魔王と勇者は夫婦のようです

魔王と勇者は夫婦のようです

傍観者  2024-07-18 08:27:47 
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>29949様のみです。

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  • No.21 by アイビー  2024-07-20 01:45:07 


う、うむ....そうしてくれると助かる...助かります。はい。
( そもそもの話だ。人間と魔族が触れ合うこと自体が異例なのにも関わらず、二人はあまりにも距離の詰め方が互いにぶっ飛び過ぎていた。幹部達からの猛反対、自身の立場、貴女の立場を考えればあり得ない筈だし、上手くいくわけもない。だが、そんな障壁を破ったから、そこから先が分からないのだ。自身よりも細い手足、柔らかな肌、力加減を違えれば潰してしまいそうなほどにか弱く感じる。だが、それが愛おしい。何ものにも変え難い大切な人だ。貴女の誓いにぎこちなく頷けば、抱きしめたい、の言葉に驚いたように目を見開く。「 よ、良いに決まっている...我は、フレアちゃんの夫だからな。それに......わ、我もフレアちゃんに触れられると心も身体も軽くなって心地が良いからな。」こくり、と頷けば耳朶を弄ったり首筋を摩ったりしながら恥ずかしそうに言って。再び貴女との距離を縮めれば両腕を広げて優しく、やさーしく、細心の注意を払いながらぎゅ、と抱きしめてみようか。)

  • No.22 by フレア  2024-07-20 02:05:17 ID:39ba6d435


…あら、やっぱり倒れないわね。魔族だからかしら?身体が丈夫なのね
( 自身が抱き締めたい、と口にするとそんな我儘にも嫌な顔1つせず頷いてくれる貴方の優しさが身に染みながら先程よりも距離を縮めて貴方が手を広げていつでも抱き締められるようにしているのを見てちょっとした悪戯心が働いてしまい、今勢いよく抱きついたら倒れるのか気になってしまい飛び込むようにして貴方の広げられた両手に向かい抱き着き。それでも倒れない相手にやはり倒れないかと少し悔しそうに頬を膨らませれば、体が丈夫な魔族で、その王となれば必然的に体は丈夫になるものなのかと納得し。貴方の厚い胸板に体のほとんどの体重をかけてもなおビクともしないあなたを見てその胸板に顔を擦り寄せると体温に安心しているのか目を瞑り、このまま子供が親にされる背中を優しく叩かれるのをされてしまえば寝てしまうな、と思っていて。)


  • No.23 by アイビー  2024-07-20 02:23:19 



っとぉ。フレアちゃ~ん、我って一応は魔王ぞ?巨大なゴーレムと取っ組み合っても単純な力でさえ勝てちゃうくらいには強いんだからね~??
( 勢いよく抱きついてきた貴女を少し驚きながらも受け止める。子供のように頬を膨らませる可愛らしい様子にキュン、と鳴りながら抱きしめた貴女の髪をゆるり、と撫でる。自慢気に語っていると胸板に顔を寄せた貴女を見つめる。華奢だ、ちゃんとご飯は食べているのか。と言うか魔族と人間ではやはり身体の発達具合が全く違うと言うのがよくわかる。こんな華奢な身体で今まで我が部下と戦わせていたと思うと、なんて酷いことをしてしまったのだろうと後悔をする...そう。我はいま後悔をしているのだ、て言うか我の妻可愛すぎ。身体やわらけ~、なんか普通に抱きしめたけど柔らか過ぎないか?弾力があると言うか...何てこの一瞬の間に色々な事が頭をよぎるも、今は久しぶりの触れ合いを純粋に楽しむとしよう。「 あの、フレアちゃん、とりあえずソファ行こうか。立ち話もあれだしさ。後は、なんか人間界の方で我の魔族達に対する被害とかあれば聞かせて欲しいのだ。」一区切りと言わんばかりに身体を話せば近くにある、まぁ無駄にデカいソファへと誘導しては会う度に行っている現状報告会でも開こうか。)

