案内人 2024-07-22 02:51:14 |
通報 |
名前: レヴリー
年齢:23
容姿:身長177cm。小さく仙骨に彫られた入れ墨が覆い隠されるまでに伸ばされた白銀で真っ直ぐな長髪は、ボスが触り梳き愛でて安らぐことを好んでいたからに他ならない。前髪も全て同じ長さであり、適当なところで緩く掻き上げ分けてある。放射状に広がる長い睫毛と深い二重に縁取られた縦にも横にも大きな同色の瞳は光を多く取り入れ、より強い印象を残す。小振りながら整った形で主張しない鼻と、潤いと張りを保つ滑らかで血色を帯びた唇。外見の見栄えに重点を置き全体の均整の取れた流麗な身体付き。シルク、サテン、カシミヤ等、季節に合わせ艶のある生地を使い、風に靡く布の多い服は全てボスから着飾る為に買い与えられた物。万が一にも怪我をしない、させない為にも装飾品は身に付けなかった。頭の天辺から足の爪先まで気を抜かず風貌を整える習慣は首領亡き今も続いている。
性格: 要領が良く頭も回り、目や耳からの情報を纏めて洞察することを得意とする。それにより広い視野で多角的な視点から状況を分析するため、目の前の出来事すらやや客観的、俯瞰的に見る傾向にある。よく言えば冷静、悪く言えば他人事である。またそれに伴いその場の雰囲気や状況に応じた言動を取ることを得意とし、自己の感情は内に秘め外へと悟らせない。ボスの執務中足元に座っていたり様々な場所へ赴いたりと断片的な情報を得る機会は多いもののボスから発言を望まれぬ限りは依然として口を開かず、無知蒙昧と思われがちであった。その実深く広い思考能力から得るものは多く、今となってはそれを生かして利益になる人の懐へと入り込み体を売って食い繋ぐことを思案。ボス以外の人との触れ合いは最小限であったため存外人との会話やコミュニケーションには飢えているものの、不慣れな状況に負担も大きい。
備考:首領に名付けられたため苗字はない。愛称はレヴ。首領不在時、侮蔑的にCワードで呼ばれることも屡々。
古くからこの街の暗部に位置し、厳選された者のみを相手にする高級娼館にて生まれ落ちた。所謂娼館とは一線を画すそこは母体売買、小児売買を主軸としており、売春は行き掛けの駄賃。要は見目麗しい母体と優秀な子種を掛け合わせることで遺伝子的に才貌両全な個体を生み出し、如何様のやり方で提供する人身売買機関である。その行く末は様々だが種主の買取予約もない個体だった為、男娼としてでも人的資源としてでも売り出せるよう教養や所作は叩き込まれ育った。両親は不明だが興味もない模様。アルタへ所属後も特に機関への関心も薄く、生まれ育った場所という程度の認識。一般的な構成員には出自の説明は一切なく待遇のみが周知されている為、受け取られ方も様々。
“所詮愛玩、されど愛玩”という扱いにくさを利用し本拠地内、延いては街中の至る所を自由に彷徨いていた。真意はその姿を至る所で晒すことで組織全体の不満の矛先、スケープゴートとさせ、更にはボスの存在による牽制、手を出したものには制裁と権力の誇示にも利用する、ボスの合理性を遺憾無く発揮した仕組み。また顔を広く周知させることでボス以外から金銭を得ることを抑止する側面があったことも認知している。ボスからの褒美は現物支給が主だったため蓄えは少なく、首領亡き今組織内での後ろ盾も失い、新たな客を得なければ後々立ち行かなくなるだろうことを理解している。
募集の役割: 男娼
ボスとの関係:アルタが巨大組織として名を上げる過程で、敵対の意思がないと示す機関より友好の証として差し出されたモノ。出処が明瞭で身内もなし、礼儀作法や所作等の立ち振る舞いを会得済みであり且つ若く成長の余地あり、愛玩として傍に置いても不足のない容貌、壊れにくく孕まない性別。合理的なボスには大層都合の良い代物だった。所属時まだ小児を過ぎた頃だったがその時よりボスの寝室に立ち入ることを許されており、昼夜問わず頻繁に出入りしていた。その閉鎖空間内でのふたりの様相は誰も知り得ない。
ボスとは立場上いずれ決別する時は来るだろうと語り合うこともあったので、当暗殺事件においても予想より幾分も早かった、という感想。犯人を見付けてもボスが生き返ることはなく、今はこの先の生を安定させることが先決と考えている。ボスに対する想いは敬愛より親愛や情愛に近いが、恋愛かどうかは本人にも判断が付いていない。少なからず大切なもの、拠り所を失ったという強い喪失感は抱えており、ボスより与えられた品々を売り払う気にはなれない。
質問への回答と役の取り置き、重ね重ねありがとう。ひとまず素性を書き出したから、不備があれば伝えて。案内人しか知らないこと、人を選んで知られていること、俺とボスしか知らないヒメゴト。情報には色々あるでしょう?精査ののち、どうか口を固く結んでいてくれると嬉しい。よろしくね。
トピック検索 |