初心者 2024-07-06 22:26:34 |
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レイ「うんうんっ!それに活かせるかも!よ!レンくんっ」
レン「…ん…、…」
レイ「よし!じゃあ今日から練習よろしくねっ!カイトもっ^^」
まず技術磨かなきゃな儂(わし)は。
(老人みたいな言い草で目が死んだままそのように言うカズハ。調声技術も作曲技術もまだまだなのである。)
レイ「じゃあはい!これ楽譜!データの方が良かったらデータで送るけど…」←カイトとレンに紙の楽譜を渡す
レン「いーよ、2度手間だろ、」←受け取りながら
……取り敢えず……こんなもんかぁ?
(軽く調声を終えたカズハはAIでサンプルを作ってはそんな事を呟く。最初レイの曲を聴いていて何となくではあるが自分の調声に改善点があることがわかったため調声はちょくちょくしていたのだ。)
レン「…んー…あー……あー…?」←声を出しながら調整していくものの、柔らかい声の出し方が分からず頭を悩ませる
レイ「ゆっくりでいいよ、私よりレンくんの扱いはカズハさんが慣れてるだろーし、ゆったり練習して、数日後に収録しよ^^」
……似ているパターンを考えるのが早いかもしれんなこれ。
(レンに今まで歌わせていた曲の中で近いものを考えた方が良いかもしれない、とカズハは思考を変えてみるようだ。)
……音海さん、要はこれが……こうなった方がいいってことよね?
(カズハはパソコンで調声のコツを聞こうとしている。……もっとも、レンの感情が乗らないとしんどそうではあるが。)
レイ「レイいっすよー(苦笑)そですね!そっちの方が雰囲気でると思います!」
レン「!…っ、…」(俺だけ、ついていけてない…)←焦りが顔に出る
……!……ちょっと休憩取りましょ、2時間経ってる。
(カズハはレンの顔を見てどう見ても焦っているということに気がついてはクールダウンするためにそのように言った。時間に関してはパソコンに常に書いてあるため壁にかかっている時計は一切見ていなかった。)
レイ「あ、そっすね…時間経つの早いなぁー…」
レン「お、…れっ…休んでくる…っ、」タタッ…ガチャ!←逃げるように広間からでていく
……いかんな……思い詰めてる……
(さも自分のことかのようにカズハは頭を抱えてレンの事を言う。いや、カズハも思い詰めていることには変わりない。だからこそレンのことを言っているようには見えないような『迷彩』の言葉だ。)
……今行くと逆効果になるかもしれん。1回休もう。全員『クールダウン』だ。
(カズハは普段通りにそのように言ったのだが……『クールダウン』はレンへのマスター命令の一つになる。発狂の解除に使う『get,sanity』と似たようなもので、発狂してはいないものの歌によって気持ちが高揚している時に使うマスター命令だ。……無意識に口をついて出てしまったのだ……)
ただいま……ってえっ、レン?!…、何かあったんですか?(なんとなくの調声を終えて広間へ戻ってきては入れ違いにレンとすれ違っては目を丸め。2人のマスターと1人のボーカロイドを交互に見ては心配そうに)
……まあ要は今KAITOにも練習してもらってるあの曲だよ。ああいう曲を歌わせる事があんまりにもなかったものだからどう感情を入れればいいのか思い悩んだ……って感じかな……
(カズハは項垂れながら……というか机の近くに座っていたためペショリと机に突っ伏しながらそう言った。)
なるほど……。まあ僕たちボーカロイドは持ち手に似通ってますからね…、それにレンは僕やリン、MEIKOと違って人と話すのが苦手そうだから益々分かりづらいんじゃないかなぁ。
(何となく理解しては頷き過去の自分に重ねつつ語れば未だ心配そうにドアの先を見つめ。突っ伏した様子を見ては笑ってお疲れ様とお茶を出した)
……問題なのは、あいつの人見知りが激化して人を受け付けなくなるって事なんだよな……はぁ……最初からあんな感じの曲作らなきゃ良かったのかァ……?
(思い悩んでいるのはカズハも同じ。相変わらず突っ伏したままで自分自身の作曲の意義を自問自答し始める。)
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