  • No.24 by フレア  2024-07-20 10:11:48 ID:39ba6d435


そうなの?じゃあ今度巨大なゴーレムに遭ったときにはアイビーを頼ろうかしら
( 貴方に優しい力で抱きしめられると、貴方が本気を出してしてまえば人間よりも、普通の魔族の何倍も強い力で潰されているんだろうなと思うと、その優しい力が嬉しくて。巨大なゴーレムにも勝てる、という話を聞けば驚いたように聞き返し、以前そのゴーレムにあったときには剣ではあまり歯が立たず苦労した記憶があり、次に遭遇した時は貴方の所に駆け込んで助けてもらってみようか、なんて他力本願なことを考えていて。貴方との触れ合いで心が満たされてきた時、会う度に話している近況報告をするようで、大きなソファに誘導されればそこに座り。 「最近はあまり魔族からの被害は少なくなっていると思うわ。それに、被害にあったとしても小さな怪我ばかりで…。実際、前とは違ってそこら辺に魔族も居ないし…」 行く先々の村で魔族の被害を聞いたとき、以前と違って少なくなっていることを言えば、それは貴方と自分が出会ってから、貴方が意識的に人間への危害を加えることをしてはいけない、という注意喚起のお陰なのだろうと思っていて。)


  • No.25 by アイビー  2024-07-20 18:51:45 


まっかせなさい、我に、まっかせなさい。
( 頼る、なんて素晴らしい響だ。普段から立場上、色々な出来事に頼られているが、妻から言われるこの一言はまた格別だ。男は愛する女性の前では格好付けたい生き物。それは魔族も同じだ。むふー、と鼻息荒く自信満々に宣言して。さて、話は変わり最近の被害状況の整理だ。貴女の話からは人間界側に特に被害は被っていないようだが、自身の耳に届く話とは少し食い違いがある。此方の命令に背き、魔界の為、魔王の為と言いながら己が愉悦の為に人間達を襲っていると言う話が入っている。妻の周辺でないだけで、もしかすると他の国に属している村や街なのかもしれない。今はこの事は伏せておくとしよう、事態の収束には幹部の一人を向かわせよう。貴女の話を先程のお茶らけた態度とは一変、真剣な表情で聞いて。まぁ特に大きな問題が無いのならそれが一番。だって妻が何よりも一番だし。「 ふむ...では、今のところは平和であるな。良い事だ、なんかあったら直ぐに知らせてね?その為に最近ずっと近くにコウモリ飛ばしてるからさ。フレアちゃんなら気付いているかもだけど、」真剣な表情からまた一変、にこー、と魔王としてあり得ない程に和やかな笑顔を向けては背凭れに寄りかかって、)


  • No.26 by アイビー  2024-07-20 18:52:38 


( 傍観者から一言。こんなシチュエーションやりたいとか、とにかくやりたい事があれば随時申し付けください。)

  • No.27 by フレア  2024-07-20 21:35:37 ID:39ba6d435


えっ!?そうだったの?全然気が付かなかった…私のためにしてくれるのはとっても嬉しいんだけど…少し恥ずかしいわね
(頼り甲斐のある返事が貴方から返ってくると、安堵したようにクスッと微笑んだ後、そんな自信ありげな表情から一変し真剣な顔つきに変わったのを見て胸がキュン、と締め付けられ、そんなところも好きだなと思って。そんなことを思っていると、自分の身の回りに貴方の管理下の生物が見守っていることが伝えられ、驚きながら自分なら気がついているだろう、という言葉に首を振り、全く気がついていなかったことを零して。貴方が自分の事を想ってしてくれていることは嬉しい以外の何物でもないのだが、全てを見られているだと思うと少し恥ずかしくて。今日急いで貴方の元まで来たことも見られていたのだろうか、と疑問に思うがそれは心に閉まっておいて。)


  • No.28 by フレア  2024-07-20 21:38:56 ID:39ba6d435


(/素敵なお気遣い誠にありがとうございます。こちらは今のところやりたいものなどはございませんので、したいシチュエーションなどがありましたらその都度お声がけさせていただきます。
傍観者 様も何かやりたいことがありましたら遠慮なく仰って下されば幸いです。(蹴り可))

