終わりのセラフ

なに、その質問。答えなくちゃダメなの？(美味いもなにも、彼とクルルのしか飲んだ事がない為、感想を求められても困り)

あ、そう言えばミカは俺とクルルのしか
飲んだことないか、、なら俺とクルルなら
どっちの方が美味しかった？
（そう質問を変え）

言いたくたい(フイっと顔を逸らし)

なら、記憶でも見て反応で決めよう
（そう言うとミカの記憶を勝手に見ようとする）

や、やめてよ。優ちゃん(相手から、物凄く距離をとり)

距離をとっても無駄～
ほら俺に無理やり見られるか、自分の口で言うか
（今にも見そうになっているが最後のチャンスを渡し）

優ちゃん、なんてもう知らない！(ジャンプして走って逃げて行き)

俺、ミカがいないと戦えないんだけど、、
（一人にされると戦うことが出来ないため、
どうしたものかとベンチに座り考える）

まったく、優ちゃんのバカ、、(追って来ないとわかると足を止めて、その場に座り込み)

困った、、マジでヤバい、、
（ミカが帰ってこない間に吸血鬼に襲われたらしく周りには吸血鬼が倒れている）

優ちゃんが、謝ってくるまで、許さない、、(とか言いつつ、気になるらしく)

謝りたいけど、、何処に居るんだよ！
（彼が何処かに行った為、追いたくても追えず身動きが取れない状態）

(優ちゃんの事だから、多少は大丈夫だろうと思い)
はぁ～

ミカ～！何処だ～！
（身動きが取れないため大声でミカを探す）

ん？優ちゃん？(微かに彼の声が聞こえて、仕方なく戻って来て)
なに？この状況？

ん？吸血鬼に襲われたから倒した後だけど
（何と言われてもな～っと思いながら答える）

じゃあ、なんで呼んだの？(自分は必要ないじゃないかと思い、拍子向けして)

少し、調子にノリ過ぎた、、ごめん
（そう彼に頭を下げる）

ほんとだよ。まったく、、こっちは心配してるのにさ(相手に近付き)

うぅ、、その通りです
（言い返せず、たあ頭を下げている）

優ちゃんは、もっと自分のおかれてる立場を理解しないとだめだからね！(指差しながら、説教して)

はい、、すみません
（正座をして説教を受ける）

はぁ、もう、いいよ。反省したなら(溜め息をついて、彼を許し)

本当か！？ありがとう～ミカ
（そう嬉しそうに彼の名前を呼ぶ）

もう、いいよ。(お礼なんて必要なにと言い)

眠い～ミカ、膝貸してくれ
（眠たそうに欠伸をすると膝枕をして欲しいと言い）

いいよ。(座ると膝を叩き)
ほら、頭乗せて

ありがとな、ミカ
（そう嬉しそうに彼の膝に頭を乗せ）

(静かに彼の頭を撫でて)優ちゃんの髪は柔らかいね

そうか？普通だろ
（気持ちよさそうに頭を撫でられ）

うん、気持ちいいよ(撫で続けながら)

そう、、かよ、、
（眠ってしまい気持ちよさ酢に寝息を立てている）

可愛いな。(頭を、撫でていて)

すぅ、、すぅ、、
（モゾモゾと動くが寝続ける）

誰だっ(気がつくと人間の子供が居て)
なんだ、子供か。迷子か？

ん～、、誰だ、、？
（軽く目を開けると知らない子供が居る）

あ、優ちゃん、どうしよう。迷子かもしれない。ここ危ないし、、(子供を心配して、おろおろとして)

ミカ！
（危機感が薄くなった隙に彼に刃物を刺そうとしたのを身代わりになり）

え？ゆうちゃ、、(何がおきたのか一瞬分からず混乱して)

油断、しすぎだ。バカ
（そう言うと子供を蹴り飛ばし、距離を取り）

優ちゃん！しっかりして！(自分のせいで、優ちゃんが怪我をしたと思い後悔して)

そんな大怪我じゃないから、大丈夫だって
（そう言い鬼の力を使い傷を治す）

でも、、(心配そうに彼を眺めていて、何もしてあげられない自分に腹がたち)
ぼくは、優ちゃんの近くにいる資格がないのかもしれない

はぁ？急に何を言い出すかと思えば、、
あのな～！俺はミカが居ないと生きていけねぇんだよ！わかったか！？
（そう大声で怒ったような言い方をする）

優ちゃん、声でかいよ(耳を指で塞ぎながら)

誰のせいだよ
（呆れたような声で言う）

それにしても、声がでかいよ(はぁと溜め息をつき)
でも、人間の所に行くなら、ぼくの居場所はないけどね

俺が守ってやるから、心配するなって
シノアやグレンなら俺の話も聞いてくれるって
（そう疑いのない眼差しで言う）

信じられない、、(優ちゃん意外は誰も信じられないと首を振り)

ぼく、そろそろ戻らないといけないかも、、じゃないと吸血鬼が迎えに来て、優ちゃんに迷惑かける事になるからさ

いや、、でもミカが居なくなったら
俺、どうすればいい？
（彼の言葉を聞くと肩を掴み、行くなっと言う）

優ちゃんには、僕以外に家族が居るでしょ？それに、また会いに来るからさっ(ニコッと微笑み)