことでその匂いだけで酔いが回り始めているレイラはすっかりポンコツと化していた。楽しい時間を過ごせそうだというレドの世辞を覚束無い様子で肯定すると、プルプルと震えた手でジョッキを持ち何故か小首を傾げながら疑問形で乾杯をする。)
>565
…えぇ、お気になさらず。…ですが、ギルドの外に出た以上あのような敵に遭遇することが多くなるでしょう。首狩り…貴方に何があったかは知っていますが、過去に囚われたままだと…また失うことになりますよ。
(拷も…事情聴取を終えたクレアにミミが「お疲れ様~」と笑みを浮かべてそう告げて。エルフ達に運ばれるダンテを横目に、気にすることはないと告げてクレアに視線を移すエレオノール。幾度の高難度クエストをこなしてきたクレアならわかっていることだと思うが、先程のようなことが何度も起きるだろう。不死鳥の翼に所属していたクレアのことは知っており、神竜討伐クエストで亡くなったカルロスとは恋仲だったというのは、見てればなんとなくわかる。過去に囚われ、カグラのような敵に遭遇したら、また大切な誰かを失うことになると告げて…冷たく聞こえるが、そもそも無関心な相手にはこのようなことは言わないだろう…ミミに視線を移しながら「…少なからず、私はもう失うつもりはありません」と呟き)
えっと…聖女サマ?あの子は悪い子じゃないですよ?今は…見る人によっては恐い人に見えるかもしれませんけど、根は本当に優しい子ですから!
(自分の背にくっついてエレオノールのことを警戒しているティアに、苦笑いを浮かべて。ティアがこの聖教国で育ち、閉鎖的な生活を送り続けたため無理もない…それに加えて、エレオノールの雰囲気も加わって余計警戒してしまうだろう。エレオノールは悪い子じゃないと、優しい子だと言って警戒を解こうとしており。「今は」と言った辺り、昔は今のような恐い人ではなかったということがわかり)
>568
はい…肝に銘じます…
(エレオノールの言うことは尤もであり、それに自分を心配してこういった言葉を掛けてくれているのだろう。そうは分かりつつもやはり少女にしか見えない年下の冒険者にお説教をされるのはさすがに堪えたようで、クレアはシュンと俯いて自らの心の弱さを反省した。)
そのよう…ですね…
(ミミの説明に加えて自身の持つ「真実の魔眼」でも確認したが確かにエレオノールは此方に危害を加える意思はないようだ。しかし、それでもティアはミミの背に身を隠したままエレオノールに近付く素振りを見せない。これにはティアの置かれた状況に理由があった。エレオノールが筆頭として撤退させたカグラはティアと同様に聖教国側の人間である。カグラが目的としていたのは侵入者の排除でありティアに危害を加えた訳ではない。そうなると、ティアから見たエレオノールの立ち位置は単なる不法入国者ということになる。生き残った司祭達の目の前で、正式な手続きなく国に踏み入った者と迂闊に接近すれば、聖教国上層部からティア自身があらぬ疑いの目を向けられかねない。詰まるところ自らの保身の為にも打ち解ける訳にはいかないのであった。)
>569
…さて、私はそろそろ戻ります。…ミミ、気を付けて帰ってきてくださいね。
(クレアのおかげで、もうエルフの襲撃はないだろう…それ以外で襲撃してくる可能性がないわけではないが、此処に長居するのもよくないと思い入り口の方へ歩いていき。入り口に黒炎で作った不死鳥が待機しており、ミミの横を通過する際に気を付けて帰ってきてと告げて。不死鳥に乗り、飛び上がってギルドへ向けて飛んでいき)
あはは、昔は私が守る側だったんだけど…いつの間にか守られる側になっちゃったなぁ…。
(エレオノールを見送り、昔はよくパーティーを組んで一緒に依頼をこなしていたことを思い出して。昔は後衛職だったエレオノールを守っていたのだが、いつの間にか自分が守られる側になったと苦笑いを浮かべ…その表情は、妹を見る姉のようにも見えて)
>570
いや…こちらこそ気を遣わせたようですまない。良い案だが、商人の父からは無駄遣いをするなと教わっているんだ。一先ずはこの酒を片付けるとしよう…
(こちらを気遣うレドの気配りを見てすっかり汐らしい様子のレイラは先程までの荒々しい印象とは打って代わり妙に素直だ。レドへの警戒心が薄れた為、自然と自らの出自を明かすと、父の教えを守るべく意を決してビールに口を付ける。口の中に広がるビールの苦い風味に泣きそうになりながらも何とかジョッキの半分ほどを飲み干した。)
こんなもの飲めたものではないな…頼んだ私が悪いのだが…
(当然、匂いだけで酔うほどに耐性のないレイラの頬は瞬く間に赤く染まった。目に涙を溜めてビールに対する恨み言を呟きつつも、残り半分となったビールをチビチビと飲むレイラの姿はまさに実直で、どこか応援したくなるような健気さを感じをさせるものである。)
>571
…折角のお仲間を歓迎出来ず申し訳ありません。無力で臆病は私をお許しください…
(ミミとエレオノールの仲睦まじい様子を見れば誰もがその関係が特別なものであると理解することであろう。ティアもその関係性を察しており、自らの保身の為に歓迎の一つもせず、みすみす帰らせる結果になったことを周囲に聞こえないように小声で謝罪した。そのようなやり取りは露知らず、クレアは飛び立つエレオノールに感謝の意味も込めて手を振って見送っていた。)
>572
レイラ様はお父様を大切にされているようですね。……プハッ!ならあえて厳しい事を言います。さっきみたいな振る舞いはこれっきりにしてくださいよ。こういう事したのは一度や二度じゃなそうだが、自分の娘が世間でこんな真似してると知られたらお父様の商売に支障が出るし……何よりお父様が悲しまれるでしょ?