  • No.29 by アイビー  2024-07-20 21:55:04 


あっ、え???そうなの...??フレアちゃん駄目だよ普段の生活で気を抜き過ぎちゃあ!我にフレアちゃんのムフフな姿を見られたらフレアちゃん嫌でしょ?!
( 全然気付かなかった、全く信じられない言葉だ。婚約するまでは貴女の様子を見るために飛ばしていた使い魔なんて切り刻まれてるのを見ていただけに、どれだけ貴女の周りが平和になっているのかが改めて分かる。思わず凭れていた身体も前のめりになってしまう、小恥ずかしいそうにしている貴女の頬をぷに、と指先で突けば指をわきわきと動かしながら、わざとらしく襲うような振りをして見せて。)

  • No.30 by フレア  2024-07-20 22:34:39 ID:39ba6d435


うぐ…ごめんなさい…。でも、何かあったらアイビーが助けてくれるんでしょう?それに、私はアイビーになら…見られても大丈夫、よ?
( 確かに最近は以前のように魔物の奇襲が著しく少なくなり気が緩んでいたかもしれない。気を抜きすぎてはいけない、そんな言葉に言われてしまえば反論なんてすることは出来ず、体を縮こまらせて素直に謝り。貴方の使い魔がみているということは勇者としては有るまじき姿だが、気を抜いていてもすぐに駆け付けてくれるんだろうなと思うとそれを口に出し。気がついていなかったことに驚いているのかもたれていた身体が前のめりになっているのを見ていれば、恥ずかしそうにしている自身の頬を突かれ、襲うような素振りをして危機感を持つように言う貴方のその手を掴み擦り寄るように頬を当てて。)

  • No.31 by アイビー  2024-07-20 22:48:28 


あ、...え、あ、い、いや..ちょっと...それは反則であるぞフレアちゃん..。
( 揶揄うつもりで言ったはずがとんでもないカウンターを受けてしまった。貴女が気を緩めると言うことはそれだけ今が平和で過ごしやすくなっていると言う事。勇者として魔王を倒す辛い日々を送っていた時代がなくなった素晴らしいこと。駆け付けてくれるかって?当たり前だ、貴女がどこで危険な目に遭おうと必ず我が助け出す。/ 触手のように滑らかに動かしていた手を貴女の小さく愛らしい手が掴んで来る。やり過ぎたか、なんて思うのも束の間、甘い言葉と表情に頬を赤く染めては若干目線を逸らしながらも、ゆるりとその手で頬を撫でた。)

  • No.32 by フレア  2024-07-20 23:12:08 ID:39ba6d435


だって本当のことだもの。それくらいアイビーのことが好きで信頼してるってことよ?ちゃんと伝わっている、かしら?
(反則だと言われてしまえばクスッと面白そうに微笑んだ後、その分貴方のことが大好きで信頼しているということを表しているのだと伝えると、これまで恋愛なんてまともにしたことがなく、ましてや夫が出来るなんて思っていなかった。その分どのようにして好きだという気持ちを伝えればいいのかさっぱり分からず、手探りの状態の為貴方にその気持ちが伝わっているかどうか不安で。頬を赤く染めて少し視線を逸らされるとそのやさしい手で頬を撫でられ、それが心地よくて思わず目を閉じてその手にされるがままになっており。)


  • No.33 by アイビー  2024-07-20 23:22:42 


つ、伝わっておる!我が生きていた中で、今が本当に幸せで....愛しくて、大好きで...しかも婚約まで...ま、まぁ我はまだ父上と母上に報告出来てないけど...だけど!そんな事関係ないくらいにフレアちゃんをあ、あ、あああ、愛している!
( 伝わっているとも。今まで他人の感情など何とも思わず、残虐無慈悲だと恐れられていた魔王が、たった一晩で分かり合いたい、貴女を、貴女が好きな全てを護りたいと思えたほどに変われたのだ。頬をなでていた手を離し、肩を掴んで顔をずい、と近づければ必死な表情で伝える。そして久しぶりに口にする本気の愛言葉、勢いよく行けばカッコよく言えると思ったが、想像以上に情けない伝え方になってしまった。肝心なところで決め切れないの本当にどうにかしたい。)

