翔 2024-07-11 01:01:15 |
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っ、うぅ…ありがとぉ翔くん…ありがとぉ…
(未だ鼻をすすりしゃくり上げながら、相手の声に耳を傾けていて。頭を撫でられるとありがとう、を繰り返して。信じてくれる、という相手に元気付けられ、涙で濡れてしまった眼帯を取り替える為に立ち上がり)
翔くんは謝らなくて良いんだよ…責任被ろうとせんで…まだ身体辛いだろうから、タクシー呼ぶな?ここから俺が診てもらった病院まで歩きでは行けないから…ちょっと待ってて
(声は弱々しくはあるが、目線はいつも通りに戻っていて。眼帯を取り替えるとスマホを操作し、タクシー会社に電話をかけ)
んーん、ええんやで?不安な事とか、辛い事、嫌な事全部聞いたるから、溜め込まんとってや?溜め込まて、紘くんが、しんどいままなの、俺も辛いからさ。(にこりと微笑み)
ごめんな…なんもかもやってもらって…ゲホッゲホッ…ほんま歯痒いわぁ…なんでこんな事になったんやろか…俺も、ちょっと着替えて来るわ…っゲホッゴホッ…ッいっ…(申し訳無さそうにしつつ、ふらつきながら立ち上がって。フラフラしつつ寝室へ向かい、時間を掛けながら着替え)
…うん、ちゃんと言うから、さ。翔くんもしんどくない程度に聞いてやって…はい、2名です。10時半から◯◯病院で診てもらう予約を…はい、大丈夫です。よろしくお願いします…いけたよー翔くん。20分後にはここの前に来てくれるって
(返事をすると微笑み返し。電話が繋がると要件を伝え、しっかりと手配をし。ふらふらとしつつも自力で準備しようとする相手を何かあれば助けられる様に、鬱陶しくないギリギリの位置で見守っていて。チラチラと様子を伺いつつ、自分は持ち物を見直そうとカバンを探って)
着替えて来るの待つ間、俺も持ち物準備しとくな~
んー…ありがとうぉ…ゲホッゲホッ…うぇ…胸いてぇ…咳のせいか、なぁ…終わった…(何度か手が止まり、胸を抑えつつも着替え終わり。またフラフラした足取りでソファーまで戻って)
ふぅ…ゲホッ…紘くん…今はお腹痛ない?今日、ついでに診てもらったら…?(座ってぼんやりしつつ、大丈夫か尋ね)
翔くん胸痛いの?大丈夫?めっちゃ咳してるもんね…
(胸を抑えている様子を見ていて、リビングに戻って来た時に声をかけ。自分は相手の横に座ると、胸をそっと撫ではじめ)
んー…今は腹痛いっていうより、ちょっと気持ち悪いな…ほら、ない?下してる時にさ、ぐぅぅん、ていう感覚…そういう内臓が下に下に引っ張られてる感じが消えないんだよね…
(相手の質問にはゆっくりとそう答え。口元抑えながらこてん、と相手の肩にもたれかかって)
ゲホッ…おん…咳のせいやと思う…ってぇ…ゲホッゲホッ…
(何度か深呼吸し落ち着かせようとするが、息を吸うと席が出て胸が痛みと悪循環で)
…ああ、分かるわぁ…気持ち悪いし、しんどいやろ?…よしよし…無理したらあかんよ…?(頭を撫でた後、そっと背中を撫で)
無理して喋ったら余計に酷くなるよ…ごめん、大丈夫だから…
(自分のせいでまたしんどい思いをさせてしまったと酷く咳する相手を見て謝罪し)
んー…出そうで出ない感じが、また、なぁ…そろそろタクシー来るね…翔くんは大丈夫?動ける?
(背中を撫でられながら何度か深呼吸をし、ぱっと時計を見るとタクシーが着く頃で。少し身体に力を入れて起こすと、相手の顔を覗き込み)
ゲホッ…っ、大丈夫…紘くんのせいちゃうから…な?(違うと首を振り、大丈夫だと微笑んで)
あぁ…吐いてしまえたら、楽なんにね…やっぱり、ついでに先生に診てもらったら?…ゲホッ…おん、へーき。(心配そうに顔を見つめ。1度深呼吸してゆっくり立ち上がり。どうにか踏ん張って)
…うん、そうするよ…先に一緒に行ってもいい?眼科行っちゃったら、多分時間かかると思うから…
(ゆっくりと立ち上がった相手の肩に手を回して支える様にして。玄関で靴を履いて、タクシーまで一緒に歩き。後部座席にそっと座らせると自分は反対のドアを開けて乗り込み。運転手に行き先を再度告げると、少し白い顔で相手の方を見てぽんぽん、と自分の膝を叩き)
…着くまで寝てて良いよ?辛いでしょ…
おん…一緒に行こ…俺も、その方が心強いわ…(座席に座り、深く息を吐いて。)
ありがとう…ごめん、ちょっと借りる、わ…(ヘラりと笑い、辛かった為頭を相手の膝に頭を乗せ)
…紘くんも、顔色悪いで…?気持ち悪い…?
んー…大丈夫…多分…
(相手が横になると、ゆっくりと肩を撫でながら口をむぐむぐとさせていて。ドアにもたれるとカバンの中で念の為に入れておいたビニール袋を握って、使わなくて済みます様に…と念じて)
俺も寝る…な…ぅ…
無理せんとってな…?(優しく頬を撫で目を閉じて眠り。何十分かタクシーを走らせて病院に着き)
…ぁ…はぃ…ありがとうございます…これで…紘くん着いたで…?降りれるか…?(運賃を払い、優しく声を掛け。)
ぅん…あ、お金払ってくれたの…ありがと…ん、降りれるよ…
(元々の体調の悪さと、タクシーの中の独特な匂いで車酔いを起こしてしまい。口元に手を当てたまま礼を言って)
…なァ翔くん、ひとりで待合室まで行ける…?…ちょっと、先にトイレ…行きたい…
(酔ってしまった事を相手に伝えようとしてごぽ、と一度喉が鳴り。幸い正面から院内に入るとすぐにトイレがある事を知っていたので、一緒に降りて受付の前まで来ると上記を言い、相手の返事を待たないままフラフラとトイレのある方向に歩き出し)
かけるくん…大丈夫、かな…
んーん、ええよぉタクシーくらい。…わかっ、た…大丈夫かな…ッゴホッゴホッ…ッいた…っヒュッ…っ、大丈夫、です…・っまて、るんで…っ
(心配そうに見送り、ゆっくりとした足取りで待合室に向かう途中、咳が止まらなくてその場で座り込み。看護師や医師の手を借りてどうにかたどり着いて待合のソファーでしんどそうに凭れながら待ち)
っうぅー…完全に弱ってんな、これェ…っ、ゴフゴホゲホッ…
(トイレの個室に辿り着くと、出ないのに出せと叫ぶ喉に翻弄されるがまま嘔吐き。喉はすっかり胃液で荒れており、呼吸するのも少し辛く。何とか個室から出て通りがかった看護師に念の為処理を頼み。待合室に向かっていると売店を見つけたので相手の分も、と思い経口補水液を2本買い。受付を済ませると問診票を2人分貰って、きょろきょろと待合室内を見回し相手の姿を探して)
…翔くん、どこ…
ッ…ゴホッ…はぁ…なんやねん、これ…まじで…ッ(診察室近くの待合の椅子にぐったりとした様子で凭れ。相手を見つけると手を挙げ)
…!紘くん…こっち…ゴホッゴホッ…っ
ーあ、いた…ごめんね、ひとりで待たせちゃって…ちょっと酔っちゃってさァ…
(相手の姿を見つけると小走りで寄って、隣に座り。申し訳なさそうに上記を言えば、先ほど買った経口補水液を差し出して)
…少しでも水分とった方が良いかな、って…無理なら俺持っておくから、後ででも良いよ?
