西の高校生探偵＆怪盗〆

え、うわ…ヤバい、急に恥ずかしくなって来たんだけど。（自分だから、と言われると色々と意識してしまい、赤くなった顔を見られたくなくて柵ギリギリまで向かうと景色を見ながら）そっか、じゃあ今度スイーツバイキング付き合ってよ。女の子ばっかの所に1人で行く勇気無かったからさ…へぇ、じゃあいつかたこ焼きも作り方教えてもらいたいな。

逃げることないやんけ、照れた快斗もみたいねんけど、見せてくれへんの？(柵に向かった相手を追うように、近寄りながら。)スイーツバイキングか、ええで。めちゃくちゃ食えかもやけどな。教えたる、一緒に作ろうや。

…ッ、恥ずいから、あんま見るな。（言われると益々赤くなってしまい、腕で顔を覆うようにして隠し）マジで？やった！白馬も名探偵もイヤだって言うからさぁ…サンキュ、平次。（凄く嬉しそうな顔になり、柵に腰掛けるとフワッと笑って）

なんでやねん、今の快斗めちゃかわええのに。(柵に腰を掛けた隣に行けば、口元ニヤつかせながら、見つめ)恋人の頼みやらな、断るわけないやん。工藤は甘いもん、苦手らしいからな。おん、のかわり今度行きつけのお好み焼きやに付き合てな。(次は、己の好きなものに付き合うように頼み)

可愛くねーし、俺は格好いいんですー。（あっかんべー、をして見せると楽しげに笑って、ふと考えるようにして)…そっか、これからは平次以外と2人で出かけたりしない方がいいのか。学校の連中何人かで遊びに行ったりすんのはアリ？（ふと気付いたように呟くと、ジッと相手見やり）

かっこええのは、わかんで。せやけど、笑った顔とかかわええねん。(頬に手を伸ばしては、頬に触れて。)快斗は信じとるし、それはかまへんで？学校の連中の付き合いも大事やしな、そこはお互い信頼関係にあるやろ？せやから、許し合おうや、な？(じっと見つめ返しては、思った気持ちを素直に告げ)

もう…本当に真っ直ぐなヤツだな、平次は。（頬に触れた指先から熱情を感じ取ると、手元を赤らめながらも真っ直ぐに見つめ返して、はにかんだような笑みを浮かべて）ありがとな、平次。俺も信じるよ、平次のこと。（ん、と頷くと頬にある手に、己の手を重ね合わせていき）

あかん、可愛いすぎやちゅーねん。快斗のかわええさ、叫びたなるわ。(　照れた姿の相手を愛おしく見つめながら、口元ニヤつかせて)おん、これぐらいであかん言うてたら、快斗に悪いやん。おおきに。(ニッと笑いながら、礼を呟き)

やめろよ、もう…さっきから可愛いって言い過ぎだから。（外だっつの、とブツブツ言いながら握っていた手を離して）あー…このまま時間が止まったら良いのにな…(呟きを落としながら、夜空を仰ぎ見て、輝く月に目をやるとボンヤリと見つめて）

すまんすまん、快斗見たら、どうしても言うてまうねん。(　クスッっと、笑えば頭撫でながら、謝り)それ、俺も思ってたわ。マジックで、止められたらええのに。(夜景の中に、映る相手を見ながら、ポツリ)

恥ずかしいから…あんま言うなっつの。（頭を撫でられると子ども扱いされているように感じて少し剥れて、ブツブツとぼやくように告げて、ヒョイ、と軽やかに柵に飛び乗ると夜景に背を向けて相手を見やり、口元に人差し指を立てるようにし）他の探偵に私を捉えるような真似、させないで下さいよ？西の名探偵さん。

わかったって、口には出さんように気ぃつけるわー、頭撫でられる嫌いなんか？(撫でていた、手を止めては相手を見据えて、頭に手だけ置いたまま尋ね）これは、俺らの秘密な関係なんやろ？絶対バラすことないわ。安心せ、キッドさんよ。(胸を張り、頷きながら)

嫌なワケじゃないけど…何か、子ども扱いされてる気がするからさ。（複雑そうに呟いて、少し黙ったまま相手を真っ直ぐに見つめて）もし、現場で鉢合わせになって…他の探偵や警部殿がいる状況でも、同じ事が言えますか？（分かりやすく顔に出そうだな、と思いながら寂しそうに笑って）

今までありがとうございました、お元気で。