契約者は双子の弟(〆)

アイツに紹介したかったのに…(幼馴染に相手を紹介したかったと残念に思い、「アイツは幼馴染で、彼氏持ちだから、オレなんか眼中にねぇよ」と言い)

そうなの？ならよかった…（相手の言葉に少し目を輝かせ、安心したような表情を見せてから相手に抱きついて）

…こっち来て(相手の顔を見ては、手を引きつつ、路地に行き、相手を壁ドンしては、「ごめん、我慢できねぇ」と言い、相手に無理やりキスをして、舌を絡めさせ)

ん！？ん…んん（路地に入り、壁ドンをされたかと思うとキスをされ、初めてのキスに戸惑い、やり方が分からず力が抜けて）

ん…(暫くは相手の口内を堪能していたが、満足すれば漸く口を離し、「悪い、怜夏、大丈夫か？」と声を掛けて)

ん…よく、わかんない…（口が離れて声をかけられるが頭がふわふわとしてしまい「なんで恋人がするきす…？」と相手に尋ねて）

…さぁ、なんでだろうな(相手の質問に、あえて答えずにいては、翼を出しては、相手を姫抱きして、相手の家へ向かって)

なんでって僕が聞いてるんだけど！（姫抱きされて家に着くと、はぐらかされたことに少しむっとしたのか降ろされてもじっと相手を眺め「悪魔だからキスが食事とか言う理由？」と尋ねて）

…悪魔だから、欲望に忠実に動いただけだよ(相手の唇を指でなぞりつつ言い、「身勝手な悪魔になっちゃったからさ」と言い)

欲望…？（唇がなぞられると、初めての感覚にゾワっとしてしまいながら、欲望に忠実なのだと言われてもそれがなぜ自分とキスをしたくなったのか分からず「僕としたかったの？キスを」と聞いて）

そうかもしれないし、そうじゃないかもね(楽しそうに笑いながら、曖昧に言い、「ほら、そんなの気にしなくていいから、明日に備えないと！」と言い、相手の肩に手を置いては、そのまま押して)

う、わ…っと（肩に手を置かれて、相手より痩せているからかただ力がないのかベッドにそのまま倒れ込んでしまい、押し倒された形になったため顔を赤くし「怜央にぃ、はぐらかしてばっか」とそのまま呟いて）

…また寝れんの嬉しいな(相手の隣に寝転んでは、にししと笑いながら、別の話題にすり替え、相手の手を握り、「こうして手握って寝てたよな。怜夏が不安だからって」と言い)

…だって夜は真っ暗だから（またすり替えた、と思いながらも相手の手を握り返して向かい合うように横になり、じっと相手を見つめ「手繋いでたら一緒ってわかるから」と言って目を瞑って）

おやすみ、怜夏(相手の言葉に、そう言っては、嬉しそうにしつつ、相手の手を握ったまま眠りについて)

…僕も悪魔ならなぁ（自分が悪魔だったら、自分の欲望に従って相手に思いを素直に言えただろうかと考えてしまい、軽くキスをすると相手と共に眠りについて）

んん…(翌朝、少し早い時間に目を覚ますと、相手を起こさないようにベッドを出ると、相手の為にとフレンチトーストを作るものの、料理は苦手らしく、ほとんど丸焦げに近い状態になっていて)

んん…はよ（なんだか焦げた匂いがして起きるとキッチンを覗き、何か作っているであろう相手に少し笑いながら自分が作るよと声をかけて）

…おはよ(出来なかったことに不満そうにしていて、作ると言っていたため、「怜夏は料理出来んの？」と尋ねて)

うん、1人だし（頷きながら相手と場所を変わってもらい、簡単にサンドイッチでいいかなと思い作りながら「怜央にぃは料理は練習だね」と言って）