(言いながら自分の問診票に色々と書き込みつつ、相手は自分で書ける状態だろうかと思えば問いかけ)
まだ文字気持ち悪いかな…問診票書ける?無理なら診察室入ってから、先生に直接話しても良いって言われたけど…
ゲホッ…んーん、大丈夫やで…紘くんこそ、大丈夫…?あ、めっちゃ嬉しい…ゲホッ…ちょうど喉渇いててん…うまぁ…(咳をしつつも受け取り、1口飲んで微笑み)
…書ける範囲だけ書くわ…っ、ぁー…字ぃ汚いけど、ええかなぁ…(ぼんやりする視界で書いてる為、字がガタガタで。苦笑し)
はぁ…明日は早出やから、早く薬貰いたいわ…
うん、大丈夫。元々胃、空っぽだしね…ん、飲めるなら良かった
(心配をかけさせまいとしているが、その口調には覇気はなく。微笑む相手を見て自分もつられて微笑み)
大丈夫だよ、ちゃんと読んでくれるから…っえ、明日早出なの?やっぱ連休は難しい、か…出来れば休んで欲しいけどなァ…
(苦笑する相手に前向きに返事すると、まさかの発言に少し驚き思わず自分の願望も口にして。書けた様子の問診票を受け取ると提出しまた戻って来てちびちびと水分を取りながら呼ばれるのを待っていて)
…あ、呼ばれたみたいだね。…立てる?
…空っぽの方が吐く時辛いやろ…?隠さんで…?(そっと頬を撫でて心配そうに伝え)
ほんまぁ?読んでくれるなら、ええか…おん…早出の残業確定しとる…やから、明日、先に寝とってな?ゲホッ…あ、飯もちゃんと食いなよ…?(頷き。へにゃりと苦笑して)
…っ、立てる…っと…先に診てもらい?俺は後でええから…(フラフラと立ち上がり、診察室の椅子を譲って)
んー…実は割と辛い…具合悪くて病院来てんのに、来たら余計に具合悪くならない?雰囲気とか匂いとか…
(隠さなくて良い、という相手に胸元をさすりながら上記を答え)
え~…そんなの心配で寝られないよ…待ってるから、ちゃんと帰って来てよ…?
(早出の残業、と聞いて耳を疑い身震いして。相手を引き止められる力が自分に無い事をもどかしく思うが、せめて家で待っていて沢山癒して休ませてあげようと思い)
…良いの?…あ、はい…終わるまでそこのベッド使っていいから寝ててって…はい、お願いします
(椅子を譲られると複雑な気持ちになったが、その気持ちを汲み取った医師からベッド使用の許可が降り、相手にそれをそっと伝えて)
ぁー…分かる。病院ってなんか分からへんけど、余計しんどなるよな…ゴホッゴホッ…(分かると同意し)
結構遅くなんで…?それでも待っててくれるん?ゲホッ…多分、日ぃ跨ぐよ?(待つと言われ、嬉しいが、だいぶ遅くなるのが分かっている為眉を下げて)
…おん…ちょっと、起きとるのも辛いし…ベッドで横になりたかったから…あ、すんません…ゲホッゲホッ…っ(良いと頷き。ベッドに横になって。目を閉じて気持ち悪さを落ち着かせ)
うん、寝とき…?俺は大丈夫、ちゃんと待ってるから…っえ、違いますよ…そっか、そう見えるのか…
(しんどそうに返す相手の頭を撫で、遅くなってもちゃんと待っていると安心させる様に告げ。横から口を挟んだ医者に「2人は従兄弟とかじゃないの?」と聞かれそう見えるのかと少しショックを受けながら返し)
…あ、はい…俺つい最近仕事辞めたんですけど、その職場に就いてから特に胃が痛くて、ずっと吐いたり下したりしてて…精神的なものもあるんだと思いますけど…なんか、辞めてから逆に酷くなった、というか…
(医者に問診票を見ながら更に詳しいことを聞かれて答え。その後触診等を終え、診断名は「ストレス性胃炎」だった。処方箋を受け取るとそれを折ってポケットに仕舞い、医者に礼を言い相手と交代する為に声をかけて)
…翔くん、翔くん、ありがとう。終わったよ
ん…ひろくん…?あぁ…ありがとう…ゴホッゴホッ…っお願いします…(フラフラしつつ体を起こし、椅子に座って)
…昨日、かな。仕事終わって、ゲホッ…帰ってきてから…体がめっちゃしんどくて…ゲホッゲホッ…っ初めは頭痛やったんですけど、段々と咳が酷くなって…ッゴホッ…咳する度に、胸が痛くて…ぁ、はい…ッ(ぼんやりしつつ問診を受け、レントゲンを撮る事になり。フラフラ立ち上がって)
レントゲン室…行って来るわ…ゲホッゴホッ…ッ紘くんは、先戻っとく…?ぁ、ありがとうございます…(フラフラしてる様子に看護師が車椅子を持って来て。それに座り自力で向かおうとし)
れ、レントゲン…?…あ、俺も行く…けど行ったら邪魔かな…あ、外で待ってて良いんですか?じゃあ翔くん…一緒に行ってもいい?車椅子押すのは看護師さんにお願いするな…よく見えなくて事故ったらシャレにならないから…
(相手の診察を聞きながら再度耳を疑い。戻ってる?と聞かれ咄嗟に自分も行くと答えるが邪魔なのではと目線を泳がせ。看護師に外で待てるのでと言われると少しだけ片目に輝きが宿り。相手が座った車椅子の横に立つと自力で行こうとする手を抑え、顔覗き込み苦笑いして言って)
…ほんまぁ?ふへ、嬉しい…ほんまは1人心細かってん…ゲホッ…紘くんが一緒に行ってくれるの嬉しいわ…(ふわりと微笑み、看護師にお願いしてレントゲン室まで行って撮影し。少しだけ待合室で待って)
…ただの風邪やと思っとるんやけどなぁ…あ、呼ばれた。紘くんも一緒にきてくれる…?(何か重い病気だったらと思うと怖くて顔が強ばり。無理に笑みを浮かべてお願いして)
うん、勿論。何ともないと、いいね…
(レントゲンまで撮った相手の診断結果が気になるのは言わずもがな、それが終わればいよいよ自分の目の番である為、少し緊張していて。心細い気持ちがお互いにあるのが解っているので、再び診察室に入ると椅子を横並びにし、相手の手を掴むと少しだけ寄りかかる様にして半身を相手にくっつけて)
こうした方が、気持ち重くならない、から…大丈夫、だよ翔くん…
!…うん。ありがとう、紘くん…はい…慢性閉塞性肺疾患…?あ、煙草…めっちゃ吸いますね…はい…ゲホッゲホッ…えぇ…あと、風邪…はい…ありがとうございました(煙草が原因の病気と風邪と言われ。禁煙と言われてしゅんとし。風邪薬といくつかの薬を処方されて診察終わって)
…ありがとう、紘くん。入院とか心臓とかの病気や無くて良かったわ。次、眼科行こっか。(処方箋を受取り、相手の方を見て言い)
っ、良かった。うん、良かった…
(医者の話を聞いていて、確かにタバコ吸うとそういうリスクがあるって聞いた様な…と思い起こしていて。重い病気では無くて勿論良かったし、とてもしんどそうにしていたのでほっとしたが、いかにも重症という感じで居たのがほんの少し恥ずかしくもあり。眼科に行こうと促されればいよいよか、とゆっくり立ち上がり小さな声で)
初めにもう一回状態見て、それから判断するって言われたからちょっとかかると思う…外で休む?話だけ、一緒に聞いてくれれば大丈夫だから…
…ゲホッ…なんか、こんな大事になんに、全然重ない病気やったとか…ごめんな?紘くん…(自業自得で全然重症じゃなかった事に恥ずかしさと申し訳なさを感じて謝り)
…や、ずっと傍おるよ。紘くんの今の状態も知っときたいし。(首を振り、傍に居ると微笑み)
いやいや、何が原因であれ、どんな症状であれ…病気な事に間違いは無いんだから、その正体が知れて良かったよ。しっかり治していこうね
(何も悪くないのに謝る相手に、少し否定する様に手を左右に振って答え、にこ、と笑い)
そう…?じゃ、一緒にいてもらおうかな…よろしくね?