(慣れないビールを無理に飲み干すレイラを見て「あちゃ……」と片手で後頭部を押さえて申し訳なさそうにして。だが父親が商人で、しかもその教えを大切にしている事を察すると、自分もビールを一気に流し込んで空にしたジョッキをダン!とテーブルに叩きつけ、無残な有様になったギルド中を見回しながら説教を始めて。勇者様も乱暴だけど、言えば聞いてくれるだろうという判断からである)
>573
大丈夫ですよ、エルは多分気にしてないでしょうし…それに、正式な手続きをして此処に来たわけじゃなさそうでしたし…見つかったらまずいでしょう?
(エレオノールは聖女の立場については詳しく知らないが、基本的に無関心な人間が多く禁忌に手を染めてることからあまりいい扱いを受けず恐れられていることもあり、恐らく気にしてないだろうと小声で告げて。ミミに打ち解けてるのは、昔からの仲でもあるが昔に比べて大きく、悪い方へ変わってしまった自分に昔も変わらず接してくれることがあるからだろう。)
>574
…うむ…善処しよう…
(レドの言い分は真っ当なもので反論の余地はなく、そのうえ父親を引き合いに出されてはレイラは素直に聞き入れるほかになかった。流石に反省したのかシュンとした表情で俯くと、出来うる限りの前向きな返答で返した。ここで明確に断言しなかったのはそもそも感情を自制できる器であれば今回のような騒ぎは起こしておらず、今後も感情が昂ることがあればきっと考えるよりも先に手が出ることであろう。レイラは出来ない約束はしない為、自分が出来る最大限の約束のつもりで「善処する」と言うに留まったようだ。)
…しかしレド、貴様は随分と酒に強いようだな。もし質の良い酒に興味があるのなら一つ聞き入れて欲しい頼みがあるのだが…
(なんとかビールを飲み干して空になったジョッキを机の端に退けると、レイラはすっかり赤く染まった顔で頬杖をついてジイッとレドを見据えた。一気にビールを流し込んだというのにあまり酔っている様子は見受けられず、もしやレドは酒が好きなのではと思い至ると、好機とばかりに口角を小さく釣り上げ、一枚の手紙を机上に置いた。手紙の内容を要約すると、どうやら今夜開かれる会食の招待状であり、その差出人は「アリシア・ライデン」とある。話の流れから察するに酒が苦手なレイラはレドに自分の代理を頼みたい意図のようだ。)
>575
お心遣い感謝致します。…それでは私は儀式の準備をして参りますね。
(ミミの言葉を聞いたティアは、まるで心のつっかえが取れたように安心して笑みを見せると、ペコリと頭を下げて感謝の言葉を述べた。そして、頭を上げた後に司祭達が儀式の準備に取り掛かろうとしている様子を見て、この教会へと来た本来の目的を果たすべく小走りで彼等の元へ向かった。)
はぁ…なんだか大変な一日でしたね…
(やっと依頼の終わりが見えてきたこともあり、どっと疲労感が降り掛かってきたクレアは、眠たそうな顔を浮かべながらフラフラとした足取りでミミへと歩み寄るとダンテやカグラとの遭遇という圧倒的なイレギュラーを含め「大変な一日」と総括した。)
>577
お疲れ様、クレア。確かに、大変な一日だったねぇ…普段の護衛だったら、ダンテやカグラみたいな敵は出てこないんだろうけど……まぁ、あともう少しで依頼が終わるよ。終わったら約束通り、いい鍛冶屋も紹介するしお酒も奢るよ~?