  • No.34 by フレア  2024-07-20 23:43:21 ID:39ba6d435


良かったぁ…ふふっ、私も今がとっても幸せよ。まさか婚約までしてくれるなんて思ってなくて…。ありがとう、アイビー。私も愛してるわ、こんなに好きになるなんて信じられないくらい
(自分が貴方のことを好きなことを伝わっているも言われればそれに安堵して。愛おしくて大好き、その言葉だけでも嬉しいのに婚約までしてもらえて毎日起きる度、寝る度、貴方に会う度になんて自分は幸せ者なんだと思ってしまう。自身の両親には魔王と婚約をしていることを既に伝えており、自分の性格とよく似たマイペースな両親のため驚きながらも受け入れてくれていた。貴方の両親も貴方がこんなにもいい人なのだからきっといい人なのは分かっているが、人間、いや勇者との結婚なんて許してくれるのだろうかと心配で。頬を撫でていた手が離れ、肩を痛くないほどに掴まれ顔を近付けられると愛の言葉を伝えられれば頬をぶわっと赤く染め上げ、羞恥で視線を逸らして目を泳がせたあと、貴方も言ってくれたのだから自分もお返ししないと、と思い自分も愛の言葉を伝え返し。)


  • No.35 by アイビー  2024-07-21 18:36:13 


フ、フレアちゃん...なんて素敵なお嫁さん...!!!
( 貴女の純粋無垢の、白い肌が赤く染まるほどに貴女の中に我がいる。我しか知らないこの笑顔、何だか甘い香りが漂っているような気がする。そうだアレだ、これは特別な好意の香りだ。昔から魔族は感情を香りとして認識する事が出来る、それ故に憎しみや恐怖、怒りが特に向けられやすい魔族はこの香りで暗い森でも人間を見つけ出していた。今となっては反応する様な事はないと思っていたが、何故今更になってだろうか。これは香りの強さで魔族によっては当てられて暴走してしまったりする為に危険なのだ。肩を掴んでいた手を離して大袈裟に口元を覆い感極まって泣いてるような素振りをする....が、それだけではない。貴女の強い好意の甘美な香りに耐えているのだ。今にも襲ってしまいそうだ、と思いながらも身体を震わせながら我慢をして。)


  • No.36 by フレア  2024-07-21 19:09:44 ID:39ba6d435


お、お嫁さんなんて…まだ結婚はしていないんだし…
(貴方から『お嫁さん』という言葉を言われてしまえば、まだ婚約している段階なのにもう自分は貴方にとってお嫁さんくらいの立ち位置にいるんだとということが分かり、嬉しいながらも困ったように眉を下げながら笑い、だが決して嫌そうな素振りを見せている訳ではなくただ単に恥ずかしくて。自分が貴方に強い好意を示していることが香りとして貴方に伝わっていることすら知らず、肩から手を離され大袈裟なほどその手で口元を覆っているのを見て泣いているのだろうかと思い心配になり 「あ、アイビー、大丈夫?どこか痛いの?」 と声を掛ける。いつも泣くときはフレアちゃん!と自身の名前を呼びながら来るのに、今回は何かに耐えているような感じがして。それに違和感を覚え何処がが痛いのだろうかと思い、貴方の腕に手を伸ばし優しく撫でてみる。)