(そばにいる、と言ってくれた事にまだ何も判っていないのに泣きそうになり。慌てて拭っていると名前を呼ばれたので一緒に眼科の診察室に入り)
…はい、前よりは傷は治って来ましたけど…やっぱり見えません…はい…よろしくお願いします……翔くん…
(医者の質問に答えながら、淡々と診察は進み。医者はさもこれから出す答えが決まっている様な態度で少し怖くなり、医者が診察室の奥に入った時に、相手の手をぎゅ、っと握って)
そやね。しっかり治して、もっと紘くんを支えられる様にするわ。…あんがとね、紘くん(ニコッと笑い、お礼を伝え)
…大丈夫、大丈夫やで。何言われても傍居るけん。怖いなぁ…辛いなぁ…こんな事しか言えんでごめんなぁ…ずっと傍居るけんな?(握っている手はそのままに、もう一方の手で頭を撫でて)
ん…ありがとう、心強いわ…
(撫でられている事を嬉しく思い、目を細め。相手がそばに居てくれるなら、と決心を固め。医者が戻ってくると座り直してじっと次の言葉を待ち)
…はい。このまま聞きます……
(その後医者の口から出た言葉でかろうじて聞き取れたのは、“摘出”と“義眼”という単語だった。やっぱり、という感情と信じたくない、という気持ちが交差し、ぐちゃぐちゃな気持ちで暫くその場から動く事が出来ず)
っ…先生、紘くんの目は…その、移植とかはアカンのですか?その…将来的に治る可能性とか…に、日本では無理やけど、海外やったらいけるとか…!ゲホッゲホッ…ッ(どうにかもう一度見えるようにならないのかと必死に頼んで)
…なんだってええんです。方法があるなら、教えてください…っ紘くんの目、また見えるようにしてやりたいんです…っ
翔くん、落ち着いて…あのな、前にここ来た時、その事も全部説明されたんだよ。移植のリスクも、その後の治療やケアの事も…その上で、先生は義眼が良いって勧めてくれて…でも、もう一度ちゃんと確かめて欲しい、って俺からお願いして、今ここにいるの。…だから、もう、いいんだよ…俺は、大丈夫。不完全でも、より、長く翔くんと一緒に居たい、から…
(自分より取り乱している相手を宥めるように冷静に話し。目は移植するよりも、摘出して義眼にする方がよっぽど維持も難しくないし、リスクも低い。その事を知った上でもう一度確かめたいと言ったのは自分の我儘で。呼吸を落ち着けつつ、ゆっくりと話をし)
でも…っ、なんで、紘くんが傷つかなあかんの…?紘くんが辛い思いせなアカンの…?おかしいやんか…っごめん…っ(自分に何も出来なくて悔しくて涙を流し。乱暴に目を擦って)
…紘くん…、義眼にする、の…?
…そこまで言ってくれるの、翔くんだけだよ…謝らないで?
(乱暴に涙を拭う手を優しく止め、自分の手で優しく拭い)
うん、義眼にしようと思う。…いい、かな…?
(そのままぎゅっと手を握り、相手の顔を見て。手術期間や義眼が出来るまでの時間は然程長くないが、その間更に相手に世話をかけさせる事になってしまうので確認も含めて問い)
ん…紘くんが、決めた事なら…っちゃんと、支えるからっ…そゆせ、お願いします…っ(こくんと頷き、医師の方を向いて頭を下げ)
手術までに、せんといけん事とか、ありますか…?(涙を拭い、何が必要か真剣に尋ね)
ん…ありがとう。俺もちゃんと出来る事はするから、…傍に居てな?
(自分のする事を認めてくれた事に礼を言い。その後の医者の話では、入院は明後日からになるのでその為の準備とお金の用意をする事を伝えられ、義眼制作の依頼はこちらでしておく、との事だったのでこの日の話は終わりで。礼を言うと診察室を後にし)
…俺が弱いから、翔くんに余計な世話も心配もかけさせて…ほんと、ごめんな…
(待合室の椅子に座ると、これからの事を考えてまた少し心細くなり。相手にそっと身体を寄せると謝罪し)
おん。ずっと居る。…俺が紘くんのお世話したいねん…っ大切やから、心配させてや…?(そっと頬に触れて気にしないでと微笑み)
…ほら、薬貰って帰ろぉや。入院まで俺もどうにか休み取るし…今日は一緒に寝よ…?あ、邪魔やったら言ってな?(頭を撫でつついい。)
うん…ありがとう…大切に思ってくれて
(そっとほほに触れて言葉をかけてくれる相手にまた礼を言い。つられて少し口角を上げると相手の顔を見て)
ん、帰る…休み取ってもらうのは…申し訳ないなぁ…んー…一緒には寝たいよ?でも、薬効かなかったらまた夜中起きる事になるから…翔くんしんどいのにゆっくり寝られない…
(本心を隠す様に、相手のことは勿論心配なので頭を撫でられながらも少し難しい顔をして)
ふふ、いーえ。そもそも、大切やなかったら、自分家に人入れへんし。…紘くんは特別なんやで?(そっと頬を撫で、ニコッと微笑み)
ゲホッ…まぁ、俺が休みたいだけやけどな。多分休めんけど…(苦笑し)
それでもえーよ。むしろ起こしてよ。紘くんが辛い時は支えたいし…会計してくるわ。先に薬局行っとく?(頭を撫でていると名前を呼ばれ、ふらつきながらも立って、会計へ向かい)
…ふふ、特別、かぁ…嬉しい…
(ほほを撫でられるとふわ、と微笑み。撫でてくれている手にそっと自分の手を添え)
っ、そうだね。俺を理由にして、休んじゃいなよ…ほんとに?…頼って良いの?…うん、ありがとう…いや、待ってるよ。終わったら一緒に行こ
(苦笑する相手にこちらも苦笑混じりに返し。起こしても良い、という相手に不安げに聞き返して。離れたくなかった為、会計に行く、という相手をそのまま座って待つ事にし)
ゲホッ…あ、ありがとうございます…っと、終わったよ、紘くん。薬局行こか。…さっきの話やけどさ、頼ってよ。紘くんに頼られたいよ。(会計し、戻って。手を差し出して。話を戻して頼って欲しいと伝え)
…うん、ありがと…薬局行こうか…
(会計を済ませ戻って来た相手に礼を言い、差し出された手を握って立ち上がり)
…頼って、良いんだよな。…うん、ちゃんと助けて貰うよ
(また少し顔色が悪くなりつつ、自分に言い聞かせる様に口にして。薬局で薬を貰うと時計を確認して、あまり気が乗らない様子でこの後の事を相手に確認して)
…帰りのタクシーもうそろそろ来ると思うんだけど、向こう着いてから何か買って帰る?…薬飲むなら食べてからじゃないと…ね
…吐きそ?大丈夫?(顔色の悪さに気付き、背中を撫で)
ゲホッ…あー…そう、やね…食べなかあかんかぁ…ゴホッ…紘くんはなにか食べたいもんある?あ、タクシー…乗れる?(食べたい物を聞いているとタクシーが来て乗れるか尋ね)
んー…むり、かも…きもちわるい…
(大丈夫?と声をかけられれば疑惑は確定に変わり。背中を摩られ、ゆっくりとその場にしゃがみ込み)
…なんも食べたくない…っあ、タクシー…来ちゃった…
(そのまま顔を伏せていると車の音が聞こえ、立ち上がろうとするも足に力が入らず)
マジか…えっと…一旦、病院戻って吐いてくる?(優しく背中を撫で続け)
おけ。あ、すんません…ツレがちょっと気持ち悪いみたいなんで…少し待って貰えますか?(無理に立つのを止め、落ち着くまで背中をな撫でつつ、運転手に声を掛けて)
んー…取り敢えず帰って、休みたいかな…出るものも無いし…
(吐き気が少し治まると上記を言い、相手に少し体重をかけながら時間をかけて立ち上がり)
大丈夫…帰ろう…
(タクシーを待たせている罪悪感もあるのか、足は動かないが気持ちは前に進もうとして躓き)
っ、…ごめん…
よっ、と…俺は大丈夫やけど…とりあえず、座らせるな?(慌てて支え、ドアを開けて貰って座らせ。反対側に乗って)
…俺の膝使ってええよ?少しの間だけでも体横にしとき?(頭を撫で)
ぅん…ありがと…
(座らせてもらうと礼を言い、ふぅー、と大きく息をついて)
ん…横になったら少し、マシかな…っふ、行きと逆だね…
(相手に甘えて横になると、また幾分か吐き気は落ち着き。行きと逆のシチュエーションに少し笑ってしまい)
ん…ありがと…
(頭を撫でられると促されるまま目を閉じ、じっとしていて。運転手は自分らの状況を察してかとても優しい運転をしてくれているが、横になっているので振動が直に伝わって来て、引いていた吐き気の波がぶり返してきて)
…っ、かけるく、…やば、い…
(涙目になり、ぐっと耐えていて)
!えっ、えっと…!?も、もう少し我慢できるか!?もう着くから…!(タクシーの中で吐かすのもタクシー会社に迷惑だと思い、背中を撫でる事しか出来ず。自宅前に着き、運転手に袋とドアを開けて貰って、降ろし。横抱きしつつ陰まで運んで)
い、一旦陰に運ぶな?…おけ、吐けそう?
