夜の帳_ 〆

おー…って待て待て、俺のせいかよ！嫌に決まってんだろ？お前も連帯責任だっつーの、バカ。
（素知らぬ顔をしては自身に罪をなすりつけようとする相手の指先を素早く掴み、思い切り顔を寄せてそう言い放つ。叱られる事自体は諦めているのか、目は多少死んでいるが─声色に相手を見逃す気は微塵もなさそうで）

ま、何はともあれ帰ろうぜ。暑くてしょーがねえや。

近ェよ、まんまちゅーでもしてやろうか。
はァ…やっぱそうなるか、元々俺の任務だしな。
（ 至近距離の顔面にハッと軽く笑えば挑発を吐き捨て、罪逃れに失敗して怠そうに軽く舌打ちするも自分の頭をわしわしと掻いて諦める。相手の提案には頷いて微かに滲む額の汗を手の甲で拭って ）

大賛成。帰ってダッツ食お、ダッツ

うえ、お前とキスとか気持ち悪ぃ。
（相手の挑発を聞いた後は顔を離して舌を出し─眉を顰め、あからさまに嫌悪丸出しの表情を浮かべる。相変わらずじりじりと身を焼く、沈みかけた太陽の光を遮るように─自身の目の上辺りを手で覆い、小さな影を作り）

だな。…はー、暑ぃ…
（ふ、と軽く笑って頷き、ぱたぱたと自身の顔を手で扇ぎながら─来た時と同じように木々や建物の上をひょいひょい、と軽く飛び移り始め）

ふは、同じく。
俺は先帰っとく。遅いとお前の分も食うからなー
（ 嫌悪感を抱いてる相手の表情を見て楽しそうに笑うと先程と同じように一言告げた後にその場から姿を消すと次には相手の部屋に足を踏み入れる。まるで自室かのように冷蔵庫を開けるとダッツを取り出してベッドに腰掛け、蓋を開けて ）

暑っつう…
（相手から少し遅れて寮の自室へと戻り、中に入った後─扉をばたんと閉めた。冷蔵庫の方へと歩いてアイスを取り、テーブルに着いてはふう、とため息を一つ）

…はー…マジ部屋ん中天国だわ。