  • No.37 by アイビー  2024-07-21 21:21:49 


フレアちゃん...ちょいそれはマズイかも..て言うかフレアちゃん甘い香りしすぎ!我ってば、フレアちゃん以外の女の子と触れ合った事ないんだから、このムズムズどうしたらいいかわからんよ!
( 自身を心配そうに見つめてくる優しい瞳、表情に申し訳なさを感じる。折角の二人きりの貴重な時間を自身の暴走しかけてる欲で潰すかもしれない失態が迫っているのだ。だがここは魔王、漢の我慢。世間でよく聞くキスとやらもまだした事がないのだから、兎に角我慢だ。腕を撫でてくれる手を弱々しく握りながらも、自身に触れ過ぎないようにと忠告する為に肩を掴んで押し倒す。頬を真っ赤に染め上げながら潤んだ瞳で貴女に訴えかけては、ハッ、と我に返る。なんだこの体勢、我ってば女の子押し倒してる?ハレンチと思われてしまう、など被害妄想が始まればその場から退く事すら出来ず頭の中がぐるぐる状態になってしまって。)

  • No.38 by フレア  2024-07-21 21:40:24 ID:39ba6d435


甘い香り?私香水なんてつけていないんだけど…きゃっ…!?
(貴方から甘い香り、という言葉が聞こえると首を傾げ。朝はバタバタとしていて髪と化粧だけするので精一杯で、香水をかける暇もなかったしそもそも香水なんて持っていない。それなのに貴方の言う甘い香りというものはなんなのだろうと疑問に思いながら、その正体について聞こうとするも貴方の腕を撫でた手を優しい、と言うよりかは弱々しい手つきで自身に触れすぎないようにと忠告をされながら握られると次は肩を掴まれ後ろに押され、ソファの柔らかなクッションにぽすん、と倒されれば驚いたように貴方の顔を見る。だが、貴方の顔は頬を真っ赤に染め上げ瞳は潤んでいて、それに自分はどうしたらいいのか分からず、此方も頬を赤く染め手の甲を口元に持ってきて視線を泳がせたあと、貴方のことをちらっと見て「アイ、ビー?」と貴方の名前を呼ぶ。)


  • No.39 by アイビー  2024-07-21 23:26:10 


....フレア。
( 乱れた髪、艶めいた瞳、火照る頬、年相応の少女らしいあどけなさ、弱々しいその姿に何かが自身の中で弾ける音がした。口元を隠す手を指を絡めて握れば貴女の顔の横に置く。いつもと違う、少し低めの声で貴女の名前を呼べば顔を近づけ、瞳を閉じて唇を重ねた。何だこの行動は、知らない。何だこの感情の昂りは、知らない。何だこれほど迄に人間や同じ魔族から恐れられる我を乱すこの少女は。我が強いのにも関わらず、貴女に勝てない理由の数ある中の一つなのだろうか。重ねた唇をゆっくりと離せば、自身の行った行動に身体の全身から羞恥心が襲い掛かり、「 だぁっ?!す、すまない...な、何故かは分からないが、こうしたくなってしまって...!」と、慌てて貴女から後ろへと距離を取り、耳まで赤く染まる顔を片手で隠しながら言い訳を並べて。)

  • No.40 by フレア  2024-07-21 23:40:10 ID:39ba6d435


ん……っ
(口元を隠していた手を握られ、指まで絡め取られて顔の横に置かれると戸惑いながらも相手が貴方だということもあり抵抗出来ず。『フレアちゃん』なんて普段魔王でありながら綻んだ表情で自身の名前を呼ぶのとは違い、今は男性らしい低い声、自分を見据える目で見つめられてしまえばそんな貴方から目を離すことも難しく、それにドキッと胸を高鳴らせて。今ならば自分が貴方に惚れていなければ、目の前にいる人間を脅かしてきた魔族の王を手にかけることなんて容易いのに、あの日貴方に出会ったときから貴方のことが頭に染み付いて離れない。貴方のことが好きだという感情に気がついたあとも触れたいと思うことも初めてで分からないことだらけで少し不安だったのに今ではこんなに安心してしまう。ゆっくりと貴方の端正な顔が近付いてきて、決して動きは早くないのにそれを受け入れるように目を瞑れば柔らかい感触が唇を走り。貴方とキスをしてしまったんだということが分かれば先程よりも顔を赤くさせ、貴方は言い訳を並べながら自分から離れてしまったのを見て起き上がり、近付くと「アイビー、もっと…してほしい」我儘でハレンチなのは分かっている。でもこの気持ちは止められなくて。)


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