っ、…ん…
(相手の言葉に頷くと、口と目を固く閉じて家に着くまで耐え)
…ん、っ、ゲホゲホッオエ…ッオエ…っ、はぁ、はぁ…
(もう我慢しなくていいと理解すると、苦しそうにむせ、嘔吐し。病院で飲んだ経口補水液を全て吐き出し、力尽きた様に相手にもたれ掛かり)
っ、ごめ、もう…だいじょぶ…
ぅん…あ、でもちょっと待って…
(大丈夫、と言ったもののまだ胸が詰まっている様な感覚があり、動き出すのが少し怖く相手の腕を掴み)
もう少し…じっとしてたい…
んん…っ、お腹痛い、気持ち悪いよ…ぉ…
(自分の吐いている姿を直接見られたのはこれで2回目で。1度目の時はそんな事すら考えなかったが、相手に甘えてもいいと言われた今は違う、と精一杯自分の不調を訴える様にして)
っ…そやなぁ…っ辛いよなぁ…っごめんな?少しだけ我慢出来る?気持ち悪いし、痛いかもしれへんけど、俺、部屋まで運ぶわ。…おんぶ、より横抱きの方がええか?(ずっと背中を撫で、自分事の様に辛そうにし。このまま外に居るよりも、早く部屋に戻った方が休まると思って尋ね)
…うん…我慢、する…おんぶは、いや…
(背中を撫でられ呼吸を落ち着けつつ、答え。横抱きの方が良い事を伝えると、くっ、と口を閉じるようにして)
…ちょっとしか、我慢出来ない、かも…
ん、りょーかい。ちょっと距離あるし、エレベーターやから、無理になったら言ってな?…んしょっと…(そっと頭を撫でた後、荷物類を持って部屋に向かい)
…ほんま、エレベーターあって良かったわ…
はぁ、っ、ふー、ふー、っ…んぐ、っ…
(相手が行ってしまうと口に手を当て、じっと吐き気の波が去るのを待つ様にして。時々喉元まで胃液が上がって来るが、何とか耐える様にして)
はやく…戻って来て…
んー…なんか…出すまで至らない、というか…ずーっと気持ち悪いんだけどさ…吐けない、んだよね…
(体力が削られているのか、胃が動いているものの吐き出すまでの気力は無く、ぐったりとしていて)
1番辛いやつやね…早う部屋戻った方がええかな…(少し悩みつつ、横抱きにし。)
っと…ちょっと揺れるけど、我慢してな?なるべく揺らさん様に運ぶから…ッ、ゲホッ…(なるべく揺らさず、急ぎ足で戻り)
んー…辛い…また運んで、くれるの…?…ごめんね、お願いします…
(胸辺りをさすりながら、答え。横抱きにされると力無く続けて)
…この体制、ラクだ…少しマシになって来たよ…
(相手と密着しているのが安心するのか、また少し吐き気が引いていき。身体を預けつつ上記を言い)
ふふ、えーよ。気にせんで?(優しく微笑み、エレベーターに乗り。部屋の階数まで行き)
あ、ほんま?なら良かったわぁ…っと、着いた。ドア開けるけん、揺れるな?…降ろすよ?(ドアをどうにか開け、壁に凭れ掛けつつ床に座らせ。靴をぬがし)
ん…ありがと…なーんか…子どもみたい、だな俺…
(降ろされ靴を脱がされていると、しんどいとは言え気恥ずかしさもあり上記を呟いて)
…やっぱもう少し吐く、かも…このままトイレ、連れてってくれる…?
(座っているとさっきまでの胸に詰まる感覚が明確な嘔吐感に変わり、口に手を当てたまま頼み)
そーかぁ?体調悪いんやし、仕方ないやろ?(頭を撫で)
!りょーかい、今運ぶな?(そっと抱き上げ、トイレへ行き)
俺、飲み物持ってくるな?
んぅ…ごめん…っ…っぐ、ゲホゲホッ!…ッゴホ、ッオエ…
(運ばれ、トイレに着くとフタを開けるがそもそも胃に何も無いので吐けず。何度か嘔吐き、無理矢理吐き出そうと腹部に力を入れようとするが胃痛もあるので思った様に力が入らず。苦しさからまた涙ぐみ)
…っ、もう、むり…
…吐けない…っ、まだ、むかむかする…
(背中を撫でられると苦しい、と伝えて胸を摩り。経口補水液を受け取ると口をつけ少しずつ飲み)
っ、~っぉえ、~っゲホごぽ…っ!
(そのまま飲み進めていると急に込み上げる感覚があり、たった今飲んだものを吐き出してしまい。まだ水っぽい音が腹からしていて、十分には吐けていない様子で)
!っ、もういや…
っ…しんどいよなぁ…辛いよなぁ…っなぁ、俺が無理やり吐かしても大丈夫?指、喉に入れても大丈夫、か…?1回全部吐いた方がええと思うねんけど…(背中を撫でつつ尋ね。本当は今すぐにでも突っ込んで無理矢理吐かしたいが、嫌がる事はしたくなくて)
…でももう、出せない、よ…?なんも無い、もん…
(相手が提案した事を拒否こそしないが、胃の中には本当に何も無いので全て吐き切る事は難しいのでは、と真っ青な顔のまま上記を言い)
…翔くん、した事ある、の…?
(催吐方法を提案した事について問い)
….確かに、何も食べてへんもんなぁ…辞めといた方がええか…胃液しか出んかったら、喉痛めるし…出された薬飲むか?(少し考え、やめとこうと頷き)
え?…あぁ、何度か有るよ。それこそストレス発散感覚でやったり…あと、後輩が 吐きたいのに吐けない時とか…(自分でも何度もやった事あり、頷いて)
ん…薬飲む…疲れたから少し寝たい…
(空腹時の薬はあまり良くないが、医者から処方されたのはこういった事態を考慮した上での効果が比較的弱いが胃腸への影響も少ないもので。代わりに眠くなり易いと言われたが今の状況なら丁度良いと考えて)
…あ、そうなんだ…慣れてるんだね…
(相手が話す内容に一瞬驚くも、そういう事もあるかとすぐに受け入れ。この場で寝てしまっては流石にダメだと思い、移動する為立ち上がろうとし)
おん。今の職場で働きだしてから、紘くんが来るまでは殆ど毎日やけどね。(肩を竦め)
っと…ベッドまで運ぶから待って。その後に薬と水持っていくわ(支え、ゆっくり抱き上げてベッドへ運び)
え…それは相当辛かったんじゃない…?大変、て言ってたもんなぁ…
(相手の話を聞いて、本気で心配する様に顔を覗き込み。一方では自分が来るまで、という事はその抑止力になれているのだろうか、と少し嬉しくなってしまった自分もいて戸惑い)
うん…頼むわ、ごめんなぁ…
(ベッドまで運ばれると身体を少し丸め、楽な姿勢をとり)
まぁ…でも、ストレス発散だったからね。体はしんどかってんけど、心は楽になってたわ…よし、ちょい待っててな?(アタマを撫で、薬と水を取りに行き)
…おまたせ。体起こせるか?(水と薬を近くのサイドテーブルに置き)
んー…そうなんだ…大変だったねェ…
(辛くとも自分で発散方法を見出した彼だから今ここに居るのかも知れない、と思うと深くは聞き込めず。代わりに頭を撫でた手にそっと触れて)
んっ…むり、今起きたらさっきの残りが出そう…
(起き上がろうと身体に力を入れると、不意に波が来て思わず飲み下し。荒い呼吸を繰り返すと、より身体を曲げ、吐気が落ち着くまで待ち)
了解。…落ち着いたら、薬飲むんやで?俺、ちょっと仕事してくるけん。傍に居れんくてごめんな?(そっと頭を撫で、先程スマホに届いた業務命令をしてくると伝え)
何かあったらすぐ声掛けて?ドア開けとくから。ゆっくり休んでな?
