ボスの意外な弱点【攻め募】

ははっ、
めっちゃ顔紅いけどー？
(笑いながら)
んー、とりま帰りてぇかな、、
迷惑かけんの嫌だし、
(そもそも部下に送ってもらってるし、と窓の方を再び見ながら)

不可抗力ってやつです。って、人のこと言えねぇっすからね！？
(ふぅ、と深呼吸して気持ちを整えて)

迷惑、ってか嬉しいだけですけどね。…なんか不思議ですよねーウチ。
大事にされ過ぎてて、いいのかな？って。
フツーもっと、下をこき使いません？
(一般社会の方がよっぽど厳しいと、窓をみる相手の耳元にふっと息を掛けて。車は相手の自宅の前に着き)

うるせー
(俺のはもう言うな、と少し恥ずかしそうに)
まぁ、別にこき使うようなことねぇし
良いかなって
(俺の性格上自分で頑張っちゃうし、と目をこすりながら)
ひ、だから耳やだ。
(家着いたから帰る、とうとうとしながら)

(眠りそうな相手の髪から頬へそっと撫で、じっと眺め)
お疲れ様、です…
(掬い取った髪へ優しく口付け。起きませんようにと願いながら着きました、と小声で続けて)

…
今日、なんか八城デレデレしすぎじゃねぇ？
(おっさんにでれでれしてるとその気になっちゃうよぉ？と揶揄おうとして)

一人は寂しいけどね、帰るわー、
送ってくれてありがと、
(へへ、と笑い、手をひらひらと振って、)

可愛いボス見過ぎたんで。
(こっちはもうその気です、と揶揄い通じず当たり前のように)

寂しい？なら、俺もそうなんで。
(相手を追いかけて手を掴み)

可愛くねぇよー。 　そ、、そう、なんだ？
(通じないのか、と苦笑い)

へ、なに？
(手を掴まれて驚き、)

はい。
(自慢げに返事して、ニヤリと笑み。手を引いて腰を支えて)
ってことで、寂しいんで入れてください？

んっ？
(腰を触られると少しぴくりと震え、)
え？
あ、、いい、けど、
(家の鍵を開けに行く)

いいんですか！？お邪魔しまーす！！
(解散せずに済み喜びついていき始めての家を見回して)
…はっ、…よく人呼ぶんですか？
(安心してもいられないと眉間に皺寄せ)

いや、
そんなにかな。
(綺麗にはしてるけど、と苦笑いしながら)

それなのに、入れてもらえて嬉しーです。
(ヘラヘラと顔緩み)
綺麗好きなんですねぇ。
お酒は飲むんですか？

お願い断れねぇんだよ
(嫌なわけじゃない、と呟く)
綺麗にしないとなんかね、やなの
酒？あー…まぁ、飲むけどそんな強くないかな
(ほろ酔いとかしか飲めねぇ、と思いつつ強がる)

そういう人ですよね？
(断れないという人柄の良さに、笑み相手に頭預けるようよりかかり)
へぇ～…弱いんだ…。お酒一緒飲みましょー暑いし。ちょっとだけ。
(散らかさないんで。と両手を合わせてお願いポーズ)

えぇ？
俺ほんとに弱いんだけどぉ、、
しょうがない、、、ちょっとだけな…
(うぅ…と苦い反応をするが自分も少し飲みたい気持ちもあり、)
俺が酔っても嫌がんなよ、、？

やった！さすがボス！
酒とかツマミとか買ってくれば良かったなー
(手ぶらでスミマセンと、ビールあります？と図々しくお酒をとりにいき)
まさかー、こっちからお願いしてンすから。

俺のほろ酔いも持ってきてー
(つまみ、、、多分キッチンにあると思う、と自分も取りに行き、)

あ、ハイ。今更ですけど、いいんですか、こんなヅカヅカ入っちゃって
(キチンと整理された台所から、お酒とツマミを持ち、後から来た相手を見て)
ほろ酔い、何味ですかー？

お前のことは信頼してるから、全然大丈夫。
(滅多に人を家に入れねぇからわかんねぇけど、と警戒心ゼロの状態で言う)
なんだっけ、、白いサワー？あれ飲みたい。

…嬉しいやら、心配やら、ですね…。
(弱み握られまくりそう…とボソッと続け)
その点、俺は！弱み握った所で、悪いようにはしないんで…
(わざとらしく相手の背後に着いて耳元で呟き)
あ、白いヤツ。エロい……じゃなかった、美味しいですよね