(儀式に向かうティアに微笑みながら見送り、明らかに疲労で眠たそうにしているクレアに労いの言葉をかけて。無理もない、ダンテと交戦し、カグラという強敵も現れて心身ともに疲れているのだから。依頼が始まる前のことと此処へ来る最中のことを思い出し、依頼が終われば約束通り鍛冶屋の紹介とお酒を奢るとニッ笑いながら告げて。恐らく、帰り道に襲撃される可能性は低いだろうと判断し、「帰りは休んでてもいいよ」と優しく微笑みながら告げて)
>576
……ッ!な、なんなりと。……へぇ、会食ですか。しかも今夜とは忙しい。さっきのは新人いびりかと思ってたけど、本当に暇じゃなかったんですねぇ、で、相手は……
…………チッ、裏切り者が大物気取りやがって……!
(酒に酔って随分色っぽくなってきたレイラに見つめられて怯むと、言われるままに招待状を取り。な、何だよ結構見れる顔じゃん……と酔いが回ってないのに赤みが差してきた顔で、レイラと手紙を交互に見ながら招待状を読み進めるが、読み終えた途端、それまでのソワソワした様子から一転、紙を取る手を震わせ、髪を逆立て、眉間にしわ寄せ、歯をギチギチと鳴らした怒りの様相を見せる……怒りの矛先は差出人。フィリア王国騎士団近衛隊副長・王国十騎士第十席・アリシア・ライデン……敬愛するクレアさんを追放した、不倶戴天の一族!)
……ふぅ。すみません。しかしねレイラさん、こりゃただの飲み会じゃありません。王国騎士団の番号付きが名高い勇者様と親睦を深めたいという意味ですよ。Bランクの雑兵に代わりが務まりますかね?
(しかしあの勇者様が自らの癇癪癖を素直に反省する度量を見せた手前、こちらも逆上するわけにはいかない。深呼吸ひとつ入れて気を静めると、レイラに招待状を返して。更には組んだ両腕をテーブルに置き、前のめりになって困り顔をレイラに近づけると、「そもそも王国十騎士の招待を単なるBランクの冒険者が受けられるのか?」という疑問をぶつけて。ここまでレイラの素直さや可愛らしさを大分見てきたせいか、その態度もまるで姉に対する弟のように馴れ馴れしくなってきている。)
>578
楽しみに…ぅ…お酒…
(ミミが勧める鍛冶屋で相剣が元通りになる様を想像しながら、クレアは瞳を輝かせて「楽しみにしています」と言葉を紡ごうとしたものの、酒の約束を思い出した事によって、それまで忘れていた酒への欲求が溢れ出し頭を抑えて蹲った。手は小刻みに震えており、小動物のように小さな唸り声を上げるその様はまさに生粋のアル中である。)
>579
…愚問だな。「私が選んだ」、会食に赴く資格などそれで十分だろう。ランクなど些末な問題だ、勇者の名において文句など言わせはしない。
(差出人の名を見てレドが怒りを顕にする様をレイラは静かに見据えた。敬愛する人物を裏切った一族へ怒りの矛先を向ける心情は痛いほど分かる。今でこそライデン家、とくにアリシアとは度々仕事や付き合いで接点がある為にその存在に感情が逆撫でされることはないが、初めてアリシアから招待状を受け取った時のかつての自分をレドと重ね、暫しの間レドのその怒りが収まるのを見守った。しばらくして落ち着きを取り戻したレドに招待状を返されると共に疑問を投げかけられると、自身に近付いたレドの困り顔に向けて、頬杖をついたまま「愚問だな」とドヤ顔のような自信に満ちた笑みで一蹴し招待状を突き返した。レイラの言い分は自分が選んだ人間が代理で行くのだから問題ないという正に暴論であるが、勇者に選ばれた代理に文句を付けられる人間もそういないであろう。)
>580
…あ……ク、クレア!もうちょっと、もうちょっとだから!もうちょっとで依頼が終わるから!
(何故か発言を途中で止め、頭を抑えて蹲ったのを不思議そうな表情を浮かべてみており、まさか、先程のカグラとの戦いで何かされたのだろうか…そう思っていたが、その後にクレアがお酒と呟いたことによってクレアがアル中だったことを思い出して。今の今までいろんなことがありすぎて忘れていたが、クレアは重度のアル中…しまったという表情を浮かべてクレアの隣でしゃがみ、背中に手を当てながらもう少しだから我慢しようと告げて)
>581
ふふ、文句言わず行ってこい、か。面白い。しかしだ、レイラさん。なんで俺を勇者様の代理に?俺の方は勇者様が噂で言われるほど悪い人じゃない、度量あるお人だと分かったから喜んで行くが……なんでレイラさんはそこまで見ず知らずの俺を買ってくれるんです?
(満更でもなさそうな苦笑いで突き返されるまま招待状を受け取り直し、顔を引っ込めて。ここまで豪語されるとかえって親分肌的な頼もしさを見出すことが出来、むしろ好印象ですらあった。だからと言って誰彼構わず代理を任せる無分別な性格とも思えない。今度は顔だけじゃ飽きたらず、自分の身体を椅子ごとレイラの隣にズルズルと寄せてきて、会食の代理を任せてきた理由を尋ねて)
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