ん…あり、がと…しごと、頑張って…
(頭を撫でられながら、もう暫くは薬は飲めないだろうな、と考えていて)
うん…ごめん、さっき持ってた袋、ここに置いてってくれる…?ベッド汚したくない、から…
(部屋を出て行ってしまいそうになる相手を少し引き止め、お願いをして)
あー…待っとって。ゴミ箱持ってくるわ。ただの袋やと持ちにくいやろ?ちょい待っといて。(ゴミ箱に袋を2重にして持ってきて)
…これなら、吐きやすい?(近くに置き)
ぅん…ありがとう…っ、
(テキパキと準備する様子を見ていて、やはり慣れているなと感じて。置いてくれたゴミ箱を見ていると吐気が増す気がしたので場所だけ把握してなるべく見ない様にして)
使わないで済むと、いいな…
せやね。でも、無理に我慢するのはちゃうで?吐きたくなったら吐いてしまった方がええからね。(そっと頭を撫で離れ)
…じゃ、仕事てくるな?(ドアを開けたまま部屋を出て、眼鏡をかけて仕事を始め)
うん……ありがとう
(自分もなるべくなら無理はしたく無いが、これ以上吐いている姿や声を聞かれたく無いという気持ちもあり、何とか吐かずに済むように耐え)
ふぅー、ふぅー…ッ、おぇ…っ!
(結局波に抗えず先程の残りの経口補水液をゴミ箱に吐き出し。幾分かすっきりしたので何とか薬を水で飲み込み、ベッドに倒れ。その内に薬が効き始め眠気が来た為、ゆっくりと目を閉じて寝息を立て始め)
…ふぅ…流石にしんどいなぁ…でも、やらなあかんから…(本調子では無いためしんどいが、体に鞭打って仕事を続け)
…様子見てこな…あぁ…交換しとくか…(休憩ガテラ様子を見に行き、吐瀉物を確認して新しい袋と交換し、また静かに仕事に戻り)
ん…
(浅めの眠りの中、段々と薬が切れてきて少しイヤな感じがして何度か寝返りを打ち)
かける、くん…?
(まだ寝ぼけている頭で相手の姿を探し、薄ら明かりがついている隣の部屋を見やり、名前を呼び)
…ごめん、仕事、してるのに…薬、切れてきた…
(少しずつ覚醒し、同時に気分の悪さは増していき。どうやら今日はどう頑張ってもしんどい日らしいなと考えていて)
…背中、さすってくれる…?
(相手は仕事をしているのに時間を取らせるのは申し訳ないが、少しでも楽になりたいという気持ちからお願いしてみて)
ほんま?それは辛いな…ちょい待ってな?(自分事の様に顔を顰め、データ保存した後、すぐ部屋に行って背中を摩り)
…しんどいなぁ…吐いてええからな?
んっ…ごめんね…仕事の邪魔、したく無い、んだけど…
(背中を摩られ、口元を抑えながら吐き気に耐えており。苦しいので吐きたいが胃液を吐くと苦いのは知っているので、身体が拒否してしまっていて。時々びくっ、と背中が波打つも吐くまでは至らず)
んー…きもちわるいよぉ…
ええよ、今は紘くんが1番やからねぇ…ゴホッ…よしよし…しんどいなぁ…(優しく微笑み、背中を撫で続け)
んー…続けて薬飲む訳にもいかへんし…無理に吐かした方がええやろか…
んー…水飲んだら、吐け、るかな……っ、うぅ
(胃に何も無く吐けないので、水を飲もうと手を伸ばすが同時に胃痛も強くなり腹を押さえて身体を丸め)
いっ…たた…ぁ……っう!~っ…
(胃痛に耐えているとこの日1番の吐き気が来て、口を抑えたまま咄嗟にベッドを避け身を乗り出すと少量手の中に嘔吐し)
!紘くんっ…こっちに吐こか。少しごめんな?(そっと体を起こして、ベッドフレームに凭れさせて口の近くにゴミ箱を持って行き)
…ちょい待っといてな?今拭くもん持ってくるわ(足の上にゴミ箱を置いた後すぐ濡れタオルとアルコール消毒を持ってきて丁寧に拭き、消毒してやって)
…っごめ、んっ…ゲホゲホッオェ…っ、
(ゴミ箱に口を当てられると激しくえずき。荒く、大きく呼吸をしていて)
…っ、ぐ、ぅ!…っ、ごめ…っ、…か、ヒュッ…
(手を拭いて貰っている間も吐き気は止まらず、呼吸は段々と不規則なものになり、息を吸いづらそうに胸を抑えて)
紘くん…?えっと…どないしたらええんや…?無理やり吐かした方が…!でも、なんも食ってへんから…!えっと…っ(どうしたら良いか分からず、取り背中を撫で)
ッ、カヒュ…ッ…はー、っは、カヒュ…ッ…
(相手の名前を呼びたいが、上手く声にならず。手探りで相手の手を掴むと、強く握って)
…いい、っ、ここ、いて…っ、ゲホゲホッ…ヒュー、ヒュー…
(必死に告げると目を瞑り、何とか呼吸を落ち着かせようと試みて)
ッ…ヒュー、ゴホゴホッ、オェッ…はぁ、はぁ…
(無理に吐き出そうとするも、それ程の体力はもう残っておらず。苦しいのから逃れたい一心で、相手を見て)
…かける、くん…ッヒュ…みず、取って…
(水分で誘発しようと考え、水を取ってくれる様頼み)
いい…ありがと…
(相手から水を受け取り、ゆっくりとキャップを開けて飲み始め。4口程飲んだ所で止め、キャップを閉めると自分の横に置き)
欲しい、もの……てつだって…くれる?
(欲しいものはと聞かれると、少し考えてから相手を見て言って。自分で吐き出す体力は残っていないので、これ以上醜態は晒したく無いが先ずは楽になりたいと吐くのを手伝ってくれる様頼み)
…ぅん…あのね…吐けない、から…てつだって…
(また苦しくなりそうで小さな声で話しつつ、1回では伝わらず尚且つ今更ながら自分は相手に何をお願いしているのだろうと恥ずかしくなり相手の顔を見れず顔を両手で覆い)
気持ち悪いの、無くしたい…
(荒く呼吸を繰り返し、暴れている自身の胃に眉を顰め)
っ、ぅん…俺も、それしか、知らない…
(荒く呼吸を繰り返しながら、どうにか髪だけは汚さない様にとひとつにまとめ、もう片方の手は胸辺りをさすっていて)
ごめんね…よろしく…
んぁ…ぐ、…ごぅ…
(する、と入ってくる指の感覚に顔を顰めえづいて)
ご、ぅ…っ~!
