初心者 2024-07-06 22:26:34 |
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喧嘩するほどなんとやら、だねぇ。
(そういう彼も調声が上手くいった事に安堵しており微笑ましいと言った顔でリンとレンを見ているが、内心それなりに喜んでいる。)
励ましたりしたぐらい。あとはレンの心がああさせてるだけ。別に改造とかはしてないさ。
(カズハはパソコンで調声を少し微調整(そもそも音程やテンポが若干ズレていたところを治している)しながらそのようにレイに小声で答える。)
レイ「ほぉ…。まあ、ボカロがソフトだけじゃなく心含め人型のボディで売られてから、心を込めるって事が出来るようになりましたもんねぇ。本人の感情が豊かになればなるほど歌い方のレパートリーが増えるのって良いですよね」←微笑みながらカズハに返答する
リン「でもれぇーん!もっとさ!きゅんきゅんっ!って感じが足りないよーっ!」←レンに抱きつきながら
レン「しらねーよ何だよそれ!離れろー!」
……ただ問題はあるんよね。……
(そういうと、近くのメモ帳にサラサラとまたメモをしていく。『恋愛の心をどう伝えるか』カズハはそのように書いてはうなだれた。)
レイ「んー、レンきゅんは恋したこと無いかぁ…」←腕を組みレンを見る
レン「っ、恋って…俺らロボットだし…」
リン「リンはね、知ってるよ!漫画でいっぱい学んだからねっ!」←レンから離れふんっと自慢げに胸を張る
ついでに言うとマスターも完全に天涯孤独でございます故知らないのでございます。
(また机にペショリと突っ伏してカズハはそのように、嫌に丁寧な言葉遣いでそのように言った。完全に陰の世界に生きる者、彼女が出来ないのは当然とは言わないまでもよくある話である。)
レイ「え、えーっ…と、わ、私もフリーなんで!!!大丈夫ですよこれからこれから!!!!」←汗だっくだくでなんとかカズハのフォローに入る
リン「良いよね~リンも本当の恋してみたぁい♪」
レン「…マスターに恋人…」←ぼそりと呟きカズハを見る
はははっ!!というかまぁ一生作る気がそもそも無いけどね、こればっかりは。
(レンが呟いて自分の方を見たのをカズハも確認すれば高笑いして即座に否定する。カズハにはそもそも結婚願望がない。レンが居るから恋人なんて要らないのである。……もっとも、レンがそれに気が付いているのかはカズハも分からないが……)
レン「…、ふ、ふーん…」(なんか、ほっとした…?)←唇を尖らせながら目をそらす
レイ「えー!勿体ない顔良しでまだ若いのにー」←カズハに
……そもそも曲作ってる時間と彼女とか作る時間天秤にかけたら圧倒的に曲作ってる時間の方に傾いて物理的に両方落ちるレベルだから。んな事考えるだけ無駄なのよ。
(カズハは口を尖らせてそっぽをむくレンを見てクスッと笑ってそのように言う。マジで考えていないようだ。)
レイ「でも、色んな経験積んだら色んな曲を…」
レン「だー!もういいの!無理にするもんじゃねぇーんだろ!!」←レイの言葉を遮るように大声を出す
ま、考え方は人それぞれってことだ。
(なお、実際はと言うと別の理由が存在する。誰か人の心を読むことが出来そうな人、ボカロが居ればそれを見抜けるかもしれないが……)
レイ「す、スミマセン…(苦笑)」←レンとカズハに謝る
レン「ったく、…もっと練習するから、それでいいだろ…」←ぷくっと頬を膨らませながら
まぁ……俺らが多分もう二度とやらないだろうからな、このジャンル。サイコで明るくは有り得るかもしれないから参考にはなるけど。
(カズハも苦笑してはそのように言って。今回の経験を元に完全に明るい曲を作る気は毛頭ないようである。)
レイ「うわ、貴重ー!じゃあもっといい感じに完成させたい♪もっとレンくんが気持ち乗れるように音作りしよっと♪」←ぽちぽちとPCをつつきながら
レン「ぅー…」←苦手なものを見るようにレイのPCに目線を飛ばす
……
(カズハは心の中で頑張れ、とレンにエールを送る。……声に出さなかった理由は流石にみんながいる前だと小っ恥ずかしいからである。)
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