案内人 2024-07-22 02:51:14 |
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名前:ギルバート・ネイ
年齢:30
容姿:182cm。上背は程々にあるが猫背気味で姿勢が悪く、着痩せする体型と相俟ってあまり威圧感はない。やや傷んでパサついた黒髪は下ろすと鎖骨に触れる程度の長さ。全体を首の後ろで緩く結び、無精により伸び目元にかかる前髪は適当にサイドに流している。セルフレームの眼鏡に半ば隠された切れ長の目は、狡猾な狐のように細められていることが多く、所謂糸目。虹彩の色はくすんだ濃灰色。鼻梁は真っ直ぐ、口は大きめ。あまり血色の良くない薄い唇を開いてよく喋る。身なりを整えることに無頓着で、時折無精髭を生やしていることすらあるが、骨張った手と指先だけは職業柄か常に綺麗に整えられている。ただし火が付いている付いていないの差こそあれ、整えた指先に煙草を弄んでいることが殆ど。
普段は襟のないシャツに細身のカーゴパンツといった動きやすい服装を好み、上から薄手の白衣を羽織る。足元は草臥れたサンダルを引っ掛けていることが多いが、流石に外出時は底の厚い革靴に履き替えている模様。蜘蛛の入れ墨は右足首の踝から踵骨腱にかけて張り付いており、大きさは掌で覆える程度。白衣の下、左肘のあたりに大きな刺創痕がある。
性格:身も蓋もない本心から真っ赤な嘘まで、ペラペラと良く喋る軽薄な人物。言動は適当かつ無遠慮で総じて悪趣味。朗らかに皮肉を言うタイプ。職業柄、弱った人に手を差し伸べることも多く、その行動のみを見れば善人にも映るが、その内面はドライで酷薄、博愛とは程遠い。表面的な優しさは、曰く手癖のようなもの。人を救うことにも殺すことにもさしたる興味はなく、そもそも他人への関心が薄い嫌いがある。極稀に、特定の相手に対し薄っすらとした執着心を覗かせることもあるが、その理由もトリガーも不明。おそらく大抵の場合本人も無自覚。興味が希薄なくせに他人には躊躇なく踏み込み、しかし自分の話となると一定ラインから先は飄々とした態度で煙に巻く、食えない男でもある。完璧な秘密主義という訳ではないため、アルタの構成員の中でも見知った相手にはややガードが緩みがち。雨の日は三割増で厭世的になる。ヘビースモーカーであり、消毒液の匂いよりも煙草の匂いをさせていることの方が遥かに多い。下戸。
備考:元は富裕層向けのクリニックに勤めていたドクター。街の中でも数少ない真っ当に設備の整った医療機関で腕利きの外科医として働いていたが、ある時依頼された外科治療の内容を巡ってクライアントとの間に問題を起こし、免許剥奪の上で解雇。その後、スラムに程近い街外れの裏路地にひっそりと店を構え、噂を聞きつけて訪ねてくるまともに医者に掛かることの出来ない訳アリの客を相手に医療行為を行う闇医者となる。来るもの拒まずで有名だが、あくまで生業として選んだ闇医者業のため、金にならない仕事はしない。時には相手の足元を見て法外な額の報酬を吹っ掛けてみたりと気まぐれ。優しい街のお医者さん、などと自身を指して嘯くこともあるが、良心は医師免許と共に捨てたと言い放ち泰然と微笑むこともある。
アルタのボスと出会い構成員となってからは本拠地に入り浸ることが増えたが、それでも人伝に依頼を受けては裏路地へと戻り、一般人相手にメスを取ることもしばしば。高額な報酬が入った時など、時折アルタの資金担当に金を横流ししていることを思えば金銭に対する執着は薄そうなのにも関わらず、未だに外の仕事を受ける理由は定かではない。
募集の役割:自由枠2(闇医者)
ボスとの関係:命の恩人。成り行きで救命処置を施したスラムの行き倒れに殺されそうになったところを、たまたま居合わせたボスに片手間に助けられ、おざなりにアルタに勧誘される。命を救われたことに殊更に恩義を感じるタイプでは無いにも関わらず、ボスの口説き文句の何が気に入ったのかそのままアルタの構成員の末席に加わり、数年を経て現在に至る。忠誠とは無縁の男でありながら、アルタのメディックとしては意外と実直で、信頼半分胡散臭さ半分との周囲の評価。ボスの死については「借りを返し損なった」と嘆いて見せるが、どこまで本心かは不明。
……ざっとこんなもんかな。己の全てを曝け出したとまでは言わないが、嘘は吐いてない。たぶんね。
あ、そうそう、席を空けておいてくれて助かったよ。他に行き場なんてないってのも嘘じゃあない。きっと役に立つ、とまで約束は出来ないが、不都合がなければこのままここに置いてくれると嬉しいよ。確認が終わるまで、大人しく待ってるからさ。
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