(ぐっ、と喉の奥を刺激された感覚があり身体に力が入り)
っオェエッ!~ゲホゲホッ、はーッ、はーッ…
(指を抜かれるとゴミ箱を抱えて堰を切ったように吐き出し、1度で出切った様で幾分かすっきりした顔になっていて息を整えながら相手を見て)
…ごめんね、ありがと…
ん…ありがと…
(水を受け取ると口をすすぎ、その水もゴミ箱に吐き出して。しんどいのと、相手の優しさが嬉しいのとで目から涙が溢れ)
うぅ…っ、うぇ…え…
!?え、ちょ、紘くん…?し、しんどい?えっと…ちょっと待ってて!(しんどくて泣いてるんだと思い、慌てて濡れタオルを取りに行き。口や手を拭いて)
とりあえず、横になろか。泣くほどしんどいんやろ…?な?(そっと頭を撫でて)
っ、ちが…いや、それもあるけど…っ、うれし、くて…
(頭を撫でられるとごしごしと目元を拭いながら言って。自分ひとりじゃ無い、という事の安心感で更に泣けてきて少し過呼吸気味になり、胸元抑え)
っ、ふぅ、っは、はっ、う、くるし…
ぅえ!?と、とりあえず落ち着こか?な?…大丈夫やで?もう1人ちゃうよ?ほら、ゆっくり息してみよか?な?(苦しそうな様子に慌てつつも優しく背中を撫で落ち着かせ)
っふ、うぇ…うっ、ごぇん…っは、はぁ…っ…
(涙で顔はくしゃくしゃになり、撫でられているペースに合わせて息を吸ってみようとするが上手くいかず)
っは、っ、はぁ…はぁ、っかけるくん、っ
(相手の存在を確かめる様に手探りで手を握ろうとし)
…っふー…ふー…うん…ありがと、落ち着いたよ…
(ずっと背中を撫で続けてくれていた事、手を握ってくれた事に礼を言い、にこ、と笑い)
…俺な、翔くんちに来てから前よりもしんどくなったって今日、お医者さんに伝えたんだよ…そしたらさ、貴方はその人の事をとても信頼してるから、身体がその人に甘えて良いってちゃんと解ってる証拠だから大丈夫、ってめちゃくちゃ優しく言われて…勿論俺は、翔くんの事、大好きだけど…本当にそうなのかな?…俺、ダメじゃ、無い?
(まだ少し痛む腹を摩りながらも、すっかり落ち着いた呼吸と共に、自分が診て貰った時に医者に聞いた事を話して。これまで学生時代、仕事をしてからを通して体調を崩す度に舐めているだの、たるんでいるだのと叱られていたので医者の言葉がにわかに信じ難く、確認する様に問い掛けて)
っ、俺、重い、かな…ごめんね、翔くん…一緒にいるの嫌になっちゃった…?
(やっぱり話さない方が良かったのだろうか、と少し後悔の念もありつつ不安げに相手に問い。片方の手はぎゅ、っと布団の端を握りしめ震えていて)
紘、くん…ごめん、ごめんな…?もっとしっかり話して、楽にしてやりたいのに、なかなか話せなくて…重くない、重くないんよ。俺も、紘くんがこーやって甘えてくれるの嬉しいんよ…支えてやりたいのに、上手く出来んくてごめんな…?(自分の不甲斐なさと支えきれない悔しさで涙が溢れ。布団を握る手をそっと包み)
ちゃんと支えるから…
か、翔くんっ、俺泣かせるつもりとか無くて、ごめん俺も、しんどいからって、自分の事ばっかりで…俺も翔くんがちゃんと返事くれるのが嬉しいから…っ、ね?大丈夫だから、泣かないで…
(相手が涙を溢すとぎょっとして自分の服の袖で涙を拭い。布団を握っていた手を包んでくれた事に安心して、頬が緩み)
…俺、ダメじゃ無いんだよな?翔くんと一緒にいて、良いんだよな?
っふふ、俺、翔くんと会えて幸せ者だなぁ…大好きだよ、かける、くん…
(いつの間にか腹痛も治っており、にこ、と笑った顔のままゆっくりと相手の方にもたれ掛かると、耳元で囁き、そのまま眠りに落ちて)
紘くん…おん、ずっと居ってや…不甲斐なくて、少しも支えられてないけど…俺、紘くん居らんと生きていけんよ…好き、大好き…おやすみ…(体を受け止めて抱き締め、寝てる相手に呟き。そっと寝かせて。)
…もっと、傍に居れるように、しなきゃ…
(電気を消して出て、リビングで必死に仕事を再開し)
んー…
(抱きしめて、寝かせられた事に気付き一瞬笑顔になるが、相手が離れてしまった事に少し不安になり苦悶の声を漏らし。暫く眠っていたが、ふと目が覚めてゆっくりと起き上がると明かりが付いている向こうの部屋を見つめて)
…傍に居たい…
(毛布を持って部屋を出て、相手の元に向かい。今度は驚かさない様にパソコン越しに正面から声をかけて)
翔くん、…ここに居ても良い?邪魔はしないから…
!紘くん…?起きて大丈夫なん?無理したらあかんよ…?居るのはええけど…しんどなったら言ってな…?(声に気付き、顔を上げ。頬に手を伸ばし)
…隣、座る?
…うん、俺が翔くんと一緒に居たいから…
(起きて大丈夫か、と心配されると上記を伝え。隣に座るかと問われればふわ、と笑って)
うん、座る…
(相手の近くに椅子を寄せて来て、座ると背もたれに身体を預けて)
ほんまに辛くなったら、遠慮せんとベッド行ってな?…ゲホッ…
(咳を零しつつ、心配し。1度頭を撫でた後、PCに向かい)
…ふぅ…もっと、分かりやすくせな…(集中し、ブツブツと呟きつつ必死に仕事して)
うん、大丈夫…なんか今は座ってた方が楽…
(毛布を羽織り、椅子の上でゆるく膝を抱えて座り。目を閉じて静かにしていて)
翔くんも無理しちゃダメだよ…?頑張り過ぎも良くない…
(咳をした相手を心配する様に見つめ、小さな声で上記を言って)
ゲホッ…ん、心配してくれてありがとう。俺は平気やからさ。(声が聞こえ、優しく微笑み。そっと頭を撫でた後、また真剣に仕事して)
…ゲホッゲホッ…ッぁ゛ー…ちゃう、こうやなくて…っ(上手くまとめられず、かおをしかめ)
咳してるのに…平気じゃ無いよそれ…
(優しく微笑まれ頭を撫でられると少しだけ眉間に皺を寄せて)
難しいことしてるんだね…あ、ごめん余計なお世話かも知れないんだけどさ、…ここのフォーマット、右に揃えて文字の大きさ少し小さくした方が読みやすいかも……どう、かな?
(少し身体を起こしてパソコンを覗き込むと、遠慮がちに続け)
…ご、ごめん…翔くん頑張ってるから、少しでも、と思って…わ、忘れていいから…
(少し出しゃばってしまったかなと前言を撤回する様に首を横に振り)
…俺、家からお茶のパック持ってきたんだけど、翔くんも温かいお茶、飲む?緑茶とほうじ茶があるんだけど…
(別な話題を問い掛け、椅子から立ち上がろうとし)
いや…その通りやなって…流石紘くんやね。(言われた通りにすぐ直し)ほんなら、ここも…(真剣に資料を作り上げて)
…1つ終わった…マジ助かったわ…あ、お茶?俺が淹れるで?紘くんは休んどき?ほうじ茶貰ってもええ?久々に飲んでみたいなって…(立ち上がる相手を止め、立ち上がって聞き)
…あぁ、ほんと?それなら良かった…
(少し腹をさすりながら、助かった、と言われると笑い)
…え、淹れてくれるの?じゃあほうじ茶のパックを2つ…よろしく…カバンの中に箱が入ってるから…
(正直なところ動けそうでは無かったので相手が淹れてくれるという事にほっとし、素直にお願いして)
ん。ちょい待っとき?すぐ淹れてくるからな?(頭を撫でた後、お茶を淹れに行き)
…っ…ふー…あっぶね…よし、おまたせ、紘くん。(淹れてる途中で目眩がしてふらつくが立ち直り、なんでもない顔をして戻ってきて)
あんま美味ないかもしれん…そんときはごめんな?
ん、おかえり…
(お茶を淹れて戻ってきた相手に少し固い笑みを向けて迎え)
大丈夫だよ、翔くんが淹れたんなら、きっと美味しい。…俺の勘違いかな…具合悪い?大丈夫?
(言葉を区切りながら発し、相手の顔を見ると顔色が優れない気がしたので頬に手を当てると聞いてみて)
っ、ごめん…ちょっと目眩が…画面見すぎたんかなぁ?(机に手を付き、俯いて目をぎゅっと閉じて耐え)
っふー…もう大丈夫…ごめんな?心配かけて。てか、紘くんの方がしんどいちゃう?大丈夫…?(ゆっくり座り、心配そうに尋ね)
め、目眩…頑張り過ぎたんだよ…あ、俺?俺は大丈夫。ちょっと腹痛いんだけど、翔くんが淹れてくれたの飲んだら、きっと治るから
(相手がゆっくり座ったのを見届け、頭を撫でて。自分の事を心配されると、わざと少し笑って答え)
ん…そうかもなぁ…でも、まだまだ仕事あるけん、頑張らな…(撫でられ、気持ちよさそうに目を閉じ)
ほんま?無理せんとってな?気持ち悪なったりしたらすぐ言ってな?
