初心者 2024-07-06 22:26:34 |
通報 |
それは違いますよ、カズハさん。レンも貴方の曲をあなたと共に作り歌えたことはとても幸せだと思います♪ 独自の世界観があるからこそ人見知りが出るのは仕方ないですし、音楽のせい、あなたの個性のせい、レンの媒体のせい、そんなことは何ひとつとしてなくて。……誰のせいでもないと俺は思うんです。あれもあの子の個性ですから。
(自問自答をする彼を見ては目を細め、人見知りで閉じこもり気味なレンを思えばそんな彼だからこそ一緒に歌いたい様で「カズハさんならこういう時、手を差し出されるのは苦手ですか?」と小首を傾け)
リン「リンとレンは永遠に14歳で、永遠に思春期だからなぁ…。レンは男の子だから特にそれが出ちゃうのかも…。」
レイ「それが可愛いんやけどねぇ^^」
……差し出されるのが嫌いという訳では無いさ。ただ、差し出した結果迷惑だとつっぱねられたり悪化したっていう事があまりにも多くてさ。……運がねぇというかなんというか。
(KAITOの問いにカズハは相変わらず突っ伏したままで回答する。そう、彼がレンの元に行くのを躊躇っている理由は過去の空回りなのだ……)
あ、いやレン……レンはともかくなんよ。レンと出会う前の人間とのかかわり合いでそれだったから……
(リンに対して説明を明らかに失敗した事にリンの言葉で気付いてはそのように説明をし直す。レン相手だとまだそんな風にはなって居らず、今回が初めての経験。それだからこそ怖いのである。)
……思春期より下なら気にすることもなかったんだがなぁ……一番多感な時期だから怖いんだよ……
(カズハ、未だ動けず……思春期同士で手を振り払われた経験があるためなんとも言えないのである……)
……いや、俺が行くわ。そうも言ってられん。
(カズハ、ようやく決心。……決心した理由としては、またリンが行って喧嘩する可能性があるからで、喧嘩したらそれこそ逆効果にもなり得るためだ。)
……分かった。
(そう言ってレンの部屋の前へ。)
……レン!入っていいか……?
(軽く三回ノックしてカズハはレンにそのように聞く。)
……やっぱり難しいよな、アレ。
(カズハも溜息をつきながらレンの近くへ座る。難しいと思っているのはレンだけではなく、カズハものようで……)
……なぁ、レン。音海さんのあのリンの曲を聴いてどう思った?
(カズハはレンにそんな質問をする。長調のあの明るい曲を聴いてどんな感想を思ったか。この返答によって解法は変わると思ったようだ。)
レン「…、…ふつーに作曲自体も、リンの感情の入れようもすごいと思った…、…暖かいあの世界観も初めて知ったし…。…俺も、歌ってみたいって…思った…けど…この声が曲に合ってるのかも分かんねぇし、人を安心させるとか、恋愛、だとかわかんない…。」←伏せ目がちにぽつりぽつりと言葉を出す
……正直それは俺もなんだよな……この歳になって恋愛はゼロ、なんなら虐められてたから安心とかにゃ無縁だったからさ……
(カズハの目からも色が消える。結論から言えば、『これこそが本来の彼』だ。あの目の色のある彼はレイやKAITO、MEIKO、リンが居るからという理由の演技である。安心なんて言葉からは程遠い、ただ言葉と概念だけ知っているような状態。レイが『理屈はわかっているけど感情が籠っていない』と評したまさにそのままなのだ。)
トピック検索 |