…そうなの…しっかり休憩も取ってね?
(撫でられて目を細めているのが可愛く思えて、暫く撫でていて)
んー…大丈夫だよ…
(椅子に座り直し相手が淹れてくれたお茶を飲み始め)
んー…お腹温めたら痛み引くと思ったんだけど…なんか違ったみたい…ぅえ…ちょっとトイレ行ってくる…
(暫く相手の仕事ぶりを眺めながらお茶を飲んでいたが、一向に腹痛は治らずそれは次第に吐き気に変わっていき、コップをテーブルに置くと口元を抑えながらトイレへと向かい)
おん…ほんまに大丈夫かな…ごめんな…代わってやれたらなぁ…(心配そうに見送り、仕事に取り掛かろうとした時、会社から電話が来て)
…はい、え?今からっすか…?でも…さすがに電車無いんで…はい…はい…ゲホッ…はい、失礼します…はぁ…しにそ…(上司から電話で仕事を増やされ。痛む肺を抑えつつ、机に伏せ)
んー…やっぱり出ないな…しっかりしろよ俺の中身…もう嫌だって…
(トイレに入ったものの、えづいても吐けはせず指を入れるのは怖くて出来ず。とろい、や鈍臭い、と上司に罵られていた事を思い出して涙が滲み。暫く篭ったがどうしようも出来ないので仕方なくトイレから出ると、机に伏せている相手を見つけて駆け寄り)
…かける、くん?大丈夫?
…ぁ…おん、へーきへーき。ちょっと眠なってただけやからさ。紘くんこそ大丈夫か?(痛みを我慢し、笑みを作って話し。)…本調子やないし、ベッドに寝とき?(心配そうにいって)
…ずっ、…いやだ…一緒にいる…っ…ぉれ、もっと強くなるから…っ一緒に、いさせて…ぅ、っ、捨てないで、ください…っ
(弱っている相手を見て、それを守ってやれない自分の弱さを顧みて、涙が次々に溢れてきて。そんな訳は無いのに相手に拒絶されている様に感じて怖くなり、このままではまた独りになってしまうという恐怖で子どもの様に泣きじゃくり)
!?え!?ちょ、どした?捨てたりせーへんよ!?(急な事で驚き、慌てて抱き締めて落ち着かせようとし)
どしたんよー…そんな泣かんとってやぁ…離れへんよー?
…うぅ…ごめん…そんな訳無いのに…わかってるのに…うぅっ…
(抱き締められ鼻をすすりつつ、うわ言をいって。止まらない涙は流したままにし、暫く泣き続け)
翔くんも休んでよ…見てるの辛い…俺の方こそ、仕事変わってやりたいよ…
よしよし…不安にさせてごめんなぁ?絶対離れへんよー?(背中を撫でて落ち着かせ)
…そやねぇ~休みたいんやけど、今休んだら他の人に迷惑かかってしまうからね。…ほんま、休みたいわぁ…(困ったように微笑み。ちらっと時計を見て仕事しないとと思い)
…紘くん、1人で寝れる?あれやったら、そっちで仕事るけど…
ん…解ってるよ…ありがと…ん…一緒にいたいけど、仕事も頑張って欲しいから…っ、んー…傍で仕事、して…?
(呼吸を落ち着けながら、相手の言葉を聞いて、少し考えて。相手の事を考えるとちゃんとした環境で仕事をして欲しいが、寂しさは誤魔化せず、上記を提案して)
ん…解った…なるべく早く来てね…
(ひと通り泣いたせいで気持ちはすっきりしたが、まだ腹痛は消えずもしかしたら吐いてしまうかも知れないという懸念はあるものの、相手が傍で仕事をしてくれるというので少し安堵し、弱々しく笑って答えるとベッドへ向かい)
…とりあえず、薬飲んで…あと、ゴミ袋とか水…書類にパソコン…ゲホッゲホッ…肺いてぇ…(薬を飲み、痛みに耐えながらも準備し。寝室へ向かい)
…おまたせ。大丈夫?
…ん、待ってたよぉ…多分…大丈夫じゃない…間に合わないかも知れないから、袋、枕の傍に置いてもらって良い?
(寝室に来た相手に若干の笑みを返すも身体はしんどいので上記を伝え、横になったまま唾を飲み込む様にしていて)
っふー…ふー…ほんとに、ただの胃炎なのかなぁ…っは、診て貰った、のにさぁ、こんなけ具合悪いと疑っちゃう、なぁ…
(じわじわと自分を苦しめる吐き気と腹痛に耐えながら上記を述べ。苦笑すると少し愚痴とも取れる様な発言をして。話している間もコポ、と何度か胃の中のものが上がってきている感覚があるも、吐きたく無くてそれを飲み下していて。不安げな表情のまま続け)
…こんなんで、手術もちゃんと受けられる、のかな…
確かに…今度別の病院行ってみる?あの先生を疑っとる訳やないけど、このまま辛そうな紘くんを見るのは辛いわ…あかんよ、我慢したらあかん。…吐ける?(集中して仕事してた顔を上げ、心配そうに見つめ。そっと頭を撫でた後、近くにゴミ箱を持っていき)
んー、そうだね…っいや、もう、吐きたくな…っ~はぁ、はぁっ
(相手の言葉に同意し、頭を撫でられると少し表情が緩み。しかしゴミ箱を当てがわれると気が抜けたのかゴボ、という鈍い音と共に胃液を吐いて。もう吐く事には慣れてしまった自分がいるが、それよりも辛いのは重なる嘔吐による胃の痙攣で、荒い呼吸を繰り返しながら腹を摩っていて)
吐きたくないのは分かるけど、我慢しとく方がしんどいで?ほら、水飲める?(頭を撫でて介抱し)
…吐き気止め出とるなら飲んだ方がええかな…薬取ってくるわ
…だって吐いたら余計臭いとか、口の中ぐちゃぐちゃして気持ち悪くなんだもん…出来るなら…吐きたくないよ…
(吐けば確かに胃の中はすっきりするが、その他ーー特有の据えた臭いや胃液が口の中に溜まる感覚は自分には耐え難く、苦悶の表情で上記を述べ。薬を取ってくる、と言われるとその姿を目で追って見送り、呟いて)
…飲める、かなぁ…
…ただいま。薬取ってきたけど…飲めそう?あと、口ん中気持ち悪いと思うから、この中にうがいして吐き出し?(薬と小さなバケツ、水を持ってきて言い)
ん、まだちょっと気持ち悪い…薬飲んで落ち着けば良いんだけど…
(相手から水とバケツを受け取ると水を口に含んですすぎ、吐き出し。続けて口を付けるとひと口飲み込むも、けぷ、とそのままバケツに吐いてしまい、涙目になり)
…どうしよう、飲めない…
うーん…どないしょうか…飲んだ方が楽になるやろうけど、無理に飲ませても…(ベッドに腰掛け悩み)
紘くんはどうしたい?無理してどうにか飲むか、もう飲まずに気持ち悪なったら吐くのを繰り返すか…(そっと髪をとくように頭を撫で)
うー…っ、ぅえ…今は何もしたくないなぁ…すっきりするまで、ちょっとこのまま様子見てて良い?
(口の中の唾液が増えていく感覚とぞわ、と背中が波打つのを感じていて、確かに薬を飲めば楽になるし副作用の眠気で寝てしまえるならそうしたいと思うが、また飲めずに吐いてしまっては勿体ないので暫くこのまま様子を見たいと伝え)
ん。ほなそーしよか。…すまんけど、仕事するから、カタカタうるさいかったらごめんな?しんどなったらすぐ言って?できることはなんでもするからさ。(頭を撫でた後ベッドから降り、近くの椅子に座って仕事を始め)
うん…ありがとう、っ仕事頑張って…
(胃の不快感によって言葉を詰まらせながら相手に礼を言って。相手が仕事を始めると、暫しそのタイプ音に集中し不調を紛らわそうとしていて)
…うー…っ~ゲホゲェッォエ…ッ、ハァ、ハァ…ッ…
(その内じわじわと吐き気が増していくのを感じ始め、そろそろまずい、とゴミ箱を寄せようと少し身体を起こした瞬間胃の中が逆流しベッドの上に吐いてしまい)
…ごめん、っぅえ…やらかした…
っはぁ、はぁ…っゲホ、ッ片付け、ないと…
(ゆっくりと身体を起こし、咳き込みながらベッドから降りようとして)
ごめん…ほんと…何やってんだろ…ごめん…
(自分の情けなさに涙が溢れてきて、苦しく呼吸をしながらも謝罪の言葉を繰り返して)
!大丈夫?待ってな、今片付けるから…!えっと…服汚れてへん?お風呂入ってくる…?その間、俺片付けるし。(慌てて止め、心配そうにし。タオルで軽く周りを拭き)
…そんな謝らんてええんよ。こーやって体調悪いのは今が安心出来てる証拠やろ?やから謝らんとって?な?(頭を撫で)
ん…ほんとごめ…っ!、まだ吐きそ…っォエゲポッ、ハァ、ハァ…
(謝らないでと言われた矢先また謝罪し、せり上がるのを止められずゴミ箱に嘔吐し)
ぅん…解ってる、けど…っ、こんな、っ、情けなくて…っ、
(ぐすぐすと泣きながら頭を撫でられていて)
大丈夫、大丈夫やで?謝らんてええよー?吐けるうちに吐いとこうな?大丈夫やからな?(優しく声を掛けて背中を撫で)
情けなくなんかないで?紘くんはなんも悪ない。やから、気にせんとって?(落ち着けるまで傍におり)
んん…ありがとぉ…っう、ォエゲホッ…
(背中を撫でられると礼を言い、込み上げるまま吐き)
っず…ぐす…ぅう…もうだいじょぶ…ありがと…
(相手の優しい声に段々と落ち着いてきて、ティッシュで目と口元を拭いながら上記を言い)
…ふ、風呂入って着替えてくる、ね…
(服に少量跳ね、髪に臭いも付いてしまった為、上記を言ってフラフラと部屋を出て行き。リビングに置いてあったカバンを探っている途中で、しゃがんだまま貧血で動けなくなり)
うぅ…どうしよ…っはぁ…
…っ、翔く、っ…たすけて…
(遠のきかけた意識の中で名前を呼び、尚も身体に力が入らず立ち上がる事が出来ず)
っ、ふー、っ、く、っー…
(しんどさから溢れてくる涙を堪えつつ吐き気にも耐える様に口元を抑えていて)
!ごめん、紘くん!気付くの遅なって…!どうした?気持ち悪いんか?ちょ、袋…!ここに吐き?(慌てて部屋から出て来て、支え。口元に袋を添えて)
っ、ぅ、え…吐けな、ぃ…
(相手が気付いてくれた事に安堵し当てがわれた袋に向かって口を開くも、だらだらと唾液が出るだけで)
もぅいやや…翔、くんも…俺なんか、いない方が…っ
(吐けない苦しさで咳き込みながら自分を攻め)
!!そんな事言わんとって…な?不安にさせてごめんな…?色々と手離せんことばっかりやって、紘くんの事ちゃんと支えられんくて…ごめん、ごめんなさい…っ(顔を歪め、泣きそうになりつつも抱きしめ。謝り続け)
っ、ごめんね、ぅ、ゃば…コポッ…
(抱きしめられまた謝らせてしまったと反省した矢先吐き気が襲い、相手とは少し離れられたが袋には間に合わず吐しゃ物は床に跳ね)
ど、どうしよ…か、かかって無い?ごめ、っ、ぉえごほ、っ!
(上記を見て唖然としているとまた気持ち悪くなり、先程の苦しみが嘘の様に吐き気に誘発され嘔吐が止まらなくなり)
っ、今はいぃ…っ、ぉえ…
(オロオロしている相手に返事をすると、出てくるままに吐き続け。治った時に少し虚な目で相手を見て)
っ、ねぇ、お願いきいて、くれるっ…?
ん…と…髪…洗って欲しい…
(タオルで口元を拭かれ、ゆっくりと息を吐いて、他の人には触らせたく無いが、相手なら、とお願いしてみて)
…っ、ごめんね、こんな事…でも俺、翔くんに頭撫でられると安心するんだぁ…
(自分は何を、と一瞬恥ずかしくなるも、相手に触れられる事が嬉しくて安心するのでやっぱりして欲しいと相手の顔を見つめ)
…か、翔くんじゃなきゃ、頼まないよ…(再度相手の目を見て、弱々しく微笑み)
もう多分吐かない、から…片付け終わったら、一緒に入ろ…(自分に片付ける体力が残っていないのを申し訳なく思いながらも告げ)
…うん、わかった…ありがと…(許可を貰ってほっとするとフラフラと立ち上がり、開けたままだったカバンから着替えを取り出すと牛歩の歩みで風呂場まで向かい、脱衣場で力無く座り込むとそろそろと服を脱ぎ始め)
これ…ひとりで入ってたら絶対倒れてたな…
…とりあえず、片付け、して…(手早く片付けを行い)
着替えとか持って行っといた方がええよな…濡れるやろうし…風呂はいると眠なるからなぁ…(一応自分の着替えを準備しつつも仕事が残ってることを思い出し、苦笑し)
…おまたせ。気持ち悪くない?
うん…今は大丈夫…
(壁に保たれてゆっくりと呼吸をし吐き気を落ち着けながら、上記を言って。する、と髪を解くとヘアゴムは腕に付けて、時間をかけて立ち上がり)
…ごめんね、仕事あんのに…よろしく、お願いします…
んーん、大丈夫やから、気にせんとって?(優しく微笑み。裾や袖を捲り、細い手足を出し。風呂場の扉を開け。)
あー…なんか座れるもん持ってきたら良かったな…立ちっぱはしんどいやろ?なんか、座れるもん…リビングの椅子持ってくるわ。少しだけ、立って待てる?
んー…確かにその方が有難いわ…上だけしか脱いで無いから、濡れるの最小限で済むし…解った、待ってる…(提案には同意すると立ったまま浴室の壁に背中を預け、しんどそうに顔を手で覆い)
急いで取ってくるわ。(リビングへ椅子を取りに行き)
…っと…ごめん、おまたせ。持ってきたから、これに座り?(持ってきた椅子を風呂場に置いて)
…うん、ありがと…(顔を手で覆ったまま隙間から椅子の位置を確認するとそっと腰を下ろして相手に背中を向け、洗い易い様に背もたれに髪をかける様にして)
…寒ない?タオルしかないんやけど…これ、掛けとき?(バスタオルをかけて、お湯の調節をし)
なら、洗い始めるな?熱かったりせん?(優しくシャワーを頭に掛け)
…うんっ…大丈夫…翔くんも、濡れない様に、ね…(もう吐かない、と言ってしまった手前まだ気分が悪いのを言い出せず、髪を洗われながら上がってくる胃液に耐えていて)
うぅ、ごめ…っ、ォエゲホゲホッ!ぉえ、…っ!
(袋を広げられるとギリギリの位置で吐き出し。重なる嘔吐で喉が切れ、吐いたものに少量血が混ざり)
ぅう…っ、おぇ…ゃばい…
っ、はぁ、はぁ…っ、ぅえ…っおぇ、っ…
(荒い呼吸を繰り返しながら、胃の中の気持ち悪いものを無くそうと何度も嘔吐き)
…っ、ケホケホッ、やっぱりもう一回、病院、行ってこようかな…
(尚も口の中でじわじわと増える唾液にぞっとする感覚がし、このままではまずいと思い、上記を言い)
ぇ、ぁ…紘くん…っ(突然のことで驚き、体がかたまり。ハッとして背中を撫で)
お、おん…っ、絶対行った方がええよッなんら、今から行く…?
っ、ケホケホ、っケポッ…はぁっ、…うん、… 翔くんは、仕事あるから家にいて…俺だけで、行ってくるよ…
(吐いて少しすっきりし、呼吸整えながら力無く言って)
…着替え、るから…持ち物、準備、頼んでもいい…?
(滲んでいた涙と口をタオルで拭いて、椅子の背もたれに身体を預けながら濡れた髪を絞り始め)
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